JP4777107B2 - 電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置 - Google Patents

電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4777107B2
JP4777107B2 JP2006080268A JP2006080268A JP4777107B2 JP 4777107 B2 JP4777107 B2 JP 4777107B2 JP 2006080268 A JP2006080268 A JP 2006080268A JP 2006080268 A JP2006080268 A JP 2006080268A JP 4777107 B2 JP4777107 B2 JP 4777107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
motor
gear
brake
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006080268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007255552A (ja
Inventor
立 佐野
元志 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Cable System Inc
Hi Lex Corp
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
Hi Lex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Cable System Inc, Hi Lex Corp filed Critical Nippon Cable System Inc
Priority to JP2006080268A priority Critical patent/JP4777107B2/ja
Publication of JP2007255552A publication Critical patent/JP2007255552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4777107B2 publication Critical patent/JP4777107B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

本発明は電動式のケーブル駆動装置およびそれを用いた自動車などの電動ブレーキ装置に関する。自動車などには、モータバイク、三輪自動車、パワーアシスト式自転車、ゴルフカート、フォークリフトなどが含まれる。
特開2004−161063号公報
特許文献1には、図8に示すような、モータMによって回転駆動されるネジ軸116と、そのネジ軸と螺合するナット117と、そのナットに揺動自在に設けられるイコライザ118と、そのイコライザに連結される一対の引きケーブル119、120と、一方のケーブル119の向きを180度変換するためのプーリ121とを備えた電動パーキングブレーキ装置122が開示されている。さらに特許文献1には、他方のケーブル120の張力を検出するための張力センサTSを設け、張力が異常に上昇したときにモータMを停止させることが記載されている。
特許文献1の電動パーキングブレーキ装置122は、張力センサTSによってパーキングブレーキを操作するケーブル120の張力を直接検出することができる。そのため、必要とされるブレーキ力に対し、適切にモータMの制御を行うことができる。また、イコライザ118により左右のブレーキ力をほぼ均等にすることができるので、左右のケーブル119、120のうち一方のケーブル120の張力を検出するだけでよい。
しかし張力センサTSがケーブル120に直接取り付けられているので、ケーブル119、120のストロークによって張力センサTSも前後に移動する。そのため張力センサTSに接続されている電線を屈曲自在に支持する必要があるなど、配線が煩雑である。また、左右のケーブル119、120の間の張力には、イコライザ118の回転摩擦力に基づく差が生じる。
本発明は、センサを移動させなくてもよく、それにより配線を簡易にすることができる電動式のケーブル駆動装置を提供することを課題としている。さらに本発明は2本のケーブルを同一方向に操作することができ、かつ、センサによって左右のケーブルの張力をほぼ均等に検出することができる電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置を提供することを課題としている。
