JP4457466B2 - 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関し、例えば、オーディオ信号等に対して段階的に信号処理を施し、処理結果をモニタリングする場合に用いて好適な情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、多チャンネルのオーディオ信号に対して段階の信号処理を施し、処理信号をミキシングすることができるアプリケーションプログラム、すなわち、パーソナルコンピュータ等をオーディオミキサとして機能させることができるアプリケーションプログラム(以下、オーディオミキサアプリケーション)が存在する。
【0003】
従来のオーディオミキサアプリケーションの操作画面(以下、GUI(Graphical User Interface)と記述する)は、既存のオーディオミキサコンソール(ハードウェア)を模擬したものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
既存のオーディオミキサコンソールを模擬したオーディオミキサアプリケーションのGUIは、既存のオーディオミキサコンソールを操作した経験を持つユーザにとって扱い易い利点があるが、既存のオーディオミキサコンソールが有していた次のような問題点もそのまま有している。
【0005】
例えば、最後段のスピーカから音が出るように操作したにも拘わらず、音が出ないようなトラブルが発生した場合、既存のオーディオミキサコンソールおよびそれを模擬したGUIでは、オーディオ信号の伝達経路のどの部分で不具合が発生しているのかを視覚的に知ることができない。
【0006】
よって、不具合が発生している箇所を特定するためには、オーディオ信号の入力部分の接続、オーディオミキサの設定、スピーカとの接続、増幅器の設定等、トラブルの要因として疑わしい複数の箇所を順次調査する必要があった。
【0007】
特に、オーディオミキサの設定は、多チャンネル多段階に亘っているので、その設定の調査確認が面倒であり、不具合が発生している箇所を瞬時に特定することができない課題があった。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、不具合が発生している箇所を瞬時に視認し易くするため、オーディオミキサの設定を視覚的に瞬時に把握できるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、オーディオミキサの回路構成、およびオーディオ信号の経路を模擬したユーザインタフェースの表示を制御する表示制御手段と、ユーザインタフェースを構成する、オーディオ信号処理回路にそれぞれ対応するオブジェクトに対するユーザ操作に応じ、オーディオ信号処理回路での処理のパラメータを設定する設定手段とを含み、表示制御手段は、ユーザインタフェースのオブジェクトに対するユーザからのオーディオ信号遮断操作に応じ、ユーザインタフェース上の経路に対応するオブジェクトの表示方法を、オーディオ信号が遮断された部分と遮断されていない部分とで変更させる。
【0012】
本発明の情報処理方法は、オーディオミキサの回路構成、およびオーディオ信号の経路を模擬したユーザインタフェースを表示させ、ユーザインタフェースを構成する、オーディオ信号処理回路にそれぞれ対応するオブジェクトに対するユーザ操作に応じ、オーディオ信号処理回路での処理のパラメータを設定し、ユーザインタフェースのオブジェクトに対するユーザからのオーディオ信号遮断操作に応じ、ユーザインタフェース上の経路に対応するオブジェクトの表示方法を、オーディオ信号が遮断された部分と遮断されていない部分とで変更させるステップを含む。
【0013】
本発明の記録媒は、オーディオミキサの回路構成、およびオーディオ信号の経路を模擬したユーザインタフェースを表示させ、ユーザインタフェースを構成する、オーディオ信号処理回路にそれぞれ対応するオブジェクトに対するユーザ操作に応じ、オーディオ信号処理回路での処理のパラメータを設定し、ユーザインタフェースのオブジェクトに対するユーザからのオーディオ信号遮断操作に応じ、ユーザインタフェース上の経路に対応するオブジェクトの表示方法を、オーディオ信号が遮断された部分と遮断されていない部分とで変更させるステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラムが記録されている。
【0014】
