JP7336270B2 - 電源回路および集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路に関する。
電子機器において、電源ノイズは、機器の誤動作や特性劣化をもたらすため、対策が必要である。特に、同一のLSI(Large Scale Integrated circuit)やIC(Integrated Circuit)内に、電源ノイズ源となる回路と、電源ノイズを忌避すべき回路が混載される場合に、電源ノイズの対策は極めて重要である。
図1(a)~(c)は、集積回路のブロック図である。図1(a)の集積回路1には、第1回路2と、第2回路4が集積化される。たとえば第1回路2は、デジタル回路であり、システムクロックと同期して動作する。第2回路4は、たとえばPLL(Phase Locked Loop)回路であり、クロックCLKを生成する周波数シンセサイザである。クロックCLKは、システムクロック、A/DコンバータやD/Aコンバータなどに用いられる。
図1(a)の集積回路1では、第1回路2と第2回路4の電源ピンに共通の電源電圧が供給される。第1回路2が動作すると、クロックと同期した動作電流が流れる。この動作電流によって、電源電圧VDDの変動が引き起こされ、電源ノイズとなる。電源ノイズには、外部の電源回路8自体に起因する成分も含まれる。
電源ノイズは、電源ライン6を経由して第2回路4に入力される。PLL回路に電源ノイズが混入すると、それが生成するクロックの周波数変動特性、位相雑音特性やジッタ特性が劣化する。したがって、クロックCLKの精度が要求されるアプリケーションでは、図1(a)のように、電源ライン、電源ピンを共通化するアプローチは取り得ない。
図1(b)の集積回路1では、第1回路2と第2回路4の電源ピンが独立して個別に設けられ、それらの電源がアイソレートされている。第2回路4の電源ピンVDD2には外付けの低雑音のLDO(Low Drop Output)10、すなわちリニアレギュレータが接続される。この構成では、第1回路2が発生する電源ノイズが第2回路4に混入するのを防止できるが、集積回路1に2個の電源ピンを設ける必要があり、集積回路1のコスト増加の要因となる。また外付けのLDO10は、システム全体のコスト増の容易となる。
図1(c)の集積回路1には、LDO12が集積化されている。LDO12は、電源ピンVDDの電圧を安定化し、第2回路4に供給する。この構成によれば、LDO12によって、第2回路4に入力される電源ノイズを減衰させることができる。
図2は、非特許文献1に開示されるアーキテクチャを示す回路図である。このアーキテクチャは、図1(c)の改良と捉えることができる。第2回路4であるPLL回路は、DCO(Digital Controlled Oscillator)やVCO(Voltage Controlled Oscillator )であるオシレータブロック4Aと、その制御ブロック4Bを含む。この中でオシレータブロック4Aは特に電源ノイズを忌避すべきブロックである。オシレータブロック4AとLDO12の間にはスイッチSW1が挿入される。オシレータブロック4Aが生成するクロックCLKにもとづいて、ゲート信号GATEが生成され、GATE信号にもとづいて、スイッチSW1がスイッチングされる。スイッチSW1がオンの期間だけ、キャパシタC0がLDO12と接続され、オフの期間は、キャパシタC0はLDO12からアイソレートされる。オシレータブロック4Aには、キャパシタC0に発生する電圧VC0が電源電圧として供給される。
キャパシタC0は、スイッチSW1がオンの間、LDO12の出力電圧VLDOによって充電され、スイッチSW1がオフの間、オシレータブロック4Aの動作電流によって放電される。すなわち、電圧VC0にはスイッチSW1がオンの期間のみ、電圧VLDOの電源ノイズが混入し、スイッチSW1がオフの期間は、ノイズフリーとなる。特にオシレータブロック4Aが動作期間と停止期間を交互に繰り返す間欠動作をする場合には、停止期間にスイッチSW1をオン、動作期間にスイッチSW1をオフすることで、電源ノイズの影響を低減することができる。
特開2017-143398号公報
Huy Cu Ngo ; Kengo Nakata ; Toru Yoshioka ; Yuki Terashima ; Kenichi Okada ; Akira Matsuzawa, "8.5 A 0.42ps-jitter ?241.7dB-FOM synthesizable injection-locked PLL with noise-isolation LDO", Solid-State Circuits Conference (ISSCC), 2017 IEEE International, 5-9 Feb. 2017, DOI: 10.1109/ISSCC.2017.7870305.
本発明者は、図1(c)や図2のアーキテクチャについて検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
LDO12を集積回路1に集積化することにより、集積回路1のチップ面積、ひいてはコストが増加する。またLDO12はフィードバック制御を含むアナログ回路であるため設計にノウハウが要求され、日頃デジタル回路(2,4)を主たる設計対象とする回路設計者が設計するのは容易でない。特許文献1では、LDOをデジタル回路で構成する例も示されているが、同様に面積増加およびフィードバック制御による設計の複雑性の増加は避けられない。
またLDO12には、電圧降下ΔVによるロスがある。したがって、外部電源8が生成する電源電圧VDDは、第2回路4が要求する電源電圧VDD(SPEC)よりも、電圧降下ΔVの分、高くなければならない。第1回路2が要求する電源電圧が、第2回路4が要求する電源電圧と同じである場合、第1回路2には、要求電圧VDD(SPEC)よりΔVだけ高い電圧が供給されることとなり、第1回路2の消費電力が増大するという問題も生ずる。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、LDOを用いずに電源ノイズを低減した集積回路の提供にある。
本発明のある態様は電源回路に関する。電源回路は、直流の入力電圧を受ける入力端子と、負荷と接続される出力端子と、複数の中間キャパシタと、出力端子と接続される出力キャパシタと、入力電圧により複数の中間キャパシタを時分割で充電するとともに、複数の中間キャパシタのうち充電中でない少なくともひとつを出力キャパシタと接続する制御回路と、を備える。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、あるいは本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、LDOを用いずに、電源ノイズを低減できる。
図1(a)~(c)は、LSIのブロック図である。 非特許文献1に開示されるアーキテクチャを示す回路図である。 実施の形態に係る電源回路を備える集積回路の回路図である。 一実施例に係る電源回路の回路図である。 第1実施例に係るタイミング発生器の回路図である。 第1実施例に係る電源回路の動作波形図である。 第2実施例に係る電源回路の回路図である。 第2実施例に係る電源回路の動作波形図である。 図9(a)、(b)は、電源回路の等価回路図である。 一実施例に係る集積回路の回路図である。 図11(a)は、集積回路の等価回路図であり、図11(b)は、集積回路全体の周波数特性を示す図である。 一実施例に係る集積回路の回路図である。 位相雑音特性の測定結果を示す図である。 図14(a)、(b)は、電源電圧VDD、出力電圧VOUT、クロックCLKの周波数の時間波形(シミュレーション結果)を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図3は、実施の形態に係る電源回路100を備える集積回路200の回路図である。集積回路200は、電源回路100に加えて、回路ブロック202、204を備える。第1回路ブロック202は電源ノイズの発生源となる回路、および/または電源ノイズ耐性の高い回路を含む。第2回路ブロック204は、電源ノイズを忌避すべき、言い換えれば電源ノイズ耐性の低い回路であり、デジタル回路であると、アナログ回路であるとを問わない。
集積回路200の電源ピンVDDには、外部からの電源電圧VDDが供給される。電源電圧VDDには、電源電圧VDDを生成する電源由来のノイズ、あるいは回路ブロック202由来の電源ノイズが含まれる。
電源回路100は、その入力端子102に直流の電源電圧VDD(入力電圧VIN)を受け、出力端子104から電源ノイズが除去された電源電圧VOUTを出力し、第2回路ブロック204に供給する。
電源回路100は、複数の中間キャパシタC~C(N≧2)、出力キャパシタCOUTおよび制御回路110を備える。
複数の中間キャパシタC~Cおよび出力キャパシタCOUTそれぞれの一端は接地される。また出力キャパシタCOUTの他端は出力端子104と接続される。
制御回路110は、入力端子102ならびに複数の中間キャパシタC~C、出力キャパシタCOUTそれぞれの他端と接続されている。
制御回路110は、入力電圧VINにより複数の中間キャパシタC~Cを時分割で充電するとともに、複数の中間キャパシタC~Cのうち、充電中でない少なくともひとつを出力キャパシタCOUTと接続する。
以上が電源回路100の構成である。この電源回路100において、出力キャパシタCOUTは、いずれの期間においても、入力端子102と直接接続されることはなく、複数の中間キャパシタC~Cのうち入力端子102と切り離された状態(非充電状態)にあるものとのみ接続される。その結果、入力電圧VINに重畳される電源ノイズが、直接、出力端子104に供給されないため、電源ノイズを除去することができる。
