JP4455436B2 - コネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構 - Google Patents

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本発明は、ワイヤハーネス(以下、ハーネスという)を製造する際に、電線の端部に接続されるコネクタを供給するためのコネクタ供給装置において、コネクタを収容したチューブからコネクタ受容部にコネクタを送り出すためのコネクタ送り出し機構に関する。
従来、複数の電線の一端に1種類のコネクタを接続し、他端に複数種類のコネクタを接続してなるハーネスを製造する際に、電線の両端に接続されるコネクタを圧接ステーションに供給するためのコネクタ供給装置として、例えば、図11及び図12に示すものが知られている(特許文献1参照)。図11は従来例のコネクタ供給装置の斜視図である。図12はハーネスが製造される過程を示す概略斜視図である。
図11に示すコネクタ供給装置101は、第1パーツフィーダ111と、第2〜第5パーツフィーダ112〜115と、コネクタ保持手段120と、移動手段130と、コネクタ送出手段140とを具備している。
第1パーツフィーダ111は、複数の電線Wの一端に接続される第1コネクタ102(図12参照)をその内部に収容し、その第1コネクタ102を振動により順向きに揃えて直進フィーダ111aに送り出すようになっている。第1コネクタ102は、図12に示すように、所定ピッチで配列された複数のコンタクト103を有し、ここではコンタクト103が対向する第2コネクタ104a〜104d側を向く向きを順向きとする。
一方、第2〜第5パーツフィーダ112〜115は、複数の電線Wの他端に接続される第2コネクタ104a〜104dをそれぞれ内部に収容し、第2コネクタ104a〜104dのそれぞれを振動により逆向きに揃えて通路112a〜115aのそれぞれに送り出すようになっている。第2コネクタ104a〜104dのそれぞれは、図12に示すように、所定ピッチで配列された複数のコンタクト105を有し、ここではコンタクト105が対向する第1コネクタ102側を向く向きを逆向きとする。第2コネクタ104a〜104dのそれぞれに設けられたコンタクト105の極数は、互いに異なり、第2コネクタ104a〜104dのコンタクト105の総極数は、第1コネクタ102に設けられたコンタクト103の極数と同一になっている。
そして、コネクタ保持手段120は、通路112a〜115aと同ピッチで設けられた保持溝121a〜121dを有するコネクタ保持プレート121を備えている。保持溝121a〜121dには、通路112a〜115a内に収容された第2コネクタ104a〜104dのそれぞれが1個ずつ受け渡され、その受け渡された第2コネクタ104a〜104dのそれぞれを保持するようになっている。
また、移動手段130は、コネクタ保持手段120のコネクタ保持プレート121を図11及び図12における矢印A方向に移動させるものであり、コネクタ保持プレート121により保持された各第2コネクタ104a〜104dをコネクタ送出手段140と対向させるようになっている。
更に、コネクタ送出手段140は、コネクタ保持プレート121により保持された各第2コネクタ104a〜104dを所定の順序で直進フィーダ116内に送り出す送り爪141を備えている。
そして、直進フィーダ111aに送り出された第1コネクタ102及び直進フィーダ116に送り出された各第2コネクタ104a〜104dは、図12に示す矢印B方向に圧接ステーション150に向けて搬送される。そして、圧接ステーション150にて、1個の第1コネクタ102のコンタクト103に複数の電線Wの一端が圧接接続され、その一方、複数個(図12においては4個)の第2コネクタ104a〜104dのコンタクト105に複数の電線Wの他端が圧接接続されるのである。
特開昭61−294715号公報
しかしながら、この従来の図11及び図12に示すコネクタ供給装置101にあっては、以下の問題点があった。
即ち、互いに極数の異なる複数個の第2コネクタ104a〜104dを収容し、それぞれを逆向きに送出する複数の第2〜第5パーツフィーダ112〜115を設け、また、第2コネクタ104a〜104dとは極数の異なる第1コネクタ102を収容し、これを順向きに送出する第1パーツフィーダ111を設ける必要があるため、設備費用が増大してしまう問題点があった。即ち、パーツフィーダは、コネクタの種類(コンタクトの極数、コンタクトの配列ピッチ)及び送出向きに応じて専用に準備する必要があり、パーツフィーダ単体でも設備費用が高いが、数が多数になると余計に設備費用が嵩むのである。
