JP4466846B2 - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4466846B2
JP4466846B2 JP2004277311A JP2004277311A JP4466846B2 JP 4466846 B2 JP4466846 B2 JP 4466846B2 JP 2004277311 A JP2004277311 A JP 2004277311A JP 2004277311 A JP2004277311 A JP 2004277311A JP 4466846 B2 JP4466846 B2 JP 4466846B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
parts
mass
room temperature
coupling agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004277311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006089619A (ja
Inventor
正 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2004277311A priority Critical patent/JP4466846B2/ja
Priority to KR1020050088503A priority patent/KR101174916B1/ko
Priority to TW094133131A priority patent/TW200621894A/zh
Publication of JP2006089619A publication Critical patent/JP2006089619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4466846B2 publication Critical patent/JP4466846B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/16Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
    • B01J31/1616Coordination complexes, e.g. organometallic complexes, immobilised on an inorganic support, e.g. ship-in-a-bottle type catalysts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/54Silicon-containing compounds
    • C08K5/541Silicon-containing compounds containing oxygen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/56Organo-metallic compounds, i.e. organic compounds containing a metal-to-carbon bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L91/00Compositions of oils, fats or waxes; Compositions of derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J183/00Adhesives based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J183/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2201/00Properties

Description

本発明は、建築用、船底塗装用、電気・電子部品用、液晶用、PDP用等に好適に使用される室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関するもので、特に電気・電子部品を搭載した実装回路等の保護被覆する用途に用いられる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関し、速硬化性、接着性に優れ、かつ流動性、粘度安定性、保存安定性の良好な室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関するものである。
従来、空気中の水分と接触することにより室温で硬化する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は種々のタイプのものが公知であるが、その中でもアルコールを放出して硬化するタイプのものは、金属類を腐食しないことから主に電気・電子機器等のシーリング用、接着用、コーティング用に好んで使用されている。その中でも、自動車、航空機などの実装部品として用いられる実装回路板(サーキットボード)は、その電気絶縁性を良好に保ち、高温多湿、浸水及び粉塵などの厳しい外的環境からサーキットボードを保護することを目的として、レジンや高粘度オイルを主原料とするコーティング用組成物で上記電気・電子部品を被覆することが行われている。
しかし、レジンを主原料とする場合、良好な機械特性は得られるものの、サーキットボードとの接着性を持たせることが難しく、また、高粘度オイルを使用する場合、作業性、生産性が低いことが挙げられ、この欠点を補うために有機溶剤等で希釈し、塗布することが行われている。近年では、有機溶剤の大気放出による環境問題及び作業員等の健康に悪影響を及ぼす点から、有機溶剤が使用された組成物は敬遠されている。そのため、有機溶剤等を含まず、かつ実装回路板等の樹脂に良好な接着性を有する組成物の開発が要求されている。
