JP4456167B1 - くり抜き用カッターおよびくり抜き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】玉葱類、芋類を含む野菜または果実などに対して中身をくり抜く加工を正確かつ効率的に行うことのできるくり抜き用カッターおよびくり抜き装置を提供する。
【解決手段】軸方向へ切り込む刃51が先端部に形成され、所定の駆動手段(回転用モータ32)によって回転される筒状の刃本体50と、通常時において刃本体内に収容され、所定のタイミングで刃本体の側面に形成された開口部55から進退されるくり抜き刃54aを備えるくり抜き刃機構Kとを少なくとも備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、玉葱類、芋類を含む野菜または果実などに対して中身をくり抜く加工を施すためのくり抜き用カッターおよびくり抜き装置に関するものである。
従来から、玉葱やジャガ芋などの球形状の根菜や、林檎、梨、柿等の果実の中身をくり抜き、くり抜いた中空部にグラタン具材やジャム等の種々の食材を詰め込んだ加工食品が知られている。
ところが、上述のような玉葱やジャガ芋などの中身をナイフ等の調理器具を用いて手動でくり抜く作業は、手間と時間がかかるという問題があった。
また、くり抜き部の底などに穴が開くなどの不具合があると、上述のような食材を詰め込んだ際に漏れ出す虞があるため、穴が開かないように適当な厚みを残して中身を上手にくり抜くには熟練を要していた。
特に、くり抜き部に種々の食材を詰め込んだものをレトルト食品等として量産しようとする場合には、多数の玉葱やジャガ芋等に対して、正確かつ効率的にくり抜き加工を施したいという要望がある。
そこで、種々の食品加工装置や器具が提案されている。
例えば、特開2000−316550号公報には、玉ねぎの自動皮剥機におけるスリットカッター装置が開示されている。この装置によれば、玉ねぎの外皮を自動的に除去する機械において、外皮除去の前処理として玉ねぎの外皮に複数個のスリットを入れることができるようになっている。
また、特開2008−93406号公報には、ピーマンの芯のくり抜き具が開示されている。このくり抜き具によれば、ピーマンを使った調理をする際に、包丁などを使うことなく、ピーマンの芯を手早く取り除くことができる。
特開2000−316550号公報 特開2008−93406号公報
ところが、上述の玉ねぎの自動皮剥機におけるスリットカッター装置では、外皮に複数個のスリットを入れるだけであり、くり抜き加工を自動的に行うことはできなかった。
また、上述のピーマンの芯のくり抜き具は、ピーマン専用であり、ピーマンよりも硬い玉葱やジャガ芋などの球形状の根菜や、林檎、梨、柿等の果実などのくり抜き加工には適さない。
また、ピーマンのように略中空の野菜をくり抜く場合には、上記従来技術に示されるような筒状の刃で足りるが、玉葱やジャガ芋等のように略球形状で中身の詰まった根菜などについて、適当な厚みを残してくり抜くためには、中で刃を広げるなどの工夫が必要である。
そこで、本発明は、玉葱類、芋類を含む野菜または果実などに対して中身をくり抜く加工を正確かつ効率的に行うことのできるくり抜き用カッターおよびくり抜き装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係るくり抜き装置は、軸方向へ切り込む刃が先端部に形成され、所定の駆動手段によって回転される筒状の刃本体と、通常時において前記刃本体内に収容され、所定のタイミングで前記刃本体の側面に形成された開口部から進退されるくり抜き刃を備えるくり抜き刃機構とを備え、該くり抜き刃機構は、前記刃本体に形成される中空部内に挿通されて、所定のアクチュエータによって軸方向に進退される作動杵と、該作動杵と係合して、軸方向の運動を刃本体の側面側への回転運動に変換するリンク機構と、先端部に円弧状の刃を有し、前記リンク機構と係合し、前記所定のアクチュエータの動きに合わせて前記開口部から進退されるくり抜き刃本体とを具備するとともに、前記作動杵は、前記くり抜き刃本体を前記刃本体内に収容させる方向に付勢する付勢手段を備えたくり抜き用カッターを用いたくり抜き装置であって、前記くり抜き用カッターを回転させる回転手段と、前記くり抜き用カッターを所定のくり抜き対象物に対して昇降させる昇降手段と、前記くり抜き刃機構の前記作動杵を作動させる所定のアクチュエータと、前記回転手段、前記昇降手段および前記所定のアクチュエータの動作タイミングを制御する制御手段と、 