本発明のケーブル駆動装置(請求項1)は、モータと、そのモータの出力軸に連結される減速機と、その減速機の出力側に連結されると共に、回転中心の軸方向に移動自在に、かつ、回転自在に支持されている回転部材と、その回転部材に対し、回転/直進変換機構を介して連結されている直進部材と、その直進部材に連結されるケーブルと、前記回転部材を、その回転を許容しながらケーブルの引き込む方向に付勢するバネと、前記回転部材の軸方向の位置を検出する第1検出手段および第2検出手段、前記ケーブルを引き込む方向にモータを回転させると共に、前記第1検出手段の検出値が設定値より高くなったとき、そのモータを停止させ、さらに前記ケーブルを送り出す方向にモータを回転させると共に、前記第2検出手段の検出値が設定値より低くなったとき、そのモータを停止させるモータ制御手段を備えており、前記減速機が第1ギヤ、第2ギヤ、第3ギヤを有し、回転部材に固定された第3ギヤが第2ギヤに対して軸方向移動自在に噛み合っており、前記検出手段が第3ギヤの軸方向の位置を検出することにより回転部材の軸方向の位置を検出することを特徴としている。
このような電動式のケーブル駆動装置においては、前記第1検出手段がケーブルの張力が異常になったことを検出し、第2検出手段がケーブルの張力がゼロになったことを検出するものが好ましい(請求項2)
また、前記回転部材に雄ネジを設け、直進部材をその雄ネジと螺合する雌ネジを有するナット部材とし、前記雄ネジと雌ネジとで前記回転/直進変換機構を構成することができる(請求項)。さらに前記直進部材に、イコライザを揺動自在に設けたものが好ましい(請求項)。前記いずれのケーブル駆動装置においても、前記ケーブルを自動車のパーキングブレーキを操作するケーブルとすることができる(請求項)。
本発明の自動車などの電動ブレーキ装置は、前述のいずれかのケーブル駆動装置と、前記ケーブルが連結されるブレーキレバーと、そのブレーキレバーをブレーキ解除側に付勢するリターンバネと、前記ブレーキレバーと連結されるブレーキ用摩擦部材とを備えていることを特徴としている(請求項)。
本発明のケーブル駆動装置は、モータが一方向に、たとえばケーブルを引く方向に回転すると、回転部材が回転して変換機構により直進部材をケーブルを引く方向に駆動する。また、モータが他方向に回転すると、ケーブルを引く力を弱める。それにより、ケーブルの往復操作を行うことができる。そのとき、回転部材は、直進部材を介してケーブルの張力を受けているので、その張力とバネによる付勢力とがバランスする位置まで軸方向に移動する。したがって検出手段が回転部材の位置を検出することにより、ケーブルの張力を検出することができる。そして回転部材の軸方向の位置を検出する検出手段は、軸方向にほとんど移動させなくてもよいので、配線が容易である。
さらに前記ケーブルを引き込む方向にモータを回転させると共に、前記検出手段の検出値が設定値より高くなったとき、警告信号を出す警告手段を備えているので、ケーブルに過剰な負荷が加わったとき、警告信号によってモータを停止させるなど、適切な対応をとることができる。それによりケーブルの操作対象あるいは装置自体の安全性を確保することができる。
さらに前記ケーブルを送り出す方向にモータを回転させると共に、前記検出手段の検出値が設定値より低くなったとき、そのモータを停止させる停止制御手段を備えているので、ケーブルの送り出し操作のときに、無負荷になった時点でモータを停止させることができる。そのため、ケーブルに永久伸びが生じた場合には、余分にケーブルを送り出すことがない。したがってケーブルに弛みが生じにくく、つぎにケーブルを引っ張るときも余分な引っ張り操作が不要である。
記回転部材が雄ネジを有し、前記直進部材がその雄ネジと螺合する雌ネジを有するナット部材であり、前記雄ネジと雌ネジとで前記回転/直進変換機構を構成している場合(請求項)は、モータが回転して回転部材が回転すると、その雄ネジに螺合しているナット部材が軸方向に移動する。それによりナット部材に連結されたケーブルが軸方向に操作される。そしてネジ機構により回転を直進運動に変換するので、その部分でも大きい減速作用(増力作用)が得られる。また、ケーブルを介して伝わる軸方向の外力は回転部材の回転力に変換されず、回転部材をバネに抗して軸方向に移動させるだけで減速機やモータには影響しない。
前記直進部材にイコライザが揺動自在に設けられている場合(請求項)は、2本のケーブルを同調して引き操作あるいは緩め操作することができ、しかも2本のケーブルの操作力の差はイコライザによって吸収される。したがって2個所の操作対象物を均等な力で同調して操作することができる。
前記ケーブルが自動車のパーキングブレーキを操作するケーブルである場合(請求項)は、ケーブルの張力の検出精度が向上することにより、ブレーキ力の微妙な調整が可能となる。そのため従来の電気駆動のパーキングブレーキ装置に比して、さらに適切なブレーキ力でブレーキ操作ができる。