本発においては、オーディオミキサの回路構成、およびオーディオ信号の経路を模擬したユーザインタフェースが表示され、ユーザインタフェースを構成する、オーディオ信号処理回路にそれぞれ対応するオブジェクトに対するユーザ操作に応じ、オーディオ信号処理回路での処理のパラメータが設定され、ユーザインタフェースのオブジェクトに対するユーザからのオーディオ信号遮断操作に応じ、ユーザインタフェース上の経路に対応するオブジェクトの表示方法が、オーディオ信号が遮断された部分と遮断されていない部分とで変更される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明を適用したビデオ編集システムの構成例について、図1を参照して説明する。当該ビデオ編集システムは、パーソナルコンピュータ1、ビデオテープレコーダ(以下、VTRと記述する)2、ビデオモニタ3、およびスピーカ4から構成される。
【0016】
パーソナルコンピュータ1は、例えばWindows2000(商標)等のオペレーションシステム上でビデオ編集アプリケーションプログラムを実行することにより、ノンリニアビデオ編集機として動作する。具体的には、ノンリニアビデオ編集機としてのパーソナルコンピュータ1は、VTR2から供給されるAV信号を編集して、編集結果としてのビデオ信号をビデオモニタ3に、オーディオ信号をスピーカ4に出力したり、編集結果をVTR2に出力する。
【0017】
なお、VTR2の代わりに、磁気テープ以外の情報記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disk)、ハードディスク等)にAV信号を記録して、また、再生するようなビデオ録画再生装置を用いてもかまわない。
【0018】
また、編集素材としてのAV信号を読み出すVTRと、編集結果としてのAV信号を記録するVTRを別個のものとしてもよい。
【0019】
図2は、ビデオ編集アプリケーションプログラムを実行するパーソナルコンピュータ1の構成例を示している。
【0020】
パーソナルコンピュータ1は、CPU(Central Processing Unit)11を内蔵している。CPU11にはバス14を介して、入出力インタフェース15が接続されている。入出力インタフェース15には、キーボード、マウスの他、USB(Universal Serial Bus)ポート(不図示)を介して接続されるフェーダコントローラ等の入力デバイスよりなる入力部16、各種のGUI(後述)を表示するLCD(Liquid Crystal Display)またはCRT(Cathode Ray Tube)等よりなる表示部17、AV信号に所定の信号処理を施すAV信号処理ボード18、プログラムや編集対象としてのAVデータを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部20、および、磁気ディスク22(フロッピディスクを含む)、光ディスク23(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク24(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリ25などの記録媒体に対してデータを読み書きするドライブ21が接続されている。
【0021】
バス14には、ブート用プログラムが格納されているROM(Read Only Memory)12や、CPU11の作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)13が接続されている。
【0022】
AV信号処理ボード18には、AV信号処理ボード18から供給されるAV信号をVTR2、ビデオモニタ3、またはスピーカ4に分配したり、VTR2から供給されるAV信号をAV信号処理ボード18に出力する信号分配用ブレークボックス19が接続されている。
【0023】
パーソナルコンピュータ1にノンリニアビデオ編集機としての動作を実行させるビデオ編集アプリケーションプログラムは、磁気ディスク22、光ディスク23、光磁気ディスク24、または半導体メモリ25に格納された状態でパーソナルコンピュータ1に供給され、ドライブ21によって読み出されて、記憶部20に内蔵されるハードディスクドライブにインストールされている。記憶部20にインストールされているビデオ編集アプリケーションプログラムは、入力部16に入力されるユーザからのコマンドに対応するCPU11の指令によって、記憶部20からRAM13にロードされて実行される。
【0024】
