JP2006338314A - アシスト装置および操作ケーブルユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽量に構成することができるアシスト装置およびそれを用いた操作ケーブルユニットを提供する。
【解決手段】 一端が操作対象物のリターンバネで常時戻り方向に付勢されると共に他端をそのリターンバネの付勢力に抗して引き操作するケーブル21a、21bに用いられるアシスト装置であって、操作側のケーブル21aおよび被操作側のケーブル21bの端部が係止され、周囲に巻き付けられているドラム13と、そのドラムと共回りする第1ギヤ14と、その第1ギヤと噛み合う第2ギヤ15と、その第2ギヤ15と共回りするレバー16と、そのレバーの先端とハウジング11との間に張設されるスプリング17とを備え、前記レバー16とスプリング17とのなす角度が、操作ストロークが小さいときに小さく、操作ストロークが大きくなるにつれて大きくなるように構成されているアシスト装置10。
【選択図】 図1

Description

本発明はアシスト装置および操作ケーブルユニットに関する。さらに詳しくは、自動二輪車のクラッチケーブルなどの操作力をアシストするアシスト装置ならびにそのようなクラッチケーブルなどに用いられる操作ケーブルユニットに関する。
特許第3052640号公報
自動二輪車のクラッチケーブルやブレーキケーブルには、導管と、その導管内に摺動自在に挿通される内索とからなるプルコントロールケーブルが用いられる。そして内索の一端は、操作レバー(あるいは操作ペダル)に連結され、他端はクラッチ機構のレリーズレバーに連結されている。そのレリーズレバーは、クラッチハブを常時「入り」側に付勢するリターンバネの付勢力に抗してクラッチハブを「切り」側に操作するものである。そして操作レバーを握ると、内索を介してレリーズレバーを、前記リターンバネの付勢力に抗して「切り」側に操作することができる。それによりギヤチェンジが可能になる。
しかし山道などではギヤチェンジが頻繁であり、クラッチの入り切り操作も煩雑である。さらに操作レバーの操作力は、操作の初期は弱いものの、操作の終期ではリターンバネの撓み量が大きくなるため、かなり大きくなる。そのため操縦者の負担が大きい。従来、このようなクラッチの操作力を軽減するものとして、油圧式パワークラッチが知られている。さらに操作レバーの動きをセンサで検出し、その信号でクラッチ操作ケーブルの一端をドラムに巻き取り、他端でレリーズレバーを操作するパワーアシスト装置が提案されている(特許文献1参照)。
前記油圧式パワークラッチは、油圧発生用のポンプやシリンダを要するので、重量が重く、とくに低排気量のバイクなどには採用しがたい。また、モータ駆動でケーブルを巻き取るパワーアシスト装置は、巻き取りドラムの設置スペースが大きくなる。さらにモータに求められる最大トルクが大きくなり、モータ重量が増加する。本発明は低排気量のバイクでも採用しやすい、比較的軽量に構成することができるアシスト装置およびそれを用いた操作ケーブルユニットを提供することを技術課題としている。
本発明のアシスト装置(請求項1)は、一端が操作対象物のリターンバネで常時戻り方向に付勢されると共に他端をそのリターンバネの付勢力に抗して引き操作する引きケーブルに用いられるアシスト装置であって、前記引きケーブルと係合し、その引き操作に伴って第1方向に回動する回動部材と、その回動部材を第1方向に回転付勢する付勢手段と、前記回動部材および付勢手段を収容して保持するハウジングとを備えていることを特徴としている。
このようなアシスト装置においては、前記付勢手段が、回動部材の回動に伴って回動するレバーと、そのレバーの自由端とハウジングに設けられる係止部との間に介在される引っ張りバネとを備えており、前記引きケーブルが操作されていない状態で、前記レバーがレバーの中心に関して係止部とは反対側に延びており、
前記レバーとバネのなす角度が、操作ストロークが小さいときに小さく、操作ストロークが大きくなるにつれて大きくなるように構成されているものが好ましい(請求項2)。なお、ここで「大きくなるにつれて大きい力で」というのは、すべての操作ストロークの範囲で大きくなっていく場合のほか、主要な範囲で大きくなる場合も含む(以下同様)。
また、前記回動部材とレバーとが互いに平行な軸心回りに回動自在に設けられると共に、前記回動部材に第1ギヤが設けられ、前記レバーにその第1ギヤと噛み合う第2ギヤが設けられているものが好ましい(請求項3)。その場合、第1ギヤのピッチ円直径が第2ギヤのピッチ円直径より大きいものが好ましい。
さらに前記アシスト装置においては、前記回動部材が引きケーブルの端部を係止して巻き付けるドラムであり、前記引きケーブルが操作側と被操作側とに分離されると共に、それぞれの端部が前記ドラムに係止され、端部近辺がドラムに巻き付けられているものが好ましい(請求項4)。