この電源回路100は、LDOよりも回路面積が小さいため、チップ面積およびコストの増加を抑制できる。またLDOのようなフィードバック制御を含まないため、設計が容易であるという利点を有する。
本発明は、図3のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、方法に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や実施例を説明する。
図4は、一実施例に係る電源回路100の回路図である。電源回路100は、複数の中間キャパシタC~C、出力キャパシタCOUTに加えて、制御回路110に相当する複数のハイサイドスイッチSWH、複数のローサイドスイッチSWLおよびタイミング発生器120を備える。中間キャパシタの個数Nは限定されないが、以下では例示的にN=2とし、Cを第1中間キャパシタ、Cを第2中間キャパシタと称する。
複数のハイサイドスイッチSWH(#=1~N)は、入力端子102と対応する中間キャパシタCの間に設けられる。また複数のローサイドスイッチSWL(#=1~N)は、出力端子104と対応する中間キャパシタCの間に設けられる。
タイミング発生器120は、クロックCLKにもとづいて、上側のゲート信号HG~HG、下側のゲート信号LG~LGを生成し、複数のハイサイドスイッチSWH~SWH、複数のローサイドスイッチSWL~SWLを制御する。
たとえばスイッチSWH,SWLはPチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)トランジスタで構成することができ、この場合、ゲート信号HG,LGがハイのときスイッチSWH,SWLはオフであり、ゲート信号HG,LGがローのときスイッチSWH,SWLはオンとなる。
タイミング発生器120の構成や、タイミング制御にはさまざまな実施例が存在する。以下、それらのいくつかを説明する。
(第1実施例)
制御回路110は、第1充電状態φ、第2充電状態φ、非充電状態φNCが切りかえ可能である。はじめに上側の動作を説明する。
・第1充電状態φ
第1充電状態φにおいて、入力電圧VINにより第1中間キャパシタCが充電される。
SWH=ON
SWH=OFF
・第2充電状態φ
第2充電状態φにおいて、入力電圧VINにより第2中間キャパシタCが充電される。
SWH=OFF
SWH=ON
・非充電状態φNC
非充電状態φNCにおいて、第1中間キャパシタC,第2中間キャパシタCはいずれも非充電状態である。
SWH=OFF
SWH=OFF
制御回路110は、第1充電状態φ、非充電状態φNC、第2充電状態φ、非充電状態φNCを順に繰り返す。
続いて下側の動作を説明する。
・第1充電状態φ
第2中間キャパシタCが出力キャパシタCOUTと接続される。
SWL=OFF
SWL=ON
・第2充電状態φ
第1中間キャパシタCが出力キャパシタCOUTと接続される。
SWL=ON
SWL=OFF
・非充電状態φ
第1中間キャパシタC、第2中間キャパシタCの両方が出力キャパシタCOUTから切り離される。
SWL=OFF
SWL=OFF
図5は、第1実施例に係るタイミング発生器120Aの回路図である。タイミング発生器120Aは、クロックCLKの一方のエッジ(ポジティブエッジ)を始点とする第1充電期間の間、第1ハイサイドスイッチSWH、第2ローサイドスイッチSWLをオンし、クロックCLKの他方のエッジ(ネガティブエッジ)を始点とする第2充電期間の間、第2ハイサイドスイッチSWH、第1ローサイドスイッチSWLをオンする。
タイミング発生器120Aは、遅延ライン122、EX-NORゲート124、ORゲート126、128を含む。遅延ライン122は、クロックCLKを遅延する。遅延量τは、クロックCLKの半周期より短い。遅延ライン122はインバータチェーンであってもよいし、その他の遅延回路であってもよい。
EX-NORゲート124は、遅延前および遅延後のクロックCLK,CLKdのEX-NOR(排他的否定論理和)を生成する。EX-NORゲート124の出力Spは、クロックCLKのポジティブエッジおよびネガティブエッジから、遅延時間τの間、ローとなるパルス信号である。
ORゲート126の一方の入力には、遅延後のクロックCLKdが入力され、他方の入力には、EX-NORゲートの出力Spが入力される。ORゲート126の出力S1は、元のクロックCLKのポジティブエッジから遅延時間τの間、ローとなる。ORゲート126の出力S1にもとづいて、ゲート信号HG,LGが生成され、スイッチSWH,SWLが制御される。
ORゲート128の一方の入力には、遅延後のクロックCLKdの反転信号が入力され、他方の入力には、EX-NORゲートの出力Spが入力される。ORゲート128の出力S2は、元のクロックCLKのネガティブエッジから遅延時間τの間、ローとなる。ORゲート128の出力S2にもとづいて、ゲート信号HG,LGが生成され、スイッチSWH,SWLが制御される。なお当業者によれば、同じ機能を奏しうるタイミング発生器120Aの変形が存在すること、それらが本発明の範囲に含まれることが理解される。