この設備費用の問題を解消するため、比較的安価なチューブを使用して任意の種類の順向きあるいは逆向きのコネクタを複数収容した複数のチューブを配列し、これらチューブ内の順向きあるいは逆向きのコネクタをコネクタ受容部で受け取って、即ち各チューブ内の順向きあるいは逆向きのコネクタをコネクタ受容部に送り出して、後工程を行う設備に向けて搬送する方法も考えられている。例えば、図13に示すように、この方法に用いられる各チューブ300は、複数のコネクタ310を周囲から支持するための複数のリブ302を内側に突設した角筒状のチューブ本体301を備え、押出成形により製造される。各リブ302は、チューブ本体301の延びる方向に延びている。各リブ302を設けた理由は、チューブ300の製造に際してチューブ300のいずれの横断面においても肉厚を均一にしつつ各リブ302により多種形状のコネクタ310の支持を可能にするためである。そして、各チューブ300の一側(図13における斜め右側)には、各チューブ300にエア供給通路303を介してエアを供給するエア供給源(図示せず)が設けられている。エア供給源から各チューブ300にエアが供給されると、各チューブ300内の順向きあるいは逆向きの複数のコネクタ310は逆側に向けて送り出され、コネクタ受容部にコネクタ310を受け渡すようになっている。
しかしながら、この比較的安価なチューブ300を使用する方法の場合にあっては、エア供給源から各チューブ300にエアを供給した場合に、図13における矢印で示すように、コネクタ310を支持しているリブ302間にエアが抜けてしてまい、エアの供給効率が悪く、コネクタ310の数が少なくなってきた場合にコネクタ310をコネクタ受容部に送り出せない現象が起こることがあった。また、コネクタ310を支持しているリブ302間にエアが抜けてしまうことにより、送り出されるコネクタ310の姿勢が安定しないという問題点もあった。
従って、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、エアが抜けるのを防止してエアの供給効率を向上できる、コネクタを収容したチューブからコネクタ受容部にコネクタを送り出すための、コネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構を提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項1に係るコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構は、コネクタを収容し、内側に突出する複数のリブにより前記コネクタを支持する筒状のチューブと、該チューブにエア供給通路を介してエアを供給するエア供給源と、該エア供給源により供給されたエアにより前記チューブから送り出された前記コネクタをコネクタ受容溝内に受け取り、後工程を行う設備に向けて前記コネクタを搬送するコネクタ受容部とを備え、前記チューブ内に、該チューブの横断面において隙間を埋める横断面形状を有するコネクタプッシャをチューブ延出方向に移動可能に設け、前記エア供給源により供給されたエアにより前記コネクタプッシャをチューブ延出方向に押圧移動させてこのコネクタプッシャで前記コネクタを前記コネクタ受容部のコネクタ受容溝に送り出すことを特徴としている。
また、本発明のうち請求項2係るコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構は、請求項1記載の発明において、前記コネクタ受容部のチューブ側端面であって前記コネクタ受容溝の角縁面に、両側に傾斜面のある複数の突起を設けると共に、前記コネクタ受容部をチューブ延出方向に移動可能としたことを特徴としている。
更に、本発明のうち請求項3に係るコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構は、請求項1記載の発明において、前記チューブのコネクタ送り出し側に、前記チューブを前記コネクタ受容部のコネクタ受容溝に対して位置決めするための位置決め部材を取り付けたことを特徴としている。
また、本発明のうち請求項4に係るコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構は、請求項1又は2記載の発明において、前記エア供給源と反対側において前記コネクタプッシャと対向するコネクタストッパをチューブ延出方向に移動可能に設け、該コネクタストッパで前記コネクタを押圧しつつ、前記エア供給源により供給されたエアにより前記コネクタプッシャを押圧移動させてコネクタプッシャで前記コネクタを前記コネクタ受容部のコネクタ受容溝に送り出すことを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係るコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構によれば、チューブ内に、チューブの横断面において隙間を埋める横断面形状を有するコネクタプッシャをチューブ延出方向に移動可能に設け、エア供給源により供給されたエアによりコネクタプッシャをチューブ延出方向に押圧移動させてこのコネクタプッシャでコネクタをコネクタ受容部のコネクタ受容溝に送り出すので、エアが抜けるのを防止してエアの供給効率を向上できる、コネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構を提供できる。
