JP4464264B2 - 食品用包装袋 - Google Patents

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本発明は、サンドイッチやケーキなどの食品(以下、主として「サンドイッチ」という。)を包装フィルムによって包装する食品用包装袋に関し、特に、包装されたサンドイッチの具材によって包装フィルムが汚れないようにするための汚れ防止部を備えている食品用包装袋に関する。
直角三角形のサンドイッチは、例えば図10に示すようなサンドイッチ用包装袋(以下、主として「包装袋」という。)に包装され、販売されている。この包装袋は、袋本体10や汚れ防止シート20などを備えている。
袋本体10は、重ね合わされている2枚の台形状の透明な包装フィルム(以下、主として「表フィルム」11、「裏フィルム」12という。)の両側縁11a,12aと、幅の狭い一端(以下、「上端」という。)付近との三方がシールされることによって形成され、上端付近のシールによって帯状の封止部13が設けられ、幅の広い他端(以下、「下端」という。)側にサンドイッチS(図11、図12参照)の挿入口となる開口部14が設けられている。
そして、表フィルム11の裏面の中央に、汚れ防止シート20が重ね合わされ、この下端部と開口部14付近の表フィルム11とが例えば2か所でポイントシールPされている。そして、例えばゆで卵とマヨネーズなどをミックスした具材のサンドイッチSが袋本体10内に収納されても、この具材が汚れ防止シート20に付着する。汚れ防止シート20は、下端部のみポイントシールPされ、上側は自由に動くため、サンドイッチSの動きに追従することにより、表フィルム11が汚れないようにされている。
また、袋本体10の上側には、封止部13を挟んで、突片状に突出したヘッダ部30が表裏両フィルム11,12によって設けられている。ヘッダ部30は、表裏両フィルム11,12の両側縁11a,12aのシールと前記封止部13と上端縁11b,12bのシールとによって周囲が封止されている。
このヘッダ部30を構成している裏フィルム12には、例えば逆U字形の切込線31が入れられ、この切込線31の内側が摘み上げることのできる舌片状の摘み片32とされている。さらに、裏フィルム12の内側面には、摘み片32の位置から封止部13を交差して開口部14付近まで、裏フィルム12を引き裂くための細い帯状の切断手段(以下、「カットテープ」という。)33が貼着されている。
そして、重ね合わされた表フィルム11と裏フィルム12は、図11に示すように開口部14が長方形状に開口されることにより、表フィルム11の中間部分が長方形状の正面部Aとなり、裏フィルム12の中間部分が長方形状の背面部Bとなり、表フィルム11および裏フィルム12の各側縁11a,12aに跨った部分が一対の対向する三角形状の側面部C,Cとなり、そして袋本体10内に空間10aが形成される。この空間10a内にサンドイッチSが挿入されると、三角形状に切られた外側のパンが側面部Cと接合し、切り口が正面部Aと背面部Bに接合する。
そして、開口部14側の表フィルム11と裏フィルム12は、図12に示すように折り込まれて底部Dとされ、この底部Dは粘着テープ(図示せず)などによって封緘され、サンドイッチSが包装される。なお、汚れ防止シート20は、正面部Aだけでなく、底部Dにも回り込んで表フィルム11と重なり合っている。
そして、包装されたサンドイッチSを食するには、片方の手の指でヘッダ部30を摘み、他方の手の指で裏フィルム12に設けられた摘み片32を摘んで真っ直ぐ下方向へ引っ張る。すると、カットテープ33が裏フィルム12の封止部13を裁断し、さらに真っ直ぐ下方向に引っ張ることにより、裏フィルム12を下方へ引き裂く。裏フィルム12が底部Dの方まで引き裂かれることにより、袋本体10が開封され、サンドイッチSを取り出すことができる。
なお、袋本体と汚れ防止シートとを備えているサンドイッチ用包装袋が特許文献1に開示されている。
特開2000−296893号公報
