JP4867292B2 - 張力センサ及び電動パーキングブレーキ - Google Patents

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Description

本発明は、張力センサ及びこれを用いた電動パーキングブレーキに関する。
従来、特許文献1記載の張力センサが知られている。この張力センサは、コイルバネを保持するハウジングと、張力を受けることによりコイルバネを変形しつつハウジングに対して相対移動をする可動プレートとを備えている。そして、可動プレートには磁石が固定され、ハウジングにはホールICが固定されている。この張力センサでは、ハウジングと可動プレートとの相対変位に応じてホールIC近辺の磁界が変化し、これによりホールICからの出力電圧が変化する。そのため、この張力センサによれば、ホールICからの出力電圧により、可動プレートが受ける張力を検出することができる。
また、電動モータと、電動モータの回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構と、変換機構による直線駆動力をパーキングブレーキに伝達するケーブルとを備えた電動パーキングブレーキにおいて、ケーブルに働く張力を検出するために、この張力センサを採用することができる。
特開2000−214002公報
しかし、上記従来の張力センサでは、可動プレートの張力方向以外への動きに対して制約が十分でないため、ハウジングに対する可動プレートの向きが必ずしも一定でない。そのため、この張力センサでは、同じ大きさの張力であってもハウジングと可動プレートとの相対変位にバラツキが生じ得るため、検出精度が十分ではない。
また、電動パーキングブレーキは、パーキングブレーキの解除時には、張力センサの出力が所定値以下になるまでケーブルがリリースされて解除状態とされ、パーキングブレーキの制動時には、張力センサの出力が所定値以上になるまでケーブルが引張られて制動状態とされる。この際、パーキングブレーキの解除時及び制動時においてパーキングブレーキが確実に解除状態、制動状態にされるようにするため、張力センサの検出精度のバラツキを考慮して各々の所定値を決定しなければならない。そのため、この張力センサをパーキングブレーキに用いたのでは、実際に解除状態になっているにもかかわらず、張力センサの出力が所定値より未だ大きい場合が起こることがあり、この場合にはケーブルが過剰にリリースされてしまう。また、実際に制動状態になっているにもかかわらず、張力センサの出力が所定値より未だ小さい場合が起こることがあり、この場合にはケーブルが過剰に引張られてしまう。したがって、この張力センサをパーキングブレーキに用いたのでは、パーキングブレーキを制動状態又は解除状態とする際の応答性が悪くなってしまう。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、検出精度の高い張力センサ及び制動状態又は解除状態にする際の応答性のよい電動パーキングブレーキを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る張力センサの特徴は、弾性体を保持する第1部材と、張力の働く方向に延在し、該張力を受けることにより前記弾性体を変形させつつ前記第1部材に対して相対移動をする第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との相対変位量を検出する変位検出手段とを備えた張力センサであって、
前記第2部材に固定された第3部材と、前記第2部材又は前記第3部材に前記第2部材の軸方向に移動可能に設けられた第4部材と、該第4部材を前記第1部材に向かって付勢する付勢手段とを備え、前記変位検出手段は、前記第3部材と前記第4部材との間の相対変位量を検出することで張力を検出することである。
請求項2に係る張力センサの特徴は、請求項1において、前記第1部材の先端面及び前記第1部材の先端面に当接する前記第4部材の後端面の一方には半球面が突設され、前記第1部材の前記先端面及び前記第4部材の前記後端面の他方には前記半球面と係合する凹面が回動可能に形成されていることである。
請求項3に係る張力センサの特徴は、請求項1又は2において、前記変位検出手段は磁石とホールICとを有し、前記第3部材には前記磁石が設けられ、前記第4部材には前記ホールICが設けられていることである。
