JP4460346B2 - 抜け止め連結構造および弁装置 - Google Patents

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Description

この発明は、抜け止め連結構造および弁装置に関し、特に、嵌め込み式の抜け止め連結構造およびその抜け止め連結構造を適用される電磁弁等の弁装置に関するものである。
嵌め込み式の抜け止め連結構造は、ピン・軸状部材を穴付き部材の貫通孔に通し、ピン・軸状部材と穴付き部材とを抜け止め連結するものである。
このような抜け止め連結構造は、取付部材をその取付片に穿設された貫通孔に、本体側のスタットピンを通し、スタットピンの先端近傍に形成された周溝にスナップピンを嵌合させるもの(例えば、特許文献1)、穴付き部材に相当する円筒状の電磁コイルユニットをピン・軸状部材に相当する固定鉄心の外周に差し込み、U字状の切り欠きを有する板ばねを固定鉄心の周溝に差し込んで電磁コイルユニットの固定を行うもの(例えば、特許文献2)、門形の弾性係止部材を固定鉄心の周溝に差し込んで電磁コイルユニットの固定を行うもの(例えば、特許文献3)等、種々の部品の取り付けに用いられている。
しかし、スナップピンや板ばねを用いて抜け止め連結するものは、ワンタッチで抜け止め連結することができず、スナップピンや板ばねが小さい別部品として存在し、着脱毎にそれら部品を抜き取るため、部品(スナップピン、板ばね)を紛失する虞れがあると共に、取り付ける際に力を加えにくいという不具合がある。
門形の弾性係止部材を固定鉄心の周溝に差し込んで電磁コイルユニットの固定を行うものは、ワンタッチでの抜け止め連結を可能にするが、ワンタッチ取付が軽快に行われることと、所要の抜け止め強度を確保することとが相反し、所要の抜け止め強度を得ようとすると、ワンタッチ取付時に要する押し込み荷重が増し、ワンタッチ取付の容易性が損なわれる。特に、押し込み初期に要する押し込み荷重が大きいと、ワンタッチ取付が行い難くなり、ワンタッチ取付の軽快性、容易性が大きく損なわれることになる。
特開2002−300347号公報 実開昭59−94674号公報 実開昭62−96807号公報
この発明が解決しようとする課題は、ワンタッチ式の抜け止め連結構造において、押し込み初期に要する押し込み荷重を軽減して、所要の抜け止め強度を確保することと、ワンタッチ取付の軽快性、容易性を両立することである。
この発明による抜け止め連結構造は、ピン・軸状部材を穴付き部材の貫通孔に通し、前記ピン・軸状部材と前記穴付き部材とを抜け止め連結する抜け止め連結構造において、前記ピン・軸状部材の外周に周溝が形成され、前記穴付き部材にU字形の係止ばね線材が装着されており、当該係止ばね線材は、互いに対をなし、各々前記貫通孔の外周近傍を接線方向に延在して前記貫通孔の径方向に弾性変形可能な脚部を有し、前記穴付き部材には、前記係止ばね線材のU字ターン側を保持するU字ターン側保持部と、それとは反対の前記対をなす脚部の各々の自由端側の径方向外方への変形を規制する反力受け部とが設けられるとともに、前記係止ばね線材の脚部が前記反力受け部と当接する部位より自由端側の部位にて前記脚部の各々の径方向外方への変形を規制する初期設定用保持部が前記穴付き部材に設けられ、前記ピン・軸状部材が前記貫通孔に挿入されることにより、前記係止ばね線材の前記脚部が径方向外方への最大変形状態を経て前記ピン・軸状部材の前記周溝に嵌り込み、前記ピン・軸状部材と前記穴付き部材とを抜け止め連結するものであり、前記貫通孔に前記ピン・軸状部材が通されていない初期状態では、前記反力受け部と前記係止ばね線材の前記脚部との間に径方向の間隙があり、かつ、前記初期設定用保持部は、前記係止ばね線材の前記脚部の自由端側を弾性変形状態で受け止め、該係止ばね線材の初期状態を設定しており、前記係止ばね線材の前記脚部が前記ピン・軸状部材の前記周溝に嵌り込んだ抜け止め連結状態では、前記係止ばね線材の前記脚部が弾性変形状態で前記反力受け部に押し付けられる。
この発明による抜け止め連結構造は、好ましくは、前記ピン・軸状部材の先端外周縁がR加工あるいは面取り加工されている。
この発明による弁装置は、上述の発明による抜け止め連結構造を電磁コイル組立体の取り付けに適用された弁装置であり、前記ピン・軸状部材が弁ハウジング側に設けられたプランジャチューブであり、前記穴付き部材が前記プランジャチューブの外周に装着される電磁コイル組立体である。
