JP4465836B2 - 携帯型通信装置および通信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電話帳に登録された電話番号をユーザが効率的に検索できる携帯型通信装置および通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話などの携帯型通信装置は、通信機能の他に、通信先の通信装置の電話番号やアドレスなどの識別情報を登録して記憶する、いわゆる電話帳機能を有している。
従来の携帯型通信装置の電話帳機能は、例えば、ユーザが操作キーなどを操作して入力された通信先の相手の名前および電話番号などを内部メモリに記憶し、ユーザからの呼び出し指示に応じて、登録順あるいはユーザの指定した順序で、内部メモリから読み出した名前および電話番号を順にディスプレイに表示する。ユーザは、例えば、使用頻度が高い電話番号が即座に表示されるように、上述した登録および指定を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザが携帯型通信装置を使用する際に、場所に応じて、電話をかける相手の使用頻度が異なる場合がある。例えば、職場、自宅近くの駅および自宅内では、電話をかける相手の頻度が異なる。
【0004】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、電話帳に登録された電話番号の出力処理などの所定の処理を、携帯型通信装置の位置に適合して行うことができる携帯型通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の発明の携帯型通信装置は、操作部と、表示部と、発信先との通信を基地局を介して行う送受信部と、前記操作部に行われた操作に応じて前記送受信部の動作を制御する処理部と、任意の発信先が登録されている電話帳情報を記憶する記憶部と、を有し、前記処理部は、前記操作部に行われた操作に応じて前記記憶部から前記電話帳情報を読み出したとき、前記送受信部と通信接続している前記基地局から当該基地局を介した通信の通信履歴情報を取得し、前記通信履歴情報に含まれている自ら発信した発信先を特定して当該発信を行った時刻を示す情報を用いて前記特定した発信先の優先順位を設定し、前記記憶部から読み出した前記電話帳情報に登録されている各発信先を前記優先順位に対応させて並べ替え、前記並べ替えた発信先を優先順位の高い順に前記表示部に表示させる。
【0014】
また、第2の発明の通信方法は、携帯型通信装置の処理部が、当該携帯型通信装置の操作部に行われた操作に応じて前記携帯型通信装置の記憶部から電話帳情報を読み出す第1の工程と、前記処理部が、前記携帯型通信装置の送受信部と通信接続している基地局に通信履歴情報を要求する第2の工程と、前記基地局が、自ら記憶している通信履歴情報を前記携帯型通信装置へ送信する第3の工程と、前記携帯型通信装置の処理部が、前記前記送受信部を用いて取得した前記通信履歴情報に含まれている自ら発信した発信先を特定する第4の工程と、前記処理部が、前記通信履歴情報に含まれている発信時刻を示す情報を用いて前記特定した発信先の優先順位を設定する第5の工程と、前記処理部が、前記電話帳情報に登録されている各発信先を前記優先順位に対応させて並べ替える第6の工程と、前記処理部が、前記並べ替えた発信先を前記優先順位の高い順に前記携帯型通信装置の表示部に表示させる第7の工程と、を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わる通信システムについて説明する。
なお、以下に示す実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に限定をする旨の記載がない限り、こらの形態に限定されるものではない。
【0018】
第1実施形態
図1は、本実施形態の通信システム1の全体構成図である。
図1に示すように、通信システム1は、基地局21 〜2n と、通信制御装置3と、携帯電話装置4とを有する。
ここで、携帯電話装置4が第1および第2の発明の携帯型通信装置に対応している。
【0019】
〔基地局21 〜2n 〕
基地局21 〜2n は、所定の間隔で配設され、自らがカバーする所定の領域(以下、ゾーンとの記す)内で、通信制御装置3と携帯電話4との間の通信を中継する。
例えば、図2に示すように、基地局21 〜25 は、それぞれ所定の半径を持つ円形のゾーン81 〜85 を有し、隣接するゾーンの一部が重なり合っている。
【0020】
〔通信制御装置3〕
通信制御装置3は、携帯電話装置4が基地局21 〜2n を介して他の携帯電話装置や固定式の電話装置などとの間で行う発着信などを適切に行うための無線回線設定制御や呼制御などを行う。
【0021】
〔携帯電話装置4〕