請求項4に係る電動パーキングブレーキの特徴は、電動モータと、該電動モータの回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構と、該変換機構による前記直線駆動力をパーキングブレーキに伝達するケーブルと、を備えた電動パーキングブレーキにおいて、
前記ケーブルには、請求項1乃至3記載の張力センサが設けられていることである。
請求項1に係る張力センサにおいては、第3部材と第4部材とが同軸上に設けられているため、第3部材及び第4部材の張力方向以外への動きが制約されている。そして、第3部材と第4部材との間の相対変位を検出することで張力を検出する変位検出手段が設けられている。ここで、第3部材は第2部材に固定され、第4部材は付勢手段により第1部材に付勢されているため、第3部材と第4部材との相対変位量を第1部材と第2部材との相対変位量と考えることができる。したがって、請求項1に係る張力センサによれば、高い検出精度を得ることができる。
請求項2に係る張力センサにおいては、第1部材の先端面及び第1部材の先端面に当接する第4部材の後端面の一方には半球面が突設され、第1部材の先端面及び第4部材の後端面の他方にはこの半球面と嵌合する凹面が回動可能に形成されているため、第1部材と第4部材との間に生じる力を吸収することができ、第1部材と第2部材との軸方向への相対移動が円滑になる。
請求項3に係る張力センサにおいては、磁石とホールICとにより変位を検出するため、確実に変位を検出することができる。また、ホールICにはプリント基板、配線等が必要であるが磁石にはそれらを必要としないため、磁石の方がホールICよりも小型で取り扱いも容易である。ここで、第3部材は第2部材とともに移動するため第4部材よりも小さくなっており、第3部材の方を第4部材よりも簡素にすることが信頼性の面においても望ましい。この張力センサにおいては、磁石を第3部材に設けているため、故障し難く、より高い信頼性を得ることができる。
請求項4に係る電動パーキングブレーキにおいては、検出精度の高い上記の張力センサを用いているため、パーキングブレーキの解除時において、ケーブルが過剰にリリースされることを防止できる。また、パーキングブレーキの制動時において、ケーブルが過剰に引張られることを防止できる。そのため、パーキングブレーキを制動状態又は解除状態にする際の応答性を向上させることができる。
本発明の張力センサ及び電動パーキングブレーキを具体化した実施形態1、2を図面に基づいて以下に説明する。図1は実施形態1の自動車用電動パーキングブレーキの一部破断平面図である。この電動パーキングブレーキは、電動モータ1と、電動モータ1の回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構2と、変換機構2による直線駆動力を各パーキングブレーキ5、6に伝達する一対のケーブル3、4とを備えている。また、電動モータ1と変換機構2との間には減速機構7が設けられ、変換機構2とケーブル3、4との間にはイコライザ機構8が設けられている。さらに、イコライザ機構8と一方のケーブル3との間には張力センサ20が設けられている。また、電動モータ1、変換機構2、イコライザ機構8及び張力センサ20はハウジング10内に収納されている。なお、本実施形態においては、ハウジング10に電動モータ1の回転駆動を制御する電気制御装置ECUが収納されているが、電気制御装置ECUは、ハウジング10外に配置されていてもよい。
電気モータ1は、電気制御装置ECUによって制御され、運転者が制動スイッチ(図示省略)を操作することにより正方向に回転駆動され、運転者が解除スイッチ(図示省略)を操作することにより逆方向に回転駆動されるようになっている。減速機構7は、電動モータ1の回転駆動力を減速して変換機構2に伝達するものであり、入力ギヤ及び出力ギヤからなる減速ギヤ(図示省略)によって構成されている。また、減速機構7はハウジング10に組付けたケーシング11内に組込まれ、入力ギヤは電動モータ1の出力軸(図示省略)に固着され、出力ギヤは後述するねじ軸2aの一端(ケーシング11内に突出している端部)に固着されている。
変換機構2は、減速機構7を介して伝達される電動モータ1の回転駆動力を直線駆動力に変換するものであり、ねじ軸2aと、このねじ軸2aに螺合して組付けたナット2bを備えている。ねじ軸2aが正方向に回転駆動されることにより、ナット2bが破線で示した解除位置から仮想線で示した制動位置に向けてねじ軸2aの軸線方向に移動されるようになっている。また、ねじ軸2aが逆方向に回転駆動されることにより、ナット2bが仮想線で示した制動位置から破線で示した解除位置に向けてねじ軸2aの軸線方向に移動されるようになっている。なお、ねじ軸2aは、一対の軸受12、13を介して、ハウジング10に回転自在かつ軸方向に移動不能に組付けられている。