次に、パーソナルコンピュータ1が実行するビデオ編集アプリケーションプログラムの機能について、図3を参照して説明する。図3は、ビデオ編集アプリケーションプログラムの機能ブロックを示している。
【0025】
ビデオ編集アプリケーションプログラムは、主に、ロギングツール(Logging tool)31、クリップエクスプローラ(Clip Explorer)32、タイムラインエディタ(Timeline Editor)33、およびレコードトゥVTR(Record to VTR)34から構成される。
【0026】
ロギングツール31は、VTR2から供給されるAV信号をデジタイズして記憶部20に記録する。図4に、ロギングツール31に対応するGUIの表示例を示す。
【0027】
クリップエクスプローラ32は、記憶部20に記録されたAV信号の一覧を表示する。図5に、クリップエクスプローラ32に対応するGUIの表示例を示す。
【0028】
タイムラインエディタ33は、GUI上のタイムライントラックに、記憶部20に記録されたAV信号をクリップ単位で貼付することにより編集を実行する。図6に、タイムラインエディタ33に対応するGUI(以下、タイムラインエディタGUIと記述する)の表示例を示す。
【0029】
なお、タイムラインエディタ33が編集するAV信号のうち、オーディオ信号に対しては、さらに、オーディオミキサ専用のGUI(以下、オーディオミキサGUIと記述する)が設定されている。図7に、オーディオミキサGUIの表示例を示す。
【0030】
レコードトゥVTR34は、タイムラインエディタ33の編集結果のAV信号をVTR2に出力して記録させる。図8に、レコードトゥVTR34に対応するGUIが表示部17に表示された例を示す。
【0031】
次に、タイムラインエディタ33が有するAV信号を編集する機能のうち、オーディオ信号の編集に関わる機能(以下、オーディオ編集機能と略記する)について、図9に示す機能ブロック図を参照して説明する。
【0032】
オーディオ編集機能のタイムラインエディタGUI部41は、タイムラインエディタGUI(図6)に対するユーザの操作に対応して、タイムラインデータベース43に記録されている再生リスト(どのタイミングにおいて、どのオーディオファイルを再生するかが記述されたリスト)を編集する。タイムラインエディタGUI部41はまた、メイン制御部44に制御コマンドを出力する。
【0033】
オーディオミキサGUI部42は、オーディオミキサGUI(図7)に対するユーザの操作に対応して、オーディオミキサの各種パラメータの設定を変更する。変更されたオーディオミキシングの各種パラメータの情報は、タイムラインエディタGUI部41に通知されて、タイムラインデータベース43に記録されている再生リストと対応付けて記憶される。
【0034】
メイン制御部44は、オーディオ制御部45およびビデオ制御部46を制御する。オーディオ制御部45は、オーディオ信号の出力に係わる後段のオーディオアウトプットエンジン47およびオーディオエンジン50を制御する。ビデオ制御部46は、ビデオ信号の出力に関わる後段のビデオアウトプットエンジン48およびフレームbyフレーム制御部51を制御する。AVコントロール部49は、オーディオアウトプットエンジン47とビデオアウトプットエンジン48の動作を同期させる。
【0035】
AV信号処理ドライバ52は、オーディオエンジン50およびビデオアウトプットエンジン48からの制御に基づき、オーディオエンジン50およびフレームbyフレーム制御部51からそれぞれ供給される再生データを再生するように、AV信号処理ボード18を制御する。
【0036】
オーディオ編集機能の動作について説明する。ユーザがタイムラインエディタGUIに対して編集中の再生リストの実行(すなわち、再生リストに基づくオーディオ信号の再生)を指示した場合、タイムラインエディタGUI部41は、メイン制御部44に再生の制御コマンドを出力する。メイン制御部44は、タイムラインエディタGUI部41からの制御コマンドに対応して、オーディオ制御部45およびビデオ制御部46に再生の制御コマンドを出力する。
【0037】
オーディオ制御部45は、メイン制御部44からの再生の制御コマンドに対応して、タイムラインデータベース43から、再生リストおよび対応付けられているオーディオミキサのパラメータを取得してオーディオエンジン50に供給する。オーディオ制御部45はまた、メイン制御部44からの再生の制御コマンドに対応して、オーディオアウトプットエンジン47に再生依頼を出力する。オーディオアウトプットエンジン47は、オーディオ制御部45からの再生依頼に対応して、オーディオエンジン50に再生の制御コマンドを出力する。