携帯電話装置4は、当該携帯電話装置4の位置を自らのゾーン内に有する基地局21 〜2n を使って、他の携帯電話装置や固定式の電話装置コンピュータなどと通信を行う。
図3は、携帯電話装置4の機能ブロック図、図4は、携帯電話装置4の表側の概略外観図である。
図3に示すように、携帯電話装置4は、例えば、アンテナ20、送受信部21、処理部22、記憶部23、表示部24および操作部25を有する。
ここで、処理部22が第1および第2の発明の処理手段に対応し、記憶部23が第1および第2の発明の記憶手段に対応し、表示部24が第2の発明の出力手段に対応している。
【0022】
送受信部21は、通信制御装置3の制御に基づいて、アンテナ20を介して、他の電話装置やコンピュータとの間で、要求および情報の送受信を行う。
【0023】
処理部22は、操作部25からの操作信号および送受信部21が受信した要求および情報に応じて、所定の処理を行う。
処理部22の処理について後に詳細に説明する。
【0024】
記憶部23は、記憶部23は、操作部25からの操作信号に応じて入力された電話帳情報と、通信履歴情報とを記憶する。電話帳情報は、通信相手の名前と当該通信相手の電話番号とを対応付けて示している。通信履歴情報は、過去に通信を行った通信先の電話番号、通信時刻(発信時刻および着信時刻)、並びに当該通信に用いた基地局の基地局ID情報(本発明の第1の位置情報)とを対応付けて示している。
【0025】
表示部24は、図4に示すように携帯電話装置4の表面側に設けられ、液晶ディスプレイなどを用いて構成される。
【0026】
操作部25は、図4に示すように携帯電話装置4の表面側に設けられ、テンキーなどを含む複数のボタンからなり、ユーザになるボタン操作に応じた操作信号を処理部22に出力する。
【0027】
以下、処理部22の処理と関連付けながら携帯電話装置4の動作例を説明する。
なお、以下に示す動作例では、携帯電話装置4が、基地局21 のゾーン内に位置する場合を例示して説明する。
先ず、ユーザから発信指示を受けた場合の携帯電話装置4の動作を説明する。
図5は、当該動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
ユーザが操作部25を操作して、発信先の電話番号および発信指示を入力すると、それに応じた操作信号が操作部25から処理部22に出力される。
処理部22は、操作部25から当該操作信号を受信したと判断すると、ステップST2の処理を行う。
【0028】
ステップST2:
処理部22は、送受信部21およびアンテナ20を介して、発信先の電話番号および発信要求を図1に示す基地局21 を介して通信制御装置3に送信する。
これにより、通信制御装置3の制御に基づいて、当該発信先の電話番号が割り当てられた電話装置と携帯電話装置4との間で通話が行われる。
【0029】
ステップST3:
処理部22は、当該発信の時刻と、発信先の電話番号と、当該発信に用いた基地局21 の基地局IDとを対応付けた情報を、記憶部23に記憶された通信履歴情報に追加する。
例えば、処理部22は、当該発信を、時刻「D3」に電話番号「D2」の相手方に対して行った場合には、図6に示すように、電話番号「D2」と発信時刻「D3」と基地局ID情報「ID1 」とを対応付けた情報を記憶部23に記憶された通信履歴情報に追加する。
【0030】
次に、ユーザから電話帳読み出し指示を受けた場合の携帯電話装置4の動作を説明する。
図7は、当該動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
ユーザが操作部25を操作して、電話帳読み出し指示を入力すると、それに応じた操作信号が操作部25から処理部22に出力される。
処理部22は、操作部25から当該操作信号を受信したと判断すると、ステップST12の処理を行う。
【0031】
ステップST12:
処理部22は、当該操作信号に応じて、送受信部21およびアンテナ20を介して基地局ID要求を基地局21 に送信する。
送受信部21は、アンテナ20を介して、当該基地局ID要求の応答として基地局21 から基地局ID情報ID1 (本発明の第2の位置情報)を受信する。
【0033】
ステップST13:
処理部22は、記憶部23から、例えば図8に示す電話帳情報を読み出し、当該電話帳情報のエントリを、図6に示す通信履歴情報に基づいてソートして(並べ替えて)、各エントリを表示部24に表示する順番を決定する。
具体的には、処理部22は、図6に示す通信履歴情報のうち、ステップST12で受信した基地局ID情報ID1 が付されたエントリ「1」,「3」を特定し、発信時刻が新しいエントリ「1」にエントリ「3」よりも高い優先順位を与える。