前記分離された引きケーブルのうち、操作側の引きケーブルの端部がドラムに対して操作方向に移動自在に設けられ、かつ、引きケーブルの端部とドラムの係合部との間に、引きケーブルの有効長を短くする向きに付勢する補助付勢手段が介在されているものがさらに好ましい(請求項5)。
前記回動部材がリンクであり、前記引きケーブルが操作側と被操作側とに分離されると共に、それぞれの端部が前記リンクに対し、リンクの回動中心と平行の回動中心回りに回動自在に係止されているものが好ましい(請求項6)。
さらに前記第1ギヤおよび第2ギヤが、操作ストロークが小さいときに第1ギヤから第2ギヤへの減速比が小さく、操作ストロークが大きくなるにつれて減速比が大きくなる非円形ギヤであるものが好ましい(請求項7)。
前記リンクとハウジングとの間に、少なくとも操作ストロークが小さいときに、リンクを第1方向に付勢する補助付勢手段が介在されているものが好ましい(請求項8)。
本発明の操作ケーブルユニットは、導管と、その導管内に摺動自在に通されている引きケーブルと、前記導管の途中ないし端部で、前記引きケーブルの途中に設けられる前記いずれかのアシスト装置とを備えていることを特徴としている(請求項9)。
本発明のアシスト装置(請求項1)は、引きケーブルを操作方向に引き操作するとき、付勢手段が引きケーブルの途中の回動部材を引き操作に対応する方向に付勢する。そのため、その「引き操作力と付勢手段の付勢力の和」に応じた操作力で、操作対象のリターンバネの付勢力に抗して操作することができる。したがって実際に引きケーブルを操作する力、すなわち「リターンバネの戻り方向の付勢力」−「アシストによる付勢力」は、リターンバネの付勢力よりも小さい力で済む。
このようなアシスト装置において、前記付勢手段が、回動部材の回動に伴って回動するレバーと、そのレバーの自由端とハウジングに設けられる係止部との間に介在される引っ張りバネとを備えており、前記引きケーブルが操作されていない状態で、前記レバーがレバーの中心に関して係止部とは反対側に延びており、
前記レバーとバネのなす角度が、操作ストロークが小さいときに小さく、操作ストロークが大きくなるにつれて大きくなるように構成されている場合(請求項2)は、ケーブルの操作が少ないとき、すなわち回動部材の回転角が小さいときは、レバーの向きとバネの向きがほぼ一致しているので、バネの付勢力による回転部材の回転トルクが小さい。そして回転角が大きくなるにつれて増大作用が大きくなる。
なお、一般的なバネは、付勢方向に対する力は、変形量が大きい復元の初期には付勢力が大きく、変形量が少なくなる復元の後半では復元力が小さくなる。そこでレバーとバネによって、回転部材の回転角が小さい復元の初期に付勢力を小さくして伝えるようにし、移動量が大きくなるにつれて付勢力を大きくするという、通常のバネの復元力による付勢力の作用と逆に作用させるようにしている。それにより、操作していないとき、および操作対象物のリターンバネの復帰力が小さいときは、アシスト力が少なく、操作ストロークが大きくなってリターンバネの復帰力が大きくなるにつれて、大きいアシスト力が得られる。したがって比較的に楽に操作することができる。
前記回動部材とレバーとが互いに平行な軸心回りに回動自在に設けられると共に、前記回動部材に第1ギヤが設けられ、前記レバーにその第1ギヤと噛み合う第2ギヤが設けられている場合(請求項3)は、回動部材とバネとが重ならないように配置することができる。それによりハウジングの厚さを小さくできる。さらに第1ギヤと第2ギヤのギヤ比を適切に選択することにより、好ましいアシスト力を得ることができる。たとえば大きいアシスト力を得たい場合は、第1ギヤのピッチ円直径を第2ギヤのピッチ円直径より小さくする。それにより大きい増力作用が得られる。他方、バネのスペースを小さくしたい場合は、第1ギヤのピッチ円直径を第2ギヤのピッチ円直径より大きくする。
前記回動部材が引きケーブルの端部を係止して巻き付けるドラムであり、前記引きケーブルが操作側と被操作側とに分離されると共に、それぞれの端部が前記ドラムに係止され、端部近辺がドラムに巻き付けられている場合(請求項4)は、操作側のケーブルと被操作側のケーブルの角度を自由に設定できる。また、操作ストロークを大きくすることができ、操作ストロークを変更する場合にも対応しやすい。
前記分離された引きケーブルのうち、操作側の引きケーブルの端部がドラムに対して操作方向に移動自在に設けられ、かつ、引きケーブルの端部とドラムの係合部との間に、引きケーブルの有効長を短くする向きに付勢する補助付勢手段が介在されている場合(請求項5)は、引きケーブルの操作フィーリングが向上する。
前記回動部材がリンクであり、前記引きケーブルが操作側と被操作側とに分離されると共に、それぞれの端部が前記リンクに対し、リンクの回動中心と平行の回動中心回りに回動自在に係止されている場合(請求項6)は、ドラムのように引きケーブルを巻き付ける必要がないので、引きケーブルの許容曲げ半径の規制を受けない。そのため設計自由度が高くなる。さらにケーブルを巻き付けるスペースが不要であるので、リンクを薄くすることができ、装置がコンパクトになり、とくに厚さを薄く構成することができる。