なお、本発明に関連する公知文献としては、下記のものがある。
特開平3−91564号公報 特開平6−73293号公報 特開平6−179818号公報 特開2001−302934号公報 特開平7−173435号公報 特開2003−188503号公報 特開2003−128917号公報 特開2004−143331号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、速硬化性、接着性に優れ、かつ流動性、粘度安定性、保存安定性の良好な室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(A)下記一般式(1)〜(4)で示されるオルガノポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以上、及び(B)チタンキレート触媒及び/又は下記一般式(5)で示されるオルガノキシチタンと、シランカップリング剤とを混合し、熟成を施してなる熟成触媒を必須成分として用いることで、速硬化性、接着性に優れ、かつ流動性、粘度安定性、保存安定性の良好な室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、
(A)下記一般式(1)〜(4)で示され、25℃における粘度が50〜100,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以上:100質量部、
Figure 0004466846
(式中、Rはメチル基又はエチル基であり、R1は炭素原子数1〜10の非置換もしくはハロゲン原子置換の一価炭化水素基であり、Yは炭素原子数1〜5のアルキレン基である。pは10以上の上記粘度を満たす整数であり、nは独立に0又は1である。)
Figure 0004466846
(式中、R、R1、Y、p、nは上記の通りである。Zは炭素原子数2〜5のアルケニル基である。)
Figure 0004466846
〔式中、R、R1、Y、p、nは上記の通りである。また、R2は下記式
Figure 0004466846
(ここで、R、R1、Y、nは上記の通りである。)で示される加水分解性基を含む分岐鎖である。qは1以上の上記粘度を満たす整数である。〕
Figure 0004466846
(式中、R、R1、R2、Y、Z、p、q、nは上記の通りである。)
(B)(i)チタンキレート触媒及び/又は下記一般式(5)
Figure 0004466846
(式中、R3は炭素原子数2〜10の一価炭化水素基である。)
で示されるオルガノキシチタンと、(ii)(メタ)アクリルシランカップリング剤及びエポキシシランカップリング剤から選ばれるシランカップリング剤とを、質量比〔(ii)/(i)〕で0.2〜5.0の範囲の割合で混合し、温度40〜100℃の範囲内で熟成を施してなる熟成触媒:0.5〜15質量部
を必須成分としてなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供する。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、速硬化性、接着性に優れ、かつ流動性、粘度安定性、保存安定性が良好である。
本発明に使用される(A)成分は、本組成物のベースポリマーとなるものであり、保存安定性を得るために、下記一般式(1)〜(4)で示されるオルガノポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以上であることが必要である。
Figure 0004466846
〔式中、Rはメチル基又はエチル基であり、R1は炭素原子数1〜10の非置換もしくは置換の一価炭化水素基であり、Yは炭素原子数1〜5のアルキレン基であり、Zは炭素原子数2〜5のアルケニル基である。pは10以上の整数であり、qは1以上の整数であり、nは独立に0又は1である。また、R2は下記式
Figure 0004466846
(ここで、R、R1、Y、nは上記の通りである。)で示される加水分解性基を含む分岐鎖である。〕
上記一般式(1)〜(4)中、Rはメチル基又はエチル基であり、メチル基が好ましい。R1は炭素原子数1〜10、特に1〜6の非置換又は置換の一価の炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基及びこれらの基の水素原子が部分的にハロゲン原子などで置換された基、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基等が挙げられ、メチル基、エチル基、ビニル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。上記一般式(1)〜(4)中の複数のR1は同一の基であっても異種の基であってもよい。
また、Yは炭素原子数1〜5のアルキレン基であり、アルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等が挙げられ、エチレン基が好ましい。Yが酸素原子であるポリマーもよく知られているが、本発明においてはYが酸素原子であると保存性が不十分となる。
Zは炭素数2〜5のアルケニル基であり、アルケニル基としてはビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基等が挙げられ、その中でもビニル基が好ましい。
pは10以上の整数、好ましくは40〜1,000の整数であり、qは1以上の整数、好ましくは1〜5の整数であり、nは独立に0又は1である。