そして、処理部22は、図8に示す電話帳情報のエントリのうち、図6に示すエントリ「1」に対応するエントリ「4」に最も高い優先順位を与え、図6に示すエントリ「3」に対応するエントリ「3」に2番目に高い優先順位を与える。また、処理部22は、図8に示す電話帳情報のエントリのうち、エントリ「4」および「3」以外のエントリについては、エントリ番号の小さいものにより高い優先順位を与える。
【0034】
ステップST14:
処理部22は、ステップST13で行った決定に従って、ユーザからの指示に応じて、電話帳情報内の各エントリを表示部24に順に表示するように表示信号を生成し、当該表示信号を表示部24に出力する。
具体的には、処理部22は、ステップST13で行った決定に従って、例えば、図9に示す順序で、電話帳情報内の各エントリを表示部24に表示するように表示信号を生成し、当該表示信号を表示部24に出力する。
【0035】
以上説明したように、通信システム1によれば、携帯電話装置4は、自らの位置をゾーンとする基地局において過去に使用した電話番号を特定し、電話帳情報に登録された複数の電話番号のうち、当該特定した電話番号を優先的に表示する。そのため、ユーザは、同じ場所で同じ相手に電話をかけることが多い場合に、携帯電話装置4に登録した電話帳情報から必要な電話番号を即座に検索でき、便利である。
【0036】
第1実施形態の変形例
上述した実施形態では、携帯電話装置4が通信に利用した基地局の基地局ID情報を、本発明の携帯型通信装置の位置情報として用いた場合を例示したが、携帯電話装置4の位置情報をGPS(Global Positioning System) などを用いて得てもよい。
また、上述した実施形態では、電話帳情報に登録された電話番号をソートした後に表示部24に表示する場合を例示したが、電話番号を音声出力してもよいし、表示出力と音声出力との双方を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、通信履歴情報の各エントリにそれぞれ一つの基地局ID情報を設けた場合を例示したが、当該通信時に複数の基地局から当該基地局ID情報を受信した場合には、当該複数の基地局の基地局ID情報を単数のエントリに設けてもよい。
【0037】
第2実施形態
図10は、本実施形態の通信システム51の全体構成図である。
図10に示すように、通信システム51は、基地局521 〜52n と、通信制御装置3と、携帯電話装置54とを有する。
図10において、図1と同じ符号を付した通信制御装置3は、第1実施形態で説明した通信制御装置3と同じである。
通信システム51では、基地局521 〜52n および携帯電話装置54の処理に特徴がある。
ここで、基地局521 〜52n が第3の発明の通信中継装置に対応し、携帯電話装置54が第4の発明の携帯型通信装置に対応している。
【0038】
〔基地局521 〜52n 〕
基地局521 〜52n は、所定の間隔で配設され、自らがカバーする所定の領域(以下、ゾーンとの記す)内で、通信制御装置3と携帯電話装置54との間の通信を中継する。
以下、基地局521 〜52n の動作例を説明する。
先ず、基地局521 〜52n が、携帯電話装置54から発信指示を受けた場合の動作例を説明する。
図11は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
基地局521 〜52n は、携帯電話装置4から発信先の電話番号と共に発信指示を受けると、ステップST22の処理に進む。
【0039】
ステップST22:
基地局521 〜52n は、ステップST21で受けた発信指示を通信制御装置3に中継し、通信制御装置3による通信制御に基づいて、携帯電話装置4と発信先の電話装置との間の通信を中継する。
【0040】
ステップST23:
基地局521 〜52n は、当該携帯電話装置4の通信履歴情報を作成あるいは更新する。
このとき、例えば、携帯電話装置54が基地局521 を介して発信時刻D3に電話番号D2の相手先に発信を行った場合に、図12に示すように、記憶している通信履歴情報を更新する。
図12に示すように、通信履歴情報は、発信元の電話番号である携帯電話装置54の電話番号Xと、発信先の電話番号「D2」と、発信時刻「D3」とを対応付けて示している。
【0041】
次に、基地局521 〜52n が、携帯電話装置54から電話帳読み出し指示を受けた場合の動作例を説明する。
図13は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
基地局521 〜52n は、携帯電話装置54から電話帳読み出し指示を受けると、ステップST32の処理に進む。
【0042】
ステップST32:
基地局521 〜52n は、内蔵する記憶部から、当該携帯電話装置54の通信履歴情報を読み出す。
【0043】
ステップST33:
基地局521 〜52n は、ステップST32で読み出した通信履歴情報を、当該携帯電話装置54に送信する。