イコライザ機構8は、ナット2bに作用する直線駆動力を二つの出力に等分に分配するものであり、ナット2bに揺動可能に組付けられたレバー9によって構成されている。レバー9は、その中央部においてナット2bに所定量揺動可能に組付けられている。レバー9の一方の出力部であるアーム部9aには、一方のケーブル3のインナーワイヤ3aが張力センサ20を介して回動可能に連結され、他方の出力部であるアーム部9bには、他方のケーブル4のインナーワイヤ4aが直接に回動可能に連結されている。
張力センサ20は、上記のように、一方のケーブル3のインナーワイヤ3aとイコライザ機構8の一方の出力部であるアーム部9aとの連結部位に介装されて、インナーワイヤ3aに加わる張力を検出するものである。図2及び図3に示すように、張力センサ20は、スプリングケース21、圧縮コイルスプリング22、シャフト23、磁石ケース24、磁石25、カバー26、ホールIC27及び圧縮スプリング28を備えている。ここで、スプリングケース21、シャフト23、磁石ケース24、カバー26、圧縮コイルスプリング22及び圧縮スプリング28が各々請求項1の第1部材、第2部材、第3部材、第4部材、弾性体、付勢手段である。
スプリングケース21は、円筒状をなし、内部に収納室21aが形成されている。また、スプリングケース21の先端面には、半球面21bが突設され、軸方向に軸孔21cが貫設されている。さらに、スプリングケース21の後端側には壁部21dが設けられるとともに、ケーブル3のインナーワイヤ3aが接続可能にされている。スプリングケース21の収納室21a内には、軸孔21cを貫通して先端側に延びるシャフト23が収納され、このシャフト23は収納室21a内において巻回された圧縮コイルスプリング22により後端方向に付勢されている。なお、シャフト23は壁部21dにより後端方向の移動が規制されている。また、シャフト23にはアーム部9aを介して大きな張力が加わり、その張力には軸方向に直角な成分も含まれる。そのため、シャフト23とスプリングケース21との円滑な動作を確保することができるように、シャフト23と軸孔21cとの間には空隙が設けられている。
磁石ケース24は、シャフト23に固定された円筒状のケース本体24aと、ケース本体24aから径方向に向かって一体として突設されるケース部24bとから構成されている。ケース部24bには磁石25が収納されている。
カバー26は、カバー本体26a、第1ガイド26b、第2ガイド26c及び固定部26dを有している。カバー本体26aは、スプリングケース21と磁石ケース24との間のシャフト23上に設けられ、シャフト23の軸方向に移動可能にされている。第1ガイド26b及び第2ガイド26cは、カバー本体26aの先端側にコ型の断面形状を有して突設されている。また、第1ガイド26b及び第2ガイド26内にはケース部24bが嵌合され、第1ガイド26b内にはケース部24bの磁石25と対向してホールIC27が設けられている。固定部26dは、カバー本体26aの側部から後端側に突設され、カバー26の軸方向の回転を規制するようにスプリングケース21に固定されている。カバー本体26aの後端面には、スプリングケース21の半球面21bと係合する凹面26eが回動可能に形成されている。また、カバー本体26aには4個のスプリング孔26fが先端側から軸方向に向けてカバー本体26aの外周を4等分する位置に凹設されている。各スプリング孔26fには圧縮スプリング28が埋設され、ケース本体24aの後端面が圧縮スプリング28の一端に当接している。これにより、カバー26はスプリングケース21に向かって付勢されている。なお、ケース部24bと第1ガイド26b、第2ガイド26cとの円滑な動作を確保することができるように、ケース部24bの上面と第2ガイド26cとの間には空隙が設けられている。また、圧縮コイルスプリング22がシャフト23に巻回されているように、1個の圧縮スプリング28がシャフト23に巻回される構成であってもよい。