前記第1ギヤおよび第2ギヤが、操作ストロークが小さいときに第1ギヤから第2ギヤへの減速比が小さく、操作ストロークが大きくなるにつれて減速比が大きくなる非円形ギヤである場合(請求項7)は、付勢手段の付勢力が低下しがちな操作の後半でもアシスト力が低下せず、アシスト特性が向上する。
前記リンクとハウジングとの間に、少なくとも操作ストロークが小さいときに、リンクを第1方向に付勢する補助付勢手段が介在されている場合(請求項8)は、引きケーブルの操作フィーリングが向上する。
本発明の操作ケーブルユニット(請求項9)は、前述のアシスト装置を備えているので、被操作側のリターンバネの付勢力が強い場合でも、比較的軽い操作力で楽に操作することができる。
つぎに図面を参照しながら本発明のアシスト装置および操作ケーブルユニットの実施の形態を説明する。図1は本発明のアシスト装置の一実施形態を示す正面図、図2および図3はそれぞれ図1のII-II線断面図およびIII-III線断面図、図4は図1のアシスト装置のドラムの裏面側から見た斜視図、図5は図1のアシスト装置を備えたクラッチケーブルユニットの正面図、図6は図5のクラッチケーブルユニットの作用を示す模式的なグラフ、図7は本発明のアシスト装置の他の実施形態を示す正面図、図8、図9および図10は、それぞれ図7のVIII-VIII線断面図、IX-IX線断面図およびX-X線断面図、図11は図7のアシスト装置の操作時の状態を示す正面図である。
図1に示すアシスト装置10は、ハウジング11と、そのハウジングに取りつけられるシャフト12によって回動自在に指示されるドラム13と、そのドラムの周囲に固定される第1ギヤ14と、その第1ギヤと噛み合うようにハウジング11に回転自在に設けられる第2ギヤ15と、その第2ギヤに一体に設けられるレバー16と、そのレバーの先端とハウジング11との間に張り渡されるスプリング17とを備えている。なお符号18はハウジング11のカバーであり(図2参照)、図1ではカバー18の大部分を切り欠いてハウジング11の内部を示している。符号19はハウジング11とカバー18の間をシールするガスケットである。
このアシスト装置10は自動二輪車のクラッチ操作用のものであり、図5に示すように、操作レバーとクラッチのレリーズレバーとの間に連結される引きケーブル(以下、単にケーブルという)21a、21bの途中に介在されて用いられる。この実施形態では、アシスト装置10はクラッチ側に取りつけられており、操作レバー側のケーブル21aは導管22によって摺動自在に案内されているが、クラッチ側のケーブル21bには導管が採用されていない。操作レバー側の引きケーブル21aと導管22とは、引きコントロールケーブル23を構成している。なお、アシスト装置10は、操作レバー側に設けることもでき、その場合はクラッチ側のケーブル21bを導管で摺動自在に案内する。また、中間部分に設けることもでき、その場合は両側のケーブル21a、21bを導管で摺動自在に案内する。
前記ハウジング11は略箱状の形態を備えており、その側壁は、ドラム13と第1ギヤ14を所定の角度だけ回動させることができるような上端が開いたU字状の部分11aと、レバー16の回動を許す円弧状の部分11bと、スプリング17の移動を許す直線状の部分11cとからなる。ハウジング11の深さは、図2に示すようにドラム13を収容できる深さにしている。側壁の一端は底面11dによって閉じており、他端は開口している。さらに側壁の開口端には、前記ガスケット19を収容する溝が無端状に設けられている。ハウジング11は金属のダイキャストないし鋳造品、あるいは合成樹脂などで形成することができる。カバー18は金属板などから形成することができる。
図2に示すように、ハウジング11の底面11dにはシャフト12の一端を支持するボス24が突設されており、そのボス24とカバー18の対応する部分に形成される凹部25とによってシャフト12の両端を嵌合支持している。この実施形態では、シャフト12がハウジング11およびカバー18に固定され、ドラム13はシャフト12の周囲に回動自在に嵌合しているが、シャフト12をドラム13に固定したり、シャフト12とドラム13を一体に形成することもできる。
さらにハウジング11の底面11dには、第2ギヤ15を支持するためのボス26が突設されている。また、側壁には、図1および図3に示すように、段部27が形成されており、その段部27にスプリング17の一端を支持するスプリングポスト28が固定されている。側壁のU字状の部分11aには、2本のケーブル21a、21bを通す開口が形成されている。
