JP4467550B2 - ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 - Google Patents

ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器に関するものである。
最近の携帯電話は、折り畳みタイプが主流である。
このような折り畳みタイプの携帯電話は、一般的に不使用時には閉じておき、着信などがあった際に開いて通話するものであるが、例えば、着信があった際すぐ開けるように開放動作をワンタッチ式で簡易に行えるものの方が良いとの要望もある。
しかしながら、従来のヒンジ装置では、折り畳み式携帯電話の操作部とディスプレイ部との連結に使用した場合、回動ロック機構やロックを解除するためのボタンなどの駆動機構をこのヒンジ装置とは別途に必要としていたため、部品点数が多くなり、またそのためのスペースを設ける必要があるなどの問題が生じていた。
そこで、本出願人は、特許公開2002−227832号公報に示すように、ワンタッチで開閉できる構成でありながら、開閉ロックのための別途の機構を機器側に設けることを不要とし、携帯電話の構成の単純化,省スペース化に寄与し得るヒンジ装置(以下、従来例)を開発した。
この従来例は、例えば前述のように折り畳みタイプの携帯電話に適用した場合、このヒンジ装置に設けた解除操作部(押込ボタン)を指で押すだけで、閉塞付勢されている例えばディスプレイ部が自動的に開放回動する構成としている。
特開2005−172116号公報
ところで、従来例は、閉塞付勢機構を果たしながらも、ワンタッチで自動開放する構造を実現する画期的なヒンジ装置であるが、この閉塞付勢機構を実現するための付勢機構(押しバネ)の他に、自動開放用のバネ(トーションバネ)を別途必須としており、よって、部品点数が多いことがコスト性及び製造性を向上する上での妨げになるのは勿論、この種の物品に要求される小型化・軽量化を達成する際にも妨げとなっているのも現状である(自動開放を実現する付勢力をトーションバネに要求すると長い長さが必要となり小型化しにくい。)。
本出願人は、前述した問題点に着目し、種々の実験・研究を繰り返し行った結果、従来にない作用効果を発揮する発揮的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器を開発した。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
第一部材1と第二部材2とを枢着して互いに重合した閉塞状態から開放回動するように構成したヒンジ装置であって、前記第一部材1と共に回動し、軸17の先端部に回動不能状態に設けられる第一取付部材3と、前記第二部材2と共に回動し、前記軸17に回動自在に設けられる第二取付部材6とを有し、前記第一取付部材3に設けた摺動部4が落ち込み摺動する落ち込み摺動面5aを有する被摺動部5を前記第二取付部材6に設けられる第一スライド体18の一端部に設け、前記摺動部4及び前記被摺動部5を、前記軸17にスライド自在に被嵌され押し込み操作部7の押し込み操作により該軸17をスライドする作動棒状体8にスライド自在に設けるとともに、少なくとも前記摺動部4,前記被摺動部5のいずれか一方をスライド方向に付勢して前記摺動部4を前記被摺動部5の前記落ち込み摺動面5aに対して圧接せしめる第一付勢機構9を備え、この摺動部4と被摺動部5の相対回動を阻止する相対回動阻止部10を前記作動棒状体8に設け、この相対回動阻止部10は、前記作動棒状体8を付勢するように具備せしめられた第二付勢機構19に抗して前記押し込み操作部7を押し込み操作して該作動棒状体8をスライドさせた際、前記摺動部4若しくは前記被摺動部5に対する回動阻止状態が解除されるように構成されており、この摺動部4若しくは被摺動部5に対する回動阻止状態が解除された際、前記摺動部4は前記被摺動部5に対して相対回動可能となるとともに、前記第一付勢機構9の付勢を伴い前記摺動部4が前記被摺動部5の前記落ち込み摺動面5aを落ち込み摺動することで、前記第一部材1と前記第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成し、前記第一スライド体18の他端部に設けたカム部11に係合するカム係合部12を有する第二スライド体20を前記第二取付部材6に設け、前記カム係合部12を有する前記第二スライド体20を前記カム部11を有する前記第一スライド体18に対して係合離反方向に移動するよう前記作動棒状体8にスライド自在にして回動自在に設けると共に、前記第一付勢機構9により前記カム係合部12が前記カム部11に係合付勢されるように構成し、前記カム部11と前記カム係合部12との相対回動に際し、前記カム部11に設けた摺動部13が落ち込み摺動する落ち込み摺動面14aを有する被摺動部14を前記カム係合部12に設けて、前記第一部材1と前記第二部材2とを開放回動させることで、前記カム部11と前記カム係合部12とを相対回動させて前記カム部11に対して前記カム係合部12を係脱させた際、前記第一付勢機構9の付勢を伴い圧接する前記カム部11の前記摺動部13が前記カム係合部12の前記被摺動部14を落ち込み摺動することで、前記第一部材1と前記第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成し、前記軸17の基端部に該軸17に設けたスライド規制部17a’に規制される位置までスライド自在となるリング体22を被嵌し、このリング体22が前記スライド規制部17a’により前記軸17に対するスライド規制された際における前記押し込み操作部7と前記リング体22との間に、前記作動棒状体8が前記押し込み操作部7と前記リング体22との間で前記第二付勢機構19の付勢が機能しない状態でスライドすることを許容する所定距離Lの遊びを設けたことを特徴とするヒンジ装置に係るものである。
また、前記第一付勢機構9及び前記第二付勢機構19としてコイルバネを採用したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記被摺動部5,14の落ち込み摺動面5a,14aをループ状の傾斜面に設定したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
また、操作部15を設けた本体部1と、ディスプレイ部16を設けた重合部2とを、前記操作部15を操作しない時にはこの操作部15を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部2を相対的に回動して操作部15を露出させることができるように、前記本体部1と前記重合部2とを回動自在に連結するヒンジ装置を有し、このヒンジ装置には、前記本体部1を前記第一部材若しくは第二部材とし、前記重合部2を前記第二部材若しくは第一部材とした前記請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、ワンタッチで自動開放する構造を実現するタイプにおいて、小型軽量化を確実に達成することができ、しかも、コスト安にして量産性に秀れるなど従来にない作用効果を発揮する発揮的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、押し込み操作部7を押し込み操作すると、第一部材1と第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じることになる。
ところで、本発明は、前述したようにこの自動回動付勢力をトーションバネを不要とし、押しバネのみで達成している。
従って、ワンタッチで自動開放する構造を実現するタイプにおいて、従来にない構造から、小型軽量化を確実に達成することができ、しかも、コスト安にして量産性に秀れることになる。
本発明の具体的な実施例1について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1に示すように折り畳みタイプの携帯電話に適用した場合を示したもので、操作部15を備えた本体部を第一部材1とし、ディスプレイ部16を備えた重合部を第二部材2とし、第一部材1と第二部材2とが重合した閉塞状態から第二部材2を例えば120度まで回動した開放状態(通話位置)とすることができる枢着構造に本発明のヒンジ装置Hを適用している。
そして、閉塞付勢されている回動ロック状態の閉塞状態において、押し込み操作部7(リリースボタン)を押動操作すると、第二部材2が自動的に一挙に所定開放角度(例えば120度)まで回動して停止し、且つこの押し込み操作部7を操作しないで、手で第二部材2を回動することができ、手で第二部材2を回動操作する場合は、カム部11とカム係合部12とが係合した閉塞状態からこの係合が係脱するわずかな回動角度までは閉塞付勢されていて、この閉塞付勢に抗して所定回動角度以上手で回動させると、第二部材2が自動的に一挙に所定開放角度(例えば120度)まで回動して停止する構成としている。
本実施例では、第一部材1の基部に取付孔1aを設け、第二部材2の基部にもこの取付孔1aと連通状態に隣接する取付孔2aを設け、この夫々の取付孔1a,2aに軸状パーツとして構成した本発明のヒンジ装置Hを装着する構成としている。
具体的に説明すると、図2,3に示すように、前記第二部材2には、前記取付孔2aに対して回り止め形状としたケーシングを第二取付部材6としてこの第二部材2の取付孔2aに回り止め状態に固定し、このケーシングの一端部を閉塞する閉塞部材を第一取付部材3として前記第一部材1の取付孔1aを介して第一部材1に固定している。
この第二取付部材6は、断面円形状の軸17に対して回動自在に被嵌され、第一取付部材3は軸17の先端部に回動不能状態に連結されており互いに相対回動自在に設けられている。
ところで、本実施例に係るヒンジ装置Hは、押し込み操作部7を押し込み操作した際、第一部材1と第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で一挙に開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成されている。