この発明による抜け止め連結構造は、貫通孔にピン・軸状部材が通されていない初期状態では、反力受け部と係止ばね線材の脚部との間に径方向の間隙が設定され、かつ、前記初期設定用保持部は、前記係止ばね線材の前記脚部の自由端側を弾性変形状態で受け止め、該係止ばね線材の初期状態を設定しており、係止ばね線材の脚部がピン・軸状部材の周溝に嵌り込んだ抜け止め連結状態では、係止ばね線材の脚部が弾性変形状態で反力受け部に押し付けられる構造になっているから、貫通孔にピン・軸状部材を通す過程において、換言すると、貫通孔に対するピン・軸状部材の押し込み過程において、反力受け部と係止ばね線材の脚部との間の径方向間隙がなくなるまでは、つまり押し込み初期においては、押し込みに要する押し込み荷重が軽減され、最終的には、つまり、係止ばね線材の脚部がピン・軸状部材の周溝に嵌り込んだ抜け止め連結状態では係止ばね線材の脚部が弾性変形状態で反力受け部に押し付けられるから、反力受け部と係止ばね線材の脚部との間に径方向間隙を設定すると云う簡単な設定だけで、所要の抜け止め強度を確保することと、ワンタッチ取付の軽快性、容易性とが両立する。
この発明による抜け止め連結構造を電磁弁の電磁コイル取付構造に適用した一つの実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示されているように、電磁弁は弁ハウジング11と、弁ハウジング11に取り付けられた入口継手14、出口継手15と、下端を弁ハウジング11に固定されたプランジャチューブ16と、プランジャチューブ16の上端(先端)に固定されてプランジャチューブ16の先端開口を閉じるプラグ部材17と、これらプランジャチューブ16とプラグ部材17の外周に嵌装される電磁コイルユニット21とを有しており、図2に示されているように、弁ハウジング11の内部に弁室12、弁ポート13等を形成されている。
この実施形態では、プランジャチューブ16、プラグ部材17が抜け止め連結構造におけるピン・軸状部材をなし、電磁コイルユニット21が同じく抜け止め連結構造の穴付き部材をなす。
プランジャチューブ16内には、ストップリング18Aを内蔵したプランジャ18、吸引子19、圧縮コイルばね(弁開ばね)20が設けられており、プランジャ18に弁体51が固定連結されている。
電磁コイルユニット21は、コの字形の外凾(ヨーク部材)22と、外凾22の内側に設けられた巻線部23とを有する。外凾22の下片22Aと巻線部23にはプランジャチューブ16の外径にほぼ等しい内径の貫通孔24、25が、外凾22の上片22Bには貫通孔24、25より小径の貫通孔26が貫通形成されている。貫通孔24、25、26は、すべて同心に設けられ、全体で電磁コイルユニット21を上下に貫通している。
なお、この明細書では、貫通孔24〜26の一つの接線方向をX方向、それに直交する貫通孔24〜26の径方向をY方向と称する。
電磁コイルユニット21は、貫通孔24〜26に、プランジャチューブ16、プラグ部材17を通されることにより、換言すると、プランジャチューブ16、プラグ部材17が貫通孔24〜26に挿入されることにより、プランジャチューブ16、プラグ部材17の外周囲に装着され、電磁作用として、吸引子19を選択的に磁化する。
プラグ部材17はプランジャチューブ16の外径とほぼ同一径で、プランジャチューブ16に連続する円柱部17Aと、円柱部17Aより先端側にあって貫通孔26の内径より少し小さい外径の円柱部17Bとを有し、円柱部17Aと円柱部17Bとの円環状の段差上端面35が、貫通孔25と26との径差により上片22Bの下底面側に設けられる段差下端面36に当接することにより、貫通孔24〜26に対するプランジャチューブ16、プラグ部材17の挿入量、つまり、プランジャチューブ16、プラグ部材17に対する電磁コイルユニット21の軸線方向(図1にて上下方向)の取付位置が決まる。
プラグ部材17の円柱部17Bの軸線方向中間部の外周には円環状の周溝37が形成されている。周溝37は、上面側(プラグ部材17の先端側)がテーパ面37Aになっている。テーパ面37Aのプラグ部材17の先端側から段差上端面35の側に向かうに従って外径が小さくなる先細テーパ形状をなしている。
