JP2005265048A - 電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents

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Hitoshi Tomura
均 戸村
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Abstract

【課題】 パーキングブレーキの摩擦材の摩耗を検知することが可能な電動パーキングブレーキ装置を提供する。
【解決手段】 電動パーキングブレーキ装置1は、一端側がパーキングブレーキ19に接続されたPKBケーブル17を、電動にて他端側から引き込むことにより摩擦材を動作させて車輪に制動力を付与するものである。また、この電動パーキングブレーキ装置1では、摩擦材を動作させる際に、ECU11がPKBケーブル17の他端側の引き込み量を算出する。そして、ECU11は、算出した他端側引き込み量に基づいて、PKBケーブル17の一端側の引き込み量を求め、求めた一端側引き込み量が所定の閾値を超えたときに、パーキングブレーキの摩擦材が摩耗状態であると判断する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電動パーキングブレーキ装置に関する。
従来、乗員の手動操作に代えて、電動にてパーキングブレーキの作動及び解除をする電動パーキングブレーキ装置が知られている。また、従来の電動パーキングブレーキ装置としては、オートモードとマニュアルモードとが設定可能とされたものが知られている。この装置は、オートモード時において運転者によるブレーキペダル操作を読み取り、そのブレーキ操作に応じてパーキングブレーキを自動作動させる構成となっている。また、マニュアルモード時においては、特定のスイッチ操作を読み取り、そのスイッチ操作に応じてパーキングブレーキを作動させる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−67901号公報
しかしながら、従来の電動パーキングブレーキ装置では、車輪に制動力を付与するパーキングブレーキの摩擦材に摩耗が生じていても何ら検知する手段がなかった。すなわち、手動(所定のペダルの踏み込みやレバー操作)によるパーキングブレーキのブレーキ操作にあっては、運転者がブレーキ感覚によって摩擦材の摩耗を認識することも可能であったが、電動による作動の場合には運転者自らが感覚によって摩擦材の摩耗を認識することができず、摩耗が生じていても何ら検知できない。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、パーキングブレーキの摩擦材の摩耗を検知することが可能な電動パーキングブレーキ装置を提供することにある。
本発明によれば、電動パーキングブレーキ装置は、一端側がパーキングブレーキに接続されたケーブルを、電動にて他端側から引き込むことにより摩擦材を動作させて車輪に制動力を付与するものである。また、この電動パーキングブレーキ装置は、算出手段と判断手段とを備えている。算出手段は、ケーブルを他端側から引き込むときの該ケーブル他端側の引き込み量を算出する。判断手段は、算出手段にて算出された他端側引き込み量に基づいて、ケーブル一端側の引き込み量を求め、求めた一端側引き込み量が所定の閾値を超えたときに、パーキングブレーキの摩擦材が摩耗状態であると判断する。
本発明によれば、ケーブル他端側の引き込み量を算出し、算出した他端側引き込み量からケーブル一端側の引き込み量を求め、この引き込み量からパーキングブレーキの摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断している。ここで、摩擦材が摩耗すると、摩擦材により制動力を付与される部材(例えばドラムの内側)と摩擦材との間の隙間が大きくなる。このため、摩擦材が摩耗した場合にあっては、ケーブル一端側の引き込み量が大きくなる。故に、ケーブル他端側の引き込み量から一端側の引き込み量を求めて、所定の閾値と比較することにより、摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断できることとなる。従って、パーキングブレーキの摩擦材の摩耗を検知することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。まず、以下の各実施形態にて説明する電動パーキングブレーキ装置は、一端側がパーキングブレーキに接続されたケーブル(後述のPKBケーブル17)を、電動にて他端側から引き込むことにより摩擦材を動作させて車輪に制動力を付与するものである。そして、このケーブル引き込み量から摩擦材の摩耗判断を行うものである。
以下、具体的に説明する。図1及び図2は、第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置全体の構成図であり、図1は電動パーキングブレーキ装置の車両設置状態を示し、図2は電動パーキングブレーキ装置の詳細構成を示している。
まず、これらの図に示すように、電動パーキングブレーキ装置1は、ECU(算出手段、判断手段、記憶手段)11とアクチュエータ13とからなるコントロールユニット10、イコライザ15、PKBケーブル17及びパーキングブレーキ19を備えている。また、電動パーキングブレーキ装置1は、電源部21、ヒューズ23、エマージェンシー解除操作部25、及び解除ケーブル27を具備している。さらに、電動パーキングブレーキ装置1は、インジケータランプ(警告手段)29、スピーカ(警告手段)30、各種センサ・スイッチ31〜59、メインハーネス61、コネクタ63及びボディハーネス65を有している。
電動パーキングブレーキ装置1は、ECU11により制御されるアクチュエータ13がイコライザ15及びPKBケーブル17を介して、車両後輪側に設置されたパーキングブレーキ19を解除及び作動させるものである。ここで、ECU11は、アクチュエータ13を制御してパーキングブレーキ19を解除及び作動させるほかに、パーキングブレーキ19の内部部品である摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断する機能を有している。
また、上記ECU11とアクチュエータ13とは、電源部21に接続されている。電源部21は、ヒューズ23を介してECU11とアクチュエータ13とに電圧を供給するものであり、詳しくは電源部21の第1端子21aから第1ヒューズ23a介してECU11に電圧を供給し、第2端子21bから第2ヒューズ23b介してアクチュエータ13に電圧を供給する構成となっている。
また、エマージェンシー解除操作部25は、解除ケーブル27を介してアクチュエータ13に接続されており、手動にて操作されることにより早期にアクチュエータ13を作動させ、パーキングブレーキ19を解除させることが可能とされたものである。
また、インジケータランプ29及び各種センサ・スイッチ31〜59は、メインハーネス61、コネクタ63及びボディハーネス65を介してECU11に接続されている。また、スピーカ30は、上記ハーネス等61〜65を介することなく、直接にECU11に接続されている。