また、本発明のうち請求項2に係るコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構によれば、請求項1記載の発明において、前記コネクタ受容部のチューブ側端面であって前記コネクタ受容溝の角縁面に、両側に傾斜面のある複数の突起を設けると共に、前記コネクタ受容部をチューブ延出方向に移動可能としたので、寸法のばらつきの大きいチューブを用いたとしてもコネクタをコネクタ受容溝に円滑に送り出すことができる。
更に、本発明のうち請求項3に係るコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構によれば、請求項1記載の発明において、前記チューブのコネクタ送り出し側に、前記チューブを前記コネクタ受容部のコネクタ受容溝に対して位置決めするための位置決め部材を取り付けたので、位置決め部材によりチューブをコネクタ受容部のコネクタ受容溝に対して位置決めでき、コネクタをコネクタ受容溝に円滑に送り出すことができる。
加えて、本発明のうち請求項4に係るコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構によれば、請求項1又は2記載の発明において、前記エア供給源と反対側において前記コネクタプッシャと対向するコネクタストッパをチューブ延出方向に移動可能に設け、該コネクタストッパで前記コネクタを押圧しつつ、前記エア供給源により供給されたエアにより前記コネクタプッシャを押圧移動させてコネクタプッシャで前記コネクタを前記コネクタ受容部のコネクタ受容溝に送り出すので、コネクタをコネクタ受容溝に送り出すときに、コネクタの転倒を防止することができる。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係るコネクタ送り出し機構の第1実施形態が用いられるコネクタ供給装置の斜視図である。図2はコネクタセレクタ部及びコネクタ極数設定部の詳細を示す斜視図である。図3はコネクタ送り出し機構の第1実施形態の詳細を示す斜視図である。図4はコネクタプッシャの斜視図である。図5は順向きコネクタ受容部及び逆向きコネクタ受容部の動作の概略説明図である。図6は図1に示すコネクタ供給装置によって供給された13極のコネクタを電線の片端に、3極、4極及び6極のコネクタを電線の他端に接続してなるハーネスの一例を示す斜視図である。図7は図6のハーネスを製造するために図1のコネクタ供給装置によって供給される13極、3極、4極及び6極のコネクタの姿勢を示す斜視図である。図8は13極のコネクタが順向きにされて3列目のチューブ内に収容され、4極のコネクタが逆向きにされて1列目のチューブに収容され、6極のコネクタが逆向きにされて2列目のチューブ内に収容され、3極のコネクタが逆向きにされて4列目のチューブ内に収容されている様子を示す図である。
図1に示すコネクタ供給装置1は、電線の両端に1種類あるいは複数種類のコネクタを接続してなるハーネスを製造する際に、電線の両端に接続されるコネクタを供給するためのもの、例えば、図6に示す13極のコネクタC1を電線Wの片端に、3極、4極及び6極のコネクタC2b、C2a、及びC2cを電線Wの他端に接続してなるハーネスを製造する際に、電線Wの両端に接続される13極、3極、4極、及び6極のコネクタC1、C2b、C2a、及びC2cを圧接ステーション(図示せず)に供給するためのものである。ここで、複数種類のコネクタとは、コンタクトの極数、コンタクトの配列ピッチ、あるいはコネクタの断面形状が異なるコネクタの意味である。図6に示すハーネスの例では、電線Wの片端に1種類のコネクタC1を、他端に複数種類のコネクタC2b、C2a、及びC2c(コネクタC2b、C2a、及びC2c間で、コネクタの断面形状及びコンタクトの配列ピッチは同一だが、コンタクトの極数が異なっている)を接続するようにしてあるが、電線Wの片端に複数種類のコネクタを、他端にも複数種類のコネクタを接続したハーネスを製造するために、コネクタ供給装置1によりコネクタを供給するようにしてもよい。
このコネクタ供給装置1は、チューブストッカ部10と、コネクタセレクタ部20と、コネクタ極数設定部30とを具備している。
