JP2008015827A - 商品収納ラック - Google Patents

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鶴羽  健
Kentaro Waki
脇  憲太郎
Seiichi Tanaka
誠一 田中
Tatsuo Murayama
達男 村山
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Abstract

【課題】容易に組み立てることができる商品収納ラックを提供すること。
【解決手段】一対のラック側板10の間に配設したセグメント94により、一対のラック側板10を相互に接続した商品収納ラックにおいて、ラック側板10に軸穴98と係止穴99とを設ける一方、セグメント94に、軸穴98に挿通する軸部96と、軸穴98に軸部96が挿通する際に、弾性変形することにより係止穴99に挿通し、弾性回復することにより、ラック側板10に係止される係止部97とを設けたので、容易に商品収納ラックを組み立てることができる。
【選択図】 図23

Description

本発明は、自動販売機に内蔵される商品収納ラックに関し、特に、サーペンタイン方式の商品収納ラックに関するものである。
缶入り飲料やビン入り飲料、あるいはペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機に内蔵される商品収納ラックが広く知られている。このような商品収納ラックは、略円筒形(多角形のものも含む)で、かつ強度の高い容器に収容した商品の収納に適したサーペンタイン方式の商品収納通路が採用されている。
サーペンタイン方式の商品収納通路は、横倒し姿勢で投入された商品を消勢するとともに、内部に商品を収納するものであり、手前側と奥側とに湾曲形状をしたセグメントが互いに対向するように、ラック側板間に適宜連設することによって、上下方向に蛇行するように延設されている。したがって、商品収納通路に投入された商品は、商品収納通路を通過する際の衝撃で容器が破損/変形することがない。
ところで、上述したセグメントは、円筒状の軸部を有しており、当該軸部をラック側板に貫通させた後に、その軸部に抜け止め用のプッシュナットを嵌着することにより、ラック側板間にセグメントを取り付けていたために、組立作業が繁雑なものとなっていた。
このような問題を解決するために、円筒状の軸部を拡開してフランジ状に形成した拡大部を設けるとともに、ラック側板に拡大部の挿通を可能とする大径部と、軸部の支承を可能とする小径部と連設し、拡大部を大径部に挿通した後、軸部を小径部に移動させて、ラック側板にセグメントを取り付けた商品収納ラックが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平9−62926号公報
しかしながら、このような商品収納ラックは、大径部と小径部との境界部分に、軸部の径よりもやや狭い小幅部分を形成してあるために、大径部から小径部への移動の際に、ラック側板を傷つけたり、セグメントの軸部を傷つけたりする場合があった。
本発明は、上記実情に鑑みて、ラック側板を傷つけたり、セグメントの軸部を傷つけたりすることなく、容易に組み立てることができる商品収納ラックを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1にかかる商品収納ラックは、一対のラック側板の間に配設したラック側板接続具により、一対のラック側板を相互に接続した商品収納ラックにおいて、前記ラック側板に支持穴と係止穴とを設ける一方、前記ラック側板接続具に、前記支持穴に挿通する支持部と、前記支持穴に前記支持部が挿通する際に、弾性変形することにより前記係止穴に挿通し、弾性回復した場合に、ラック側板に係止される係止部とを設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2にかかる商品収納ラックは、上記請求項1において、前記ラック側板接続具と、一対のラック側板の間に商品収納通路を画成する通路形成板とを一体に形成し、前記支持部を通路形成板の上縁部と下縁部とに形成した円筒部から側方に延在するように形成し、前記係止部を通路形成板の側縁から側方に延在した後に、再び側縁に向けて延在するように折り返して形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3にかかる商品収納ラックは、上記請求項2において、前記爪部の根元部分となる通路形成板に弾性変形量を規定するスリットを設けたことを特徴とする。