ここで、インジケータランプ29は、パーキングブレーキ19の解除及び作動や、システム異常などの状態を表示するためのものであって、ECU11からの信号により点灯及び消灯するものである。スピーカ30についても同様に、ECU11からの信号により、パーキングブレーキ19の解除及び作動や、システム異常などの状態を音声出力するものである。また、インジケータランプ29及びスピーカ30は、パーキングブレーキ19の摩擦材が摩耗状態となった場合には、その旨を車両乗員に対し警告する機能を有している。
各種センサ・スイッチ31〜59それぞれは、検出結果又は入力内容に応じた信号をECU11に送信する構成となっている。図3は、第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置1の一部構成図である。同図に示すように、操作スイッチ31は、アクチュエータ13を作動させるためのスイッチである。また、操作スイッチ31は、操作内容に応じた信号をECU11に送信する構成となっている。そして、ECU11は、操作スイッチ31からの信号を入力すると、アクチュエータ13を作動させ、パーキングブレーキ19の電動による解除及び作動を行うようになっている。
また、イグニッションセンサ33は、イグニッションスイッチの状態を検出するものであり、イグニッションOFFの状態であるか、アクセサリONの状態であるか、エンジン作動状態であるかを検出し、検出した情報をECU11に送信する構成となっている。また、イグニッションセンサ33は、車両キーが挿入されているか否かについても検出する構成とされており、キーの挿入又は非挿入の情報をECU11に送信する構成となっている。
アクセルポジションセンサ35は、アクセルペダルの操作を検出するためのものであって、具体的にはアクセルペダル部に設置されてアクセルペダルの動きに同期したポジション情報をECU11に送信する構成となっている。ブレーキポジションセンサ37は、ブレーキペダル部に設置され、ブレーキペダルの動きに同期したブレーキペダルのポジション情報をECU11に送信する構成となっている。クラッチポジションセンサ39は、クラッチペダルの操作を検出するためのものであって、アクセルポジションセンサ35やブレーキポジションセンサ37と同様に、クラッチペダルの動きに同期したポジション情報をECU11に送信する構成とされている。
また、エンジン回転数検出センサ41及びエンジントルク検出センサ43は、それぞれエンジンの回転数及びトルクの情報を検出してECU11に送信するものである。シフトポジション検出センサ45は、シフトポジションの状態、すなわちドライブポジションであるか、ニュートラルポジションであるかなどを検出し、ECU11にその情報を送信するものである。
シート圧力センサ47は、運転者用シートの座面に設置され、シートに加わる圧力を検出し、その圧力の情報をECU11に送信するものである。A/Tモードスイッチ49は、オートマティック車のシフトチェンジのパターンを変更できるスイッチであって、通常モード、スポーツモード、及びスノーモードを選択可能とされたものである。そして、A/Tモードスイッチ49は、選択されたモードの情報をECU11に送信し、ECU11はモードに応じたシフトチェンジのパターンで車両制御することとなる。
ライニング温度センサ51は、RRブレーキパッド又はライニング内部に設置されており、RRブレーキ摩擦材の温度を検出し、その温度情報をECU11に送信するものである。荷重センサ53は、アクチュエータ13の内部に設置されており、PKBケーブル17のアクチュエータ側の端部に加わる荷重を計測し、その情報をECU11に送信するものである。
また、勾配センサ55は、車両が停車している路面の傾斜角を検出するものであり、検出した路面傾斜角の情報をECU11に送信する構成となっている。車輪速センサ57は、4輪のアクスルハウジング部位に設けられており、各車輪の回転情報を検出し、ECU11に送信する構成となっている。さらに、減速機回転センサ59は、アクチュエータ13の内部に設置され、アクチュエータ内のギヤ(後述する減速機67)の回転数を検出してその情報をECU11に送信する構成となっている。
そして、ECU11は、上記各種センサ・スイッチ31〜59からの信号に基づいて、パーキングブレーキ19の解除及び作動させるようになっており、解除及び作動させる際には、アクチュエータ13を作動させるようになっている。
また、図3に示すように、アクチュエータ13は、モータMと減速機67とを備えておいる。次にアクチュエータ13を備えるコントロールユニット10について、図4を参照して説明する。
図4は、電動パーキングブレーキ装置1のコントロールユニット10の内部構成図である。同図に示すように、コントロールユニット10は、ECU11及びアクチュエータ13がハウジング69に収納された構成となっている。具体的に説明すると、ECU11は、モータMに接続されており、モータMを正転駆動又は逆転駆動させるようになっている。また、モータMは、減速機67に接続されている。減速機67は、駆動ギヤ71、ガイドシャフト73、第1従動ギヤ75、駆動シャフト77、及び第2従動ギヤ79からなっている。
駆動ギヤ71は、モータMに接続され、モータMからの回転力を、ガイドシャフト73により軸支される第1従動ギヤ75に伝えるようになっている。また、第1従動ギヤ75は、駆動シャフト77により軸支される第2従動ギヤ79に接続され、自己の回転力を第2従動ギヤ79に伝達するようになっている。さらに、駆動シャフト77は、ねじ切り加工され、ねじ切り部と噛み合うように駆動ナット81が取り付けられている。このため、駆動ナット81は、第2従動ギヤ79が回転すると駆動シャフト77の延在方向に沿って移動することとなる。また、駆動ナット81には荷重センサ53(図示せず)を有するケーシング83が連結されている。このため、ケーシング83は、駆動ナット81の移動に合わせて駆動シャフト77の長手方向に移動可能となっている。
このように構成されるため、ECU11は、モータMを正転駆動又は逆転駆動させ、各ギヤ71,75,79を通して駆動シャフト77を回転させることとなる。そして、ECU11は、駆動シャフト77の回転により駆動ナット81を移動させ、この移動によりケーシング83を駆動シャフト77の延在方向に移動させてPKBケーブル17を他端側から引き込み又は繰り出しすることとなる。そして、この引き込み又は繰り出しによって、パーキングブレーキ19は解除又は作動することとなる。
なお、ECU11は、減速機回転センサ59からの信号によりにて検出される減速機67の回転数などから、PKBケーブル17の他端側の引き込み量を算出する構成となっている。すなわち、ECU11は、検出された減速機67の回転数と、駆動シャフト77のねじピッチとに基づいて、ケーシング83の移動量を求めることにより、PKBケーブル17の他端側の引き込み量を算出する構成となっている。また、減速機67の回転数は、減速機回転センサ59からの信号によらず、モータMの回転数と減速比から求めるようにしてもよい。