即ち、第一部材1と共に回動する第一取付部材3に設けた摺動部4が落ち込み摺動する落ち込み摺動面5aを有する被摺動部5を前記第二部材2と共に回動する第二取付部材6に設け、この摺動部4及び被摺動部5を押し込み操作部7の押し込み操作により作動する作動棒状体8にスライド自在に設けるとともに、少なくとも摺動部4,被摺動部5のいずれか一方をスライド方向に押し込み付勢して摺動部4を被摺動部5の落ち込み摺動面5aに対して圧接せしめる第一付勢機構9を備え、この摺動部4と被摺動部5の相対回動を阻止する相対回動阻止部10を前記作動棒状体8に設け、この相対回動阻止部10は、押し込み操作部7を押し込み操作して作動棒状体8を作動させた際、摺動部4若しくは被摺動部5に対する回動阻止状態が解除されるように構成されており、この摺動部4若しくは被摺動部5に対する回動阻止状態が解除された際、摺動部4は被摺動部5に対して相対回動可能となるとともに、前記第一付勢機構9の押し込み付勢を伴い摺動部4が被摺動部5の落ち込み摺動面5aを落ち込み摺動することで、第一部材1と第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成されている。
具体的には、第一取付部材3の端部(内端部)で構成される摺動部4の端部にして軸17に被嵌する被嵌孔3aを挟んだ対向位置には一対の凸状部4aが設けられ、この凸状部4aが落ち込み摺動する一対の落ち込み摺動面5aが後述する作動棒状体8にスライド自在に被嵌連結する第一スライド体18の端部に設けられて被摺動部5として構成されており、この被摺動部5に係る一対の落ち込み摺動面5aは作動棒状体8が嵌挿するスライド孔18aを挟んだ対向位置に設けられている。
この被摺動部5の端面部に設けられた各落ち込み摺動面5aはスロープ状の傾斜面に形成されており、後述する第二取付部材6内に配される第一付勢機構9の付勢を伴い互いに圧接する摺動部4が被摺動部5を落ち込み摺動することで、第一部材1と第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成されている。尚、この被摺動部は、約120度の回動範囲において下り傾斜状に設けられている。
また、摺動部4及び被摺動部5(第一スライド体18)は、作動棒状体8にスライド自在に被嵌されている。
この作動棒状体8は、軸17にスライド自在に被嵌される管状体であり、その周面対向位置には係止突条10が形成されており、この係止突条10は摺動部4及び被摺動部5夫々の孔3a,18aに係止して該摺動部4と被摺動部5との相対回動を阻止する相対回動阻止部10となる。
また、この作動棒状体8は、第一取付部材3に設けられる押し込み操作部7の押し込み操作により第二付勢機構19(コイルバネ)の押し込み付勢に抗して作動自在(軸17に対してスライド移動自在)に設けられており、この作動の際、摺動部4の孔3aから作動棒状体8は抜けて(相対回動阻止部10から係脱して)該摺動部4に対する回動阻止状態が解除されるように構成されている。
押し込み操作部7は、第一取付部材3の端部に配されるボタン部7aと、このボタン部7aの先端位置に配され、該ボタン部7aの押圧力を作動棒状体8の端部に伝達する伝達部7bとで構成されている。
また、作動棒状体8にスライド自在に被嵌連結される被摺動部5は、第一付勢機構9によりスライド方向に押し込み付勢されており、摺動部4が被摺動部5の落ち込み摺動面5aに対して圧接せしめられている。
従って、摺動部4に対する回動阻止状態が解除された際、摺動部4は被摺動部5に対して相対回動可能となるとともに、第一付勢機構9の押し込み付勢を伴い摺動部4が被摺動部5の落ち込み摺動面5aを落ち込み摺動することで、第一取付部材3に対して第二取付部材6が相対回動し、第一部材1と第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめることになる。
この際、被摺動部5は、後述するカム部11とカム係合部12とが係合状態のため第二取付部材6に対して回動不能状態となっている。
第一付勢機構9は、第二取付部材6内に配されるコイルバネであり、このコイルバネの付勢力は後述する第二スライド体20(カム係合部12)を介して被摺動部5に伝達されるように構成されている。
また、本実施例に係るヒンジ装置Hは、第一部材1と第二部材2とを手で開放回動させた際も、第一部材1と第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で一挙に開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成されている。