【0044】
〔携帯電話装置54〕
携帯電話装置54は、当該携帯電話装置54の位置を自らのゾーン内に有する基地局521 〜52n を使って、他の携帯電話装置や固定式の電話装置コンピュータなどと通信を行う。
図14は、携帯電話装置54の機能ブロック図である。
図14に示すように、携帯電話装置54は、例えば、アンテナ20、送受信部21、処理部62、記憶部63、表示部24および操作部25を有する。
図14において、図3と同じ符号を付したアンテナ20、送受信部21、表示部24および操作部25は、第1実施形態で説明した同一符号の構成要素と同じである。
携帯電話装置54は、処理部62の処理と、記憶部63の記憶情報とに特徴を有している。
ここで、処理部62が第4の発明の処理手段に対応し、記憶部63が第4の発明の記憶手段に対応し、送受信部21が第4の発明の受信手段に対応し、表示部24が第4の発明の出力手段に対応している。
【0045】
以下、処理部22の処理および記憶部23の記憶情報と関連付けながら携帯電話装置54の動作例を説明する。
なお、以下に示す動作例では、携帯電話装置54が、基地局521 のゾーン内に位置する場合を例示して説明する。
当該動作例では、ユーザから電話帳読み出し指示を受けた場合の携帯電話装置54の動作例を説明する。
図15は、当該動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST41:
ユーザが操作部25を操作して、電話帳読み出し指示を入力すると、それに応じた操作信号が操作部25から処理部62に出力される。
処理部62は、操作部25から当該操作信号を受信したと判断すると、ステップST42の処理を行う。
【0046】
ステップST42:
処理部62は、当該操作信号に応じて、送受信部21およびアンテナ20を介して通信履歴情報要求を基地局521 に送信する。
【0047】
ステップST43:
送受信部21が、アンテナ20を介して、当該通信履歴情報要求の応答として基地局521 から図12に示す通信履歴情報を受信する。
【0048】
ステップST44:
処理部62は、記憶部63から例えば図8に示す電話帳情報を読み出し、当該電話帳情報のエントリを、図12に示す通信履歴情報に基づいてソートして(並べ替えて)、ユーザからの指示に応じて、各エントリを表示部24に表示する順番を決定する。
具体的には、処理部62は、図12に示す通信履歴情報において、発信時刻が新しいエントリ「1」に、エントリ「2」よりも高い優先順位を与える。
そして、処理部62は、図8に示す電話帳情報のエントリのうち、図6に示すエントリ「1」に対応するエントリ「4」に最も高い優先順位を与え、図6に示すエントリ「2」に対応するエントリ「3」に2番目に高い優先順位を与える。また、処理部62は、図8に示す電話帳情報のエントリのうち、エントリ「4」および「3」以外のエントリについては、エントリ番号の小さいものに、より高い優先順位を与える。
【0049】
ステップST45:
処理部62は、ステップST44で行った決定に従って、ユーザからの指示に応じて、電話帳情報内の各エントリを表示部24に順に表示するように表示信号を生成し、当該表示信号を表示部24に出力する。
具体的には、処理部62は、ステップST44で行った決定に従って、例えば、図9に示す順序で、電話帳情報内の各エントリを表示部24に表示するように表示信号を生成し、当該表示信号を表示部24に出力する。
【0050】
以上説明したように、通信システム51によれば、携帯電話装置54は、自らの位置をゾーンとする基地局において過去に使用した電話番号を特定し、電話帳情報に登録された複数の電話番号のうち、当該特定した電話番号を優先的に表示する。そのため、ユーザは、同じ場所で同じ相手に電話をかけることが多い場合に、携帯電話装置54に登録した電話帳情報から必要な電話番号を即座に検索でき、便利である。
【0051】
第2実施形態の変形例
上述した実施形態では、携帯電話装置54が通信に利用した基地局の基地局ID情報を、本発明の携帯型通信装置の位置情報として用いた場合を例示したが、携帯電話装置4の位置情報をGPSなどを用いて得てもよい。
また、上述した実施形態では、電話帳情報に登録された電話番号をソートした後に表示部24に表示する場合を例示したが、電話番号を音声出力してもよいし、表示出力と音声出力との双方を行うようにしてもよい。
【0052】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した実施形態では、携帯型通信装置の位置情報を用いて電話帳情報に登録された電話番号の出力形態を決定する場合を例示したが、その他に、携帯型通信装置の位置情報を用いて、例えば、当該位置で過去に検索した店舗の情報を表示部に表示する場合などにも、本発明は適用可能である。