また、この引き込みの際に、PKBケーブル17の他端側に接続された荷重センサ53は、他端側に生じる荷重値を検出するようになっている。さらに、ECU11は、後述する図5〜9に示すデータを記憶している。そして、ECU11は、これらデータに基づいて摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断するようになっている。
次に、第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置1の動作の概略を図3〜図9を参照して説明する。まず、乗員のスイッチ操作や所定の運転操作によりパーキングブレーキ19が作動するとする。このとき、ECU11は、PKBケーブル17を他端側から引き込んで摩擦材を動作させる。そして、ECU11は、摩擦材により車輪に制動力を付与して、電動によるパーキングブレーキ19の作動を行う。
ここで、ECU11は、引き込み時における減速機67の回転数を減速機回転センサ59から読み込む。そして、ECU11は、減速機回転センサ59からの回転数の情報と、ねじピッチとに基づいて、PKBケーブル17の他端側の引き込み量を算出する。
そして、ECU11は、他端側の引き込み量から、パーキングブレーキ側、すなわち一端側の引き込み量を求める。次いで、ECU11は、求めた一端側引き込み量が所定の閾値を超えた場合に、摩擦材が摩耗状態であると判断する。
ここで、PKBケーブル17の他端側における引き込み量は、そのまま一端側に伝わるものでなく、PKBケーブル17が介在することによって変動をきたすものである。すなわち、PKBケーブル17を他端側から引き込むと、PKBケーブル17が若干伸びてしまい、一端側の引き込み量は他端側よりも減少する傾向にある。そこで、ECU11は、図5に示すロスストローク特性に基づいて、他端側引き込み量から一端側引き込み量を正確に求める。
図5は、PKBケーブル17の他端側にて生じる荷重値と、この荷重値に対するPKBケーブル17の伸び量の相関を示すロスストローク特性の説明図である。なお、図5において、縦軸は伸び量(以下、ロスストロークという)(mm)を示し、横軸はPKBケーブル17の他端側荷重値(N)を示している。同図に示すように、ロスストロークは、PKBケーブル17を他端側から引き込むときの荷重の増加に応じて比例して大きくなる。すなわち、PKBケーブル17を強く引き込むと、その伸びが大きくなることを示している。
具体的に、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込むとすると、そのときのロスストロークは、S(x)となる。すなわち、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側からSm(mm)だけ引き込んだときの、一端側の引き込み量はSm−S(x)(mm)となる。
従って、ECU11は、荷重センサ53からPKBケーブル17の他端側荷重値を読み取り、この荷重値と記憶したロスストローク特性に基づいて、PKBケーブル17のロスストロークを求める。そして、ECU11は、他端側の引き込み量からロスストロークを減算することでPKBケーブル17の一端側の引き込み量を求め、この引き込み量が例えば所定の閾値を超える場合に、摩擦材が摩耗状態であると判断する。
また、ECU11はパーキングブレーキ19の作動回数を考慮して、PKBケーブル17の一端側引き込み量を求めることが望ましい。図6は、パーキングブレーキ19の作動回数を基準とするロスストローク特性の補正データを示す説明図である。なお、図6において、縦軸は、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込んだときのロスストローク(mm)を示し、横軸はパーキングブレーキ19の作動回数を示している。
同図に示すように、ロスストローク特性の補正データ(以下、ロスストローク耐久特性という)は、パーキングブレーキ19の作動回数の増加に応じて比例的に小さくなる。すなわち、パーキングブレーキ19を複数回作動させると、その作動によりPKBケーブル17が若干伸びてしまう。このため、パーキングブレーキ19の作動回数が多くなると、それまでの作動によりPKBケーブル17が伸びてしまっていることから、PKBケーブル17の伸びが小さくなり、一端側でのロスストロークは減少することとなる。具体的に、作動回数がn回の場合、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込んだときのロスストロークは、S(n)となる。
一方、作動回数が(n−a)回の場合、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込んだときのロスストロークは、S(n)よりも大きいS(n−a)となる。また、作動回数が(n+a)回の場合、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込んだときのロスストロークは、S(n)よりも小さいS(n+a)となる。
このように、ロスストロークは、パーキングブレーキ19の作動回数によっても変化するものである。従って、ECU11は、荷重センサ53からPKBケーブル17の他端側荷重値を読み取り、この荷重値と記憶したロスストローク特性に基づいて、PKBケーブル17のロスストローク(例えばS(x))を求める。そして、ECU11は、図6に示すロスストローク耐久特性に基づいて、ロスストロークを補正し、他端側の引き込み量(例えばSm)から補正したロスストローク(例えばS(n))を減算することでPKBケーブル17の一端側の引き込み量(例えばSm−S(n))を求める。その後、ECU11は、この引き込み量が例えば所定の閾値を超えた場合に、摩擦材が摩耗状態であると判断する。
次に、上記した所定の閾値について説明する。所定の閾値は、予め記憶した一定の値であってもよいが、好適には、PKBケーブル17の一端側荷重値に応じて、変更することが望ましい。図7は、PKBケーブル17の一端側にて生じる荷重値と、所定の閾値との相関関係を示す特性データの説明図である。なお、図7において、縦軸は所定の閾値を示し、横軸は一端側荷重値を示している。
所定の閾値は、同図において、摩擦材の摩耗状態における引き込み量と同一の値となるようにされている。具体的に、一端側荷重値がFb1である場合、所定の閾値はSth1となる。一方、一端側荷重値がFb2である場合、所定の閾値はSth1よりも大きいSth2となる。すなわち、ECU11が求めた一端側引き込み量Sm−S(n)が、Sth1と等しい場合、一端側荷重値がFb1であれば、摩擦材は摩耗状態といえるが、一端側荷重値がFb2であるときには、正常な状態といえる。
このように、所定の閾値は、一端側荷重値に影響を受けるものである。そこで、本実施形態では、荷重センサ53によりPKBケーブル17の他端側荷重値を検出し、ECU11は、他端側荷重値からPKBケーブル17の一端側荷重値を求めるようにする。そして、ECU11は、一端側荷重値と特性データとから、所定の閾値を求め、図5及び図6を参照して説明した一端側引き込み量がこの閾値を超える場合に、摩擦材が摩耗状態であるかと判断することとなる。