本発明にかかる商品収納ラックは、ラック側板に支持穴と係止穴とを設ける一方、ラック側板接続具に、支持穴に挿通する支持部と、支持穴に支持部が挿通する際に、弾性変形することにより係止穴に挿通し、弾性回復した場合に、ラック側板に係止される係止部とを設けたので、支持部を支持穴に挿通すれば、係止部が弾性変形することにより係止穴に挿通し、係止部が弾性回復した場合に、係止部が係止穴に係止される。したがって、本発明にかかる商品収納ラックは、ラック側板を傷つけたり、軸部を傷つけたりすることなく、容易に組み立てることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる商品収納ラックの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態にかかる商品収納ラックを三つ並設した状態を示す側断面図である。商品収納ラック1は、一対のラック側板10の間に、サーペンタイン方式の商品収納通路20を画成したものであり、図2〜図5に示すように、ラック側板10は、前側板11、中側板12および後側板13により構成される収納板14に、吊下板15,16および搬出板17を着脱可能に接続することにより、構成してある。図3および図5に示すように、前側板11、中側板12および後側板13、吊下板15,16および搬出板17は、別体に構成したものであり、前側板11と中側板12との間および中側板12と後側板13との間に間隔を空けた状態で、吊下板15および搬出板17を着脱可能に接続することにより、ラック側板10に開口18,19を設けてある。
図3および図5に示すように、前側板11、中側板12および後側板13は、上下方向に延在した板状部材であり、これらの両側縁部は、外方に延在するように、折り曲げてある。前側板11、中側板12および後側板13の上部中央には、それぞれ左右対象となる一対の係止穴14a1,14a2が形成してある。係止穴14a1,14a2は、図8に示すように、略正方形となる矩形穴と、この矩形穴に連接したスリットとからなる異形穴で構成してあり、矩形穴とスリットとが連接した部分には、角部が形成される。
図2〜図5に示すように、吊下板15,16には、フックタイプの吊下板15と、レールタイプの吊下板16とがあり、これらのうちから選択して収納板14(前側板11、中側板12、後側板13)に接続可能である。図6に示すように、フックタイプの吊下板15を接続して構成した商品収納ラック1は、天井部幅方向にフックタイプの吊下金具Hを取り付けた本体キャビネットに吊り下げ可能であり、図7に示すように、レールタイプの吊下板16を接続して構成した商品収納ラック1は、天井部前後方向にレールタイプの吊下金具Rを取り付けた本体キャビネットに吊り下げ可能である。
これら二つのタイプの吊下板15,16には、収納板14、すなわち、前側板11、中側板12および後側板13、に形成した一対の係止穴14a1,14a2に挿通する係止爪15b1,15b2および突起15b3,15b4が三対形成してある。一対となる係止爪15b1,15b2および突起15b3,15b4は、係止穴14a1,14a2と同様に、左右対称であり、収納板14、すなわち、前側板11、中側板12および後側板13、に形成した一対の係止穴14a1,14a2と対応する位置に設けてある。図9、図10および図11に示すように、係止爪15b1,15b2は、係止穴14a1,14a2に挿通し、吊下板15と収納板14とが離反する方向にスライドした場合に、中側板12に係止されるものである。図10に示すように、係止爪15b1,15b2は、吊下板15をプレス加工することにより、上方および側方が開口した矩形部分が吊下板15から平行に延在するように形成してあり、その上部先端は吊下板15から離反する方向に傾斜している。図8および図9に示すように、係止爪15b1,15b2は、収納板14を接続した場合に、上下方向および左右方向の位置決めが可能である。突起15b3,15b4は、係止爪15b1,15b2と対となるように、係止爪15b1,15b2の下方に形成してあり、図11に示すように、係止爪15b1,15b2が収納板14と係止した場合に、係止穴14a1,14a2に収容され、係止爪15b1,15b2が脱落する方向へのスライドを阻止する。したがって、突起15b3,15b4は、吊下板16から収納板14が脱落しないように機能する。
このように構成した一対のラック側板10の間には、図1に示すように、三つの通路形成板21,22,23が配設してある。そして、これら三つの通路形成板21,22,23により、二つの商品収納通路20が画成される。すなわち、前方に配設した通路形成板21と中央に配設した通路形成板22との間、中央に配設した通路形成板22と後方に配設した通路形成板23との間にそれぞれ商品収納通路20が画成される。