前記ドラム13は、略円柱状を呈しており、外周面の一部に山形に盛り上がる突部30が設けられている。それにより断面略卵型を呈している。図4に示すように、突部30の裏面側には操作側のケーブル21aの端部に固定した索端部材31を移動自在に収容するための略長円状の係合凹部32が開口しており、外周面には補助スプリング33を収容するための矩形状の凹部34が開口している。係合凹部32と凹部34とは、ケーブル21aを通すための導入溝35によって連通している。さらにドラム13の外周面には2本のケーブル21a、21bを巻き付けるための案内溝36a、36bが形成されている。補助スプリング33は操作側のケーブル21aの周囲に設けられ、その索端部材31と凹部34の内壁との間に介在されるものであり、圧縮コイルスプリングによって構成している。索端部材31を収容している係合凹部32は、組み立て後は第1ギヤ14によって塞がれるので、その開口から索端部材31が抜けることがない。
前記矩形状の凹部34の一端は操作側のケーブル21aを案内する案内溝36aに連続している。ドラム13の裏面側(図4の上面側)には、第1ギヤ14を嵌合固定するためのU字状の突部37と環状突起38とが設けられている。ドラム13の表側には、図1に示すように、被操作側のケーブル21bの端部に固定された索端部材39を係止するための係止孔40が形成されている。この係止孔40も導入溝41によって案内溝36bと連通している。
前記ケーブル21a、21bは複数本の金属素線を撚り合わせた可撓性を有するものであり、プルコントロールケーブルの内索(インナーケーブル)が用いられる。これらのケーブル21a、21bは、通常のワイヤロープなどと異なり、湾曲状態と直線状態に交互に屈曲・延伸しながら操作されるので、屈曲耐久性が高いものが用いられる。前記索端部材31、39は円柱状の形態を有し、ケーブル21a、21bの端部に対し直角に配置され、鋳込みなどで固着される。導管22はプルコントロールケーブルの導管をそのまま用いることができ、たとえば断面角形の金属線を密に螺旋巻きした鎧層の外周に合成樹脂被覆を設けた可撓性を有するものなどが用いられる。導管22の端部には、図1のように公知の円筒状のケーシングキャップ43がカシメなどで固着され、そのケーシングキャップ43がハウジング11に設けられた導管取付け部45の雌ネジに螺合され、ナット44によって固定される(図3参照)。
なお図1の符号46は、予備の導管取付け部であり、操作側のケーブル21aの配索状態によってはこの予備の導管取付け部46にケーシングキャップ43を介して導管22を取りつける。この実施形態では、その予備の導管取付け部46を用いていないので、塞ぐためのボルト47を螺合している。さらにこの実施形態では、被操作側のケーブル21bには導管を用いていないが、このケーブル21bが出ている部位にも、被操作側の導管取付け部48が設けられている。したがって配索状態によっては、被操作側のケーブル21bにも導管22を用いることができる。この実施形態では、チューブ状のねじ49を螺合し、その端部にケーブル21bが通る孔を備えた保護キャップ50を被せている。
前記第1ギヤ14は図4に示すように、ドラム13の裏面側のU字状の突部37と環状突起38の間に嵌合する基部52と、円弧状に配列される歯列53とを備えている。基部52の輪郭はU字状の突部37の内面と嵌合するU字状を呈しており、中心に環状突起38と嵌合する円形の開口54を有する。なお図2の符号55は円板状のカラーであり、ハウジング11のボス24の外周に嵌合され、第1ギヤ14を滑り易くするために用いられる。第1ギヤ14は鋼などで形成することができる。第1ギヤ14とドラム13はハウジング11とカバー18によって挟まれるので、とくに固定する必要はないが、ビスないし接着により固定してもよい。
前記第2ギヤ15は、図2に示すように、ボールベアリング57を介してハウジング11のボス26によって回転自在に支持されている。ボス26の周囲には、略有底筒状のピン58が被せられ、そのピン58はビス59によってボス26に固定されている。ピン58の先端には外向きのフランジが設けられ、そのフランジによってボールベアリング57の内輪を押さえている。内輪の他端(図2の上端)はボス26に形成された段部に係合している。ボールベアリング57の外輪は、第2ギヤ15に形成された段部とベアリング押さえ60とによって挟まれて固定されている。ベアリング押さえ60は環状を呈し、2本のビス61で第2ギヤ15に取りつけられている。
図1に示すように、第2ギヤ15の外周には、ほぼ半分の範囲に第1ギヤ14の歯列53と噛み合う歯列62が形成されており、他の部分62aは歯列62の歯先と同半径の円弧状となっている。そして歯列62のほぼ反対側から斜め方向にレバー16が突出している。この実施形態ではレバー16は第2ギヤ15と一体に成形されているが、別個に形成することもできる。図2に示すように、レバー16の先端には、スプリングポスト63が立設され、レバー16の裏側からビス64で固定されている。スプリングポスト63の他端側は細い部分が設けられ、その細い部分の端面にワッシャ65がビス65aで固定されている。そのため、スプリングポスト63の自由端にスプリング17のフックを係止するための係止溝が形成される。
