JP2507238Y2 - 面取チップを有するツ―ル - Google Patents

面取チップを有するツ―ル

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JP2507238Y2
JP2507238Y2 JP14840989U JP14840989U JP2507238Y2 JP 2507238 Y2 JP2507238 Y2 JP 2507238Y2 JP 14840989 U JP14840989 U JP 14840989U JP 14840989 U JP14840989 U JP 14840989U JP 2507238 Y2 JP2507238 Y2 JP 2507238Y2
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JP
Japan
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tip
tool
hole
chamfering
chamfering tip
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JP14840989U
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JPH0387507U (ja
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晋司 八田
保男 三家本
大造 藤原
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、孔加工を行うのに使用する面取チップを有
するツールの構造に関するものである。
(従来の技術) 例えば、機械部品にオイル通路を形成するについて、
バルブスプールを挿入する孔部に直交して各ポートを形
成することが行われている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように交差する孔を形成する際には、その交差
部分で両者が連通開口する部分にカエリが発生し、この
カエリが使用中に離脱するとバルブロックなどの不具合
を生じることになるが、従来このカエリを効率よく除去
する有効な手段がなかった。
そこで、本考案は上記事情に鑑み、孔加工時に孔周面
の開口の面取りを効率よく行ってカエリを除去するよう
にした面取チップを有するツールを提供することを目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の面取チップを有す
るツールは、内部に高圧クーラントが供給されるクーラ
ント通路を有する孔加工ツール本体に、該本体の周面に
装着孔を設け、この装着孔に面取チップをツール本体の
半径方向に移動可能に配設し、上記面取チップはツール
軸方向の両側に傾斜面を有する一方、周方向端面に切刃
エッジを有してなり、さらに、上記面取チップの背面に
前記クーラント通路を連通して構成したものである。
(作用) 上記のような面取チップを有するツールでは、孔加工
ツール本体によって孔加工を行いつつ、その加工屑を高
圧クーラントの供給によって排出するのに伴い、その加
工孔に装着して形成されたポートとの連通部分に対して
面取チップが背部に作用するクーラント圧によって突出
し、その切刃エッジによって面取りを行ってカエリを孔
加工と同時に、その回転によって除去するようにしてい
る。また、ツール本体の加工孔への挿入、引抜き時には
面取チップは斜面によって出没することで、ツール本体
の軸方向への移動を許容するようにしている。
(実施例) 以下、図面に沿って本考案の実施例を説明する。第1
図に一実施例の面取チップを有するツールの全体構造
を、第2図ないし第4図に各部の詳細構造を示してい
る。
ツール1は、基本部分がドリル孔の内径を所定寸法に
拡大する孔加工を行う棒状の孔加工ツール本体2(ガン
ドリル)で構成されている。この孔加工ツール本体2
は、基部のホルダー部2aと中間の軸部2bと先端部の切削
部2cとで構成され、切削部2cの先端部外周側に切削チッ
プ3が固着され、この切削チップ3の前方部分は軸部2b
にかけて切り欠かれた切削屑排出溝4が形成されてい
る。さらに、上記孔加工ツール本体2には、ホルダー部
2aから切削部2cの先端に至るまで内部を貫通してクーラ
ント通路5が形成され、このクーラント通路5にはホル
ダー部2aの接続開口5aにクーラントパイプ(図示せず)
が接続されて高圧クーラントが供給され、先端部の噴出
口5bから加工孔11の内部に噴出される。また、切削部2c
の周面には部分的に加工孔11内周面に接触するランド部
2dが形成され、その他の部分の径は若干小さく形成され
ている。
なお、上記加工孔11は、第2図に例示するように、ワ
ークWに長手方向にバルブスプール孔として穿設され、
