JP2007326416A - 電動パーキングブレーキ用制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両が停止してから直ぐに自動引きを行なうようにし、応答遅れを無くして商品性の向上を図ること。また、坂道の場合で、走行から停車時にパーキングブレーキを自動引きしてドライバーの負担を軽くすること。
【解決手段】 アクセルペダルが解除され、ブレーキペダルが踏まれる前の車両の減速度Ggを検出し、この検出値から路面の勾配を判定する。記憶部38のテーブルから予め設定しておいた目標荷重を取り込み、停車が確定してから電動モータ16を正転駆動する。そして、電動モータ16を目標荷重まで作動させて時刻t1で電動モータ16を停止させる。
【選択図】 図18
【解決手段】 アクセルペダルが解除され、ブレーキペダルが踏まれる前の車両の減速度Ggを検出し、この検出値から路面の勾配を判定する。記憶部38のテーブルから予め設定しておいた目標荷重を取り込み、停車が確定してから電動モータ16を正転駆動する。そして、電動モータ16を目標荷重まで作動させて時刻t1で電動モータ16を停止させる。
【選択図】 図18
Description
本発明は、電動モータによりパーキングブレーキを作動、解除の制御を行なう電動パーキングブレーキ用制御装置に関するものである。
従来、車両を停止させた場合に電動パーキングブレーキ装置の電動モータを駆動してパーキングブレーキを自動的に作動させて車輪に制動力を付与したり(自動引き)、また、車両を発進させる場合には、車輪の制動力を電動パーキングブレーキ装置にて解除するようにしたものが提供されている。特に、車両が停止した場合に車輪に制動力を自動的に付与するようにしたものとして、例えば、下記の特許文献1〜3がある。
上記特許文献1では、車両を停止させて電動モータにて車輪に制動力を付与する場合、車速センサからの信号を受けて作動を行なったり、また、坂道に停止した場合には傾斜センサの信号にて作動を行なっている。特許文献1のように、車速センサからの信号にて車両の停止状態を判定して行なっている場合、車速が2km/h以下になると測定ができず、車輪に付与する制動力が十分でない場合が生じる。また、坂道で車両を停止させた場合に、車体に搭載されている傾斜センサを使用して車両の傾斜角度を検出し、所定の荷重にて制動力を付与している場合、車両の挙動に対してセンサ値が変化するため、正確に傾斜を判定することが出来ず、車両がずり下がる恐れがある。
特許文献2では、車両を停止させた場合にパーキングブレーキを自動引きする場合に、停止後にブレーキを踏み増しする必要があり、単にブレーキを踏んで停止しても自動引きがかからず、ブレーキを踏み増しする分だけドライバーに負担をかけてしまうことになる。
特に、この特許文献2では、パーキングブレーキを自動引きする場合、運転者が意識してブレーキペダルを踏み増しする必要があり、運転者は自動引きをするか否かの判断を常に要求され、運転に悪影響を与え兼ねないという問題を有している。
特に、この特許文献2では、パーキングブレーキを自動引きする場合、運転者が意識してブレーキペダルを踏み増しする必要があり、運転者は自動引きをするか否かの判断を常に要求され、運転に悪影響を与え兼ねないという問題を有している。
また、特許文献3では、停止確定タイマーにて車両の停止を認識するようにしているが、タイマー時間が短く、傾斜センサの挙動が安定しないうちに停止を認識しているので、正確な傾斜角度を判定できず、車両がずり下がる恐れがある。
なお、傾斜センサが安定するまで待ってから車両の傾斜角度を検出し、所定の荷重にて制動力を付与することも考えられるが、かかる場合には、車両が停止した後もしばらく傾斜センサの出力が安定せず、そのため、自動引きの応答遅れが生じ、商品性が低下するという問題がある。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を持った電動パーキングブレーキ用制御装置を提供するものである。
(1)車両が停止してから直ぐに自動引きを行なうことができるようにし、応答遅れを無くして商品性の向上を図ること。
(2)坂道の場合で、走行から停車時にパーキングブレーキを自動引きしてドライバーの負担を軽くすること。
(1)車両が停止してから直ぐに自動引きを行なうことができるようにし、応答遅れを無くして商品性の向上を図ること。
(2)坂道の場合で、走行から停車時にパーキングブレーキを自動引きしてドライバーの負担を軽くすること。
そこで、本発明の請求項1に記載の電動パーキングブレーキ用制御装置では、電動モータ16によりコントロールケーブル8を引き作動、または戻し作動してパーキングブレーキ4を制動、または解除を行なうようにした電動パーキングブレーキ用制御装置において、
車両1の減速度を検出するセンサ50と、
アクセルペダルが離されてからブレーキペダルが踏まれる前の前記センサ50からの値より勾配を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果でもって車両1の停車後に前記電動モータ16にてコントロールケーブル8を自動的に引き作動する制御手段49を備えていることを特徴としている。
車両1の減速度を検出するセンサ50と、