チューブストッカ部10は、所定方向(図1における左右方向、矢印A及びB方向)に配列された複数列(本実施形態にあっては10列)のチューブ2a〜2jを支持するチューブ支持体11を備えている。複数列のチューブ2a〜2jは、列毎に複数段(本実施形態にあっては10段)に積み上げられる。そして、複数列のチューブ2a〜2jは、列毎に種類の異なるコネクタを収容可能となっている。また、各列のチューブ2a〜2jは、順向き(電線が圧接される側をコネクタ搬送方向、図1、図2及び図5において矢印A方向)又は逆向き(電線が圧接される側をコネクタ搬送方向と逆方向、図1、図2及び図5において矢印B方向)のコネクタを選択的に複数収容可能となっている。図3に示すように、各チューブ2a〜2j(図3にはチューブ2aのみ図示)は、押出成形によって製造された角筒状体で構成され、内側に突出する複数のリブ2a1を備えている。各リブ2a1は、チューブ2a〜2jの延出方向においてチューブ2a〜2jの一端から他端まで延びている。各チューブ2a〜2j内に収容された複数の順向きのコネクタC又は逆向きのコネクタC’は、外側から複数のリブ2a1により支持されるようになっている。そして、図8に示す例では、複数の13極のコネクタC1が順向き(電線が圧接されるa側をコネクタ搬送方向、矢印A方向)にされて3列目のチューブ2c内に収容され、複数の4極のコネクタC2aが逆向き(電線が圧接されるa側をコネクタ搬送方向と逆方向、矢印B方向)にされて1列目のチューブ2aに収容され、複数の6極のコネクタC2cが逆向きにされて2列目のチューブ2b内に収容され、複数の3極のコネクタC2bが逆向きにされて4列目のチューブ2d内に収容されている。
チューブ支持体11は、矩形形状の底壁11dと、底壁11dの前端縁に立設された前壁11aと、底壁11dの後端縁に立設された後壁11bと、底壁11dの左側縁及び右側縁に立設され、前壁11a及び後壁11bを連結する1対の側壁11cとを備えている。そして、前壁11aには、複数列のチューブ2a〜2jのそれぞれの前端を支持する複数のスリット12aが設けられ、一方、後壁11bには、複数列のチューブ2a〜2jのそれぞれの後端を支持する複数のスリット12bが設けられている。各スリット12aは、前壁11aの上縁において開口するように上下方向に延びるように形成され、また、各スリット12bは、後壁11bの上縁において開口するように上下方向に延びるように形成されている。また、前壁11aの左側には、各列のチューブ2a〜2jの左右方向の位置決めを行うチューブ位置決めシリンダ17が設けられている。チューブ位置決めシリンダ17には、図示しないチューブ位置決めシリンダ制御装置が連結され、このチューブ位置決めシリンダ制御装置は、チューブ位置決めシリンダ17の動作を制御するようになっている。
そして、チューブ支持体11の前壁11aの前面には、各スリット12aを前側において開閉する複数のシャッタ13が取り付けられている。各シャッタ13は、シャッタ開閉用シリンダ15に連結された開閉用バー14を上下動することにより、各スリット12aを開閉するようになっている。シャッタ開閉用シリンダ15には、図示しないシャッタ制御装置が連結され、このシャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15の動作を制御するようになっている。また、チューブ支持体11の後側には、各スリット12a、12bに支持された各チューブ2a〜2jにエア供給通路16を介してエアを供給する複数のエア供給源18(図1においてはチューブ2jにエアを供給するエア供給源のみ図示)が設けられている。各エア供給源18は、各列のチューブ2a〜2jのうち最も下段のチューブにエア供給通路16を介してエアを供給するようになっている。エア供給源18から各チューブ2a〜2jにエアが供給されると、各チューブ2a〜2j内の順向きあるいは逆向きのコネクタは前方に向けて押圧され、チューブ支持体11の前側に配置されたコネクタセレクタ部20に向けて送出されるようになっている。
また、コネクタセレクタ部20は、チューブ支持体11の前側に配置された、チューブ2a〜2jの配列方向(左右方向)に延びるレール22、レール22に沿って移動可能な受取パレット23、及び受取パレット23に取り付けられた順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25を備えている。レール22は、基台21の後方部から立設したレール支持部21a上に支持され、チューブストッカ部10から後工程である圧接工程を行う圧接ステーション(図示せず)に向けて延びている。また、受取パレット23は、レール22上に配置され、レール22に沿ってコネクタ搬送方向(図1における矢印A方向)及びコネクタ搬送方向と逆方向(図1における矢印B方向)に往復動可能となっている。受取パレット23には、図示しない受取パレット制御装置が連結され、この受取パレット制御装置は、受取パレット23の往復動作を制御するようになっている。受取パレット制御装置は、順向きコネクタ受容部24がチューブ2a〜2jのうち順向きのコネクタを収容している所望のチューブに対向する位置に位置し、逆向きコネクタ受容部25がチューブ2a〜2jのうち逆向きのコネクタを収容している所望のチューブに対向する位置に位置するように、受取パレット23の往復動作を制御する。
