JP4465753B2 - アルミナ混合組成物およびその成形体、ならびに該成形体を用いた焼結体の製造方法 - Google Patents

アルミナ混合組成物およびその成形体、ならびに該成形体を用いた焼結体の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナトリウム放電ランプあるいはメタルハライドランプ用の発光管部材、歯科材や耳小骨材といったバイオセラミックス部材、櫛歯状のアルミナブレード、ギアあるいはスクリュー等の機械部品等の複雑形状体、あるいはマイクロ波照射窓、ドライエッチャーチャンバー、搬送ハンド、真空チャック等の半導体製造装置部材や高温装置の測温窓等、皿やカップ等の装飾品等のアルミナ焼結体を製造する上で、好適なアルミナ混合粉末に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミナ成形体を大気雰囲気中で焼成して得られるアルミナ焼結体は、広く一般に使用されているセラミックスである。アルミナ焼結体の原料粉末としては、アルミナ純度99.5%以上のバイヤー法アルミナが最も広く用いられている。アルミナ純度99.9%以上の高純度アルミナでは、アルミニウムミョウバンの熱分解によって得られるアルミナ粉末が最も広く用いられている。また有機アルミニウムの加水分解によって得られる高純度アルミナ粉末も使われている。その他、アルミニウムドーソナイトの熱分解法や水中火花放電法によるアルミナ粉末が知られ、製品特性や製造プロセスに応じて使い分けられている。これらは主にBET比表面積が5.0〜20.0m2/gで、レーザー回折散乱法による粒度分布の平均粒子径が0.2〜2.0μmである、αアルミナ粉末が用いられている。
【0003】
上記のアルミナ原料粉末は一次粒子が不定形状であり、粒内に欠陥を有し、さらに凝集しているため、成形体の密度が2.00g/cm3以下と低く、該成形体を1500℃以上の温度で焼結して焼結体密度3.970g/cm3以上の多結晶アルミナ焼結体を作製した場合、体積で17〜30%収縮するのが一般的である。
アルミナ粉末の成形方法としては、アルミナ粉末を溶媒に分散した後での鋳込み成形あるいは押し出し成形が広く用いられるが、プレス成形が最も一般的である。具体的には、まずスプレードライヤー等の造粒装置により、焼結助剤、有機バインダー、離型剤等が添加された顆粒を作製し、この顆粒をゴム型や金型に充填し、一軸プレス成形や冷間静水圧プレス成形をおこなう。しかし一次粒子が不定形状でかつ粒度分布が広い従来のアルミナ粉末を用いた顆粒は、顆粒個々の密度が低く、したがって充填密度が低く嵩高いものであった。この様な顆粒を用いたプレス成形では、応力伝達が成形体各部分で不均一となり、1500℃以上の温度で焼結した場合の収縮が各部分で異なるために、焼結体が湾曲したり割れたりする場合がある。たとえば、中空管を作製した場合、肉厚が十分でないと焼結体の管壁が大きく収縮するため、薄くなり、焼結助剤が雰囲気中に逸散するため異常粒成長が生じたり、クラックが入ったりする。また円筒形状の成形体では、両端部に比べて中央部で成形圧力が十分に伝達しないために直径が一様ではない円筒焼結体となる。
【0004】
こうした問題に対し、原料粉末を充填する成形型を工夫することが古くから行われてきた。たとえば中空管では収縮率を考慮に入れて壁厚が厚い中空管が成形できる金型としたり、円筒形状の場合には両端部よりも中央部が膨らんだゴム型を使用する。これらの技術については直井が高圧ガス誌 第25巻(1988年)第34頁に記載している。
しかし形状が複雑な場合、たとえばスクリューやギア等の櫛歯形状の場合は櫛歯間のピッチが狭く、収縮率を考慮に入れたゴム型が設計できないという問題がある。現状では平板や立方体あるいは直方体形状に成形した後、旋盤や特殊な削り出し加工機を用いて、目的とする複雑形状体に加工しているが、この方法は削り出しによる原料粉末のロスが大きく、加工費と合わせて製品のコストアップにつながるという別の問題を抱えている。