図3に示すスプリングポスト28は、ハウジング11に取りつけられる基部に細い部分が形成され、端面に嵌合ピン28aが突設されている。この嵌合ピン28aがハウジング11の段部27に形成された嵌合穴に固着される。それにより細い部分はスプリング17のフックを係止するための係止溝となる。スプリングポスト28の自由端はカバー18によって押さえられる。前記スプリング17はこの実施形態では引っ張りコイルバネであり、その両端のフックがそれぞれのスプリングポスト28、63の環状の係止溝に係止される。引っ張りコイルバネに代えて、圧縮コイルバネあるいは捻りコイルバネなどを用いることもできる。
図1に戻って、ハウジング11の底面11dには、レバー16と当接してその時計方向の回転を規制するストッパ66が設けられている。この実施形態では、ストッパ66は、ハウジング11に小ネジ67で固定されるブロック68と、そのブロック68に形成した雌ネジに螺合されるボルト69と、そのボルト69の調整位置を固定するナット70とから構成している。それによりレバー16の回転エンドを調整することができる。
前記レバー16とスプリング17の位置関係は、つぎのようになっている。まず図1に示すようにレバー16がストッパ66に当接しているとき、第2ギヤ15の回転中心を挟んでスプリングポスト28、63同士が互いに逆方向に配置され、かつ、ほぼ直線上に並んでいる。そのためスプリング17の付勢力が大きくても、レバー16を回転させるトルク、すなわちアシスト力は小さい。なおこの実施形態では、レバー16がストッパ66に当接しているとき、レバー16は固定側のスプリングポスト28と第2ギヤ15の回転中心とを結ぶ基準線Lよりいくらか時計方向に回転した位置に来ている。そのため、スプリング17の付勢力はレバー16を時計方向に回転させるように作用する。したがって操作側のケーブル21aが操作されない状態では、レバー16はストッパ66に当接した状態に維持される。
図1の状態から操作側のケーブル21aを引き操作すると、始めに補助スプリング33が押し縮められ、ドラム13が回転しない。そのため、操作フィーリングがよい。さらに引き操作を続けると、ドラム13が時計方向に回転し、第1ギヤ14と第2ギヤ15の噛み合いにより、レバー16が反時計方向に回転する。そのときスプリング17による縮む方向の付勢力により、レバー16がその回転方向に付勢され、ひいてはドラム13もその回転方向に付勢される。それによりケーブル21aを引く力がアシストされる。そして第2ギヤ15の歯列62から外れた円弧状の部分62aが第1ギヤ14の歯列53の端部の歯と当接すると、それ以上回転できない(図5参照)。なおこの実施形態では、第2ギヤ15の歯列62のピッチ円直径が第1ギヤ14の歯列のピッチ円直径より小さい。そのため、第2ギヤ15から第1ギヤ14へは回転が減速して伝えられ、アシスト力が一層増大する。ただしピッチ円直径を同一にしてもよい。また、ピッチ円直径の関係を逆にして増速させるようにしてもよい。その場合はスプリング17を短くすることができる。
レバー16の回動が止まったとき、レバー16は基準線Lに対してほぼ90度の位置に来ている。そしてレバー16を反時計方向に回転させようとするトルクは、レバー16の半径×スプリングの付勢力の接線成分(スプリングの中心線と回転中心との距離×スプリングの付勢力)であるので、回動の途中では、レバー16の回転角度が大きくなるにしたがって、レバー16を回転させようとするトルクTが加速度的に大きくなる。これに対し、スプリングポスト28、63同士の距離は、レバー16の回転に対してそれほど急激に短くならない。そのため、スプリング17の引っ張り力が弱くなっても、レバー16のアシストトルクが大きくなる。
ただしレバー16の角度がある程度大きくなり、直角に近づくと、レバーの半径×スプリングの付勢力の接線成分がそれほど増加せず、スプリング17の引っ張り力が減少するので、逆にトルクが小さくなる。そのため、スペースないしストロークに余裕が有れば、スプリング17の中心線とレバー16の中心線の角度は最大で60度程度とするのが好ましい。
上記のように、ドラム13は反時計方向の回動端では反時計方向に弱い力で付勢されており、始めを除けば時計方向に回転するにしたがって次第に大きい力で時計方向に付勢される。したがってアシスト装置を自動二輪車のクラッチレバー操作用のコントロールケーブルに採用する場合、運転者にとっては、坂道の走行時などに何度もクラッチの入り切りを繰り返す場合でも、楽にクラッチ操作をすることができる。