(A)成分の好ましい粘度は、25℃の条件下において50〜100,000mPa・sである。これは50mPa・sより小さいと硬化後のエラストマーに優れた物理的性質、特に柔軟性・耐衝撃性を与えることができないおそれがあるためであり、また、100,000mPa・sより大きいと組成物の粘度が高くなり、流動性が著しく低下するおそれがあるためである。そのため、より好ましくは100〜20,000mPa・sである。なお、この粘度は回転粘度計による測定値である。
本発明に使用される(B)成分は、(i)チタンキレート触媒及び/又は下記一般式(5)
Figure 0004466846
(式中、R3は炭素原子数2〜10の一価炭化水素基である。)
で示されるオルガノキシチタンと、(ii)シランカップリング剤とを予め混合し、熟成を施してなる熟成触媒であり、この熟成触媒は、本発明に接着性と粘度安定性を付与するための重要成分である。
(B)成分に用いられるチタンキレート触媒としては、例えば、ジイソプロポキシビス(アセト酢酸エチル)チタン、チタンアセチルアセトネート、チタンエチルアセトネート、チタンオクタンジオレート等が挙げられる。
また、上記一般式(5)において、R3は炭素原子数2〜10の一価炭化水素基であり、例えば、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、tert−アミル基、ペンチル基、ネオペンチル基、へキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、プロポキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキシプロピル基等のアルコキシアルキル基等が挙げられる。
このような一般式(5)で示されるオルガノキシチタンとしては、例えば、テトラ−tert−ブトキシチタン、テトライソプロピルチタネート、テトラn−ブチルチタネート、テトラ(2−エチルヘキシル)チタネート、テトライソブチルチタネート、テトラ(2−メチル−2−ブトキシ)チタネート、テトラn−プロピルチタネート、テトラエチルチタネート、テトラヘキシルチタネート、テトラオクチルチタネート、テトラノニルチタネート、テトラデシルチタネート等が挙げられる。
一方、(B)成分に用いられるシランカップリング剤としては、(メタ)アクリルシランカップリング剤、エポキシシランカップリング剤等、特に制限されないが、その中でもエポキシシランカップリング剤を用いることがより好ましい。エポキシシランカップリング剤の具体例としては、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルトリエトキシシラン等が例示される。
上記チタンキレート触媒及び/又は一般式(5)で示されるオルガノキシチタン(以下、これらをチタン触媒という)と、シランカップリング剤は、予め混合し、熟成させることが必要である。ここで、熟成とは、チタン触媒のアルコキシ基の一部とシランカップリング剤のアルコキシ基の一部をエステル交換反応させること及び/又は空気中等に含まれる水分にてシランカップリング剤の一部をチタン触媒にて加水分解させ、オリゴマー化させることを意味する。
ここで、上記(i)チタン触媒と(ii)シランカップリング剤との混合割合は、質量比(ii)/(i)〔シランカップリング剤/チタン触媒〕で0.2〜5.0の範囲であることが好ましく、より好ましくは0.5〜3.0の範囲である。質量比が0.2より小さい場合、十分な接着性が得られないおそれがあり、5.0より高い場合、組成物の硬化性の遅延や硬化後のゴム物性・機械特性等が悪くなるおそれがあるうえ、価格的にも不利となる。
また、チタン触媒とシランカップリング剤との混合物を熟成させる条件としては、熟成を促進できるため、熱による熟成が好ましい。熱による熟成条件としては、温度40〜100℃の範囲内で1〜1,000時間行うことが好ましく、より好ましくは温度50〜80℃の範囲内で5〜100時間熟成させることが好ましい。40℃より低い温度の場合、熟成が平衡に達しにくいため、長時間時間がかかるおそれがあり、また100℃を超える場合では(B)成分中に含まれるチタン触媒の触媒能力が低下してしまうおそれがある。
(B)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して0.5〜15質量部の範囲、好ましくは0.8〜5質量部の範囲で使用される。0.5質量部未満では十分な接着性や硬化物が得られず、目的とするゴム弾性を有する組成物が得難く、15質量部を超えると得られる硬化物は機械特性が低下する。
本発明においては、更に(C)成分として非反応性シリコーンオイルを配合することができ、この成分を配合することにより、流動性、硬化後のゴム物性を調整することができる。このような非反応性シリコーンオイルとして、好ましくは両末端がトリメチルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサンが挙げられる。
この非反応性のシリコーンオイルの粘度(25℃)は、5〜50,000mPa・s、特に50〜5,000mPa・sであることが好ましい。粘度(25℃)が5mPa・s未満であると得られる硬化物から非反応性シリコーンオイルがブリードする場合があり、50,000mPa・sを超えると組成物の流動性、作業性が低下する場合がある。なお、この粘度は回転粘度計による測定値である。
(C)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して0〜50質量部であることが好ましく、より好ましくは1〜50質量部であり、特に好ましくは2〜10質量部であることが好ましい。50質量部を超える量では非反応性シリコーンオイルがブリードする場合がある。また、少なすぎても組成物の作業性が低下したり、硬化物の機械的特性が低下する場合がある。
また、本発明においては、更に(D)成分として、ケイ素原子に結合した加水分解性基を1分子中に平均2個以上有するシラン化合物、その部分加水分解物又はこれらの混合物を配合することができる。