図12および図13に示すように、中央に配設した通路形成板22は、前方と後方とに交互に突出するように折り曲げて形成してある。具体的には、重力方向に延在した第一直進部24、前方に傾斜した第一傾斜部25、重力方向に延在した第二直進部26、後方に傾斜した第二傾斜部27を繰り返すように形成してある。したがって、中央に配設した通路形成板22において、第一直進部24が後方に画成される商品収納通路20に突出し、第二直進部26が前方に画成される商品収納通路20に突出する。
前方に配設した通路形成板21と後方に配設した通路形成板23とは、中央に配設した通路形成板22に沿うように配設してあり、前方に配設した通路形成板21と中央に配設した通路形成板22とは、前方に商品収納通路20を画成し、中央に配設した通路形成板22と後方に配設した通路形成板23とは、後方に商品収納通路20を画成する。
また、前方に画成される商品収納通路20に突出する第二直進部26には、図12に示すように、一対の第一膨出部28が設けてある。第一膨出部28は、前方に画成される商品収納通路20を滑らかに画成する部分であり、絞り加工を施すことにより、第二直進部26から前方に画成される商品収納通路20に膨出している。
また、前方に画成される商品収納通路20に突出する第二直進部26の一方側(図12および図13において左側)には、フラッパー30が取り付け可能となっている。具体的には、前方に画成される商品収納通路20に突出する第二直進部26に第一軸規制部31と第二軸規制部32とが切り起こして形成してある。第一軸規制部31および第二軸規制部32は、通路形成板22の第二直進部26から前方に画成される商品収納通路20に突出するように形成してあり、フラッパー30の軸部30aが挿入可能となっている。第一軸規制部31は、通路形成板22の側縁近傍に設けてあり、フラッパー30の抜け落ちを防止する抜け落ち防止片31aを有している。この抜け落ち防止片31aは、前方に画成される商品収納通路20から退避する方向に折り返すことにより、フラッパー30の抜け落ちを防止可能である。第二軸規制部32は、通路形成板22の略中央に設けてあり、図14に示すように、絞り加工を施すことにより、切り起こし端面32Aが前方に画成される商品収納通路20から退避する方向に延在させてある(切り起こした状態の切り起こし端面を図14において符号32aで示す)。
図12、図13および図15に示すように、フラッパー30の取付位置の上方には、一対の第二膨出部33が設けてある。第二膨出部33は、第一膨出部28と同様に、通路形成板22の第二直進部26から前方に画成される商品収納通路20に突出することにより、前方に画成される商品収納通路20を滑らかに画成するとともに、フラッパー30の上方への移動を規制可能である。
フラッパー30の取付位置の下方には、通路形成板22の第二直進部26から切り起こした一対の突起34が設けてある。突起34は、フラッパー30の下方への移動を規制可能である。したがって、フラッパー30は、第一軸規制部31、第二軸規制部32、第二膨出部33および突起34に規制され、軸部30aの回りに回動可能となっている。
図16および図17に示すように、ラック側板10の延在方向には、複数の係止穴41,42と、固定穴43とが設けてある。係止穴41,42には、二種類の係止穴41,42があり、一の係止穴41は長穴形状を有し、他の係止穴42は、二つの長穴の一部が重なるように形成してある。固定穴43は、平行四辺形の一部を構成する台形形状を有している。係止穴41,42と係止穴41,42との間には、抗穴44が設けてある。抗穴44は、平行四辺形となる形状を有している。
図18に示すように、通路形成板22の両側縁部には、係止部35,36、固定部37および抗部38,39が設けてある。係止部35,36は係止穴41,42と、固定部37は固定穴43と、抗部38は抗穴44と対応するように設けてある。
係止部35,36は、係止穴41,42に挿通した後に、通路形成板22がラック側板10の延在方向にスライドした場合に、ラック側板10と係止する部分であって、図18に示すように、通路形成板22の第一直進部24および第二直進部26の両側縁に形成してある。係止部35,36は、通路形成板22の側縁から外側に延在した後に、下方に延在するように形成してある。係止部35,36の下方に延在した部分と側縁から延長した仮想側縁との間隙は、ラック側板10(収納板14)の厚みと略同一であり、係止部35,36をラック側板10に係止させた場合に、係止部35,36とラック側板10(収納板14)との間に隙間が生じないようになっている。また、係止部35,36の下側に延在した部分の内側には、面取り35a,36aが施してあり、係止部35,36をラック側板10に係止させやすくなっている。さらに、係止部35,36の根元部分には、矩形の切り欠き35b,36bが形成してあり、通路形成板22に過重な力を働かせなくても、ラック側板10に通路形成板22を係止させることができる。
