JP4463357B2 - ガスを乾燥させる方法と装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、再生可能な乾燥剤への吸着によってガスを乾燥させる方法に関する。この方法においては、ガスを第一の集合体の前記乾燥剤を通して送り、一方乾燥されたガスの一部分を第二の集合体の使用済み乾燥剤を再生するためにこれを通して送り、この再生のためのガス部分を加熱し、水分の吸収のあと、排出し、さらに、第二の集合体の乾燥剤の再生のあと、ガスの流れを逆転して、乾燥されるべきガスを再生された第二の集合体の乾燥剤を通して送り、一方今度は乾燥されたガスの一部分を再生のために第一の集合体の乾燥剤を通して送る。
【0002】
この種の方法は、特に、圧縮ガス、ほとんどの場合圧縮空気、の乾燥のために使用される。コンプレッサーから出てくる圧縮ガスは割合に大きな含水率を有する。水分の一部はこの空気の冷却により分離される。残りの水分は運転(conducts)に不利を生じることがあり、用途によっては望ましくない。
【0003】
【従来の技術】
この種の方法で公知のものとしては、特に、EP−A−0,419,433号明細書に開示されているものが挙げられる。乾燥すべき圧縮空気は第一の塔で乾燥され、一方第二の塔の湿った乾燥剤が乾燥空気の一部分によって再生される。この部分は、塔の半分の高さのところから、塔の軸方向に取りつけられ、電気加熱要素を有する管の下端に導入される。ガスは管内で加熱され、塔の頂部にある湿った乾燥剤内を流れ、下方に流れて、水分を含んで底部から塔を出ていく。
【0004】
この加熱ガスが乾燥剤を加熱することは明らかである。しかし、加熱された乾燥剤は冷えた乾燥剤に比して効果が小さく、したがって再生乾燥剤は、通常、乾燥のために再使用する前に冷却される。乾燥剤が、乾燥に使用するとき、熱すぎると、乾燥ではなく再生が開始される。また、冷却は、乾燥中に露点よりも高温になること(dew point pikes)を避けるためにも必要である。
【0005】
前記公知の方法においては、この冷却は、乾燥圧縮空気の一部分がまだ乾燥剤を通過している間に、電気加熱を停止することによって行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記方法の場合、冷却は、乾燥剤の完全な再生のあとにしか起こりえず、したがって完全な再生と冷却の工程に長い時間がかかる。さらに、冷却のために追加量の乾燥済み空気が必要であり、この消費のために失われる。そのため、エネルギー消費が増大する。
【0007】
本発明は、前記欠点を避け、かつ乾燥剤再生のためのエネルギー消費を最小限に抑えることを可能にする、ガス乾燥法を提供することを試みるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この目的は、再生に使用されるガス部分が少なくとも二つの連続ステップにおいて加熱され、これらのステップが、再生しつつある乾燥剤を通過するガス部分の流れの向きに順次に配置された異なる帯域において実施され、また一つの帯域の乾燥剤が再生されると、ただちにこの帯域における加熱を停止することにより、この帯域が、後続帯域が加熱ガスによってまだ再生されている間に、再生のためのガス部分によって冷却されてしまいうるように、前記ステップを実施され、そして、加熱要素がマイクロ波熱源であり、容器が、少なくとも一つの穿孔スクリーンによって少なくとも二つの帯域に分割され、前記スクリーンが円錐形であり、各スクリーンが、頂部に開口を備え、下端に少なくとも一つのスロットを備えている、ことによって、達成される。
【0009】
明らかに、再生される最初の帯域は、再生のためのガス部分が流入する帯域である。このガス部分はまだ多くの水分を吸収していないからである。
【0010】
これは、乾燥剤の集合体が乾燥のために使用されるときに乾燥されるべきガスが送られる向きとは反対の向きに、再生のためのガス部分がこの乾燥剤集合体を通して送られる場合には、特にそうである。
【0011】
この場合、前記最初の帯域は、乾燥中に少ない量の水分を吸収した帯域である。
【0012】
再生時の加熱ステップしたがって帯域の数は、二つよりも多くすることができる。
【0013】
再生される乾燥剤集合体の帯域の加熱は、いくつかの方法、たとえば電気加熱要素によって、実施することができるが、非常に有効な加熱方法はマイクロ波によるものである。
【0014】
本発明は、また、前記実施態様のいずれかによる方法を適用するのに特に適した装置にも関する。