図6は、第1実施例に係る電源回路100の動作波形図である。V,Vはそれぞれ、第1中間キャパシタC,第2中間キャパシタCの電圧波形を示す。VOUTは出力キャパシタCOUTに発生する出力電圧である。
第1充電状態φにおいて、入力電圧VINにより第1中間キャパシタCが充電され、電圧Vが上昇する。このときの電圧Vには電源ノイズが重畳されている。その間、第2中間キャパシタCと出力キャパシタCOUTが接続され、第2中間キャパシタCの電荷が出力キャパシタCOUTに移動し、出力キャパシタCOUTが充電され、出力電圧VOUTが上昇する。
続く非充電状態φNCにおいて、出力キャパシタCOUTが負荷電流によって放電され、出力電圧VOUTは低下する。第1中間キャパシタC、第2中間キャパシタCに電荷の移動は生じないから、電圧V,Vは一定である。
続く第2充電状態φにおいて、入力電圧VINにより第2中間キャパシタCが充電され、電圧Vが上昇する。その間、第1中間キャパシタCと出力キャパシタCOUTが接続され、第1中間キャパシタCの電荷が出力キャパシタCOUTに移動し、出力キャパシタCOUTが充電され、出力電圧VOUTが上昇する。
続く非充電状態φNCにおいて、出力キャパシタCOUTが負荷電流によって放電され、出力電圧VOUTは低下する。第1中間キャパシタC、第2中間キャパシタCに電荷の移動は生じないから、電圧V,Vは一定である。
第1実施例に係る電源回路100はこの動作を繰り返す。第1実施例において生成される出力電圧VOUTからは、入力電圧VINに含まれる電源ノイズが除去されている。
なお、非充電状態φNCは第1充電状態φ,第2充電状態φより短くてもよい。理想的には非充電状態φNCは省略しうるが、現実的には非充電状態φNCを短くしすぎると、タイミングズレによって、出力端子104に直接、電源ノイズを含む入力電圧VINが現れるおそれがある。言い換えれば非充電状態φNCを挿入することにより、シビアなタイミング設計から解放される。
(第2実施例)
はじめにハイサイドスイッチの動作を説明する。制御回路110は、第1充電状態φ、第2充電状態φが切りかえ可能である。
・第1充電状態φ
第1充電状態φにおいて、入力電圧VINにより第1中間キャパシタCが充電される。
SWH=ON
SWH=OFF
・第2充電状態φ
第2充電状態φにおいて、入力電圧VINにより第2中間キャパシタCが充電される。
SWH=OFF
SWH=ON
制御回路110は、第1充電状態φ、第2充電状態φを連続的に交互に繰り返す。
続いてローサイドスイッチの動作を説明する。
制御回路110は、第1充電状態φの一部の時間区間において、第2ローサイドスイッチSWLをオンし、第2中間キャパシタCを出力キャパシタCOUTと接続する。
また第2充電状態φの一部の時間区間において、第1ローサイドスイッチSWLをオンし、第1中間キャパシタCを出力キャパシタCOUTと接続する。
図7は、第2実施例に係る電源回路100Bの回路図である。タイミング発生器120Bは、クロックCLKの一方のエッジ(ネガティブエッジ)を始点とする第1期間Tの間、第1ローサイドスイッチSWLをオンする。またクロックCLKの他方のエッジ(ポジティブエッジ)を始点とする第2期間Tの間、第2ローサイドスイッチSWLをオンする。
またタイミング発生器120Bは、第1期間Tを含むように遅延されたクロックCLKの半周期の間、第2ハイサイドスイッチSWHをオンし、第2期間Tを含むように遅延されたクロックCLKの半周期の間、第1ハイサイドスイッチSWHをオンする。
遅延ライン122、EX-NORゲート124は、図5と同様であり、パルス信号Spを生成する。
遅延ライン136は、クロックCLKを遅延し、HG信号を生成する。インバータ134は、クロックCLKを反転する。遅延ライン138は、反転クロックCLKbを遅延し、HG信号を生成する。
ORゲート130は、CLKとSpの論理和にもとづき、LG信号を生成する。ORゲート132は、CLKbとSpの論理和にもとづき、LG信号を生成する。なお当業者によれば、同じ機能を奏しうるタイミング発生器120Bの変形が存在すること、それらが本発明の範囲に含まれることが理解される。
図8は、第2実施例に係る電源回路100Bの動作波形図である。クロックCLKと同期動作するデジタル回路は、クロックのエッジをトリガとして活性化し、内部の状態遷移が発生する。そのため微視的にみると、負荷電流ILOADは、クロックの周期の一部分(活性区間)において流れ、別の部分(不活性区間)では流れない間欠モードとみなせる場合がある。この場合、出力電圧VOUTは、活性区間において低下し、不活性区間では一定に保たれる。
第1実施例と第2実施例を比較すると、図5のタイミング発生器120Aでは、図7Bの遅延ライン136、遅延ライン138が不要であるため、回路面積を小さくできるという利点がある。
