JP4457232B2 - プリグルーブ同期信号検出回路及び光ディスク駆動装置 - Google Patents

プリグルーブ同期信号検出回路及び光ディスク駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プリグルーブ同期信号検出回路及び、記録が可能なCD−Rディスクや書き換え可能なCD−RWディスクなどを駆動する光ディスク駆動装置に係り、特に、光ディスク駆動装置における記録タイミング制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(コンパクトディスク)の一種として、CD−R(CDレコーダブル:1回だけ記録が可能)ディスクやCD−RW(CDリライタブル:複数回の記録が可能、またCD−E:CDイレーザブルとも呼ばれている)ディスクが知られている。これらのCD−RディスクやCD−RWディスク(以下、CD−R/RWディスクと略称する)では、情報追記用のガイドトラックとして、プリグルーブが形成されている。このプリグルーブは、22.05kHzを中心周波数として左右に正弦波状にウォブリング(蛇行)している。また、このプリグルーブは、1セクタ毎の時間情報を示す時間コードに対応して、22.05kHzを中心に±1kHzの変調度でFM変調がかけられている。
【0003】
そのため、ウォブリング周波数をFM復調することによって、時間情報を示す時間コードが得られる。このプリグルーブのウォブリング信号によって記録されている時間情報は、ATIP(Absolute time in pregroove)と呼ばれている。ATIPには、時間情報の他に、ATIP同期信号、CRCコードが含まれている。ここで、ATIPフレームのフォーマットについて説明する。
【0004】
図6は、ATIPフレームのフォーマットについて、そのフレーム構成の一例を示す図である。
【0005】
この図6に示すように、ATIPフレームは、同期信号(Sync),分(Minutes),秒(Seconds),フレーム(Frames),CRCコード(CRC remainder)から構成されている。なお、分(Minutes),秒(Seconds),フレーム(Frames)のデータは、MSF(Minute Second Frame)データとも呼ばれる。また、ATIP同期信号は、次の図7に示すようなパターンから構成されている。
【0006】
図7は、ATIP同期信号について、パターンの一例を示す図である。
【0007】
ATIP同期信号(Sync)のパターンは、ce11=0のときは、この図7にチャンネルビットとして示したように、「11101000」であり、同期信号は、図7のような信号波形(パターン)になる。なお、ce11=1のときは、「00010111」とされる。CD−R/RWディスクに情報を記録可能なドライブ装置(以下、CD−R/RWドライブと略称する)では、このATIPを検出して、現在のセクタの時間情報を検出し、情報の記録開始セクタを判断する。このCD−R/RWディスクに追記される記録情報は、CD(コンパクトディスク)のフォーマットと同じである。そして、CDにおいては、記録情報中に、サブコードフレーム同期信号が記録される。
【0008】
ここで、CD−R/RWディスクのプリグルーブ中に含まれるATIP同期信号と、追記される記録情報中に含まれるサブコードフレーム同期信号との位置関係について説明する。CD−Rディスクの規格書として知られるオレンジブックのパート2には、ATIP同期信号と、追記される記録情報中に含まれるサブコードフレーム同期信号との位置ズレが±2EFMフレーム以内となるように規定されている。
【0009】
図8は、CD−R/RWディスクのプリグルーブ中に含まれるATIP同期信号と、追記される記録情報中に含まれるサブコードフレーム同期信号との位置関係を示す図である。
【0010】
この図8にSubcode syncとして示されるように、ATIP同期信号(sync)と、サブコードフレーム同期信号(Subcode sync)との位置ズレは、0±2EFMフレームとされている。この2つの同期信号の位置ズレが大きくなると、記録済み領域の後の未記録領域に、さらに情報を追記した場合などに、記録情報の重なり部が大きくなり、再生が不可能になってしまう。また、逆に記録情報間に大きな隙間が生じると、同期検出が不能になり、同様に、再生が不可能になる、という不都合がある。従来の記録タイミング制御回路は、次の図9に示すような構成である。
【0011】
図9は、従来のCD−R/RWドライブにおける記録タイミング制御回路について、その要部構成の一例を示す機能ブロック図である。図において、41はEFMエンコーダ、42はATIPデコーダを示し、EFMは記録パターン、SUBSYNCはサブコードフレーム同期信号挿入タイミング信号、EXTSYNCは同期要求信号、EXTACKは同期完了信号、ATIPSYNCはATIP同期検出信号、BICLKINはバイフェーズクロック、BIDATAINはバイフェーズデータを示す。
【0012】
ATIPデコーダ42には、外部のFM復調回路によってプリグルーブのウォブリング信号がFM復調されたバイフェーズデータBIDATAINと、同じく外部のクロック抽出回路によって、このバイフェーズデータBIDATAINから抽出されたバイフェーズクロックBICLKINとが入力される。ATIPデコーダ42は、バイフェーズデータBIDATAINと、バイフェーズクロックBICLKINとから、ATIP中の時間情報と、ATIP同期信号の検出を行う。ATIP同期信号が検出されると、ATIP同期検出信号ATIPSYNCが出力される。
【0013】
EFMエンコーダ41は、記録データを所定のCDフォーマットに変調し、記録パターンEFMを出力する。また、EFMエンコーダ41は、この記録パターンEFM中に、サブコードフレーム同期信号の挿入も行う。この場合に、サブコードフレーム同期信号の挿入タイミングで、サブコードフレーム同期信号挿入タイミング信号SUBSYNCを出力する。次に、情報の記録に先立って行われるEFMエンコーダ41のタイミング初期化について説明する。
【0014】
図10は、図9に示した記録タイミング制御回路において、EFMエンコーダ41のタイミング初期化の動作を説明するタイミングチャートである。図の各信号波形に付けられた符号は、図9の符号位置に対応している。
【0015】
CD−R/RWドライブでは、情報の記録を開始する前に、サブコードフレーム同期信号の挿入タイミングを、先の図8に示したATIP同期信号(ATIPsync)に対するサブコードフレーム同期信号(Subcode sync)の位置ズレが所定範囲となるように初期化するために、外部回路から、図10に示すように、EFMエンコーダ41に対して同期要求信号EXTSYNCを入力する。なお、図10では、同期要求信号EXTSYNCに「−」を付けているが、この「−」はローレベルの期間が同期要求信号の発生期間であることを示している。
【0016】
EFMエンコーダ41は、この同期要求信号EXTSYNCが入力されると、次にATIP同期信号を検出した直後、例えばATIP同期検出信号ATIPSYNCの出力から1EFMフレーム以内に、サブコードフレーム同期信号が挿入されるように、サブコードフレーム同期信号挿入タイミング信号SUBSYNCを出力する。このようにして、EFMエンコーダ41のタイミングの初期化が行われる。タイミングの初期化が行われると、EFMエンコーダ41は、同期完了信号EXTACKを出力する。図9に示した記録タイミング制御回路は、以上のような構成であり、ATIP同期信号の検出から、サブコードフレーム同期信号の挿入までのタイミングは固定されている。
【0017】
ここで、この発明の光ディスク駆動装置に関連する従来の技術について、説明する。まず、従来の技術としては、CD−Rディスクにおけるプリグルーブのウォブリングから上述したような付帯情報を検出する回路が知られている(例えば特開平6−290462号公報)。この付帯情報の検出回路は、周知の技術である。次に、デジタルオーディオ機器等のデジタルシステムで使用される位相同期回路、いわゆるデジタルPLLも、従来から知られている(例えば特開平2−3137号公報)。この位相同期回路(デジタルPLL)は、位相比較器とデジタル積分器と可変分周器とから構成されている。そして、位相比較器で入力信号とPLLの再生クロックとの位相比較を行い、得られた位相誤差信号をデジタル積分器で積分し、この積分値に応じて、可変分周器の分周比を決定するようにしている。以下の説明では、デジタルPLLを第1の従来技術という。
【0018】
さらに、従来の技術として、デジタルフィルタとして、FIR(FiniteImpulse Response)フィルタも知られている(例えば特開平2−50363号公報)。このFIRフィルタは、フィルタリング演算に利用されるmビットパラレルの遅延素子、乗算器、アキュムレータで構成されている。そして、遅延素子は、データラッチ信号の立ち上がりエッジでデータをラッチする。乗算器の出力を加算するアキュムレータの出力には、その演算結果がnビットで出力される構成である。以下の説明では、FIRフィルタを第2の従来技術という。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
先の従来技術で説明したように、従来の記録タイミング制御回路は、ATIP同期信号の検出から、サブコードフレーム同期信号の挿入までのタイミングは固定されている。そのため、FM復調回路のバイフェーズデータ出力遅延時間、ATIPデコーダのATIP同期信号検出の遅延時間等によって、ATIP同期信号検出のタイミングが、実際のディスク上のATIP同期信号位置より遅くなると、サブコードフレーム同期信号の挿入位置に遅れが生じ、先の図8に示したような位置関係を保持することができなくなる。したがって、先に述べたように、記録済み領域の後の未記録領域に、さらに情報を追記した場合などに、記録情報の重なり部が大きくなり、再生が不可能になってしまう。また、逆に記録情報間に大きな隙間が生じると、同期検出が不能になり、同様に、再生が不可能になる、という不都合があった。
【0020】
この発明では、ディスクの回転変動や偏心の影響によって、ウォブル信号の中心周波数が変動した場合でも、バイフェーズデータに対して、定常位相差の少ないバイフェーズクロックを発生させることができるようにして、ATIPデコードエラーの発生を少なくすることにより、ATIP時間情報の信頼性を向上させることを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ガイドトラックとしてプリグルーブがウォブルして形成された光ディスクの当該プリグルーブに記録されているプリグルーブ情報に含まれるプリグルーブ同期信号を検出するプリグルーブ同期信号検出回路であって、所定周波数のクロックを動作クロックとして、入力されるウォブル信号にロックし、ウォブル信号基本周波数を逓倍したクロック信号と入力されるウォブル信号の周波数変調成分の復調信号とを出力するデジタルPLL回路と、前記デジタルPLL回路から出力される逓倍クロック信号をサンプリングクロックとして動作し、前記ウォブル信号の中心周波数に比例してカットオフ周波数を変化させて前記デジタルPLL回路から出力される復調信号の高周波ノイズ成分を除去するデジタルフィルタと、を備えたものである。
【0022】
請求項2の発明は、ガイドトラックとしてプリグルーブがウォブルして形成された光ディスクの当該プリグルーブに記録されているプリグルーブ情報に含まれるプリグルーブ同期信号を検出するプリグルーブ同期信号検出回路であって、所定周波数のクロックを動作クロックとして、入力されるウォブル信号にロックし、ウォブル信号基本周波数を逓倍したクロック信号と入力されるウォブル信号の周波数変調成分の復調信号とを出力する第1のデジタルPLL回路と、前記第1のデジタルPLL回路から出力される逓倍クロック信号をサンプリングクロックとして動作し、前記第1のデジタルPLL回路から出力される復調信号の高周波ノイズ成分を除去するデジタルフィルタと、前記第1のデジタルPLL回路から出力される逓倍クロック信号を動作クロックとして、前記デジタルフィルタの出力信号をロックし、復号クロックを出力する第2のデジタルPLL回路と、前記第2のデジタルPLL回路から出力される復号クロックをサンプリングクロックとして動作し、前記デジタルフィルタの出力信号からプリグルーブ情報中の同期信号を抽出する同期検出回路とを備えたものである。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のプリグルーブ同期信号検出回路により検出したプリグルーブ同期信号を用いて光ディスクに情報の記録を行うことを特徴とする光ディスク駆動装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の実施の形態の説明に先だって光ディスク駆動装置▲1▼について説明する。
この光ディスク駆動装置▲1▼は、FM復調回路のバイフェーズデータ出力遅延時間、ATIPデコーダのATIP同期信号検出遅延時間に応じて、ATIPディレイ設定値を適切な値に設定することにより、EFM出力タイミングの初期化を行う際の位相を調整可能にした点に特徴を有している。
【0024】
図1は、この光ディスク駆動装置▲1▼について、その要部構成の一例を示す機能ブロック図である。図において、1はディスク、2はスピンドルモータ、3はピックアップ、4は信号検出アンプ、5はCDデコーダ、6はATIPデコーダ、7はCDエンコーダ、8はレーザ駆動回路を示し、EFMINはCDデコーダ5へ入力される再生信号、WBLINはATIPデコーダ6へ入力されるウォブル信号、ASYNCはATIP同期検出信号、EFM1,EFM2は記録パターン、ATIP DelayはATIPディレイ設定値を示す。
【0025】
この図1に示したディスク1は、CD−R/RWディスクで、すでに説明したように、プリグルーブのウォブリングによって、図6に示したようなフォーマットによるATIPが記録されている。光ディスク駆動装置▲1▼は、従来と同様に、ディスク1を支持・回転させるスピンドルモータ2と、ディスク1にレーザビームを照射して、ディスク1からの反射光を受光するピックアップ3と、このピックアップ3を移動させる図示しない移動制御系を備えている。ピックアップ3は、レーザビームをディスク1上のトラックに照射し、情報の記録再生を行う。レーザ駆動回路8は、情報の記録時に、CDエンコーダ7から出力される記録信号に応じて、ピックアップ3のレーザを記録パワーで駆動する。また、情報の再生時には、レーザ駆動回路8は、レーザを再生パワーで駆動する。
【0026】
再生時には、信号検出アンプ4は、ピックアップ3がディスク1から検出した反射光信号を増幅し、ディスク1上に記録された情報を再生した信号(再生信号EFM)と、プリグルーブのウォブリングを検出した信号(ウォブル信号WBL)とを出力する。一方の再生信号(EFM)は、CDデコーダ5へ入力され、メインデータとサブコードデータとして出力される。他方、ウォブル信号(WBL)は、ウォブル信号WBLINとして、ATIPデコーダ6へ入力される。ATIPデコーダ6では、このウォブル信号WBLINをFM復調して、バイフェーズデータ(図9のBIDATAINに相当)を検出し、バイフェーズデータからバイフェーズクロック(図9のBICLKINに相当)を抽出する。そして、バイフェーズデータとバイフェーズクロックとから、ATIP中の時間情報とATIP同期信号の検出を行う。ATIPデコーダ6は、ATIP同期信号を検出すると、ATIP同期検出信号ASYNCを出力する。
【0027】
また、記録時には、CDエンコーダ7は、入力された記録データのメインデータとサブコードデータを、所定のCDフォーマットに変調し、記録パターンEFM1,EFM2を生成してレーザ駆動回路8へ出力する。次に、CDエンコーダ7について、詳しく説明する。
【0028】
図2は、図1に示したCDエンコーダ7について、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。図における符号は図1と同様であり、11はクロックジェネレータ、12はクロックシンセサイザ、13はEFM出力タイミング制御回路、14はエンコードスタート制御回路、14aは比較器、14bは現在時間レジスタ、14cは目標時間レジスタ、14dはセレクタ、14eはATIP時間レジスタ、14fはサブQ時間レジスタ、15はEFMエンコーダ、15aはストラテジ変換部、15bは加算器、15cはセレクタ、15dはEFMフレームシンクパターン部、15eはEFM変調部、15fはセレクタ、15gはマージンビット部を示す。
【0029】
エンコード用のクロック(エンコードクロック)は、クロックジェネレータ11と、クロックシンセサイザ12とによって生成される。エンコードスタート制御回路14は、ATIPデコーダ6によって検出され、ATIP時間レジスタ14eに保持されているATIP時間(ATIP time)の情報と、目標時間レジスタ14cに保持され、記録開始目標時間を示す時間情報(Target time)とから、記録開始位置を検出する。比較器14aには、情報の記録開始目標時間(Target time)と、セレクタ14dによって選択された現在時間(Current time)とが入力される。比較器14aでは、この記録開始目標時間と現在時間とを比較し、これらが一致すると、EFM出力タイミング制御回路13へ一致検出信号を出力する。EFM出力タイミング制御回路13は、この一致検出信号を受け取ると、EFMエンコーダ15に対して記録開始信号を出力する。
【0030】
EFMエンコーダ15は、記録を行うメインデータとサブコードデータをEFM変調し、記録パターンEFM1,EFM2を出力する。この場合に、EFM出力タイミング制御回路13によって制御されるタイミングで、EFMフレーム同期信号、サブコードフレーム同期信号(S0,S1)の挿入を行う。EFM出力タイミング制御回路13は、記録開始目標時間の手前で、ATIPデコーダ6から出力されるATIP同期検出信号ASYNCによって、EFM出力タイミングの初期化を行う。初期化後のサブコードフレーム同期信号の挿入タイミングは、ATIPディレイ設定値ATIP Delayに応じて可変可能に構成されている。要約すれば、図3に示したEFM出力タイミング制御回路13において、EFM出力タイミングの初期化の際に、遅れ時間ATIP Delayに相当する分のカウント値を、98進カウンタ22にロードするようにしている。次に、EFM出力タイミング制御回路13について、詳しく説明する。
【0031】
図3は、図1に示したEFM出力タイミング制御回路13について、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。図における符号は図1と同様であり、21は588進カウンタ、22は98進カウンタ、23はデコーダ、24はアンドゲート回路を示す。
【0032】
588進カウンタ21は、エンコードクロックによって、588カウント周期のカウントを行う。この1周期は、1EFMフレーム分の周期に相当する。また、98進カウンタ22は、588進カウンタ21が一巡する毎にカウントを行い、98カウント周期のカウントを行う。この1周期は、1サブコードフレーム分の周期に相当する。デコーダ23は、588進カウンタ21と98進カウンタ22のカウント値をデコードし、サブコードフレーム同期信号挿入制御信号、EFMフレーム同期信号挿入制御信号などのタイミング信号を出力する。
【0033】
図3に示したEFM出力タイミング制御回路13には、記録開始目標時間の手前で、ロードイネーブル信号がイネーブルされ、ATIPデコーダ6から出力されるATIP同期検出信号ASYNCによって、ATIPディレイ設定値ATIP Delayが、588進カウンタ21および98進カウンタ22にロードされる。その後は、ロードイネーブル信号がディスイネーブルされ、588進カウンタ21および98進カウンタ22は、そのカウント周期でカウントを行う。
【0034】
図4は、図3に示したEFM出力タイミング制御回路13において、EFM出力タイミングの初期化を行う際の動作を説明するタイミングチャートで、(1) はディスク1上のATIP同期信号、(2) はATIPデコーダ6によって検出されたATIP同期検出信号、(3) は98進カウンタ22に値「0」がロードされたときの98進カウンタ22のカウント値とサブコードフレーム同期信号挿入制御信号、(4) は98進カウンタ22に値「4」がロードされたときの98進カウンタ22のカウント値とサブコードフレーム同期信号挿入制御信号を示す図である。図における符号は図3と同様であり、とはATIP同期検出信号の検出タイミング、AとBはサブコードフレーム同期信号挿入制御信号の発生時間の遅れを示す。
【0035】
ディスク1上には、図4(1) に示すような位置にATIP同期信号が記録されているとする。一方、ATIPデコーダ6のATIP同期検出信号ASYNCの出力タイミングは、先に述べたように、FM復調回路のバイフェーズデータ出力遅延時間や、ATIPデコーダ6のATIP同期信号検出の遅延時間等によって、図4(2) に示したように、実際のディスク1上のATIP同期信号位置よりも遅くなる。例えばとで示したように、時間ATIP Delayだけ遅れて、ATIP同期検出信号が検出される。
【0036】
そして、初期化の際に、98進カウンタ22に値「0」をロードしたとき(従来と同じ場合)には、図4(2) のATIP同期検出信号が検出されたのタイミングで、図4(3) に示したように、98進カウンタ22のカウント値が「0」であり、サブコードフレーム同期信号挿入制御信号が発生される。この関係は、図4(2) のATIP同期検出信号が検出されるのタイミングにおいても同様であり、ATIP同期検出信号ASYNCの発生後になる。したがって、サブコードフレーム同期信号の記録位置は、図4(3) にAで示したように、実際のディスク1上のATIP同期信号に対して、カウント値「4」の時間分だけ遅れてしまう。
【0037】
これに対して、図4(4) に示したように、初期化の際に、98進カウンタ22に値「4」をロードしたときは、図4(2) のATIP同期検出信号が検出されたのタイミングでは、98進カウンタのカウント値が「4」であるから、サブコードフレーム同期信号挿入制御信号は発生されない。そして、98進カウンタのカウント値は、図4(1) に示したように、ディスク1上で、次のATIP同期信号が記録された位置の終端で「0」となる。したがって、サブコードフレーム同期信号挿入制御信号の出力タイミングは、図4(4) に示したように、ATIP同期検出信号が検出されるのタイミングの発生前になり、サブコードフレーム同期信号の記録位置を、図4(4) にBで示したように、実際のディスク1上のATIP同期信号とほぼ一致させることができる。
【0038】
以上のように、この光ディスク駆動装置▲1▼では、FM復調回路のバイフェーズデータ出力遅延時間、ATIPデコーダのATIP同期信号検出遅延時間に応じて、ATIPディレイ設定値(ATIP Delay)を適切な値に設定することにより、EFM出力タイミングの初期化を行う際の位相を調整することができるようにしている。すなわち、サブコードフレーム同期信号の記録位置と、実際のディスク1上のATIP同期信号とほぼ一致させることが可能になる。したがって、CD−R/RWディスクのプリグルーブ中に含まれるATIP同期信号と、追記される記録情報中に含まれるサブコードフレーム同期信号との位置ズレを防止することが可能になる。
【0039】
本発明の実施の形態
この実施の形態は、光ディスク駆動装置▲1▼の改良に相当する。先の光ディスク駆動装置▲1▼では、FM復調回路のバイフェーズデータ出力遅延時間、ATIPデコーダのATIP同期信号検出遅延時間に応じて、ATIPディレイ設定値(ATIP Delay)を適切な値に設定することにより、EFM出力タイミングの初期化を行う際の位相を調整する場合について説明した。この実施の形態では、プリグルーブ情報検出手段として、デジタルフィルタのサンプリングを第1の逓倍クロック信号によって行うことにより、ウォブル信号の中心周波数が変動したとき、これに比例してデジタルフィルタのカットオフ周波数を変化させる点に特徴を有している。
【0040】
図5は、この実施の形態によるATIPデコーダ周辺回路の要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。図における符号は図1と同様であり、31はウォブルPLL、32はデジタルフィルタ、33はATIP−PLL、34はATIPデコーダを示し、FMOはFM復調信号、MCKはマスタークロック、fsCKは第1の逓倍クロック、fs*8CKは第2の逓倍クロック、ATIPOはバイフェーズデータ、ATIPCLKはバイフェーズクロック、MSFDataはATIP(MSF)データを示す。
【0041】
ウォブルPLL31は、その出力クロックの位相がウォブル信号にロックするように構成されたデジタルPLLからなり、ウォブル信号に含まれているFM変調成分を復調して、FM復調信号FMOを出力する。なお、デジタルPLLは、第1の従来技術として説明したように、従来から知られている。また、出力クロックの逓倍クロック信号として、第1の逓倍クロック(fsCK)と、第2の逓倍クロック(fs*8CK)とを出力する。第1の逓倍クロック(fsCK)の周波数は、ウォブル信号の基本周波数である22.05kHzの2倍の44.1kHzである。他方、第2の逓倍クロック(fs*8CK)は、第1の逓倍クロック(fsCK)の8倍の352.8kHzである。
【0042】
FM復調信号FMOは、デジタルPLLからなるウォブルPLL31の位相比較器出力から、また、逓倍クロック信号は、ループ中に挿入された固定分周器の入力クロックから得られることが知られている。ウォブルPLL31は、ウォブル信号にロックして動作するため、ディスクの回転変動や偏心の影響によって、ウォブル信号の中心周波数が変動した場合には、出力されている第1の逓倍クロック(fsCK)と、第2の逓倍クロック(fs*8CK)の中心周波数が、ウォブル信号の中心周波数の変動に比例して変化する。次段のデジタルフィルタ32は、第1の逓倍クロック(fsCK)によってFM復調信号FMOをサンプリングし、FM復調信号に含まれる高周波ノイズを除去する。このデジタルフィルタ32としては、先に第2の従来技術として説明したように、FIR(Finite Impulse Response)フィルタが知られている。デジタルフィルタ32においてノイズが除去されたFM復調信号は、2値化され、バイフェーズデータATIPOとして出力される。
【0043】
デジタルフィルタ32のサンプリングは、第1の逓倍クロック(fsCK)によって行われるため、ウォブル信号の中心周波数が変動すると、これに比例してデジタルフィルタ32のカットオフ周波数も変化する。その結果、ディスクの回転変動や偏心の影響によって、ウォブル信号の中心周波数が変動した場合でも、カットオフ周波数は常に最適値に調整される。また、ATIP−PLL33には、バイフェーズデータATIPOが入力されており、このバイフェーズデータにロックしたバイフェーズクロックATIPCLKを出力する。
【0044】
このATIP−PLL33も、デジタルPLLで構成される。ATIP−PLL33は、第2の逓倍クロック(fs*8CK)を動作クロックとする。そのため、ウォブル信号の中心周波数が変動した場合には、これに比例してATIP−PLL33の自走クロック周波数も変化する。したがって、ディスクの回転変動や偏心の影響によって、ウォブル信号の中心周波数が変動した場合でも、バイフェーズデータに対して、定常位相差の少ないバイフェーズクロックATIPCLKを発生させることができる。ATIPデコーダ34は、バイフェーズデータATIPOとバイフェーズクロックATIPCLKを入力し、従来のATIPデコーダ(ATIPディテクタ)と同様に、ATIP中の時間情報と、ATIP同期信号の検出を行う。ATIP同期信号が検出されると、ATIP同期検出信号ATIPSYNCを出力する。
【0045】
以上のように、この実施の形態では、先の光ディスク駆動装置▲1▼で説明した記録タイミング制御回路において、デジタルフィルタのサンプリングを第1の逓倍クロック信号によって行うことにより、ウォブル信号の中心周波数が変動したときには、これに比例してデジタルフィルタのカットオフ周波数も変化されるようにしている。したがって、ディスクの回転変動や偏心の影響によって、ウォブル信号の中心周波数が変動した場合でも、デジタルフィルタのカットオフ周波数は常に最適値に調整される。また、ATIPのPLL回路は、第2の逓倍クロック信号を動作クロックとしているので、ウォブル信号の中心周波数が変動したときには、これに比例してATIPのPLL回路の自走クロック周波数も変化される。その結果、ディスクの回転変動や偏心の影響によって、ウォブル信号の中心周波数が変動した場合でも、バイフェーズデータに対して、定常位相差の少ないバイフェーズクロックを発生させることができる。以上に述べた本実施の形態と、先の光ディスク駆動装置▲1▼による記録タイミング制御回路とを比べると、本実施の形態によれば、光ディスク駆動装置▲1▼と同様の効果に加えて、ATIPデコードエラーの発生が少なくなるので、ATIP時間情報の信頼性が向上されることになる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、デジタルフィルタのサンプリングを、第1の逓倍クロック信号によって行うので、ウォブル信号の中心周波数が変動したときには、これに比例してデジタルフィルタのカットオフ周波数も変化されるようにしている。そのため、ディスクの回転変動や偏心の影響によって、ウォブル信号の中心周波数が変動した場合でも、デジタルフィルタのカットオフ周波数は常に最適値に調整される。また、ATIPのPLL回路は、第2の逓倍クロック信号を動作クロックとしているので、ウォブル信号の中心周波数が変動したときには、これに比例してATIPのPLL回路の自走クロック周波数も変化される。その結果、ディスクの回転変動や偏心の影響によって、ウォブル信号の中心周波数が変動した場合でも、バイフェーズデータに対して、定常位相差の少ないバイフェーズクロックを発生させることができる。したがって、ATIPデコードエラーの発生が少なくなるので、ATIP時間情報の信頼性が一層向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク駆動装置▲1▼について、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示したCDエンコーダ7について、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】図1に示したEFM出力タイミング制御回路13について、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図4】図3に示したEFM出力タイミング制御回路13において、EFM出力タイミングの初期化を行う際の動作を説明するタイミングチャートである。
【図5】光ディスク駆動装置▲1▼のATIPデコーダ周辺回路の要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図6】ATIPフレームのフォーマットについて、そのフレーム構成の一例を示す図である。
【図7】ATIP同期信号について、パターンの一例を示す図である。
【図8】CD−R/RWディスクのプリグルーブ中に含まれるATIP同期信号と、追記される記録情報中に含まれるサブコードフレーム同期信号との位置関係を示す図である。
【図9】従来のCD−R/RWドライブにおける記録タイミング制御回路について、その要部構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図10】図9に示した記録タイミング制御回路において、EFMエンコーダ41のタイミング初期化の動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…ディスク
2…スピンドルモータ
3…ピックアップ
4…信号検出アンプ
5…CDデコーダ
6…ATIPデコーダ
7…CDエンコーダ
8…レーザ駆動回路

Claims (3)

  1. ガイドトラックとしてプリグルーブがウォブルして形成された光ディスクの当該プリグルーブに記録されているプリグルーブ情報に含まれるプリグルーブ同期信号を検出するプリグルーブ同期信号検出回路であって、
    所定周波数のクロックを動作クロックとして、入力されるウォブル信号にロックし、ウォブル信号基本周波数を逓倍したクロック信号と入力されるウォブル信号の周波数変調成分の復調信号とを出力するデジタルPLL回路と、
    前記デジタルPLL回路から出力される逓倍クロック信号をサンプリングクロックとして動作し、前記ウォブル信号の中心周波数に比例してカットオフ周波数を変化させて前記デジタルPLL回路から出力される復調信号の高周波ノイズ成分を除去するデジタルフィルタと、
    を備えたことを特徴とするプリグルーブ同期信号検出回路。
  2. ガイドトラックとしてプリグルーブがウォブルして形成された光ディスクの当該プリグルーブに記録されているプリグルーブ情報に含まれるプリグルーブ同期信号を検出するプリグルーブ同期信号検出回路であって、
    所定周波数のクロックを動作クロックとして、入力されるウォブル信号にロックし、ウォブル信号基本周波数を逓倍したクロック信号と入力されるウォブル信号の周波数変調成分の復調信号とを出力する第1のデジタルPLL回路と、
    前記第1のデジタルPLL回路から出力される逓倍クロック信号をサンプリングクロックとして動作し、前記第1のデジタルPLL回路から出力される復調信号の高周波ノイズ成分を除去するデジタルフィルタと、
    前記第1のデジタルPLL回路から出力される逓倍クロック信号を動作クロックとして、前記デジタルフィルタの出力信号をロックし、復号クロックを出力する第2のデジタルPLL回路と、
    前記第2のデジタルPLL回路から出力される復号クロックをサンプリングクロックとして動作し、前記デジタルフィルタの出力信号からプリグルーブ情報中の同期信号を抽出する同期検出回路とを備えたことを特徴とするプリグルーブ同期信号検出回路。
  3. 請求項1または2に記載のプリグルーブ同期信号検出回路により検出したプリグルーブ同期信号を用いて光ディスクに情報の記録を行うことを特徴とする光ディスク駆動装置。
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