また大型の成形体を作製する場合は、加圧機器の有効体積が限られているためゴム型や金型を工夫しても限られた以上の大きさの成形体が作製できなかった。したがって成形型に高充填できる粉末が要求されてきた。さらにこのような大型成形体を焼結する場合、焼結時の収縮に伴う歪みが焼結体内部に残留することがあり、クラックの発生や機械的強度の低下の原因となる。特に大型焼結体では小さな衝撃を与えてもクラックが発生したり割れたりする場合がある。したがって収縮率が小さいアルミナ成形体の製造方法が要求されていた。
【0005】
以上のように、型に充填した粉末が成形した場合になるべく小さくならず、型と成形体との大きさの差が少ないこと、すなわち成形体密度の向上が要求されている。また焼結した後に密度が3.970g/cm3以上に緻密なものとなり、その場合の収縮率が小さい、高密度アルミナ成形体の製造方法が要求されてきた。またその収縮率が設計でき、制御できれば、収縮率の異なる成形体を組み合わせて焼結する技法、通称「焼きはめ」と呼ばれる技法によって、多段的に直径が変わった中空状焼結体が作製できる。「焼きはめ」は昔から熱膨張係数の差を利用して、接着剤等を用いずに複数の金属同士を固定するためにおこなわれている技法であるが、セラミックスにも応用されている。具体的には焼結時に25%収縮する中空管成形体に、17%収縮する中空管成形体をはめて、同時に焼結すると接着剤を用いなくとも緻密に接合するものである。さらに収縮率17%の中空管成形体に収縮率12%の中空管成形体をはめこみ、同時に焼結すれば3段階に直径が異なる中空管が容易に設計、作製できる。
【0006】
アルミナ成形体の密度を高めるために原料粉末に注目した研究報告が樽田らによって報告されている。具体的には樽田らは、粒度の異なるアルミナ混合粉末を成形した場合に、最高で相対密度78%の成形体密度を有するアルミナ成形体が得られることを 日本セラミックス協会学術論文誌第101巻第5号第583〜588頁(1993年)に報告しており、また、樽田らは、粒度の異なるアルミナ混合粉末を成形し、焼結した場合に、1500℃の焼結で14%の収縮率が得られることを、日本セラミックス協会学術論文誌第104巻第5号第447〜450頁(1996年)に報告している。
しかし樽田らの検討では、成形体密度を高めるために、粗い粒子として数μmの粒子を用いているため、1600℃まで焼結温度を高めても、焼結密度が充分高くなっておらず、焼結体中に多数の気孔が残存していることを記載している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、成形体密度をDg、焼結体密度をFgとした場合、1400〜1900℃で焼結後のFgが3.970g/cm3以上となり、下式(1)で
SR(%)=[1−(Dg/Df)1/3]×100 (1)
計算される収縮率(SR)が16.0%以下と小さいアルミナ成形体を提供することにあり、さらにそれを焼結して得られる焼結体密度3.970g/cm3以上の多結晶アルミナ焼結体を用いるナトリウム放電ランプあるいはメタルハライドランプ用の発光管部材、歯科材や耳小骨材といったバイオセラミックス、櫛歯状のアルミナブレード、ギアあるいはスクリュー等の機械部品等の複雑形状体、またはマイクロ波照射窓等の半導体製造装置部材、装飾品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、係る状況下、鋭意検討を重ねた結果、ある特定のαアルミナ粉末に対して、それよりも微粒のアルミナを添加し、必要に応じて焼結助剤を添加した混合粉末を、成形することにより、成形体から焼結体にいたるまでの収縮が小さいアルミナ成形体を製造できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は下記の(1)〜()を提供する。
【0009】
(1)一次粒子が実質的に破砕面を有さない、多面体であり、六方格子面に平行な最大粒子径をD、六格子面に垂直な最大粒子径をHとした場合に、D/H比が0.5以上2.0未満であるαアルミナ粒子からなり、数平均粒径が0.3μm以上2.0μm以下、累積粒度分布の微粒側からの累積10%、累積90%の粒径をそれぞれD10、D90としたときにD90/D10の値が5以下の粒度分布を有する、BET比表面積が0.7〜5.0m2/gのαアルミナ粉末に、アルミナ粉末総量に対して10.0重量%以上50.0重量%以下の、BET比表面積が4.0〜30.0m2/gのアルミナ粉末を混合し、さらに焼結助剤を添加してもよいことを特徴とするアルミナ混合組成物。
(2)上記(1)記載のアルミナ混合組成物を成形して、1500〜1900℃の範囲で加熱した場合に、成形体から焼結体に至るまでの収縮率が16%以下となり、焼結体密度が3.970g/cm3以上となることを特徴とするアルミナ成形体。
(3)上記(2)記載のアルミナ成形体を1500〜1900℃の範囲で焼結することを特徴とする焼結体密度3.970g/cm3以上の多結晶アルミナ焼結体の製造方法
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のアルミナ混合組成物は、一次粒子が実質的に破砕面を有さない、多面体であり、六方格子面に平行な最大粒子径をD、六格子面に垂直な最大粒子径をHとした場合に、D/H比が0.5以上2.0未満であるαアルミナ粒子からなり、数平均粒径が0.3μm以上2.0μm以下、累積粒度分布の微粒側からの累積10%、累積90%の粒径をそれぞれD10、D90としたときにD90/D10の値が5以下の粒度分布を有する、BET比表面積が0.7〜5.0m2/gのアルミナ粉末に、アルミナ粉末総量に対して10.0重量%以上50.0重量%以下の、BET比表面積が4.0〜30.0m2/gのアルミナ粉末を混合して取得できる。該混合組成物は、必要に応じ、酸化マグネシウム等の焼結助剤を添加する。次いで、該混合組成物に、溶媒、分散剤、有機バインダー、可塑剤を混合し、スラリーを調整し、該スラリーを用いて成形する。
【0011】
本発明のアルミナ原料として用いることのできるアルミナ原料、すなわち、一次粒子が実質的に破砕面を有さない多面体であり、六方格子面に平行な最大粒子径をD、六格子面に垂直な最大粒子径をHとした場合に、D/H比が0.5以上2.0未満であるαアルミナ粒子からなり、数平均粒径が0.3μm以上2.0μm以下、累積粒度分布の微粒側からの累積10%、累積90%の粒径をそれぞれD10、D90としたときにD90/D10の値が5以下の粒度分布を有する、BET比表面積が0.7〜5.0m2/gのαアルミナ粉末は、その原料に遷移アルミナまたは熱処理により遷移アルミナとなるアルミナ粉末を、塩化水素を含有する雰囲気ガス中にて焼成することにより得られるαアルミナ粉末を挙げることができ、特開平6−191833号公報あるいは特開平6−191836号公報等に記載のαアルミナの単結晶粒子よりなるアルミナ粉末を挙げることができる。上記αアルミナは、一次粒子同士が凝集していない単一粒子粉末であり、粒度分布がシャープなために成形体中の粒子配列が均一であり、粒子間の空隙サイズが均一である。
【0012】
原料とする上記のαアルミナ粉末は、BET比表面積が0.7〜5.0m2/g、好ましくは1.0〜3.0m2/g、さらに好ましくは1.2〜3.0m2/gであり、粒子内部に欠陥が無く粒度分布が狭いものが好ましい。具体的には、実質的に破砕面を有さない、多面体一次粒子からなる、六方格子面に平行な最大粒子径をD、六格子面に垂直な粒子径をHとした場合に、D/H比が0.5以上2.0以下、好ましくは0.8以上1.2以下であるαアルミナ粒子からなり、該αアルミナ粒子の数平均粒径が0.3μm以上2.0μm以下、好ましくは0.5μm以上1.5μm以下であり、累積粒度分布の微粒側からの累積10%、累積90%の粒径をそれぞれD10、D90としたときにD90/D10の値が5以下、好ましくは4以下の粒度分布であるアルミナ粉末が好ましい。例えば、住友化学社製のスミコランダムAA05(一次粒子径;0.5μm、BET比表面積;3.0m2/g)、スミコランダムAA07(一次粒子径;0.7μm、BET比表面積;2.1m2/g)、スミコランダムAA1(一次粒子径;1μm、BET比表面積;1.4m2/g)を挙げることができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0013】
本発明において他方の原料であるアルミナ粉末は、BET比表面積が4.0〜30.0m2/g、、好ましくは7.0〜20.0m2/gの微粒アルミナであり、結晶相に限定されないが、α相が好ましい。さらには粒子内部に欠陥が無く、粒度分布が狭いものが好ましい。具体的には、累積粒度分布の微粒側からの累積10%、累積90%の粒径をそれぞれD10、D90としたときにD90/D10の値が10以下の粒度分布、さらには7以下が好ましく、4以下が最も好ましい。例えば、大明化学社製のTM−DAR(BET比表面積14.4m2/g)や住友化学社製のAKP−53(BET比表面積15.0m2/g)、AA02(BET比表面積7.5m2/g)を挙げることができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0014】
上記のアルミナ粉末の添加量は、総アルミナ粉末に対して50.0重量%以下であるが、成形体の焼結時の収縮率をできる限り小さくしたい場合には、15.0〜30.0重量%以下、さらには20.0〜30.0重量%が好ましい。微粒アルミナ粉末の添加量が30.0重量%以下ならば、成形体の収縮率はほぼ直線的に減少するため、微粒アルミナの添加量によって、任意の収縮率が設計可能である。
【0015】
必要に応じて焼結助剤を添加する場合、元素周期率表の金属元素2A族、3A族および4A族化合物から選ばれる1種類以上を添加する。化合物としては、酸化物、硝酸塩、酢酸塩、水酸化物、塩化物等が挙げられるが、大気中1200℃以下で酸化物になる化合物であればよく、限定されない。具体的には、マグネシウム、チタン、スカンジウム、イットリウム、ジルコニウム、ハフニウム、ランタンが挙げられる。焼結助剤としては特にマグネシウム化合物が好ましく、さらには硝酸マグネシウムが好ましい。これらは大気中での焼結時に酸化物となり焼結助剤として効果を発現する。通常、該アルミナ粉末に焼結助剤を酸化物換算で総計10ppm以上1000ppm以下、好ましくは10ppm以上300ppm未満添加する。また、用途により高純度の焼結体、例えば、99.99wt%以上が必要な場合、アルミナ純度99.99wt%のアルミナ原料粉末に焼結助剤を酸化物換算で10〜100ppm添加することが好ましく、さらには10〜50ppm添加することが好ましい。
【0016】
溶媒としては使用するバインダーの種類や成形方法によって異なるが、スプレードライヤーにより顆粒を製造する場合に用いる、ポリビニルアルコールでは水が主に用いられる。処方によっては各種有機溶媒も用いることができる。
【0017】
分散剤としては、溶媒が水の場合は主にポリアクリル酸アンモニウム塩[例えば商品名;SN−D5468、サンノプコ(株)品]が用いられる。また有機溶媒の場合にはオレイン酸エチル、ソルビタンモノオレート、ソルビンタントリオレート、ポリカルボン酸系等が用いられるが、特に本発明で原料とするアルミナ原料粉末には、ポリエステル系[商品名;テキサホール3012、サンノプコ(株)品]が好ましいが、これらに限定されるものではない。併用する有機バインダーによっては、分散剤を用いない方が粘度の低いスラリーが作製でき、したがってスラリー中のアルミナ粉末濃度を高めることができる
【0018】
有機バインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、各種アクリル系ポリマー、メチルセルロース、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール系、各種ワックス、各種多糖類を用いることができるが本発明はこれらに限定されるものではない。成形方法や加工手段によっては、有機バインダーは添加しないことが好ましい。
【0019】
可塑剤は用いる有機バインダーによって異なるが、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチエレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、各種エステル系等が用いられる。特に有機溶媒を用いる場合には、ジブチルフタレート、フタル酸ジエチルヘキシル等が用いられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0020】
本発明において、その他の添加剤として、離型剤や凝集剤やpH調整剤を添加することもできるが、添加しないことが最も好ましい。
【0021】
次にスラリーの作製法および成形法について説明すると、まず特定のαアルミナ原料粉末、溶媒、分散剤、焼結助剤、そして総アルミナ粉末に対して50重量%以下の微粒アルミナを適量配合し、機械的な撹拌混合を行う。攪拌混合の場合には外部から超音波を照射しながら攪拌羽根や攪拌子等により攪拌混合をおこなう方法の他、ボールミルやダイノーミル等の各種粉砕メディアを用いる方法、アトライターやピンミル等の各種アジテーターを用いる方法など、慣用の方法を用いることができる。
【0022】
前記のように調整したスラリーを減圧下において、脱泡してもよい。また各種消泡剤を用いてもよい。またその後の成形方法によって、各種pH調整剤や凝集剤の添加により粘度を50〜10000センチポイズとしてもよい。たとえばスプレードライヤーによる造粒では球形の顆粒を作製するために、アルミナスラリーの粘度は塩酸水溶液やアンモニア水等によるpH調整で、300〜400センチポイズに調整することが好ましい。さらには静置沈降や遠心分離やロータリーエバポレーター等による減圧濃縮等により、スラリー中のアルミナ濃度を高めることもできる。
【0023】
本発明において、成形方法としては前記スラリーを用いて、スリップキャスト法、押出し成形法等慣用の方法を用いることができる。最も好ましい方法としては、前記スラリーをスプレードライ等により顆粒状とした後、一軸プレス成形や冷間静水圧プレス成形することを挙げることができる。
【0024】
冷間静水圧プレス成形の場合、前記スラリーをスプレードライ等により顆粒状とし、この顆粒を50〜500Kg/cm2、好ましくは200〜300kg/cm2の圧力で一軸プレス成形した後、冷間静水圧プレス成形機にて0.5t/cm2以上、好ましくは1.0〜2.0t/cm2で等方的に加圧し、得られた成形体を所定の形状に加工する。
【0025】
上記の成形法で得た成形体を、大気中あるいは酸素雰囲気中で、500〜1200℃の範囲で1時間以上、好ましくは900〜1000℃の範囲で3時間以上焼成し、脱脂する。その後引き続き高温で焼結されるが、本発明は焼結雰囲気に限定されない。好ましくは大気雰囲気中で1500〜1900℃、さらに好ましくは1600〜1700℃の範囲で焼結する。あるいは常圧から真空までの還元雰囲気中で1600〜1900℃、好ましくは1750℃〜1850℃の範囲で焼結して目的のアルミナ焼結体を製造する。場合によっては水素雰囲気やアルゴン雰囲気等で焼結しても良い。
【0026】
【実施例】
次に本発明の実施例を挙げ、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0027】
なお本発明に於ける各種の測定は次のようにしておこなった。
(a)BET比表面積の測定
島津製作所フローソーブ2300により測定した。
(b)一次粒子径の数平均粒径の測定および一次粒子のD/Hの測定
走査電子顕微鏡(SEM:日本電子株式会社T−300型)を使用して粉末粒子の写真を撮影し、その写真から50〜100個の粒子を選択して画像解析をおこない、その平均値として求めた。
(c)D10、D90の測定(重量累積粒度分布の測定;「粒度分布」と略す)マスターサイザー(マルバーン社製)を使用し、レーザー回折散乱法により測定した。測定のために準備したアルミナスラリーは、アルミナ粉末2.5gに対し、ヘキサメタリン酸ナトリウムの0.5重量%水溶液を25g添加し、該混合溶液をホモジナイザーにより超音波を2分間照射し調製した。
(d)アルミナ焼結体の密度測定
焼結体密度(Df)は室温水中でアルキメデス法により測定した。
(e)収縮率の測定
直径約20mm、高さ約5mmの円柱成形体の直径(R)と高さ(T)をノギスで0.01mmまで正確に計測し、さらに該成形体の重量(W)を0.0001gまで正確に計測した。そして下式(2)で成形体密度(Dg)を計算した。
Dg(g/cm3)=W/[(R/2)2×π×T] (2)
次に前述(1)式にDg値および(d)のDf値を代入し、収縮率を計算した。
【0028】
実施例1
実質的に破砕面を有さないαアルミナとして、住友化学工業株式会社製αアルミナ粉末(商品名;スミコランダムAA1)を用いた。該アルミナ粉末は8〜20面を有する多面体粒子よりなり、D/Hは1.0であった。BET比表面積は1.372m2/gであった。この粉末のレーザー回折散乱法による平均粒径は1.45μmであった。また粒度分布から計算される[D90/D10]値は2.93であった。AA1粉末;3750g、水(溶媒);2700g、硝酸マグネシウム六水和物(試薬特級);16.0g(全アルミナ粉末に対し、酸化マグネシウムとして500ppm)、さらにBET比表面積15.0m2/gの微粒アルミナ(住友化学社品;商品名AKP−53);1250g(全アルミナ粉末に対し、25.0重量%)を超音波を照射しながら、30分間撹拌混合をおこなった。
このスラリーを、スプレードライヤーにより噴霧乾燥し顆粒を作製した。この顆粒を含水率0.5重量%に調湿した後、金型に充填し、油圧式一軸プレス成形機で0.3t/cm2の荷重で、さらに冷間静水圧プレスにより1.0t/cm2の荷重で、直径;20mm、高さ;5mmの円柱成形体を作製した。成形体密度(Dg)は2.773g/cm3であった。次にこの成形体を大気中900℃で3時間焼成した後、水素中(露点0℃)1800℃で4時間焼成した。得られた焼結体の密度(Df)は3.974g/cm3であり、収縮率は11.3%であった。
【0029】
実施例2
実質的に破砕面を有さないαアルミナとして、住友化学工業株式会社製αアルミナ粉末(商品名;スミコランダムAA07)を用いた。該アルミナ粉末は8〜20面を有する多面体粒子よりなり、D/Hは1.0であった。BET比表面積は2.143m2/gであった。この粉末のレーザー回折散乱法による平均粒径は1.06μmであり、粒度分布の[D90/D10]は3.20であった。AA07粉末;3750g、水;2700g、硝酸マグネシウム六水和物;16.0g、さらにBET比表面積15.4m2/gの微粒アルミナ(住友化学社品;商品名AKP−53);1250g(全アルミナ粉末に対して25.0重量%)を超音波を照射しながら、30分間撹拌混合をおこなった。
このスラリーを、スプレードライヤーにより噴霧乾燥し顆粒を作製した。この顆粒を実施例1と同様の方法で円柱成形体に成形した。成形体密度(Dg)は2.689g/cm3であった。この成形体を大気中900℃で3時間焼成し、有機バインダーを除去した後、水素中1800℃で2時間焼成した。得られた焼結体の密度(Df)は3.985g/cm3で、収縮率は12.3%であった。
【0030】
実施例3
実質的に破砕面を有さないαアルミナとして、住友化学工業株式会社製αアルミナ粉末(商品名;スミコランダムAA05)を用いた。該アルミナ粉末は8〜20面を有する多面体粒子よりなり、D/Hは1.0であった。BET比表面積は3.119m2/gであった。この粉末のレーザー回折散乱法による平均粒径は0.83μmであった。また粒度分布から計算される[D90/D10]値は3.83であった。AA05粉末;3750g、水(溶媒);2700g、硝酸マグネシウム六水和物(試薬特級);16.0g(全アルミナ粉末に対し、酸化マグネシウムとして500ppm)、さらにBET比表面積15.0m2/gの微粒アルミナ(住友化学社品;商品名AKP−53);1250g(全アルミナ粉末に対して、25.0重量%)を超音波を照射しながら、30分間撹拌混合をおこなった。
このスラリーを、スプレードライヤーにより噴霧乾燥し顆粒を作製した。この顆粒を実施例1と同様の方法で円柱成形体に成形した。成形体密度(Dg)は2.498g/cm3であった。次にこの成形体を大気中900℃で3時間焼成した後、水素中(露点0℃)1800℃で2時間焼成した。得られた焼結体の密度(Df)は3.983g/cm3であり、収縮率は14.4%であった。
【0031】
実施例4
実施例1で添加した微粒アルミナを、BET比表面積7.5m2/gのアルミナ(住友化学社品;商品名AA02)とした。そして実施例1と同様の方法で円柱成形体を作製し、さらに焼結体を作製した。成形体密度(Dg)は2.650g/cm3であり、得られた焼結体の密度(Df)は3.979g/cm3、収縮率は12.7%であった。
【0032】
実施例5
実施例1の原料粉末AA1の仕込み量を4450g、添加する微粒アルミナを、BET比表面積14.4m2/gのアルミナ(大明化学社品;商品名TM−DAR)とし、添加量を550g(全アルミナ粉末に対して、11.0重量%)に変更した。そして実施例1と同様の方法で成形体を作製し、さらに焼結体を作製した。成形体密度(Dg)は2.578g/cm3であり、得られた焼結体の密度(Df)は3.975g/cm3、収縮率は13.4%であった。
【0033】
実施例6
実施例2の原料粉末AA07の仕込み量を4450g、添加する微粒アルミナを、BET比表面積14.4m2/gのアルミナ(大明化学社品;商品名TM−DAR)とし、添加量を550g(全アルミナ粉末に対し、11.0重量%)に変更した。そして実施例2と同様の方法で成形体を作製し、さらに焼結体を作製した。成形体密度(Dg)は2.446g/cm3であり、得られた焼結体の密度(Df)は3.985g/cm3、収縮率は15.0%であった。
【0034】
実施例7
実施例3の原料粉末AA05の仕込み量を4450g、添加する微粒アルミナAKP−53の添加量を550g(アルミナ総量に対し11.0%)に変更した。そして実施例3と同様の方法で円柱成形体に成形し、さらに焼結体を作製した。成形体密度(Dg)は2.401g/cm3であり、得られた焼結体の密度(Df)は3.985g/cm3、収縮率は15.5%であった。
【0035】
実施例8
実施例1の成形体を作製する工程の、成形圧力を2.0t/cm3とし、実施例1と同条件で焼結体を作製した。成形体密度は2.866g/cm3、得られた焼結体の密度は3.979g/cm3、収縮率は10.3%であった。
【0036】
実施例9
実施例2と同条件で作製した成形体を大気中1700℃で焼結した。成形体密度は2.624g/cm3、得られた焼結体の密度は3.970g/cm3、収縮率は12.9%であった。
【0037】
比較例1
本比較例1では、原料のαアルミナ粉末として不二見研磨材社品のWA#3000(BET比表面積2.4m2/g)を使用した。このWA#3000粉末の一次粒子は多面体形状ではない、破砕面を有する不定形状のαアルミナ粉末であった。粒度分布による平均粒子径は2.79μmで、D90/D10は7.21であった。WA#3000粉末;3750g、水(溶媒);3100g、硝酸マグネシウム六水和物;6.4g、そして微粒アルミナとしてAKP−53;1250g(全アルミナ粉末に対して、25.0重量%)を超音波を照射しながら、30分間撹拌混合をおこなった。
このスラリーから実施例1と同条件で成形体を作製した。成形体密度は2.469g/cm3であった。空気中900℃で3時間焼成後、水素中(露点0℃)1820℃で2時間焼成した。得られた焼結体の密度は3.912g/cm3、収縮率は14.2%であった。
【0038】
比較例2
比較例2では、、原料のαアルミナ粉末として不二見研磨材社品のWA#6000(BET比表面積3.7m2/g)を使用した。このWA#6000粉末の一次粒子は多面体形状ではない、破砕面を有する不定形状のαアルミナ粉末であり、一次粒子のD/Hは3よりも大きかった。粒度分布の平均粒子径は2.06μm、D90/D10は5.12であった。WA#6000粉末;3750g、水(溶媒);3100g、硝酸マグネシウム六水和物;6.4g、微粒アルミナとしてAKP−53;1250g(全アルミナ粉末に対して、25.0重量%)を超音波を照射しながら、30分間撹拌混合をおこなった。
このスラリーから実施例2と同条件で成形体を作製した。成形体密度は2.529g/cm3であった。空気中900℃で3時間焼成した後、水素中(露点0℃)1800℃で2時間焼成した。得られた焼結体の密度は3.897g/cm3、収縮率は13.4%であった。
【0039】
比較例3
本比較例3では、アルミナ原料粉末として(不二見研磨材(株)商品名;WA10000)を使用した。このアルミナ粉末の一次粒子は多面体形状ではない、破砕面を有する不定形状であり、D/Hが3より大きかった。またこの粒子のBET比表面積は27.4m2/gであった。この粉末のレーザー回折散乱法による平均粒子径は0.86μmであり、D90/D10 は4.05であった。
WA#10000粉末;3750g、水;3100g、硝酸マグネシウム6水和物;16.0g(全アルミナ粉末に対し、酸化マグネシウムとして500ppm)、さらにTM−DAR;1250g(全アルミナ粉末に対し25.0%)を添加し、超音波を照射しながら30分間撹拌混合をおこなった。
このスラリーから実施例1と同条件で成形体を作製した。成形体密度は2.610g/cm3であった。大気中900℃で3時間焼成した後、水素中(露点;0℃)にて1800℃で2時間焼成した。得られた焼結体は密度が3.940g/cm3、収縮率は12.8%であった。
【0040】
【発明の効果】
本発明により1500〜1900℃の範囲で焼結して、焼結体密度3.970g/cm3以上の多結晶アルミナ焼結体とした場合の収縮率が16.0%以下となり、該収縮率を設計・制御できるアルミナ成形体を提供することができ、それを焼結して得られる焼結体密度3.970g/cm3以上の多結晶アルミナ焼結体を用いることによって、良好な歯科材や耳小骨材といったバイオセラミックス、ナトリウム放電ランプあるいはメタルハライドランプ用の発光管部材、櫛歯状のアルミナブレード、ギア、スクリュー等の機械部品等の複雑形状体、またはマイクロ波照射窓等の半導体製造装置部材、装飾品を提供することができる

Claims (3)

  1. 一次粒子が実質的に破砕面を有さない、多面体であり、六方格子面に平行な最大粒子径をD、六格子面に垂直な最大粒子径をHとした場合に、D/H比が0.5以上2.0未満であるαアルミナ粒子からなり、数平均粒径が0.3μm以上2.0μm以下、累積粒度分布の微粒側からの累積10%、累積90%の粒径をそれぞれD10、D90としたときにD90/D10の値が5以下の粒度分布を有する、BET比表面積が0.7〜5.0m2/gのαアルミナ粉末に、アルミナ粉末総量に対して10.0重量%以上50.0重量%以下の、BET比表面積が4.0〜30.0m2/gのアルミナ粉末を混合し、さらに焼結助剤を添加してもよいことを特徴とするアルミナ混合組成物。
  2. 請求項1記載のアルミナ混合組成物を成形して、1500〜1900℃の範囲で加熱した場合に、成形体から焼結体に至るまでの収縮率が16%以下となり、焼結体密度が3.970g/cm3以上となることを特徴とするアルミナ成形体。
  3. 請求項2記載のアルミナ成形体を1500〜1900℃の範囲で焼結することを特徴とする焼結体密度3.970g/cm3以上の多結晶アルミナ焼結体の製造方法
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