固定部37は、係止部35,36がラック側板10に係止した場合に、固定穴43に収容する部分であって、図18に示すように、通路形成板22の最上部となる第一傾斜部25あるいは第二傾斜部27の両側縁に形成してある。固定部37は、通路形成板22の側縁から外側に延在するように形成してあり、固定部37の略中央は、膨出させてある。
したがって、図16および図19に示すように、係止穴41,42に係止部35,36を挿通した後に、ラック側板10と通路形成板22とを相対的にスライドさせると、係止部35,36がラック側板10に係止される。その後、図17および図20に示すように、固定部37を固定穴43に収容させて、ラック側板10に通路形成板22が取り付けられる。
抗部38,39は、係止部35,36がラック側板10に係止した場合に、商品の荷重に抗する部分であって、通路形成板22の第一傾斜部25および第二傾斜部27の両側縁に形成してある。抗部38,39は、固定部37と同一形状を有している。
したがって、図16および図19に示すように、係止穴41,42に係止部35,36が挿通すると同時に抗穴44に抗部38,39が挿通する。その後、図17および図19に示すように、ラック側板10と通路形成板22とを相対的にスライドさせると、係止部35,36がラック側板10に係止されるとともに、抗部38,39が抗穴44の縁部に当接する。
また、一対のラック側板10の間には、ラック側板接続具82が配設してある。ラック側板接続具82は、一対のラック側板10を相互に接続するものであり、たとえば、図21に示すように、円筒形状を有している。ラック側板接続具82は、両端に、支持部83と係止部84とを有している。支持部83は、ラック側板10に設けた支持穴85に挿通することにより、ラック側板接続具82を支持する部分で、図21に示すように、係止部84よりも内側となる部分が支持部83となる。係止部84は、支持部83が支持穴85に挿通する際に、弾性変形することにより支持穴85に挿通し、弾性回復した場合に、支持穴83の縁部に係止され、支持穴85の縁部に係止される部分である。係止部84は、ラック側板接続具82の端部をスリット86により四分し、対向した一対を折り返して形成したものであり、スリット86の根元を固定端として弾性変形可能であり、スリット86の幅、方向、長さ(切り込み深さ)によって、弾性変形量を規定している。
このように構成したラック側板接続具82は、支持穴85に支持部83を挿通する際に、係止部84が弾性変形することにより支持穴85に挿通し、支持穴85に挿通した係止部84が弾性回復した場合に、支持穴85の縁部に係止されるので、支持穴85に支持部83を挿通すれば、一対のラック側板10は、相互に接続される。したがって、ラック側板10を相互に接続する場合には、ラック側板10の支持穴85にラック側板接続具82の支持部83を挿通すれば良い。しかも、ラック側板10を傷つけることもなければ、ラック側板接続具82を傷つけることもない。
また、一対のラック側板10の間には、スペーサ87が配設してある。スペーサ87は、一対のラック側板間の間隔を規定するとともに、一対のラック側板10を相互に接続するものである。スペーサ87は、図22に示すように、スペーサ部88、上下一対となる軸部89および係止部90を有している。スペーサ部88は、一対のラック側板間の間隔を規定する部分であり、平板形状を有し、幅方向の長さがラック側板間の間隔となるように形成してある。軸部89は、スペーサ部88に連設した上縁部と下縁部とを円筒形状となるように形成した部分であって、両端部がスペーサ部88の側縁よりも側方に延在するように形成してある。このように形成した軸部89は、ラック側板10に設けた円形の軸穴91に挿通可能である。係止部90は、軸穴91に軸部89が挿通する際に、弾性変形することにより、ラック側板10に設けた矩形の係止穴92に挿通し、弾性回復した場合に、係止穴92の縁部に係止される部分である。係止部90は、スペーサ部88の側縁から側方に延在した後に、再び、側縁に向けて延在するように、折り返すことにより形成してある。スペーサ部88には、係止部90に連接するスリット93が形成してあり、係止部90は、スリット93の根元を固定端として弾性変形可能であり、スリットの幅、方向、長さ(切り込み深さ)によって、弾性変形量を規定している。