前記制御手段は、 前記くり抜き刃機構の動作位置を検知する第1のセンサと、前記くり抜き用カッターの下降限界位置を検知する第2のセンサと、前記くり抜き用カッターの上昇限界位置を検知する第3のセンサと、を備え、前記第1のセンサの検知信号に基づいて前記所定のアクチュエータを作動させ、前記第2のセンサの検知信号に基づいて前記くり抜き用カッターを下降状態から上昇状態に変更させ、前記第3のセンサの検知信号に基づいて前記くり抜き用カッターの上昇を停止させるように制御することを特徴とする。
請求項2の発明に係るくり抜き装置は、上記1項において、前記くり抜き用カッターの直下には、当該くり抜き用カッターの動作中において前記所定のくり抜き対象物を保持すると共に、所定のタイミングで当該くり抜き対象物を下方側に解放するホルダー機構が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明に係るくり抜き装置は、上記2項において、前記ホルダー機構を動作させる所定の位置を検知する第4のセンサを備えることを特徴とする
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、筒状の刃本体と、通常時において刃本体内に収容され、所定のタイミングで刃本体の側面に形成された開口部から進退されるくり抜き刃を備えるくり抜き刃機構を備えているので、くり抜き加工を正確かつ効率的に行うことができるという効果がある。
くり抜き刃機構は、刃本体に形成される中空部内に挿通されて、所定のアクチュエータによって軸方向に進退される作動杵と、リンク機構と係合し、所定のアクチュエータの動きに合わせて開口部から進退されるくり抜き刃本体とから構成されているので、簡易な構成で、くり抜き加工を正確かつ効率的に行うことができる。
また、くり抜き刃機構は、くり抜き刃本体を刃本体内に収容させる方向に付勢する付勢手段を備えているので、くり抜き刃本体を刃本体内に収容させる際の駆動力が不要となり、より簡易な構成で、くり抜き加工を効率的に行うことができる。
加えて、くり抜き装置は、昇降手段および所定のアクチュエータ等の動作タイミングを制御する制御手段を備えているので、くり抜き加工を正確かつ効率的に行うことができるという効果がある。
第1から第3のセンサの検知信号に基づいて各種動作を制御しているので、くり抜き加工をより正確かつ効率的に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、くり抜き用カッターの動作中において所定のくり抜き対象物を保持すると共に、所定のタイミングで当該くり抜き対象物を下方側に解放するホルダー機構が設けられているので、くり抜き加工を効率的に行うことができるという効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、玉葱類、芋類を含む野菜または果実について、くり抜き加工を正確かつ効率的に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1はくり抜き装置Mの構成を示す斜視図、図2はくり抜き装置Mの構成を示す正面図、図3はくり抜き装置Mの構成を示す左側面図、図4は制御系の構成を示すブロック図、図5はくり抜き用カッターの正面透視図(A)と側面透視図(B)、図6はくり抜き用カッターの動作を示す一部断面図(A)、(B)、図7はくり抜き用カッターの全体構成を示す斜視図、図8はくり抜き用カッターの動作状態を示す説明図、図9はくり抜き装置Mによってくり抜き加工を行った対象物を示す断面図である。
図1から図3において、くり抜き装置Mは、例えばステンレス鋼等で組み立てられる操作盤本体10に各種装置を取り付けて構成されている。