表裏両フィルム11,12および汚れ防止シート20は、低コストで通気性の低い食品包装用のプラスチックフィルム、例えばポリプロピレンなどが使用され、開封性や経済性などの観点から従来、20μm程度の厚さとされていた。この程度の厚さのプラスチックフィルムは、表フィルム11と汚れ防止シート20が重なり合っていても、正面部Aと底部Dとの境界Eが鋭角になるように折り込むことが比較的容易であった。
しかし、近年、ヘッダ部30が折れ曲がらない、いわゆる首折れしないようにし、また、包装袋に包装されたサンドイッチを掴んだときに、高級感が発揮されるようにするため、例えば40〜80μmの厚いプラスチックフィルムが使用されつつある。このような厚いプラスチックフィルムは、表フィルム11と汚れ防止シート20とが重なり合っていることとも相俟ってスムーズに折り込むことができず、正面部Aと底部Dとの境界Eが図12に示すように円弧状となって一定の位置に設定されない。
すると、包装される個々のサンドイッチが同じ大きさであっても、底部Dからヘッダ部30の頂部までの高さが個々に異なり、サンドイッチSを包装した包装袋が多数陳列されたときに、不揃いとなる。また、折り込まれていない円弧状の正面部Aと底部Dとの境界Eは、変形しやすく、搬送中や陳列中などにおいて、衝撃力が加えられると、包装されたサンドイッチは、型崩れし、商品価値が低下してしまう。
このため、正面部Aと底部Dとの境界Eを鋭角に折り込めるように、サンドイッチSを包装する以前、すなわち包装袋を製造する際に、表フィルム11と汚れ防止シート20とに折り目を入れることも考えられる。しかし、包装袋は、表フィルム11の原反と裏フィルム12の原反が上下に重ね合わせた状態でリールから繰り出され、ハ字形状のヒータカッターで溶断されることにより、交互に逆向きに製造されることから、表フィルム11および汚れ防止シート20に予め折り目を入れることは困難である。
そこで、本発明は、包装フィルムや汚れ防止シートが厚くても、包装フィルムを一定の位置で折り込むことにより、正面部と底部との境界が一定の位置に設定されるようにした食品用包装袋を提供することを課題とする。
本発明に係る食品用包装袋は、重ね合わされている2枚の包装フィルムの両側縁と該両側縁を結ぶ一端側との三方がシールされることにより、該一端側に封止部が設けられ、他端側に開口部が設けられた袋本体と、少なくとも前記一方の包装フィルムの裏面に重ね合わされるクリアシートとを備え、前記袋本体内に食品が挿入されることによって、一方の包装フィルムに正面部、他方の包装フィルムに背面部、両方の包装フィルムに跨って一対の側面部が形成され、さらに、両方の包装フィルムの開口部側を折り込んで底部が形成される食品用包装袋において、前記袋本体から前記封止部を挟んで突出するヘッダ部が前記2枚の包装フィルムによって形成され、前記クリアシートは、前記封止部側から正面部と底部との境界まで一方の包装フィルムに重ね合わされる汚れ防止部と、前記境界から前記封止部に向けて重ね合わされる重合部と、前記袋本体内で前記汚れ防止部から分離して前記ヘッダ部内に配置され、かつ、前記封止部でシールされる補強部と、該補強部に重ね合わされ、かつ、前記封止部でシールされる重合部を備えていることを特徴としている。
この食品用包装袋によれば、クリアシートの汚れ防止部は、正面部でのみ一方の包装フィルムの裏面に重ね合わされ、底部で重ね合わされない。したがって、一方の包装フィルムのみが折り曲げられて、正面部と底部とが形成される。また、正面部と底部との境界から封止部に向けて1層または2層以上の重合部が重ね合わされ、この重合部と汚れ防止部との境目が正面部と底部との境界に位置することにより、この重合部が当て板のようになって、一方の包装フィルムが折り込まれ、正面部と底部との境界が一定の位置に設定される。
なお、クリアシートは、他方の包装フィルムの裏面にも重ね合わされるようにしてもよい。このクリアシートは、汚れ防止部が底部となる他方の包装フィルムの裏面に重ね合わされず、背面部となる他方の包装フィルムでのみ重ね合わされて柱のようになり、また、重合部が背面部と底部との境界から封止部に向けて1層または2層以上に重ね合わされて当て板のようになり、背面部と底部との境界を一定の位置で折り込むことができる。
そして、この食品用包装袋によれば、ヘッダ部を備えた食品用包装袋において、クリアシートが前記汚れ防止部から分離した補強部を備え、この補強部がヘッダ部内に配置されることにより、ヘッダ部内の補強部が芯地のようになり、ヘッダ部を強靭にすることができる。また、補強部が封止部でシールされることにより、ヘッダ部が折れ曲がりにくいようにすることができる。なお、汚れ防止部と補強部とが袋本体内で分離されることにより、汚れ防止部が袋本体内で動くことができるようにされる。
そして、この食品用包装袋によれば、ヘッダ部を備えた食品用包装袋において、前記補強部に1層または2層以上に重合部が重ね合わされ、この重合部が封止部にシールされることにより、ヘッダ部が封止部から、より一層折れ曲がりにくいようにすることができる。
また、前記本発明に係る食品用包装袋において、前記クリアシートは、前記汚れ防止部と重合部とが一体であり、端部が折り返されて重合部が汚れ防止部に重なり合っていることが好ましい。
この食品用包装袋によれば、クリアシートの端部が折り返されることによって、汚れ防止部に重なり合う重合部が設けられるため、1枚のクリアシートから汚れ防止部と重合部とを容易に形成することができる。
また、前記本発明に係る食品用包装袋において、前記クリアシートは、前記汚れ防止部と重合部とが別体であり、両エッジが重なり合って貼着されていてもよい。
この食品用包装袋によれば、クリアシートは、別体の汚れ防止部と重合部とが貼着され、しかも、汚れ防止部と重合部との両エッジが重なり合っていることにより、汚れ防止部と重合部との境目がシャープになり、包装フィルムをより一層折り込みやすくすることができる。
本発明によれば、食品用包装袋は、クリアシートが重なり合う汚れ防止部と重合部とを備え、この境目が正面部と底部との境界に位置することにより、重合部が当て板のようになって、正面部と底部との境界で一方の包装フィルムを折り込むことができる。したがって、正面部と底部との境界が一定となり、食品を包装した本発明に係る食品用包装袋は高さが一致し、頂部が揃うように陳列することができる。また、正面部と底部との境界が折り込まれ、折り目が付けられることにより、この境界に外力が加えられても変形しにくくなり、包装された食品が型崩れせず、商品価値が低下しないようにすることができる。
本発明に係る食品用包装袋の一実施形態について、図1から図9を参照しながら説明する。なお、従来と同一部分は、同一符号を付して説明する。
本実施形態の食品用包装袋(包装袋)は、食品、例えば三角形状のサンドイッチSを包装するもので、図1に示すように従来と同様、重ね合わされている2枚の台形状の包装フィルム(表フィルム11、裏フィルム12)がシールされることによって袋本体10とヘッダ部30が形成され、袋本体10とヘッダ部30との境界のシールによって封止部13が設けられている。
そして、両フィルム11,12がシールされないで設けられる開口部14が長方形状に開口され、袋本体10内にサンドイッチSが挿入されると、表フィルム11の中間部に長方形状の正面部A、裏フィルム12の中間部に長方形状の背面部B、表フィルム11と裏フィルム12に跨って一対の三角形状の側面部C,Cがそれぞれ設けられ、さらに開口部14側の表フィルム11と裏フィルム12とが折り込まれることによって底部Dが設けられる。
このような包装袋は、正面部Aとなる部位の表フィルム11の裏面にクリアシート50が重ね合わされる。本実施形態におけるクリアシート50は、前記封止部13付近から正面部Aと底部Dとの境界Eまで配置される汚れ防止部51と、この汚れ防止部51の一方の端部(下端部)に1層または2層以上に重ね合わされる帯状の重合部52とを備えている。この汚れ防止部51と重合部52との境目53が正面部Aと底部Dとの境界Eに位置し、重合部52は底部Dとなる部位の表フィルム11には重ね合わされていない。この汚れ防止部51、重合部52そして表フィルム11が重なり合っている部位は、例えば2か所のポイントシールPなどによって貼着されている。
また、クリアシート50の他方の端部(上端部)には、図1および図2に示すように、汚れ防止部51から分離して、ヘッダ部30内に配置される補強部54が設けられている。汚れ防止部51は、袋本体10内の封止部13付近で補強部54から分離し、サンドイッチSの動きに追従し、表フィルム11が具材によって汚れないようにされている。
そして、ヘッダ部30内の補強部54は芯地のようになり、ヘッダ部30が強靭なものとされる。また、補強部54の下端部は、封止部13でシールされ、折れ曲がりにくいようにされている。さらに、補強部54には、図3に示すように、1層または2層以上の重合部55が重ね合わされ、この重合部55も封止部13にシールされることにより、ヘッダ部30が封止部13で折れ曲がらないようにすることもできる。
ここで、このようなクリアシート50の形成方法について説明する。ヘッダ部30内に配置される補強部54に重合部55を重ね合わせないクリアシート50は、図4(a)の仮想線に示すように、汚れ防止部帯151の両側縁に重合部帯152,152を設けた原反150の両側縁を、図4(a)の実線に示すように裏面方向に折り返し、各重合部帯152,152を汚れ防止部帯151に重ね合わせた帯状シート155から形成され、あるいは図4(b)の仮想線に示すように、汚れ防止部帯151のみの原反150の裏面側の両側縁に帯状テープ153,153を貼着することによって、図4(b)の実線に示すように汚れ防止部帯151の両側縁に重合部帯152,152を重ね合わせた帯状シート155から形成される。
また、補強部54に重合部55を重ね合わせるクリアシート50は、図5(a)の仮想線に示すように、汚れ防止部帯151の両側縁に重合部帯152,152を設けた原反150の両側縁を、図5(a)の実線に示すように同一方向に折り返し、重合部帯152,152を汚れ防止部帯151に重ね合わせるとともに、汚れ防止部帯151の中心線上に帯状テープ153を貼着して3本の重合部帯152,152,152を設けた帯状シート155から形成され、あるいは図5(b)の仮想線に示すように、汚れ防止部帯151のみの原反150の裏面側の両側縁と中心線上とに帯状テープ153,153,153を貼着することによって、図5(b)の実線に示すように3本の重合部帯152,152,152を設けた帯状シート155から形成される。
そして、図4(a)、図5(a)に示すように、重合部帯152を折り返して汚れ防止部帯151に重ね合わせた帯状シート155は、重合部帯152と汚れ防止部帯151との境目がシャープとなるように折り目が付けられ、また、重合部帯152と汚れ防止部帯151とは、重ね合わされた状態を維持するように貼着される。この貼着は、ポイントシールやストライプシールなどで熱溶着するもの、あるいは全面にパートコート剤などの接着剤を塗布するものなど限定するものではない。
また、重合部帯152は、図示したように原反150の両側縁を1回のみ折り返すと1層だけ設けられ、経本折りまたはアコーデオン折りと呼ばれる外折りにより、2層以上設けることができる。
一方、図4(b)、図5(b)に示すように、重合部帯152を帯状テープ153によって設けるときは、帯状テープ153のエッジ153aと汚れ防止部帯151のエッジ151aとが一致するように重ね合わされる。そして、帯状テープ153は、好ましくは同じ幅のものを複数枚積層することにより、2層以上の重合部帯152を設けることができる。
このように重合部帯152を重ね合わせた汚れ防止部帯151の幅は、クリアシート50の長さの2倍とされ、中心線で二分割され、そして幅方向に切断されることにより、クリアシート50が形成される。したがって、いずれの汚れ防止部帯151の中心線にも、切込156が入れられている。また、汚れ防止部帯151の中心線上に重合部帯152が重なり合っているときは、この重合部帯152の中心線にも切込156が入れられている。
そして、汚れ防止部帯151の裏面に重合部帯152を重ね合わせた帯状シート155は、図6に示すリール161に巻き取られる。帯状シート155は、汚れ防止帯151の両側縁に重合部帯152が重ね合わされているため、帯状シート155は、円錐形に偏肉してリール161に巻き取られない。特に、汚れ防止部帯151の中心線上に重合部帯152が設けられている帯状シート155は、中心線の部分が窪むことがなく、円柱状に巻き取られる。
そして、リール161に巻き取られた帯状シート155は、クリアシート供給機(図示せず)によって切断され、クリアシート50が形成される。このクリアシート50は、表フィルム11の原反111の裏面に貼着される。表フィルム11の原反111は、図6に示すように、水平方向に搬送される裏フィルム12の原反112の上側を蛇行して搬送される。したがって、表フィルム11の原反111の裏面が上向きとなる位置があり、この位置でクリアシート50が貼着される。
ただし、包装袋は図7に示すように、重なり合った表フィルム11の原反111と裏フィルム12の原反112に、二字形の端部ヒータ121とハ字形のヒータカッター122が接離することによって製造される。したがって、表フィルム11と裏フィルム12の両原反111,112の両側部にヘッダ部30と開口部14とが交互に連続して形成される、換言すれば包装袋が交互に逆向きに形成される。ここでは、上流から下流の方を見たときに、ヘッダ部30が、右側にある包装袋を右向きといい、左側にある包装袋を左向きという。
一方、帯状シート155は、図8および図9に示すように、汚れ防止部帯151の両側縁に重合部帯152が形成され、切込156が形成された中心線で切断され、そして、幅方向に切断されるため、帯状シート155の左側部分と右側部分とにクリアシート50が2枚ずつ連続して形成される。リール161から繰り出された帯状シート155を上流から下流の方を見たときに、切断された右側のクリアシート50が左向きの包装袋となる部位に貼着され、切断された左側のクリアシート50が右向きの包装袋となる部位に貼着される。
また、クリアシート50は、ヘッダ部30内に配置される補強部54と汚れ防止部51とに分離される。したがって、クリアシート供給機は、リールから繰り出される帯状シート155を中心線の切込156で長さ方向に切断し、補強部54と汚れ防止部51とを形成するように長さ方向に切断し、そして幅方向にも切断してクリアシート50を形成し、さらに、このクリアシート50を表フィルム11の原反111の搬送方向に向かって左右に振り分け、クリアシート50と表フィルム11の原反111とをポイントシールする機能を備えている。
なお、汚れ防止部帯151の中心線上に重合部帯152が設けられた帯状シート155の場合は、当然、中心線上の汚れ防止部帯151も切断される。また、クリアシート50は汚れ防止部51と重合部52とが既に貼着されているが、この貼着部分に重ねて表フィルム11の原反111とポイントシールPしてもよいし、異なる部位にポイントシールPしてもよい。
そして、切断されて形成された補強部54も、表フィルム11の原反111にポイントシールPされ、搬送されている表フィルム11の原反111から脱落しないようにされている。また、補強部54に重合部55が重なり合っているときは、補強部54と重合部55とが表フィルム11の原反111にポイントシールPされる。このようにして表フィルム11の原反111の裏面にクリアシート50が貼着される。なお、補強部54に重合部55が重ね合わされている実施形態について、以下、「(そして重合部55)」と記載する。
他方、裏フィルム12の原反112の裏面には、図6に示すように、リール162から繰り出されるカットテープ33の原反113を切断して形成されたカットテープ33が貼着される。そして、表フィルム11と裏フィルム12の両原反111,112は、図7に示すように重ね合わされ、二字形の端部ヒータ121とハ字形のヒータカッター122が接離することにより、包装袋が交互に逆向きとなって製造される。
この包装袋は、正面部Aと底部Dとの境界Eにクリアシート50の汚れ防止部51と重合部52との境目53が位置するようにクリアシート50が表フィルム11に貼着され、ヘッダ部30内に補強部54(そして重合部55)が収納されている。また、補強部54(そして重合部55)は、二字型の端部ヒータによって封止部13にシールされる。
このような包装袋の開口部14から袋本体10内にサンドイッチSを挿入すると、袋本体10に正面部A、背面部B、側面部C,Cが設けられ、開口部14側の表フィルム11と裏フィルム12を折り込むことによって底部Dが設けられる。このとき、表フィルム11が40μm以上の厚いプラスチックフィルムで形成されていても、重合部52が当て板のようになるため、正面部Aと底部Dとの境界Eは、鋭角に折り込まれ、一定の位置に設定される。したがって、この包装袋は、サンドイッチSが収納され、多数個が陳列されたときに高さが揃い、また、正面部Aと底部Dとの境界Eに外力が加えられても変形しにくくなる。
そして、この包装袋のヘッダ部30内には補強部54(そして重合部55)が収納されているため、ヘッダ部30が折れ曲がらないようにされている。したがって、ヘッダ部30に商標などが付されていても、商標などが目に付く状態が維持される。
なお、本発明は、前記の実施形態に限定することなく、特許請求の範囲に記載した技術的事項の範囲内において種々変更することができる。例えば、クリアシート50は、カットテープ33がない背面部Bにも配置されるようにしてもよい。このクリアシート50は、汚れ防止部51が背面部Bを構成する部分の裏フィルム12の裏面に重ね合わされ、重合部52が背面部Bと底部Dとの境界Eから封止部13に向けて前記汚れ防止部51に重ね合わされる。この汚れ防止部51と重合部52との境目53が背面部Bと底部Dとの境界Eに位置することにより、背面部Bと底部Dとの境界Eに折り目を付けることができる。
また、本発明の食品用包装袋は、直角三角形状のサンドイッチSに限定することなく、四角形状のケーキその他の各種の食品を包装するものとしても使用することができる。
本発明に係る食品用包装袋の一実施形態を示す正面図である。 本発明に係る食品用包装袋の一実施形態を示す側面断面図である。 本発明に係る食品用包装袋の図2と異なる実施形態を示す側面断面図である。 本発明に係る食品用包装袋の実施形態であって、(a)はクリアシートの原反を示す側面図、(b)は(a)と異なるクリアシートの原反を示す側面図である。 本発明に係る食品用包装袋の図4と異なる実施形態であって、(a)はクリアシートの原反を示す側面図、(b)は(a)と異なるクリアシートの原反を示す側面図である。 本発明に係る食品用包装袋を製造する一実施形態の工程を示す概略正面図である。 食品用包装袋を製造する工程を示す概略斜視図である。 本発明に係る食品用包装袋を製造する工程の一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係る図8と異なる食品用包装袋を製造する工程の一実施形態を示す概略斜視図である。 従来の食品用包装袋の正面図である。 従来の食品用包装袋の斜視図である。 従来の食品用包装袋の側面断面図である。
符号の説明
10…袋本体
11…包装フィルム(表フィルム)
12…包装フィルム(裏フィルム)
13…封止部
14…開口部
30…ヘッダ部
50…クリアシート
51…汚れ防止部
52…重合部
53…境目
54…補強部
55…重合部
A…正面部
B…背面部
C…側面部
D…底部
E…境界
S…食品(サンドイッチ)

Claims (3)

  1. 重ね合わされている2枚の包装フィルムの両側縁と該両側縁を結ぶ一端側との三方がシールされることにより、該一端側に封止部が設けられ、他端側に開口部が設けられた袋本体と、少なくとも前記一方の包装フィルムの裏面に重ね合わされるクリアシートとを備え、前記袋本体内に食品が挿入されることによって、一方の包装フィルムに正面部、他方の包装フィルムに背面部、両方の包装フィルムに跨って一対の側面部が形成され、さらに、両方の包装フィルムの開口部側を折り込んで底部が形成される食品用包装袋において、
    前記袋本体から前記封止部を挟んで突出するヘッダ部が前記2枚の包装フィルムによって形成され、
    前記クリアシートは、前記封止部側から正面部と底部との境界まで一方の包装フィルムに重ね合わされる汚れ防止部と、前記境界から前記封止部に向けて重ね合わされる重合部と、前記袋本体内で前記汚れ防止部から分離して前記ヘッダ部内に配置され、かつ、前記封止部でシールされる補強部と、該補強部に重ね合わされ、かつ、前記封止部でシールされる重合部を備えていることを特徴とする食品用包装袋。
  2. 前記クリアシートは、前記汚れ防止部と重合部とが一体であり、端部が折り返されて重合部が汚れ防止部に重なり合っていることを特徴とする請求項1に記載の食品用包装袋。
  3. 前記クリアシートは、前記汚れ防止部と重合部とが別体であり、両エッジが重なり合って貼着されていることを特徴とする請求項1に記載の食品用包装袋。
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