アクセルペダルが離されてからブレーキペダルが踏まれる前の前記センサ50からの値より勾配を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果でもって車両1の停車後に前記電動モータ16にてコントロールケーブル8を自動的に引き作動する制御手段49を備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の電動パーキングブレーキ用制御装置では、前記コントロールケーブル8を引き作動する場合に、前記電動モータ16を予め設定した目標荷重まで駆動するようにしていることを特徴としている。
請求項3に記載の電動パーキングブレーキ用制御装置では、前記勾配量に応じて前記電動モータ16の目標荷重を予めそれぞれ設定しておき、前記コントロールケーブル8を引き作動する場合に、勾配量に応じた目標荷重まで電動モータ16を駆動するようにしていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の電動パーキングブレーキ用制御装置によれば、アクセルペダルが離されてからブレーキペダルが踏まれる前のセンサ50からの値より勾配を判定し、この判定結果により車両1の停車後に電動モータ16にてコントロールケーブル8を自動的に引き作動するようにしているので、センサ50が落ち着いてから路面の勾配(傾斜角度)を検出して引き作動をするのと比べて、車両1の停車後に直ぐにパーキングブレーキ4を自動引き(引き作動)することができ、応答が迅速であり、商品性の向上を図ることができる。
請求項2に記載の電動パーキングブレーキ用制御装置によれば、コントロールケーブル8を引き作動する場合に、前記電動モータ16を予め設定した目標荷重まで駆動するようにしているので、パーキングブレーキ4を自動引きする場合でも、そのことを運転者が意識する必要がなく、アクセルペダルを離してブレーキペダルを踏むだけで、電動モータ16を目標荷重まで駆動して、パーキングブレーキ4を自動引きでき、運転に支障を与えることもない。
請求項3に記載の電動パーキングブレーキ用制御装置によれば、勾配量に応じて前記電動モータ16の目標荷重を予めそれぞれ設定しておき、前記コントロールケーブル8を引き作動する場合に、勾配量に応じた目標荷重まで電動モータ16を駆動するようにしているので、路面の勾配が大きいほど、電動モータ16を駆動する目標荷重が大きくなり、パーキングブレーキ4に大きな制動力を付与することができ、特に急な坂道では有効である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は電動パーキングブレーキ装置を搭載した車両1の概略構成図を示し、左右の後輪2、3にドラム式あるいはディスク式のパーキングブレーキ4が設けられている。また、運転席の横には電動パーキングブレーキ装置であるアクチュエータ5が配置されており、このアクチュエータ5から導出されているブレーキケーブル6がイコライザー7の中央部分に接続されている。コントロールケーブル8、8の一端が左右のパーキングブレーキ4、4にそれぞれ接続され、コントロールケーブル8、8の他端は該コントロールケーブル8、8の張力を均一化するためのイコライザー7の両端にそれぞれ接続されている。
ここで、上記パーキングブレーキ4は周知なものであるので図示はしないが、例えば、ブレーキドラムと、このブレーキドラムの内周面を押し付けるブレーキシューと、ブレーキシューを戻し方向に付勢するリターンスプリングと、コントロールケーブル8で作動するパーキングレバーとで構成されている。
上記アクチュエータ5は電動パーキングブレーキコントローラ10(以下、EPKBコントローラ10と称す。)にて駆動制御されるようになっており、また、運転席側のインストールメントパネルあるいはハンドル側などのドライバーの手が届く任意の場所に設けられているアクチュエータ5操作用の操作スイッチ11からの信号がEPKBコントローラ10に入力されるようになっている。
図2は上記操作スイッチ11の構成図を示しており、該操作スイッチ11の操作部(図示せず)は跳ね返り式で上側あるいは下側を操作しない限り中立位置を維持する自己復帰型の3位置切換タイプのスイッチである。上記操作部と連動している接片12は図示するように中立位置を維持しており、該接片12が図中の上側の接触端子13に接触するとコントロールケーブル8を引き作動(引き操作)するための作動信号が出力され、また接片12が下側の接触端子14に接触するとコントロールケーブル8を戻し作動(戻し操作)するための解除信号が出力される。
この操作スイッチ11は、いわゆるアクチュエータ5をマニュアル操作をするためのものであり、また、接触端子13側を作動SW(作動スイッチ)と以後称し、接触端子14側を解除SW(解除スイッチ)と以後称する。
この操作スイッチ11は、いわゆるアクチュエータ5をマニュアル操作をするためのものであり、また、接触端子13側を作動SW(作動スイッチ)と以後称し、接触端子14側を解除SW(解除スイッチ)と以後称する。
図3は上記電動パーキングブレーキであるアクチュエータ5の構成図を示し、このアクチュエータ5は、電動モータ16と、歯車などで構成される減速機17と、ケーブル操作部18及びパルスエンコーダなどのストロークセンサ19とで構成されており、ケーブル操作部18にコントロールケーブル8が接続されている。このコントロールケーブル8は、導管と該導管内に挿通される内索とからなっている。
コントロールケーブル8の他端は上述したようにパーキングブレーキ4に接続されており、コントロールケーブル8を引き操作すると、パーキングブレーキ4のブレーキシューなどの摩擦部材がブレーキドラムまたはブレーキディスクに付勢されるようになっている。