本発明の電動ブレーキ装置(請求項)は、前述のケーブル駆動装置を用いているので、構成が簡単で、しかもブレーキ力の制御精度が高い。
つぎに図面を参照しながら本発明の電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置の実施の形態を説明する。図1は本発明のケーブル駆動装置の一実施形態を示す一部断面平面図、図2は図1のII-II線断面図、図3は図1のIII-III線断面図、図4aおよび図4bはそれぞれ図1のケーブル駆動装置の制御方法の実施形態を示すフローチャート、図5は図1のケーブル駆動装置を用いた電動ブレーキ装置の一実施形態を示す概略平面図、図6は本発明のケーブル駆動装置の他の実施形態を示す一部断面平面図、図7は図6のVII-VII線断面図である。
図1に示すケーブル駆動装置10は、本体11とカバー12とからなるハウジング13と、そのハウジングに取り付けられるモータMと、ハウジング13内に収容され、モータの回転を減速する減速機Gと、減速機の出力部に連結されるネジ−ナット機構(回転/直進変換機構)14と、そのネジ−ナット機構によって往復駆動される2本のコントロールケーブル15とを備えている。符号16はネジ−ナット機構14の回転部材であるスクリューシャフト17をケーブル15の引き込み方向(図1の右側)に付勢するバネであり、符号18はスクリューシャフト17の位置を検出してコントロールケーブル15のインナーケーブル21の張力を検出する張力センサである。
前記スクリューシャフト17の一端はハウジング13によって回転自在に、かつ、軸方向移動自在に支持されている。スクリューシャフト17の他端は、ハウジング13に固定されたガイドブラケット19によって回転自在に、かつ、軸方向移動自在に支持されている。スクリューシャフト17の雄ネジ17aには、ナット部材20が螺合されており、そのナット部材20には、2本のコントロールケーブル15のインナーケーブル21の端部を係止するイコライザ22が揺動自在に取り付けられている。前記ガイドブラケット19はイコライザ22の上面および下面を摺動自在にガイドしており、それによりイコライザ22を介してナット部材20の軸回りの回転を拘束している(図3参照)。スクリューシャフト17とナット部材20は前述のネジ−ナット機構14を構成している。
前記ハウジング13の本体11とカバー12との間には、減速機Gのギヤを支持する第1軸23および第2軸24がモータMの出力軸25と平行に配置され、固定されている。前記スクリューシャフト17の回転中心もモータMの出力軸25と平行である。
前記減速機Gは、モータMの出力軸25に固定されているピニオン27と、第1軸23によって回転自在に支持され、ピニオン27と噛み合う第1ギヤ28と、前記第2軸24によって回転自在に支持され、第1ギヤ28と噛み合う第2ギヤ29と、スクリューシャフト17の外周に固定され、第2ギヤ29と噛み合う第3ギヤ30とからなる。図2に示すように、第1ギヤ28はピニオン27と噛み合う大径ギヤ28aと、その大径ギヤと一体に回転する小径ギヤ28bとを備えている。第2ギヤ29は第1ギヤの小径ギヤ28bと噛み合う大径ギヤ29aと、その大径ギヤと一体に回転して第3ギヤ30と噛み合う小径ギヤ29bとを備えている。なお図2では、煩雑さを避けるために略図で示している。第2ギヤの小径ギヤ29bと第3ギヤ30とは、軸方向移動自在に噛み合っている。なお、第2ギヤの小径ギヤ29bおよび第3ギヤ30は平歯車のほか、はすば歯車でもよい。はすば歯車でも軸方向移動可能であるためである。
前記減速機Gでは、モータMの回転は、ピニオン27から第1ギヤの大径ギヤ28aへ伝達されるとき、第1ギヤの小径ギヤ28bから第2ギヤの大径ギヤ29aに伝達されるとき、および第2ギヤの小径ギヤ29bから第3ギヤ30に伝達されるときにそれぞれ減速され、全体として3段減速の作用が奏される。
図1に戻って、前記第2ギヤの大径ギヤ29aには、複数個の鉄系などの磁性材料からなる被検出部材31aが埋め込まれており、ハウジング13のカバー12に設けたホールICなど、被検出部材31aを検出するストロークセンサ31bが取り付けられている。そしてこのストロークセンサ31bと被検出部材31aとで、第2ギヤ29の回転数ないし回転角度を検出し、インナーケーブル21の操作量をMPUなどで演算するようにしている。