ケイ素原子に結合した加水分解性基を1分子中に平均2個以上有するシラン化合物及びその部分加水分解物の具体例としては、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどのアルコキシシラン類、並びにこれらのシランの部分加水分解物が挙げられる。
(D)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して0〜20質量部の範囲であることが好ましく、より好ましくは0.5〜20質量部の範囲であり、更に好ましくは1〜5質量部の範囲である。20質量部を超えると得られる硬化物の機械特性が低下する場合がある。また、少なすぎると作業可能な時間が短くなる場合がある。
更に、本発明においては、(E)成分として、少なくとも1種の充填剤を配合することができる。充填剤としては、本組成物にゴム物性を付与するための補強性、非補強性充填剤であり、具体的には、表面処理、無処理の煙霧質シリカ、沈降性シリカ、湿式シリカ、カーボン粉、タルク、ベントナイト、表面処理、無処理の炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、表面処理、無処理の酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム等が例示され、より好ましくは充填剤の表面が処理され、かつ水分量の少ない充填剤が好まれる。
(E)成分の充填剤の配合量としては、(A)成分100質量部に対して0〜100質量部であることが好ましく、より好ましくは1〜100質量部、更に好ましくは2〜50質量部である。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、有機溶剤、防カビ剤、難燃剤、耐熱剤、可塑剤、接着促進剤、硬化促進剤、顔料など、従来の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物における公知の添加剤を適宜添加することができる。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、上記(A),(B)成分及び必要に応じて(C)〜(E)成分や各種添加剤を、湿気を遮断した状態で混合することにより得ることができる。得られたオルガノポリシロキサン組成物は、密閉容器中でそのまま保存し、使用時に空気中の水分に晒すことによりゴム状弾性体に硬化する、いわゆる1包装型室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物として用いることができる。
なお、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、回転粘度計により測定した25℃における粘度が50〜100,000mPa・s、特に100〜50,000mPa・sであることが好ましい。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、建築用、船底塗装用、電気・電子部品用、液晶用、PDP用として用いられ、特に電気・電子部品の封止材、接着剤や防湿用コート剤として、繊維製品、ガラス製品、金属製品、プラスチック製品等のコーティング剤や接着剤としての用途に適用することができる。
以下、合成例及び実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において部は質量部を示し、粘度は25℃での回転粘度計による測定法の測定値を示したものである。
[合成例1]
温度計、撹拌機、冷却器を備えた内容積15リットルの三つ口フラスコに、粘度が600mPa・sのα,ω−ジメチルビニル−ジメチルポリシロキサン10,000g、トリメトキシシラン136g及び触媒として塩化白金酸の50%トルエン溶液4.0gを添加し、N2気流下、室温で9時間混合した。その後、10mmHgの減圧下で100℃に加熱して余剰のトリメトキシシランを留去し、粘度が720mPa・s、不揮発分99.9%の無色透明液体を9,860g得た。得られた液体にテトラプロピルチタネートを100:1の比率(質量比)で混合したところ、直ちには増粘せず、1日後には硬化した。このことからポリマー末端のビニル基にメチルトリメトキシシランが付加したことが確認できた。また、29Si−NMRによりトリメトキシシランの導入率を測定したところ、約75%であった。このポリマーをポリマーAとする。
[合成例2]
温度計、撹拌機、冷却器を備えた内容積15リットルの三つ口フラスコに、粘度が600mPa・sの側鎖に2個ビニル基を有するα,ω−ジメチルビニル−ジメチルポリシロキサン10,000g、トリメトキシシラン400g及び触媒として塩化白金酸の50%トルエン溶液4.0gを添加し、N2気流下、室温で9時間混合した。その後、10mmHgの減圧下で100℃に加熱して、希釈剤のトルエンと余剰のトリメトキシシランを留去し、粘度が750mPa・s、不揮発分99.9%の無色透明液体を9,960g得た。得られた液体にテトラブチルチタネートを100:1の比率(質量比)で混合したところ、直ちには増粘せず、1日後には硬化した。このことからポリマー中に含まれるビニル基にメチルトリメトキシシランが付加したことが確認できた。また、29Si−NMRによりトリメトキシシランの導入率を測定したところ、ほぼ100%であった。このポリマーをポリマーBとする。
[合成例3]
内容積1リットルの密閉式容器に、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン300gとジイソプロポキシビス(アセト酢酸エチル)チタン300gを混合し、密閉条件下で70℃にて24時間熟成し、淡黄色透明液体を得た。得られた熟成触媒を29Si−NMR測定したところ、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランのSiピークが分裂していることが確認され、エステル交換反応並びに加水分解反応が熟成により起きたことを確認した。この熟成触媒を熟成触媒Cとした。