【0015】
したがって、本発明は、吸着によってガスを乾燥させる装置であって、湿ったガスのための流入管、乾燥ガスのための流出管、これら二つの間にある、再生可能な乾燥剤を充填して平行に設置された少なくとも二つの容器、湿ったガスの乾燥のために、流入管を一つの容器の流入口と他の容器の流入口とに交互に接続する手段、乾燥剤の再生のために、流入管に接続されていない容器に乾燥ガスの一部分を戻すための手段、およびいずれの容器にも備えられた加熱手段から成り、前記加熱手段が少なくとも二つの加熱要素から成り、これらの加熱要素が、容器を通過するガスの流れの向きに、異なった帯域に順次に配置されており、かつ別々にスイッチのオン・オフができる、吸着によってガスを乾燥させる装置において、各帯域における含水率を直接または間接に測定するための手段、および該手段によって測定された含水率の値に応じて個別に加熱要素を制御するための、前記装置に接続された制御装置を有し、そして、加熱要素がマイクロ波熱源であり、当該容器の異なった帯域が、少なくとも一つの穿孔スクリーンによって規定され、ここで、前記スクリーンが円錐形であり、各スクリーンが、頂部に開口を備え、下端に少なくとも一つのスロットを備えている、ことを特徴とする、吸着によってガスを乾燥させる装置、に関する。
【0016】
US−U−5,485,686号明細書には、再生可能な乾燥剤を充填した二つの容器を有し、各容器に二つのヒーターコイルを一つが他の上方にあるように取りつけた乾燥装置が開示されている。容器内の空気が乾燥している場合、その乾燥空気を最適温度に加熱してその空気を使用するために、その容器内の下部ヒーターコイルのみのスイッチが入れられる。これは、熱可塑性樹脂の乾燥である。容器内の乾燥剤の再生中には、両方のヒーターコイルのスイッチが入れられる。
【0017】
本発明によれば、好ましくは、加熱要素はマイクロ波熱源である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を実施例を用いて、添付の図面を参照しつつ、本発明を説明する。
【0019】
図1は、コンプレッサー設備を示し、この設備は、実質的に、コンプレッサー1、ならびに該コンプレッサーの圧縮空気導管2に順次に取りつけられた、アフタークーラー3、圧力容器4、油分離器5、および吸着乾燥機6によって構成される乾燥装置、から成る。
【0020】
図2にもっと詳しく示すように、この吸着乾燥機6は、二つの塔または直立容器7および8から成り、これらは、流入管9と流出管10との間に、平行に取りつけられ、また乾燥剤11たとえばシリカゲルが充填されている。
【0021】
流入管9は、圧縮空気導管2の、容器7および8の前にある部分から成り、第一の空気圧制御三方弁12と該弁に接続された二つの導管13および14のうちの一つとによって、それぞれ容器7または容器8に接続されている。
【0022】
流出管10は、圧縮空気導管2の、容器7および8のあとにある部分から成り、二つの導管15および16によってそれぞれ容器7および8に接続されている。
【0023】
導管15には、逆止め弁17が取りつけてあり、導管16には、逆止め弁18が取りつけてある。二つの逆止め弁17および18はガスが容器7または8に逆戻りするのを防ぐものである。
【0024】
変形態様においては、二つの逆止め弁17および18を単一の三方弁で置き換えることができる。
【0025】
どちらの逆止め弁17、18にも、絞り弁20を有する導管19によって分路が設けられている。
【0026】
導管13および14は、空気流出管21または22に接続され、これらの管は空気圧制御弁23または24によって閉鎖することができる。
【0027】
容器7および8のそれぞれに、加熱手段が取りつけてあり、これらの加熱手段は、いくつか(示されている例では、二つ)の加熱要素から成り、これらの加熱要素は、容器の高さ方向のいくつかの帯域に配置されている。
【0028】
容器7はたとえば二つの加熱要素25および26、より詳しくは電気抵抗、を有し、一方容器8は二つの加熱要素27および28、より詳しくは電気抵抗、を有する。
【0029】
最上部要素25および27は、軸方向に延びる管29の内部に取りつけてあり、管29は容器7または8の頂部近くが穿孔されており、また下端が容器7または8の半分の高さ付近で導管15または16に接続されている。
【0030】
管29は、その穿孔により、容器7または8の上部帯域30に開口している。
【0031】