コントロールケーブル8の他端は上述したようにパーキングブレーキ4に接続されており、コントロールケーブル8を引き操作すると、パーキングブレーキ4のブレーキシューなどの摩擦部材がブレーキドラムまたはブレーキディスクに付勢されるようになっている。
ここで、コントロールケーブル8を操作するとは、コントロールケーブル8の導管を固定して、導管に対する内索をコントロールケーブル8の軸方向に動かすことである。コントロールケーブル8を操作するには、例えば、ケーブルの内索の端部にボルトを形成し、ボルトに噛み合うナットを軸方向の動きを規制して回転することによって、内索を軸方向に動かすようにすることができる。この場合、ナットを電動モータ16によって正転または逆転することによって、内索を前後に動かすことができる。あるいは、例えば、内索の端部にラックを形成し、ラックに噛み合うピニオンを回転させて内索を前後に動かすような構成でも良い。
図4はアクチュエータ5の電動モータ16の電流値と荷重との関係を示すグラフであり、コントロールケーブル8の引き作動、戻し作動におけるストロークとの関係で、St2(mm)のコントロールケーブル8の引き操作の場合に、モータ電流がIth(A)で、N2 (N)の最大荷重となる。また、この関係は周囲温度をパラメーターとして適宜設定される。
図5は本発明に関連するブロック図を示し、アクチュエータ5を制御したり、パーキングブレーキランプ45を点灯、点滅、消灯の制御を行なうEPKBコントローラ10は、コンピュータで構成される制御装置30と、アクチュエータ5の電動モータ16を正転、逆転の駆動制御を行なうモータ駆動部40と、パーキングブレーキランプ45を駆動制御するランプ駆動部41と、後述するオートPKBモードを有効とした場合にオートパーキングブレーキランプ(以下、オートPKBランプという。)46を点灯駆動するオートパーキングブレーキランプ駆動部(以下、オートPKBランプ駆動部という。)42とで構成されている。
また、EPKBコントローラ10内には、車両1が坂道などの勾配のある路面に停車した場合に、その車両1の傾斜角度を傾斜するためのGセンサ50を設けている。このGセンサ50は、重力Gの懸かり具合により出力電圧が変化する、あるいは出力パルスの周期が変化することを利用して傾斜角度を検出しているものである。
重力Gの変化により出力信号が変化するので、車両1が加速したり、減速したりした際のG変化も検出することになり、この特性を利用し、後述するようにGセンサ50で車両1の減速度あるいは加速度を検出して、路面の勾配を検出するようにしている。
重力Gの変化により出力信号が変化するので、車両1が加速したり、減速したりした際のG変化も検出することになり、この特性を利用し、後述するようにGセンサ50で車両1の減速度あるいは加速度を検出して、路面の勾配を検出するようにしている。
また、上記制御装置30の各部の詳細は後述するが、該制御装置30は、アクチュエータ5のコントロールケーブル8のストローク量に応じて電動モータ16にてパーキングブレーキ4を最適荷重、最大荷重まで作動させたり、電動モータ16を逆転させて解除を行なうモータ制御部31と、車両1の速度を判定する車速判定部32と、車両1が例えば8km/h以下の場合に車両1を停止するまで制動をかけるオート作動パーキング制御部36と、後述するオートホールド制御部49と、車両1の停止状態から走行する場合にアクセルペダルを踏んだ場合の信号を受けてパーキングブレーキ4を自動的に解除の制御を行なうブレーキ解除制御部37と、各種の時間を計測する場合に用いるタイマー部39と、本発明の制御を行なわしめるためのプログラムを格納しているROMや各種の信号やデータを一時的に格納するRAMからなる記憶部38とで構成されている。また、記憶部38は、図4に示すテーブルが予め格納されている。
また、上記EPKBコントローラ10には、図5に示すように、ドライバーの手動操作による操作スイッチ11からの作動信号/解除信号と、イグニッションスイッチ21からのオン信号、オフ信号と、アクセルペダルを踏んだ際にアクセルセンサ22から出力される信号と、前輪及び後輪2、3にそれぞれ取り付けられている車輪速センサ23からの車輪速の信号と、車速センサ24からの車両1の速度信号と、ブレーキペダル(サービスブレーキ)のブレーキスイッチ25からのブレーキペダルのオン信号、オフ信号と、シフトレバーの各シフトポジションの位置を検出するATポジションセンサ26からのP(パーキング)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、R(リバース)ポジションの各信号と、エンジン回転数センサ27からのエンジンの回転数の信号と、後述するオートパーキングブレーキモード(以下、オートPKBモードという。)を有効か無効かの操作を行なうオートパーキングブレーキスイッチ(以下、オートPKBスイッチという。)28からの信号がそれぞれ入力されるようになっている。
なお、図5に示す各部には、イグニッションスイッチ21のオン、オフに関わらずバッテリから電源が供給されている。
次に、EPKBコントローラ10によるスタティックパーキング制御での作動制御、解除制御について説明する。先ず、ドライバーの操作スイッチ11の操作によるマニュアル作動開始の制御について図6に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS1において、作動許可条件を判定するが、この作動許可条件は実際には複数の条件を有しているが、この説明では、例えば車速が8km/h以下の場合とする。また、この作動制御、解除制御は、図5に示すオート作動パーキング制御部36にて制御が行なわれる。