前記減速機Gの第3ギヤ30の内周は回り止めのための四角形の貫通孔が形成されており、スクリューシャフト17の表面には、その貫通孔と嵌合する4個所の平坦面32が形成されている。第3ギヤ30は、スクリューシャフト17に形成された鍔部33とスクリューシャフト17の周囲に係止される止め輪34とによって、軸方向に相対的に移動しないように係止されている。スクリューシャフト17の基端、すなわち雄ネジ17aが形成されている側と反対側の端部には、手動でブレーキ解除操作を行うための係合穴35が形成されている。係合穴35はいわゆる六角レンチと嵌合する断面六角形の穴である
ハウジング13の本体11には、略筒状の突出部37が設けられており、その端部に前記ガイドブラケット19が固定されている。さらに突出部37の内部には、ボールベアリング38の外輪39が固定されている。ボールベアリング38の内輪40は、スクリューシャフト17を回転自在に、かつ、軸方向移動自在に支持している。ボールベアリングの外輪39は、突出部37の内面に形成された段部41に係合している。内輪40は、スラスト針状コロ軸受け42を介して止め輪43によって軸方向に抜けるのを規制している。
前記段部41には、バネ16の一端を受けるブッシュ44が設けられ、そのブッシュ44と前記スクリューシャフトの鍔部33との間に前述のバネ16が介装されている。バネ16は圧縮コイルスプリングであり、スクリューシャフト17の周囲を囲むように配置され、スクリューシャフト17を図1の右側に、すなわちインナーケーブル21を引き込む方向に付勢している。なお、圧縮コイルスプリングに代えて、引っ張りコイルスプリングを採用することもできる。符号45、46はワッシャであり、符号47は筒状のスペーサである。スペーサ47と基端側のワッシャ46との間には、隙間Sが設けられている。
バネ16の強さは、インナーケーブル21の張力が0のときにほとんど撓まず、インナーケーブル21に張力が加わっていくと次第に縮み、許容範囲の上限などの異常な張力が加わったとき、隙間Sよりいくらか少ない寸法だけ、すなわちほとんど隙間S分だけ縮む程度にしている。図1はインナーケーブル21の張力が0で、スクリューシャフト17がバネ16によって図1の右側に移動している状態である。右側への移動は、スクリューシャフト17の途中に係止された止め輪43がハウジング13と当接することにより規制される。左側の移動は、スペーサ47とワッシャ46の当接により規制される。
前記コントロールケーブル15は、可撓性を有するアウターケーシング49と、そのアウターケーシング内に摺動自在に収容される前述のインナーケーブル21とからなる公知のプルコントロールケーブルである。アウターケーシング49は断面角形の金属線を密に螺旋状に巻いた鎧層とその外周に設けられる合成樹脂製の被覆とからなる。内面に合成樹脂製のチューブ状のライナが設けられる場合もある。インナーケーブル21は金属素線を撚り合わせたものであり、この実施形態ではその外周に合成樹脂製のコートを設けている。
アウターケーシング49の端部には筒状のケーシングキャップ50がカシメなどで固定され、そのケーシングキャップ50に設けられているフランジ部が前記ガイドブラケット19の端部(図1の符号19a)に固定されている。ガイドブラケットの端部19aには、ナット部材20と当接するクッションラバー51が取り付けられている。
図3に示すように、前記ナット部材20は、筒状の本体52と、その本体の長手方向中央部から上下に突出する円柱状の軸部53とを備えており、側面視で略十文字の形態を呈している。この実施形態では軸部53の径の方が本体52を構成する円筒よりも大径である。本体52の内部には、内径を大きくしたグリース溜まりを形成するのが好ましい。
前記イコライザ22は、それぞれナット部材20の軸部53に揺動自在に被せられる有底円筒部54と、その開口端近辺から左右に翼状に延びる板状のケーブル係止部55とからなる上下のプレートによって構成することができる(図3参照)。この実施形態では、図1に示すように、それぞれのケーブル係止部55に長穴56が形成されている。ただし円形であってもよい。前記長穴56はインナーケーブル21のケーブルエンド21aを係止する部位である。
前記張力センサ18としては、第3ギヤ30の位置を間隔をあけて検出するホールICが好適に用いられる。第3ギヤ30には、ホールICが検出する鉄系の磁性材料からなるリングを埋め込んでおく。ただし第3ギヤ30自体を鉄系材料製としてもよい。なお、ホールICに代えて、近接スイッチやリミットスイッチを用いることもできる。張力センサ18は1個でもよいが、インナーケーブル21の張力が異常になったことを検出する第1センサと、張力がゼロになったことを検出する第2センサを設けてもよい。