【0053】
また、本発明では、通信制御装置3と連携して動作する決済装置に記憶された決済履歴情報を通信履歴情報として用いてもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、所定の処理を携帯型通信装置の位置に適合して行うことができる携帯型通信装置および通信方法を提供できる。
また、本発明によれば、電話帳に登録された電話番号の出力処理などを、携帯型通信装置の位置に適合して行うことができる携帯型通信装置および通信方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の通信システムの全体構成図である。
【図2】図2は、図1に示す基地局のゾーンを説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示す携帯電話装置の機能ブロック図である。
【図4】図4は、図1に示す携帯電話装置の表側の概略外観図である。
【図5】図5は、ユーザから発信指示を受けた場合の図1に示す携帯電話装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図6は、図1に示す携帯電話装置が記憶する通信履歴情報の一例を説明するための図である。
【図7】図7は、ユーザから電話帳読み出し指示を受けた場合の図1に示す携帯電話装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8は、図1に示す携帯電話装置が記憶する電話帳情報を説明するための図である。
【図9】図9は、図1に示す携帯電話装置における電話帳情報の出力順序を説明するための図である。
【図10】図10は、本発明の第2実施形態の通信システムの全体構成図である。
【図11】図11は、図10に示す基地局が、携帯電話装置から発信指示を受けた場合の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図12】図12は、図10に示す基地局が記憶する通信履歴情報の一例を説明するための図である。
【図13】図13は、図10に示す基地局が、携帯電話装置から電話帳読み出し指示を受けた場合の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図14】図14は、図10に示す携帯電話装置の機能ブロック図である。
【図15】図15は、ユーザから電話帳読み出し指示を受けた場合の図10に示す携帯電話装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信システム、21 〜2n ,521 〜52n …基地局、3…通信制御装置、4,54…携帯電話装置、81 〜8n …ゾーン、20…アンテナ、21…送受信部、22,62…処理部、23,63…記憶部、24…表示部、25…操作部
Claims (2)
- 操作部と、
表示部と、
発信先との通信を基地局を介して行う送受信部と、
前記操作部に行われた操作に応じて前記送受信部の動作を制御する処理部と、
任意の発信先が登録されている電話帳情報を記憶する記憶部と、
を有し、
前記処理部は、
前記操作部に行われた操作に応じて前記記憶部から前記電話帳情報を読み出したとき、
前記送受信部と通信接続している前記基地局から当該基地局を介した通信の通信履歴情報を取得し、
前記通信履歴情報に含まれている自ら発信した発信先を特定して当該発信を行った時刻を示す情報を用いて前記特定した発信先の優先順位を設定し、
前記記憶部から読み出した前記電話帳情報に登録されている各発信先を前記優先順位に対応させて並べ替え、
前記並べ替えた発信先を優先順位の高い順に前記表示部に表示させる
携帯型通信装置。 - 携帯型通信装置の処理部が、当該携帯型通信装置の操作部に行われた操作に応じて前記携帯型通信装置の記憶部から電話帳情報を読み出す第1の工程と、
前記処理部が、前記携帯型通信装置の送受信部と通信接続している基地局に通信履歴情報を要求する第2の工程と、
前記基地局が、自ら記憶している通信履歴情報を前記携帯型通信装置へ送信する第3の工程と、
前記携帯型通信装置の処理部が、前記送受信部を用いて取得した前記通信履歴情報に含まれている自ら発信した発信先を特定する第4の工程と、
前記処理部が、前記通信履歴情報に含まれている発信時刻を示す情報を用いて前記特定した発信先の優先順位を設定する第5の工程と、
前記処理部が、前記電話帳情報に登録されている各発信先を前記優先順位に対応させて並べ替える第6の工程と、
前記処理部が、前記並べ替えた発信先を前記優先順位の高い順に前記携帯型通信装置の表示部に表示させる第7の工程と、
を有する
通信方法。
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