図6に示すステップS1において、例えば車速が8km/h以下の場合にはステップS2に移行し、操作スイッチ11の作動SWからの作動信号が入力され、該作動信号が一定時間が経過した場合にオンが確定される。作動SWのオンが確定されるとステップS3に移行し、この時点で電動モータ16が作動(正転駆動)してコントロールケーブル8の引き操作が開始されてパーキングブレーキ4が駆動され後輪2、3に制動がかけられる。
図7はマニュアル作動開始の場合のタイミングチャートを示しており、時系列的に、より詳しく説明する。図7(a)に示す作動許可条件は図6の場合と同様であり、(d)に示す操作スイッチ11の解除SWはオフ状態であり、また、イグニッションスイッチ21からの信号は、オン、オフのいずれでも良い(図7(e)参照)。
図7(b)に示すように、操作スイッチ11から作動SWの作動信号が時刻t1で入力されて所定時間経過してオンが確定しても、作動許可条件が不成立(図7(a)参照)のためオンが受け付けられない。時刻t2で再度、作動SWがオンされて、この信号が入力して所定時間経過してオンが確定した場合、作動許可条件が成立しているため、時刻t3でオンが受け付けられる。
図7(b)に示すように、操作スイッチ11から作動SWの作動信号が時刻t1で入力されて所定時間経過してオンが確定しても、作動許可条件が不成立(図7(a)参照)のためオンが受け付けられない。時刻t2で再度、作動SWがオンされて、この信号が入力して所定時間経過してオンが確定した場合、作動許可条件が成立しているため、時刻t3でオンが受け付けられる。
上記のオンが確定した時刻t3で電動モータ16は停止状態から起動されて正転駆動され(図7(g)参照)、(f)に示すようにモータ電流がコントロールケーブル8の張力に応じて上昇していく。なお、(f)に示すT1は電動モータ16の突入電流が発生している期間であり、この期間は電流値を読み込まないようにしている。
なお、図7(c)において、時刻t4で作動SWがオンされた場合に、作動許可条件が不成立であるのでオンが受け付けられないが、作動SWがオン状態で時刻t5で作動許可条件が成立してから所定の時間が経過した後にオンが確定し、オンが受け付けられる。これにより上記と同様に電動モータ16が作動する(図7(f)(g)の破線参照)。
これらの制御は、図5において、操作スイッチ11から作動信号がEPKBコントローラ10の制御装置30へ入力され、該制御装置30のオート作動パーキング制御部36にて制御が行なわれ、また、オート作動パーキング制御部36にて制御されるモータ制御部31ではモータ駆動部40を駆動し、アクチュエータ5の電動モータ16を駆動してコントロールケーブル8の引き作動が開始される。
次に、オート作動の制御について図8及び図9により説明する。図8のステップS11において、上記と同様に車速が8km/h以下などの場合には作動許可条件が成立し、ステップS12に移行する。ステップS12において、ATポジションがPポジションで、且つドライバーがブレーキを踏んでブレーキスイッチ25がオンしている場合には、ステップS13に移行する。ステップS13に示すように、ATポジションがPポジションで、且つブレーキスイッチ25がオンの場合には、電動モータ16が作動(正転駆動)してコントロールケーブル8の引き作動が開始されてパーキングブレーキ4が駆動され後輪2、3に制動がかけられる。
図9において、(b)の解除SWがオフで、(e)のイグニッションスイッチ21はオン、オフのいずれでも良い。(c)(d)に示すようにATポジションがPポジションで、且つブレーキスイッチ25がオンとなっても、(a)に示す作動許可条件が不成立なので、オート作動は受け付けられない。
作動許可条件が成立している状態で、ブレーキスイッチ25がオンしていて、(c)に示すようにATポジションがPポジションとなって所定の時間が経過した後に、オンが確定し(時刻t1)、この時刻t1でブレーキスイッチ25がオンとなっているので、(g)に示すように電動モータ16が起動されて、正転駆動される。(f)に示すように、電動モータ16が駆動されて、コントロールケーブル8の引き作動による張力に応じて電流値が上昇していき、オート作動制御に移る。また、(h)に示すように、パーキングブレーキランプ45はランプ駆動部41により点灯される。
作動許可条件が成立している状態で、ブレーキスイッチ25がオンしていて、(c)に示すようにATポジションがPポジションとなって所定の時間が経過した後に、オンが確定し(時刻t1)、この時刻t1でブレーキスイッチ25がオンとなっているので、(g)に示すように電動モータ16が起動されて、正転駆動される。(f)に示すように、電動モータ16が駆動されて、コントロールケーブル8の引き作動による張力に応じて電流値が上昇していき、オート作動制御に移る。また、(h)に示すように、パーキングブレーキランプ45はランプ駆動部41により点灯される。
次に、マニュアル/オート作動における正常停止の制御について説明する。図10はイグニッションスイッチ21がオンの場合であり((a)参照)、電動モータ16のモータ電流値が予め設定した最適荷重になるまで作動される(図4及び図10(b)参照)。図4に示される設定テーブルはEPKBコントローラ10の記憶部38に予め格納されており、アクチュエータ5のコントロールケーブル8の引き作動におけるストローク量からモータ電流を換算し、パーキングブレーキ4の荷重に対応したモータ電流から電動モータ16が駆動制御される。
