JP2006033229A - 携帯型通信装置及び携帯型通話装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 音声認識機能を用いると共に、簡単な操作で多様な処理を実行させ得るようにすること。
【解決手段】 記憶部24には操作部で操作した一連の操作をマクロとして記憶すると共に、音声入力部から入力した音声を前記マクロに対応付けたキーワードとして記憶する。制御部21は、音声入力部22から入力された音声が記憶部24に記憶された音声に一致するとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する。また、着信後所定時間経過したときに伝言メモ機能を実行して伝言受付状態とし、前記伝言受付状態のときに通信回線を介して受信した音声が記憶部24に記憶された音声キーワードに一致すると判断したとき、自己の位置情報を所定のメールアドレスに送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】 記憶部24には操作部で操作した一連の操作をマクロとして記憶すると共に、音声入力部から入力した音声を前記マクロに対応付けたキーワードとして記憶する。制御部21は、音声入力部22から入力された音声が記憶部24に記憶された音声に一致するとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する。また、着信後所定時間経過したときに伝言メモ機能を実行して伝言受付状態とし、前記伝言受付状態のときに通信回線を介して受信した音声が記憶部24に記憶された音声キーワードに一致すると判断したとき、自己の位置情報を所定のメールアドレスに送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯電話等の携帯型通話装置や通信機能を有する携帯情報端末等、使用者が携帯して通信を行う携帯型通信装置に関する。
従来から、使用者が携帯して通信を行う携帯型通信装置として、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)等の携帯型通話装置や、通信機能を有する携帯情報端末(PDA)等が開発されている(特許文献1〜6参照)。
従来の携帯型通信装置においては、例えば特許文献1、2に記載された発明のように、所定の操作キーなどに対応付けて一連の処理手順(マクロ)を予め設定しておき、使用者は、前記マクロに対応付けられた操作キーの所定操作を行うことにより、前記マクロを実行させることができる。これにより、使用者は所定のキー操作等の簡単で単純な操作を行うことにより、複雑な一連の処理を携帯型通信装置に実行させることが可能になっている。
従来の携帯型通信装置においては、例えば特許文献1、2に記載された発明のように、所定の操作キーなどに対応付けて一連の処理手順(マクロ)を予め設定しておき、使用者は、前記マクロに対応付けられた操作キーの所定操作を行うことにより、前記マクロを実行させることができる。これにより、使用者は所定のキー操作等の簡単で単純な操作を行うことにより、複雑な一連の処理を携帯型通信装置に実行させることが可能になっている。
図7は、従来の携帯電話において、音声認識を利用してマクロを実行する場合の処理を示すフローチャートである。
図7において、音声認識処理を行う場合、携帯電話に設けられた音声入力部から音声が入力されると、制御部が入力された音声を解析する(ステップS701)。
制御部は、入力された音声が「電話帳」と判断した場合、携帯電話の製造時に予め「電話帳」という音声に対応付けて予め登録されているマクロを実行することにより、携帯電話に登録されている電話帳の一覧を表示部に表示する(ステップS703)。
図7において、音声認識処理を行う場合、携帯電話に設けられた音声入力部から音声が入力されると、制御部が入力された音声を解析する(ステップS701)。
制御部は、入力された音声が「電話帳」と判断した場合、携帯電話の製造時に予め「電話帳」という音声に対応付けて予め登録されているマクロを実行することにより、携帯電話に登録されている電話帳の一覧を表示部に表示する(ステップS703)。
制御部は、ステップS702において、入力された音声が「電話帳」でないと判断した場合、音声が「メニュー」か否かを判断する(ステップS704)。音声が「メニュー」と判断した場合、音声「メニュー」に対応付けて予め登録されているマクロを実行することにより、携帯電話に登録されているメニューの一覧を表示部に表示する(ステップS705)。
制御部は、ステップS704において、入力された音声が「メニュー」でないと判断した場合、音声が「カメラ」か否かを判断する(ステップS706)。音声が「カメラ」と判断した場合、音声「カメラ」に対応付けて予め登録されているマクロを実行することにより、携帯電話に備えられているカメラ機能を起動する(ステップS707)。音声が「カメラ」ではないと判断した場合、表示部にエラー表示を行って処理を終了する(ステップS708)。