上記のように構成されるアシスト装置10は、図5に示すように自動二輪車のクラッチ操作用の引きコントロールケーブル23の端部あるいは途中に介在され、クラッチケーブルユニット72として用いられる。引きコントロールケーブル23の内索、すなわち操作側のケーブル21aはクラッチレバーに連結され、アシスト装置10から出ていく被操作側のケーブル21bはクラッチ本体のレリーズレバーに連結される。レリーズレバーは常時リターンバネの付勢力により、被操作側のケーブル21bを右側へ、すなわちレリーズレバー側に引いている。それにより、ドラム13を介して操作側のケーブル21aも右側に引かれている。
そして前述のように、クラッチレバーの操作の初期の段階ではアシスト力が弱く、操作するに従ってアシスト力が大きくなる。この作用を図6を参照して説明する。図6のグラフで符号F2はレリーズレバーを戻そうとするクラッチ本体側のリターンバネの付勢力であり、図1では右側にケーブル21bを引っ張る。そして符号F1がリターンバネに抗してケーブル21bに働くアシスト力である。レリーズレバーの付勢力F2は、操作していないときがもっとも小さく、操作するに従って撓み量が大きくなる。同様にケーブル21bへのアシスト力F1は、操作の初期で小さく、前述のように操作するにしたがって大きくなる。そのため、リターンバネの戻し方向の付勢力F2からアシスト力F1を減じて得られる実際の操作力(F2−F1)はそれほど増大しない。すなわち比較的傾きが少ない平坦なグラフとなる。そのためクラッチ操作が楽になる。
図7に示すアシスト装置74は、図1のアシスト装置10とほぼ同様に、ハウジング11、カバー18、第1ギヤ14、第2ギヤ15、レバー16およびスプリング17を備えているが、ドラム13に代えてハウジング11に回動自在に支持されるリンク(ないしレバー)75を採用している。また第1ギヤ14と第2ギヤ15に非円形ギヤを採用し、さらにリンク75を操作の初期に時計方向に付勢する補助スプリング76を採用している。
リンク75は第1ギヤ14に対し、2本のビス77で固定されており、操作側のケーブル21aおよび被操作側のケーブル21bの索端部材31、39をそれぞれ回動自在に支持する係止孔40a、40bを備えている。索端部材31、39はいずれも円柱状を呈しており、回動中心はリンク75の回動中心と平行である。
操作側のケーブル21aを係止する係止孔40aは、小判状を呈しており、図8に示すように、下面側に開口している。小判状にするのは、図1の係合凹部32と同様に、クラッチレバーの引き始めのとき、レバー操作に遊びを与えるためである。それにより操作フィーリングが向上する。その係止孔40aは、ケーブル21aを取り付けるときにケーブルを通すための導入溝78と連通しており、その導入溝78も下面側に開口している。さらにリンク75の円弧状の部位の外周には、図9に示すように、操作側のケーブル21aが通る溝79が形成されている。すなわち図7と図11を比較すれば分かるように、リンク75が回動すると、操作側のケーブル21aは索端部材31を中心として扇状の範囲を掃くように角度を変える。そのため、溝78を形成してケーブル21aとリンク75の干渉を避けるようにしている。
さらに操作側のケーブル21aには、索端部材31からいくらか離れた部位に、
リング80が摺動自在に装着されている。このリング80は、補助スプリング33の一端を受けるものであり、リンク75に形成された円弧状の溝81に沿って摺動する。補助スプリング33の他端はケーブル21aの索端部材31に係合しており、その索端部材31を先端側に付勢している。円弧状の溝80はリンク75の下面側に開口している。リンク75は厚いの扇状の部位82を備えており、その扇状の部位82に係止孔39が形成されている。そしてハウジング11の内面には、その扇状の部位82との隙間を狭くするための円弧状の部分を設けている。
被操作側のケーブル21bの索端部材39を回動自在に係止する係止孔40bは円筒状であり、リンク75の下面側に開口している。この係止孔39は、前述と同様の導入溝78aによって外周と連通している。また円弧状の外周には、前述と同様のリンク75の回動時にケーブル21bとの干渉を避けるための溝79が形成されている。図11に示すように、リンク75の外周には、前記補助スプリング76と当接する段部83と、ハウジング11に取り付けられボルト69と当接する段部84が形成されている。ボルト69はリンク75の回動端を規制するストッパとして作用する。リンク75の下面は、導入溝78、78aの部位を除き、第1ギヤ14で覆われており、それにより係止孔40a、40bおよび円弧状の溝80の下面側の開口部は塞がれ、ケーブル21a、21bおよび索端部材31、39の脱落が防止される。(図9参照)。
図7に示すように、前記第1ギヤ14の歯は円弧状に配列されておらず、操作の初期で第2ギヤと噛み合う部位(図7の下側)では、半径方向に対し、回動に伴ってしだいに半径が大きくなるように略直線状に配列されている。そして操作の後半で第2ギヤと噛み合う部位(図7の上側)では、半径方向に対してほぼ直角の略直線状に配列されている。他方、第2ギヤ15の歯は、そのような第1ギヤ14と常時噛み合うように、第1ギヤ14とほぼ逆の配列にされている。したがって操作の初期では第2ギヤから第1ギヤへの減速比(レバー比)が小さく、操作の後半では減速比が大きくなる。そのため、レバー16およびスプリング17によるアシスト力が低下しがちな操作の後半でも、充分なアシスト力が得られ、アシスト特性が向上する。