予め設定した最適荷重に対応したモータ電流に達すると(時刻t1)、図10(c)に示すように、電動モータ16は停止され、電動モータ16が完全に停止するとモータ電流はゼロになる((b)参照)。
予め設定した最適荷重に対応したモータ電流に達すると(時刻t1)、図10(c)に示すように、電動モータ16は停止され、電動モータ16が完全に停止するとモータ電流はゼロになる((b)参照)。
図11はイグニッションスイッチ21がオフの場合を示しており、この場合には、パーキングブレーキ4が最大荷重になるまで電動モータ16が作動される(図11(b)(c)参照)。最大荷重に達した時刻t1で電動モータ16が停止され、また、電動モータ16が完全に停止した時点でモータ電流はゼロになる。パーキングブレーキランプ45は、所定の時間T2経過後に消灯する(図11(d)参照)。
図12は、パーキングブレーキ4が最適荷重に制動がかけられた後に、イグニッションスイッチ21がオフとなった場合を示している。最初はイグニッションスイッチ21がオンの状態で、最適荷重となる時刻t1まで電動モータ16が作動し、その後に電動モータ16は停止し、モータ電流はゼロとなる(図12(b)(c)参照)。
電動モータ16が停止した状態でイグニッションスイッチ21が時刻t2でオフされると、電動モータ16が起動され、最大荷重まで電動モータ16が作動される。その後、電動モータ16が停止し、モータ電流もゼロとなり、電動モータ16が停止する時刻t3から所定の時間T2の経過後にパーキングブレーキランプ45が消灯する。
電動モータ16が停止した状態でイグニッションスイッチ21が時刻t2でオフされると、電動モータ16が起動され、最大荷重まで電動モータ16が作動される。その後、電動モータ16が停止し、モータ電流もゼロとなり、電動モータ16が停止する時刻t3から所定の時間T2の経過後にパーキングブレーキランプ45が消灯する。
次に、操作スイッチ11によるマニュアル解除の制御について説明する。図13はかかる場合のフローチャートを示し、ステップS21で解除許可条件が判定される。ここで、解除許可条件は複数あり、そのうち例えば、操作スイッチ11が正常の場合である。解除許可条件が成立する場合は、ステップS22に移行し、イグニッションスイッチ21がオンで、且つ操作スイッチ11の解除SWがオンかどうかが判断される。
イグニッションスイッチ21がオンで、且つ解除SWがオンの場合には、ステップS23に移行し、電動モータ16が逆転駆動され、コントロールケーブル8は戻し作動される。これによりパーキングブレーキ4が操作スイッチ11のマニュアル操作により解除されることになる。
イグニッションスイッチ21がオンで、且つ解除SWがオンの場合には、ステップS23に移行し、電動モータ16が逆転駆動され、コントロールケーブル8は戻し作動される。これによりパーキングブレーキ4が操作スイッチ11のマニュアル操作により解除されることになる。
図14はかかる場合のタイミングチャートを示しており、図14(a)に示す解除許可条件が不成立の場合に、時刻t1で解除SWのオン信号が入力されてもオン(解除動作)は受け付けられない((b)参照)。また、解除許可条件が成立している場合に、時刻t2、時刻t3で解除SWのオン信号が入力されてもイグニッションスイッチ21がオフであるので(図14(e)参照)、オン(解除動作)は受け付けられない。
また、解除許可条件が不成立の場合の時刻t6(図14(c)参照)に解除SWのオン信号が入力された後に解除許可条件が成立した場合で、解除SWのオン信号自体が確定しても、イグニッションスイッチ21がオフのため、オンは受け付けられない。
図14(c)の時刻t7で解除SWのオン信号が入力され、オンが確定しても、このオンの確定時の時刻t8において、イグニッションスイッチ21がオンしてからオンが確定していないため、オンは受け付けられない。
図14(c)の時刻t7で解除SWのオン信号が入力され、オンが確定しても、このオンの確定時の時刻t8において、イグニッションスイッチ21がオンしてからオンが確定していないため、オンは受け付けられない。
次に、図14(e)に示すように、イグニッションスイッチ21がオフからオンとなり、その後の(b)に示す時刻t4で解除SWからのオン信号が入力し、イグニッションスイッチ21のオン確定後に、解除SWのオンが確定して時刻t5において、電動モータ16が起動し((g)参照)、該電動モータ16は逆転駆動(解除方向)し始める。
電動モータ16が逆転する場合は、制動をかける場合とは異なり、比較的少ないモータ電流値でもって駆動でき((f)参照)、アクチュエータ5のコントロールケーブル8のストローク量がゼロとなるまで、電動モータ16が駆動される。そして、該ストローク量が完全にゼロとなると、電動モータ16は停止し、同時にパーキングブレーキランプ45が点灯状態から消灯状態となる。これにより車両1を走行させることができる。
電動モータ16が逆転する場合は、制動をかける場合とは異なり、比較的少ないモータ電流値でもって駆動でき((f)参照)、アクチュエータ5のコントロールケーブル8のストローク量がゼロとなるまで、電動モータ16が駆動される。そして、該ストローク量が完全にゼロとなると、電動モータ16は停止し、同時にパーキングブレーキランプ45が点灯状態から消灯状態となる。これにより車両1を走行させることができる。