加熱要素26および28は、容器7または8の下部帯域31内の乾燥剤11内に配置してある。
【0032】
加熱要素26および28と乾燥剤11との直接接触は避けるのが好ましく、これらの加熱要素26および28が電気抵抗である場合には特にそうであり、乾燥剤中のホットスポットの形成が避けられるようにする。したがって、抵抗線をたとえば放熱材料で包囲することができる。
【0033】
加熱要素25、26、27、および28は、制御装置34によって、個別にスイッチを入れたり切ったりすることができる。
【0034】
逆止め弁17および18にはともに導管19によって分路されており、導管19はやはり前記制御装置34によって制御することのできる弁20によって閉鎖することができる。
【0035】
前記制御装置34は、空気圧制御弁23および24ならびに三方弁12をも制御する。
【0036】
前記装置は次のように作動する。
【0037】
コンプレッサー1によって生成される圧縮空気は、アフタークーラー3内で冷却され、圧力容器4に蓄えられて、ここでさらに冷却される。その結果、圧縮空気中の水分の一部が凝縮する。凝縮水は、図1には示さないが、あるやり方で分離される。
【0038】
圧縮空気は、油分離器5での油分離のあと、流入管9を通って吸着乾燥機6にはいる。
【0039】
三方弁12が図2に示す位置にある場合には、圧縮空気は、導管13を通って容器7にはいり、ここで空気の残りの水分が乾燥剤11に吸着される。
【0040】
加熱要素25および26のスイッチが切られ、弁23が閉じられる。
【0041】
乾燥された空気は、容器7から管29と導管15を通って出ていき、逆止め弁17を通って流出管10に達する。逆止め弁18は空気が導管16にはいるのを防ぐためのものである。
【0042】
しかし、容器8内の乾燥剤11がすでに乾燥のために使用されて水分で飽和している場合、乾燥空気の小さな部分たとえば3〜8vol%が、分路導管19を通って導管16に達する。
【0043】
乾燥空気のこの部分は、容器8内の管29内で膨張する。加熱要素27および28は、制御装置34によってスイッチが入れられ、また弁24が開かれる。
【0044】
この空気部分は、まず、加熱要素27によって120〜250℃の温度まで加熱され、上部帯域30にはいり、乾燥剤11を通って下方に流れる。空気のこの部分は、さらに下部帯域31の加熱要素28によって加熱される。
【0045】
この加熱空気により、容器8内の乾燥剤11が再生される。加熱要素28は、帯域30で前記空気部分を飽和させた水分の凝縮を防ぎ、この空気がその高温のためさらに多くの水分を吸収することを可能にする。
【0046】
水分を吸収した再生用の空気は、弁24が開いた流出管22を通して排出される。
【0047】
再生用の空気部分は、まず、頂部から水分を吸収する。この空気は、頂部が乾燥しているほど、乾燥剤11の下側の層からより多くの水分を吸収することができる。上部帯域30の乾燥剤11は、下部帯域31の乾燥剤11よりも先に乾燥し、したがって再生される。
【0048】
このことは、乾燥剤11による乾燥中、湿った空気が底部から頂部に向かって流れるため、再生の開始時に、下部帯域31の乾燥剤11が上部帯域30の乾燥剤11よりも多くの水分を含むという事実により、一層真実である。
【0049】
ある時間の経過後、すなわち上部帯域30の乾燥剤11が乾燥したと考えられるとき、または好ましくはこの帯域30の含水率を測定するセンサーによりこの帯域30の乾燥剤11の乾燥が示されたあと、制御装置34により、加熱要素27のスイッチが切られる。
【0050】
この含水率は、温度の測定により間接的に測定することができる。帯域30の下端の空気の温度が、150〜200℃の範囲にある最高温度に到達したならば、この帯域30の乾燥剤11から吸収すべき水は存在しない。
【0051】
これが意味するのは、再生用の空気部分が、前に加熱された上部帯域30の乾燥剤11を冷却し、一方下部帯域31の空気は加熱要素28によりまだ加熱されており、この帯域31の乾燥剤11をまだ乾燥し続けている、ということである。
【0052】
この帯域31の乾燥剤11も乾燥した場合、制御装置34は加熱要素28のスイッチを切り、帯域31が冷却される。この乾燥は、帯域31の出口における温度を測定することにより、検出することができる。最後に、弁24が閉じられる。
【0053】