プラグ部材17の先端部17Cは、外周縁をR加工(R面38)されている。このR面38の小径側直径(プラグ部材17の最先端直径)Dminは、後述する初期状態での係止ばね線材31の脚部33、34のY方向の内側間隔Tb(図6(a)参照)より小さい。
なお、プラグ部材17の先端部17Cは、R面38に代えて面取り加工されていてもよい。
外凾22の上片22Bの上面には、図4に示されているように、貫通孔26の両側位置(X方向の両側)に各々、ルーバ加工(プレス加工)によるブリッジ状のU字ターン側保持部29と初期設定用保持部30と、エンボス加工による対をなす反力受け部41、42と、エンボス加工による誤組み付け防止突起43とが形成されている。
U字ターン側保持部29と初期設定用保持部30には、U字ターン側保持部29の側から、U字状のヘアーピン形状をなす係止ばね線材31が抜き差し可能に嵌め込み装着されている。
誤組み付け防止突起43は、初期設定用保持部30の側に形成されており、上述の係止ばね線材31の嵌め込み装着において、係止ばね線材31が初期設定用保持部30の側から差し込まれることを禁止すると共に、U字ターン側保持部29側より係止ばね線材31のU字ターン部32を挿入した場合、誤組み付け防止突起43に当接するまで挿入されることになるが、この場合は、挿入後の係止ばね線材31の形状が内径側に変形した状態となり、プラグ部材17の挿入が不可能となるなど、係止ばね線材31の誤組み付けを防止する。
係止ばね線材31は、U字ターン部32と、U字ターン部32の両側に互いに対をなして略平行に延在する脚部33、34を有し、全体でU字状のヘアーピン形状をなし、全体を、ばね鋼、ステンレス鋼、樹脂等、ばね性を有する材料により構成されている。
U字ターン側保持部29は、係止ばね線材31のU字ターン部32を、径方向(Y方向)に比較的大きい隙間Ta(図6参照)をおいてY方向に関して拘束しない状態で保持し、U字ターン部32の外凾上片22Bよりの浮き上がりを防止する。
初期設定用保持部30は、係止ばね線材31の脚部33、34の各々の径方向(Y方向)外方への変形を規制するものであり、図5に示されているように、係止ばね線材31の脚部33、34のうち反力受け部41、42と当接する部位33A、34Aより自由端側の部位33B、34Bにて、係止ばね線材31の脚部33、34の自由端を弾性変形状態で受け止め、係止ばね線材31の初期状態を、圧縮方向の所定の予荷重Lp(図7参照)を与えられた状態に設定している。
ここで、初期状態とは、貫通孔24〜26に、プランジャチューブ16、プラグ部材17が通されていない状態(図6(a)に示されている状態)を云う。
係止ばね線材31の脚部33、34は、各々貫通孔26の外周近傍を接線方向(X方向)に直線状に延在し、貫通孔26の径方向(Y方向)に弾性変形可能な脚部をなしている。図6(a)に示されているように、初期状態における脚部33と34のY方向の内側間隔Tbは貫通孔26の内径dより小さい。これにより、脚部33、34は、貫通孔26の平面視で、初期状態において、各々貫通孔26の外周縁より径方向内方に位置する部分33C、34Cを含む。
ここで重要なことは、図6(a)に示されているように、初期状態では、反力受け部41、42と係止ばね線材31の脚部33、34の部位33A、34Aとの間に径方向(Y方向)の間隙Tcがあることである。そして、係止ばね線材31の脚部33、34の部分33C、34Cが各々プラグ部材17の周溝37に嵌り込んだ抜け止め連結状態(図6(c)に示されている状態)では、係止ばね線材31の脚部33、34の部位33A、34Aが弾性変形状態で反力受け部41、42に押し付けられる寸法設定であることである。
つぎに、電磁コイルユニット21の取付手順を、図7をさらに参照して説明する。
まず、図2に示されているように、電磁コイルユニット21を、外凾22の下片22A側からプラグ部材17、プランジャチューブ16の外周に嵌装する。換言すれば、電磁コイルユニット21の挿入孔24〜26内に、プラグ部材17、プランジャチューブ16を、挿入孔24の側から挿入する。