次に、上記の構成をした自動車用電動パーキングブレーキの作動について説明する。運転者が制動スイッチを操作すると、電気モータ1の出力軸が電気制御装置ECUにより正方向に回転駆動される。この電動モータ1の出力軸の回転駆動力は、減速機構7の入力ギヤ及び出力ギヤからなる減速ギヤによって減速され、ねじ軸2aに伝達される。これにより、ねじ軸2aが正方向に回転駆動され、ナット2b及びナット2bに組付けられたレバー9が破線で示した解除位置から仮想線で示した制動位置に向けてねじ軸2aの軸線方向に移動される。そして、レバー9のアーム部9a、9bに連結されたインナーワイヤ3a、4が引張られることにより、ケーブル3、4が引張られる。この際、張力センサ20はインナーワイヤ3aとアーム部9aとの連結部位に介装されているため、シャフト23が先端方向に引張られることになる。パーキングブレーキ5、6が十分に制動状態とされていない間は、インナーワイヤ3aにそれ程大きな張力が加わることはないため、シャフト23とスプリングケース21とは一緒に移動し、磁石ケース24とカバー26も一緒に移動する。しかし、パーキングブレーキ5、6に制動が加わると、インナーワイヤ3aに接続されたスプリングケース21の移動が規制されるため、インナーワイヤ3aに大きな張力が加わることになる。そして、シャフト23は、圧縮コイルスプリング22の反発力に抗して圧縮コイルスプリング22を圧縮しつつ、スプリングケース21に対して相対移動をする。その結果、磁石ケース24もカバー26に対して相対移動することとなり、磁石25とホールIC27とによりこの変位が張力として検出される。そして、張力センサ20の出力が所定値以上になった場合、電気制御装置ECUはパーキングブレーキ5、6が制動状態とされた判断して電気モータ1の回転を停止する。こうして、パーキングブレーキ5、6が制動状態とされる。
また、運転者が解除スイッチを操作すると、電気モータ1の出力軸が電気制御装置ECUにより逆方向に回転駆動される。この電動モータ1の出力軸の回転駆動力は、減速機構7の入力ギヤ及び出力ギヤからなる減速ギヤによって減速され、ねじ軸2aに伝達される。これにより、ねじ軸2aが逆方向に回転駆動され、ナット2b及びナット2bに組付けられたレバー9が仮想線で示した制動位置から破線で示した解除位置に向けてねじ軸2aの軸線方向に移動される。そして、レバー9のアーム部9a、9bに連結されたインナーワイヤ3a、4がリリースされることにより、ケーブル3、4がリリースされる。この際、張力センサ20はインナーワイヤ3aとアーム部9aとの連結部位に介装されているため、シャフト23が後端方向に引張られることになる。パーキングブレーキ5、6が十分にリリース状態とされていない間は、インナーワイヤ3aにある程度の張力が加わっているため、スプリングケース21は圧縮コイルスプリング22の反発力に抗して圧縮コイルスプリング22を圧縮した状態でシャフト23に対して相対移動をする。その結果、磁石ケース24もカバー26に対して相対移動することとなり、磁石25とホールIC27とによりこの変位が張力として検出される。しかし、パーキングブレーキ5、6がリリースされ始めると、インナーワイヤ3aにそれ程大きな張力が加わることはないため、シャフト23とスプリングケース21との相対移動が小さくなる。そして、張力センサ20の出力が所定値以下になった場合、電気制御装置ECUはパーキングブレーキ5、6がリリース状態とされた判断して電気モータ1の回転を停止する。こうして、パーキングブレーキ5、6がリリース状態とされる。
なお、本実施形態において、スプリングケース21の先端面に半球面21bを設け、カバー本体26aの後端面に凹面26eを設けたが、カバー本体26aの後端面に半球面を設け、スプリングケース21の先端面に凹面を設けてもよい。
次に、実施形態2の自動車用電動パーキングブレーキについて説明する。実施形態2においては、図4に示すように、実施形態1の張力センサ20の代わりに張力センサ30を用いている。図4において、張力センサ20と構成が同じものについては同一の符号を用いることとし、その説明を省略する。
磁石ケース34は、シャフト23に固定された円筒状のケース本体34aと、ケース本体34aから径方向に向かって一体として突設されるケース部34bと、ケース本体34aの後端面から突設され、ケース本体34aより小径の円筒状をなす支持部34cとから構成されている。ケース部34bには磁石25が収納されている。