この実施形態では、第1ギヤ14および第2ギヤ15は金属板製であり、第2ギヤ14は、スプリング17を支持するレバー16と一体に成形されている。ただし合成樹脂製とすることもでき、レバー16と第2ギヤ15を別体にすることもできる。
図8に示すように、このアシスト装置74では、第2ギヤ15だけでなく、第1ギヤ14もハウジング11に対してボールベアリング85を介して回動自在に取り付けられている。そのため、アシスト効率が高い。図8と図2を比較すればわかるように、図7のアシスト装置74ではドラムに代えてリンク75を採用しているので、装置の厚さを薄くすることができ、装置をコンパクトに構成することができる。
図7および図10に示すように、ハウジング11には補助スプリング76の一端を係止するブロック86がビスによって固定されている。このブロック86は図10に示すように、被操作側のケーブル21bを通す溝86aを備えている。そしてリンク75の段部83とブロック86の間における被操作側のケーブル21bの周囲には、補助スプリング76が設けられている。なお、補助スプリング76の両端には、有底筒状のスプリングホルダー87が固定され、一方のスプリングホルダー87が前記ブロック86に固定されている。なお図10の符号88はアシスト装置74を自動二輪車に取り付けるためのブラケットである。
この補助スプリング76は、操作の初期にリンク75を反時計方向に付勢してアシスト力を高めることができる。それにより操作フィーリングを向上させることができる。操作の後半では、図11に示すように、補助スプリング76が自然長に復帰しているので、アシスト力は作用しない。なお、図1のアシスト装置10における補助スプリング33は、引き操作の最初に見かけの操作力を与えて操作フィーリングを改善するものであるが、図7のアシスト装置74の補助スプリング76は、実際にアシスト力を与えて操作フィーリングをさらに向上させることができる。
上記のように構成されるアシスト装置74は、図7の状態から操作側のケーブル21aを引くと、リンク75が時計方向に回動する。それにより被操作側のケーブル21bを図11の矢印方向に引く。そのとき、索端部材31、39が係止孔40a、40b内で回動して、ケーブル21a、21bは索端部材31、39の中心回りに回動し、リンク75に対する角度を変える。そしてリンク75の回動に伴い、第1ギヤ14が同方向に回動し、これと噛み合う第2ギヤ15が逆方向に回動する。そのとき、伸ばされていたスプリング17が縮むときの付勢力でアシストされ、図1のアシスト装置10と同様に、操作側のケーブル21aの引き操作力が軽減される。回動の初期では、前述の補助スプリング76の付勢力により操作フィーリングが向上する。また、第1ギヤ14と第2ギヤ15が非円形ギヤであるので、アシスト作用が向上する。
図1のアシスト装置10や図7のアシスト装置74では、ドラム13とレバー16を、あるいはリンク75とレバー16を互いに平行な軸心回りに回動させると共に、第1ギヤ14と第2ギヤ15を介して共働させているが、ドラム13(あるいはリンク75)とレバー16を同一の軸心回りに共回りするように設けることもできる。さらにドラム13やリンク75とレバー16を一体に構成することもできる。それらの場合でも、レバー16の長さとドラム13ないしリンク75の半径の比に基づく輪軸作用により、スプリング17の付勢力を増大させたり(レバー長さ>ドラム半径)あるいはストロークを増大させたり((レバー長さ<ドラム半径)することができる。その場合、スプリング17のスペースが必要であるので、ハウジングは軸心方向の厚さが大きくなるが、平面形状は小さくなる、
図5のケーブルユニットではクラッチ操作用コントロールケーブルにアシスト装置を設けているが、アクセル操作用のケーブルやブレーキ操作用のケーブルに採用することもできる。さらに自動二輪車のほか、自転車、自動車、その他の工業製品の遠隔操作用の引きコントロールケーブルに用いることもできる。
本発明のアシスト装置の一実施形態を示す正面図である。 図1のII-II線断面図である。 図1のIII-III線断面図である。 図1のアシスト装置のドラムの裏面側から見た斜視図である。 図1のアシスト装置を備えたクラッチケーブルユニットの正面図である。 図5のクラッチケーブルユニットの作用を示す模式的なグラフである。 本発明のアシスト装置の他の実施形態を示す正面図である。 図7のVIII-VIII線断面図である。 図7のIX-IX線断面図である。 図7のX-X線断面図である。 図7のアシスト装置の操作時の状態を示す正面図である。