第1あるいは第2の実施例において、遅延ライン136の遅延量τを固定した場合、以下の効果がえられる。温度変動や電源電圧変動が発生したときに、遅延量τが変化し、パルス信号Spのパルス幅が長くなり、中間キャパシタへの充電時間、あるいは出力キャパシタへの充電時間が変化する。これにより出力電圧VOUTの変動が抑えられる方向にフィードバックがかかる。たとえば電源電圧VDD(VIN)が低下すると、遅延ライン136の遅延量は長くなるため、充電時間が長くなり、入力電圧VINの低下が相殺される。また、クロック周波数が高くなり回路電流が増える場合も、スイッチと中間キャパシタが形成する等価抵抗値REQは下がるため、同様に入力電圧VINの低下が相殺される方向に作用する。
図9(a)、(b)は、電源回路100の等価回路図である。図9(a)を参照すると、ハイサイドスイッチSWH,ローサイドスイッチSWLそれぞれのオン抵抗をRON,スイッチング周波数をfSW、オン時間をTON(上述の遅延時間τ)とする。このとき、オン時間TONが、キャパシタCおよびCOUTを充電しうる程度に長い場合、すなわちTON>(RON×C[#,OUT])である場合、電荷保存則よりハイサイドスイッチSWHとキャパシタCからなる回路は、以下の等価抵抗REQで表される。
EQ=1/(fSW×C
したがってハイサイドスイッチSWHおよびキャパシタCからなる等価抵抗REQと出力キャパシタCOUTは、カットオフ周波数fcが以下の式で表される1次のローパスフィルタを形成することとなる。
fc=1/(2π・REQ・COUT)=1/(2π/fSW・COUT/C
このカットオフ周波数fcは、スイッチング周波数fSWによって制御することができる。
図9(b)を参照する。図9(b)は、オン時間TONが、キャパシタCおよびCOUTを充電しうる程度に長くない場合、すなわちTON<(RON×C[#,OUT])である場合の等価回路図を示す。この場合、ハイサイドスイッチSWH、SWLそれぞれは、以下の等価抵抗REQで表される。
EQ=RON/(TON×fSW
ON×fSWは、周期に対するオン時間の比(すなわちデューティ比)である。
したがってハイサイドスイッチSWHの等価抵抗REQとキャパシタCは1次のローパスフィルタを形成しており、そのカットオフ周波数fcは、
fc=1/(2π・REQ・C
となり、カットオフ周波数fcは周波数には依存せず、デューティ比によって制御可能である。
またローサイドスイッチSWLの等価抵抗REQと出力キャパシタCOUTも1次のローパスフィルタを形成しており、そのカットオフ周波数fcは、
fc=1/(2π・REQ・COUT
となり、カットオフ周波数fcも、周波数には依存せず、デューティ比によって制御可能となる。
電源回路100全体としては、1次のローパスフィルタの2段直列接続(すなわち2次のローパスフィルタ)となる。
第1あるいは第2実施例において、遅延量τをクロックCLKの周期と連動して変化させることにより、以下の効果が得られる。
遅延ライン136の遅延量τは、オン時間TONに相当する。したがってクロックCLKの周期とオン時間TONを連動させることで、デューティ比を一定にたもつことができ、電源回路100のローパスフィルタとしてのカットオフ周波数を一定に保つことができる。
加えて第1実施例で説明する制御は、第2実施例に比べて以下の利点を有する。第2実施例では、ハイサイドスイッチがデューティ比50%でスイッチングするため、ローパスフィルタのカットオフ周波数fcは高くなる。これに対して、第1実施例では、ハイサイドスイッチがより小さいデューティ比でスイッチングするため、ローパスフィルタのカットオフ周波数fcをより低くすることができる。これにより、より低い周波数の電源ノイズを除去することが可能となる。
図10は、一実施例に係る集積回路300の回路図である。集積回路300は、電源ノイズ耐性の高いデジタル回路302、PLL回路310および電源回路100を備える。
PLL回路310は、周波数可変オシレータ312と、フィードバック回路314と、を備え、基準クロックREFCLKの周波数を逓倍した周波数のシステムクロックCLKを生成し、デジタル回路302に供給する。
周波数可変オシレータ312は、VCO(Voltage Controlled Oscillator)あるいはDCO(Digital Controlled Oscillator)であり、出力が入力にフィードバックされた遅延回路316を含む。フィードバック回路314には周波数可変オシレータ312が生成するクロックCLKがフィードバックされており、フィードバック回路314は基準クロックREFCLKにもとづいて制御電圧VCTRL(あるいは制御コードDCTRL)を生成し、遅延回路316の遅延量を調節する。
デジタル回路302およびフィードバック回路314には、ノイズ耐性が高い回路であり、電源ピンVDDの電源電圧VDDが直接供給される。
一方、周波数可変オシレータ312では、電源ノイズがクロックCLKの位相雑音として現れるため、電源ノイズ耐性が低い。そこで周波数可変オシレータ312の電源端子には電源回路100の出力電圧VOUTが供給される。
電源回路100は、周波数可変オシレータ312が生成するクロックCLKにもとづいて状態遷移させることができる。なお電源回路100のタイミング発生器120を、図5あるいは図7の構成とする場合、遅延ライン122を、遅延回路316のレプリカとし、遅延ライン122の遅延量を、遅延回路316の遅延量に追従させるとよい。これにより、図9を参照して説明したように、電源回路100のローパスフィルタとしてのカットオフ周波数を一定に保つことができる。