操作盤本体10は、操作盤上部10aと操作盤下部10bとから構成されている。
操作盤上部10aの最上部には、後述するくり抜き用カッターCを備えた昇降フレームFを昇降させる昇降用モータ20が設置されている。
昇降用モータ20の下方には、支持板21が設けられ、操作盤下部10bの上面に設置される天板Tと支持板21との間に、昇降フレームFを摺動自在に支持する左右一対のシャフト22が立設されている。
また、支持板21の中央部には、昇降用モータ20に連結されたボールネジ23が回転自在に軸支されている。
ボールネジ23の下端側は、昇降フレームFに形成されるネジ受部(図示せず)に係合され、昇降用モータ20の動作制御によるボールネジ23の正逆回転により昇降フレームF自体が昇降動作されるようになっている。
昇降フレームFの上部には、下方に位置するくり抜き用カッターCのくり抜き刃機構K(図5〜図7を参照して後述する)を動作させるエアシリンダー装置30が設けられ、くり抜き用カッターCに接続されている。
昇降フレームFの下方には、くり抜き用カッターCの筒状の刃本体50を回転駆動させるギアボックス31と、駆動源としての回転用モータ32とが設けられている。
昇降フレームFの右隣りには、センサ設置盤33が固設され、くり抜き刃機構Kの動作位置を検知する第1のセンサSE1と、くり抜き用カッターCの下降限界位置を検知する第2のセンサSE2と、くり抜き用カッターCの上昇限界位置を検知する第3のセンサSE3と、後述するホルダー機構Hを動作させる所定の位置を検知する第4のセンサSE4が設置されている。なお、各センサSE1〜4は、特には限定されないが、例えば光センサ等を用いることができる。
また、昇降フレームFにおいて、各センサSE1〜4の近傍位置には、対応する検知子34、35等が設けられている。
天板Tの下方で、くり抜き用カッターCの降下位置に対応する位置には、くり抜き用カッターCの動作中において所定のくり抜き対象物(玉葱類、芋類を含む野菜または果実など)100を保持すると共に、第4のセンサSE4による検知タイミングでくり抜き対象物100を下方側に解放するホルダー機構Hが設けられている。
ホルダー機構Hは、所定のくり抜き対象物100を左右両側から支持する支持部材41a、41bと、くり抜き用カッターCの動作中において所定のくり抜き対象物100を下側から保持し、第4のセンサSE4による検知タイミングでくり抜き対象物100を解放するように下側に開く左右一対のハンド部材42a、42bと、ハンド部材42a、42bの開閉モータ43とから構成されている。
また、ホルダー機構Hの下方には、くり抜き加工済みの対象物(玉葱類、芋類を含む野菜または果実など)100を装置Mの後方側に流下させる傾斜板60が設けられ、その側方に載置された図示しない収容箱などに加工済みの対象物100を収容できるようになっている。
操作盤下部10bの右側には、自動・手動選択ボタン、異常停止状態を解除するリセットボタン、自動運転を開始する前に原点位置へ戻す原点復帰ボタン、異常発生を報知するブザー等を備えた操作ボックス43が設けられている。
操作盤下部10bの左側には、緊急の場合に装置を停止させる非常停止ボタン44a、異常発生を報知する異常報知ランプ44bを備えた非常用操作ボックス45が設けられている。
なお、図1〜図3における図示は省略するが、各センサSE1〜4が接続されると共に、昇降用モータ20、エアシリンダー装置30、回転用モータ32および開閉モータ43の制御を行うマイクロコンピュータ等で構成される制御装置200(図4参照)、各装置に電源を供給する電源装置等が、所定の位置に配設されている。
また、同様に図示は省略するが、操作者が両手で操作して、装置Mを起動させる起動ボタンが操作盤下部10bの左右両側の所定位置に設けられている。
なお、くり抜き装置Mの制御系の構成は、例えば図4のブロック図に示すような構成となっている。
次に、図5〜図7を参照して、くり抜き用カッターCの構成について説明する。
例えばステンレス鋼等で形成される略円筒状の刃本体50は、軸方向へ切り込む刃51が先端部に形成されている。
刃本体50には、軸方向に沿って中空部52が形成され、くり抜き刃機構Kが収容されている。