[合成例4]
内容積1リットルの密閉式容器に、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン300gとテトラ−tert−ブトキシチタン300gを混合し、密閉条件下で70℃にて24時間熟成し、淡黄色透明液体を得た。得られた熟成触媒を29Si−NMR測定したところ、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランのSiピークが分裂していることが確認され、エステル交換反応並びに加水分解反応が熟成により起きたことを確認した。この熟成触媒を熟成触媒Dとした。
[実施例1]
ポリマーA100部と熟成触媒C3部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
[実施例2]
ポリマーA100部と熟成触媒D3部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
[実施例3]
ポリマーB100部と熟成触媒C3部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
[実施例4]
ポリマーB100部と熟成触媒D3部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
[比較例1]
実施例1において、熟成触媒Cの代わりに、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.5部とジイソプロポキシビス(アセト酢酸エチル)チタン1.5部を70℃/24時間の熟成を行わずに添加する以外は実施例1と同様の手法で組成物を調製した。
[比較例2]
実施例2において、熟成触媒Dの代わりに、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.5部とテトラ−tert−ブトキシチタン1.5部を70℃/24時間の熟成を行わずに添加する以外は実施例2と同様の手法で組成物を調製した。
これら実施例及び比較例の組成物について、下記に示す方法により各種評価を行った。これらの結果を表1に示す。
〔タックフリータイム〕
組成物を23±2℃、50±5%RHの雰囲気下で放置し、組成物を指触し、指に塗着しなくなるまでの時間を測定した。
〔粘度〕
組成物を25℃において回転粘度計にて測定した。
〔ゴム物性〕
組成物を2mm厚のシート状に成形し、23±2℃、50±5%RHの雰囲気下で7日間硬化してそのゴム物性(硬さ、伸び、引張強さ)をJIS K6249に準じて測定した。
〔接着性〕
10×50×2mm厚の樹脂被着体に上記組成物を塗布し、室温下に23±2℃/50±5%RHで7日間放置してゴム弾性体としたのち、得られた硬化物を引っ張ることで被着体の接着性を目視にて確認し、下記基準により評価した。ここで、被着体はガラス、エポキシ樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、銅を選定した。
○:良好、 △:一部剥離、 ×:不可
〔保存安定性〕
未硬化の組成物を密封容器内に入れて70℃の乾燥機中で7日間加熱し、その後、上記と同様の方法によりタックフリータイム、粘度、ゴム物性及び接着性の測定を行った。
Figure 0004466846

Claims (5)

  1. (A)下記一般式(1)〜(4)で示され、25℃における粘度が50〜100,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以上:100質量部、
    Figure 0004466846
    (式中、Rはメチル基又はエチル基であり、R1は炭素原子数1〜10の非置換もしくはハロゲン原子置換の一価炭化水素基であり、Yは炭素原子数1〜5のアルキレン基である。pは10以上の上記粘度を満たす整数であり、nは独立に0又は1である。)
    Figure 0004466846
    (式中、R、R1、Y、p、nは上記の通りである。Zは炭素原子数2〜5のアルケニル基である。)
    Figure 0004466846
    〔式中、R、R1、Y、p、nは上記の通りである。また、R2は下記式
    Figure 0004466846
    (ここで、R、R1、Y、nは上記の通りである。)で示される加水分解性基を含む分岐鎖である。qは1以上の上記粘度を満たす整数である。〕
    Figure 0004466846
    (式中、R、R1、R2、Y、Z、p、q、nは上記の通りである。)
    (B)(i)チタンキレート触媒及び/又は下記一般式(5)
    Figure 0004466846
    (式中、R3は炭素原子数2〜10の一価炭化水素基である。)
    で示されるオルガノキシチタンと、(ii)(メタ)アクリルシランカップリング剤及びエポキシシランカップリング剤から選ばれるシランカップリング剤とを、質量比〔(ii)/(i)〕で0.2〜5.0の範囲の割合で混合し、温度40〜100℃の範囲内で熟成を施してなる熟成触媒:0.5〜15質量部
    を必須成分としてなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  2. (ii)シランカップリング剤が、エポキシ基含有シランカップリング剤である請求項1記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  3. 更に、(C)非反応性シリコーンオイルを(A)成分100質量部に対して1〜50質量部含有することを特徴とする請求項1又は2記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  4. 更に、(D)上記(ii)成分のシランカップリング剤以外のケイ素原子に結合した加水分解性基を1分子中に平均2個以上有するシラン化合物、その部分加水分解物又はこれらの混合物を(A)成分100質量部に対して0.5〜20質量部含有する請求項1乃至3のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  5. 更に、(E)少なくとも1種の充填剤を(A)成分100質量部に対して1〜100質量部含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