カバー36は、カバー本体36a、第1ガイド36b、第2ガイド36c及び固定部36dを有している。カバー本体36aは、支持部34上に設けられ、シャフト23の軸方向に移動可能にされている。第1ガイド36b及び第2ガイド36cは、カバー本体36aの先端側にコ型の断面形状を有して突設されている。また、第1ガイド36b及び第2ガイド36c内には磁石ケース34が嵌合され、第1ガイド36b内には磁石ケース34の磁石25と対向してホールIC27が設けられている。固定部36dは、カバー本体36aの側部から後端側に突設され、カバー36の軸方向の回転を規制するようにスプリングケース21に固定されている。カバー本体36aの後端面には、スプリングケース21の半球面21bと係合する凹面36eが回動可能に形成されている。また、カバー本体36aには4個のスプリング孔36fが先端側から軸方向に向けてカバー本体36aの外周を4等分する位置に凹設されている。各スプリング孔36fには圧縮スプリング38が埋設され、磁石ケース34の後端面が圧縮スプリング38の一端に当接している。これにより、カバー36はスプリングケース21に向かって付勢されている。なお、磁石ケース34と第1ガイド36b、第2ガイド36cとの円滑な動作を確保することができるように、磁石ケース34の上面と第2ガイド36cとの間には空隙が設けられている。この張力センサ30によっても、上記張力センサ20と同様の作用及び効果を得ることができる。

なお、以上において、本発明の張力センサ及び電動パーキングブレーキを自動車用電動パーキングブレーキに即して説明したが、本発明は上記実施形態1、2に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施形態1、2に係り、自動車用電動パーキングブレーキの一部破断平面図。 実施形態1に係り、張力センサの断面図。 図2におけるI−I矢視断面図。 実施形態2に係り、張力センサの断面図。
符号の説明
1…電動モータ、2…変換機構、3、4…ケーブル、5、6…パーキングブレーキ、20、30…張力センサ、21…第1部材(スプリングケース)、23…第2部材(シャフト)、24、34…第3部材(磁石ケース)、26、36…第4部材(カバー)、22…弾性体(圧縮コイルスプリング)25、27…変位検出手段(25…磁石、27…ホールIC)、28、38…付勢手段(圧縮スプリング)、21b…半球面、26e、36e…凹面。

Claims (4)

  1. 弾性体(22)を保持する第1部材(21)と、張力の働く方向に延在し、該張力を受けることにより前記弾性体(22)を変形させつつ前記第1部材(21)に対して相対移動をする第2部材(23)と、前記第1部材(21)と前記第2部材(23)との相対変位量を検出する変位検出手段(25、27)とを備えた張力センサ(20、30)であって、
    前記第2部材(23)に固定された第3部材(24、34)と、前記第2部材(23)又は前記第3部材(24、34)に前記第2部材(23)の軸方向に移動可能に設けられた第4部材(26、36)と、該第4部材(26、36)を前記第1部材(21)に向かって付勢する付勢手段(28、38)とを備え、前記変位検出手段(25、27)は、前記第3部材(24、34)と前記第4部材(26、36)との間の相対変位量を検出することで張力を検出することを特徴とする張力センサ(20、30)。
  2. 請求項1において、前記第1部材(21)の先端面及び前記第1部材(21)の先端面に当接する前記第4部材(26、36)の後端面の一方には半球面(21b)が突設され、前記第1部材(21)の前記先端面及び前記第4部材(26、36)の前記後端面の他方には前記半球面(21b)と係合する凹面(26e)が回動可能に形成されていることを特徴とする張力センサ(20、30)。
  3. 請求項1又は2において、前記変位検出手段(25、27)は磁石(25)とホールIC(27)とを有し、前記第3部材(24、34)には前記磁石(25)が設けられ、前記第4部材(26、36)には前記ホールIC(27)が設けられていることを特徴とする張力センサ(20、30)。
  4. 電動モータ(1)と、該電動モータ(1)の回転駆動力を直線駆動力に変換する変換機構(2)と、該変換機構(2)による前記直線駆動力をパーキングブレーキ(5、6)に伝達するケーブル(3、4)と、を備えた電動パーキングブレーキにおいて、
    前記ケーブル(3、4)には、請求項1乃至3記載の張力センサ(20、30)が設けられていることを特徴とする電動パーキングブレーキ。

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