即ち、被摺動部5に設けたカム部11に係合するカム係合部12を前記第二取付部材6に設け、このカム部11とカム係合部12とが係合状態のとき第一部材1と第二部材2とが回動ロックされるように構成し、このカム係合部12をカム部11に対して係合離反方向に移動するよう前記作動棒状体8にスライド移動自在にして回動自在に設けると共に、前記第一付勢機構9によりカム係合部12がカム部11に係合付勢されるように構成し、前記カム部11とカム係合部12との相対回動に際し、カム部11に設けた摺動部13が落ち込み摺動する落ち込み摺動面14aを有する被摺動部14を前記カム係合部12に設けて、前記第一部材1と第二部材2とを手で開放回動させることで、前記カム部11とカム係合部12とを相対回動させてカム部11に対してカム係合部12を係脱させた際、前記第一付勢機構9の付勢を伴い圧接するカム部11の摺動部13がカム係合部12の被摺動部14を落ち込み摺動することで、第一部材1と第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成している。
具体的には、前記第一スライド体18の他端部で構成されるカム部11の端部にして軸17に被嵌する被嵌孔18aを挟んだ対向位置には一対の係止凸状部11aが設けられ、この係止凸状部13が係合する一対の係合凸状部12aが作動棒状体8にスライド自在に被嵌連結する第二スライド体20の端部に設けられてカム係合部12として構成されており、このカム係合部12に係る一対の係合凸状部12aは作動棒状体8が嵌挿するスライド孔20aを挟んだ対向位置に設けられている。
このカム係合部12に設けられた各係合凸状部12aは正面視山形形状に形成されており、頂部を境とした一の傾斜面12bは第一部材1と第二部材2とを回動ロックする際に係止凸状部11aが係止する部位に設定され、一方、頂部を境とした他の傾斜面14aは該頂部を乗り越えた係止凸状部11aの頂部が摺動部13として落ち込み摺動する被摺動部14(落ち込み摺動面14a)として設定されており、前述した第一付勢機構9の付勢を伴い互いに圧接する摺動部13が被摺動部14を落ち込み摺動することで、第一部材1と第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成されている。
尚、この被摺動部14(落ち込み摺動面14a)は、はスロープ状の傾斜面に形成されており、約120度の回動範囲において下り傾斜状に設けられている。
符号21はワッシャーである。
本実施例は上述のように構成したから、第一部材1と第二部材2とを手で開放回動させた際も、押し込み操作部7を押し込み操作させた際も、第一部材1と第二部材2とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じることになる。
また、本実施例は、この自動回動付勢力をトーションバネを不要とし、押しバネのみで達成している。
よって、本実施例によれば、ワンタッチで自動開放する構造を実現するタイプにおいて、従来にない構造から、小型軽量化を確実に達成することができ、しかも、コスト安にして量産性に秀れることになる。
本発明の具体的な実施例2について図面に基づいて説明する。
実施例2は、第一部材1と第二部材2とを押し込み操作部7の操作でなく直接手で第一部材1と第二部材2とを持って開閉を行った場合において自動回動付勢力が生じている際、作動棒状体8に対する第二付勢機構19の押し込み付勢が機能しないようにすることで、作動棒状体8に第二付勢機構19が常時接触する際に生じる摩擦抵抗をなくすように構成されている。
具体的には、軸17の基端部に断面半円形状となる切欠部17aを設け、この切欠部17aにリング体22をスライド自在に被嵌連結しており、このリング体22が切欠部17aの終端位置となるスライド規制部17a’でスライドを規制された状態において、作動棒状体8はリング体22と押し込み操作部7の接触部位との間で所定の距離L(遊び)だけ自由にスライドすることができるように構成されている。
従って、第一部材1と第二部材2との閉塞時及び第一部材1と第二部材2との手動による開閉時において作動棒状体8に対する第二付勢機構19の押し込み付勢が機能しないことになり、押し込み操作部7を押し込み操作した際、作動棒状体8は第二付勢機構19の押し込み付勢されることになる。
また、本実施例では、この作動棒状体8の遊びを形成することで押し込み操作部7に生じるガタを防止するガタつき防止機構23を設けている。
このガタつき防止機構23は、軸17に第一取付部材3の貫通孔3aに貫通させた部位に抜け止め係止部17bを設け、この抜け止め係止部17bと押し込みボタン7aとの間に付勢機構24を配して構成されており、常時押し込みボタン7aを押し戻す押し戻し付勢力が生じるように構成されている。
その余は実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
実施例1の使用状態説明図である。 実施例1を示す斜視図である。 実施例1の分解斜視図である。 実施例1に係る要部の分解斜視図である。 実施例1に係る要部の説明図である。 実施例1に係る要部の説明図である。 実施例1に係る要部の説明図である。 実施例1に係る要部の動作説明図である。 実施例1に係る要部の動作説明図である。 実施例1の動作説明断面図である。 実施例1の動作説明断面図である。 実施例1に係る要部の動作説明図である。 実施例2の分解斜視図である。 実施例2に係る要部の動作説明図である。