JP2004277311A 2004-09-24 2004-09-24 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 Expired - Fee Related JP4466846B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004277311A JP4466846B2 (ja) 2004-09-24 2004-09-24 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
KR1020050088503A KR101174916B1 (ko) 2004-09-24 2005-09-23 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물
TW094133131A TW200621894A (en) 2004-09-24 2005-09-23 Room temperature curing organic polysiloxane composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004277311A JP4466846B2 (ja) 2004-09-24 2004-09-24 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006089619A JP2006089619A (ja) 2006-04-06
JP4466846B2 true JP4466846B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=36230903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004277311A Expired - Fee Related JP4466846B2 (ja) 2004-09-24 2004-09-24 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4466846B2 (ja)
KR (1) KR101174916B1 (ja)
TW (1) TW200621894A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4586981B2 (ja) * 2005-06-23 2010-11-24 信越化学工業株式会社 自己接着性オルガノポリシロキサン組成物
JP5274034B2 (ja) * 2008-01-30 2013-08-28 信越化学工業株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
WO2009151664A2 (en) * 2008-03-03 2009-12-17 University Of Florida Research Foundation, Inc. Nanoparticle sol-gel composite hybride transparent coating materials
JP5887786B2 (ja) * 2010-10-27 2016-03-16 セメダイン株式会社 硬化性組成物
WO2012057281A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 セメダイン株式会社 硬化性組成物

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1063288A (en) * 1973-11-21 1979-09-25 Melvin D. Beers Curable compositions and process
US4438039A (en) * 1980-07-02 1984-03-20 General Electric Company Titanium chelate catalyst for silicone compositions
US4652624A (en) * 1986-03-03 1987-03-24 Dow Corning Corporation Room-temperature-curing silicone sealants
JPH07113086B2 (ja) * 1988-06-02 1995-12-06 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH03190931A (ja) * 1989-12-20 1991-08-20 Nitto Boseki Co Ltd チタノシロキサン重合体の製造方法
JPH05125083A (ja) * 1991-11-01 1993-05-21 Nippon Soda Co Ltd 表面処理剤の製造方法
JPH0739547B2 (ja) * 1992-01-10 1995-05-01 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
FR2693727B1 (fr) * 1992-07-20 1994-08-19 Ceramiques Tech Soc D Polycondensat organo-minéral et procédé d'obtention.