【0038】
オーディオエンジン50は、オーディオ制御部45からの再生リストおよびオーディオミキサパラメータ、並びに、オーディオアウトプットエンジン47からの制御コマンドに対応し、AV信号処理ボードドライバ52にオーディオ再生の制御コマンドと再生データを出力する。AV信号処理ボードドライバ52は、オーディオエンジン50からの制御コマンドと再生コマンドに基づいてAV信号処理ボード18を操作し、オーディオ信号の再生を開始させる。
【0039】
ユーザがタイムラインエディタGUIに対して、再生リストの実行停止を指示した場合、タイムラインエディタGUI部41は、メイン制御部44に停止の制御コマンドを出力する。メイン制御部44は、タイムラインエディタGUI部41からの制御コマンドに対応して、オーディオ制御部45およびビデオ制御部46に停止の制御コマンドを出力する。
【0040】
オーディオ制御部45は、メイン制御部44からの停止の制御コマンドに対応して、オーディオアウトプットエンジン47に停止依頼を出力する。オーディオアウトプットエンジン47は、オーディオ制御部45からの停止依頼に対応して、オーディオエンジン50に停止の制御コマンドを出力する。
【0041】
オーディオエンジン50は、オーディオアウトプットエンジン47からの制御コマンドに対応し、AV信号処理ボードドライバ52にオーディオ停止の制御コマンドを出力する。AV信号処理ボードドライバ52は、オーディオエンジン50からの制御コマンドに対応し、AV信号処理ボード18にオーディオ信号の再生を停止させる。
【0042】
次に、AV信号処理ボード18について説明する。AV信号処理ボード18は、オーディオ信号処理専用のDSP(Digital Signal Processor)を搭載しており、記録部20に記録された複数のトラックのオーディオ信号をミキシングするオーディオミキサとして動作する。
【0043】
図10は、図7に示したオーディオミキサGUIに対するユーザの操作に対応して、24トラックのオーディオ信号をミキシングするオーディオミキサとしてのAV信号処理ボード18の機能ブロック図を示している。なお、図7のオーディオミキサGUIには、1トラックのオーディオ信号に対してミキサパラメータを設定するためのトラックモジュール(図11を参照して後述する)が、8トラック分(トラック1乃至8)同時に表示されている。
【0044】
AV信号処理ボード18には、記憶部20から読み出されるトラックN(N=1,2、・・・、24)のオーディオ信号を処理する系として、オーディオ信号を所定のレベルに増幅するゲイン(GAIN)61−N、オーディオ信号の各周波数帯域のレベルをユーザの指定に従って設定するイコライザ(EQ)62−N、オーディオ信号をミュートさせるミュート(MUTE)63−N、オーディオ信号にフェーディングを施すフェーダ(FADER)64−N、および、オーディオ信号を左右(LR)に振り分けるパン(PAN)65−Nが設けられている。
【0045】
パン65−1乃至65−24からの出力は、グループバス67に出力される。1つ以上のソロトラックが出力された場合、当該トラックのオーディオ信号だけがグループバス67に出力される。
【0046】
グループバス67は、ソロ66から入力される24トラックの左右のオーディオ信号を、ユーザの指定に従って合成し、得られるプログラム信号(合成されたオーディオ信号)PGM1乃至PGM8をマスタフェーダ68に出力する。マスタフェーダ68は、グループバス67から入力されるプログラム信号を所定のレベルに増幅してSDIアウトプット69に出力する。SDIアウトプット69は、マスタフェーダ68からのプログラム信号PGM1乃至PGM8をSDIフォーマットに変換して信号分配用ブレークアウトボックス19に出力する。
【0047】
次に、図11は、オーディオミキサGUI上のトラックモジュールの構成例を示している。図10に示したAV信号処理ボード18と図11のトラックモジュールを比較して明らかなように、AV信号処理ボード18においてオーディオ信号を処理するゲイン61−N乃至ソロ66の処理順序と同じ順序で、トラックモジュール上の上方から下方に向かってボタン、スライダ等が設けられている。
【0048】
トラックNに対応するトラックモジュールのトラックネームエディット81は、トラックの名称を設定できるGUIを表示させるときクリックされる。クリップゲイン82は、オーディオエンジン50のゲイン61−Nでの利得を設定するとき操作される。イコライザボタン83は、イコライザ62−Nでの周波数帯域特性を設定するイコライザ用のGUIを表示させるときクリックされる。ミュートボタン84は、ミュート63−Nでのミュートのオン/オフを切り換えるときクリックされる。