距離
1 第一部材
2 第二部材
3 第一取付部材
4 摺動部
5 被摺動部
5a 落ち込み摺動面
6 第二取付部材
7 押し込み操作部
8 作動棒状体
第一付勢機構
10 相対回動阻止部
11 カム部
12 カム係合部
13 摺動部
14 被摺動部
14a 落ち込み摺動面
15 操作部
16 ディスプレイ部
17
17a’ スライド規則部
18 第一スライド体
19 第二付勢機構
20 第二スライド体
22 リング体

Claims (4)

  1. 第一部材と第二部材とを枢着して互いに重合した閉塞状態から開放回動するように構成したヒンジ装置であって、前記第一部材と共に回動し、軸の先端部に回動不能状態に設けられる第一取付部材と、前記第二部材と共に回動し、前記軸に回動自在に設けられる第二取付部材とを有し、前記第一取付部材に設けた摺動部が落ち込み摺動する落ち込み摺動面を有する被摺動部を前記第二取付部材に設けられる第一スライド体の一端部に設け、前記摺動部及び前記被摺動部を、前記軸にスライド自在に被嵌され押し込み操作部の押し込み操作により該軸をスライドする作動棒状体にスライド自在に設けるとともに、少なくとも前記摺動部,前記被摺動部のいずれか一方をスライド方向に付勢して前記摺動部を前記被摺動部の前記落ち込み摺動面に対して圧接せしめる第一付勢機構を備え、この摺動部と被摺動部の相対回動を阻止する相対回動阻止部を前記作動棒状体に設け、この相対回動阻止部は、前記作動棒状体を付勢するように具備せしめられた第二付勢機構に抗して前記押し込み操作部を押し込み操作して該作動棒状体をスライドさせた際、前記摺動部若しくは前記被摺動部に対する回動阻止状態が解除されるように構成されており、この摺動部若しくは被摺動部に対する回動阻止状態が解除された際、前記摺動部は前記被摺動部に対して相対回動可能となるとともに、前記第一付勢機構の付勢を伴い前記摺動部が前記被摺動部の前記落ち込み摺動面を落ち込み摺動することで、前記第一部材と前記第二部材とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成し、前記第一スライド体の他端部に設けたカム部に係合するカム係合部を有する第二スライド体を前記第二取付部材に設け、前記カム係合部を有する前記第二スライド体を前記カム部を有する前記第一スライド体に対して係合離反方向に移動するよう前記作動棒状体にスライド自在にして回動自在に設けると共に、前記第一付勢機構により前記カム係合部が前記カム部に係合付勢されるように構成し、前記カム部と前記カム係合部との相対回動に際し、前記カム部に設けた摺動部が落ち込み摺動する落ち込み摺動面を有する被摺動部を前記カム係合部に設けて、前記第一部材と前記第二部材とを開放回動させることで、前記カム部と前記カム係合部とを相対回動させて前記カム部に対して前記カム係合部を係脱させた際、前記第一付勢機構の付勢を伴い圧接する前記カム部の前記摺動部が前記カム係合部の前記被摺動部を落ち込み摺動することで、前記第一部材と前記第二部材とを所定の開放状態となるまで自動で開放回動せしめる自動回動付勢力が生じるように構成し、前記軸の基端部に該軸に設けたスライド規制部に規制される位置までスライド自在となるリング体を被嵌し、このリング体が前記スライド規制部により前記軸に対するスライド規制された際における前記押し込み操作部と前記リング体との間に、前記作動棒状体が前記押し込み操作部と前記リング体との間で前記第二付勢機構の付勢が機能しない状態でスライドすることを許容する所定距離の遊びを設けたことを特徴とするヒンジ装置。
  2. 前記第一付勢機構及び前記第二付勢機構としてコイルバネを採用したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置。
  3. 前記被摺動部の落ち込み摺動面をループ状の傾斜面に設定したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  4. 操作部を設けた本体部と、ディスプレイ部を設けた重合部とを、前記操作部を操作しない時にはこの操作部を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に回動して操作部を露出させることができるように、前記本体部と前記重合部とを回動自在に連結するヒンジ装置を有し、このヒンジ装置には、前記本体部を前記第一部材若しくは第二部材とし、前記重合部を前記第二部材若しくは第一部材とした前記請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置を用いた電子機器。
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