JP2020128188A - 電動パーキングブレーキ - Google Patents

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【課題】イグニッションスイッチのオン・オフにかかわらず、運転者の意図しないパーキングブレーキ本体の誤解除を確実に防止し得る電動パーキングブレーキを提供する。【解決手段】電動パーキングブレーキ1に関し、運転者により操作される操作レバー5と、該操作レバー5の傾動操作に応じパーキングブレーキ本体4の作動・解除を担う制御装置6とを備え、操作レバー5を引き上げた起立状態でパーキングブレーキ本体4を強制作動せしめる手動モードを選択する一方、操作レバー5を押し下げた倒伏状態でパーキングブレーキ本体4を運転条件に応じ自動的に作動・解除するオートモードを選択し、該オートモードにてイグニッションスイッチ7のオフ時に解除を許可せず且つイグニッションスイッチ7のオン時でもブレーキペダル8を踏まないと解除しないように制御装置6を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、電動パーキングブレーキに関するものである。
従来より、トラック等の車両では、停車時に運転席の操作レバーを引き上げて電動アクチュエータを駆動させ、該電動アクチュエータの駆動によりパーキングケーブルを牽引してパーキングブレーキ本体を作動させることで制動力を発生させるようにした電動パーキングブレーキが知られている。
この種のレバー操作タイプの電動パーキングブレーキにあっては、操作レバーを引き上げた起立状態でパーキングブレーキ本体が作動される一方、前記操作レバーを押し下げた倒伏状態でパーキングブレーキ本体が解除されるようになっている。
ただし、引き上げた操作レバーのロックが不完全な状態となっていた場合、運転者が降車時にうっかり操作レバーに接触して該操作レバーが倒伏し、これを運転者が見過ごして放置したまま駐車してしまったり、運転者の不在中に前記操作レバーに物が落ちて衝突する等して該操作レバーが倒伏してしまったりする虞れがあり、これにより運転者の意図しないパーキングブレーキ本体の誤解除が起こる可能性がある。
そこで、従来にあっては、前述の如き運転者の意図しないパーキングブレーキ本体の誤解除が起こる可能性を排除するため、イグニッションスイッチがオフとなっている状態で前記操作レバーが倒伏してもパーキングブレーキ本体が解除されないようインターロックを組む措置が講じられている。
尚、この種の電動パーキングブレーキに関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。
特開2005−247194号公報
しかしながら、簡単な用事を済ませるために運転者がアイドリング状態のまま停車して車両から離れてしまうケースや、運転者がアイドリング状態のまま停車してエアコンをかけながら仮眠を取ったりするケースも考えられ、これらのケースでロックが不完全な状態となっていて不用意な操作レバーへの接触により該操作レバーが倒伏してしまったりすると、イグニッションスイッチがオフになっていないためにインターロックが効かず、運転者の意図しないパーキングブレーキ本体の誤解除が起こり得た。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、イグニッションスイッチのオン・オフにかかわらず、運転者の意図しないパーキングブレーキ本体の誤解除を確実に防止し得る電動パーキングブレーキを提供することを目的とする。
本発明は、停車時に電動アクチュエータの駆動によりパーキングケーブルを牽引してパーキングブレーキ本体を作動させるようにした電動パーキングブレーキにおいて、運転者により操作される操作レバーと、該操作レバーの傾動操作に応じ前記電動アクチュエータを介し前記パーキングブレーキ本体の作動・解除を担う制御装置とを備え、該制御装置は、前記操作レバーを引き上げた起立状態で前記パーキングブレーキ本体を強制作動せしめる手動モードを選択する一方、前記操作レバーを押し下げた倒伏状態で前記パーキングブレーキ本体を運転条件に応じ自動的に作動・解除するオートモードを選択し、該オートモードにてイグニッションスイッチのオフ時に解除を許可せず且つイグニッションスイッチのオン時でもブレーキペダルを踏まないと解除しないように構成されていることを特徴とするものである。
而して、このようにした場合、操作レバーが引き上げられて起立状態になると、制御装置にて手動モードが選択されてパーキングブレーキ本体が強制作動される一方、前記操作レバーが押し下げられて倒伏状態になると、前記制御装置にてオートモードが選択されて前記パーキングブレーキ本体が運転条件に応じ自動的に作動・解除されることになる。