上記のように構成されるケーブル駆動装置10において、モータMを一方向に回転させると、減速機Gによって減速された状態でスクリューシャフト17が一方向に回転する。スクリューシャフト17と螺合しているナット部材20は、イコライザ22を介してガイドブラケット19によってスクリューシャフトの軸心回りの回転が規制されているので、スクリューシャフト17の回転に伴って軸方向に移動する。そのためイコライザ22も一緒に軸方向に移動し、2本のインナーケーブル21、21を引き操作あるは送り操作することができる。そのとき、イコライザ22がナット部材20に対して揺動自在であるので、両方のインナーケーブル21、21の張力のバランスが保たれる。
ナット部材20をインナーケーブル21を引く方向に移動させるとき、モータMの回転に伴って次第にナット部材20が図1の右側に移動する。そのとき、スクリューシャフト21には図1の左向きの反力が加わる。それによりバネ16がいくらか圧縮され、スクリューシャフト21が図1の左側に移動する。その移動量が所定量を超えると、張力センサ18が信号を出すようにしておく。それによりインナーケーブル21に加わる張力が適切な範囲を超えて過大になったことを検出することができ、インナーケーブル21やケーブル駆動装置10、あるいは操作対象を保護することができる。
図4aは上記の制御を行う場合を示している。すなわち第1ステップS1でモータMを正転方向(インナーケーブルを引く方向)に回転させ、センサ18の出力が所定加重を超えたか否かを判別する(第2ステップS2)。そして所定加重を超えたとき、警告信号を出す(第3ステップS3)。警告信号が出たときは、モータMを停止させるように制御する(第4ステップS4)。警告信号によって、たとえばブザーやランプの点灯で使用者に警告するようにしてもよい。なお、ブレーキをかけていくときのインナーケーブル21のストローク量を、ストロークセンサ31bで求め、記憶させておく。
モータMが逆方向に回転すると、ナット部材20が図1の左側に移動し、インナーケーブル21を送り出す。そしてインナーケーブル21に加わる張力が減ずると、バネ18の付勢力が低下するので、バネ16は元の長さに戻っていく。そしてストロークセンサ31bによってインナーケーブル21の移動量が元の状態に戻ったことを検出したとき、モータMを停止させる。
すなわち図4bに示すように、モータMを逆転させるとき(第11ステップS11)、ストロークセンサ31bによって検出したインナーケーブル21のストローク量を前述の記憶させた引きストローク量のデータと比較し、元に戻ったか否かを判別させる(第12ステップS12)。そして引きストローク分戻ったときにモータMを停止させる(第13ステップS13)。それにより、インナーケーブル21に永久伸びが生じている場合、あるいは摩擦部材が摩耗している場合に、無駄にインナーケーブルを弛ませることがない。
つぎに図5を参照して前記ケーブル駆動装置を備えた電動ブレーキ装置の実施形態を説明する。この電動ブレーキ装置60は、前述のケーブル駆動装置10の2本のコントロールケーブル15の他端を自動車のブレーキ機構63に連結したものである。ブレーキ機構63は、ブレーキドラム64と、そのブレーキドラムに取り付けられるブレーキシュー65と、ブレーキドラム64を戻し方向(矢印R方向)に付勢するリターンスプリング66と、コントロールケーブルのインナーケーブル21で作動するパーキングレバー67とを備えた公知のものである。
この電動ブレーキ装置60は、通常の状態ではリターンスプリング66の付勢力でブレーキドラム64が矢印R方向に回動してブレーキ解除の状態になっている。そして運転者がスイッチを入れるとケーブル駆動装置10のモータMが一方向に回転し、図1のスクリューシャフト17が回転し、ナット部材20を引き込む。それによりイコライザ22に連結されているコントロールケーブル15のインナーケーブル21が矢印K方向に引っ張られ、パーキングレバー67がブレーキ作動方向(矢印Rの反対側)に回動してブレーキがかかる。
運転者がブレーキを解除する場合は、スイッチの操作によりモータMを逆方向に回転させ、2本のインナーケーブル21を引く力を緩める。それによりインナーケーブル21はブレーキ機構63のリターンスプリング66の付勢力により引き戻され、ブレーキがかかる。
前述のようにケーブル駆動装置10はインナーケーブル21に過大な荷重が加わるとモータMを停止させるので、ブレーキ操作は適切に行われ、ブレーキシュー65などの摩擦部材の無駄な摩耗が抑制されると共に、インナーケーブル21の弛みや張り過ぎに基づく損耗が抑制される。また、ケーブルをかける操作の時のインナーケーブル21のストローク量を毎回記憶させ、送り出し操作のときに、ブレーキをかける操作のときのストローク量と同じだけ戻した時点でモータMを停止させるようにしているので、インナーケーブル21に永久伸びが生じた場合、あるいはブレーキシュー65に摩耗が生じた場合でも、余分にケーブルを送り出すことがない。したがってケーブルに弛みが生じにくく、つぎにケーブルを引っ張るときも余分な引っ張り操作が不要である。