このように構成したスペーサ87は、軸穴91に軸部89を挿通する際に、係止部90が弾性変形することにより係止穴92に挿通し、係止穴92に挿通した係止部90が弾性回復した場合に、係止穴92の縁部に係止される。このように係止穴92の縁部に係止された係止部90は、軸穴91と、軸穴91に挿通した軸部89とにより、移動が規制され、係止穴92の縁部から抜け落ちることがない。したがって、軸穴91に軸部89を挿通すれば、一対のラック側板10は、相互に接続される。しかも、ラック側板10を傷つけることもなければ、スペーサ87を傷つけることもない。
また、一対のラック側板10の間には、セグメント94が配設してある。セグメント94は、一対のラック側板間の間隔を規定した状態で、一対のラック側板10を相互に接続するとともに、一対のラック側板間に画成した商品収納通路20に商品を案内するものである。
セグメント94は、図23に示すように、商品案内部95、上下一対となる軸部96および上下一対となる係止部97を有している。商品案内部95は、一対のラック側板間の間隔を規定するとともに、商品を案内する部分である。商品案内部95は、湾曲形状を有し、幅方向の長さがラック側板間の間隔となるように形成してある。軸部96は、商品案内部に連接した上縁部と下縁部とを円筒形状となるように形成した部分であって、両端部が商品案内部95の側縁よりも側方に延在するように形成してある。このように形成した軸部96は、ラック側板10に設けた円形の軸穴98に挿通可能である。
係止部97は、軸穴98に軸部96が挿通する際に、弾性変形することにより、ラック側板10に設けた矩形の係止穴99に挿通し、弾性回復した場合に、係止部97が係止穴99の縁部に係止される部分である。係止部97は、商品案内部95の側縁から側方に延在した後に、再び、側縁に向けて延在するように、折り返すことにより形成してある。商品案内部95には、係止部97に連接するスリット100が形成してあり、係止部97は、スリット100の根元を固定端として弾性変形可能であり、スリット100の幅、方向、長さ(切り込み深さ)によって、弾性変形量を規定している。
このように構成したセグメント94は、軸穴98に軸部96を挿通する際に、係止部97が弾性変形することにより係止穴99に挿通し、係止穴99に挿通した係止部97が弾性回復した場合に、係止穴99の縁部に係止される。このように係止穴99の縁部に係止された係止部97は、軸穴98と軸穴98に挿通した軸部96とにより、移動が規制され、係止穴99の縁部から抜け落ちることがない。したがって、軸穴98に軸部96を挿通すれば、一対のラック側板10は、相互に接続される。しかも、ラック側板10を傷つけることもなければ、セグメント94を傷つけることもない。
また、商品収納通路20は、図24に示すように、可動側板50により、通路幅を規制可能である。可動側板50は、一方のラック側板10に設けられた開口に一部を収容してある。ラック側板10と可動側板50とは、上下一対となるリンク51、52によって連結してあり、可動側板50は、ラック側板10から商品収納通路20に進出することにより、商品収納通路20の通路幅を規制可能である。
ラック側板10には、一対の軸受部53,54が設けてある。一方の軸受部53は、図24において、ラック側板10の開口18の右側縁上方部に設けてあり、他方の軸受部54は、ラック側板10の開口18の左側縁下方部に設けてある。
可動側板50は、可動側板本体55と連結板56とを有している。可動側板本体55は、商品収納通路20に臨む面に、断面コの字状となるチャンネル部を有しており、連結板56は、断面コの字状に形成してある。チャンネル部には、連結板56が収容してあり、可動側板本体55は、連結板56に対してスライド可能となっている。チャンネル部の上方両側面と下方両側面には、長穴が形成してあり、連結板56には、上下一対となる軸穴が設けてある。
一対のリンク51,52は、それぞれ、ステンレス製の一連の棒状部材を折り曲げてクランク状に形成したものであり、一端が開放端を成す第一軸部51a,52aを構成し、他端が開放端を成す第二軸部51b,52bを構成している。そして、上方に配設したリンク51の第一軸部51aは、可動側板本体55に形成した長穴と連結板56に形成した軸穴に挿通し、第二軸部51bは、ラック側板10に形成した軸受部53に支承してある。したがって、上方に配設したリンク51の第一軸部51aは、連結板56に回動可能に支承され、可動側板50の一側部(図において右側部)からラック側板10に延在する。そして、第二軸部51bは、ラック側板10に回動可能に支承される。同様に、下方に配設したリンク52の第一軸部52aは、可動側板本体55に形成した長穴と連結板56に形成した軸穴に挿通し、可動側板50の他側部(図において左側部)からラック側板10に延在する。そして、第二軸部52bはラック側板10に形成した軸受部54に支承してある。したがって、下方に配設したリンク52の第一軸部52aは、連結板56に回動可能に支承され、第二軸部52bは、ラック側板10に回動可能に支承される。