図11(a)は、集積回路300の等価回路図である。一般的な2次PLL内における周波数可変オシレータ312のノイズ特性(電源ノイズの周波数に対する位相雑音の周波数特性)は、2次のハイパス特性HHPF(s)の伝達関数で表される。一方、上述のように、電源回路100はローパス特性HLPF(s)の伝達関数で表される。
そこで、図11(b)に示すように、ローパスフィルタのカットオフ周波数が、ハイパスフィルタのカットオフ周波数fc’より低くなるように動作条件を定めることにより、クロックCLKの位相雑音を好適に除去できる。
図12は、一実施例に係る集積回路400の回路図である。集積回路400は、デジタル回路402、PLL回路410、電源回路100,100を備える。PLL回路410の周波数可変オシレータ412は、直列に接続される2個の遅延回路416,416を含む。遅延回路416は、相対的に低い分解能で遅延が制御可能であり、遅延回路416 は、相対的に高い分解能で遅延が制御可能である。すなわち、遅延回路416によって周波数可変オシレータ412の発振周波数が低い精度で調整され、遅延回路416によって周波数可変オシレータ412の発振周波数が高い精度で調整される。遅延回路416,416は、それぞれの遅延レンジに応じて異なる構成を有する。たとえば前段の遅延回路416は、単位遅延を与える論理ゲートを多段に接続し、制御コードに応じて通過する論理ゲートの個数を可変としてもよい。後段の遅延回路416は、クロックの伝搬ラインに可変キャパシタを接続し、可変キャパシタの容量を変化させる構成としてもよい。
電源回路100は、遅延回路416に出力電圧VOUTCを供給する。電源回路100の状態遷移のためのクロックは、対応する遅延回路416の出力から取り出してもよい。同様に電源回路100は遅延回路416に出力電圧VOUTFを供給する。電源回路100の状態遷移のためのクロックは、対応する遅延回路416の出力から取り出してもよい。
電源回路100のタイミング発生器120を、図5あるいは図7の構成とする場合、遅延ライン122を、遅延回路416のレプリカとし、それらに対応する制御コードを与えることにより、遅延ライン122の遅延量を、遅延回路416の遅延量に追従させるとよい。
同様に、電源回路100のタイミング発生器120を、図5あるいは図7の構成とする場合、遅延ライン122を、遅延回路416のレプリカとし、遅延ライン122の遅延量を、遅延回路416の遅延量に追従させるとよい。
以上が集積回路400の構成である。
図13は、位相雑音特性の測定結果を示す図である。実線は、電源電圧VDDに10kHz、振幅0.1Vの電源ノイズを重畳したときの特性である。電源回路100を省略したときの特性である。これらの比較から分かるように、電源回路100を設けることにより、位相雑音を大きく(26dB)改善することができる。
図14(a)、(b)は、電源電圧VDD、出力電圧VOUT、クロックCLKの周波数の時間波形(シミュレーション結果)を示す図である。図14(a)は電源回路100を省略したときの、図14(b)は電源回路100を設けたときの波形を示す。クロックCLKの周波数fOSCは200MHz、電源ノイズの周波数は50MHzとしている。ノイズの振幅は0.1V、電源電圧VDD=1.5V、温度は25℃である。
図14(a)、(b)の比較から分かるように、電源回路100を挿入することにより、周波数の変動は、1/20に低減されている。この変動量は電源回路100で使用されるスイッチ制御信号のデューティ比や容量値を変更することで調整可能である。
実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例を説明する。
(第1変形例)
電源回路100の複数のスイッチの配置(トポロジー)は、図4のそれに限定されない。当業者によれば、他のスイッチのレイアウトを用いても、入力端子102、複数の中間キャパシタC~C、出力キャパシタCOUTを適切に接続、分離できることが理解される。
(第2変形例)
同様にタイミング発生器120の構成も、図5や図7のそれに限定されない。また電源回路100の動作シーケンスは、図6や図8に限定されない。
(第3変形例)
電源回路100の負荷回路はデジタル回路に限定されず、アナログ回路であってもよく、クロック周期に同期して電力消費する回路であればその構成は問わない。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
SWH 第1ハイサイドスイッチ
SWH 第2ハイサイドスイッチ
SWL 第1ローサイドスイッチ
SWL 第2ローサイドスイッチ
第1中間キャパシタ
第2中間キャパシタ
OUT 出力キャパシタ
100 電源回路
102 入力端子
104 出力端子
110 制御回路
120 タイミング発生器
122 遅延ライン
124 EX-NORゲート
126,128,130,132 ORゲート
134 インバータ
136,138 遅延ライン
200 集積回路
202 第1回路ブロック
204 第2回路ブロック
300 集積回路
302 デジタル回路
310 PLL回路
312 周波数可変オシレータ
314 フィードバック回路
316 遅延回路
400 集積回路
402 デジタル回路
410 PLL回路
412 周波数可変オシレータ
414 フィードバック回路
416 遅延回路

Claims (16)

  1. 直流の入力電圧を受ける入力端子と、
    負荷と接続される出力端子と、
    第1中間キャパシタおよび第2中間キャパシタと、
    前記出力端子と接続される出力キャパシタと、
    前記入力電圧により前記第1中間キャパシタおよび第2中間キャパシタを時分割で充電するとともに、前記第1中間キャパシタおよび第2中間キャパシタのうち充電中でないひとつを前記出力キャパシタと接続する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    前記入力電圧により前記第1中間キャパシタを充電する第1充電状態、
    前記入力電圧により前記第2中間キャパシタを充電する第2充電状態、
    前記第1中間キャパシタ、前記第2中間キャパシタをいずれも充電しない非充電状態、
    が切りかえ可能であり、
    前記第1充電状態、前記非充電状態、前記第2充電状態、前記非充電状態を順に繰り返すことを特徴とする電源回路。
  2. 前記制御回路は、
    前記第1中間キャパシタと前記入力端子の間に設けられる第1ハイサイドスイッチと、
    前記第2中間キャパシタと前記入力端子の間に設けられる第2ハイサイドスイッチと、
    前記第1中間キャパシタと前記出力キャパシタの間に設けられる第1ローサイドスイッチと、
    前記第2中間キャパシタと前記出力キャパシタの間に設けられる第2ローサイドスイッチと、
    前記第1ハイサイドスイッチ、前記第2ハイサイドスイッチ、および前記第1ローサイドスイッチ、前記第2ローサイドスイッチを制御するタイミング発生器と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記制御回路は、前記第1充電状態において、前記第2中間キャパシタを前記出力キャパシタと接続し、前記第2充電状態において、前記第1中間キャパシタを前記出力キャパシタと接続することを特徴とする請求項に記載の電源回路。
  4. 直流の入力電圧を受ける入力端子と、
    負荷と接続される出力端子と、
    第1中間キャパシタおよび第2中間キャパシタと、
    前記出力端子と接続される出力キャパシタと、
    前記入力電圧により前記第1中間キャパシタおよび第2中間キャパシタを時分割で充電するとともに、前記第1中間キャパシタおよび第2中間キャパシタのうち充電中でないひとつを前記出力キャパシタと接続する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    前記第1中間キャパシタと前記入力端子の間に設けられる第1ハイサイドスイッチと、
    前記第2中間キャパシタと前記入力端子の間に設けられる第2ハイサイドスイッチと、
    前記第1中間キャパシタと前記出力キャパシタの間に設けられる第1ローサイドスイッチと、
    前記第2中間キャパシタと前記出力キャパシタの間に設けられる第2ローサイドスイッチと、
    クロックにもとづいて、前記第1ハイサイドスイッチ、前記第2ハイサイドスイッチ、前記第1ローサイドスイッチ、前記第2ローサイドスイッチを制御するタイミング発生器と、
    を含み、
    前記タイミング発生器は、
    前記クロックの一方のエッジを始点とする第1期間の間、前記第1ローサイドスイッチをオンし、
    前記クロックの他方のエッジを始点とする第2期間の間、前記第2ローサイドスイッチをオンし、
    前記第1期間を含むように遅延された前記クロックの半周期の間、前記第2ハイサイドスイッチをオンし、
    前記第2期間を含むように遅延された前記クロックの半周期の間、前記第1ハイサイドスイッチをオンすることを特徴とする電源回路。
  5. 前記負荷は、前記クロックを生成するオシレータを含み、
    前記タイミング発生器は、
    前記クロックを遅延する遅延ラインを含み、前記遅延ラインの遅延量が、前記第1ローサイドスイッチおよび前記第2ローサイドスイッチのオン時間の長さを規定することを特徴とする請求項に記載の電源回路。
  6. 直流の入力電圧を受ける入力端子と、
    負荷と接続される出力端子と、
    第1中間キャパシタおよび第2中間キャパシタと、
    前記出力端子と接続される出力キャパシタと、
    前記入力電圧により前記第1中間キャパシタおよび第2中間キャパシタを時分割で充電するとともに、前記第1中間キャパシタおよび第2中間キャパシタのうち充電中でないひとつを前記出力キャパシタと接続する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    前記第1中間キャパシタと前記入力端子の間に設けられる第1ハイサイドスイッチと、
    前記第2中間キャパシタと前記入力端子の間に設けられる第2ハイサイドスイッチと、
    前記第1中間キャパシタと前記出力キャパシタの間に設けられる第1ローサイドスイッチと、
    前記第2中間キャパシタと前記出力キャパシタの間に設けられる第2ローサイドスイッチと、
    クロックにもとづいて、前記第1ハイサイドスイッチ、前記第2ハイサイドスイッチ、前記第1ローサイドスイッチ、前記第2ローサイドスイッチを制御するタイミング発生器と、
    を含み、
    前記タイミング発生器は、
    前記クロックの一方のエッジを始点とする第1充電期間の間、前記第1ハイサイドスイッチ、前記第2ローサイドスイッチをオンし、
    前記クロックの他方のエッジを始点とする第2充電期間の間、前記第2ハイサイドスイッチ、前記第1ローサイドスイッチをオンし、
    前記負荷は、前記クロックを生成するオシレータを含み、
    前記タイミング発生器は、
    前記クロックを遅延する遅延ラインを含み、前記遅延ラインの遅延量が、前記第1ローサイドスイッチおよび前記第2ローサイドスイッチのオン時間の長さを規定することを特徴とする電源回路。
  7. 前記遅延ラインの遅延量は固定であることを特徴とする請求項5または6に記載の電源回路。
  8. 前記遅延ラインは、前記オシレータに含まれる遅延回路のレプリカであることを特徴とする請求項5または6に記載の電源回路。
  9. 前記遅延ラインには、前記オシレータに含まれる前記遅延回路に与える制御コードに応じた制御コードが供給されることを特徴とする請求項に記載の電源回路。
  10. 前記電源回路をローパスフィルタ、前記オシレータのノイズ特性をハイパスフィルタとみなすとき、前記ローパスフィルタのカットオフ周波数は、前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数よりも低いことを特徴とする請求項5から9のいずれかに記載の電源回路。
  11. クロックを生成するPLL回路と、
    前記PLL回路に電源電圧を供給する電源回路と、
    を備え、
    前記電源回路は、
    直流の入力電圧を受ける入力端子と、
    前記PLL回路の電源ラインと接続される出力端子と、
    第1中間キャパシタと、
    第2中間キャパシタと、
    前記出力端子と接続される出力キャパシタと、
    前記第1中間キャパシタと前記入力端子の間に設けられる第1ハイサイドスイッチと、
    前記第2中間キャパシタと前記入力端子の間に設けられる第2ハイサイドスイッチと、
    前記第1中間キャパシタと前記出力端子の間に設けられる第1ローサイドスイッチと、
    前記第2中間キャパシタと前記出力端子の間に設けられる第2ローサイドスイッチと、
    前記クロックにもとづいて、前記第1ハイサイドスイッチ、前記第2ハイサイドスイッチ、前記第1ローサイドスイッチ、前記第2ローサイドスイッチを制御するタイミング発生器と、
    を備えることを特徴とする集積回路。
  12. 前記タイミング発生器は、(i)前記第1ハイサイドスイッチがオン、前記第2ハイサイドスイッチがオフの第1充電状態、(ii)前記第1ハイサイドスイッチがオフ、前記第2ハイサイドスイッチがオンの第2充電状態、(iii)前記第1ハイサイドスイッチ、前記第2ハイサイドスイッチが両方オフの非充電状態が切替可能であり、前記第1充電状態、前記非充電状態、前記第2充電状態、前記非充電状態を順に繰り返すことを特徴とする請求項11に記載の集積回路。
  13. 前記タイミング発生器は、前記第1充電状態において、前記第2中間キャパシタを前記出力キャパシタと接続し、前記第2充電状態において、前記第1中間キャパシタを前記出力キャパシタと接続することを特徴とする請求項12に記載の集積回路。
  14. 前記タイミング発生器は、
    (i)前記第1ハイサイドスイッチがオン、前記第2ハイサイドスイッチがオフの第1充電状態、(ii)前記第1ハイサイドスイッチがオフ、前記第2ハイサイドスイッチがオンの第2充電状態を連続して交互に繰り返すことを特徴とする請求項11に記載の集積回路。
  15. 前記タイミング発生器は、前記第1充電状態の一部の時間区間において、前記第2ローサイドスイッチをオンし、前記第2充電状態の一部の時間区間において、前記第1ローサイドスイッチをオンすることを特徴とする請求項14に記載の集積回路。
  16. 前記PLL回路は、
    相対的に低い精度で遅延が調節可能な第1遅延回路と、
    相対的に高い精度で遅延が調節可能な第2遅延回路と、
    を含み、
    前記集積回路は、前記電源回路を2個備え、一方から前記第1遅延回路に電源電圧を供給し、他方から前記第2遅延回路に電源電圧を供給することを特徴とする請求項11から15のいずれかに記載の集積回路。
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