【0049】
トラックレベルフェーダ85は、フェーダ64−Nにフェーディングを実行させるときスライドされる。フェーダグループボタン86は、複数のトラックに亘ってフェーディングを連動させるときのトラックの組み合わせを設定するとき操作される。パンスライダ87は、パン65−Nでオーディオ信号を左右に振り分ける配分を設定するとき操作される。ソロボタン88は、ソロ66で当該トラックのオーディオ信号だけを通過させてモニタリングするときクリックされる。ルータボタン89は、グループバス67でプログラム信号を生成するトラックを選択するGUIを表示させるときクリックされる。
【0050】
オートメーションリードボタン90は、記録されている当該トラックモジュールに対する操作を再現させるときクリックされる。オートメーションライトボタン91は、当該トラックモジュールに対する操作を記録させるときクリックされる。
【0051】
リアルタイムボタン92は、当該トラックをAV信号処理ボード18のトラックに割り当てるときクリックされる。メータセレクトボタン93は、信号のレベルをメータ95に表示させる回路上のポイントを指定するときクリックされる。オーバフローインジケータ94は、メータセレクトボタン93によって指定されたポイントを通過するオーディオ信号のレベルが所定の閾値を超えているとき点灯する。メータ95は、メータセレクトボタン93によって指定されたポイントを通過するオーディオ信号のレベルを視覚的に表示する。
【0052】
さらに、トラックモジュールのボタン等の間には、AV信号処理ボード18においてオーディオ信号を処理するゲイン61−N乃至ソロ66の間の経路に対応するウェイブパイプ(Wave Pipe)が表示される。
【0053】
例えば、トラック1のトラックモジュールのイコライザボタン83とミュートボタン84の間に表示されるウェイブパイプは、イコライザ62−1とミュート63−1の間の経路に対応している。また例えば、トラックレベルフェーダ85とパンスライダ87の間に表示されるウェイブパイプは、AV信号処理ボード18のフェーダ64−1とパン65−1の間の経路に対応している。
【0054】
ウェイブパイプは、AV信号処理ボード18上の対応する経路が、トラックモジュールのミュートボタン84、トラックレベルフェーダ85、パンスライダ87、およびソロボタン89の設定に対応して、オーディオ信号を通過する状態にある場合と、反対に、AV信号処理ボード18上の対応する経路がオーディオ信号を通過しない状態にある場合において表示色が変化される。
【0055】
具体的には、例えば、トラック1に対応するトラックモジュールのミュートボタン84がクリックされた場合、AV信号処理ボード18上において、オーディオ信号は、ミュート63−1よりも後段には伝送されない。この場合、トラックモジュールのミュートボタン84までウェイブパイプは緑色で表示され、ミュートボタン84以降のウェイブパイプは赤色で表示される。
【0056】
ここで、AV信号処理ボード18上の対応する経路の状態に応じてウェイブパイプの表示色を変化させるオーディオミキサGUI部42の動作について、図12のフローチャートを参照して説明する。このウェイブパイプ表示制御処理は、図7に示したオーディオミキサGUIは表示されている間、トラックモジュール毎に独立して実行される。
【0057】
ステップS1において、オーディオミキサGUI部42は、トラックモジュール上のトラックネームエディタ81からミュートボタン84までのウェイブパイプを緑色で表示する。
【0058】
ステップS2において、オーディオミキサGUI部42は、ミュートボタン84がオンとされたか否か判定する。ミュートボタン84がオンとされていないと判定された場合、ステップS3に進む。
【0059】
ステップS3において、オーディオミキサGUI部42は、トラックモジュール上のミュートボタン84からトラックレベルフェーダ85までのウェイブパイプを緑色で表示する。
【0060】
ステップS4において、オーディオミキサGUI部42は、トラックレベルフェーダ85が−∞に設定されたか否か判定する。トラックレベルフェーダ85が−∞に設定されていないと判定された場合、ステップS5に進む。
【0061】
ステップS5において、オーディオミキサGUI部42は、トラックモジュール上のトラックレベルフェーダ85からパンスライダ87までのウェイブパイプを緑色で表示する。
【0062】
ステップS6において、オーディオミキサGUI部42は、パンスライダ87が左右いずれか最大に設定されたか否か判定する。パンスライダ87が左右いずれか最大に設定されていないと判定された場合、ステップS5に進む。
【0063】
ステップS7において、オーディオミキサGUI部42は、トラックモジュール上のパンスライダ87からソロボタン8までのウェイブパイプを緑色で表示する。
【0064】
ステップS8において、オーディオミキサGUI部42は、当該トラックのソロボタン88がオフとされ、かつ、他のトラックモジュールのソロボタン88がオンとされているか否か判定する。当該トラックのソロボタン88がオフとされていない、または、他のトラックモジュールのソロボタン88がオンとされていないと判定された場合、ステップS9に進む。
【0065】
ステップS9において、オーディオミキサGUI部42は、トラックモジュール上のソロボタン88からルータ89までのウェイブパイプを緑色で表示する。処理はステップS2に戻る。
【0066】
ステップS2において、ミュートボタン84がオンとされていると判定された場合、ステップS10に進む。ステップS10において、オーディオミキサGUI部42は、図13(C)に示すように、ミュートボタン84以降のウェイブパイプを赤色で表示する。処理はステップS2に戻る。
【0067】
ステップS4において、トラックレベルフェーダ85が−∞に設定されていると判定された場合、ステップS10に進む。ステップS10において、オーディオミキサGUI部42は、図13(A)に示すように、トラックフェーダ85以降のウェイブパイプを赤色で表示する。処理はステップS2に戻る。
【0068】
ステップS6において、パンスライダ87が左右いずれか最大に設定されていると判定された場合、ステップS10に進む。ステップS10において、オーディオミキサGUI部42は、図13(B)に示すように、パンスライダ87以降のパンスライダ87が最大に設定されていない側のウェイブパイプを赤色で表示する。具体的には、パンスライダ87が左最大に設定されていると判定された場合、パンスライダ87以降の右側のウェイブパイプが赤色で表示される。反対に、パンスライダ87が右最大に設定されていると判定された場合、パンスライダ87以降の左側のウェイブパイプが赤色で表示される。
【0069】
ステップS8において、他のトラックモジュールのソロボタン88がオンとされていると判定された場合、ステップS10に進む。ステップS10において、オーディオミキサGUI部42は、ソロボタン88以降のウェイブパイプを赤色で表示する。処理はステップS2に戻る。
【0070】
その後、当該処理はオーディオミキサGUIの表示が終了されるまで、繰り返し実行される。
【0071】
以上説明したように、オーディオミキサGUIの各トラックモジュールのウェイブパイプは、トラックモジュールのミュートボタン84、トラックレベルフェーダ85、パンスライダ87、およびソロボタン89の設定に対応して表示色が変化されるので、ユーザは、ミュートボタン84のオン/オフ、トラックレベルフェーダ85の設定の状態等を確認しなくても、オーディオ信号が流れる状態であるか否かを視覚的に把握することが可能となる。
【0072】
なお、本実施の形態においては、オーディオ信号が流れる状態であるか否かをウェイブパイプの表示色を代えることによって区別するようにしたが、例えば、ウェイブパイプの形状を変化させるようにしてもよい。
【0073】
また、ウェイブパイプを常に表示するのではなく、ユーザから表示の指示があったときだけ表示するようにしてもよい。
【0074】
さらに、本発明は、オーディオ信号以外の信号や、物質の流れを制御する表示系、操作系に適用することが可能である。
【0075】
また、本発明は、ディスプレイ上のGUIだけではなく、ハードウェアの各種コンソールに適用することが可能である。
【0076】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0077】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0078】
【発明の効果】
以上のように、本発によれば、不具合が発生している箇所を瞬時に視認し易くするため、オーディオミキサの設定を視覚的に瞬時に把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したビデオ編集システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】パーソナルコンピュータ1の構成例を示すブロック図である。
【図3】パーソナルコンピュータ1で実行されるビデオ編集アプリケーションプログラムの機能ブロック図である。
【図4】ロギングツールに対応するGUIの表示例を示す中間調画像の写真である。
【図5】クリップエクスプローラに対応するGUIの表示例を示す中間調画像の写真である。
【図6】タイムラインエディタに対応するGUIの表示例を示す中間調画像の写真である。
【図7】オーディオミキサGUIの表示例を示す中間調画像の写真である。
【図8】レコードトゥVTRに対応するGUIの表示例を示す中間調画像の写真である。
【図9】オーディオミキサの機能ブロック図である。
【図10】AV信号処理ボード18の機能ブロック図である。
【図11】トラックモジュールの詳細を示す図である。
【図12】オーディオミキサGUI部42のウェイブパイプ表示制御処理を説明するフローチャートである。
【図13】トラックモジュール上のウェイブパイプの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 18 AV信号処理ボード, 22 磁気ディスク, 23 光ディスク, 24 光磁気ディスク, 25 半導体メモリ, 31 ロギングツール, 32 クリップエクスプローラ, 33 タイムラインエディタ, 34 レコードトゥVTR, 41 タイムラインエディタGUI部, 84 ミュートボタン, 85 トラックレベルフェーダ, 87 パンスライダ , 88 ソロボタン

Claims (3)

  1. オーディオ信号処理する複数のオーディオ信号処理回路が段階的に配置されて構成されるオーディオミキサを制御する情報処理装置において、
    前記オーディオミキサの回路構成、および前記オーディオ信号の経路を模擬したユーザインタフェースの表示を制御する表示制御手段と、
    前記ユーザインタフェースを構成する、前記オーディオ信号処理回路にそれぞれ対応するオブジェクトに対するユーザ操作に応じ、前記オーディオ信号処理回路での処理のパラメータを設定する設定手段と
    を含み、
    前記表示制御手段は、前記ユーザインタフェースの前記オブジェクトに対するユーザからのオーディオ信号遮断操作に応じ、前記ユーザインタフェース上の前記経路に対応する前記オブジェクトの表示方法を、前記オーディオ信号が遮断された部分と遮断されていない部分とで変更させる
    報処理装置。
  2. オーディオ信号処理する複数のオーディオ信号処理回路が段階的に配置されて構成されるオーディオミキサを制御する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記オーディオミキサの回路構成、および前記オーディオ信号の経路を模擬したユーザインタフェースを表示させ、
    前記ユーザインタフェースを構成する、前記オーディオ信号処理回路にそれぞれ対応するオブジェクトに対するユーザ操作に応じ、前記オーディオ信号処理回路での処理のパラメータを設定し、
    前記ユーザインタフェースの前記オブジェクトに対するユーザからのオーディオ信号遮断操作に応じ、前記ユーザインタフェース上の前記経路に対応する前記オブジェクトの表示方法を、前記オーディオ信号が遮断された部分と遮断されていない部分とで変更させる
    ステップを含む報処理方法。
  3. オーディオ信号処理する複数のオーディオ信号処理回路が段階的に配置されて構成されるオーディオミキサを制御する情報処理用のプログラムであって、
    前記オーディオミキサの回路構成、および前記オーディオ信号の経路を模擬したユーザインタフェースを表示させ、
    前記ユーザインタフェースを構成する、前記オーディオ信号処理回路にそれぞれ対応するオブジェクトに対するユーザ操作に応じ、前記オーディオ信号処理回路での処理のパラメータを設定し、
    前記ユーザインタフェースの前記オブジェクトに対するユーザからのオーディオ信号遮断操作に応じ、前記ユーザインタフェース上の前記経路に対応する前記オブジェクトの表示方法を、前記オーディオ信号が遮断された部分と遮断されていない部分とで変更させる
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラムが記録されている記録媒体。
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