このように構成したラック側板10、上下一対のリンク51,52および連結板56は、平行リンク機構を構成し、ラック側板10から商品収納通路20に可動側板50が進出した場合であっても、連結板56は、ラック側板10に対して常に平行状態を維持する。そして、可動側板本体55は、連結板56に対してスライド可能なので、可動側板本体55は上下移動することなく、ラック側板10から商品収納通路20に進出可能である。
また、図25に示すように、一対のラック側板10の間には、商品搬出装置60および通路規制板61が配設してある。商品搬出装置60は、商品の搬出を制御するものであり、商品収納通路20の下部出口に取り付けてある。商品搬出装置60は、上下一対のペダル62,63とベンドソレノイド、およびリンク機構により構成してある。
通路規制板61は、商品搬出装置60との相対位置を規定するものであって、平板を折り曲げて形成してある。通路規制板61は、商品搬出装置60との間に画成される搬出通路の幅を規定する下端部がL字状となるように形成してある。通路規制板61には、側縁から外方に延在する上突起64と下突起65とが設けてある。上突起64は、通路規制板61の側縁上部から延在し、下突起65は、L字状となる下端部から延在している。したがって、下突起65は、搬出方向の位置決めを行う第一の突起部分と搬出方向と交差する方向の位置決めを行う第二の突起部分とを有することになる。
ラック側板10には、通路規制板61の側縁に設けた上突起64が挿通する上穴66と、下突起が挿通する位置決め穴67とが設けてある。上穴66と位置決め穴67とは、収納する商品の径に対応して通路規制板61を移動可能とするものであり、細径商品を収納する場合に通路規制板61を位置決めする細径商品位置決め部と、太径商品を収納する場合に通路規制板61を位置決めする太径商品位置決め部とを有している。
これら細径商品位置決め部および太径商品位置決め部(以下、位置決め部という)は、位置決め穴67の終端に設けてあり、それぞれL字状を有している。したがって、位置決め穴67に挿通した下突起65の下面が位置決め穴の下縁と当接し、下突起65の側面が位置決め穴67の側縁と当接する。この結果、商品搬出装置60に対する通路規制板61の位置決めを正確に行うことができ、商品搬出装置60と通路規制板61との間に確実に商品を保持することができる。
また、本実施の形態にかかる商品収納ラック1は、通路形成板21,22,23、商品搬出装置60、通路規制板61を一対のラック側板10の間に取り付け、一対のラック側板間の間隔を規定した後であっても、ラック側板間の間隔を越える長さの軸を有する部材(たとえば、後述するフリーセグメント)を取り付け可能である。これは、ラック側板10に、部材の軸を遊嵌する軸穴と、当該軸穴に連接し、部材の軸の径よりも幅狭なスリットを形成したことによるものである。
たとえば、一対のラック側板間の間隔を規定した後であっても、図26および図27に示すように、商品収納通路20の下端側にフリーセグメント78を配設可能である。フリーセグメント78は、上縁を中心として揺動可能な通路形成板であって、湾曲形状を有している。フリーセグメント78の上縁部には、円筒状の軸79が形成してある。軸79は、フリーセグメント78の側縁から側方に延在し、ラック側板間の間隔を越える長さを有している。
ラック側板10には、フリーセグメント78を取り付ける軸穴80が形成してある。軸穴80は、フリーセグメント78を取り付ける位置に設けてあり、フリーセグメント78の軸79を収容可能である。この軸穴80にはスリット81が連設してある。スリット81は、フリーセグメント78の軸79よりも幅狭であって、軸79に作用する商品の荷重方向と異なる方向、たとえば、軸79に作用する商品の荷重方向と反対となる方向、に延在するように形成してある。
このように形成したラック側板10の軸穴80にフリーセグメント78を取り付ける場合には、フリーセグメント78を斜め姿勢にして一対のラック側板10の内側から一側縁の軸とラック側板の軸穴とを合わせた後、他側縁の軸79をスリット81に沿って押し込めばよい。すると、スリット81の縁部が弾性変形し、他側縁の軸79がラック側板10の軸穴80に挿通可能となる。そして、一側縁の軸と他側縁の軸79とがラック側板10の軸穴80に挿通すると、スリット81の縁部は弾性回復し、フリーセグメント78が取り付けられる。