次に、他端側荷重値から一端側荷重値を求める処理を説明する。図8は、PKBケーブル17の他端側にて生じる荷重値と、一端側にて生じる荷重値との相関を示す荷重効率特性の説明図である。なお、図8において、縦軸は荷重効率を示し、横軸はPKBケーブル17の他端側荷重値(N)を示している。同図に示すように、荷重効率は、PKBケーブル17を他端側から引き込むときの荷重の増加に応じて大きくなる。具体的に、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込むと、そのときの荷重効率はη(x)となる。
従って、ECU11は、荷重センサ53からPKBケーブル17の他端側荷重値を読み取り、この荷重値と記憶した荷重効率特性に基づいて、PKBケーブル17の一端側荷重値を求める。そして、ECU11は、この一端側荷重値から図7に示す特性データに基づいて、所定の閾値を設定して摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断することとなる。
また、一端側荷重値は、図6を参照して説明したのと同様に、パーキングブレーキ19の作動回数に影響を受ける。このため、ECU11は、好適には作動回数を考慮して、PKBケーブル17の一端側荷重値を求める。
図9は、パーキングブレーキ19の作動回数を基準とする荷重効率特性の補正データを示す説明図である。なお、図9において、縦軸は、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込んだときの荷重効率ηを示し、横軸はパーキングブレーキ19の作動回数を示している。
同図に示すように、荷重効率特性の補正データ(以下、荷重効率耐久特性という)は、パーキングブレーキ19の作動回数の増加に応じて比例的に大きくなる。すなわち、パーキングブレーキ19を作動させると、その作動によりPKBケーブル17が若干伸びてしまう。このため、パーキングブレーキ19の作動回数が多くなると、それまでの作動によりPKBケーブル17が伸びてしまっていることから、他端側からPKBケーブル17を引き込んだときの荷重は、PKBケーブル17の伸びによってロスしにくくなる。従って、作動回数が増えると、荷重効率は高くなっていく。具体的に、作動回数がn回の場合、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込んだときの荷重効率は、η(n)となる。
一方、作動回数が(n−a)回の場合、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込んだときの荷重効率は、η(n)よりも小さいη(n−a)となる。また、作動回数が(n+a)回の場合、荷重Fm/2(N)でPKBケーブル17を他端側から引き込んだときの荷重効率は、η(n)よりも大きいη(n+a)となる。
このように、荷重効率は、パーキングブレーキ19の作動回数によっても変化するものである。従って、ECU11は、荷重センサ53からPKBケーブル17の他端側荷重値を読み取り、この荷重値と記憶した荷重効率特性に基づいて、PKBケーブル17の荷重効率(例えばη(x))を求める。そして、ECU11は、図9に示す荷重効率耐久特性に基づいて、荷重効率を補正し、他端側の荷重値(例えばFm/2)と補正した荷重効率(例えばη(n))とを乗算することでPKBケーブル17の一端側の荷重値(例えばFm×η(n)/2)を求める。その後、ECU11は、求めた一端側荷重値から、図7に示す特性データに基づいて、所定の閾値を設定する。次いで、ECU11は、一端側引き込み量と所定の閾値とを比較して摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断することとなる。
なお、本実施形態では、摩擦材が完全に摩耗したときの一端側引き込み量を所定の閾値として設定していたが、これに限らず、摩擦材が摩耗する直前などの一端側引き込み量を所定の閾値とするようにしてもよい。これにより、摩擦材が摩耗しきる前に摩耗状態の判断ができることとなる。
次に、図10を参照して、第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置1の詳細動作を説明する。図10は、第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置1の詳細動作を示すフローチャートである。
まず、運転者により所定のスイッチ操作や所定の運転操作が為され、パーキングブレーキ19が作動するものとする。このとき、ECU11は、荷重センサ53からPKBケーブル17の他端側に生じる荷重値Fmを読み込むと共に、減速機回転センサ59から減速機67の回転数を読み取る。そして、ECU11は、減速機67の回転数から、PKBケーブル17の他端側引き込み量Smを求める(ST10)。
その後、ECU11は、n回作動時におけるPKBケーブル17の荷重効率η(n)及びロスストロークS(n)を求める(ST11)。すなわち、ECU11は、荷重センサ53からの他端側荷重値Fmと、図8に示した荷重効率特性とに基づいて、荷重効率η(x)を求め、図9に示した荷重効率耐久特性により作動回数を考慮して、n回作動時の荷重効率η(n)を求める。また、ECU11は、荷重センサ53からの他端側荷重値Fmと、図5に示したロスストローク特性とに基づいて、ロスストロークS(x)を求め、図6に示したロスストローク耐久特性により作動回数を考慮して、n回作動時のロスストロークS(n)を求める。
そして、ECU11は、n回作動時の荷重効率η(n)と、他端側荷重値Fmとから、Fb=Fm×η(n)なる関係式により、一端側荷重値Fbを求める。また、ECU11は、n回作動時のロスストロークS(n)と、他端側引き込み量Smとから、Sb=Sm−S(n)なる関係式により、一端側引き込み量Sbを求める(ST12)。
その後、ECU11は、一端側荷重値Fbから図7に示した特性データに基づいて、所定の閾値Sthを求め、この閾値SthとステップST12にて求めた一端側引き込み量Sbとを比較する。そして、ECU11は、ステップST12にて求めた一端側引き込み量Sbが所定の閾値Sthを超えるか否かを判断する(ST13)。
ここで、一端側引き込み量Sbが所定の閾値Sthを超えないと判断した場合(ST13:NO)、ECU11は、摩擦材が摩耗状態でないと判断し、図10に示す処理は終了する。一方、一端側引き込み量Sbが所定の閾値Sthを超えると判断した場合(ST13:YES)、ECU11は、摩擦材が摩耗状態であることを示す警告情報をインジケータランプ29及びスピーカ30に発信する(ST14)。これにより、インジケータランプ29は点灯により、スピーカ30は音声出力により、車両乗員に対し摩擦材が摩耗状態であることを警告する(ST14)。その後、図10に示す処理は終了する。
以上のように、本装置1は、一端側引き込み量Sbを正確に求めると共に、所定の閾値Sthについても正確に求め、これらを比較することで、パーキングブレーキ19の摩擦材が摩耗状態であるか否かを正確に検知できることとなる。
なお、ECU11は、一定周期で複数回にわたり、一端側荷重値Fb及び一端側引き込み量Sbを繰り返して求めていくことが望ましい。これにより、複数回にわたり、一端側荷重値Fb及び一端側引き込み量Sbを求め、摩擦材が摩耗状態であるか否かを繰り返し判断して、一層精度の高い摩耗判断を行うことができる。