また、順向きコネクタ受容部24は、チューブ2a〜2jのうち順向きのコネクタを収容しているチューブから送出された順向きのコネクタを受け取るようになっており、図2に示すように、順向きのコネクタを受容可能な前後方向に貫通しているコネクタ受容溝26を有している。一方、逆向きコネクタ受容部25は、チューブ2a〜2jのうち逆向きのコネクタを収容しているチューブから送出された逆向きのコネクタを受け取るようになっており、図2に示すように、逆向きのコネクタを受容可能な前後方向に貫通するコネクタ受容溝27を有している。
ここで、チューブ支持体11に支持された各チューブ2a〜2j内には、図3に示すように、順向きのコネクタCあるいは逆向きのコネクタC’よりも後側、即ちエア供給源18側において、各チューブ2a〜2jの横断面において隙間を埋める横断面形状を有するコネクタプッシャ19をチューブ延出方向に移動可能に設けている。コネクタプッシャ19は、図3及び図4に示すように、略矩形形状の横断面形状を有する直方体で構成され、その外周部には、各チューブ2a〜2jに設けられたリブ2a1に対して相補的な形状を有してリブ2a1が入り込む複数の溝19aが設けられている。各溝19aは、コネクタプッシャ19に対してチューブ延出方向に延びている。また、コネクタプッシャ19の前側には、順向きのコネクタCあるいは逆向きのコネクタC’を押圧する押圧突起19bが突設されている。押圧突起19bのコネクタC,C’を押圧する面は、コネクタC,C’の押圧される端面に対して相補的な形状を有している。そして、このコネクタプッシャ19は、エア供給源18により供給されたエアにより前方に向けて押圧移動され、このコネクタプッシャ19の押圧突起19bでコネクタC,C’を順向きコネクタ受容部24のコネクタ受容溝26あるいは逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27に送り出すようになっている。チューブ2a〜2j、エア供給源18、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25、及びコネクタプッシャ19により、請求項1にいう「コネクタ送り出し機構」を構成する。
このように、チューブ2a〜2j内に、チューブ2a〜2jの横断面において隙間を埋める横断面形状を有するコネクタプッシャ19をチューブ延出方向に移動可能に設け、エア供給源18により供給されたエアによりコネクタプッシャ19をチューブ延出方向に押圧移動させてこのコネクタプッシャ19でコネクタC,C’を順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝26,27に送り出すので、エアが抜けるのを防止してエアの供給効率を向上させることができる。また、チューブ2a〜2j内の隣接するリブ2a1間のエアの回り込みがなくなるので、コネクタC,C’を送り出すときにコネクタC,C’を回転させるような力がなくなり、円滑にコネクタC,C’を送り出すことができる。更に、コネクタC,C’の押圧される端面に対して相補的な形状を有する押圧突起19bでコネクタC,C’を押圧するので、コネクタC,C’の送り姿勢が安定することになる。
そして、順向きコネクタ受容部24のチューブ側端面であってコネクタ受容溝26の角縁面には、図3に示すように、両側に傾斜面のある複数の突起24aが設けられている。この突起24aは、図3に示す例では、コネクタ受容溝26の下角縁面に2個、コネクタ受容溝26の左右角縁面のそれぞれに2個ずつ設けられている。また、逆向きコネクタ受容部25のチューブ側端面であってコネクタ受容溝27の角縁面にも、図3に示すように、両側に傾斜面のある複数の突起25aが設けられている。この突起25aは、図3に示す例では、コネクタ受容溝27の下角縁面に2個、コネクタ受容溝27の左右角縁面のそれぞれに2個ずつ設けられている。また、図2に示すように、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25には、これら順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向(前後方向)に移動させ、かつそれらの移動を制御するためのコネクタ受容部移動制御装置28が連結されている。
更に、コネクタ極数設定部30は、順向きコネクタ受容部24が受け取る順向きのコネクタの数及び逆向きコネクタ受容部25が受け取る逆向きのコネクタの数を決定するものであり、コネクタセレクタ部20の前側に配置された、基板部31と、順向きコネクタストッパ33と、逆向きコネクタストッパ34とを具備している。基板部31は、基台21の、レール支持部21aの前側に立設された基板部支持部21b上に配置され、矢印Aで示すコネクタ搬送方向及び矢印B方向で示すコネクタ搬送方向と逆方向に往復動可能となっている。そして、基板部31上には、基板部31と受取パレット23とを分離可能に連結する連結シリンダ32が設置されている。