くり抜き刃機構Kは、刃本体50に形成される中空部52内に挿通され、前述のエアシリンダー装置(所定のアクチュエータ)30によって軸方向に進退される作動杵53と、この作動杵53と接続ピンP1、P2、P3を介して係合され、軸方向の運動を刃本体50の側面側への回転運動に変換するリンク機構Lと、先端部に円弧状の刃54aを有し、リンク機構Lと係合し、エアシリンダー装置30の動きに合わせて中空部52に連通する開口部55から進退されるくり抜き刃本体54とから構成されている。
図6に示されるように、作動杵53とエアシリンダー装置30のロッド300との間には、くり抜き刃本体54を刃本体50内に収容させる方向に付勢する付勢手段としてのスプリング56が介在されている。これにより、くり抜き刃本体54を刃本体50内に収容させる際の駆動力が不要となり、より簡易な構成で、くり抜き加工を効率的に行うことができる。
また、図7に示されるように、刃本体50の周面には、螺旋状の溝57が形成されている。これにより、刃本体50やくり抜き刃本体54による削りクズや汁分を、刃本体50が回転することにより、螺旋状の溝57に沿って対象物100の孔の内部から上方へと導いて外部へ排出することができ、くり抜き加工を効率的に行うことができる。なお、螺旋状の溝57は、対象物100の種類や刃本体50の回転速度に応じて、溝57同士の間隔(ピッチ)を適宜設定することが可能である。
図5及び図6において、作動杵53の後端部には、エアシリンダー装置30から延設される進退可能なロッド300が接続されている。
なお、くり抜き用カッターCは、フランジ301、302および固定ボルト303により、くり抜き用カッターC側とエアシリンダー装置30側との結合がなされている。
ここで、上記構成のくり抜き装置Mおよびくり抜き用カッターCの動作について説明する。
まず、操作者は、くり抜き装置Mの操作ボックス43の自動・手動選択ボタンを操作して、自動運転するか、手動運転するかを選択する。
ここでは、自動運転で動作させる場合について述べる。
自動運転が開始されると、操作者は、非常用操作ボックス45の非常停止ボタン44aを操作して、非常停止状態を解除させる。この際に、装置Mの内部を目視で点検し、異物や削りクズ等が残っている場合には除去すると良い。
なお、くり抜き用カッターCが、原点位置でない場合は、操作ボックス43の原点復帰ボタンを操作する。
次いで、くり抜き加工を行いたい対象物(例えば、皮をむいた玉葱やジャガ芋など)100をホルダー機構Hに載置する。
ここで、操作者が、起動ボタンを両手で押すと、くり抜き装置Mの動作が開始される。
まず、回転用モータ32が起動され、くり抜き用カッターCの刃本体50が正回転を開始する。次いで、昇降用モータ20が起動され、昇降フレームFが降下を開始する。これにより、軸方向へ切り込む刃51が対象物100を下方向に削りつつ、くり抜き用カッターCは降下を続ける。
そして、第1のセンサSE1でくり抜き刃機構Kの動作位置が検知されると、その検知信号に基づく制御装置200の制御により、エアシリンダー装置30が起動して、くり抜き刃機構Kが動作する。
より具体的には、エアシリンダー装置30のロッド300が、下側に突出され、ロッド300の先端に接続されている作動杵53がスプリング56の付勢力に抗して下方(図6の(A)の矢印Aの方向)に移動される。これにより、リンク機構Lが作動し、くり抜き刃本体54が、中空部52内の収納状態(図6の(A)の状態)から、連通する開口部55から外側に進出した状態(図6の(B)の状態)に変化する。
そして、刃本体50からくり抜き刃本体54が突出された状態で、刃本体50の回転および降下が継続されることにより、対象物100内に、図8に示すようなくり抜き部500が形成される。
なお、この際に、刃本体50やくり抜き刃本体54による果肉などの削りクズは、刃本体50の周面に形成された螺旋状の溝57によって上方へと導かれて外部に排出され、くり抜き加工が効率的に行われる。
次いで、第3のセンサSE3により、くり抜き用カッターCの下降限界位置が検知されると、その検知信号に基づく制御装置200の制御により、エアシリンダー装置30のロッド300が後退し、作動杵53はスプリング56の付勢力により上昇して元の位置に戻る。これにより、くり抜き刃本体54は、リンク機構Lの働きによって刃本体50の中空部52内に収納される。
さらに、制御装置200の制御により、昇降用モータ20が逆回転して、くり抜き用カッターCが上昇し、対象物100からカッターCは退避する。
以上の動作により、図9に示すようなくり抜き部500を形成した皮をむいた玉葱やジャガ芋などの対象物100を正確且つ効率的に得ることができる。
次いで、第4のセンサSE4により、ホルダー機構Hが動作する位置が検知されると、その検知信号に基づく制御装置200の制御により、開閉モータ43が起動され、ハンド部材42a、42bが下方に開放される。これにより、対象物100は、下方側に解放され、傾斜板60を介して流下され、装置Mの後方側に収集される。
また、第3のセンサSE3により、くり抜き用カッターCの上昇限界位置が検知されると、その検知信号に基づく制御装置200の制御により、昇降用モータ20および回転用モータ32が停止され、くり抜き加工処理の全工程を終了する。
なお、続けて複数の対象物100について、同様のくり抜き加工処理を行う場合には、上述の作業を繰り返して行うこととなる。
また、くり抜き加工処理の途中で、削りクズが詰まる等の何らかの異常が発生した場合には、操作者は、非常用操作ボックス45の非常停止ボタン44aを操作することにより、制御装置200は、直ちに昇降用モータ20、回転用モータ32等の全てを緊急停止させると共に、ブザーを鳴らし、異常報知ランプ44bを点灯させて、周囲に異常の発生を報知する。これにより、くり抜き加工処理における安全性を担保することができる。
なお、特に限定されるものではないが、本実施の形態に係るくり抜き装置Mによって、くり抜き加工を施した対象物(玉葱類、芋類を含む野菜または果実など)100については、くり抜き部500(図9参照)にグラタン具材やジャム等の食材を詰め込んだ加工食品とすることができる。
また、さらにその加工食品に所定の包装等を行ってレトルト食品としたり、冷却して冷凍食品やチルド食品とすることもできる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。即ち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、昇降フレームFを上方から吊すスプリングを設けて、ボールネジ23にかかる重量負荷を軽減した構成とすることもできる。
また、作動杵53のアクチュエータとしては、実施の形態に示したエアシリンダー装置30に代えて、電動モータやソレノイド等を備えた進退機構を用いることも考えられる。
さらに、各センサSE1〜4は、対象物100の種類や大きさ等に応じて、位置調整できる構成とすることができる。
加えて、対象物100の種類や大きさ等に対応させて、刃本体50の外径や、くり抜き刃本体54の大きさなどを変えたくり抜き用カッターCを複数用意し、対象物100に応じて付け替えることができる構成としてもよい。例えば、前述した実施形態では、刃本体50の周面に螺旋状の溝57を形成し、削りクズや汁分を刃本体50の回転によって対象物100の孔の内部から上方へと導いて外部へ排出するようにしているが、これに限らず、図10に示されるように、刃本体50の周面の一部を切り欠いて、刃先部分から上方まで切れ目なくつながる切り欠き部58を設け、この切り欠き部58から、切りくず並びに汁分を排出するようにしてもよい。これによれば、くり抜き用カッターCの工作に要する時間が短く、且つ刃本体50に施す工作も容易となるため、装置全体のコストが安価で済むという利点を有し、且つ、対象物100の加工時に生じる切りくず並びに汁分を、効率的に孔から排出することができる。
本発明によるくり抜き用カッターおよびくり抜き装置は、玉葱類、芋類を含む野菜または果実などのくり抜き加工に適用することができる。
くり抜き装置Mの構成を示す斜視図である。 くり抜き装置Mの構成を示す正面図である。 くり抜き装置Mの構成を示す左側面図である。 制御系の構成を示すブロック図である。 くり抜き用カッターの正面透視図(A)と側面透視図(B)である。 くり抜き用カッターの動作を示す一部断面図(A)、(B)である。 くり抜き用カッターの全体構成を示す斜視図である。 くり抜き用カッターの動作状態を示す説明図である。 くり抜き装置Mによってくり抜き加工を行った対象物を示す断面図である。 くり抜き用カッターの変形例の全体構成を示す斜視図である。
符号の説明
M くり抜き装置
C くり抜き用カッター
10 操作盤本体
10a 操作盤上部
10b 操作盤下部
20 昇降用モータ(昇降手段)
21 支持板
22 シャフト
23 ボールネジ(昇降手段)
30 エアシリンダー装置(所定のアクチュエータ)
31 ギアボックス
32 回転用モータ(所定の駆動手段、回転手段)
33 センサ設置盤
34 検知子
H ホルダー機構
41a 支持部材
42a ハンド部材
43 開閉モータ
43 操作ボックス
43 開閉モータ
43 操作ボックス
43 開閉モータ
44a 非常停止ボタン
44b 異常報知ランプ
45 非常用操作ボックス
50 刃本体
51 刃
52 中空部
53 作動杵
54 くり抜き刃本体
54a くり抜き刃
55 開口部
56 スプリング(付勢手段)
57 螺旋状の溝
58 切り欠き部
60 傾斜板
100 対象物
200 制御装置(制御手段)
300 ロッド
301 フランジ
303 固定ボルト
500 くり抜き部
F 昇降フレーム
K くり抜き刃機構
L リンク機構
P1〜P3 接続ピン
SE1 第1のセンサ
SE2 第2のセンサ
SE3 第3のセンサ
SE4 第4のセンサ
T 天板

Claims (3)

  1. 軸方向へ切り込む刃が先端部に形成され、所定の駆動手段によって回転される筒状の刃本体と、
    通常時において前記刃本体内に収容され、所定のタイミングで前記刃本体の側面に形成された開口部から進退されるくり抜き刃を備えるくり抜き刃機構とを備え、
    該くり抜き刃機構は、前記刃本体に形成される中空部内に挿通されて、所定のアクチュエータによって軸方向に進退される作動杵と、
    該作動杵と係合して、軸方向の運動を刃本体の側面側への回転運動に変換するリンク機構と、
    先端部に円弧状の刃を有し、前記リンク機構と係合し、前記所定のアクチュエータの動きに合わせて前記開口部から進退されるくり抜き刃本体とを具備するとともに、前記作動杵は、前記くり抜き刃本体を前記刃本体内に収容させる方向に付勢する付勢手段を備えたくり抜き用カッターを用いたくり抜き装置であって、
    前記くり抜き用カッターを回転させる回転手段と、
    前記くり抜き用カッターを所定のくり抜き対象物に対して昇降させる昇降手段と、
    前記くり抜き刃機構の前記作動杵を作動させる所定のアクチュエータと、
    前記回転手段、前記昇降手段および前記所定のアクチュエータの動作タイミングを制御する制御手段と、
    前記制御手段は、
    前記くり抜き刃機構の動作位置を検知する第1のセンサと、
    前記くり抜き用カッターの下降限界位置を検知する第2のセンサと、
    前記くり抜き用カッターの上昇限界位置を検知する第3のセンサと、
    を備え、
    前記第1のセンサの検知信号に基づいて前記所定のアクチュエータを作動させ、前記第2のセンサの検知信号に基づいて前記くり抜き用カッターを下降状態から上昇状態に変更させ、前記第3のセンサの検知信号に基づいて前記くり抜き用カッターの上昇を停止させるように制御することを特徴とするくり抜き装置。
  2. 前記くり抜き用カッターの直下には、当該くり抜き用カッターの動作中において前記所定のくり抜き対象物を保持すると共に、所定のタイミングで当該くり抜き対象物を下方側に解放するホルダー機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のくり抜き装置。
  3. 前記ホルダー機構を動作させる所定の位置を検知する第4のセンサを備えることを特徴とする請求項2に記載のくり抜き装置。
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