この挿入によってプラグ部材17の先端部17C(R面38)が電磁コイルユニット21の貫通孔26の部分に到達すると、図3に示されている、R面38の小径側直径(プラグ部材17の最先端直径)Dminが、図6(a)に示されている、初期状態での係止ばね線材31の脚部33、34のY方向の内側間隔Tbより、小さいことにより、R面38の先端側が係止ばね線材31の脚部33、34の部分33C、34Cとの間に入り込む。これより、さらに、挿入(押し込み)が行われことにより、プラグ部材17のR面38に案内されて脚部33、34の部分33C、34Cが径方向外方(互いに離間する方向)に押し広げられる。
そして、係止ばね線材31の脚部33、34の部分33C、34Cがプラグ部材17の円柱部17Bの通常径部分(R面38の最大径部分)を乗り越える際に、図6(b)に示されているように、脚部33、34の部分33C、34Cが径方向外方への最大変形状態になり、図7の区間Bで示される最大変形状態を経て、図6(c)に示されているように、脚部33、34の部分33C、34Cがプラグ部材17の円柱部17Bに形成されている周溝37に嵌り込む。
これにより、この時、つまり、脚部33、34の部分33C、34Cが周溝37に嵌り込んだ状態下での係止ばね線材31の脚部33、34の弾性変形量によって決まる、図7のC点で示される荷重Lsetに相当する抜け止め強度のもとに、電磁コイルユニット21がプラグ部材17、プランジャチューブ16の外周囲に抜け止め連結(固定)される。
このように、電磁コイルユニット21の取り付け(抜け止め連結)は、電磁コイルユニット21の挿入孔24〜26に、プラグ部材17、プランジャチューブ16を挿入孔24の側から挿入するだけで、何の工具も必要とすることなく、ワンタッチで行われる。
この抜け止め連結状態では、図3に示されているように、係止ばね線材31が弾性変形によるばね荷重によって周溝37のテーパ面37Aに押し付けられるから、それによる軸線方向分力がプラグ部材17と電磁コイルユニット21との間に発生する。この軸線方向分力によって、プラグ部材17の段差上端面35が電磁コイルユニット21の段差下端面36に押し付けられる。これにより、電磁コイルユニット21が軸線方向のがた付きを含むことなくプラグ部材17、プランジャチューブ16に固定されることになる。
上述の抜け止め連結工程、つまり、電磁コイルユニット21の貫通孔24〜26に対するプラグ部材17、プランジャチューブ16の挿入に伴い、係止ばね線材31の脚部33、34の部分33C、34Cがプラグ部材17の円柱部17Bによって径方向外方へ押し広げられる工程において、初期状態では、図6(a)に示されているように、反力受け部41、42と係止ばね線材31の脚部33、34の部位33A、34Aとの間に径方向(Y方向)の間隙Tcがあるから、脚部33、34の部分33C、34Cがプラグ部材17の円柱部17Bによって径方向外方へ押し広げられるに従って間隙Tcが小さくなり、係止ばね線材31の脚部33、34の部位33A、34Aが反力受け部41、42に当接するまでは、つまり、図7の初期点からA点までは、係止ばね線材31の脚部33、34の径方向外方へ弾性変形が、見かけ上、比較的小さいばね係数をもって行われ、これに伴い、挿入に要する力も少なく済むようになる。
図7のA点が、挿入過程におけるプラグ部材17の先端のR面38の中間部位置で現れ、脚部33、34の部分33C、34Cが周溝37に嵌り込んだ図7のC点では、図6(c)に示されているように、係止ばね線材31の脚部33、34の部位33A、34Aが弾性変形状態で反力受け部41、42に押し付けられ、係止ばね線材31の脚部33、34の径方向外方へ弾性変形による反発力が増すから、所要の抜け止め強度を確保した上で、挿入初期(押し込み初期)においては、押し込み(挿入)に要する押し込み荷重が軽減され、反力受け部41、42と係止ばね線材31の脚部33、34との間に、初期状態で径方向間隙Tcを設定すると云う簡単な設定だけで、所要の抜け止め強度を確保することと、ワンタッチ取付の軽快性、容易性とが両立する。
この発明による抜け止め連結構造は、上述の実施形態の電磁弁に限られることなく、種々の型式の電磁弁の電磁コイル取付構造に適用できることは云うまでもない。また、この発明による抜け止め連結構造は、電磁弁の電磁コイル取付構造に限られることはなく、種々の部品の抜け止め連結に適用できる。
その一例として、図8、図9は、軸部材61の端部に貫通孔63を有する取付片62を抜け止め連結した実施形態を示している。なお、図8、図9において、図1〜図6に対応する部分は、図1〜図6に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
また、係止ばね線材31の取り付けは、上述の実施形態のものに限られることなく、図10および図11、図12および図13に示されているような構成にすることもできる。図10〜図13においても、図1〜図6に対応する部分は、図1〜図6に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
この発明による抜け止め連結構造を電磁弁の電磁コイル取付構造に適用した一つの実施形態を示す正面図である。 この発明による抜け止め連結構造を電磁弁の電磁コイル取付構造に適用した一つの実施形態を示す組立断面図である。 一つの実施形態による抜け止め連結構造の要部の拡大断面図である。 この発明による抜け止め連結構造を電磁弁の電磁コイル取付構造に適用した一つの実施形態を示す分解斜視図である。 一つの実施形態による抜け止め連結構造の要部の拡大斜視図である。 (a)〜(c)は一つの実施形態による抜け止め連結構造の要部の各状態での拡大平面図である。 一つの実施形態による抜け止め連結構造の挿入量−荷重特性を示すグラフである。 この発明による抜け止め連結構造の他の実施形態を示す側面図である。 この発明による抜け止め連結構造の他の実施形態を示す平面図である。 この発明による抜け止め連結構造の別の実施形態を示す平面図である。 この発明による抜け止め連結構造の別の実施形態を示す側面図である。 この発明による抜け止め連結構造の他の実施形態を示す平面図である。 この発明による抜け止め連結構造の他の実施形態を示す側面図である。
符号の説明
11 弁ハウジング
16 プランジャチューブ
17 プラグ部材
18 プランジャ
19 吸引子
21 電磁コイルユニット
22 外凾
23 巻線部
24〜26 貫通孔
29 U字ターン側保持部
30 初期設定用保持部
31 係止ばね線材
32 U字ターン部
33、34 脚部
37 周溝
38 R面
41、42 反力受け部
43 誤組み付け防止突起
51 弁体

Claims (3)

  1. ピン・軸状部材を穴付き部材の貫通孔に通し、前記ピン・軸状部材と前記穴付き部材とを抜け止め連結する抜け止め連結構造において、
    前記ピン・軸状部材の外周に周溝が形成され、
    前記穴付き部材にU字形の係止ばね線材が装着されており、当該係止ばね線材は、互いに対をなし、各々前記貫通孔の外周近傍を接線方向に延在して前記貫通孔の径方向に弾性変形可能な脚部を有し、
    前記穴付き部材には、前記係止ばね線材のU字ターン側を保持するU字ターン側保持部と、それとは反対の前記対をなす脚部の各々の自由端側の径方向外方への変形を規制する反力受け部とが設けられるとともに、前記係止ばね線材の脚部が前記反力受け部と当接する部位より自由端側の部位にて前記脚部の各々の径方向外方への変形を規制する初期設定用保持部が前記穴付き部材に設けられ、
    前記ピン・軸状部材が前記貫通孔に挿入されることにより、前記係止ばね線材の前記脚部が径方向外方への最大変形状態を経て前記ピン・軸状部材の前記周溝に嵌り込み、前記ピン・軸状部材と前記穴付き部材とを抜け止め連結するものであり、
    前記貫通孔に前記ピン・軸状部材が通されていない初期状態では、前記反力受け部と前記係止ばね線材の前記脚部との間に径方向の間隙があり、かつ、前記初期設定用保持部は、前記係止ばね線材の前記脚部の自由端側を弾性変形状態で受け止め、該係止ばね線材の初期状態を設定しており、前記係止ばね線材の前記脚部が前記ピン・軸状部材の前記周溝に嵌り込んだ抜け止め連結状態では、前記係止ばね線材の前記脚部が弾性変形状態で前記反力受け部に押し付けられる、
    ことを特徴とする抜け止め連結構造。
  2. 前記ピン・軸状部材の先端外周縁がR加工あるいは面取り加工されていることを特徴とする請求項記載の抜け止め連結構造。
  3. 請求項1または2記載の抜け止め連結構造を電磁コイル組立体の取り付けに適用された弁装置であり、前記ピン・軸状部材が弁ハウジング側に設けられたプランジャチューブであり、前記穴付き部材が前記プランジャチューブの外周に装着される電磁コイル組立体である弁装置。
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