符号の説明
10 アシスト装置
11 ハウジング
11a 側壁のU字状の部分
11b 側壁の円弧状の部分
11c 側壁の直線状の部分
11d 底面
12 シャフト
13 ドラム
14 第1ギヤ
15 第2ギヤ
16 レバー
17 スプリング
18 カバー
19 ガスケット
21a 操作側のケーブル
21b 被操作側のケーブル
22 導管
23 引きコントロールケーブル
24 ボス(ドラム用)
25 凹部
26 ボス(第2ギヤ用)
27 段部
28 スプリングポスト(固定側)
28a 嵌合ピン
30 突部
31 索端部材
32 係合凹部
33 補助スプリング
34 凹部
35 導入溝
36a、36b 案内溝
37 U字状の突部
38 環状突起
39 索端部材
40 係止孔
41 導入溝
43 ケーシングキャップ
44 ナット
45、46、48 導管取付け部
47 ボルト
49 ネジ
50 保護キャップ
52 基部
53 歯列(第1ギヤ)
54 開口
55 カラー
57 ボールベアリング
58 ピン
59 ビス
60 ベアリング押さえ
61 ビス
62 歯列(第2ギヤ)
63 スプリングポスト(移動側)
64 ビス
65 ワッシャ
65a ビス
66 ストッパ
67 小ネジ
68 ブロック
69 ボルト
70 ナット
72 クラッチケーブルユニット
L 基準線
F1 アシスト力
F2 アシストなしのケーブルを引くときの操作力
74 アシスト装置
75 リンク
76 補助スプリング
77 ビス
40a、40b 係止孔
78 導入溝
79 溝
80 リング
81 溝
82 扇状の部位
83、84 段部
85 ボールベアリング
86 ブロック
87 スプリングホルダー
88 ブラケット

Claims (9)

  1. 一端が操作対象物のリターンバネで常時戻り方向に付勢されると共に他端をそのリターンバネの付勢力に抗して引き操作する引きケーブルに用いられるアシスト装置であって、
    前記引きケーブルと係合し、その引き操作に伴って第1方向に回動する回動部材と、
    その回動部材を第1方向に回転付勢する付勢手段と、
    前記回動部材および付勢手段を収容して保持するハウジング
    とを備えているアシスト装置。
  2. 前記付勢手段が、回動部材の回動に伴って回動するレバーと、そのレバーの自由端とハウジングに設けられる係止部との間に介在される引っ張りバネとを備えており、
    前記引きケーブルが操作されていない状態で、前記レバーがレバーの中心に関して係止部とは反対側に延びており、
    前記レバーとバネのなす角度が、操作ストロークが小さいときに小さく、操作ストロークが大きくなるにつれて大きくなるように構成されている、
    請求項1記載のアシスト装置。
  3. 前記回動部材とレバーとが互いに平行な軸心回りに回動自在に設けられると共に、前記回動部材に第1ギヤが設けられ、前記レバーにその第1ギヤと噛み合う第2ギヤが設けられている請求項1記載のアシスト装置。
  4. 前記回動部材が引きケーブルの端部を係止して巻き付けるドラムであり、前記引きケーブルが操作側と被操作側とに分離されると共に、それぞれの端部が前記ドラムに係止され、端部近辺がドラムに巻き付けられている請求項1記載のアシスト装置。
  5. 前記分離された引きケーブルのうち、操作側の引きケーブルの端部がドラムに対して操作方向に移動自在に設けられ、かつ、引きケーブルの端部とドラムの係合部との間に、引きケーブルの有効長を短くする向きに付勢する補助付勢手段が介在されている請求項4記載のアシスト装置。
  6. 前記回動部材がリンクであり、前記引きケーブルが操作側と被操作側とに分離されると共に、それぞれの端部が前記リンクに対し、リンクの回動中心と平行の回動中心回りに回動自在に係止されている請求項1記載のアシスト装置。
  7. 前記第1ギヤおよび第2ギヤが、操作ストロークが小さいときに第1ギヤから第2ギヤへの減速比が小さく、操作ストロークが大きくなるにつれて減速比が大きくなる非円形ギヤである請求項3記載のアシスト装置。
  8. 前記リンクとハウジングとの間に、少なくとも操作ストロークが小さいときに、リンクを第1方向に付勢する補助付勢手段が介在されている請求項6記載のアシスト装置。
  9. 導管と、その導管内に摺動自在に通されている引きケーブルと、前記導管の途中ないし端部で、前記引きケーブルの途中に設けられる請求項1〜8のいずれかに記載のアシスト装置とを備えている操作ケーブルユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009121666A (ja) * 2007-10-26 2009-06-04 Yamaha Motor Co Ltd クラッチ操作補助装置、それを備えた車両用パワーユニットおよび鞍乗型車両
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