次に、車両が停車したときに、EPKBコントローラ10のオートホールド制御部49(図5参照)によりパーキングブレーキ4を駆動して後輪2、3に自動的に制動力を付与するオートホールド制御について説明する。このオートホールド制御は、走行から停車時にパーキングブレーキ4を自動引きして、ドライバーの負担を軽くするものであり、ドライバーはオートPKBスイッチ28でオートホールド制御の有効、無効を選択でき、「有効」とした場合のみオートホールド制御(オートPKBモード)が作動する。
図15はオートPKBモードを有効に切り替えた場合のタイミングチャートを示し、イグニッションスイッチ21がオン中のみ切替が可能であり、図15(a)に示すように、ドライバーがオートPKBスイッチ28をオン操作すると、オートPKBランプ46が点灯すると共に(図15(b)参照)、(c)に示すように、オートPKBモードが「無効」から「有効」となる。なお、イグニッションスイッチ21がオフからオンとなった場合には、このオートPKBモードが「無効」となる。
また、オート作動パーキング制御部36にてオート作動となっている場合、オートPKBスイッチ28をオン操作することで、このオートPKBモードが優先される。
また、オート作動パーキング制御部36にてオート作動となっている場合、オートPKBスイッチ28をオン操作することで、このオートPKBモードが優先される。
図16はオートPKBモードを「有効」から「無効」に切り替えた場合のタイミングチャートを示し、(a)に示すようにオートPKBスイッチ28を再度オン操作すると、オートPKBランプ46が消灯すると共に、オートPKBモードが「有効」から「無効」に切り替わる(図16(b)(c)参照)。
なお、「無効」に切り替わると、オート作動パーキング制御部36によりオート作動が自動的にキャンセルされる。
なお、「無効」に切り替わると、オート作動パーキング制御部36によりオート作動が自動的にキャンセルされる。
次に、坂道などで車両を停止させる場合において、パーキングブレーキ4に所定の荷重で自動引きするオートホールド制御について図17以降により説明する。
ところで、図20は車両1を平坦路で急停車させた場合の上記Gセンサ50にて検出される減速度Ggを示しており、グラフの略中央のゼロの直線に対して上方向が減速方向を示し、下方向が加速方向を示している。縦軸の1目盛りが0.01Gを示し、横軸の1目盛りが1秒を示している。なお、この減速度Ggの曲線は、EPKBコントローラ10内に設けているGセンサ50からの実測データを示している。
また、図20において、上からアクセル開度、ブレーキ圧力、ブレーキスイッチ25からの信号、上記の減速度Gg及び車速をそれぞれ示している。
また、図20において、上からアクセル開度、ブレーキ圧力、ブレーキスイッチ25からの信号、上記の減速度Gg及び車速をそれぞれ示している。
アクセルペダルを離してブレーキを踏むと、減速度Ggは減速方向に大きく振れた後に、加速方向に振れ、その後一定の値に落ち着くカーブを描いている。この減速度Ggが落ち着いた値と、アクセルペダルを離してブレーキを踏む前の楕円部分で示している減速度Ggの値とが、ほぼ同じ値を示している。
図21は、勾配が8〜12%の路面で車両1を急停車させた場合を、図22は勾配が20%の路面で車両1を急停車させた場合の減速度Ggの曲線をそれぞれ示している。
路面の勾配が大きい図21及び図22の場合においても、図20の減速度Ggが示す曲線の場合と同様に、アクセルペダルを離してブレーキを踏むと、減速度Ggは減速方向に大きく振れた後に、加速方向に振れ、その後一定の値に落ち着くカーブを描いている。この減速度Ggが落ち着いた値と、アクセルペダルを離してブレーキを踏む前の楕円部分で示している減速度Ggの値とが、ほぼ同じ値を示している。
路面の勾配が大きい図21及び図22の場合においても、図20の減速度Ggが示す曲線の場合と同様に、アクセルペダルを離してブレーキを踏むと、減速度Ggは減速方向に大きく振れた後に、加速方向に振れ、その後一定の値に落ち着くカーブを描いている。この減速度Ggが落ち着いた値と、アクセルペダルを離してブレーキを踏む前の楕円部分で示している減速度Ggの値とが、ほぼ同じ値を示している。
そして、図20〜図22において、車両1が停止してから減速度Ggが落ち着くまで、減速度Ggの揺れの時間がT1であり、そのT1後の落ち着いた減速度Ggにて路面の勾配を検出し、その後にパーキングブレーキ4の自動引きを行なうと、車両1が停車してからこのT1の時間だけ応答が遅れることになる。
つまり、車両1が停止して、Gセンサ50からの出力の減速度Ggが完全に落ち着いてからパーキングブレーキ4の自動引きを行なうと、その分、自動引きが遅れることになり、商品性を低下させてしまうことになる。
そこで、本発明では、アクセルペダルを離してからブレーキを踏むまでのGセンサ50からの減速度Ggを取得し、この取得した減速度Ggの値から路面の勾配(傾斜角度)を算出し、車両1の停車確定後、上記の時間T1を待つことなく直ぐにパーキングブレーキ4に最適な荷重をかけるべく引き作動(自動引き)を行なうようにしている。
そこで、本発明では、アクセルペダルを離してからブレーキを踏むまでのGセンサ50からの減速度Ggを取得し、この取得した減速度Ggの値から路面の勾配(傾斜角度)を算出し、車両1の停車確定後、上記の時間T1を待つことなく直ぐにパーキングブレーキ4に最適な荷重をかけるべく引き作動(自動引き)を行なうようにしている。
