JP4456694B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,プラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,ポリシリコン膜のエッチング工程では,処理室内に対向配置された上部電極と下部電極に各々同一周波数の高周波電力を印加して処理ガスをプラズマ化し,下部電極上に載置された被処理体にエッチング処理を施す装置が使用されている。しかし,該装置では,マスクとしてのフォトレジスト膜とポリシリコン膜との間に,フォトレジスト膜の露光時に乱反射を防止するための難エッチング性の反射防止膜が形成されていると,反射防止膜下層のポリシリコン膜に処理を施すことが困難になる。そこで,上部電極に下部電極よりも高い周波数の高周波電力を印加してプラズマ生成とプラズマ中のイオンのイオンエネルギーとを独立して制御することにより,反射防止膜が形成されている場合でもポリシリコン膜に所定の処理を施すことが可能な技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の装置では,上部電極に30MHz以上の高周波電力を印加すると,プラズマ処理空間を介して上部電極と下部電極との間で形成される高周波系が誘導性負荷になるので,処理空間での高周波電力の電圧位相および電流位相がずれてしまい,プラズマが不安定な状態になって,均一な処理を行うことができないという問題点がある。
【0004】
また,上記従来の装置では,各電極に印加された高周波がプラズマを介して各対向電極側の整合器に侵入する。従って,上記のように各電極に各々異なる周波数の高周波電力を印加すると,各整合器の整合状態が対向電極側の整合器の整合状態や電力供給用高周波ケーブルの長さの影響を受けてしまい,整合不良が生じてプラズマおよびイオンエネルギーの制御性が低下するという問題がある。
【0005】
また,上記従来の装置では,プラズマ放電により生じた高調波成分が整合器や高周波電源に侵入するので,整合調整や電力調整が困難になり,プラズマやイオンエネルギーの制御がより難しくなるという問題点がある。
【0006】
本発明は,従来のプラズマ処理装置が有する上記のような問題点に鑑みて成されたものであり,本発明の目的は,上記問題点およびその他の問題点を解決することが可能な新規かつ改良されたプラズマ処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明によれば,請求項1に記載の発明のように,処理室内に対向配置される第1電極と第2電極と,第1電極に第1電力供給系を介して所定周波数の第1高周波電力を印加する第1高周波電源と,被処理体を載置する第2電極に第2電力供給系を介して所定周波数よりも相対的に低い周波数の第2高周波電力を印加する第2高周波電源とを備えるプラズマ処理装置において,第1電力供給系は,第1高周波電力の高次高調波を除去するフィルタと,第1高周波電力の低次高調波を除去するフィルタと,第1整合器と,第2高周波電力を除去するフィルタとを備え,第1高周波電力の高次高調波を除去するフィルタは,第1高周波電源に最も近い位置に設けられ,第2高周波電力を除去するフィルタは,第1電極に最も近い位置に設けられることを特徴とするプラズマ処理装置が提供される。
【0008】
本発明によれば,第1電力供給系の第1高周波電源に最も近い位置に,第1高周波電力の高次高調波を除去するフィルタが設けられている。従って,プラズマ生成時に生じた高次高調波が第1高周波電源に侵入しないので,電源制御を的確に行うことができ,安定した電力供給を行うことができる。
【0009】
また,第1高周波電力の低次高調波を除去するフィルタが設けられているので,プラズマ生成時に生じた低次高調波が第1高周波電源や第1整合器を調整するための高周波を検出する検出部に侵入することがない。その結果,電源制御や第1整合器の調整を的確に行うことができるので,プラズマの制御を確実に行うことができる。
【0010】
また,第1電力供給系の第1電極に最も近い位置に,第2高周波電力を除去するフィルタが設けられているので,第2電極に印加された高周波がプラズマを介して第1整合器や第1高周波電源に侵入することを防止できる。さらに,第2高周波電力を除去するフィルタにより第2高周波電力の接地経路が形成されるので,第1電極を第2電極に対する仮想的に接地された電極にすることができる。その結果,第2整合器の整合状態が第1整合器の整合状態や第1電力供給系の長さに影響されなくなり,第2整合器の整合動作を正確に行わせることができる。
【0011】
また,第2電力供給系に,例えば請求項2に記載の発明のように,第2高周波電源側から順次第2高周波電力の高調波を除去するフィルタと,第2整合器と,第1高周波電力を除去するフィルタとを設けることが好ましい。かかる構成を採用すれば,第2高周波電力の高調波を除去するフィルタによりプラズマ生成時に生じた高調波の第2高周波電源への侵入を防止でき,さらに第1高周波電力を除去するフィルタにより第1電極に印加された高周波の第2整合器および第2高周波電源への侵入を防止できるので,第2高周波電源と第2整合器の制御を的確に行うことができる。また,第1高周波電力を除去するフィルタにより第1高周波電力の接地経路が形成されるので,第2電極を第1電極に対する仮想的に接地された電極にすることができる。その結果,第1整合器の整合状態が第2整合器の整合状態や第2電力供給系の長さに依存しなくなるので,第1整合器に所定の整合動作を行わせることができる。
【0012】
また,第1電力供給系の第2高周波電力を除去するフィルタと,第2電力供給系の第1高周波電力を除去するフィルタの両方を設ければ,第1電極と第2電極との間のプラズマ処理空間を挟んだ高周波系に容量性負荷を付加することができる。かかる構成により,例えば請求項6に記載の発明のように第1高周波電力の周波数を30MHz以上に設定した場合でも,誘導性負荷が相殺されて上記高周波系を容量性負荷にすることができる。その結果,処理空間での高周波電力の電圧位相および電流位相を同位相にできるので,安定したプラズマを生成でき,均一な処理を被処理体に施すことができる。
【0013】
また,第1高周波電力の低次高調波を選択的に除去するためには,例えば請求項3に記載の発明のように,第1高周波電力の低次高調波を除去するフィルタを,周波数特性が急峻なフィルタから構成することが好ましい。さらに,かかるフィルタは,周波数特性が急峻であるので,第1高周波電力の基本高周波が減衰することがない。
【0014】
また,高次高調波を選択的に除去するためには,例えば請求項4に記載の発明のように,第1高周波電力の高次高調波を除去するフィルタを,周波数特性が緩慢なフィルタから構成することが好ましい。さらに,かかるフィルタは,高次高調波を除去する周波数特性を有するので,フィルタの周波数特性が緩慢であっても,第1高周波電力の基本高周波が減衰することがない。
【0015】
また,第2高周波電源の制御性を低下させる高次高調波を選択的に除去するとともに,第2高周波電力の基本高周波の減衰を防止するためには,例えば請求項5に記載の発明のように,第2高周波電力の高調波を除去するフィルタを,第2高周波電力の高次高調波を除去し,周波数特性が緩慢なフィルタから構成することが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に,添付図面を参照しながら,本発明にかかるプラズマ処理装置をプラズマエッチング装置に適用した好適な実施の一形態について詳細に説明する。
【0017】
(1)エッチング装置の全体構成
まず,図1を参照しながら,本発明を適用可能なエッチング装置100の概略について説明する。エッチング装置100の処理室102は,気密な処理容器104内に形成されている。処理室102内には,被処理体,例えば半導体ウェハ(以下,「ウェハ」と称する。)Wを載置可能な下部電極(第2電極)106と,上部電極(第1電極)108とが対向配置されている。
【0018】
上部電極108には,第1高周波電源110から出力される所定周波数,例えば30MHz以上,好ましくは60MHzの第1高周波電力が,第1高周波ケーブル111,本実施の形態の特徴である第1整合ユニット122,第1バンドカットフィルタ124を介して印加される。また,下部電極106には,第2高周波電源114から出力される上記第1高周波電源110からの高周波電力の周波数よりも低い周波数,例えば10MHz以上で,30MHzよりも小さい周波数,好ましくは13.56MHzの第2高周波電力が,第2高周波ケーブル115,本実施の形態の特徴である第2整合ユニット132,第2バンドカットフィルタ134を介して印加される。なお,上記第1および第2整合ユニット122,132と,第1および第2バンドカットフィルタ124,134の詳細な構成については,後述する。
【0019】
かかる電力の印加により,ガス供給系118から処理室102内に供給された処理ガス,例えばHBrとCl2との混合ガスがプラズマ化し,該プラズマによりウェハWに形成されたポリシリコン膜に所定のエッチング処理が施される。また,処理室102内のガスは,排気系120から排気される。
【0020】
(2)第1および第2整合ユニットの構成
(a)第1整合ユニット
図1に示す第1整合ユニット122は,上部電極108に印加された高周波出力に対して反射波が最も少なくなるようにインピーダンスを調整するためのもので,第1コイルL1と,第1〜第4コンデンサC1,C2,C3,C4から構成されている。第1コイルL1と第1コンデンサC1は,第1高周波ケーブル111と上部電極108との間に,第1高周波電源110側から各々順次介装されている。また,第1高周波ケーブル111と第1コイルL1との間には,接地された第2コンデンサC2が接続されている。
【0021】
第1コイルL1と第2コンデンサC2は,60MHzの高周波電力を上部電極108に印加した際に,プラズマ放電により生じた60MHzの第4次以降の高調波(240MHz以上)(以下,「上部高次高調波」という。)成分を除去する本実施の形態にかかる上部高次高調波除去フィルタ(第1高周波電力の高次高調波を除去するフィルタ)128を構成し,第1整合ユニット122の第1高周波ケーブル111との接続部近傍に設けられている。また,上部高次高調波除去フィルタ128は,上部高次高調波成分を選択的に除去するとともに,第1高周波電力の基本高周波(60MHz)の減衰を防止する必要がある。従って,第1コイルL1のインダクタンス値と第2コンデンサC2の容量値は,上部高次高調波除去フィルタ128は後述の上部低次高調波除去フィルタ130よりも緩慢な周波数特性であるか,それぞれ例えば0.13μHと66pFに設定されている。
【0022】
かかる構成により,上部高次高調波成分が第1高周波電源110に侵入しないので,第1高周波電源110に設けられた不図示の高周波検出部で誤検知が生じることを防止できる。その結果,高周波検出部で得られた検出情報に基づいて第1高周波電源110を確実に制御できるので,安定した電力供給を行うことができる。また,上部高次高調波除去フィルタ128は,第1整合器の入力インピーダンスを同軸ケーブルなどの第1高周波ケーブル111と同一の50Ωに調整する機能も兼ね備えている。
【0023】
また,第1コイルL1と第1コンデンサC1との間には,接地された第3コンデンサC3が接続されており,第1および第3コンデンサC1,C3と,第1コンデンサC1が接続されている第1整合ユニット122の内部配線による誘導成分により,上記整合動作を行う第1整合器が構成されている。なお,第1および第3コンデンサC1,C3の容量値は,上記第1整合器の整合状態に応じて適宜調整される。
【0024】
また,第3コンデンサC3と第1コンデンサC1との間には,接地された第4コンデンサC4が並列に接続されている。この第4コンデンサC4は,第4コンデンサC4近傍の配線が有する誘導成分とともに,プラズマ放電により生じた第1高周波電力の第2次高調波と第3次高調波(120MHz,180MHz)(以下,「上部低次高調波」という。)成分に対する直列共振回路を形成し,上部低次高調波成分を除去する本実施の形態にかかる上部低次高調波除去フィルタ(第1高周波電力の低次高調波を除去するフィルタ)130を構成している。従って,第4コンデンサC4の容量値は,上部低次高調波成分を選択的に除去するべく,例えば85pFに設定されている。また,上部低次高調波除去フィルタ130は,直列共振回路で構成されているので,上記上部高次高調波除去フィルタ128よりも周波数特性が急峻になる。
【0025】
かかる構成により,上部低次高調波成分が上記高周波検出部に侵入しないので,該検出部での誤検知を防止できる。その結果,検出情報に基づいて第1整合器の整合状態を確実に調整できるので,上部電極108に所定の電力を印加することができ,安定したプラズマを生成することができる。さらに,上部低次高調波成分が第1高周波電源110に侵入することも防止できるので,第1高周波電源110の制御をより確実に行うことができる。
【0026】
(b)第2整合ユニット
第2整合ユニット132は,下部電極106に印加された高周波出力に対して反射波が最も少なくなるようにインピーダンスを調整するためのもので,上述した第1整合ユニット122と実質的に同一に構成されている。すなわち,第2コイルL2と,第5〜第7コンデンサC5,C6,C7は,それぞれ上記第1コイルL1と,第1〜第3コンデンサC1,C2,C3に対応した位置に設けられている。また,第5コンデンサC5と下部電極106との間には,第3コイルL3が介装され,上記第5および第7コンデンサC5,C7と,第3コイルL3とが第2整合器を構成する。第4コンデンサC4に対応するコンデンサが第2整合ユニット132に設けられていないのは,第2高周波電力の基本周波数が13.56MHzであり,第2高周波電力の第2次,第3次高調波(27.12MHz,40.68MHz)との周波数差が小さいので,第2次,第3次高調波成分を除去すると基本周波数が減衰するためであり,また上記第2次,第3次高調波を除去しなくても下部電極106に安定した電力供給を行えるためである。また,第5および第7コンデンサC5,C7の容量値は,整合状態に応じて適宜調整される。
【0027】
また,第2コイルL2と第6コンデンサC6は,プラズマ放電により生じた13.56MHzの第4次以降の高調波(54.24MHz以上)(以下,「下部高次高調波成分」という。)成分を除去する本実施の形態にかかる下部高次高調波除去フィルタ(第2高周波電力の高調波(高次高調波)を除去するフィルタ)138を構成し,第2整合ユニット132の第2高周波ケーブル115との接続部近傍に設けられている。また,下部高次高調波除去フィルタ138は,下部高次高調波成分を選択的に除去するとともに,第2高周波電力の基本高周波(13.56MHz)の減衰を防止する必要がある。従って,第2コイルL2のインダクタンス値と第6コンデンサC6の容量値は,下部高次高調波除去フィルタ138の周波数特性は緩慢であるか,それぞれ例えば0.5μHと18pFに設定されている。
【0028】
かかる構成により,下部高次高調波成分が第2高周波電源114に侵入しないので,第2高周波電源114に設けられた不図示の高周波検出部ので誤検知の発生を防止でき,安定した電力供給を行うことができる。また,下部高次高調波除去フィルタ138は,第2整合器の入力インピーダンスを同軸ケーブルなどの第2高周波ケーブル115と同一の50Ωに調整する機能も兼ね備えている。
【0029】
(3)第1および第2バンドカットフィルタの構成
(a)第1バンドカットフィルタ
第1バンドカットフィルタ(第2高周波電力を除去するフィルタ)124は,直列に接続された第8コンデンサC8と第4コイルL4から成る。また,第1バンドカットフィルタ124の一端は接地され,他端は上部電極108との間に接続されることにより,下部電極106に印加される第2高周波電力の周波数に対して直列共振回路を形成している。また,第8コンデンサC8の容量値と,第4コイルL4のインダクタンス値は,第1バンドカットフィルタ124が下部電極106に印加される13.56MHzの高周波に対しては低インピーダンスとなり,上部電極108に印加される60MHzの高周波に対しては高インピーダンスとなるように設定されている。
【0030】
かかる構成により,第2高周波電力の周波数に対しては,第1バンドカットフィルタ124が接地経路になり,上部電極108が下部電極106に対して仮想的に接地電極となる。その結果,第2整合器の整合状態が上部電極108側の第1整合器の状態や第1高周波ケーブル111の長さの影響を受けないので,下部電極106に所定の高周波電力を印加でき,イオンのイオンエネルギーの制御を的確に行うことができる。また,第1高周波電力は,上記インピーダンス特性により第1バンドカットフィルタ124を通過しないので,上部電極108への電力供給を確実に行うことができる。
【0031】
(b)第2バンドカットフィルタ
第2バンドカットフィルタ(第1高周波電力を除去するフィルタ)134は,下部電極106との間に接続された接地された第9コンデンサC9と,第2整合器から出力された第2高周波電力を下部電極106に供給する給電系統が有する誘導成分とにより,上部電極108に印加される第1高周波電力の周波数に対して直列共振回路を形成している。また,第9コンデンサC9の容量値は,第2バンドカットフィルタ134が上部電極108に印加される60MHzの高周波に対して低インピーダンスとなり,かつ13.56MHzの高周波に対して高インピーダンスとなるように設定されている。
【0032】
かかる構成により,第1高周波電力の周波数に対しては,第2バンドカットフィルタ134が接地経路になり,下部電極106が上部電極108に対して仮想的に接地電極となるので,上部電極108に印加された高周波がプラズマを介して第2整合ユニット132に到達することを阻止できる。その結果,第1整合器の整合状態が下部電極106側の第2整合器の状態や第2高周波ケーブル115の長さの影響を受けないので,上部電極108に所定の電力を印加でき,プラズマ生成およびプラズマ密度の制御を的確に行うことができる。また,第2高周波電力は,第2バンドカットフィルタ124を通過しないので,下部電極106への電力供給を確実に行うことができる。なお,第1および第2バンドカットフィルタ124,134の上述した効果をより発揮させるためには,それぞれ上部電極108と下部電極106に近接配置することが好ましい。
【0033】
また,第1および第2バンドカットフィルタ124,134は,図1および図2に示すプラズマ処理空間102aでの高周波電力の電圧位相と電流位相を同位相にする機能も兼ね備えている。従って,第1バンドカットフィルタ124を構成する第8コンデンサC8の容量値と第4コイルL4のインダクタンス値と,第2バンドカットフィルタ134を構成する第9コンデンサC9の容量値は,以下のようにして設定される。
【0034】
(c)第8および第9コンデンサC8,C9の容量値と,第4コイルL4のインダクタンス値の設定
まず,プラズマ処理空間102aを介して上部電極108と下部電極106との間の高周波系は,図2に示す等価回路として考えることができる。該高周波系は,上部電極108に30MHz以上の高周波電力を印加すると等価的に誘導性負荷(遅れ特性)となる。そこで,上記高周波系に,容量性負荷(進み要素)としての本実施の形態にかかる第1および第2バンドカットフィルタ124,134を付加すれば誘導性負荷が相殺されて容量性負荷となる。その結果,処理空間102aでの高周波電力の電圧および電流位相が同位相となるので,安定したプラズマを生成することが可能となる。
【0035】
従って,第8および第9コンデンサC8,C9の容量値と,第4コイルL4のインダクタンス値は,上部電極108に30MHz以上の高周波電力を印加した場合でも上記高周波系が容量性負荷になり,かつ上記第1および第2バンドカットフィルタ124,134の各機能を確保できるように,それぞれ例えば55pFと,100pFと,2.25μHに設定される。
【0036】
本実施の形態は,以上のように構成されており,プラズマおよびイオンのイオンエネルギーの制御を容易に行うことができるので,反射防止膜下層に形成されたポリシリコン膜に高選択比かつ高エッチングレートで均一な処理を施すことができる。
【0037】
以上,本発明の好適な実施の一形態について,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかかる構成に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において,当業者であれば,各種の変更例および修正例に想到し得るものであり,それら変更例および修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば,処理空間での高周波電力の電圧および電流位相を同位相にでき,整合器の整合状態を対向電極側の整合器の状態や電力供給系の長さに影響されることなく調整できる。その結果,装置間差異が生じることなく,均一な処理を被処理体に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なエッチング装置を示す概略的な断面図である。
【図2】図1に示すエッチング装置のプラズマ生成時の上部電極と下部電極との間の等価回路を説明するための概略的な説明図である。
【符号の説明】
100 エッチング装置
102 処理室
106 下部電極
108 上部電極
110 第1高周波電源
114 第2高周波電源
122 第1整合ユニット
124 第1バンドカットフィルタ
128 上部高次高調波除去フィルタ
130 上部低次高調波除去フィルタ
132 第2整合ユニット
134 第2バンドカットフィルタ
138 下部高次高調波除去フィルタ
W ウェハ
Claims (6)
- 処理室内に対向配置される第1電極と第2電極と,前記第1電極に第1電力供給系を介して所定周波数の第1高周波電力を印加する第1高周波電源と,被処理体を載置する前記第2電極に第2電力供給系を介して前記所定周波数よりも相対的に低い周波数の第2高周波電力を印加する第2高周波電源とを備えるプラズマ処理装置において:
前記第1電力供給系は,前記第1高周波電力の高次高調波を除去するフィルタと,前記第1高周波電力の低次高調波を除去するフィルタと,第1整合器と,前記第2高周波電力を除去するフィルタとを備え;
前記第1高周波電力の高次高調波を除去するフィルタは,前記第1高周波電源に最も近い位置に設けられ;
前記第2高周波電力を除去するフィルタは,前記第1電極に最も近い位置に設けられることを特徴とする,プラズマ処理装置。 - 前記第2電力供給系には,前記第2高周波電源側から順次前記第2高周波電力の高調波を除去するフィルタと,第2整合器と,前記第1高周波電力を除去するフィルタとが設けられることを特徴とする,請求項1に記載のプラズマ処理装置。
- 前記第1高周波電力の低次高調波を除去するフィルタは,前記第1高周波電力の基本高周波を除去しないフィルタであることを特徴とする,請求項1または2のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
- 前記第1高周波電力の高次高調波を除去するフィルタは,前記第1高周波電力の低次高調波を除去するフィルタよりも周波数特性が緩慢なフィルタであることを特徴とする,請求項1,2または3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
- 前記第2高周波電力の高調波を除去するフィルタは,前記第2高周波電力の高次高調波を除去するフィルタであることを特徴とする,請求項1,2,3または4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
- 前記第1高周波電力の周波数は,30MHz以上であることを特徴とする,請求項1,2,3,4または5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
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