このようにして、第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置1によれば、PKBケーブル17の他端側の引き込み量Smを算出し、算出した他端側引き込み量SmからPKBケーブル17の一端側の引き込み量Sbを求め、この引き込み量Sbからパーキングブレーキ19の摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断している。ここで、摩擦材が摩耗すると、摩擦材により制動力を付与される部材(例えばドラムの内側)と摩擦材との間の隙間が大きくなる。このため、摩擦材が摩耗した場合にあっては、PKBケーブル17の一端側の引き込み量Sbが大きくなる。故に、PKBケーブル17の他端側引き込み量Smから一端側の引き込み量Sbを求めて、所定の閾値と比較することにより、摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断できることとなる。従って、パーキングブレーキ19の摩擦材の摩耗を検知することができる。
また、上記の如く、PKBケーブル17の一端側の引き込み量Sbを求めると摩擦材の摩耗状態を判断できるが、所定の閾値Sthは常に一定ではなく、PKBケーブル17の一端側の荷重値Fbが異なると、それに合わせて異なってくる。このため、本実施形態では、PKBケーブル17を引き込むときにPKBケーブル17の他端側に生じる他端側荷重値Fmを検出し、その他端側荷重値FmからPKBケーブル17の一端側の荷重値Fbを求めている。そして、求めた一端側荷重値Fbに基づいて、記憶した特性データに従い、現在の状態に適合した所定の閾値Sthを求めている。このため、閾値Sthを正確に求めることができる。
そして、正確に求めた閾値Sthと、一端側引き込み量Sbとに基づいて、パーキングブレーキ19の摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断している。従って、正確に摩耗状態を検知することができる。
また、摩擦材が摩耗状態であることを車両乗員に対し警告するので、車両乗員は、摩擦材の交換の要否などを知ることができる。従って、有用な電動パーキングブレーキ装置を提供することができる。
また、PKBケーブル17の他端側にて生じる荷重値と、PKBケーブル17の一端側にて生じる荷重値との相関を示す荷重効率特性を記憶し、荷重センサ53にて検出された他端側荷重値Fmと、記憶した荷重効率特性とに基づいて、PKBケーブル17の一端側に加わる一端側荷重値Fbを求めている。ここで、PKBケーブル17の他端側にて生じた荷重値は、そのまま一端側に加わるわけでなく、PKBケーブル17を介することで、他端側にて減少する傾向にある。このため、本実施形態では、荷重効率特性を記憶し、この特性に基づいて一端側荷重値Fbを求めることにより、正確に一端側荷重値Fbを求めることとなる。従って、正確な摩耗判断を行うことができる。
また、PKBケーブル17の一端側にて生じる荷重値は、パーキングブレーキの作動回数によっても影響を受け、変動するようになっている。すなわち、パーキングブレーキの作動回数が多くなると、PKBケーブル17が若干伸びてくることから、PKBケーブル17の一端側にて生じる荷重値は変動することとなる。そこで、本実施形態では、パーキングブレーキの作動回数を基準とする荷重効率特性の補正データを記憶し、これに基づいて、一端側荷重値Fbを求めることとしている。これにより、PKBケーブル17の一端側に加わる一端側荷重値Fbを一層正確に求めることができ、より正確な摩耗判断を行うことができる。
また、PKBケーブル17の他端側にて生じる荷重値と、この荷重値に対する前記PKBケーブル17の伸び量の相関を示すロスストローク特性を記憶し、荷重センサ53にて検出された他端側荷重値Fmと、ロスストローク特性とに基づいて、PKBケーブル17のロスストローク(伸び量)を求め、このロスストロークとPKBケーブル17の他端側引き込み量Smとから、一端側の引き込み量Sbを求めている。
ここで、PKBケーブル17の他端側での引き込み量Smは、PKBケーブル17を介することで、他端側にて減少する傾向にある。すなわち、引き込み時にPKBケーブル17が伸びを示すことから、PKBケーブル17の他端側での引き込み量SmはPKBケーブル17の一端側にて減少することとなる。
このため、本実施形態では、その減少量を示すロスストローク特性を記憶し、この特性に基づいてPKBケーブル17のロスストロークを求める。そして、例えば、他端側引き込み量Smから、求めたロスストロークを減算することにより、一端側での引き込み量Sbを求める。これにより、伸び量を考慮して一端側における引き込み量Sbを正確に求めることとなる。従って、正確な摩耗判断を行うことができる。
また、PKBケーブル17のロスストロークは、パーキングブレーキ19の作動回数によっても影響を受け、変動するようになっている。すなわち、パーキングブレーキ19の作動回数が多くなると、PKBケーブル17が若干伸びてくることから、PKBケーブル17のロスストロークは少なくなる傾向にある。そこで、本実施形態では、パーキングブレーキ19の作動回数を基準とするロスストローク特性の補正データを記憶し、これに基づいて、PKBケーブル17のロスストロークを求めることとしている。これにより、ロスストロークを正確に求めて、PKBケーブル17の一端側の引き込み量Sbについても正確に求めることができる。従って、より正確な摩耗判断を行うことができる。
また、一定周期で複数回にわたり、一端側荷重値Fb及び一端側引き込み量Sbを求めるので、複数回にわたって摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断することとなり、一層精度の高い摩耗判断を行うことができる。
次に、第2実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置2について説明する。第2実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置2は、第1実施形態のものとほぼ同様であるが、処理内容が一部異なっている。具体的に第1実施形態においてECU11は、摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断する構成であったが、第2実施形態では摩耗状態の判断に加えて、さらに摩擦材の摩耗量を推定するようになっている。また、第2実施形態においてスピーカ30は、推定された摩耗量を運転者に提示する提示手段として機能する構成となっている。
以下、詳細に説明する。まず、第2実施形態においてECU11は、PKBケーブル17の一端側にて生じる荷重値と摩擦材の初期状態及び摩耗状態における引き込み量との相関を示す特性データを予め記憶している。図11は、PKBケーブル17の一端側にて生じる荷重値と摩擦材の初期状態及び摩耗状態における引き込み量との相関を示す特性データの説明図である。なお、図11において、縦軸は一端側引き込み量を示し、横軸は一端側荷重値を示している。