前記の制御方法では、ブレーキの解除時にインナーケーブル21のストロークによってモータMを停止させるようにしているが、インナーケーブル21の張力が0になったことを検出するセンサを別個に設け、インナーケーブル21の張力が0になったときにモータを停止させる制御と組み合わせてもよい。なお、荷重が0になったときに直ちに停止させず、スクリューシャフト17を所定の回転角度だけ回転させてから停止させるようにしてもよい。それにより電動ブレーキの場合に引きずりを防止することができる。また、通常の操作範囲ではブレーキの作動および解除共にインナーケーブルの操作量に基づいてモータMの回転・停止を制御し、張力センサが所定の上限の値を超えたときに、モータを停止させるように構成してもよい。そして前記ケーブルの操作量の検出回路がケーブルの位置を検出し、ブレーキが掛かっているまでケーブルが移動していないにも関わらず、ケーブルの荷重が所定値を越えたときは、システム異常と判断し、ワーニングランプやワーニングブザーなどで運転者に故障を認知させることができる。
上記のような電動ブレーキ装置60は、通常はパーキングブレーキの操作に用いられる。ただし緊急時にサービスブレーキに代わる非常用ブレーキとして操作できるようにしておくのが好ましい。
図6に示すケーブル駆動装置70は、スクリューシャフト17をケーブルの引き方向(図6の右側)に付勢するバネ71をスクリューシャフト17の端部に設けた以外は図1のケーブル駆動装置10と実質的に同一あり、同一の作用効果を奏する。バネ71は有底筒状のバネケース72内に収容されており、そのバネケース72はガイドブラケット19の端部19aに取り付けている。
この実施形態では、端部19aに円筒部73を突設し、その円筒部73の内面に形成した雌ネジに、バネケース72の外周に形成した雄ネジを螺合するようにしている。バネ71とスクリューシャフト17の端部の間、およびバネ71とバネケース72の内底面の間には、それぞれワッシャ74、75が介在されている。一方のワッシャ74は、エンドプレート76を介してビス77によってスクリューシャフト17の端部に固定されている。
図6のケーブル駆動装置70の作用効果は図1のケーブル駆動装置10と実質的に同一である。
本発明のケーブル操作装置は、ブレーキ操作のほか、種々のケーブルを押し引きするリニアアクチュエータとして種々の用途などにも使用することもできる。前記実施の形態では、回転/直進変換機構として採用したネジ−ナット機構のネジ側をモータに連結し、ナット側をケーブルに連結しているが、逆にネジ側にケーブルを連結し、ナット側をモータに連結するようにしてもよい。
本発明のケーブル駆動装置の一実施形態を示す一部断面平面図である。 図1のII-II線断面図である。 図1のIII-III線断面図である。 図4aおよび図4bはそれぞれ図1のケーブル駆動装置の制御方法の実施形態を示すフローチャートである。 図1のケーブル駆動装置を用いた電動ブレーキ装置の一実施形態を示す概略平面図である。 本発明のケーブル駆動装置の他の実施形態を示す一部断面平面図である。 図6のVII-VII線断面図である。 従来の電動式パーキングブレーキ装置の一例を示す平面図である。
符号の説明
10 ケーブル駆動装置
11 本体
12 カバー
13 ハウジング
M モータ
G 減速機
14 ネジ−ナット機構
15 コントロールケーブル
16 バネ
17 スクリューシャフト
17a 雄ネジ
18 センサ
19 ガイドブラケット
19a 端部
19b クッションラバー
20 ナット部材
21 インナーケーブル
22 イコライザ
23 第1軸
24 第2軸
25 出力軸
27 ピニオン
28 第1ギヤ
28a 大径ギヤ
28b 小径ギヤ
29 第2ギヤ
29a 大径ギヤ
29b 小径ギヤ
30 第3ギヤ
31a 被検出部材
31b ストロークセンサ
32 平坦面
33 鍔部
34 止め輪(第3ギヤ用)
35 係合穴
37 突出部
38 ボールベアリング
39 外輪
40 内輪
41 段部
42 スラスト針状コロ軸受け
43 止め輪(コロ軸受け用)
44 ブッシュ
45、46 ワッシャ
47 スペーサ
48 止め輪(スクリューシャフト用)
49 アウターケーシング
50 ケーシングキャップ
51 クッションラバー
52 本体(ナット部材)
53 軸部
54 有底円筒部
55 ケーブル係止部
56 長穴
60 電動ブレーキ装置
63 ブレーキ機構
64 ブレーキドラム
65 ブレーキシュー
66 リターンスプリング
67 パーキングレバー
70 ケーブル駆動装置
71 バネ
72 バネケース
73 円筒部
74、75 ワッシャ
76 エンドプレート
77 ビス

Claims (6)

  1. モータと、
    そのモータの出力軸に連結される減速機と、