この際、前記操作レバーを押し下げた倒伏状態にて選択されるオートモードにあっては、イグニッションスイッチのオフ時に解除を許可しないだけでなく、イグニッションスイッチのオン時でもブレーキペダルを踏まないと解除しないようになっているので、イグニッションスイッチのオン・オフにかかわらず、運転者の意図しないパーキングブレーキ本体の誤解除が起こらなくなる。
より具体的には、イグニッションスイッチをオフにした通常の停車時において、運転者が降車時にうっかり操作レバーに接触したり、運転者の不在中に操作レバーに物が落ちて衝突したりして該操作レバーが倒伏してしまったとしても、従前通りパーキングブレーキ本体の解除が許可されずに作動状態のまま保持されることになる。
しかも、運転者がアイドリング状態のまま停車して車両から離れたり、運転者がアイドリング状態のまま停車して眠り込んだりした場合の如きイグニッションスイッチをオンにした停車時において、不用意に操作レバーに接触して該操作レバーが倒伏してしまったとしても、運転者がブレーキペダルを踏んだ安全な状態でないとパーキングブレーキ本体が解除せずに作動状態のまま保持されることになる。
更に、本発明において、前記制御装置は、オートモードにてエンジン作動時にシフト位置がニュートラル又はパーキング以外でアクセルペダルの踏み込みがあればパーキングブレーキ本体を自動解除させるように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、操作レバーが解除位置に倒伏しているのにオートモードによりパーキングブレーキ本体が作動しているアンマッチの状態において、運転者がパーキングブレーキ本体の作動に気がつかないまま車両を発進させても、ニュートラル又はパーキング以外のシフト位置でアクセルペダルが踏み込まれることで直ちにパーキングブレーキ本体が解除され、該パーキングブレーキ本体が作動したまま引き摺り運転が行われることが未然に回避される。
また、パーキングブレーキ本体を効かせた坂道発進において、操作レバーを押し下げてオートモードとすれば、アクセルペダルの踏み込みで前記パーキングブレーキ本体をタイミング良く解除させて簡便に発進することが可能となり、前記パーキングブレーキ本体の解除と前記アクセルペダルの踏み込みとのタイミング合わせが不要となる。
更に、本発明において、前記制御装置は、オートモードにてシフト位置がニュートラルでイグニッションスイッチがオフであればパーキングブレーキ本体を自動作動させるように構成されていることが好ましく、このようにすれば、イグニッションスイッチをオフにした通常の停車時において、運転者が操作レバーを引き忘れてパーキングブレーキ本体を作動させないままにしてしまっても、前記制御装置によりパーキングブレーキ本体が自動作動されることになる。
また、本発明において、運転者の不在を検知する運転者不在検出器を備え、前記制御装置は、オートモードにてシフト位置がニュートラルでイグニッションスイッチがオンの状態で前記運転者不在検出器により運転者の不在が検知された時にパーキングブレーキ本体を自動作動させるように構成されていると良く、このようにすれば、イグニッションスイッチをオンにしたままでの停車時に、運転者が操作レバーを引き忘れてパーキングブレーキ本体を作動させないままにしてしまっても、前記制御装置によりパーキングブレーキ本体が自動作動されることになる。
ここで、前記運転者不在検出器は、運転席のドアの開閉を検出するカーテシスイッチとしたり、運転者の着座を検出する着座センサとしたり、運転席のシートベルトの着用を検出するシートベルトセンサとしたり、イグニッションスイッチのオン時にシフト位置がニュートラルになってからの経過時間を計時するタイマーとしたりすることが可能である。
上記した本発明の電動パーキングブレーキによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)本発明の請求項1に記載の発明によれば、操作レバーを引き上げて起立状態とすることで制御装置で手動モードを選択させてパーキングブレーキ本体を強制作動させる一方、前記操作レバーを押し下げて倒伏状態とすることで前記制御装置でオートモードを選択させ、該オートモードにてイグニッションスイッチのオフ時に解除を許可しないだけでなく、イグニッションスイッチのオン時でもブレーキペダルを踏まないと解除しないようにしているので、イグニッションスイッチのオン・オフにかかわらず、運転者の意図しないパーキングブレーキ本体の誤解除を確実に防止することができ、該パーキングブレーキ本体の作動信頼性を大幅に向上することができる。
(II)本発明の請求項2に記載の発明によれば、パーキングブレーキ本体が作動したまま引き摺り運転が行われることを未然に回避することができるので、該引き摺り運転によるダメージが前記パーキングブレーキ本体に及ぶことを防止することができ、また、パーキングブレーキ本体を効かせた坂道発進で該パーキングブレーキ本体の解除とアクセルペダルの踏み込みとのタイミング合わせを不要として簡便な発進を実現することができるので、坂道発進時における運転者の操作負担を大幅に軽減することができる。
(III)本発明の請求項3に記載の発明によれば、イグニッションスイッチをオフにした通常の停車時に、運転者が操作レバーを引き忘れてパーキングブレーキ本体を作動させないままにしてしまっても、制御装置によりパーキングブレーキ本体を自動作動させることができ、該パーキングブレーキ本体が作動されないまま停車されてしまう事態を確実に防ぐことができる。
(IV)本発明の請求項4乃至8に記載の発明によれば、イグニッションスイッチをオンにしたままでの停車時に、運転者が操作レバーを引き忘れてパーキングブレーキ本体を作動させないままにしてしまっても、制御装置によりパーキングブレーキ本体を自動作動させることができ、該パーキングブレーキ本体が作動されないまま停車されてしまう事態を確実に防ぐことができる。
本発明の第一形態例を示す概略図である。 本発明の第一形態例のオートモードの制御手順を示すブロック図である。 本発明の第二形態例及び第三形態例を示す概略図である。 本発明の第二形態例のオートモードの制御手順を示すブロック図である。 本発明の第三形態例のオートモードの制御手順を示すブロック図である。 本発明の第四形態例を示す概略図である。 本発明の第四形態例のオートモードの制御手順を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第一形態例を示すもので、図中1は停車時に電動アクチュエータ2の駆動によりパーキングケーブル3を牽引してパーキングブレーキ本体4を作動させるようにした電動パーキングブレーキを示し、ここに図示している例では、トランスミッションの後部に設置されて該トランスミッションのメインシャフトやプロペラシャフトを固定するセンターブレーキ式のパーキングブレーキ本体4の場合で例示しており、この種のセンターブレーキ式のパーキングブレーキ本体4には、一般的にドラムブレーキが採用されており、ドラム内部で所要のシューギャップを介して浮動状態にある一対のブレーキシューを前記パーキングケーブル3を引くことにより押し開き、これにより前記各ブレーキシューをドラムに押し付て制動力を得るようになっている。
斯かる電動パーキングブレーキ1においては、運転者により操作される運転席の操作レバー5と、該操作レバー5の傾動操作に応じ前記電動アクチュエータ2に制御信号6aを出力して前記パーキングブレーキ本体4の作動・解除を担う制御装置6とが備えられており、この制御装置6では、前記操作レバー5の傾動操作の状態がオン・オフ信号5aに基づいて把握され、前記操作レバー5を引き上げた起立状態で前記パーキングブレーキ本体4を強制作動せしめる手動モードが選択される一方、前記操作レバー5を押し下げた倒伏状態では前記パーキングブレーキ本体4を運転条件に応じ自動的に作動・解除するオートモードが選択されるようになっている。
ここで、前記制御装置6は、エンジン制御ユニット(ECU:Engine Control Unit)を兼ねたもので、各種の運転条件に関する情報が信号入力されるようになっており、オートモードの選択時にパーキングブレーキ本体4が作動している状態にあっては、イグニッションスイッチ7からのオン・オフ信号7aに基づき前記イグニッションスイッチ7のオフ時にパーキングブレーキ本体4の解除を許可しないようになっているが、前記イグニッションスイッチ7のオン時でもブレーキペダル8の踏み込みがブレーキセンサ9からの検出信号9aに基づき検出されない限り前記パーキングブレーキ本体4を解除しないようになっている(図2参照)。
而して、このようにした場合、操作レバー5が引き上げられて起立状態になると、制御装置6にて手動モードが選択されてパーキングブレーキ本体4が強制作動される一方、前記操作レバー5が押し下げられて倒伏状態になると、前記制御装置6にてオートモードが選択されて前記パーキングブレーキ本体4が運転条件に応じ自動的に作動・解除されることになる。
この際、前記操作レバー5を押し下げた倒伏状態にて選択されるオートモードにあっては、イグニッションスイッチ7のオフ時に解除を許可しないだけでなく、イグニッションスイッチ7のオン時でもブレーキペダル8を踏まないと解除しないようになっているので、イグニッションスイッチ7のオン・オフにかかわらず、運転者の意図しないパーキングブレーキ本体4の誤解除が起こらなくなる。
より具体的には、イグニッションスイッチ7をオフにした通常の停車時において、運転者が降車時にうっかり操作レバー5に接触したり、運転者の不在中に操作レバー5に物が落ちて衝突したりして該操作レバー5が倒伏してしまったとしても、従前通りパーキングブレーキ本体4の解除が許可されずに作動状態のまま保持されることになる。
しかも、運転者がアイドリング状態のまま停車して車両から離れたり、運転者がアイドリング状態のまま停車して眠り込んだりした場合の如きイグニッションスイッチ7をオンにした停車時において、不用意に操作レバー5に接触して該操作レバー5が倒伏してしまったとしても、運転者がブレーキペダル8を踏んだ安全な状態でないとパーキングブレーキ本体4が解除せずに作動状態のまま保持されることになる。
従って、上記第一形態例によれば、操作レバー5を引き上げて起立状態とすることで制御装置6で手動モードを選択させてパーキングブレーキ本体4を強制作動させる一方、前記操作レバー5を押し下げて倒伏状態とすることで前記制御装置6でオートモードを選択させ、該オートモードにてイグニッションスイッチ7のオフ時に解除を許可しないだけでなく、イグニッションスイッチ7のオン時でもブレーキペダル8を踏まないと解除しないようにしているので、イグニッションスイッチ7のオン・オフにかかわらず、運転者の意図しないパーキングブレーキ本体4の誤解除を確実に防止することができ、該パーキングブレーキ本体4の作動信頼性を大幅に向上することができる。
また、図3は本発明の第二形態例を示すもので、この第二形態例における制御装置6では、前述の如きパーキングブレーキ本体4の誤解除の防止に関する制御を行うだけでなく、シフトの状態を検知するシフトポジションセンサ10からの検出信号10aと、アクセルペダル11の踏み込み量を検出するアクセルセンサ12からの検出信号12aとに基づき、オートモードの選択時にパーキングブレーキ本体4が作動している状態において、エンジンが作動中で、シフト位置がニュートラル又はパーキング以外でアクセルペダル11の踏み込みがあった場合には、パーキングブレーキ本体4を自動解除させるようにしている(図4参照)。
このようにすれば、操作レバー5が解除位置に倒伏しているのにオートモードによりパーキングブレーキ本体4が作動しているアンマッチの状態において、運転者がパーキングブレーキ本体4の作動に気がつかないまま車両を発進させても、ニュートラル又はパーキング以外のシフト位置でアクセルペダル11が踏み込まれることで直ちにパーキングブレーキ本体4が解除され、該パーキングブレーキ本体4が作動したまま引き摺り運転が行われることが未然に回避される。
また、パーキングブレーキ本体4を効かせた坂道発進において、操作レバー5を押し下げてオートモードとすれば、アクセルペダル11の踏み込みで前記パーキングブレーキ本体4をタイミング良く解除させて簡便に発進することが可能となり、前記パーキングブレーキ本体4の解除と前記アクセルペダル11の踏み込みとのタイミング合わせが不要となる。
従って、上記第二形態例によれば、パーキングブレーキ本体4が作動したまま引き摺り運転が行われることを未然に回避することができるので、該引き摺り運転によるダメージが前記パーキングブレーキ本体4に及ぶことを防止することができ、また、パーキングブレーキ本体4を効かせた坂道発進で該パーキングブレーキ本体4の解除とアクセルペダル11の踏み込みとのタイミング合わせを不要として簡便な発進を実現することができるので、坂道発進時における運転者の操作負担を大幅に軽減することができる。
更に、図3は本発明の第三形態例についても示しており、この第三形態例における制御装置6では、前述の如きパーキングブレーキ本体4の誤解除防止や自動解除に関する制御を行うだけでなく、前記イグニッションスイッチ7からのオン・オフ信号7aと、前記シフトポジションセンサ10からの検出信号10aとに基づき、オートモードの選択時にパーキングブレーキ本体4が解除している状態において、シフト位置がニュートラルでイグニッションスイッチ7がオフであれば、パーキングブレーキ本体4を自動作動させるようにしている(図5参照)。
従って、斯かる第三形態例によれば、イグニッションスイッチ7をオフにした通常の停車時に、運転者が操作レバー5を引き忘れてパーキングブレーキ本体4を作動させないままにしてしまっても、前記制御装置6によりパーキングブレーキ本体4を自動作動させることができ、該パーキングブレーキ本体4が作動されないまま停車されてしまう事態を確実に防ぐことができる。
また、図6は本発明の第四形態例を示すもので、この第四形態例における制御装置6では、前述の如きパーキングブレーキ本体4の誤解除防止や自動解除、自動作動に関する制御を行うだけでなく、運転者の不在を検知する運転者不在検出器として、運転席のドアの開閉を検出するカーテシスイッチ13を流用し、該カーテシスイッチ13の検出信号13aに基づき、オートモードの選択時にパーキングブレーキ本体4が解除している状態において、シフト位置がニュートラルでイグニッションスイッチ7がオンの状態で運転席のドアの開が検出された時に、運転者が車外に出て不在になったものと推定し、パーキングブレーキ本体4を自動作動させるようにしている(図7参照)。
このようにすれば、イグニッションスイッチ7をオンにしたままでの停車時に、運転者が操作レバー5を引き忘れてパーキングブレーキ本体4を作動させないままにしてしまっても、前記制御装置6によりパーキングブレーキ本体4が自動作動させることができ、該パーキングブレーキ本体4が作動されないまま停車されてしまう事態を確実に防ぐことができる。
尚、ここでは運転者の不在を検知する運転者不在検出器としてカーテシスイッチ13を流用しているが、図6中に仮想線で示している通り、運転者の着座を検出する着座センサ14を運転者不在検出器として備え、該着座センサ14からの検出信号14aに基づいて、オートモードにてシフト位置がニュートラルでイグニッションスイッチ7がオンの状態で前記着座センサ14により運転者の着座が検出されなくなった時に運転者が不在であると推定し、パーキングブレーキ本体4を自動作動させるようにしても良い。
更に、図6中に仮想線で示している通り、運転席のシートベルトの着用を検出するシートベルトセンサ15を運転者不在検出器として備え、該シートベルトセンサ15からの検出信号15aに基づいて、オートモードにてシフト位置がニュートラルでイグニッションスイッチ7がオンの状態で前記シートベルトセンサ15により運転者のシートベルト着用が検出されなくなった時に運転者が不在であると推定し、パーキングブレーキ本体4を自動作動させることも可能である。
また、図6中に仮想線で示している通り、イグニッションスイッチ7のオン時にシフト位置がニュートラルになってからの経過時間を計時するタイマー16を運転者不在検出器として制御装置6に内蔵(ハードウェアに組み込んでも良いしソフトウェアで実装しても良い)し、オートモードにてシフト位置がニュートラルでイグニッションスイッチ7がオンの状態で前記タイマー16がタイムアップした時に運転者が不在であると推定し、パーキングブレーキ本体4を自動作動させるようにしても良い。
尚、本発明の電動パーキングブレーキは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 電動パーキングブレーキ
2 電動アクチュエータ
3 パーキングケーブル
4 パーキングブレーキ本体
5 操作レバー
6 制御装置
7 イグニッションスイッチ
8 ブレーキペダル
11 アクセルペダル
13 カーテシスイッチ(運転者不在検出器)
14 着座センサ(運転者不在検出器)
15 シートベルトセンサ(運転者不在検出器)
16 タイマー(運転者不在検出器)

Claims (8)

  1. 停車時に電動アクチュエータの駆動によりパーキングケーブルを牽引してパーキングブレーキ本体を作動させるようにした電動パーキングブレーキにおいて、運転者により操作される操作レバーと、該操作レバーの傾動操作に応じ前記電動アクチュエータを介し前記パーキングブレーキ本体の作動・解除を担う制御装置とを備え、該制御装置は、前記操作レバーを引き上げた起立状態で前記パーキングブレーキ本体を強制作動せしめる手動モードを選択する一方、前記操作レバーを押し下げた倒伏状態で前記パーキングブレーキ本体を運転条件に応じ自動的に作動・解除するオートモードを選択し、該オートモードにてイグニッションスイッチのオフ時に解除を許可せず且つイグニッションスイッチのオン時でもブレーキペダルを踏まないと解除しないように構成されていることを特徴とする電動パーキングブレーキ。
  2. 前記制御装置は、オートモードにてエンジン作動時にシフト位置がニュートラル又はパーキング以外でアクセルペダルの踏み込みがあればパーキングブレーキ本体を自動解除させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ。
  3. 前記制御装置は、オートモードにてシフト位置がニュートラルでイグニッションスイッチがオフであればパーキングブレーキ本体を自動作動させるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パーキングブレーキ。
  4. 運転者の不在を検知する運転者不在検出器を備え、前記制御装置は、オートモードにてシフト位置がニュートラルでイグニッションスイッチがオンの状態で前記運転者不在検出器により運転者の不在が検知された時にパーキングブレーキ本体を自動作動させるように構成されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電動パーキングブレーキ。
  5. 前記運転者不在検出器が、運転席のドアの開閉を検出するカーテシスイッチであることを特徴とする請求項4に記載の電動パーキングブレーキ。
  6. 前記運転者不在検出器が、運転者の着座を検出する着座センサであることを特徴とする請求項4に記載の電動パーキングブレーキ。
  7. 前記運転者不在検出器が、運転席のシートベルトの着用を検出するシートベルトセンサであることを特徴とする請求項4に記載の電動パーキングブレーキ。
  8. 前記運転者不在検出器が、イグニッションスイッチのオン時にシフト位置がニュートラルになってからの経過時間を計時するタイマーであることを特徴とする請求項4に記載の電動パーキングブレーキ。
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