以下、具体的に説明する。このオートホールド制御は図5に示すオートホールド制御部49により行なわれる。図17は本制御のフローチャートを示し、図18は本制御のタイミングチャートを示している。ここで、コントロールケーブル8への目標荷重は、勾配により2段階としており、例えば、図19に示すように、勾配が5%〜25%の間では1500Nとし、勾配が26%以上の場合では目標荷重を2200Nとしている。
車両1の走行中は図17のステップS31に示すように、前回取得したGセンサ50からの減速度Ggの値をリセットし、次に、ステップS32に示すように運転者がアクセルペダルを離して、アクセルセンサ22からの信号がオフになった時に(図18(c)参照)、ステップS33に示すようにGセンサ50からの減速度Ggの値を取得する。
次に、ステップS34において運転者がブレーキペダルを踏まずに、ブレーキスイッチ25からのオン信号が入力されない場合には、ステップS32に戻って、アクセルセンサ22からの信号を判断してアクセルセンサ22からオフ信号がある場合には、ステップS33に示すようにGセンサ50からの減速度Ggの値を取得する。
次に、ステップS34において運転者がブレーキペダルを踏まずに、ブレーキスイッチ25からのオン信号が入力されない場合には、ステップS32に戻って、アクセルセンサ22からの信号を判断してアクセルセンサ22からオフ信号がある場合には、ステップS33に示すようにGセンサ50からの減速度Ggの値を取得する。
ステップS34においてブレーキペダルが踏まれてブレーキスイッチ25からのオン信号が入力された場合には(図18(b)参照)、Gセンサ50からの減速度Ggのモニタリングを終了し、直前に取得した減速度Ggの値から路面の勾配を判定し、路面の勾配に応じて目標荷重値を設定する。これらの制御はオートホールド制御部49にて行なわれる。
次に、図18(a)に示すように、車速センサ24からの信号により速度がゼロ、つまり停車が確定したかどうかを判断し、停車確定でない場合にはステップS34に戻り、停車が確定している場合にはステップS37に移行し、減速度Ggの値から路面の勾配の判定結果から停車した所が坂道か否かを判定する。坂道ではない場合には引き作動は行なわれない。
ステップS37において、坂道だと判定した場合には、ステップS38に移行し、記憶部38のテーブルから予め勾配に応じて設定しておいた目標荷重をオートホールド制御部49が取り込むと共に、モータ駆動部40を制御して電動モータ16を正転駆動する(図18(d)(e)参照)。
そして、電動モータ16を目標荷重まで作動し、電動モータ16が目標荷重に達した場合には、時刻t1で電動モータ16を停止させる。また、パーキングブレーキランプ45は、図18(f)に示すように、電動モータ16の起動後、電動モータ16が作動し始めてからランプ駆動部41により点灯される。
そして、電動モータ16を目標荷重まで作動し、電動モータ16が目標荷重に達した場合には、時刻t1で電動モータ16を停止させる。また、パーキングブレーキランプ45は、図18(f)に示すように、電動モータ16の起動後、電動モータ16が作動し始めてからランプ駆動部41により点灯される。
このように本実施形態では、アクセルペダルが離されてからブレーキペダルが踏まれる前のセンサ50からの値より勾配を判定し、この判定結果により車両1の停車後に電動モータ16にてコントロールケーブル8を自動的に引き作動するようにしているので、センサ50が落ち着いてから路面の勾配(傾斜角度)を検出して引き作動をするのと比べて、車両1の停車後に直ぐにパーキングブレーキ4を自動引き(引き作動)することができ、応答が迅速であり、商品性の向上を図ることができる。
また、コントロールケーブル8を引き作動する場合に、電動モータ16を予め設定した目標荷重まで駆動するようにしているので、パーキングブレーキ4を自動引きする場合でも、そのことを運転者が意識する必要がなく、アクセルペダルを離してブレーキペダルを踏むだけで、電動モータ16を目標荷重まで駆動して、パーキングブレーキ4を自動引きでき、運転に支障を与えることもない。
上記の実施形態では、パーキングブレーキ4に制動をかけるコントロールケーブル8への目標荷重は、勾配が25%を前後に異ならせていたが、路面の勾配に応じて目標荷重をそれぞれ異ならせて制動をかけるようにしても良い。
図23は、路面の勾配と電動モータ16の目標荷重との関係を示す図であり、勾配に応じた目標荷重を記憶部38のテーブルに予めそれぞれ設定記憶させておく。したがって、路面の勾配が大きいほど、電動モータ16の目標荷重が大きくなり、パーキングブレーキ4に大きな制動力を付与することができ、特に急な坂道では有効である。
図23は、路面の勾配と電動モータ16の目標荷重との関係を示す図であり、勾配に応じた目標荷重を記憶部38のテーブルに予めそれぞれ設定記憶させておく。したがって、路面の勾配が大きいほど、電動モータ16の目標荷重が大きくなり、パーキングブレーキ4に大きな制動力を付与することができ、特に急な坂道では有効である。
なお、先の実施形態では、路面の勾配が5%以下の場合には、オートホールド制御を行なっていないとしていたが、平坦路の場合においてもオートホールド制御を行なうようにしても良い。この場合には、電動モータ16の目標荷重は、図19に示す1500Nより小さく設定されることになる。
