JP5135720B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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本発明は、プラズマを利用して薄膜堆積(薄膜形成)やエッチング等の処理を行うプラズマ処理装置に関する。
プラズマを利用した薄膜形成(堆積膜形成)やエッチングは、従来まで多くの技術分野で適用されている。その装置構成としては、例えば容量結合型の平行平板プラズマCVD装置もしくはエッチング装置等が挙げられる。真空容器内に流すガスを、例えばSiH4に代表される製膜ガスとすれば薄膜が堆積され、例えばCF4に代表されるエッチングガスとすればエッチングが行われる。ここでは、SiH4を主体としたガスによって基板上にSi系薄膜を形成するプラズマCVD法によって、薄膜太陽電池を製造する例を挙げることとする。
15は、従来の容量結合型の平行平板プラズマCVD装置(プラズマ処理の一種)1’の模式図である。この装置1’にあっては、真空容器2の内部に、高周波電源3及び整合回路4から給電線5を通して高周波電力が供給される高周波電極6と、この高周波電極6に対向する接地電極7とが互いに平行状に配置されている。そして、真空容器2と給電線5とは、電気的に互いに絶縁されている。なお、接地電極7は、必ずしも接地電位である必要はなく、目的に応じて直流、もしくは高周波電圧の印加が可能な機構が設けられても良い。
給電線5と高周波電極6との接続部位は、高周波電極6の中心部である場合が多く、かつ、給電線5と高周波電極6とは互いに垂直な状態で接続される場合が多い。この場合、外部から真空容器2内に電力を供給する機構(高周波電源3及び整合回路4を含む)が真空容器2に対して図15の側部位置に配置される。しかし、給電線5と高周波電極6との配置関係は、これに限定されるものではなく、例えば図16に示すような配置関係、或いは図17に示すような配置関係であっても良い。なお、図16に示す例では、給電線5と高周波電極6との接続部位が、高周波電極6の中心部ではなく、高周波電極6の周縁部となされる。また、図17に示す例では、給電線5と高周波電極6との接続部位は、高周波電極6の中心部であるが、外部から真空容器2内に電力を供給する機構が真空容器2に対して図17の上部位置に配置され、外部から真空容器2内に電力を供給する機構と高周波電極6とを互いに繋げる給電線5は、図15や図16の場合と比較すると相対的に長くなる。一方、給電線5と高周波電極6との接続部位は、完全に高周波電極6の中心部である必要はなく、必要に応じて接続部位をその中心部からずらしても良い。
また、真空容器2の内部には、一組の高周波電極6と接地電極7しか設置できないわけでなく、複数の高周波電極及び複数の接地電極を設置することができる。図18には、そのような一例が示されている。図18に示す例では、真空容器2の内部には、高周波電極及び接地電極の組が2組設置されており、各々の高周波電極6a,6bに対して配置された高周波電源3a,3b及び整合回路4a,4bにより、それぞれ独立に電力を供給することが可能な構成とされている。すなわち、図18に示す装置1’の場合には、真空容器2内に、高周波電源3a,3b及び整合回路4a,4bから給電線5a,5bを通して高周波電力がそれぞれ供給される高周波電極6a,6bと、これらの高周波電極6a,6bにそれぞれ対向する接地電極7a,7bが互いに平行状に配置されている。このような構成を採ることにより、高周波電極及び接地電極の組が一組しかない場合に比べ、処理能力を2倍にすることができる。ここで、高周波電源、整合回路及び給電線は、各々の高周波電極6a,6bに対してそれぞれ用意する必要は必ずしもなく、図19に示すように、一つの高周波電源3、整合回路4及び給電線5から2つの高周波電極6a,6bへ電力を供給する機構としても良い。また、接地電極7a,7bは必ずしも接地電位である必要はなく、目的に応じて直流、もしくは高周波電圧の印加が可能な機構を有しても良い。
給電線5a、5bが高周波電極6a,6bの中心部近傍で接続配置される場合には、給電線5a,5bの形状は、構成上の制約により、図15に示すような直線状の形状にすることができない。図18に示す例では、図17に示す例の場合と同様に給電線5a,5bの形状はL状となされている。給電線5a,5bの形状は、外部から真空容器2内に電力を供給する機構を設置する箇所、並びに、給電線5a,5bと高周波電極6a,6bとの接続位置で決まるが、高周波電力を用いる場合には、給電線5a,5bの長さや形状に応じたインダクタンス成分が存在し、整合回路4a,4bと給電線5a,5bとの接続点で過大な電圧が発生するので、給電線5a,5bをできるだけ幅広でかつ短くして接続するのが好ましい。しかし、給電線5a,5bの形状は、これに限定されるものではなく、必要に応じて任意の形状であっても良い。
給電線の材質としては銀や銅等、抵抗率の低い金属が選択されることが多く、その形状は線状,板状,或いは円柱状のものが選択されることが多い。電源として高周波電力を用い、給電線が長くなる場合、給電線には高電圧が生じ、真空容器内外で様々な影響がでる。例えば、給電線が、プラズマが印加される反応室内に存在する場合には、給電線の周囲も反応ガスで満たされており、給電線と適当な距離だけ離れた部位に接地電位を有する反応室壁体(真空容器2を構成する壁体)等があると、給電線と反応室壁体との間で放電が生じ易くなり、パワーロスや、プラズマが生じた領域近傍における薄膜の付着や、エッチングが生じる等の不具合が発生する。また、整合回路に高電圧が印加され、整合回路内で絶縁破壊が生じやすくなるといった不具合が発生する。
真空容器2内の不要な放電対策としては、例えば特願2005−076370に記載されているように、磁気結合或いは静電結合を抑制するシールド板13を高周波電圧が印加される電極と給電線との間に挿入し、シールド板13の両端を接地電位部(真空容器2の内壁面)に接続させ、電磁気的な干渉を弱くすることにより、良好なプラズマ処理を行なうことが提案されている(図20参照)。
上述のようなプラズマCVD装置(薄膜製造装置)1’を用いて薄膜を形成する手順を図15を参照して説明すると、次の通りである。まず、真空容器2内を図示しない排気機構で或る程度の真空まで真空引きを行ない、その後に必要に応じて、接地電極7上の基板8を加熱するヒータ(図示省略)によって基板8の加熱を行う。真空引き直後の場合には、真空容器2の内壁面や基板8の表面等に水分等が吸着している場合が多く、これらの不純物が十分に脱ガスされない状態で薄膜形成を行うと、膜中に大量の不純物が含まれてしまい、膜質の低下につながることとなる。そこで、真空容器2内の脱ガスを促進する目的のために、薄膜形成前に図示しないガス導入ラインからガスを導入し、図示しない圧力制御器と図示しない製膜ガス排気ラインによって真空容器2内を一定の圧力に保持したまま真空容器2内の加熱(ベーキング)を行う。ベーキング中に流すガスは、H2等のような熱伝導性が比較的良いガス、He,Ar等の不活性ガス、或いは製膜を行う際に流す製膜ガス等を採用する。脱ガス後に、基板温度を製膜する際の基板温度に設定し、場合によっては数種類の製膜ガスを適当な流量比で混合した混合ガスを真空容器2内に流して適当な圧力で保持した後に、高周波電極6に電力を供給し、高周波電極6と接地電極7との間にプラズマを発生させて基板8上に薄膜形成を行う。例えば、種々の製膜条件で基板8上に多層膜を形成し、薄膜太陽電池等を製造する。
上記のような従来のプラズマCVD装置1’において高周波電極6に高周波電力を供給した場合には、高周波電極6上には電力導入部から導入された入力波と高周波電極6の周縁部で反射して帰ってきた反射波との重ね合わせにより定在波が生じる。ここで、電源周波数の高周波数化や装置スケールの増大等により、装置サイズが高周波電源の波長に対して同程度になってくると、高周波電極6上で電位の分布が激しくなる。高周波電極6上における電位分布はプラズマの均一性に影響し、プラズマの均一性は薄膜の膜厚均一性やエッチング均一性等に影響するので、高周波電極6上の電位分布が激しくなると膜厚均一性やエッチング均一性は悪化する傾向にある。このため、図16に示すプラズマCVD装置1’のように高周波電極6の周縁部から電力を供給(導入)する装置にあっては、電力導入部と反対の位置にある高周波電極6の周縁部との距離が長く、そのため高周波電極6上の電位分布が悪くなるという問題がある。その一方、給電線5と高周波電極6との接続部位を高周波電極6の中心部の近傍箇所とした場合には、高周波電力導入部と高周波電極周縁部との間の距離は、高周波電極周縁部から電力を導入する場合と比べて短くなるため、高周波電極6上における電位分布は緩和される傾向にある。しかし、図17や図18に示すように、給電線5を装置レイアウトとの関係等で長くしなければならない場合等では、給電線5又は5a,5bに存在するインダクタンス成分が大きくなり、給電線5又は5a,5bには高電圧が生じ、真空容器内での不要放電や、整合回路内での絶縁破壊などが発生し易いという問題がある。
また、既述の特願2005−076370号では、高周波電極と給電線との間にシールド板を配置することによって、電磁波による電位分布の干渉を除去するようにしているが、給電線に発生する高電圧の低減については考慮されていない。
本発明は、上述の如き実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、真空容器内での不要な放電や、整合回路内での絶縁破壊といった不具合を軽減することができるプラズマ処理装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明では、給電線と接地電位部との間にコンデンサを接続するようにしている。また、給電線の周囲に外周導体を設け、これにより構造的にコンデンサを構成するようにしている。さらに、外周導体の固定材の大きさを変える、或いは外周導体に可動機構を持たせ、様々な製膜条件に対して、最適なコンデンサ容量となるにようにしている。
本発明によれば、給電線と接地電位部との間にコンデンサを配置することにより、給電線での高電圧を低減でき、真空容器内での不要な放電や、整合回路内での絶縁破壊といった不具合を軽減することができる。
以下、本発明の実施形態に係るプラズマCVD装置1について図1〜図14を参照して説明する。なお、図1〜図14おいて、図15〜図20と同様の部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、本発明の第1の参考例を示すものであって、アモルファスSiや微結晶Si等のSi系薄膜を基板上に堆積させることにより薄膜Si系太陽電池を製造する容量結合型の平行平板プラズマCVD装置1を示している。本装置1と図17に示された従来の装置1’との構成上の相違は、給電線5と接地電位部との間にコンデンサ9を具備しているか否かにある。本実施形態の装置1では、図1に示すように、給電線5と接地電位部(真空容器2の下壁2b)との間にコンデンサ9を具備している(接続されている)。
ここで、具体的な装置構成について述べると、高周波電極6及び接地電極7のサイズがそれぞれ1m×1mに設定され、周波数13〜27MHzの間で可変の高周波電源3及び整合回路4とで構成される電力供給機構が、高周波電極6に給電線5を介して接続されると共に、接地電極7が接地されている。高周波電源3の真空容器2への導入口すなわち給電線5の挿通口Pは、図1において上部すなわち真空容器2の上壁2aに設けられ、給電線5がL状に形成されている。そして、給電線5と接地電位部(真空容器2の下壁2b)との間には、コンデンサ9が接続されている。
給電線5と高周波電極6との接続は、高周波電極6内の電位分布並びにプラズマ分布の均一性を得るために意図的に複数の給電ポイントを設ける場合や、独立した複数の給電線5を、複数の給電ポイントで1つの高周波電極6に接続させても良く、高周波電極6の形状は平板の他に例えば梯子状のものを用いても良い。この場合、複数個のコンデンサ9をそれぞれの給電線5と高周波電極6との間に接続するのが好ましい。また、接地電極7は、必ずしも接地電位とする必要はなく、高周波電力や直流電力等の電力供給手段が備えられていても良い。
図2は、整合回路4と給電線5との接続点における電位をvaとし、高周波電極6と接地電極7との間の電位をvbとし、プラズマCVD装置1を電気等価回路で置き換え、給電線5と接地電位部との間のコンデンサ9の容量をCとした時の関係(計算結果)を示す図である。図2に示すように、|va/vb|が小さい場合には、真空容器2の上壁2aや整合回路4の近傍箇所における印加電圧が低くなる(すなわち、高電圧が緩和される)ことになる。
給電線5のインダクタンス成分が大きくなると、給電線5のインダクタンス成分への印加電圧の比率が大きくなるため|va/vb|が大きくなる。ある周波数において、コンデンサ9の容量Cは、給電線5のインダクタンス成分を相殺させる効果があり、高周波電源3の周波数において、コンデンサ9の容量Cを適切に選定すると|va/vb|は小さくなる。ただし、コンデンサ9の容量Cが大きくなり過ぎると、コンデンサ9の容量C部分のインピーダンスが低下することに伴って、コンデンサ9の容量Cと並列に接続される高周波電極6と接地電極7への印加電圧vbが低下することになり、|va/vb|が大きくなる。
この結果、図2からわかるように、コンデンサ9の容量Cによって、|va/vb|には極小値が存在し、給電線5と接地電位との間のコンデンサ9の容量Cは、|va/vb|が極小値近傍となる容量に設定することが望ましい。
図3は、本発明の第参考例を示すものであって、図18に示された従来の装置1’との構成上の相違は、第1の給電線5aと第1の接地電位部(真空容器2の下壁2b)との間に第1のコンデンサ9aを、第2の給電線5bと第2の接地電位部(真空容器2の下壁2b)との間に第2のコンデンサ9bを具備しているか否かにある。本実施形態の装置1では、図3に示すように、第1の給電線5aと第1の接地電位部(真空容器2の下壁2b)との間に第1のコンデンサ9aを、第2の給電線5bと第2の接地電位部(真空容器2の下壁2b)との間に第2のコンデンサ9bを具備している。
図4及び図5は、図3の装置1の変形例をそれぞれ示すものであり、高周波電源及び整合回路は、図示の如く、一組の電極に対してそれぞれ個別に設ける必要はなく、共通化することもできる。
図3、図4及び図5における作用やコンデンサ9a,9bの容量の選定は、本発明の第1の実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
図6は、本発明の第参考例を示すものであって、図19に示された従来の装置1’との構成上の相違点は、給電線5と接地電位(真空容器2の下壁2b)との間にコンデンサ9を具備しているか否かにある。本実施形態の装置1では、図6に示すように、給電線5と接地電位(真空容器2の下壁2b)との間にコンデンサ9を具備している。なお、図6における装置1の作用やコンデンサ9の容量の選定は、既述の本発明の第参考例と同様であるため、その説明は省略する。
図7は、本発明の第の参考例を示すものであって、図1の装置1との相違点は、銀,銅,アルミニウム等の金属材料から成る外周導体(取り囲み部材)10を給電線5の一部を囲うように挿入配置し、この外周導体10の一部を真空容器2の下壁2b(接地電位)に接続することによって、コンデンサ9と等価な容量成分を給電線5と接地電位(下壁2b)との間に構成している点にある。なお、外周導体10は、板状もしくは網状かつ筒状のものである。
コンデンサ9を電気部品で構成する場合には、真空容器2内をヒータなどで加熱すると、コンデンサの寿命が短くなるなどの問題が生じるが、図7の構成では、金属材料から成る外周導体10と給電線5とで構造的にコンデンサを形成しているため、電気部品としてのコンデンサを配置する必要がなく、寿命の問題も軽減することができる。
また、高周波電圧が印加される給電線5を、接地電位である外周導体10で囲うこととなるため、真空容器2内に複数の電極をそれぞれ別の給電線で電力供給する場合には、複数の電極間での磁気結合及び静電結合を軽減でき、複数の電極間での干渉を弱めることができる。
図8は、図7のA−A断面図である。図8(a)の例では、角型状(断面矩形状)の外周導体10により板状の給電線5を囲うように配置している。また図8(b)の例では、円筒状(断面円形状)の外周導体10により丸棒状の給電線5を囲うように配置している。なお、外周導体10及び給電線5の形状は、必ずしも図8(a),(b)に示す形状である必要はなく、例えば断面多角形状のものであっても良い。
図9は、本発明の第の実施形態を示すものであって、図5の装置1との相違点は、複数の高周波電極、接地電極、給電線及び外周導体(或いはコンデンサ)との間に、磁気結合或いは静電結合を抑制するシールド板11を具備し、シールド板11を接地電位(真空容器2の上壁2a及び下壁2b)に接続し、また外周導体10a,10bを上述のシールド板11に接続している点にある。
図9における装置1の作用やコンデンサ容量の選定及び構成方法は、本発明の第及び第参考例と同様であるため、その説明は省略する。
図10(a),(b)は、本発明の第の実施形態を示すものであって、図7のA−A断面を図示した図8の別の形態を示している。図8との相違点は、外周導体10で給電線5の全周を囲うのではなく、外周導体と給電線とを一部或いは複数部において互いに対向配置することによりコンデンサを構成している点にある。
10(a),(b)における構成では、外周導体101,102にて給電線5の全周を囲う必要がないため、施工性の向上、材料費の低減などを図ることができる。
図11は、本発明の第の実施形態を示すものであって、図11(a)は図9のB−B断面を図示したものであり、図11(b)は、図11(a)の別の形態を示している。図9の装置1との相違点は、外周導体10a,10bのうちの少なくとも一面以上を、シールド板11で兼用している点にある。
11(b)における構成では、外周導体10a,10b及び給電線5a,5bの製造工数低減、材料費の低減などを図ることができる。
図12は、本発明の第の実施形態を示すものであって、給電線5と外周導体10との距離精度の確保及び固定を確実にするための固定材を、絶縁体から成る固定材12a,12b,12c,12dにて構成し、図12(a)及び図12(b)に示す如く、固定材12a,12b,12c,12dの大きさを変えることにより、給電線5と接地電位部との間に接続されたコンデンサの容量を変更するようにしている。
空気(真空)中の誘電率をε0、固定材12a,12b,12c,12dの比誘電率をεr、給電線5と対向する部分の固定材12a,12b,12c,12dの総面積をS1、固定材12a,12b,12c,12dが配置されている側の給電線5と外周導体10内側との距離をD(図13参照)とすると、固定材部分のコンデンサ容量Csは、以下の式で表すことができ、この容量Csは給電線5と接地電位部との間に接続されたコンデンサの容量の一部であるため、結果的に給電線5と接地電位部との間に形成されるコンデンサ容量を容易に変更することができる。
Cs=ε0×εr×S1/D (F)
また、固定材12a,12b,12c,12dの大きさを変えることによりコンデンサ容量を変更でき、様々な製膜装置、製膜条件に対して、給電線5及び外周導体10を共通化しながらも、最適なコンデンサ容量を設定することが可能となる。この結果、設計時間の短縮、部材共通化によるコスト低減などを図ることができる。
図13は、本発明の第の実施形態を示すものであって、給電線5及び外周導体10のどちらか一方或いは両方に、図示しない可動機構を備えており、給電線5と外周導体10との距離Dを適宜に変更できるようにしている。
真空中の誘電率をε0、給電線5と外周導体10とが対向する部分の面積をS2、給電線5と外周導体10内側との距離をD(図13参照)とすると、給電線5と接地電位部との間に形成されるコンデンサ容量Cxは、以下の式で表すことができ、距離Dを可動機構により変化させることにより、給電線5と接地電位部との間に形成されるコンデンサ容量を容易に変更することができる。なお、ここでは、固定材の大きさを面積S2に対して十分に小さな場合を想定し、固定材の影響は無視している。
Cx=ε0×S2/D (F)
また、給電線5と外周導体10内側との間に、製膜ガスが流入するような場合には、製膜ガスの比誘電率をεxとすると、コンデンサ容量は以下の式で表すことのできるCx’に変化し、最適なコンデンサ容量ではなくなってしまうが、前記距離Dを可動機構により変化させることにより、給電線5と接地電位部との間に形成されるコンデンサ容量を容易に変更することができる。
Cx’=ε0×εx×S2/D (F)
上述の可動機構にあっては、距離Dの大きさを変えることによりコンデンサ容量を変更でき、様々な製膜装置、製膜条件に対して、給電線5及び外周導体10を共通化しながらも、最適なコンデンサ容量を設定することが可能となる。この結果、設計時間の短縮、部材共通化によるコスト低減などが図られる。
図14は、本発明の第の実施形態を示すものであって、給電線、外周導体のそれぞれを2つの構造体51,52と103,104とに分割し、給電線51,52及び外周導体103,104の少なくとも1つ以上に、図示しない可動機構を備え、給電線51,52との重なり面積、或いは外周導体103,104との重なり面積を適宜に変更できるようにしている。
この場合、真空中の誘電率をε0、給電線5と外周導体10とが対向する部分の幅をW、高さをH、給電線5と外周導体10内側との距離をDとすると、給電線5と接地電位間とに形成されるコンデンサ容量Cyは、以下の式で表すことができ、幅W、高さHを図示しない可動機構により変化させることにより、給電線5と接地電位との間に形成されるコンデンサのコンデンサ容量を容易に変更することができる。なお、ここでは、固定材の大きさを面積(W×H)に対して十分に小さな場合を想定し、固定材の影響は無視している。
Cy=ε0×W×H/D (F)
また、給電線5と外周導体10内側との間に、製膜ガスが流入するような場合には、製膜ガスの比誘電率をεxとすると、コンデンサ容量は以下の式で表すことのできるCy’に変化し、最適なコンデンサ容量ではなくなってしまうが、距離Dを可動機構により変化させることにより、給電線5と接地電位部との間に形成されるコンデンサ容量を容易に変更することができる。
Cy’=ε0×εx×S2/D (F)
上述の可動機構にあっては、幅W、高さHの大きさを変えることによりコンデンサ容量を変更でき、様々な製膜装置、製膜条件に対して、給電線5及び外周導体10を共通化しながらも、最適なコンデンサ容量を設定することが可能となる。この結果、設計時間の短縮、部材共通化によるコスト低減などを図ることができる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、既述の実施形態では、真空容器2内に高周波電極及び接地電極の組を1つ又は2つ設けるようにしたが、3組以上を真空容器2内に設けて、給電線をその組数と同じ数若しくはその組数よりも少ない数だけ設置し、これら複数の給電線のうちの少なくとも1つを複数の高周波電極に接続するようにしても良い。また、外周導体10により給電線5(5a,5b)の周囲の一部を囲っても良く、その周囲の全てを囲っても良い。給電線5の形状は、必要に応じて任意の形状にしても良い。また、給電線5の一部を例えば断面半円形状或いは断面コ字形状の外周導体で囲むようにしても良い。また、既述の実施形態では、プラズマCVD装置について述べたが、本発明は、プラズマエッチング装置などにも適用可能である。
本発明の第1の参考例に係るプラズマCVD装置(薄膜製造装置)の側面図である。 本発明の第1の参考例に係るプラズマCVD装置の電気特性を示すグラフである。 本発明の第参考例に係るプラズマCVD装置の側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプラズマCVD装置の別の変形例の側面図である。 本発明の第の実施形態に係るプラズマCVD装置のさらに別の変形例の側面図である。 本発明の第参考例に係るプラズマCVD装置の側面図である。 本発明の第の参考例に係るプラズマCVD装置の側面図である。 本発明の第の参考例に係るプラズマCVD装置のA−A断面図である。 本発明の第の実施形態に係るプラズマCVD装置の側面図である。 本発明の第の実施形態に係る給電線及び外周導体の断面図である。 本発明の第の実施形態に係る給電線、外周導体及びシールド板の断面図であって、図11(a)は図9におけるB−B断面図、図11(b)は図(11a)とは別の形態を示す面図である。 本発明の第の実施形態に係る給電線、外周導体及び固定材の断面図と正面図である。 本発明の第の実施形態に係る給電線及び外周導体の断面図である。 本発明の第の実施形態に係る給電線及び外周導体の断面図である。 従来のプラズマCVD装置の側面図である。 別の従来のプラズマCVD装置の側面図である。 さらに別の従来のプラズマCVD装置の側面図である。 さらに別の従来のプラズマCVD装置の側面図である。 さらに別の従来のプラズマCVD装置の側面図である。 さらに別の従来のプラズマCVD装置の側面図である。
符号の説明
1 プラズマCVD装置
2 真空容器
2a 上壁
2b 下壁
2c 側壁
3,3a,3b 高周波電源
4,4a,4b 整合回路
5,5a,5b,51,52 給電線
6,6a,6b 高周波電極
7,7a,7b 接地電極
8,8a,8b 基板
9,9a,9b コンデンサ
10,10a,10b,10c,101,102,103,104 外周導体
11 シールド板
12a,12b,12c,12d 固定材

Claims (7)

  1. 真空容器内に配置された第1の電極、及び、第2の電極の組を、前記真空容器内に2つ以上有し、各電極の組には、高周波電源と整合回路からなる電力を供給する機構、及び、この電力供給機構と電力が供給される前記第1の電極としての高周波電極とを接続する給電線がそれぞれ備えられ、前記給電線は前記真空容器内においてそれぞれ任意の形状をしているプラズマ処理装置において、
    少なくとも1つ以上の前記給電線と接地電位部との間にコンデンサを接続し、該コンデンサを前記真空容器内に配置するとともに、前記接地電位部を、前記真空容器を形成する壁によって構成し、前記コンデンサを、板状もしくは網状でかつ筒状の第1の外周導体を前記給電線の一部或いは全てを囲うように挿入配置することにより構成し、前記第1の外周導体の一部を、前記地電位部に接続するとともに、前記給電線と前記第1の外周導体とを絶縁体から成る固定材によって固定し、前記固定材の大きさを変えることにより、前記給電線と前記接地電位部との間に接続されたコンデンサのコンデンサ容量を変更するようにしたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 真空容器内に配置された第1の電極、及び、第2の電極の組を、前記真空容器内に2つ以上有し、各電極の組には、高周波電源と整合回路からなる電力を供給する機構、及び、この電力供給機構と電力が供給される前記第1の電極としての高周波電極とを接続する給電線が、前記第1の電極と前記第2の電極の組数と同じ数もしくはその組数よりも少ない数だけ設置され、これら複数の給電線のうちの少なくとも1つは複数の第1の電極に接続されており、前記給電線は前記真空容器内においてそれぞれ任意の形状をしているプラズマ処理装置において、
    少なくとも1つ以上の前記給電線と接地電位部との間にコンデンサを接続し、該コンデンサを前記真空容器内に配置するとともに、前記接地電位部を、前記真空容器を形成する壁によって構成し、前記コンデンサを、板状もしくは網状でかつ筒状の第1の外周導体を前記給電線の一部或いは全てを囲うように挿入配置することにより構成し、前記第1の外周導体の一部を、前記地電位部に接続するとともに、前記給電線と前記外周導体とを絶縁体から成る固定材によって固定し、前記固定材の大きさを変えることにより、前記給電線と前記接地電位部との間に接続されたコンデンサのコンデンサ容量を変更するようにしたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 前記コンデンサを、板状もしくは網状でかつ筒状の第1の外周導体を前記給電線の一部或いは全てを囲うように挿入配置することにより構成し、前記第1の外周導体の一部を、前記真空容器内の接地電位部に接続し、さらに前記電力供給機構と前記真空容器との給電線についても、板状もしくは網状でかつ筒状の第2の外周導体を前記真空容器外の給電線の一部或いは全てを囲うように挿入配置し、前記第2の外周導体の一部を、前記真空容器外の接地電位部に接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第1の外周導体及び前記第2の外周導体を、前記給電線の一部に対して対向配置することにより構成したことを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記給電線及び前記外周導体のどちらか一方或いは両方に可動機構を備え、前記給電線と前記外周導体との対向距離を変えることにより、前記給電線と前記接地電位部との間に接続されたコンデンサのコンデンサ容量を変更することを特徴とする請求項3又は4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記給電線及び前記外周導体を複数の構造体に分割し、分割した複数の前記給電線及び前記外周導体の少なくとも一つ以上に可動機構を備え、前記複数の給電線間の重なり面積、或いは、前記複数の外周導体間の重なり面積を変えることにより、前記給電線と前記接地電位部との間に接続されたコンデンサのコンデンサ容量を変更することを特徴とする請求項3又は4に記載のプラズマ処理装置。
  7. 真空容器内に配置された第1の電極、及び、第2の電極の組を、前記真空容器内に2つ以上有し、各電極の組には、高周波電源と整合回路からなる電力を供給する機構、及び、この電力供給機構と電力が供給される前記第1の電極としての高周波電極とを接続する給電線がそれぞれ備えられ、前記給電線は前記真空容器内においてそれぞれ任意の形状をしており、前記電極と前記給電線を一組として、複数の前記電極と前記給電線との間に、磁気結合或いは静電結合を抑制するシールド板を備えているプラズマ処理装置において、
    少なくとも1つ以上の前記給電線と前記シールド板との間にコンデンサを接続し、該コンデンサを前記真空容器内に配置するとともに、前記接地電位部を、前記真空容器を形成する壁によって構成し、前記コンデンサを、板状もしくは網状でかつ筒状の第1の外周導体を前記給電線の一部或いは全てを囲うように挿入配置することにより構成し、前記第1の外周導体の一部を、前記シールド板に接続するとともに、前記給電線と前記外周導体とを絶縁体から成る固定材によって固定し、前記シールド板を前記接地電位部に接続し、前記固定材の大きさを変えることにより、前記給電線と前記接地電位部との間に接続されたコンデンサのコンデンサ容量を変更するようにしたことを特徴とするラズマ処理装置。
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