以上のようにして、音声をキーワードとして、極めて簡単な操作により、音声に予め対応付けられたマクロを実行させることが可能になる。
以上のようにして、音声をキーワードとして、極めて簡単な操作により、音声に予め対応付けられたマクロを実行させることが可能になる。
しかしながら、キーワード用音声及び前記音声に対応付けられたマクロは、予め携帯電話に登録されており、携帯電話の制御部は、前記登録されているキーワードと合致するものを検索し、マクロを実行するように構成されている。したがって、利用できる機能が限定されてしまい、使い勝手が悪いという問題がある。
また、複雑な操作を要する機能を実行する際には結局使用者が自身で操作を行う必要があり、携帯電話の操作を簡略化できるはずの音声認識機能を有効に利用できていないという問題がある。
また、複雑な操作を要する機能を実行する際には結局使用者が自身で操作を行う必要があり、携帯電話の操作を簡略化できるはずの音声認識機能を有効に利用できていないという問題がある。
本発明は前記問題点に鑑み成されたもので、音声認識機能を用いると共に、簡単な操作で多様な処理を実行させ得るようにすることを課題としている。
本発明によれば、音声を入力するための音声入力手段と、マクロを設定するための操作手段と、前記音声入力手段から入力された音声キーワードと前記操作手段で設定されたマクロとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記音声入力手段から入力された音声が、前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致するか否かを識別する音声識別手段と、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致すると前記音声認識手段が判断したとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する実行手段とを備えて成ることを特徴とする携帯型通信装置が提供される。
記憶手段は、音声入力手段から入力された音声キーワードと操作手段で設定されたマクロとを対応付けて記憶する。音声識別手段は、前記音声入力手段から入力された音声が、前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致するか否かを識別する。実行手段は、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致すると前記音声認識手段が判断したとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する。
ここで、前記実行手段は、着信後所定時間経過したときに伝言メモ機能を実行して伝言受付状態とし、前記伝言受付状態のときに通信回線を介して受信した音声が前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致すると前記音声識別手段が判断したとき、自己の位置を表す情報を所定のメールアドレスに送信するように構成してもよい。
また、前記メールアドレスは前記記憶手段に記憶されているように構成してもよい。
また、前記記憶手段には複数の異なる音声キーワード及び前記各音声に対応付けられた複数のマクロが記憶されて成り、前記音声識別手段は、前記音声入力手段から入力された音声が、前記記憶手段に記憶された複数の音声キーワードに一致するか否かを判断するように構成してもよい。
また、前記メールアドレスは前記記憶手段に記憶されているように構成してもよい。
また、前記記憶手段には複数の異なる音声キーワード及び前記各音声に対応付けられた複数のマクロが記憶されて成り、前記音声識別手段は、前記音声入力手段から入力された音声が、前記記憶手段に記憶された複数の音声キーワードに一致するか否かを判断するように構成してもよい。
また、本発明によれば、複数の操作キーを有する操作手段とを有し、前記操作手段から入力した通話先に電話をかけると共に、無線通信路を介して前記通話先との間で通話を行う携帯型通話装置において、音声を入力するための音声入力手段と、前記音声入力手段で入力された音声キーワードと前記操作手段で設定されたマクロとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声に一致するか否かを判断する音声識別手段と、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致すると前記音声認識手段が判断したとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する実行手段とを備えて成ることを特徴とする携帯型通話装置が提供される。
記憶手段は、音声入力手段で入力された音声キーワードと操作手段で設定されたマクロとを対応付けて記憶する。音声識別手段は、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声に一致するか否かを判断する。実行手段は、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致すると前記音声認識手段が判断したとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する。
ここで、前記音声入力手段は、通話用マイクであるように構成してもよい。
ここで、前記音声入力手段は、通話用マイクであるように構成してもよい。
本発明によれば、音声を用いて使用者の使用したいマクロを新たに登録して実行させることが可能になるため、簡単な操作で多様な処理を実行させることが可能になる。また、音声をキーワードとして、使用者の登録したマクロを実行させることが可能になるため、簡単な操作で多様な処理を実行させることが可能になる。特に、携帯電話等の携帯型通話装置いにおいて、通話用マイクを利用して音声入力を行うことにより、格別な構成要素を付加することなく、実現することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態に係る携帯型通信装置について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯型通信装置のブロック図であり、携帯電話の例を示している。
図1において、携帯電話は、携帯電話全体や各構成要素を制御する制御部21、音声を入力するための音声入力手段としての音声入力部22、複数の操作キー26を有する操作手段としての操作部23、記憶手段としての記憶部24、表示手段としての表示部25及び通信手段としての無線部27を備えている。これらのハードウェアの構成要素は、通常の携帯電話が備えている構成要素である。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯型通信装置のブロック図であり、携帯電話の例を示している。
図1において、携帯電話は、携帯電話全体や各構成要素を制御する制御部21、音声を入力するための音声入力手段としての音声入力部22、複数の操作キー26を有する操作手段としての操作部23、記憶手段としての記憶部24、表示手段としての表示部25及び通信手段としての無線部27を備えている。これらのハードウェアの構成要素は、通常の携帯電話が備えている構成要素である。
制御部21は、携帯電話の構成要素である音声入力部22、操作部23、記憶部24、表示部25及び無線部27を制御する。また、制御部21は、音声入力部22から入力された音声が記憶部24に記憶された音声に一致するか否かを識別する音声識別手段、および、マクロを実行する実行手段を構成している。
音声入力部22は、使用者から入力された音声10を入力する装置であり、例えば、通話用マイクである。
音声入力部22は、使用者から入力された音声10を入力する装置であり、例えば、通話用マイクである。
操作部23は、使用者からの操作入力を受け付ける部分であり、複数の操作キー(数字キー、スクロールキー、通話キー、決定キー、終話キー等)を有している。
記憶部24は、電話帳や使用者のデータ、音声認識のキーワードやマクロを記憶するための装置である。ここで、マクロとは、一連の決まった操作手順を記憶し後で呼び出して、記憶した手順と同一の処理を行うことができる機能である。
表示部25は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置であり、表示を行う部分である。
無線部27は、他の無線機器やネットワーク等との通信を無線で行うためのものであり、信号の送受信を行う送受信部28及びアンテナ29を有している。
記憶部24は、電話帳や使用者のデータ、音声認識のキーワードやマクロを記憶するための装置である。ここで、マクロとは、一連の決まった操作手順を記憶し後で呼び出して、記憶した手順と同一の処理を行うことができる機能である。
表示部25は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置であり、表示を行う部分である。
無線部27は、他の無線機器やネットワーク等との通信を無線で行うためのものであり、信号の送受信を行う送受信部28及びアンテナ29を有している。
図2は、図1の携帯電話におけるマクロ実行処理のフローチャートである。
図3は、図1の携帯電話におけるマクロ登録処理のフローチャートである。
図4は、図1の携帯電話におけるマクロ実行時の表示部25の状態を示す図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。尚、携帯電話は、操作部23を有する携帯電話本体402と、表示部25及びアンテナ29を有する携帯電話蓋体402を備えた2つ折り型の携帯電話である。
また、図5は、図1の携帯電話におけるマクロ登録処理実行時の表示部25の状態を示す図である。
図3は、図1の携帯電話におけるマクロ登録処理のフローチャートである。
図4は、図1の携帯電話におけるマクロ実行時の表示部25の状態を示す図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。尚、携帯電話は、操作部23を有する携帯電話本体402と、表示部25及びアンテナ29を有する携帯電話蓋体402を備えた2つ折り型の携帯電話である。
また、図5は、図1の携帯電話におけるマクロ登録処理実行時の表示部25の状態を示す図である。
以下、図1〜図5を用いて本発明の実施の形態に係る携帯電話の動作を説明する。
先ず音声認識を行う場合、制御部21は、音声入力部22から入力された音声10の解析を開始する(図2のステップS201)。この場合、制御部21は、入力された音声10が「マクロ」という言葉であるか否かを判断する(ステップS202)。
制御部21は、入力された音声が「マクロ」と判断した場合、記憶部24から、使用者が設定したマクロを読み出して実行する(ステップS203)。このとき、制御部21は、図5に示すように、表示部25がマクロを実行中である旨の表示を行うように制御する(ステップS204)。
先ず音声認識を行う場合、制御部21は、音声入力部22から入力された音声10の解析を開始する(図2のステップS201)。この場合、制御部21は、入力された音声10が「マクロ」という言葉であるか否かを判断する(ステップS202)。
制御部21は、入力された音声が「マクロ」と判断した場合、記憶部24から、使用者が設定したマクロを読み出して実行する(ステップS203)。このとき、制御部21は、図5に示すように、表示部25がマクロを実行中である旨の表示を行うように制御する(ステップS204)。
ステップS202において、制御部21は、入力された音声10が「マクロ」でないと判断した場合、入力された音声10が「電話帳」という言葉であるか否かを判断する(ステップS205)。制御部21は、ステップS205におて、入力された音声10が「電話帳」と判断した場合、携帯電話の製造時に予め「電話帳」という音声10に対応付けて記憶部24に登録されているマクロを実行することにより、携帯電話に登録されている電話帳の一覧を表示部25に表示する(ステップS206)。
制御部21は、ステップS205におて、入力された音声10が「電話帳」ではないと判断した場合、入力された音声10が「カメラ」という言葉か否かを判断する(ステップS207)。制御部21は、ステップS207において、入力音声10が「カメラ」と判断した場合、予め「カメラ」という音声10に対応付けて記憶部24に登録されているマクロを実行することにより、携帯電話に備えられているカメラ機能を起動する(ステップS208)。制御部21は、ステップS207において、入力音声10が「カメラ」ではないと判断した場合、表示部25にエラー表示を行って処理を終了する(ステップS209)。
以上のようにして、「マクロ」という音声をキーワードとして、前記「マクロ」という音声キーワードに対応付けて使用者が登録したマクロを実行させることが可能になる。したがって、複数の音声をキーワードとして記憶部24に記憶させると共に、前記各音声のキーワードに対応付けてマクロを記憶部24に記憶させることにより、キーワードとしての音声を選択して入力するという簡単な操作で、各音声に対応付けられた多様なマクロ処理を実行させることが可能になる。また、声紋等の使用者に固有の音声情報をキーワードとして使用することにより、他人が無断で使用するような自体の発生を防止することができる。
次に、マクロを登録する場合の処理について説明する。一例として、参照している個人を識別するためにハンドルネームを入力しログインするシステムを搭載しているホームページへアクセスする倍委の操作を、音声認識機能で行えるよう設定する手順を以下に説明する。
先ず、使用者が携帯電話の操作部23の所定操作を行うことにより、携帯電話をマクロ記憶モードに移行する。ここで、マクロ記憶モードとは、使用者の一連のキー操作による処理内容をマクロとして記憶部24に登録すると共に、前記マクロに対応付けて、音声認識時に使用する音声のキーワードを登録するためのモードである。
制御部21は、操作部23による前記マクロ記憶モード移行操作に応答して、携帯電話をマクロ記憶モードにして、図5に示すように、表示部25が「登録中」の文字を表示するように制御する。
先ず、使用者が携帯電話の操作部23の所定操作を行うことにより、携帯電話をマクロ記憶モードに移行する。ここで、マクロ記憶モードとは、使用者の一連のキー操作による処理内容をマクロとして記憶部24に登録すると共に、前記マクロに対応付けて、音声認識時に使用する音声のキーワードを登録するためのモードである。
制御部21は、操作部23による前記マクロ記憶モード移行操作に応答して、携帯電話をマクロ記憶モードにして、図5に示すように、表示部25が「登録中」の文字を表示するように制御する。
次に、使用者は、操作部23の各種ボタンを押下して一連の操作(例えば、所定のホームページへのアクセス、所定のハンドルネームの入力、所定のホームページへのログイン操作)を行った後、一連の操作が終了したことを示すための操作(例えば終話キーの押下操作)を行う(ステップS301)。このとき、一連の操作は記憶部24に一時的に操作履歴として随時記憶される。
制御部21は、一連の操作が終了したか否か(本実施の形態では終話キーが操作されたか否か)を判断し(ステップS302)、一連の操作が終了したと判断した場合には、記憶部24に一時保存した一連の操作(操作履歴)に基づいてマクロを作成し、記憶部24に記憶する(ステップS303)。
制御部21は、一連の操作が終了したか否か(本実施の形態では終話キーが操作されたか否か)を判断し(ステップS302)、一連の操作が終了したと判断した場合には、記憶部24に一時保存した一連の操作(操作履歴)に基づいてマクロを作成し、記憶部24に記憶する(ステップS303)。
次に、操作者は、前記マクロに対応付けるためのキーワード(本実施の形態では「マクロ」)を音声10で、音声入力部22から入力する。制御部21は、音声入力部22から入力された音声のキーワードを、記憶部24に既に記憶した前記マクロに対応付けて記憶する。これにより、操作者が操作部23から入力された一連の操作がマクロとして、前記音声のキーワードに対応付けられて記憶部24に登録される。
上記の設定を行うと、次回の音声認識機能制御から使用者が設定したキーワードも識別対象となり、入力された音声がキーワードと合致すると、該音声キーワードに対応付けて記憶したマクロを記憶部24から読み出して実行することで、例えば、所定のホームページへのアクセス、ハンドルネーム入力、ページログイン動作までを自動実行することが可能になる。またこのとき、マクロを実行している際には図4に示すように表示部25に実行中の文字が表示される。
以上述べたように本発明の実施の形態に係る携帯型通信装置である携帯電話は、音声を入力するための音声入力部22と、複数の操作キー26を有する操作部23とを有し、操作部23から入力した通話先に電話をかけると共に、無線通信路を介して、音声入力部22により前記通話先との間で通話を行う携帯電話において、音声入力部22で入力された音声と操作部23で設定されたマクロとを対応付けて記憶する記憶部24と、音声入力部22から入力された音声が記憶部24に記憶された音声に一致するか否かを識別する音声識別手段と、音声入力部22から入力された音声が、記憶部24に記憶された音声に一致すると前記音声認識手段が認識したとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する実行手段とを備えている。また、記憶部24には異なる内容の複数の音声及び前記各音声に対応付けられた複数のマクロが記憶されると共に、前記音声は前記複数のマクロを選択して実行させるためのキーワードとして機能するように構成している。
このように、携帯型通話装置の音声認識機能において、使用者が、音声認識で使用するキーワードとそのとき実行する処理を事前に登録し音声認識にて実行できるようにすることで、音声認識機能で、使用者が設定したマクロを実行できるようになり携帯電話の操作簡略化を図ることができる。
また、音声を用いて使用者の使用したいマクロを新たに登録して実行させることが可能になるため、簡単な操作で多様な処理を実行させることが可能になる。また、音声をキーワードとして、使用者の登録したマクロを実行させることが可能になるため、簡単な操作で多様な処理を実行させることが可能になるという効果を奏する。
また、音声を用いて使用者の使用したいマクロを新たに登録して実行させることが可能になるため、簡単な操作で多様な処理を実行させることが可能になる。また、音声をキーワードとして、使用者の登録したマクロを実行させることが可能になるため、簡単な操作で多様な処理を実行させることが可能になるという効果を奏する。
また、制御部21、音声入力部22、記憶部24、表示部25等の構成要素は一般的な携帯電話が備えている構成要素であり又、音声認識機能を実現するための音声入力部22も通話マイクとして一般の携帯電話が備えている構成要素であり、特別な構成要素を追加することなく、制御部の機能をソフトウェア的に変更するのみで、音声認識機能で検索するキーワードと、音声認識時に使用者が実行させたい一連の処理の設定を行うように実現することが可能になる。
本発明は、携帯電話の例で説明したが、種々の変更が可能である。
例えば、マクロを実行するキーワードを、受話部から音声として入力することにより、該音声キーワードに対応するマクロを実行するように構成することが用可能である。この場合、通話状態になっている携帯電話等の携帯型通話装置を音声認識が行える状態に設定し、事前に設定しておいたキーワードを受話部から音声入力することによってマクロを起動できるようにシステムを構成する。
例えば、マクロを実行するキーワードを、受話部から音声として入力することにより、該音声キーワードに対応するマクロを実行するように構成することが用可能である。この場合、通話状態になっている携帯電話等の携帯型通話装置を音声認識が行える状態に設定し、事前に設定しておいたキーワードを受話部から音声入力することによってマクロを起動できるようにシステムを構成する。