先端部は底付きに形成され、この加工孔11に対して直交
方向からそれぞれの連通開閉が行われる複数のポート12
が形成されている。
上記のような孔加工ツール本体2に面取チップ7が設
置されているものであって、孔加工ツール本体2の周面
に中心方向に向けて装着孔8が設けられ、この装着孔8
に面取チップ7がツール本体2の半径方向に移動可能に
配設されている。
上記面取チップ7は、ツール軸方向の両側に傾斜面7a
を有する山形に形成される一方、後方の傾斜面7aにおけ
る周方向端面に切刃エッジ7bを有している。また、この
面取チップ7は底部が幅が広く形成されて係合部7cに形
成され、該係合部7cが前記装着孔8の開口部周囲に固着
された抜止めプレート9に係止して、面取チップ7の最
大突出量が規制される。
さらに、上記装着孔8の底部には前記クーラント通路
5に連通する連通路10が形成され、上記面取チップ7の
背面にクーラント圧が作用して、該面取チップ7を突出
方向に付勢するように構成されている。
上記実施例の作用を説明すれば、第2図の孔加工状態
においては、ツール本体2のホルダー部2aを図示しない
加工機に取り付け、そのクーラント通路5の接続部5aか
ら高圧クーラントが供給されつつ回転駆動される。上記
ツール1を加工孔11に挿入して、切削部2cの先端切削チ
ップ3によって内径を拡大切削し、その切削屑を高圧ク
ーラントの供給によって排出している際に、ポート12と
の交差部分における開口周縁11aにカエリが発生するこ
とになる。
そして、上記孔加工と同時に、ツール本体2に装着し
た面取チップ7の位置が上記ポート12の開口部に一致す
ると、該面取チップ7が背部に作用するクーラント圧に
よって突出し、その切刃エッジ7bによってツール本体2
の回転に伴って、角部11aの面取りを行ってカエリを除
去するものである。また、ツール本体2の加工孔11への
挿入、引抜き時などの軸方向移動時には、面取チップ7
は前後の傾斜面7aによって没入移動するものである。
なお、上記実施例においては、ツール本体2としては
ガンドリルの例を示したが、ガンリーマなどの他の孔加
工ツールに対しても本考案は適用可能である。また、面
取チップ7の形状、連通路の構造についても、背部のク
ーラント通路5との関係で適宜設計変更可能である。
(考案の効果) 上記のような本考案によれば、クーラント通路を有す
る孔加工ツール本体に設けた装着孔に、傾斜面と切刃エ
ッジを有する面取チップを移動可能に配設し、この面取
チップの背面に前記クーラント通路を連通して構成した
ことにより、ツール本体によって孔加工を行いつつ、背
部に作用するクーラント圧によって突出した面取チップ
の切刃エッジによってカエリ発生部分の面取りを行うこ
とができ、孔加工と同時に効率よく処理することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における面取チップを有する
ツールを一部断面にして示す全体正面図、 第2図は孔加工状態におけるツール先端部の部分断面正
面図、 第3図は同加工状態の先端側面図、 第4図は面取チップ部分の拡大正面図である。 1……ツール、2……孔加工ツール本体、3……切削チ
ップ、5……クーラント通路、7……面取チップ、7a…
…傾斜面、7b……切刃エッジ、8……装着孔、10……連
通路、11……加工孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−133904(JP,U) 実開 昭62−153001(JP,U) 実開 昭57−73015(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に高圧クーラントが供給されるクーラ
    ント通路を有する孔加工ツール本体に、該本体の周面に
    装着孔を設け、この装着孔に面取チップをツール本体の
    半径方向に移動可能に配設し、上記面取チップはツール
    軸方向の両側に傾斜面を有する一方、周方向端面に切刃
    エッジを有してなり、さらに、上記面取チップの背面に
    前記クーラント通路を連通形成したことを特徴とする面
    取チップを有するツール。
JP14840989U 1989-12-22 1989-12-22 面取チップを有するツ―ル Expired - Lifetime JP2507238Y2 (ja)

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JPH0387507U JPH0387507U (ja) 1991-09-05
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JPH0387507U (ja) 1991-09-05

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