したがって、通路形成板21,22,23、商品搬出装置60、通路規制板61を一対のラック側板10の間に取り付け、一対のラック側板間の間隔を規定した後であっても、ラック側板間の間隔を越える長さの軸79を有するフリーセグメント78を取り付けることができる。
上述した本実施の形態にかかる商品収納ラック1は、ラック側板10の支持穴85にラック側板接続具82の支持部83を挿通することにより、ラック側板10を相互に接続できる。また、ラック側板10の軸穴91にスペーサ87の軸部89を挿通することにより、ラック側板10を相互に接続できる。さらに、ラック側板10の軸穴98にセグメント94の軸部96を挿通することにより、ラック側板10を相互に接続できる。したがって、本実施の形態にかかる商品収納ラック1の組立作業は容易なものとなる。
本発明の実施の形態にかかる商品収納ラックを三つ並設した状態を示す側断面図である。 フックタイプの吊下板を接続したラック側板の側面図である。 図2に示したラック側板の接続前の状態を示す側面図である。 レールタイプの吊下板を接続したラック側板の側面図である。 図3に示したラック側板の接続前の状態を示す側面図である。 フックタイプの商品収納ラックを本体キャビネットの吊下金具に吊り下げた状態を示す斜視図である。 レールタイプの商品収納ラックを本体キャビネットの吊下金具に吊り下げた状態を示す斜視図である。 収納板に形成した係止穴を示す拡大図である。 吊下板に形成した係止爪と突起とを示す拡大図である。 吊下板と収納板とを示す断面図であって、接続前の状態を示したものである。 吊下板と収納板とを示す断面図であって、接続後の状態を示したものである。 通路形成板とフラッパーとを示す斜視図であって、フラッパーの取り付け前の状態を示したものである。 通路形成板とフラッパーとを示す斜視図であって、フラッパーの取り付け後の状態を示したものである。 第二軸規制部を示す拡大斜視図である。 フラッパーと通路形成板とを示す側面図である。 通路形成板の取り付けを説明する説明図であって、通路形成板の取り付け前の状態を示したものである。 通路形成板の取り付けを説明する説明図であって、通路形成板の取り付け後の状態を示したものである。 通路形成板を示す正面図である。 通路形成板の取り付けを説明する説明図であって、通路形成板の取り付け直前の状態を示したものである。 通路形成板の取り付けを説明する説明図であって、通路形成板の取り付け後の状態を示したものである。 ラック側板に接続したラック側板接続具を示す斜視図である。 ラック側板に接続したスペーサを示す斜視図である。 ラック側板に接続したセグメントを示す斜視図である。 ラック側板に取り付けた可動側板を示す図である。 商品搬出装置と通路規制板とを示す側面図である。 ラック側板に取り付けたフリーセグメントを示す側面図である。 ラック側板に取り付けたフリーセグメントを示す斜視図である。
符号の説明
1 商品収納ラック
10 ラック側板
82 ラック側板接続具
83 支持部
84 係止部
85 支持穴
86 スリット
87 スペーサ
88 スペーサ部
89 軸部
90 係止部
91 軸穴
92 係止穴
93 スリット
94 セグメント
95 商品案内部
96 軸部
97 係止部
98 軸穴
99 係止穴
100 スリット

Claims (3)

  1. 一対のラック側板の間に配設したラック側板接続具により、一対のラック側板を相互に接続した商品収納ラックにおいて、
    前記ラック側板に支持穴と係止穴とを設ける一方、
    前記ラック側板接続具に、
    前記支持穴に挿通する支持部と、
    前記支持穴に前記支持部が挿通する際に、弾性変形することにより前記係止穴に挿通し、
    弾性回復した場合に、ラック側板に係止される係止部と
    を設けたことを特徴とする商品収納ラック。
  2. 前記ラック側板接続具と、一対のラック側板の間に商品収納通路を画成する通路形成板とを一体に形成し、
    前記支持部を通路形成板の端部に形成した円筒部から側方に延在するように形成し、
    前記係止部を通路形成板の側縁から側方に延在した後に、再び側縁に向けて延在するように折り返して形成したことを特徴とする請求項1に商品収納ラック。
  3. 前記爪部の根元部分となる通路形成板に弾性変形量を規定するスリットを設けたことを特徴とする請求項2に記載の商品収納ラック。
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