US5276123A (en) * 1992-09-03 1994-01-04 Dow Corning Corporation Alkoxy endblocked polydiorganosiloxane and room temperature vulcanizable silicone elastomers made therefrom
JP2762205B2 (ja) * 1993-03-22 1998-06-04 信越化学工業株式会社 新規含フッ素チタノシロキサン化合物及びそれを用いた硬化皮膜形成剤
ES2287938T3 (es) * 1995-06-08 2007-12-16 Dow Corning S.A. Metodo para sellar juntas con composiciones de organosiloxano curables por humedad.
US5908909A (en) * 1995-06-08 1999-06-01 Dow Corning S. A. Organosiloxane compositions
JPH10227901A (ja) * 1996-12-09 1998-08-25 Asahi Optical Co Ltd 光学プラスチックレンズ用ハードコート液
JP3531426B2 (ja) * 1997-06-13 2004-05-31 信越化学工業株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法
EP0982349A3 (en) * 1998-08-28 2001-01-17 Dow Corning Corporation Adhesion promoting organosiloxane compositions
US5973044A (en) * 1998-08-28 1999-10-26 Dow Corning Corporation Adhesion promoting organosilicon compositions
JP4494543B2 (ja) * 1998-11-20 2010-06-30 東レ・ダウコーニング株式会社 室温硬化性シリコーンゴム組成物
JP4283009B2 (ja) * 2003-03-12 2009-06-24 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP4438937B2 (ja) * 2004-02-05 2010-03-24 信越化学工業株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP4530136B2 (ja) * 2004-04-06 2010-08-25 信越化学工業株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101174916B1 (ko) 2012-08-17
TWI372774B (ja) 2012-09-21
KR20060051555A (ko) 2006-05-19
JP2006089619A (ja) 2006-04-06
TW200621894A (en) 2006-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4586981B2 (ja) 自己接着性オルガノポリシロキサン組成物
EP2694591B1 (en) Room-temperature-curable silicone rubber composition
JP2007321122A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
KR101127301B1 (ko) 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물
KR102207422B1 (ko) 다성분계 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물, 해당 조성물의 경화물 및 해당 경화물을 포함하는 성형물
JPH08269337A (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2007106944A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
KR101132563B1 (ko) 마그네슘 합금 접착용 오르가노폴리실록산 조성물
JP4912754B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP4522816B2 (ja) 難燃性を有する接着性ポリオルガノシロキサン組成物
KR101174916B1 (ko) 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물
JP4658654B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
WO2022009759A1 (ja) 二成分型室温速硬化性オルガノポリシロキサン組成物、該組成物の硬化物及び物品
JP4530177B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP5888112B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法及び物品
JP5482698B2 (ja) 2液混合型室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
WO2014185276A1 (ja) アルミニウムキレート化合物及びこれを含有する室温硬化性樹脂組成物
WO2015045221A1 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物、該組成物の硬化物を用いた建築用シーラント、電気電子部品、及び自動車用オイルシール
JP6315100B2 (ja) 新規有機チタン化合物、該有機チタン化合物の製造方法、硬化触媒及び室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP4530136B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及びその製造方法
JP4662056B2 (ja) マグネシウム合金接着用オルガノポリシロキサン組成物及び複合物品
JP2006070142A (ja) マグネシウム合金接着用オルガノポリシロキサン組成物及び複合物品
JP5569461B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物により接着された物品
JP2010155898A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH0987520A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4466846

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160305

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees