JP4457541B2 - 自動販売機の商品収納装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の円筒状の商品を販売する自動販売機の商品収納装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
缶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の自動販売機では、商品の太さより少し大きい幅を有し、上下方向に蛇行して延びる商品収納通路内に商品を積み重ねて収納し、販売時には、その下端部から順次1個ずつ排出するようにしている。そのような商品収納通路が複数列、前後方向に並設されて商品ラックを形成し、それを複数台組み込んで商品収納装置を構成している。
【0003】
図11は、自動販売機の内部構造を示す図である。図11において、101は自動販売機のドアー、102は内箱、103は貯蔵室、104は貯蔵室103内に設けられた商品収納装置、105は缶、ビン、ペットボトル等の円筒状の商品、106は左右の側板間(図示せず)に配設した通路形成板で、それらにより上下方向に蛇行して商品105を積み重ねて収納する商品収納通路107が形成されている。108は商品収納通路への商品投入口で、後方に向けて下方に傾斜し商品収納通路107に連結している。
【0004】
109は商品収納通路の下端に設けた商品排出機構で、商品収納通路107と商品投入口108と共に並列して4系統が商品収納装置104内に設けられている。110は商品収納装置104の下方に設けられたシュートで、ドアー101に設けられた販売口(図示せず)へ連結するものである。111は圧縮機、112は凝縮器、113は庫内冷却用の蒸発器、114は庫内送風機で、これらは貯蔵室103の下部に配設されている。
【0005】
図12は、従来の商品収納装置の一例を示す図である。図12において、106Aは通路形成板、115は通路形成板106Aの上端に係合する係合ピン、116は通路形成板106Aの下端を支持する支持ピンで、対向して直立する左右の側板117間に商品収納通路107を形成するよう多数対向配置されている。係合ピン115及び支持ピン116は、左右の側板117に設けた取付け穴118に貫通固定される。119は左右に所定間隔をおいて上下に延びる通路形成板106A全体に穿設された複数の長穴、120は商品収納通路107の内側に向かって突出する複数のビードである。また、106aは、長さ調節用のつなぎの通路形成板である。
【0006】
商品排出機構109は、エジェクタ121,122を具えている。エジェクタ121,122は連動し、常時は、エジェクタ121が商品収納通路107中の商品を下から支持し、エジェクタ122は、枠体内に格納されている。そして、商品収納通路107中から商品を排出する場合は、図示しないソレノイドによりエジェクタ121を枠体側に引く。そのとき、エジェクタ121に支持されていた商品が1個落下するが、それと同時に、エジェクタ122が下方に回動し、枠体外に突き出て、その上にある商品が下に落ちないように支える。その後、エジェクタ121,122を元の状態に戻して排出動作が完了する。
【0007】
図13は、従来の通路形成板の他の例を示す図である。この通路形成板は、図12のもののように1枚1枚が円弧状に成形された通路形成板106Aを多数枚連設するのではなく、全長が1枚の金属板で形成されている。図14に示すように、そのような通路形成板106Bを、間隔がほぼ一定になるよう対向配置して商品収納通路127を形成する。
【0008】
その際、通路形成板106Bは商品収納通路127の幅をほぼ一定にして、商品が通路途中で詰まらないようにするため、上下方向に大円弧部(大湾曲部)125と小円弧部(小湾曲部)126とが交互に連なる波形に成形し、商品収納通路127内において、大円弧部125と小円弧部126とが対向するようにしている。123はプレス加工により一体成型された通路形成板106Bに固着する複数の円筒スリーブ状の係止片で、係止片123の先端には切込124を設け、左右の側板の取付け穴に係止片123を貫通した後、その先端を押し広げて左右の側板に係止するようにしている。
【0009】
以上のように構成された自動販売機の商品収納装置104に商品105を収納する場合、商品105は商品投入口108より投入され、商品収納通路107内を落下する。その際、商品105は両側の通路形成板106へ衝突を繰り返し、転がりながら下方へ移動するが、衝突時のエネルギー損失や通路形成板106との摩擦等により速度が減少し、転がり速度は所定以下に抑えられる。
【0010】
その際、通路形成板106への商品105の衝突音が発生し、商品充填中の騒音の原因となるが、図12に示す通路形成板106Aに設けた多数の長穴119やビード120は、このような騒音の発生を減少させる役目を果たしている。
【0011】
また、商品105が通路形成板106に衝突し接触することにより、商品105の外周円が通路形成板106の大円弧部に沿おうとするので、商品105は通路形成板106により水平方向に横向きになるよう姿勢を変える。このような姿勢制御は商品105の落下中の通路形成板106との接触時間が長ければ長いほど有効に作用するため、落下速度の減少も接触時間の増加につながり有効に作用することとなる。
【0012】
商品収納通路127を通過中、上記のような姿勢制御を繰り返し受けながら、商品105は商品排出機構109まで落下し停止する。その後、順次投入された商品105は上方に蛇行しながら積み重なって商品収納通路127内に収納される。商品収納装置104へ収納された商品105は、販売指令により作動する商品排出機構109により、1個ずつシュート110上へ落下し、販売口へ移動する。
【0013】
なお、このような自動販売機の商品収納装置に関連する従来の文献としては、例えば、特開2000-215350号公報(G07F 11/34)がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動販売機の商品収納装置の内、図12に示したような商品収納装置では、部品点数が多くなる上、組み立てに手間がかかってコスト高になるという問題点があった。さらに、隣り合う商品収納通路の間に無駄なスペースSができてしまい、その分、自動販売機の前後方向の寸法が大きくなるという問題点もあった。
【0015】
また、図13,14に示したような商品収納装置では、図12に示したものより部品点数は少なくなっているが、隣り合う商品収納通路の間に2枚の通路形成板が必要になって、その分部品点数が多くなる上、図12に示したものと同様に、無駄なスペースSができるという問題点があった。
【0016】
本発明は、そのような問題点を解決すること、すなわち、前後の通路形成板及び通路仕切板に共通の部材を用いることにより、部品点数を少なくし、かつ、無駄なスペースをなくすことを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の自動販売機の商品収納装置は、対向して直立する左右一対の側板間に、波形状の通路形成板複数枚を平行に対向配置して、蛇行しながら上下方向に延びる商品収納通路を形成し、該商品収納通路の内部に商品を積み重ねて収納するようにした自動販売機の商品収納装置であって、前記通路形成板は、平坦面と、該平坦面の上下に、互いに反対方向に傾斜するように設けられた傾斜面とで山形部が構成され、該山形部の凸方向が上下方向に交互に反転しながら複数回繰り返されるように形成され、前記平坦面には、幅方向に間隔を空けて上下方向に2本の切れ目を入れて形成される帯状部を、前記山形部の凸方向に突出させた突出部を幅方向に複数形成し、前記通路形成板の側縁から折返し弾性板を突設するとともに該折返し弾性板の突設基部の周囲を囲むように、しぼり加工による突条を設け、当該突条を、前記側板の角孔に前記折返し弾性板とともに挿通することにより、通路形成板を側板にスナップフィットで固定するようにしたことを特徴とする。このようにすると、部品点数が少なくなり、かつ、無駄なスペースをなくすことができる。また、折返し弾性板の突設基部が機械的に補強されるとともに、角孔に対しての位置決めも確実になる。
【0022】
請求項2に記載の自動販売機の商品収納装置の製造方法は、ロールに巻回された帯状鋼板を順次ロールから繰り出しながら前記通路形成板を繰り返し形状に連続的に形成し、任意の箇所で切断して所定の長さの通路形成板を製造することを特徴とする。このようにすると、任意の長さの通路形成板を製造でき、つなぎの通路形成板が不要になる。
【0023】
また、請求項3に記載の自動販売機の商品収納装置の製造方法は、前記通路形成板を繰り返し形状に形成する際に、商品収納装置の前後面に配置される通路形成板に必要な加工を施すためのカートリッジを着脱することにより、商品収納装置の前後面に配置される通路形成板と、中間の通路形成板とを作り分けるようにしたことを特徴とする。このようにすると、カートリッジを着脱するだけで、前後面に配置される通路形成板と、中間の通路形成板とを作り分けることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の自動販売機の商品収納装置における通路形成板を示す図であり、図1(イ)は斜視図、図1(ロ)は側面図である。この通路形成板は、図13,14に示したものと同様に、全長が1枚の金属板で形成されている。
【0025】
通路形成板は、互いに反対方向に傾斜する傾斜面1,2の間に平坦面3を有しており、傾斜面1,2と平坦面3とで一つの山形部を構成している。そして、その山形部は、上下方向に凸方向が交互に反転されて複数回繰り返されるように設けられており、平坦面3には、幅方向に間隔を空けて山形部の凸方向に三角状に突出する突出部4を複数形成している。なお、突出部4は、必ずしも三角形状である必要はなく、例えば、円弧状に突出させたものでもよい。さらに、突出部4を通り、突出部4と同方向に突出するビード5,6を長手方向に連続して形成している。また、通路形成板の左右両縁には、通路形成板を側板に固定するためのスナップ片7,8を設けている。
【0026】
図2は、図1のA−A断面図である。図2から明らかなように、ビード5,6は、表側と裏側へ交互に凸となっている。すなわち、通路形成板では、平坦面3と突出部4とが、横方向に交互に形成されており、また、長手方向にも交互に形成されている。そして、ビード5,6を突出部4の凸側の面に突出するように長手方向に連続して形成している。
【0027】
本発明の自動販売機の商品収納装置では、図3に示すように、このような通路形成板10を複数枚平行に配設し、それらの間に商品収納通路11を形成する。そのようにして形成される商品収納通路11では、通路を挟んで突出部4の反対側に平坦面3が対向することになるので、商品収納通路11の幅が全長にわたってほぼ均一になり、商品が通路内で詰まりにくくなる。また、商品収納通路11の内面に全長にわたってビード5,6が形成されているので、商品の転がり摩擦を小さくでき、商品が転がっていく際に発生する騒音も小さくできる。さらに、突出部4は、山形部頂部の平坦面3から突出形成させているので、平坦面3からの高さをあまり大きくすることなく隣接して反対側に突出する突出部4との間の高低差を大きくとれる。そのため、しぼり加工で突出部4を形成するのが容易になる。
【0028】
各通路形成板10は、左右に直立して設けられる側板に取り付けられるが、その固定は、本発明では、図4に示すように、側板12に設けた角孔13に、折返し弾性板よりなるスナップ片7,8を差し込むスナップフィットにより行う。図4(イ)は、通路形成板の取付部分の一部を示す斜視図であり、図4(ロ)は、スナップ片8を角孔13に差し込む途中の状態を示す図であり、図4(ハ)は、スナップ片8を角孔13に差し込んだ後の状態を示す図である。
【0029】
スナップ片8を角孔13に差し込む際には、スナップ片8を角孔13に合わせて、通路形成板10を側板12側に押し込めば、図4(ロ)に示すように、スナップ片8が弾性的に折れ曲がって通路形成板10からの高さが縮まって角孔13を通り抜ける。そして、スナップ片8が角孔13を通り抜けた後は、図4(ハ)に示すように、スナップ片8が元に戻って通路形成板10が側板12から抜けなくなる。
【0030】
そのようなスナップ片8の周囲には、しぼり加工によってスナップ片8を囲むように設けられた突条よりなる補強部14を設けている。この補強部14は、スナップ片8の基部を機械的に補強するとともに、角孔13に対しての位置決めの機能も果たしている。
【0031】
図5に示すように、通路形成板10の全てのスナップ片7,8を側板12の角孔13に差し込んで固定すると、各通路形成板10は側板12に完全に固定される。そして、その作業は、スナップ片7,8を角孔13に差し込むだけなので簡単に行うことができる。
【0032】
ところで、蛇行しながら上下方向に延びる商品収納通路を有する自動販売機の商品収納装置においては、通常、通路形成板の内側の壁から商品収納通路内に突出する姿勢制御板が設けられる。姿勢制御板は、通路形成板10の壁面に水平に設けられた軸を中心に、上下に回動自在に取り付けられ、常時、バネにより商品収納通路11内に突き出るように付勢されている。そして、商品投入口から商品収納通路11内に投入された商品が商品収納通路11内を落下する際に、その姿勢制御板に当たると、商品の姿勢が水平になるように矯正される。
【0033】
そのような姿勢制御板を取り付けるため、図6に示すように、商品ラックの前後の通路形成板10の姿勢制御板取付面9には、打抜き孔15を開けるとともに、その両端に姿勢制御板取付片16を形成する。それに取り付ける姿勢制御板20は、図7に示すような構造をしている。姿勢制御板20は、鋼板等の金属板で形成され、その一端には、金属板を丸めて回動軸21,22を設けている。その内一方の回動軸21の長さを長くし、他方の回動軸22の長さは短くする。
【0034】
そして、長い方の回動軸21につるまき状のバネ23を挿通し、前記姿勢制御板取付片16の軸孔に回動軸21,22をはめ込む。その際、長い方の回動軸21を先に差し込み、バネ23を圧縮させながら他方の回動軸22を姿勢制御板取付片16の軸孔に差し込む。その後は、バネ23の押圧力により回動軸22が軸孔から外れるのを防止する。さらに、長い方の回動軸21が側板12側になるようにし、通路形成板10に姿勢制御板20を取り付けた後、側板12に固定すれば、その後は、姿勢制御板20を外そうとしても姿勢制御板20の縁部が側板12に当たって、回動軸21が姿勢制御板取付片16の軸孔から外れなくなり、姿勢制御板20の脱落を確実に防止できる。
【0035】
姿勢制御板を取り付けた商品収納通路を図9に示す。バネ23のバネ力で姿勢制御板20が商品収納通路11内に突き出るようにしており、商品収納通路11の中を商品が落下してきて姿勢制御板20に衝突すると、姿勢制御板20はバネ23により落下速度を抑えられる。また、そのとき、商品が多少傾いていても、姿勢制御板20の面により商品の姿勢が水平になるように制御される。
【0036】
次に、本発明の自動販売機の商品収納装置における通路形成板10の製造方法について説明する。図10は、通路形成板の製造方法を示す図である。図10において、30は鋼板ロール、31は孔開け加工機、32はしぼり加工機、33は曲げ加工機、34は波付け加工機、35は切断機である。
【0037】
鋼板ロール30から鋼板を繰り出し、孔開け加工機31で通路形成板10の繰り返し形状の1サイクル分の孔あけを行う。その後、1サイクル分の長さだけ鋼板を送ってから、孔開け加工機31で次の1サイクル分の孔開けを行うと同時に、しぼり加工機32で突出部4やビード5,6及び補強部14等を1サイクル分形成する。そして、再び1サイクル分の長さだけ鋼板を送ってから、同様にして曲げ加工機33でスナップ片7,8及び姿勢制御板取付片16等を1サイクル分形成する。
【0038】
その後、再び1サイクル分の長さだけ鋼板を送ってから、同様にして波付け加工機34で傾斜面1,2及び平坦面3を形成して波付けを行い、所定の長さ毎に切断機35で切断する。
【0039】
その際、商品収納通路11の間を仕切るための通路形成板10には、図6に示したような打抜き孔15や姿勢制御板取付片16を設けないが、商品ラックの前後に配置される通路形成板10には、打抜き孔15や姿勢制御板取付片16を設ける必要がある。そこで、商品ラックの前後に配置される通路形成板10を製造する際には、孔開け加工機31と曲げ加工機33に、それぞれ、打抜き孔15と姿勢制御板取付片16を形成するためのカートリッジを取り付けて作業を行う。
【0040】
このようにして、通路形成板10を連続的に成形しながら、自動販売機の機種に応じた長さ毎に切断する。その結果、任意の長さの通路形成板10が無駄なく製造でき、また、図12に示した、1枚1枚が円弧状に成形された通路形成板106Aを多数枚連設するもので長さ調節に必要であったつなぎの通路形成板106aも不要になる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記しするような効果を奏する。すなわち、請求項1に記載の自動販売機の商品収納装置は、平坦面と、該平坦面の上下に、互いに反対方向に傾斜するように設けられた傾斜面とで山形部が構成され、該山形部の凸方向が上下方向に交互に反転しながら複数回繰り返されるように形成され、前記平坦面には、幅方向に間隔を空けて上下方向に2本の切れ目を入れて形成される帯状部を、前記山形部の凸方向に突出させた突出部を幅方向に複数形成し、前記通路形成板の側縁から折返し弾性板を突設するとともに該折返し弾性板の突設基部の周囲を囲むように、しぼり加工による突条を設け、当該突条を、前記側板の角孔に前記折返し弾性板とともに挿通することにより、通路形成板を側板にスナップフィットで固定するようにした。その結果、前後の通路形成板及び通路仕切板に共通の部材を用いることにより、部品点数が少なくなり、かつ、無駄なスペースをなくすことができる。また、折返し弾性板の突設基部が機械的に補強されるとともに、角孔に対しての位置決めも確実になる。
【0045】
また、請求項5に記載の自動販売機の商品収納装置は、前記折返し弾性板の突設基部の周囲を囲むように、しぼり加工による突条を設け、該突条を、前記角孔に折返し弾性板とともに挿通するようにしたので、折返し弾性板の突設基部が機械的に補強されるとともに、角孔に対しての位置決めも確実になる。
【0046】
また、請求項2に記載の自動販売機の商品収納装置の製造方法は、ロールに巻回された帯状鋼板を順次ロールから繰り出しながら前記通路形成板を繰り返し形状に連続的に形成し、任意の箇所で切断して所定の長さの通路形成板を製造するようにした。その結果、任意の長さの通路形成板を製造でき、つなぎの通路形成板が不要になる。
【0047】
また、請求項3に記載の自動販売機の商品収納装置の製造方法は、前記通路形成板を繰り返し形状に形成する際に、商品収納装置の前後面に配置される通路形成板に必要な加工を施すためのカートリッジを着脱することにより、商品収納装置の前後面に配置される通路形成板と、中間の通路形成板とを作り分けるようにした。その結果、カートリッジを着脱するだけで、前後面に配置される通路形成板と、中間の通路形成板とを作り分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動販売機の商品収納装置における通路形成板を示す図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の自動販売機の商品収納装置における商品収納通路を示す図である。
【図4】通路形成板の取付構造を示す図である。
【図5】商品ラックの一部側面図である。
【図6】姿勢制御板取付部を示す図である。
【図7】姿勢制御板を示す図である。
【図8】通路形成板に姿勢制御板を取り付けた状態を示す図である。
【図9】姿勢制御板を取り付けた商品収納通路を示す図である。
【図10】通路形成板の製造方法を示す図である。
【図11】自動販売機の内部構造を示す図である。
【図12】従来の商品収納装置の一例を示す図である。
【図13】従来の通路形成板の他の例を示す図である。
【図14】図13の通路形成板で形成される商品通路を示す図である。
【符号の説明】
1,2…傾斜面
3…平坦面
4…突出部
5,6…ビード
7,8…スナップ片
9…姿勢制御板取付面
10…通路形成板
11…商品収納通路
12…側板
13…角孔
14…補強部
15…打抜き孔
16…姿勢制御板取付片
20…姿勢制御板
21,22…回動軸
23…バネ
30…鋼板ロール
31…孔開け加工機
32…しぼり加工機
33…曲げ加工機
34…波付け加工機
35…切断機
Claims (3)
- 対向して直立する左右一対の側板間に、波形状の通路形成板複数枚を平行に対向配置して、蛇行しながら上下方向に延びる商品収納通路を形成し、該商品収納通路の内部に商品を積み重ねて収納するようにした自動販売機の商品収納装置であって、前記通路形成板は、平坦面と、該平坦面の上下に、互いに反対方向に傾斜するように設けられた傾斜面とで山形部が構成され、該山形部の凸方向が上下方向に交互に反転しながら複数回繰り返されるように形成され、前記平坦面には、幅方向に間隔を空けて上下方向に2本の切れ目を入れて形成される帯状部を、前記山形部の凸方向に突出させた突出部を幅方向に複数形成し、前記通路形成板の側縁から折返し弾性板を突設するとともに該折返し弾性板の突設基部の周囲を囲むように、しぼり加工による突条を設け、当該突条を、前記側板の角孔に前記折返し弾性板とともに挿通することにより、通路形成板を側板にスナップフィットで固定するようにしたことを特徴とする自動販売機の商品収納装置。
- ロールに巻回された帯状鋼板を順次ロールから繰り出しながら前記通路形成板を繰り返し形状に連続的に形成し、任意の箇所で切断して所定の長さの通路形成板を製造することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納装置の製造方法。
- 前記通路形成板を繰り返し形状に形成する際に、商品収納装置の前後面に配置される通路形成板に必要な加工を施すためのカートリッジを着脱することにより、商品収納装置の前後面に配置される通路形成板と、中間の通路形成板とを作り分けるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の自動販売機の商品収納装置の製造方法。
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