容器7の乾燥剤11がもはや有効でなく、再生しなければならない場合、制御装置34は三方弁12の位置を切り替え、今度は管9が導管14に接続されるようにする。今度は容器8の再生済み乾燥剤11が乾燥に使用され、一方容器7の乾燥剤11が、容器8の乾燥剤に関して前述したのとまったく同じやり方で再生される。この再生の開始時に、弁23が開かれ、したがって圧力を容器7から解放することができ、再生を周囲圧力で実施することができる。
【0054】
この再生の終了において、上部帯域30がすでに冷却されているときに、下部帯域31はまだ再生されているので、再生済み乾燥剤11の総冷却時間が短縮される。
【0055】
そのため、各容器7および8に使用する乾燥剤11の量を少なくすることができ、またより小さな容器を使用することができる。さらに、再生用の容器からの放射熱損失が小さくなり、エネルギー消費が少なくなる。
【0056】
明らかに、各容器7または8の帯域30および31の数、したがって加熱要素25、26または27、28の数は、二つよりも多くすることができる。また、電気加熱要素以外の加熱手段をも使用することができる。
【0057】
図3および4に、吸着乾燥機6のもう一つの実施態様を示す。この乾燥機6は、容器7および8の構造が異なっているという点においてのみ、前述の乾燥機6と異なっている。より正確に言うと、これらの容器7および8が、五つの帯域33、34、35、36、および37に分割され、これらのうち四つはマイクロ波熱源38、39、40、または41によって個別に加熱することができる、という点においてのみ異なっている。
【0058】
乾燥機6の、容器7を構成する部分のみを示すが、容器8も同じである。
【0059】
マイクロ波熱源38〜41の各々は、容器7の外側に取りつけられた発生器42と、加熱すべき帯域33〜36の一つの内部に延びたアンテナ43とから成る。最下段の帯域37には、加熱手段は備わっていない。
【0060】
帯域33〜36の各々は、制御装置34を通じて、その帯域に属するマイクロ波熱源38、39、40、または41の発生器42に接続する、その帯域内の含水率を検出するセンサー44をも有している。
【0061】
帯域33〜37は、熱源38〜41から放射されるマイクロ波を対応する帯域内に制限する金属製の穿孔スクリーン45によって、互いに分離されている。スクリーン45はたとえばステンレス鋼製である。
【0062】
スクリーン45の穿孔は、たとえば約1mmの直径を有するが、一方乾燥剤粒子は直径2〜5mmのビーズであり、したがってスクリーン45はマイクロ波を閉じ込めるだけでなく、乾燥剤をも保持する。
【0063】
スクリーン45は円錐形であって、乾燥剤11を容器7の直径全体に分布させるようになっており、また乾燥剤11の隙間なしの充填が行われるようになっている。
【0064】
容器7における乾燥剤11の充填と取り出しができるように、スクリーン45には、頂部に、開口46たとえば直径約2cmの円形開口46が備えてあり、また下端に、いくつかのスロット47たとえば四つの三角スロット47が備えてある。
【0065】
さらに、容器7には、頂部に二つの充填プラグ48が、底部に二つの取り出しプラグ49が備えてある。
【0066】
パージ空気ノズル51を有するパージ管50が導管15に接続されている。
【0067】
この乾燥装置は、前述のものと同じように作動する。ただし、乾燥剤11の再生中、再生用の空気部分の加熱はマイクロ波によって四つの帯域33〜36において順次に行われ、その際、当該帯域の乾燥剤11が乾燥したことをセンサー44が検出すると、ただちにその帯域を加熱するマイクロ波発生器42が停止される。
【0068】
帯域33〜36は、頂部から底部へ順次に乾燥され、したがって再生後再生用の空気部分によって再度加熱されることはなく、冷却される。
【0069】
乾燥剤11の充填は、充填プラグ48を開けて、乾燥剤11を容器7に注入することによって行われる。乾燥剤11はスクリーン45のスロット47と開口46とを通って落下し、帯域33〜37の各々を満たす。
【0070】
乾燥剤11を入れ替えるための取り出しは、取り出しプラグ49をはずし、乾燥剤11を開口46およびスロット47を通して落下させることによって行われる。
【0071】
前記の二つの実施態様において、容器7または8内の乾燥剤11の再生中、ガスは容器の頂部から底部へ流れる。明らかに、本発明はガスが底部から頂部に流れる逆向きのガス流の場合にも適用できる。
【0072】
その場合、各帯域の加熱は、底部から頂部へ順次に停止される。底部帯域の加熱が停止されたとき、上方の帯域はまだ加熱されている。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】 本発明によるガス乾燥装置を備えたコンプレッサー設備の模式図である。
【図2】 図1の設備のガス乾燥装置を示す模式図である。
【図3】 図2の装置の一部を、本発明の他の実施態様に関して拡大して示す図である。
【図4】 図3の線IV−IVに沿う断面図である。
【符号の説明】
【0074】
6 吸着乾燥機
7、8 乾燥剤容器
9 湿ったガスの流入管
10 乾燥ガスの流出管
11 乾燥剤
30、31、33〜37 帯域
34 制御装置
38〜41 加熱要素
44 含水率を測定する手段
45 穿孔スクリーン
46 開口
47 スロット
48 充填プラグ
49 取り出しプラグ

Claims (4)

  1. 再生可能な乾燥剤(11)への吸着によりガスを乾燥させる方法であって、ガスを第一の集合体の前記乾燥剤(11)を通して送り、一方乾燥されたガスの一部分を第二の集合体の使用済み乾燥剤(11)を再生するためにこれを通して送り、この再生のためのガス部分を加熱し、水分の吸収のあと、排出し、さらに、第二の集合体の乾燥剤(11)の再生のあと、ガスの流れを逆転して、乾燥されるべきガスを再生された第二の集合体の乾燥剤(11)を通して送り、一方今度は乾燥されたガスの一部分を再生のために第一の集合体の乾燥剤を通して送る方法において、再生のために使用されるガス部分が少なくとも二つの連続ステップにおいて加熱され、これらのステップが、再生しつつある乾燥剤(11)を通過するガス部分の流れの向きに順次に配置された異なる帯域(30、31または33〜36)において実施され、また一つの帯域(30、31または33〜36)の乾燥剤(11)が再生されると、ただちにこの帯域(30、31または33〜36)における加熱を停止することにより、この帯域(30、31または33〜36)が、後続帯域(30、31または33〜36)が加熱ガスによってまだ再生されている間に、再生のためのガス部分によって冷却されてしまいうるように、前記ステップが実施され、そして、加熱要素がマイクロ波熱源(38〜41)であり、容器が、少なくとも一つの穿孔スクリーン(45)によって少なくとも二つの帯域(33、34、35、36、37)に分割され、前記スクリーン(45)が円錐形であり、各スクリーン(45)が、頂部に開口(46)を備え、下端に少なくとも一つのスロット(47)を備えている、ことを特徴とする方法。
  2. 吸着によってガスを乾燥させる装置であって、湿ったガスのための流入管(9)、乾燥ガスのための流出管(10)、これら二つの間にある、再生可能な乾燥剤(11)を充填して平行に設置された少なくとも二つの容器(7、8)、湿ったガスの乾燥のために、流入管(9)を一つの容器(7、8)の流入口と他の容器(7、8)の流入口とに交互に接続する手段、乾燥剤(11)の再生のために、流入管(9)に接続されていない容器(7、8)に乾燥ガスの一部分を戻すための手段、およびいずれの容器(7、8)にも備えられた加熱手段から成り、前記加熱手段が少なくとも二つの加熱要素(38〜41)から成り、これらの加熱要素が、容器(7、8)を通過するガスの流れの向きに、異なった帯域(33〜36)に順次に配置されており、かつ別々にスイッチのオン・オフができる、吸着によってガスを乾燥させる装置において、各帯域(33〜36)における含水率を直接または間接に測定するための手段(44)、および該手段(44)によって測定された含水率の値に応じて個別に加熱要素(38〜41)を制御するための、前記装置(44)に接続された制御装置(34)を有し、そして、加熱要素がマイクロ波熱源(38〜41)であり、当該容器(7、8)の異なった帯域(33〜36)が、少なくとも一つの穿孔スクリーン(45)によって規定され、ここで、前記スクリーン(45)が円錐形であり、各スクリーン(45)が、頂部に開口(46)を備え、下端に少なくとも一つのスロット(47)を備えている、ことを特徴とする、吸着によってガスを乾燥させる装置。
  3. 容器(7、8)が、加熱要素(38〜41)によって加熱できる二つよりも多くの帯域(33〜36)に分割されていることを特徴とする請求項に記載の装置。
  4. 各容器(7、8)が、頂部に少なくとも一つの充填プラグ(48)を有し、底部に取り出しプラグ(49)を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の装置。
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