    その減速機の出力側に連結されると共に、回転中心の軸方向に移動自在に、かつ、回転自在に支持されている回転部材と、
    その回転部材に対し、回転/直進変換機構を介して連結されている直進部材と、
    その直進部材に連結されるケーブルと、
    前記回転部材を、その回転を許容しながらケーブルの引き込む方向に付勢するバネと、
    前記回転部材の軸方向の位置を検出する第1検出手段および第2検出手段
    前記ケーブルを引き込む方向にモータを回転させると共に、前記第1検出手段の検出値が設定値より高くなったとき、そのモータを停止させ、さらに前記ケーブルを送り出す方向にモータを回転させると共に、前記第2検出手段の検出値が設定値より低くなったとき、そのモータを停止させるモータ制御手段を備えており、
    前記減速機が第1ギヤ、第2ギヤ、第3ギヤを有し、回転部材に固定された第3ギヤが第2ギヤに対して軸方向移動自在に噛み合っており、
    前記検出手段が第3ギヤの軸方向の位置を検出することにより回転部材の軸方向の位置を検出する
    電動式のケーブル駆動装置。
  2. 前記第1検出手段がケーブルの張力が異常になったことを検出し、第2検出手段がケーブルの張力がゼロになったことを検出する請求項1記載のケーブル駆動装置。
  3. 記回転部材が雄ネジを有し、前記直進部材がその雄ネジと螺合する雌ネジを有するナット部材であり、前記雄ネジと雌ネジとで前記回転/直進変換機構を構成している請求項1記載のケーブル駆動装置。
  4. 前記直進部材にイコライザが揺動自在に設けられている請求項1記載のケーブル駆動装置。
  5. 前記ケーブルが自動車のパーキングブレーキを操作するケーブルである請求項1、2、3または4のいずれかに記載のケーブル駆動装置。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載のケーブル駆動装置と、前記ケーブルが連結されるブレーキレバーと、そのブレーキレバーをブレーキ解除側に付勢するリターンバネと、前記ブレーキレバーと連結されるブレーキ用摩擦部材とを備えている自動車などの電動ブレーキ装置。
JP2006080268A 2006-03-23 2006-03-23 電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置 Expired - Fee Related JP4777107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080268A JP4777107B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080268A JP4777107B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007255552A JP2007255552A (ja) 2007-10-04
JP4777107B2 true JP4777107B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=38629998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006080268A Expired - Fee Related JP4777107B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4777107B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104816715A (zh) * 2014-02-05 2015-08-05 现代摩比斯株式会社 电子驻车制动器的行程不足警告装置及方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5151843B2 (ja) * 2008-02-05 2013-02-27 株式会社アドヴィックス ケーブル式駆動力伝達機構
JP5699618B2 (ja) * 2011-01-13 2015-04-15 新東工業株式会社 電動シリンダシステム
KR101547839B1 (ko) * 2014-03-31 2015-08-27 한국델파이주식회사 전자식 주차 브레이크의 구동 유닛
KR101508678B1 (ko) * 2014-03-31 2015-04-07 한국델파이주식회사 전자식 주차 브레이크의 구동 유닛
KR101509431B1 (ko) * 2014-09-25 2015-04-09 주식회사 인팩 페일 세이프 기능을 갖춘 전자식 주차 브레이크 장치와 이의 제어방법