同図に示す特性データは、一端側荷重値Fbに対する摩擦材の初期状態における一端側引き込み量と、一端側荷重値Fbに対する摩擦材の摩耗状態における引き込み量とを示すものである。すなわち、特性データには、摩擦材が新しい場合の一端側引き込み量と摩擦材が摩耗してしまっている場合の一端側引き込み量とが示されている。
そして、ECU11は、摩擦材が新しい場合と摩耗状態である場合との引き込み量に基づいて、摩擦材の摩耗量を推定する。すなわち、ECU11は、現在の一端側引き込み量を、摩擦材が新しい場合及び摩耗状態である場合の一端側引き込み量と比較することで、摩耗量を推定する。
具体的に、PKBケーブル17を他端側から引き込んで、一端側荷重値がFb3となった場合において、摩擦材が新しい場合の一端側引き込み量はSmin(f)であり、摩耗状態である場合の引き込み量はSmax(f)である。そして、現在の引き込み量がSb’であるとする。このとき、Smax(f)とSb’との差及びSb’とSmin(f)との差の比が6:4である場合、摩擦材の初期の厚さが10mmであるならば、摩耗量は4mmであると推定することができる。
このため、ECU11は、摩耗量を推定するにあたり荷重センサ53にて検出された他端側荷重値Fmから一端側荷重値Fbを求める。また、ECU11は、減速機回転センサ59からの回転数により他端側引き込み量Smを求め、この他端側引き込み量Smから一端側引き込み量Sbを求める。この際、ECU11は、第1実施形態において説明した図5、図6、図8及び図9に示したデータを用いて正確な一端側荷重値Fb及び一端側引き込み量Sbを求める。
そして、ECU11は、一端側荷重値Fb及び一端側引き込み量Sbに加え、記憶している図11に示す特性データに基づいて、パーキングブレーキ19の摩擦材の摩耗量を推定することとなる。
次に、図12を参照して、第2実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置2の詳細動作を説明する。図12は、第2実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置2の詳細動作を示すフローチャートである。なお、図12に示すステップST20〜ST22,ST24,ST25は、図10に示したステップST10〜ST14と同様であるため、説明を省略する。
第2実施形態において、ECU11は、一端側荷重値Fb及び一端側引き込み量Sbを求めた後(ST22の後)、摩擦材の摩耗量S(f)を推定する(ST23)。すなわち、ECU11、一端側荷重値Fbから、摩擦材の初期状態における一端側引き込み量Smin(f)及び摩擦材の摩耗状態における一端側引き込み量Smax(f)を求める。そして、ECU11は、摩擦材の初期状態における一端側引き込み量Smin(f)と、摩擦材の摩耗状態における一端側引き込み量Smax(f)と、ステップST22において求めた一端側引き込み量Sbと、摩擦材の初期の厚さDとから、S(f)={(Sb−Smin(f))/(Smax(f)−Smin(f))×D}なる関係式により、摩擦材の摩耗量S(f)を推定する。
その後、ステップST24,ST25を経て、処理はステップST26に至る。そして、ECU11は、ステップST26において、ステップST23にて推定した摩擦材の摩耗量S(f)をスピーカ30により車両乗員に対し提示する(ST26)。
以上の如く、本装置2は、摩擦材の摩擦状態だけでなく、摩耗量についても検知できる。また、摩耗量を提示することで、車両乗員に摩擦材が摩耗してしまう前に摩擦材の交換を促すことができる。
このようにして、第2実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置2によれば、第1実施形態と同様に、パーキングブレーキ19の摩擦材の摩耗を検知することができる。
また、正確に摩耗状態を検知することができ、有用な電動パーキングブレーキ装置を提供することができる。また、正確な摩耗判断を行うことができると共に、より正確な摩耗判断も行うことができる。また、複数回にわたって摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断することにより、一層精度の高い摩耗判断を行うことができる。
さらに、第2実施形態では、PKBケーブル17の一端側の引き込み量Sbを求め、この引き込み量Sbの大きさから、摩擦材の摩耗量を推定する。ここで、摩擦材の初期状態及び摩耗状態におけるPKBケーブル17の一端側の引き込み量Smin(f),Smax(f)は常に一定ではなく、PKBケーブル17の一端側の荷重値Fbが異なると、それに合わせて異なってくる。このため、摩耗量を求めるにあたり、PKBケーブル17の一端側の荷重値Fbが影響を及ぼすこととなる。そこで、第2実施形態では、PKBケーブル17を引き込むときに他端側に生じる他端側荷重値Fmを検出し、その他端側荷重値Fmからケーブル一端側の荷重値Fbを求めている。
また、第2実施形態では、PKBケーブル17の一端側にて生じる荷重値と摩擦材の初期状態及び摩耗状態における引き込み量との相関を示す特性データを予め記憶している。このため、一端側荷重値Fbが求められると、その一端側荷重値Fbについての摩擦材の初期状態及び摩耗状態における引き込み量Smin(f),Smax(f)が求められることとなる。そして、摩擦材の初期状態及び摩耗状態における引き込み量Smin(f),Smax(f)と、他端側引き込み量Smより求めたPKBケーブル17の一端側引き込み量Sbとから、摩耗量S(f)を求めている。
従って、摩擦材の初期状態及び摩耗状態の引き込み量に対して、現在の引き込み量が如何なるものであるかを判断することで、正確に摩耗量を推定することができる。
また、摩擦材の摩耗量を車両乗員に対し提示するので、車両乗員は、摩擦材の交換の要否などを知ることができると共に、摩耗材が摩耗してしまう前に交換等などすることができる。従って、一層有用な電動パーキングブレーキ装置を提供することができる。
なお、第2実施形態において、摩擦材の摩耗量はスピーカ30により車両乗員に対し提示されているが、これに限らず、例えば新たに画像表示装置を備え、この装置により車両乗員に対し摩耗量を提示するようにしてもよい。
次に、第3実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置3について説明する。第3実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置3は、第2実施形態のものとほぼ同様であるが、処理内容が一部異なっている。具体的に第3実施形態において、ECU11は、摩擦材の摩耗量が摩耗状態における摩耗量を超えると判断した場合に、PKBケーブル17の他端側における引き込み力を変更することとしている。すなわち、ECU11は、他端側における引き込み力を調整する制御手段として機能することとなる。
以下、説明する。まず、摩擦材の摩耗量が摩耗状態における摩耗量を超える場合、すなわち摩擦材が完全に摩耗してしまった場合、接着材や基盤材が露出することとなり、摩擦材による制動とはブレーキ摩擦係数が異なってくる。このため、例えば、ブレーキ摩擦係数が低下する場合にあっては、ケーブルの他端側における引き込み力を強くする必要がある。故に、第3実施形態では、PKBケーブル17の他端側における引き込み力を調整することで、適切なブレーキングを行うこととしている。
また、ECU11は、摩擦材の摩耗量に応じたブレーキ摩擦係数と、PKBケーブル17の引き込み力との相関を示す調整データを記憶している。図13は、調整データの説明図である。なお、図13において縦軸はブレーキ摩擦係数を示し、横軸は摩耗量とPKBケーブル17の引き込み力(N)を示している。同図に示すように、ブレーキ摩擦係数は、摩擦材の摩耗量が摩耗状態における摩耗量を超えるまで、一定の値を示している。しかし、ブレーキ摩擦係数は、摩擦材の摩耗量が摩耗状態における摩耗量を超えると、接着材や基盤材が露出することから、低下を示すこととなる。このため、摩耗前と同じ制動力を得るためには、同図に示すごとく、PKBケーブル17の引き込み力を調整(具体的に強くする)必要がある。
このため、ECU11は、摩擦材の摩耗量が摩耗状態における摩耗量を超えると、図13に示す調整データに基づいて、適切なPKBケーブル17の引き込み力を求め、この引き込み力が荷重センサ53により検出されるまで、アクチュエータ13によってPKBケーブル17を引き込んでいくこととなる。
次に、図14を参照して、第3実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置3の詳細動作を説明する。図14は、第3実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置3の詳細動作を示すフローチャートである。なお、図14に示すステップST30〜ST34は、図10に示したステップST10〜ST14と同様であるため、説明を省略する。
第3実施形態において、ECU11は、摩擦材が摩耗状態であることを示す警告情報をインジケータランプ29及びスピーカ30に発信した後(ST34の後)、ブレーキ摩擦係数を算出する(ST35)。
この際、ECU11は、第2実施形態にて説明したのと同様にして、摩擦材の摩耗量を求める。そして、ECU11は、摩耗量から図13に示した調整データに基づいて、ブレーキ摩擦係数を求める。また、ECU11は、スピーカ30に摩耗量を提示させる。
その後、ECU11は、PKBケーブル17の引き込み力を調整する(ST36)。すなわち、ECU11は、ステップST35にて求めたブレーキ摩擦係数から、図13に示した調整データに基づいて、PKBケーブル17の引き込み力を決定して変更する。これにより、たとえ摩擦材が完全に摩耗してしまっても、適切なブレーキ状態が保たれることとなる。
このようにして、第3実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置3によれば、第2実施形態と同様に、パーキングブレーキ19の摩擦材の摩耗を検知することができる。
また、正確に摩耗状態を検知することができ、有用な電動パーキングブレーキ装置を提供することができる。また、正確な摩耗判断を行うことができると共に、より正確な摩耗判断も行うことができる。また、複数回にわたって摩擦材が摩耗状態であるか否かを判断することにより、一層精度の高い摩耗判断を行うことができる。
また、正確に摩耗量を検知することができ、一層有用な電動パーキングブレーキ装置を提供することができる。
さらに、第3実施形態によれば、摩擦材の摩耗量が最大摩耗状態を超えると判断した場合に、PKBケーブル17の他端側における引き込み力を調整している。ここで、摩擦材の摩耗量が摩耗状態における摩耗量を超える場合、接着材や基盤材が露出することとなり、摩擦材による制動とはブレーキ摩擦係数が異なってくる。このため、例えば、ブレーキ摩擦係数が低下する場合にあっては、PKBケーブル17の他端側における引き込み力を強くすることで、適切なブレーキングを行うことができる。従って、摩擦材が摩耗状態にあったとしても、適切なパーキングブレーキの作動を行うことができる。
また、最大摩耗状態を超えるときの摩耗量に応じたブレーキ摩擦係数と、PKBケーブル17の引き込み力との相関を示す調整データを記憶している。そして、摩擦材の摩耗量が最大摩耗状態を超えた場合には、そのときのブレーキ摩擦係数を求め、求めたブレーキ摩擦係数と、記憶した調整データとに基づいて、引き込み力を調整している。このため、上記調整データを予め備えておくことで、正確にブレーキ摩擦係数を求めることができ、この正確な摩耗状態に応じて引き込み力を調整することができる。従って、一層、適切なパーキングブレーキの作動を行うことができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各実施形態を組み合わせてもよいし、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。また、本発明は、例えば運転者のスイッチ操作により作動する電動パーキングブレーキ装置であっても、運転者のブレーキ操作によって自動的に作動する電動パーキングブレーキ装置であっても適用可能である。
第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置全体の構成図であり、電動パーキングブレーキ装置の車両設置状態を示している。 第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置全体の構成図であり、電動パーキングブレーキ装置の詳細構成を示している。 第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置の一部構成図である。 電動パーキングブレーキ装置のコントロールユニットの内部構成図である。 PKBケーブルの他端側にて生じる荷重値と、この荷重値に対するPKBケーブルの伸び量の相関を示すロスストローク特性の説明図である。 パーキングブレーキの作動回数を基準とするロスストローク特性の補正データを示す説明図である。 PKBケーブルの一端側荷重値と、所定の閾値との相関関係を示す特性データの説明図である。 PKBケーブルの他端側にて生じる荷重値と、一端側にて生じる荷重値との相関を示す荷重効率特性の説明図である。 パーキングブレーキの作動回数を基準とする荷重効率特性の補正データを示す説明図である。 第1実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置の詳細動作を示すフローチャートである。 PKBケーブル一端側にて生じる荷重値と摩擦材の初期状態及び摩耗状態における引き込み量との相関を示す特性データの説明図である。 第2実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置の詳細動作を示すフローチャートである。 調整データの説明図である。 第3実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置の詳細動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1〜3…電動パーキングブレーキ装置
11…ECU(算出手段、判断手段、記憶手段、制御手段)
17…PKBケーブル
19…パーキングブレーキ
29…インジケータランプ(警告手段)
30…スピーカ(警告手段、提示手段)
53…荷重センサ

Claims (13)

  1. 一端側がパーキングブレーキに接続されたケーブルを、電動にて他端側から引き込むことにより摩擦材を動作させて車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキ装置において、
    前記ケーブルを他端側から引き込むときの該ケーブル他端側の引き込み量を算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された他端側引き込み量に基づいて、前記ケーブル一端側の引き込み量を求め、求めた前記一端側引き込み量が所定の閾値を超えたときに、パーキングブレーキの摩擦材が摩耗状態であると判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
  2. 前記ケーブルの他端側に接続され、前記ケーブルを引き込むときに該ケーブルの他端側に生じる他端側荷重値を検出する荷重センサと、
    前記ケーブル一端側にて生じる荷重値と所定の閾値との相関を示す特性データを予め記憶する記憶手段と、を更に備え、
    前記判断手段は、前記荷重センサにて検出された他端側荷重値に基づいて、前記ケーブルの一端側に加わる一端側荷重値を求め、求めた前記一端側荷重値と前記記憶手段により記憶された前記特性データとから所定の閾値を求め、求めた前記一端側引き込み量が所定の閾値を超えたときに、パーキングブレーキの摩擦材が摩耗状態であると判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  3. 前記ケーブルの他端側に接続され、前記ケーブルを引き込むときに該ケーブルの他端側に生じる他端側荷重値を検出する荷重センサと、
    前記ケーブル一端側にて生じる荷重値と摩擦材の初期状態及び摩耗状態における引き込み量との相関を示す特性データを予め記憶する記憶手段と、を更に備え、
    前記判断手段は、前記荷重センサにて検出された他端側荷重値に基づいて、前記ケーブルの一端側に加わる一端側荷重値を求め、求めた前記一端側荷重値及び前記一端側引き込み量に加え、前記記憶手段により記憶された前記特性データに基づいて、パーキングブレーキの摩擦材の摩耗量を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  4. 前記判断手段により推定された摩擦材の摩耗量が摩耗状態における摩耗量を超えると判断された場合に、前記ケーブルの他端側における引き込み力を調整する制御手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  5. 前記記憶手段は、摩擦材の摩耗量に応じたブレーキ摩擦係数と、前記ケーブルの引き込み力との相関を示す調整データを記憶し、
    前記制御手段は、前記判断手段により推定された摩擦材の摩耗量が摩耗状態における摩耗量を超えると判断された場合、前記調整データに基づいて、推定された摩耗量からブレーキ摩擦係数を求め、このブレーキ摩擦係数に応じてケーブルの他端側における引き込み力を調整する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  6. 前記判断手段により摩擦材が摩耗状態であると判断された場合に、摩擦材が摩耗状態であることを車両乗員に対し警告する警告手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電動パーキングブレーキ装置。
  7. 前記提示手段は、前記判断手段により推定された摩耗量を車両乗員に対し提示する提示手段を更に備えることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  8. 前記ケーブル他端側にて生じる荷重値と、前記ケーブル一端側にて生じる荷重値との相関を示す荷重効率特性を記憶した記憶手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記荷重センサにて検出された他端側荷重値と、前記記憶手段により記憶された荷重効率特性とに基づいて、前記ケーブルの一端側に加わる一端側荷重値を求める
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の電動パーキングブレーキ装置。
  9. 前記記憶手段は、パーキングブレーキの作動回数を基準とする荷重効率特性の補正データを記憶し、
    前記判断手段は、前記他端側荷重値及び前記荷重効率特性に加え、前記荷重効率特性の補正データに基づいて、前記ケーブルの一端側に加わる一端側荷重値を求める
    ことを特徴とする請求項8に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  10. 前記ケーブル他端側にて生じる荷重値と、この荷重値に対する前記ケーブルの伸び量の相関を示すロスストローク特性を記憶した記憶手段を更に備え、
    前記判断手段は、前記荷重センサにて検出された他端側荷重値、及び前記記憶手段により記憶されたロスストローク特性に基づいて、前記ケーブルの伸び量を求め、算出手段により算出された前記ケーブル他端側の引き込み量から求めた伸び量を減算して、前記ケーブルの一端側における引き込み量を求める
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  11. 前記記憶手段は、パーキングブレーキの作動回数を基準とするロスストローク特性の補正データを記憶し、
    前記判断手段は、前記他端側引き込み量、前記他端側荷重値及び前記ロスストローク特性に加え、前記ロスストローク特性の補正データに基づいて、前記ケーブルの伸び量を求める
    ことを特徴とする請求項10に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  12. 前記判断手段は、一定周期で複数回にわたり、前記一端側荷重値及び前記一端側引き込み量を求めることを特徴とする請求項2〜請求項11のいずれか1項に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  13. 一端側がパーキングブレーキに接続されたケーブルを、電動にて他端側から引き込むことにより摩耗材を動作させて車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキ装置において、
    前記ケーブルを他端側から引き込むときの該ケーブル他端側の引き込み量に基づいて、前記ケーブルの一端側の引き込み量を求め、求めた前記一端側引き込み量から、パーキングブレーキの摩擦材が所定の閾値を超えたときに、パーキングブレーキの摩耗材が摩耗状態であると判断することを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
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