次に、上述のようにパーキングブレーキ4を作動させて後輪2、3に制動をかけた後に、該パーキングブレーキ4を自動的に解除する場合について説明する。この場合、図5に示すアクセルセンサ22からの信号が制御装置30のブレーキ解除制御部37に入力され、ブレーキ解除制御部37がモータ制御部31を駆動制御してパーキングブレーキ4の解除を行なう。
すなわち、ブレーキペダルから足を離して、アクセルペダルを踏むと、アクセルセンサ22がこれを検出して、該アクセルセンサ22から信号が制御装置30のブレーキ解除制御部37へ送られる。ブレーキ解除制御部37ではモータ制御部31へ信号を送り、電動モータ16を逆転駆動させることで、コントロールケーブル8が戻し作動され、パーキングブレーキ4が解除されることになる。
すなわち、ブレーキペダルから足を離して、アクセルペダルを踏むと、アクセルセンサ22がこれを検出して、該アクセルセンサ22から信号が制御装置30のブレーキ解除制御部37へ送られる。ブレーキ解除制御部37ではモータ制御部31へ信号を送り、電動モータ16を逆転駆動させることで、コントロールケーブル8が戻し作動され、パーキングブレーキ4が解除されることになる。
1 車両
4 パーキングブレーキ
8 コントロールケーブル
10 電動パーキングブレーキコントローラ(EPKBコントローラ)
16 電動モータ
30 制御装置
49 オートホールド制御部
50 Gセンサ
4 パーキングブレーキ
8 コントロールケーブル
10 電動パーキングブレーキコントローラ(EPKBコントローラ)
16 電動モータ
30 制御装置
49 オートホールド制御部
50 Gセンサ
Claims (3)
- 電動モータ(16)によりコントロールケーブル(8)を引き作動、または戻し作動してパーキングブレーキ(4)を制動、または解除を行なうようにした電動パーキングブレーキ用制御装置において、
車両(1)の減速度を検出するセンサ(50)と、
アクセルペダルが離されてからブレーキペダルが踏まれる前の前記センサ(50)からの値より勾配を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果でもって車両(1)の停車後に前記電動モータ(16)にてコントロールケーブル(8)を自動的に引き作動する制御手段(49)を備えていることを特徴とする電動パーキングブレーキ用制御装置。 - 前記コントロールケーブル(8)を引き作動する場合に、前記電動モータ(16)を予め設定した目標荷重まで駆動するようにしていることを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ用制御装置。
- 前記勾配量に応じて前記電動モータ(16)の目標荷重を予めそれぞれ設定しておき、前記コントロールケーブル(8)を引き作動する場合に、勾配量に応じた目標荷重まで電動モータ(16)を駆動するようにしていることを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006157732A JP2007326416A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 電動パーキングブレーキ用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006157732A JP2007326416A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 電動パーキングブレーキ用制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007326416A true JP2007326416A (ja) | 2007-12-20 |
Family
ID=38927210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006157732A Withdrawn JP2007326416A (ja) | 2006-06-06 | 2006-06-06 | 電動パーキングブレーキ用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014110426A1 (de) | 2013-07-31 | 2015-02-05 | Denso Corporation | Fahrzeugschaltungssteuerungsvorrichtung |
JP2016088246A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 本田技研工業株式会社 | 電動駐車ブレーキ制御装置 |
JP2016200986A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
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CN116238462A (zh) * | 2023-04-26 | 2023-06-09 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 车辆的防溜坡方法、装置、车辆及存储介质 |
-
2006
- 2006-06-06 JP JP2006157732A patent/JP2007326416A/ja not_active Withdrawn
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