JP2016222076A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 豊生ブレーキ工業株式会社 電動式ドラムブレーキ
JP6576696B2 (ja) * 2015-06-01 2019-09-18 豊生ブレーキ工業株式会社 電動式ドラムブレーキ
DE102017106829A1 (de) * 2016-10-24 2018-04-26 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Aktor für ziehende Betätigung bei drückend wirkender Antriebseinrichtung

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005265048A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Nissan Motor Co Ltd 電動パーキングブレーキ装置
JP4928080B2 (ja) * 2004-06-30 2012-05-09 株式会社ハイレックスコーポレーション 電動式のケーブル駆動装置および電動式ブレーキ装置
JP4483432B2 (ja) * 2004-06-30 2010-06-16 株式会社アドヴィックス 力センサおよび同力センサを用いた電動パーキングブレーキ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104816715A (zh) * 2014-02-05 2015-08-05 现代摩比斯株式会社 电子驻车制动器的行程不足警告装置及方法
CN104816715B (zh) * 2014-02-05 2018-04-06 现代摩比斯株式会社 电子驻车制动器的行程不足警告装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007255552A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4777107B2 (ja) 電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置
KR101275494B1 (ko) 전동식의 케이블 구동 장치 및 전동식 브레이크 장치
JP4928080B2 (ja) 電動式のケーブル駆動装置および電動式ブレーキ装置
KR102311205B1 (ko) 주차 브레이크 장치
US8720653B2 (en) Drum-integrated electric parking brake
CN100580271C (zh) 调节装置
CN105083245B (zh) 驻车制动装置及其控制方法
JP4832976B2 (ja) 電動式のケーブル駆動装置および電動式パーキングブレーキ
US9638271B2 (en) Brake device for vehicle
US8215721B2 (en) Parking brake control device
KR20150069065A (ko) 전자식 주차 브레이크 시스템 및 그 제어방법
JP4928085B2 (ja) 電動ブレーキ装置
JP2011179686A (ja) 電動式のケーブル駆動装置および電動ブレーキ装置
JP4928089B2 (ja) 電動式のケーブル駆動装置および電動式ブレーキ装置
CN103085798A (zh) 电子驻车制动器
KR20070021275A (ko) 전동식의 케이블 구동 장치 및 전동식 브레이크 장치
JP2008279827A (ja) インナーケーブルの連結解除機構およびそれを用いたケーブル駆動装置
JP4891008B2 (ja) ブレーキシステム
JP2006044632A (ja) 電動式のケーブル駆動装置および電動式ブレーキ装置
KR101391103B1 (ko) 모터 직결 타입 전자식 주차브레이크
KR101567211B1 (ko) 자동차의 전동식 주차 브레이크 장치
KR100586154B1 (ko) 자동차 전자식 주차 브레이크장치용 액츄에이터
CN111319591A (zh) 一种用于无人驾驶车辆的驻车制动装置、控制方法和车辆
KR102196148B1 (ko) 주차 브레이크 장치
JP2007263270A (ja) 電動式パーキングブレーキ制御機構および該制御機構を用いたパーキングブレーキ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4777107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees