JP4456638B2 - Pll回路及び半導体集積装置 - Google Patents

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Description

本発明は、PLL回路とPLL回路を実装した半導体集積装置に関する。
PLL回路は、電圧制御発振器と、分周器と、分周器で分周された内部クロック信号と基準周波数信号との位相差を検出する位相比較器と、位相比較器の出力に応じた電圧を出力するチャージポンプ回路と、ローパスフィルタ等で構成される。
図19は、従来のPLL回路の要部の回路図である。図19には、PLL回路の内の電圧制御発振器11とチャージポンプ回路12とローパスフィルタ(LPF)13を示してある。
図19において、電圧制御発振器(VCO)11は、4個の差動増幅器Amp1〜Amp4がリング状に接続されて構成されている。差動増幅器Amp1は、縦続接続されたpチャネルMOSトランジスタTR11とnチャネルMOSトランジスタTR12と、縦続接続されたpチャネルMOSトランジスタTR13とnチャネルMOSトランジスタTR14と、nチャネルMOSトランジスタTR12とTR14のソースと接地との間に接続されたnチャネルMOSトランジスタTR15とからなる。他の差動増幅器Amp2〜Amp4も同様の構成を有する。電圧制御発振器11にはローパスフィルタ13から発振周波数を制御する制御電圧Vcntlが与えられる。
チャージポンプ回路12は、カレントミラー回路とローパスフィルタ13のキャパシタC5、C6を充電または放電させるスイッチ回路とで構成されている。
電流源I1からMOSトランジスタTR21に出力される電流に比例した電流がMOSトランジスタTR22及びTR23に流れ、MOSトランジスタTR22に流れる電流と同じ電流がMOSトランジスタTR24に流れる。
チャージポンプ回路12のMOSトランジスタTR26のゲートには、制御電圧を増加させる方向の制御を行うUP信号が与えられ、MOSトランジスタTR27のゲートには制御電圧を減少させる方向の制御を行うDOWN信号が与えられている。
UP信号が正のときには、MOSトランジスタTR26がオンしキャパシタC5、C6が充電されて制御電圧Vcntlが上昇する。これにより電圧制御発振器11の発振周波数が高くなる。
DOWN信号が正のときには、MOSトランジスタTR27がオンしキャパシタC5、C6の電荷がMOSトランジスタTR25を介して放電されて制御電圧Vcntlが下降する。これにより電圧制御発振器11の発振周波数が低くなる。
特許文献1には、周波数検出を行って位相比較を行うPLL回路の位相比較器において、バースト状のデジタル信号の位相比較を可能する技術について記載されている。
また、特許文献2には、位相比較器から出力される位相比較信号のパルス幅が広い場合に、チャージポンプ回路で発生するジッタを減少させることが記載されている。
CMOSテクノロジの微細化に伴って1つの半導体デバイスに実装されるトランジスタ数が増加し動作周波数も高くなっている。消費電力を低減するためロジック回路においては電源電圧スケーリングという手法が用いられ、ロジック用のICでは電源電圧が1.2〜0.8Vに設計されるものが多い。
上述したPLL回路においても消費電力を削減するために電源電圧をロジック回路と同じように1.2〜0.8Vに下げることが望まれているが、PLL回路のチャージポンプ回路12はカレントミラー回路を使用しているために電源電圧を下げると回路の動作可能電圧範囲が狭くなるという問題点がある。
図20は、電源電圧を変化させたときのMOSトランジスタで構成されるカレントミラー回路の動作可能範囲を示す図である。
電源電圧VDDを変化させてもMOSトランジスタの閾値電圧は変化しないので、図20に示すように、電源電圧VDDを下げるとカレントミラー回路の動作電圧範囲も狭くなり、回路の動作電圧マージンが小さくなる。カレントミラー回路のようにMOSトランジスタを多段に縦積みした回路は電源電圧を低くすると回路動作が不安定になり、PLL回路の安定度も低下する。
実公平6−41392号公報 特許第2914310号公報
本発明の課題は、低電圧で動作可能なPLL回路を提供することである。
本発明のPLL回路は、電源電圧または接地電圧を出力する充放電制御回路と、複数のキャパシタと、前記複数のキャパシタに個別に接続され、前記充放電制御回路の出力を前記複数のキャパシタに選択的に供給する複数のスイッチからなる第1のスイッチ群と、前記複数のキャパシタに個別に接続された複数のスイッチからなる第2のスイッチ群と、電圧制御発振器の発振周波数信号または前記発振周波数信号を分周して得られる内部クロック信号と基準周波数信号の位相差に基づいて前記充放電制御回路が電源電圧を出力するか、それとも接地電圧を出力するかを制御すると共に、前記第1のスイッチ群を個別にオン、オフ制御して前記複数のキャパシタの内の特定のキャパシタを選択し、前記充放電制御回路の出力で前記特定のキャパシタを充電または放電させた後、前記2のスイッチ群を個別にオン、オフ制御して前記特定のキャパシタに充電された電荷を前記電圧制御発振器の発振周波数を制御する制御電圧を保持するキャパシタとシェアリングし、あるいは前記制御電圧を保持する前記キャパシタの電荷を前記特定のキャパシタとシェアリングさせる制御を行う制御回路とを備える。
この発明によれば、低い電源電圧で動作可能なPLL回路を実現できる。また、PLL回路を低い電源電圧で動作させることができるので電源電圧の低い半導体集積装置に実装することができる。特定のキャパシタとは1または2以上のキャパシタを指す。
本発明のPLL回路において、前記充放電制御回路と前記第1のスイッチ群との間に接続された第3のスイッチを有し、前記制御回路は前記充放電制御回路の出力を前記到底のキャパシタに供給するときには前記第3のスイッチをオンし、前記特定のキャパシタに充電された電荷を前記制御電圧を保持する前記キャパシタとシェアリングするときには前記第3のスイッチをオフする。
このように構成することで特定のキャパシタに充電した電荷を制御電圧を保持するキャパシタとシェアリングするときに、第3のスイッチをオフさせることで充放電制御回路と複数のキャパシタを切り離すことができる。
本発明のPLL回路において、前記制御回路は、前記発振周波数信号または前記内部クロック信号と前記基準周波数信号との位相差に基づいて充電極性を判定する極性判定回路と、前記位相差に基づいて充電容量または放電容量を判定する容量判定回路とを有する。
このように構成することで位相差に応じた充電極性と充放電容量を判定して第1及び第2のスイッチ群のスイッチを選択的にオン、オフして制御電圧を制御することができる。
本発明のPLL回路において、前記充放電制御回路は電源と接地との間に直列に接続され、一方のトランジスタがオンしたとき他方のトランジスタがオフする2個のトランジスタからなる。
このように構成することで2個のトランジスタの一方をオンさせ、他方をオフさせることで電源電圧または接地電圧を出力することができる。
本発明のPLL回路において、前記第1のスイッチ群は複数のトランジスタからなり、前記複数のトランジスタの第1の電極が前記充放電制御回路の出力端子または前記第3のスイッチに共通接続され、第2の電極が前記複数のキャパシタに個別に接続される。
このように構成することで第1のスイッチ群の中の特定のスイッチ(1または複数のスイッチ)をオンすることで位相差に応じた充電容量または放電容量を得ることができる。
本発明のPLL回路において、前記第2のスイッチ群は、複数のトランジスタからなり、前記複数のトランジスタの第1の電極が前記複数のキャパシタに個別に接続され、第2の電極がローパスフィルタの制御電圧を保持するキャパシタに共通接続される。
このように構成することで第2のスイッチ群の中の特定のスイッチ(1または複数のスイッチ)をオンすることで所望の容量のキャパシタに充電された電荷を制御電圧を保持するキャパシタとシェアリングして制御電圧を制御することができる。あるいは、制御電圧を保持するキャパシタの電荷を所望の容量のキャパシタとシェアリングして制御電圧を制御することができる。
上記のPLL回路は、前記内部クロックに同期したタイミングで前記基準周波数信号をラッチする第1のラッチ回路と、前記内部クロック信号を第1の遅延時間分遅延させた第2の内部クロック信号に同期したタイミングで前記基準周波数信号をラッチする第2のラッチ回路と、前記内部クロック信号を第2の遅延時間分遅延させた第3の内部クロック信号に同期したタイミングで前記基準周波数信号をラッチする第3のラッチ回路とを有する位相比較器を備え、前記制御回路は、前記第1、第2及び第3のラッチ回路の出力に基づいて充電極性を判定する極性判定回路と、前記第1、第2及び第3のラッチ回路の出力に基づいて充電又は放電容量を判定する容量判定回路とを備える。
実施の形態のPLL回路の回路ブロック図である。 チャージポンプ回路と制御回路の基本構成を示す図である。 実施の形態のPLL回路の要部の構成を示す図である。 第1の実施の形態の制御回路のブロック図である。 第1の実施の形態の制御回路の動作を示すタイミングチャートである。 極性判定回路の動作説明図である。 容量判定回路の動作説明図である。 チャージポンプ回路の一例を示す図である。 第2の実施の形態の位相比較器と制御回路のブロック図である。 第2の実施の形態の位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。 容量値に対するVcntlとΔVcntlの関係を示す図である。 第3の実施の形態のPLL回路の要部の構成を示す図である。 電圧検出回路のブロック図である。 A/Dコンバータの構成を示す図である。 容量判定回路の構成を示す図である。 第3の実施の形態の制御回路の動作説明図である。 第4の実施の形態のチャージポンプ回路の説明図である。 第4の実施の形態のチャージポンプ回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来のPLL回路の回路図である。 カレントミラー回路の動作電圧範囲の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、実施の形態のPLL回路21の回路ブロック図である。実施の形態のPLL回路21は半導体集積装置、例えば、MOS集積回路上に形成される。
図1において、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)23の発振周波数信号VCOCLKは分周器23で分周され位相比較器24に出力される。位相比較器24(または周波数検出器(Freq. Detector)25)は、分周器23で分周された内部クロック信号Inner CLKと基準周波数信号Ref. CLKとの位相差を検出し、位相差に応じた信号(周波数差を示す信号を含む)を制御回路(Control Logic)26に出力する。
図1は、位相比較器24から基準周波数信号Ref. CLKと内部クロック信号Inner CLKの周波数差を示すUP信号とDOWN信号が出力される場合を示している。以下の説明では、基準周波数信号と内部クロック信号との周波数差及び周波数の増加または減少の方向を示す信号を出力する回路(周波数検出器25)を含めて位相比較器24と呼ぶ。
制御回路26は、チャージポンプ(Charge Pump)回路27のスイッチ群(後述する)のスイッチを個別にオン、オフさせる制御信号を出力する。
チャージポンプ回路27は、1または複数のキャパシタの電荷をローパスフィルタ(LPF)28の制御電圧Vcntlを保持するキャパシタに供給し、あるいはローパスフィルタ28のキャパシタの電荷を放電させる。
ローパスフィルタ28は内部のキャパシタの電圧を電圧制御発振器22の発振周波数を制御する制御電圧Vcntlとして出力する。
図2は、実施の形態のチャージポンプ回路27と制御回路26の基本構成を示す図である。以下、チャージポンプ回路27が4個のキャパシタとそのキャパシタに対応する個数のスイッチからなる場合を例にとり説明する。なお、チャージポンプ回路27に使用するキャパシタとスイッチの数は4個に限らず任意の個数で構成できる。
チャージポンプ回路27は、電源電圧VDDと接地との間に直列に接続されたpチャネルMOSトランジスタTR1とnチャネルMOSトランジスタTR2(充放電制御回路に対応する)と、スイッチSW0(第3のスイッチに対応する)と、4個のスイッチSW1〜SW4(第1のスイッチ群に対応する)と、4個のキャパシタC1〜C4(複数のキャパシタに対応する)と、4個のスイッチSW5〜SW8(第2のスイッチ群に対応する)とからなる。
pチャネルMOSトランジスタTR1とnチャネルMOSトランジスタTR2のゲートには、キャパシタC1〜C4を充電するか、放電させるかを決める制御信号aが制御回路26から与えられる。
スイッチSW0は、pチャネルMOSトランジスタTR1とnチャネルMOSトランジスタTR2の接続点と、スイッチSW1〜SW4との間に接続され、スイッチSW0の制御端子(図示せず)には、スイッチSW0をオン、オフさせる制御信号bが制御回路26から与えられる。
スイッチSW1〜SW4は一端がスイッチSW0と共通に接続されている。スイッチSW1の他端はキャパシタC1に接続され、スイッチSW2の他端はキャパシタC2に接続され、スイッチSW3の他端はキャパシタC3に接続され、スイッチSW4の他端はキャパシタC4に接続されている。スイッチSW1〜SW4の制御端子には、それぞれのスイッチを個別にオン、オフさせる制御信号群cが制御回路26から与えられる。この制御信号群cによりスイッチSW1〜SW4の中の特定のスイッチがオンされ、キャパシタC1〜C4の内の特定のキャパシタ(1または複数のキャパシタ)が電源電圧VDDに充電され、あるいは特定のキャパシタの電荷が放電されて接地電位となる。
キャパシタC1、C2、C3、C4はそれぞれの容量が1C:2C:3C:4C(Cは任意の容量値を示す)の関係を満たすように設計されており、キャパシタC1〜C4の他端は接地されている。なお、図2のキャパシタC1〜C4の近くの括弧の中に示す1C、2C、3C、4Cの文字はキャパシタの容量比を示している。
スイッチSW5の一端はキャパシタC1に接続され、スイッチSW6の一端はキャパシタC2に接続され、スイッチSW7の一端はキャパシタC3に接続され、スイッチSW8の一端はキャパシタC4に接続されている。また、スイッチSW5〜SW8の他端はローパスフィルタ28と共通接続されている。スイッチSW5〜SW8の制御端子(図示せず)には、それぞれのスイッチを個別にオン、オフさせる制御信号群dが制御回路26から与えられる。
図3は、PLL回路21の要部の構成を示す図である。ローパスフィルタ28は、キャパシタC5と、キャパシタC6と抵抗R1の直列回路とが並列に接続されて構成されている。キャパシタC5及びC6の一端はチャージポンプ回路27のスイッチSW5〜SW8に共通に接続され、キャパシタC5の他端は接地され、キャパシタC6の他端は抵抗R1を介して接地されている。
電圧制御発振器22は、差動増幅器Amp1〜4がリング状に接続されて構成されている。差動増幅器Amp1〜Amp4の構成は、図19に示した従来のPLL回路と同じである。
ここで、上述したチャージポンプ回路27の動作を説明する。制御回路26は、位相比較器24から出力される内部クロック信号と基準周波数信号との位相差または周波数差を示す信号(以下、位相差と言う)に基づいてMOSトランジスタTR1、TR2の一方をオンさせ、他方をオフさせると共にスイッチSW0をオンさせる。さらに、制御回路26は、位相差に応じて充電容量または放電容量を決定し、所望の容量となるようにスイッチSW1〜SW4を選択的にオン、オフする。
キャパシタC1〜C4の内の特定のキャパシタを電源電圧VDDに充電または接地電圧に放電させたなら、スイッチSW0をオフさせ、スイッチSW5〜SW8を個別にオン、オフさせてキャパシタC1〜C4に充電された電荷をローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6とシェアリングする。あるいは、ローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6に充電された電荷をキャパシタC1〜C4とシェアリングする。なお、キャパシタC1〜C4の容量はローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6の容量より小さいな値に設定してある。
ここで、ローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6に保持されている現在の制御電圧をVcntl、スイッチSW1〜SW4に供給される電圧をVb(例えば、電源電圧VDD)、スイッチSW1〜SW4を選択的にオンさせたとのキャパシタの容量をkC、ローパスフィルタ28のキャパシタC5とC6の並列容量をCcntlとすると、次にローパスフィルタ28から出力される制御電圧Vcntl(next)は以下の式で表せる。
Vcntl(next)=(Vb・kC+Vcntl・Ccntl)/(kC+
Ccntl)
上記の式から電圧Vbを一定としたときに、スイッチSW1〜SW4を選択的にオンさせ、キャパシタの容量kCを変化させることで制御電圧Vcntlを所望の値に制御できることが分かる。
図4は、第1の実施の形態の制御回路26のブロック図である。
図1の位相比較器24からは内部クロック信号Inner CLKと基準クロック信号(基準周波数信号)Ref. CLKの周波数差と周波数の増加または減少の方向を示すUP信号とDOWN信号が制御回路26に出力される。
制御回路26は、そのUP信号をラッチするDフリップフロップ31と、DOWN信号をラッチするDフリップフロップ32と、Dフリップフロップ31の出力をVCOクロック信号(発振周波数信号)VCO CLKに同期したタイミングでアップカウントするUPカウンタ33と、Dフリップフロップ32の出力をVCOクロック信号に同期したタイミングでダウンカウントするDOWNカウンタ34とを有する。
制御回路26は、さらに、UPカウンタ33のカウント値とDOWNカウンタ34のカウント値に基づいてキャパシタC1〜C4の充電極性を判定する極性判定回路35と、UPカウンタ33のカウント値とDOWNカウンタ34のカウント値に基づいて充放電の容量を判定する容量判定回路36とを有する。
この他に、図4に示していないがキャパシタC1〜C4を充電または放電するときスイッチSW0をオンし、キャパシタC1〜C4に充電された電荷をローパスフィルタ28のキャパシタC5,C6とシェアリングするとき、あるいはローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6の電荷をキャパシタC1〜C4とシェアリングするときスイッチSW0をオフさせる制御信号bを出力する回路が設けられている。
図5は、第1の実施の形態の制御回路26の動作を示すタイミングチャートである。以下、図5のタイミングチャートを参照して図4の制御回路26の動作を説明する。
図5のタイミングチャートは、内部クロック信号Inner CLKの周波数が基準クロックRef. CLKより低い場合を示している。
位相比較器24からは、基準クロック信号ref.CLKの立ち上がりと、内部クロック信号Inner CLKの立ち上がりの位相差分のパルス幅を有するUP信号が出力される。
Dフリップフロップ31は、VCOクロック信号VCO CLKに同期したタイミングでUP信号をラッチする。Dフリップフロップ31の出力は、図5にUP−FF信号として示されており、1番目のパルスがVCOクロック信号VCOCLKの1周期分のパルス幅となり、2番目のパルスがVCOクロック信号VCO CLKの4周期分のパルス幅となり、3番目のパルスがVCOクロック信号VCOCLKの3周期+3周期分のパルス幅となっている。図5のUP−FF信号のパルスの下に示す数値「1」、「4」、「3」、「3」は、パルス幅がVCOクロック信号VCOCLKの何周期分かを示している。
Dフリップフロップ32もVCOクロック信号VCO CLKに同期したタイミングでDOWN信号をラッチする。Dフリップフロップ32の出力は、図5にDOWN−FF信号として示されている。内部クロック信号Inner CLKの周波数が基準クロック信号Ref. CLKの周波数より低い場合には、DOWN信号は幅の狭いパルスとなるので、DOWN−FF信号は、図5に示すようにほとんどの期間でローレベルとなる。
UPカウンタ33は、期間Tの間UP−FF信号をVCOクロック信号VCOCLKに同期したタイミングでカウントアップしカウント結果を出力する。
図5にUPカウンタ出力として示す数値は、UP−FF信号の1番目のパルスのパルス幅のカウント値が「1」、2番目のパルスのパルス幅のカウント値が「4」、3番目のパルスのパルス幅の前半の期間Tのカウント値が「3」で、後半の期間Tのカウント値が「3」であることを示している。このとき、DOWNカウンタ34の出力は、図5に示すように「0」となり、最後に「1」が出力される。
次に、UPカウンタ33とDOWNカウンタ34から上記のカウント値が出力されたときの極性判定回路35と容量判定回路36の動作を、図6及び図7の動作説明図を参照して説明する。
図6は、UPカウンタ33のカウント値がDOWNカウンタ34のカウント値より大きい場合の極性判定回路35の動作説明図である。
極性判定回路35は、UPカウンタ33の出力とDOWNカウンタ34の出力を比較して充電極性を判定する。例えば、UPカウンタ33のカウント値がDOWNカウンタ34のカウント値より大きいとき、判定結果として「1」を出力し、UPカウンタ33のカウント値がDOWNカウンタ34のカウント値より小さいとき、判定結果として「0」を出力する。
極性判定回路35の判定出力が「1」のときには、制御回路26からpチャネルMOSトランジスタTR1をオン、nチャネルMOSトランジスタTR2をオフさせる制御信号aが出力される。その結果、電源電圧VDDがスイッチSW1〜SW4に供給される。
他方、極性判定回路35の判定出力が「0」のときには、制御回路26からpチャネルMOSトランジスタTR1をオフ、nチャネルMOSトランジスタTR2をオンさせる制御信号aが出力される。その結果、接地電圧がスイッチSW1〜SW4に供給される。
すなわち、内部クロック信号Inner CLKの周波数を上げるときには、容量判定回路36からキャパシタC1〜C4を充電するために判定出力として「1」が出力され、内部クロック信号Inner CLKの周波数を下げるときには、容量判定回路36からキャパシタC1〜C4を放電させるために判定出力として「0」が出力される。
図7は、UPカウンタ33のカウント値がDOWNカウンタ34のカウント値より大きいときの容量判定回路36の動作説明図である。
容量判定回路36は、UPカウンタ33のカウント値とDOWNカウンタ34のカウント値との差の絶対値に基づいて容量を判定する。具体的には、容量判定回路36は、UPカウンタ33のカウント値とDOWNカウンタ34のカウント値の差の絶対値が「1」以下のときには、容量の最も小さいキャパシタC1を選択するスイッチコントロール(SW Control)信号を出力する。このとき、容量判定回路36からは、図7に示すようにスイッチSW1をオン、他のスイッチSW2〜SW4をオフさせる信号がスイッチコントロール信号(制御信号群c)として出力される。
容量判定回路36は、UPカウンタ33のカウント値とDOWNカウンタ34のカウント値の差の絶対値が所定値(「4」以上)のときには、容量が最大のキャパシタC4を選択するスイッチコントロール信号を出力する。
また、容量判定回路36は、UPカウンタ33のカウント値とDOWNカウンタ34のカウント値の差の絶対値が「3」以上で、「4」未満のときには、容量が2番目に大きいキャパシタC3を選択するスイッチコントロール信号を出力する。このとき容量判定回路36からは、図7に示すように、スイッチSW3をオンさせ、他のスイッチSW1,SW2及びSW4をオフさせるスイッチコントロール信号が出力される。
さらに、容量判定回路36は、UPカウンタ33のカウント値とDOWNカウンタ34のカウント値の差の絶対値が「2」以上で、「3」未満のときには、容量が3番目に大きいキャパシタC2を選択するスイッチコントロール信号を出力する。このとき容量判定回路36からは、図7に示すようにスイッチSW2をオンさせ、他のスイッチSW1,SW3,SW4をオフさせるスイッチコントロール信号が出力される。
制御回路26は、スイッチSW1〜SW4を選択的にオンさせ所望の容量のキャパシタを充電した後、スイッチSW0をオフさせる制御信号bを出力して、MOSトランジスタTR1及びTR2とスイッチSW1〜SW4を切り離す。その後、充電したキャパシタの電荷をローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6とシェアリングするためにスイッチSW5〜SW8を選択的にオンさせる制御信号群dをスイッチSW5〜SW8に出力する。
上述したようにスイッチSW1〜SW4を選択的にオンさせ、キャパシタC1〜C4の内の特定のキャパシタを充電し、さらにスイッチSW5〜SW8を選択的にオンさせる制御を複数回繰り返すことで、キャパシタC1〜C4の内の特定のキャパシタに充電された電荷をローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6とシェアリングし、あるいはローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6の電荷をそのとき接地電圧となっている特定のキャパシタとシェアリングする。これにより制御電圧Vcntlを所望の値に制御して電圧制御発振器22の発振周波数を目的する周波数に追従させることができる。本実施の形態では、キャパシタC1〜C4の容量をキャパシタC5、C6の容量より小さな値に設計してあるのでスイッチSW1〜SW8を複数回オン、オフさせてキャパシタC5、C6を所望の制御電圧Vcntlに制御している。このようにキャパシタC1〜Cの容量を小さな値にすることで制御電圧を細かく制御することができる。
図7の容量判定回路36の動作説明では、スイッチSW1〜SW4の内の1個のスイッチをオンさせて複数のキャパシタC1〜C4の内の1個のキャパシタを充電する場合について説明したが、同時に複数のスイッチSWをオンさせ、複数のキャパシタを同時に充電、あるいは放電させても良い。
このように構成することで、例えば、容量の異なる複数のキャパシタを並列に接続して所望の容量を電源電圧VDDに充電、あるいは接地電圧に放電させることができ、制御電圧Vcntlをより細かく制御することができる。また、小さい容量のキャパシタを組み合わせて大きな容量を実現できるので半導体集積回路にPLL回路を形成する場合にキャパシタのデバイス面積を小さくできる。
図8は、図2及び図3のチャージポンプ回路27のスイッチSW0,SW1〜SW8をトランスファーゲートで構成した例を示している。図8において、図2及び図3と同じ回路についてはそれらの説明を省略する。
スイッチSW0は、pチャネルMOSトランジスタTR3とnチャネルMOSトランジスタTR4が並列に接続されたトランスファーゲートからなる。
pチャネルMOSトランジスタTR3のソースとnチャネルMOSトランジスタTR4のドレインは接続され、その接続点はpチャネルMOSトランジスタTR1とnチャネルMOSトランジスタTR2の接続点に接続されている。また、pチャネルMOSトランジスタTR3のドレインとnチャネルMOSトランジスタソースはスイッチSW1〜SW4の一端に接続されている。
スイッチSW1〜SW4及びSW5〜SW8も同様にpチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタが並列に接続されたトランスファーゲートにより構成されている。SW1は、pチャネルMOSトランジスタTR5とnチャネルMOSトランジスタTR6が並列に接続されたトランスファーゲートからなる。他のスイッチSW2〜SW8も同様にトランスファーゲートで構成されている。
上述した第1の実施の形態によれば、チャージポンプ回路27を2個のトランジスタと複数のスイッチと複数のキャパシタとで構成することで、カレントミラー回路を使用せずに制御電圧を変化させることができる。これにより低い電源電圧でも安定に動作するPLL回路を実現できる。また、半導体集積装置の電源電圧を下げることができるので回路の消費電力が減り、デバイスの発熱量を減らすことができる。これにより、半導体デバイスを冷却するためのファンの冷却性能を抑えることができる。あるいは、半導体デバイスの放熱部材が不要になる。
次に、図9は、第2の実施の形態のPLL回路の位相比較器41と制御回路42のブロック図である。
この第2の実施の形態は、3種類の位相差信号phase0,phase1,phase2を出力する位相比較器41と、その位相差信号に基づいて極性判定及び容量判定を行う制御回路42とからなる。
位相比較器41は、3個のDフリップフロップ(ラッチ回路に対応する)43,44,45と2個の遅延回路46,47からなる。Dフリップフロップ43のクロック端子には内部クロック信号Inner CLKを遅延回路46と遅延回路47で所定時間遅延させたクロック信号Inner CLK2が入力している。Dフリップフロップ43は、クロック信号Inner CLK2に同期したタイミングで基準クロック信号Ref. CLKをラッチし、ラッチした信号を基準クロック信号Ref. CLKに対するクロック信号Inner CLK2の位相差を示す位相差信号Phase0として出力する。
Dフリップフロップ44のクロック端子には内部クロック信号Inner CLKを遅延回路47で所定時間遅延させたクロック信号Inner CLK1が入力している。Dフリップフロップ44は、クロック信号Inner CLK1に同期したタイミングで基準クロック信号Ref. CLKをラッチし、ラッチした信号を基準クロック信号に対するクロック信号Inner CLK1の位相差を示す信号Phase1として出力する。
Dフリップフロップ45のクロック端子には内部クロック信号Inner CLKが入力している。Dフリップフロップ45は、内部クロック信号Inner CLKに同期したタイミングで基準クロック信号をラッチし、ラッチした信号を基準クロック信号Ref.CLKに対する内部クロック信号Inner CLKの位相差を示す位相差信号Phase2として出力する。
極性判定回路48は、位相差信号Phasse0とPhase1とPhase2とに基づいて内部クロック信号Inner CLKの周波数が基準クロック信号Ref. CLKの周波数より高いか否かにより充電の極性を判定する。
容量判定回路49は、位相差信号Phasse0とPhase1とPhase2とに基づいて充電または放電すべきキャパシタの容量を判定する。
ここで上記の位相比較器41の動作を図10のタイミングチャートを参照して説明する。
図10に示すクロック信号Inner CLK1は、内部クロック信号Inner CLKを遅延回路46の遅延時間(第1の遅延時間)分遅延させた信号であり、クロック信号Inner CLK2は、内部クロック信号Inner CLKを遅延回路46と遅延回路47の遅延時間(第2の遅延時間)分遅延させた信号である。
従って、基準クロック信号Ref. CLKと内部クロック信号Inner CLKとが、図10に示すような位相差を有する場合には、基準クロック信号Ref. CLKを内部クロック信号Inner CLKの立ち上がりでラッチしたときのDフリップフロップ45の出力信号Phase2は「1」となる。また、基準クロック信号Ref.CLKをクロック信号Inner CLK1の立ち上がりでラッチしたDフリップフロップ44の出力信号Phase1は「1」となり、基準クロック信号Ref.CLKをクロック信号Inner CLK2の立ち上がりでラッチしたDフリップフロップ43の出力信号Phase0は「0」となる。
基準クロック信号Ref. CLKと内部クロック信号Inner CLKとの位相差が、図10に示す例より大きく、基準クロック信号Ref. CLKをクロック信号Inner CLK1の立ち上がりでラッチした値が「0」となるときには、信号Phase1が「0」となる。この場合、信号Phase0、Phase1は両方とも「0」、Phase2は「1」となる。
また、基準クロック信号Ref. CLKと内部クロック信号Inner CLKの位相差が、ある値以上のときには、Dフリップフロップ44の出力信号Phase1と、Dフリップフロップ43の出力信号Phase2は全て「0」となる。
極性判定回路48は、Phasse0,Phasse1,Phasse2の値から基準クロック信号Ref.CLKに対する内部クロック信号Inner CLKの位相の進み、遅れを判定する。
容量判定回路49は、Phasse0,Phasse1,Phasse2の値に基づいて位相差に応じた容量値を決定する。
上述した第2の実施の形態によれば、UP信号、DOWN信号を使用せずに、極性判定及び容量判定を行うことができるので、位相比較器41の回路構成がより簡素になる。また、制御回路は、極性判定回路48と、容量判定回路49と、図示していないがスイッチSW0のオン、オフを制御する回路で構成できるので第1の実施の形態より回路構成が簡素になる。
チャージポンプ回路27の充電または放電容量を可変して制御電圧Vcntlを制御するようにした場合、制御電圧Vcntlが高くなるほど同一の電荷量による制御電圧変化量ΔVcntlが小さくなる。
図11は、チャージポンプ回路27のキャパシタの容量値に対する制御電圧Vcntlと制御電圧変化量ΔVcntlの関係を示す図である。
図11の横軸は制御電圧Vcntlの値を示し、縦軸は制御電圧変化量ΔVcntlの値を示す。図11において、傾きが最も大きい直線は、容量値が最小のキャパシタとの容量比が最大の「64」であるキャパシタの制御電圧変化量ΔVcntlの特性を示している。次に大きい傾きの直線は容量比が「32」のキャパシタの制御電圧変化量ΔVcntlの特性を示している。以下、順に容量比が「16」、「8」、「4」、「2」、「1」のキャパシタの制御電圧変量ΔVcntlの特性を示している。
図11から明らかなように、制御電圧Vcntlが低いときには、チャージポンプ回路27のキャパシタの充電電荷による制御電圧変化量ΔVcntl−nextは大きいが、制御電圧Vcntlが1.2Vに近づくにつれて制御電圧変化量ΔVcntlは非常に小さくなる。
従って、位相比較器24のUP信号またはDOWN信号に基づいて同じ容量値を選択しても、制御電圧Vcntlが高いときには目標とする制御電圧値になかなか達しないことになる。すなわち、制御電圧Vcntlが高いときにはPLL回路が目的とする周波数に達するまでの収束時間が長くなる。
図12は、本発明の第3の実施の形態PLL回路の要部構成を示す図である。この第3の実施の形態は、制御電圧Vcntlが高いとき、充電容量を大きくして大きな制御電圧変化量ΔVcntlを得られるようにしたものである。図12において、図3の回路と同じ部分には同じ符号を付けてそれらの説明は省略する。
第3の実施の形態は、電圧検出回路51によりローパスフィルタ28の制御電圧Vcntlを検出し、検出された制御電圧に基づいてチャージポンプ回路27の充電容量を可変制御するものである。
図13は、電圧検出回路51のブロック図である。電圧検出回路51は、2個のスイッチSW11,SW12と、キャパシタC11と、A/Dコンバータ(ADC)53とからなる。スイッチSW11,SWA12とキャパシタC11はサンプルホールド回路を構成している。
ローパスフィルタ28の制御電圧Vcntlは、スイッチSW11がオンのときキャパシタC11に保持される。そして、スイッチSW12がオンとなると、キャパシタC11に保持された電圧がA/Dコンバータ53でデジタル値に変換され制御回路52に出力される。
図14は、A/Dコンバータ53の構成を示す図である。キャパシタC11の電圧は抵抗R11、R12、R13で分圧されてインバータINV1,INV2,INV3に入力される。インバータINV1〜INV3は入力電圧に応じて「1」または「0」を出力する。
例えば、キャパシタC11に保持された制御電圧Vcntlを抵抗R11、R12、R13で分圧したときに、抵抗R11と接地間の電圧がインバータINV1の閾値電圧より大きいときには、インバータINV1〜INV3の出力が全て「1」となる。また、抵抗R11と接地間の電圧がインバータINV1の閾値電圧より低く、かつ抵抗R12と接地間の電圧がインバータINV2の閾値電圧より大きいときには、インバータINV1の出力は「0」、インバータINV2及びINV3の出力は「1」となる。
図15は、制御回路52の容量判定回路61の構成を示す図である。第3の実施の形態の容量判定回路61は、図4のUPカウンタ33のカウント値とDOWNカウンタ34のカウント値の差の絶対値を算出する引き算回路62と、引き算回路62の出力にオフセット値を加算するオフセット回路63とからなる。
オフセット回路63は、電圧検出回路51から出力される制御電圧Vcntlのデジタル値に応じたオフセット値を引き算回路62の出力に加算し、加算結果に応じたスイッチコントロール信号を出力する。
具体的には、オフセット回路63は、制御電圧Vcntlが低いときには小さなオフセット値を引き算回路62の出力に加算して小さな容量を選択するスイッチコントロール信号をスイッチSW1〜SW4に出力する。また、制御電圧Vcntlが高いときには大きなオフセット値を引き算回路62の出力に加算して大きな容量を選択するスイッチコントロール信号をスイッチSW1〜SW4に出力する。
図16は、第3の実施の形態の制御回路52の動作説明図である。
図16に示すように、UPカウンタ33のカウント値が「1」、DOWNカウンタ34のカウント値が「0」で、A/Dコンバータ53の出力(制御電圧Vcntlのデジタル値)が「1」のときには、引き算回路62の出力「1」にA/Dコンバータ53の出力「1」を加算した値がオフセット回路63の演算結果として得られる。
従って、この場合、制御回路52の容量判定回路61からは、図16に示すように、スイッチSW2をオンにし、他のスイッチSW1,SW3及びSW4をオフにするスイッチコントロール信号(制御信号群c)がスイッチSW1〜SW4の制御端子に出力される。すなわち、容量判定回路61からは3番目に大きい容量を有するキャパシタC3を充電容量として選択するスイッチコントロール信号が出力される。
また、UPカウンタ33のカウント値が「4」、DOWNカウンタ34のカウント値が「0」で、A/Dコンバータ53の出力が「−1」のときには、引き算回路62の出力「4」にそのときの制御電圧Vcntlの値により定まるオフセット値「−1」を加算した値「3」がオフセット演算の演算結果として得られる。従って、このとき制御回路52の容量判定回路61からはスイッチSW3をオンにし、他のスイッチSW1,SW2及びSW4をオフにするスイッチコントロール信号が出力される。すなわち、容量判定回路61からは2番目に大きい容量を有するキャパシタC3を充電容量として選択するスイッチコントロール信号が出力される。
UPカウンタ33のカウント値が「3」、DOWNカウンタ34のカウント値が「0」で、A/Dコンバータ53の出力が「−1」のときには、引き算回路62の出力「3」にそのときの制御電圧Vcntlの値により定まるオフセット値「1」を加算した値「4」がオフセット演算の演算結果として得られる。従って、このとき制御回路52の容量判定回路61からはスイッチSW4をオンにし、他のスイッチSW1,SW2,SW3をオフにするスイッチコントロール信号が出力される。すなわち、容量判定回路61からは1番大きい容量を有するキャパシタC4を充電容量として選択するスイッチコントロール信号が出力される。
ここで、引き算回路62の出力が「4」のときと「3」のときの容量判定回路61の判定結果を比較する。
引き算回路62の出力が最大値の「4」であっても、そのときの制御電圧Vcntlが低く、オフセット値が「−1」のときには、容量判定回路61は、2番目に大きい容量を有するキャパシタC3を充電するスイッチコントロール信号(制御信号群c)を出力する。
引き算回路62の出力が「3」であっても、そのとき制御電圧Vcntlが大きく、オフセット値が「1」のときには、容量判定回路61は、最も大きい容量を有するキャパシタC4を充電するスイッチコントロール信号を出力する。
上述した第3の実施の形態によれば、ローパスフィルタ28から出力される制御電圧Vcntlが高いときには、そのときのUPカウンタ33のカウント値とDOWNカウンタ34のカウント値の差の絶対値により定まる容量より大きな容量を充電容量として選択する。これにより、ローパスフィルタ28から出力される制御電圧Vcntlが高いときには、充電容量を大きくして制御電圧変化量ΔVcntlを大きくすることができる。制御電圧変化量ΔVcntlを大きくすることで電圧制御発振器22の発振周波数を目的とする周波数により短時間で追従させることができる。
なお、上述した第3の実施の形態では、制御電圧Vcntlが所定値より小さいとき負のオフセット値を出力するようにしたが、負のオフセット値は出力せず、制御電圧Vcntlが所定値より大きいときのみ正のオフセット値を加算して容量値を大きくするようにしても良い。
次に、図17は、本発明の第4の実施の形態のチャージポンプ回路71の説明図である。
第4の実施の形態は、図2の電源電圧または接地電圧を供給する回路とローパスフィルタ28との間に複数のキャパシタC21〜C24を直列に接続し、直列に接続されたキャパシタの容量を変化させることで制御電圧Vcntlを制御するものである。
チャージポンプ回路71は、電源電圧VDDと接地電圧を切り換えるスイッチSW20と、容量を選択するスイッチSW21〜SW23及びスイッチSW24〜SW26と、容量の異なる3個のキャパシタC21、C22、C23とからなる。スイッチSW21〜SW23の一端はスイッチSW20に共通接続され、他端はそれぞれキャパシタC21、C22、C23の一端に接続されている。キャパシタC21、C22、C23の他端はそれぞれスイッチSW24,SW25,SW26の一端に接続され、スイッチSW24,SW25,SW26の他端は、図示していないがローパスフィルタ28(図1参照)に共通接続されている。
スイッチSW20の制御端子には、図示しない制御回路から極性選択信号が与えられ、スイッチSW21〜SW23及びSW24〜SW26の制御端子には容量選択信号が与えられている。
スイッチSW20は、図2に示した直列に接続されたpチャネルMOSトランジスタTR1とnチャネルMOSトランジスタTR2からなる。
スイッチSW21〜SW23及びSW24〜SW26は、図8に示したトランスファーゲートにより構成されている。
待機時には、図17(A)に示すようにスイッチSW20,SW21〜SW23,SW24〜SW26が全てオフになっており、キャパシタC21〜C23には電荷が蓄積されていない状態となっている。
制御電圧Vcntlを変化させるときには、図17(B)に示すようにスイッチSW20を電源電圧VDDまたは接地電圧に接続させ、スイッチSW21〜SW23とスイッチSW24〜SW26の中の特定のスイッチをオンさせる。
図18は、第4の実施の形態のチャージポンプ回路71の動作を示すタイミングチャートである。
制御回路から、図18に示す極性選択信号として電源電圧VDDを選択するハイレベルの信号が与えられ、容量選択信号としてスイッチSW22、SW25を選択する信号が与えられたものする。スイッチSW22、SW25がオンすると、キャパシタC22は電源電圧VDDに充電され、そのときの充電電流がキャパシタC22を通りローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6に流れる。その結果、図18に示すようにローパスフィルタ28のキャパシタC5,C6の制御電圧Vcntlが、図18に矢印で示す電圧分上昇する。
制御電圧Vcntlの変化量は、キャパシタの容量(及びスイッチSW21〜SW23及びSW24〜26をオンさせる時間)を変化させることにより制御することができる。例えば、大きな容量のキャパシタを電源電圧VDDに接続すれば、キャパシタに大きな充電電流が流れ、ローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6に過渡的に流れる電流も大きくなるのでキャパシタC5、C6の制御電圧Vcntlの変化量が大きくなる。それとは逆に、小さな容量のキャパシタを電源電圧VDDに接続したときには、キャパシタに流れる充電電流が小さくなり、ローパスフィルタ28のキャパシタC5、C6に流れる電流も小さくなるのでキャパシタC5、C6の制御電圧Vcntlの変化量が小さくなる。キャパシタC21〜C23を接地電圧に接続する場合も同様である。
上述した第4の実施の形態によれば、ローパスフィルタ28の入力側に直列に接続されたキャパシタの容量をスイッチSW21〜SW23及びSW24〜SW26により切り換え、キャパシタC21〜C23に過渡的に流れる電流を変化させることでローパスフィルタ28の制御電圧Vcntlを任意に制御することができる。この第4の実施の形態では、制御電圧VcmtlをキャパシタC21〜C23の容量を切り換えることで制御電圧Vcntlを可変制御することができるので低い電源電圧でもチャージポンプ回路71を動作させることができる。
上述した実施の形態によれば低い電源電圧で動作可能なPLL回路を実現できる。
本発明は上述した実施の形態の限らず、例えば、以下のように構成することもできる。
(1)本発明はMOSトランジスタに限らずバイポーラトランジスタを使用する回路及び半導体集積装置にも適用できる。
(2)キャパシタの個数は、実施の形態に示した4個、あるいは3個に限らず任意の個数で良い。
(3)位相比較器41の位相差信号phase0〜2は3種類の信号に限らず、2種類、あるいは4種類以上でも良い。













Claims (10)

  1. 電源電圧または接地電圧を出力する充放電制御回路と、
    複数のキャパシタと、
    前記複数のキャパシタに個別に接続され、前記充放電制御回路の出力を前記複数のキャパシタに選択的に供給する複数のスイッチからなる第1のスイッチ群と、
    前記複数のキャパシタに個別に接続された複数のスイッチからなる第2のスイッチ群と、
    電圧制御発振器の発振周波数信号または前記発振周波数信号を分周して得られる内部クロック信号と基準周波数信号の位相差に基づいて前記充放電制御回路が電源電圧を出力するか、それとも接地電圧を出力するかを制御すると共に、前記位相差に基づいて前記第1のスイッチ群を個別にオン、オフ制御して前記複数のキャパシタの内の特定のキャパシタを選択し、前記充放電制御回路の出力で前記特定のキャパシタを充電または放電させた後、前記2のスイッチ群を個別にオン、オフ制御して前記特定のキャパシタに充電された電荷を前記電圧制御発振器の発振周波数を制御する制御電圧を保持するキャパシタとシェアリングし、あるいは前記制御電圧を保持する前記キャパシタの電荷を前記特定のキャパシタとシェアリングさせる制御を行う制御回路とを備えるPLL回路。
  2. 前記充放電制御回路と前記第1のスイッチ群との間に接続された第3のスイッチを有し、
    前記制御回路は、前記充放電制御回路の出力を前記特定のキャパシタに供給するときには前記第3のスイッチをオンし、前記特定のキャパシタに充電された電荷を前記制御電圧を保持する前記キャパシタとシェアリングするときには前記第3のスイッチをオフする請求項1記載のPLL回路。
  3. 前記制御回路は、前記発振周波数信号または前記内部クロック信号と前記基準周波数信号との位相差に基づいて充電極性を判定する極性判定回路と、前記位相差に基づいて充電容量または放電容量を判定する容量判定回路とを有する請求項1または2記載のPLL回路。
  4. 前記充放電制御回路は、電源と接地との間に直列に接続され、一方のトランジスタがオンしたとき他方のトランジスタがオフする2個のトランジスタからなる請求項1または2記載のPLL回路。
  5. 前記第1のスイッチ群は複数のトランジスタからなり、前記複数のトランジスタの第1の電極が前記充放電制御回路の出力端子または前記第3スイッチに共通接続され、第2の電極が前記複数のキャパシタに個別に接続される請求項2記載のPLL回路。
  6. 前記内部クロックに同期したタイミングで前記基準周波数信号をラッチする第1のラッチ回路と、前記内部クロック信号を第1の遅延時間分遅延させた第2の内部クロック信号に同期したタイミングで前記基準周波数信号をラッチする第2のラッチ回路と、前記内部クロック信号を第2の遅延時間分遅延させた第3の内部クロック信号に同期したタイミングで前記基準周波数信号をラッチする第3のラッチ回路とを有する位相比較器を備え、
    前記制御回路は、前記第1、第2及び第3のラッチ回路の出力に基づいて充電極性を判定する極性判定回路と、前記第1、第2及び第3のラッチ回路の出力に基づいて充電又は放電容量を判定する容量判定回路とを備える請求項1または2記載のPLL回路。
  7. 前記制御回路は、前記発振周波数信号または前記内部クロック信号と前記基準周波数信号との周波数差及び周波数を増加するか、減少させるかを示すUP信号およびDOWN信号が与えられたときに、前記UP信号のパルス幅をカウントするUPカウンタと前記DOWN信号のパルス幅をカウントするDOWNカウンタとを有し、前記極性判定回路は前記UPカウンタとDOWNカウンタのカウント値に基づいて充電極性を判定し、前記容量判定回路は前記UPカウンタとDOWNカウンタのカウント値に基づいて充電または放電すべき容量値を判定する請求項1または2記載のPLL回路。
  8. 電源電圧または接地電圧を出力する充放電制御回路と、
    複数のキャパシタと、
    前記複数のキャパシタに個別に接続され、前記充放電制御回路の出力を前記複数のキャパシタに選択的に供給する複数のスイッチからなる第1のスイッチ群と、
    前記複数のキャパシタに個別に接続された複数のスイッチからなる第2のスイッチ群と、
    電圧制御発振器の発振周波数信号または前記発振周波数信号を分周して得られる内部クロック信号と基準周波数信号の位相差に基づいて前記充放電制御回路が電源電圧を出力するか、それとも接地電圧を出力するかを制御すると共に、前記位相差に基づいて前記第1のスイッチ群を個別にオン、オフ制御して前記複数のキャパシタの内の特定のキャパシタを選択し、前記充放電制御回路の出力で前記特定のキャパシタを充電または放電させた後、前記2のスイッチ群を個別にオン、オフ制御して前記特定のキャパシタに充電された電荷を前記電圧制御発振器の発振周波数を制御する制御電圧を保持するキャパシタとシェアリングし、あるいは前記制御電圧を保持する前記キャパシタの電荷を前記特定のキャパシタとシェアリングさせる制御を行う制御回路とからなるPLL回路を実装した半導体集積装置。
  9. 前記充放電制御回路と前記第1のスイッチ群との間に接続された第3のスイッチを有し、
    前記制御回路は、前記充放電制御回路の出力を前記特定のキャパシタに供給するときには前記第3のスイッチをオンし、前記特定のキャパシタの電荷を前記制御電圧を保持する前記キャパシタとシェアリングするときには前記第3のスイッチをオフする請求項8記載の半導体集積装置。
  10. 前記制御回路は、前記発振周波数信号または前記内部クロック信号と前記基準周波数信号の位相差に基づいて充電極性を判定する極性判定回路と、前記位相差に基づいて充電容量または放電容量を判定する容量判定回路とを有する請求項8または9記載の半導体集積装置。
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