具体例としては、音声認識機能、GPS(Global Positioning System)機能、メール機能、伝言メモ機能を有する携帯型通信装置において、携帯型通信装置紛失時に、当該携帯型通信装置の現在位置を把握するためのシステムがあげられる。
この場合、携帯型通信装置に先ず、GPS機能を用いて現在位置を把握しそれを使用者の他端末(PC等)へメールで送信するマクロを記憶する。
次に、携帯型通信装置の伝言メモ機能を有効にし、着信後一定時間経過し着信相手からの音声を録音する機能(伝言メモ機能)が起動するように設定する。
この場合、携帯型通信装置に先ず、GPS機能を用いて現在位置を把握しそれを使用者の他端末(PC等)へメールで送信するマクロを記憶する。
次に、携帯型通信装置の伝言メモ機能を有効にし、着信後一定時間経過し着信相手からの音声を録音する機能(伝言メモ機能)が起動するように設定する。
この状態で、使用者が携帯型通信装置を紛失した場合、該携帯型通信装置に電話をかける。前記携帯型通信装置では、一定時間経過後、伝言メモ機能が起動して音声入力が行えるようになるため、使用者は電話から前記携帯型通信装置のマクロを起動するキーワードを音声入力する。前記携帯型通信装置は、電話を介して受信した音声のキーワードを認識し、前記キーワードに対応するマクロを実行して、携帯型通信装置はGPS機能によって自身が存在する現在位置の情報を得、前記現在位置の情報を使用者が有する他の通信機器へメールで送信する。これにより、使用者は前記他の通信機器でメールを確認することにより前記携帯型通信装置の現在位置を知ることができる。
図6は、前記機能を実現した他の実施の形態に係る携帯電話のフローチャートであり、携帯電話が使用者に自己の位置を通知する際の処理を示すフローチャートである。ブロック図は図1と同一であるため、図1及び図6を用いて本他の実施の形態の動作を説明する。
先ず、使用者が携帯電話を紛失して、該携帯電話に電話をかけると、携帯電話の制御部21は、着信したか否かを判断する(ステップS601)。
制御部21は、着信したと判断すると、所定時間経過後、伝言メモ機能を実行させて、音声キーワードの入力を促すメッセージを通話相手に送信すると共に入力された音声の記憶部24への記憶動作を開始する(ステップS602)。
先ず、使用者が携帯電話を紛失して、該携帯電話に電話をかけると、携帯電話の制御部21は、着信したか否かを判断する(ステップS601)。
制御部21は、着信したと判断すると、所定時間経過後、伝言メモ機能を実行させて、音声キーワードの入力を促すメッセージを通話相手に送信すると共に入力された音声の記憶部24への記憶動作を開始する(ステップS602)。
使用者が前記メッセージに応答して電話から音声キーワードを入力する。音声認識手段としての制御部21が、通信路を介して受信した音声と記憶部24に記憶した音声キーワードが一致すると判断した場合、即ち、音声キーワードを受信したと判断した場合(ステップS603)、実行手段としての制御部21は、記憶部24から前記音声キーワードに対応付けられたマクロを読み出して実行する(ステップS604)。
制御部21は、ステップS604において、例えばGPSによって自己の位置情報を取得し、予め記憶部24に記憶されていたメールアドレス(例えば、使用者が有するコンピュータのメールアドレス)に、送受信部27から自己の位置を表す情報を送信する。尚、前記自己の位置は複数の基地局の位置情報に基づいて自己の位置を算出する等、種々の既知の手法を用いることが可能である。
使用者は前記コンピュータ等の他の通信機器でメールを確認することにより前記携帯電話の現在位置を知ることができる。
使用者は前記コンピュータ等の他の通信機器でメールを確認することにより前記携帯電話の現在位置を知ることができる。
尚、前記実施の形態では音声によってキーワードを構成し該音声によってマクロを実行するように構成したが、マクロを実行するための入力を、キー操作によって行うように構成することも可能である。マクロの実行を簡単なキー操作に割り当て、キー操作に対応付けられたマクロを容易に実行することができるようにシステムを構成する。
この場合、使用者は、携帯型通信装置に、マクロでの制御手順を記憶部に登録後、前記マクロに対応付けてキー操作方法を登録する。前記キー操作の例として、例えば、「『メニュー(Menu)ボタン』押下後、『1』ボタン、『0』ボタンの順に押下し、『0』ボタンを2秒間押下し続ける」等の方法がある。
この場合、使用者は、携帯型通信装置に、マクロでの制御手順を記憶部に登録後、前記マクロに対応付けてキー操作方法を登録する。前記キー操作の例として、例えば、「『メニュー(Menu)ボタン』押下後、『1』ボタン、『0』ボタンの順に押下し、『0』ボタンを2秒間押下し続ける」等の方法がある。
以上述べたように、本発明の実施の形態に係る携帯型通信装置は、音声を入力するための音声入力部22と、マクロを設定するための操作部23と、音声入力部22で入力された音声と操作部23で設定されたマクロとを対応付けて記憶する記憶部24と、音声入力部22から入力された音声が、記憶部24に記憶された音声に一致するか否かを識別する音声識別手段と、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声に一致すると前記音声認識手段が認識したとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する実行手段とを備えている。
このように、携帯型通信装置の音声認識機能において、使用者が、音声認識で使用するキーワードとそのとき実行する処理を事前に登録し音声認識にて実行できるようにすることで、音声認識機能で、使用者が設定したマクロを実行できるようになり携帯型通信装置の操作簡略化を図ることができる。また、音声を用いて使用者の使用したいマクロを新たに登録して実行させることが可能になるため、簡単な操作で多様な処理を実行させることが可能になる。また、音声をキーワードとして、使用者の登録したマクロを実行させることが可能になるため、簡単な操作で多様な処理を実行させることが可能になるという効果を奏する。
携帯電話やPHS等の携帯型通話装置や通信機能を有する携帯情報端末等、使用者が携帯して通信を行う携帯型通信装置に適用することが可能である。
10・・・入力音声
21・・・音声認識手段及び実行手段を構成する制御部
22・・・音声入力部
23・・・操作手段としての操作部
24・・・記憶手段としての記憶部
25・・・表示手段としての表示部
26・・・操作機キー
27・・・無線部
28・・・送受信手段としての送受信部
29・・・アンテナ
401・・・携帯電話本体
402・・・携帯電話蓋体
21・・・音声認識手段及び実行手段を構成する制御部
22・・・音声入力部
23・・・操作手段としての操作部
24・・・記憶手段としての記憶部
25・・・表示手段としての表示部
26・・・操作機キー
27・・・無線部
28・・・送受信手段としての送受信部
29・・・アンテナ
401・・・携帯電話本体
402・・・携帯電話蓋体
Claims (6)
- 音声を入力するための音声入力手段と、マクロを設定するための操作手段と、前記音声入力手段から入力された音声キーワードと前記操作手段で設定されたマクロとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記音声入力手段から入力された音声が、前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致するか否かを識別する音声識別手段と、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致すると前記音声認識手段が判断したとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する実行手段とを備えて成ることを特徴とする携帯型通信装置。
- 前記実行手段は、着信後所定時間経過したときに伝言メモ機能を実行して伝言受付状態とし、前記伝言受付状態のときに通信回線を介して受信した音声が前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致すると前記音声識別手段が判断したとき、自己の位置を表す情報を所定のメールアドレスに送信することを特徴とする請求項1記載の携帯型通信装置。
- 前記メールアドレスは前記記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項2記載の携帯型通信装置。
- 前記記憶手段には複数の異なる音声キーワード及び前記各音声に対応付けられた複数のマクロが記憶されて成り、
前記音声識別手段は、前記音声入力手段から入力された音声が、前記記憶手段に記憶された複数の音声キーワードに一致するか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の携帯型通信装置。 - 複数の操作キーを有する操作手段とを有し、前記操作手段から入力した通話先に電話をかけると共に、無線通信路を介して前記通話先との間で通話を行う携帯型通話装置において、
音声を入力するための音声入力手段と、前記音声入力手段で入力された音声キーワードと前記操作手段で設定されたマクロとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声に一致するか否かを判断する音声識別手段と、前記音声入力手段から入力された音声が前記記憶手段に記憶された音声キーワードに一致すると前記音声認識手段が判断したとき、該音声に対応付けられたマクロを実行する実行手段とを備えて成ることを特徴とする携帯型通話装置。 - 前記音声入力手段は、通話用マイクであることを特徴とする請求項5記載の携帯型通話装置。
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