また、順向きコネクタストッパ33は、基板部31上において前後方向に移動可能に設けられて順向きコネクタ受容部24のコネクタ受容溝26内に進退可能となっている棒状体で構成されている。即ち、順向きコネクタストッパ33は、エア供給源18と反対側においてコネクタプッシャ19と対向して設けられ、チューブ延出方向に移動可能に設けられている。この順向きコネクタストッパ33は、順向きコネクタ受容部24が順向きのコネクタを受け取る前は、順向きコネクタ受容部24において、最も後方部に位置しているが、順向きコネクタ受容部24が順向きのコネクタを受け取るときには、順向きコネクタ受容部24が受け取る数の順向きのコネクタの合計長さ分だけトータルで後方から前方に向けて移動して順向きコネクタ受容部24が受け取る順向きのコネクタの数を決定するようになっている。そして、順向きコネクタストッパ33の前後方向の移動は、順向きコネクタストッパ33に連結されたサーボモータ35によってなされるようになっている。一方、逆向きコネクタストッパ34は、基板部31上において前後方向に移動可能に設けられて逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27内に進退可能となっている棒状体で構成されている。即ち、逆向きコネクタストッパ34は、エア供給源18と反対側においてコネクタプッシャ19と対向して設けられ、チューブ延出方向に移動可能に設けられている。この逆向きコネクタストッパ34は、逆向きコネクタ受容部25が逆向きのコネクタを受け取る前は、逆向きコネクタ受容部25において、最も後方部に位置しているが、逆向きコネクタ受容部25が逆向きのコネクタを受け取るときには、逆向きコネクタ受容部25が受け取る数の逆向きのコネクタの合計長さ分だけトータルで後方から前方に向けて移動して逆向きコネクタ受容部25が受け取る逆向きのコネクタの数を決定するようになっている。そして、逆向きコネクタストッパ34の前後方向の移動は、逆向きコネクタストッパ34に連結されたサーボモータ36によってなされるようになっている。そして、サーボモータ35,36には、サーボモータ35,36の動作を制御することにより、順向きコネクタストッパ33及び逆向きコネクタストッパ34のそれぞれの動作を制御するコネクタストッパ制御装置37が連結されている。コネクタストッパ制御装置37及びエア供給源18は、図示しない送風制御装置に連結されており、送風制御装置は、コネクタストッパ制御装置37からの信号を受けてエア供給源18によるエアの供給を開始するよう制御する。
なお、順向きコネクタストッパ33の先端(後端)には、順向きコネクタ送り込み完了検知センサ38が設けられ、また、逆向きコネクタストッパ34の先端にも、逆向きコネクタ送り込み完了検知センサ39が設けられている。順向きコネクタ送り込み完了検知センサ38は、順向きのコネクタが順向きコネクタ受容部24のコネクタ受容溝26内に送り込まれてその順向きのコネクタが順向きコネクタストッパ33の先端(後端)に当接したときに、そのコネクタを検知し、その検知信号を前述の送風制御装置に送出するようになっている。また、逆向きコネクタ送り込み完了検知センサ39も、逆向きのコネクタが逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27内に送り込まれてその逆向きのコネクタが逆向きコネクタストッパ34の先端(後端)に当接したときに、そのコネクタを検知し、その検知信号を前述の送風制御装置に送出するようになっている。送風制御装置は、順向きコネクタ送り込み完了検知センサ38及び逆向きコネクタ送り込み完了検知センサ39からの検知信号を受けてエア供給源18によるエアの供給を停止するよう制御する。
次に、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25の動作を図5を参照して説明する。図5(A)は本実施形態における、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝26,27の角縁面に、両側に傾斜面のある複数の突起24a,25aを設けると共に、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向に移動可能とした構成の場合の、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25の動作説明図である。図5(B)は順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝26,27の角縁面に突起24a,25aを設けず、かつ順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向に移動可能としない構成の場合の、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25の動作説明図である。
各チューブ2a〜2jは、押出成形によって製造されているため、寸法のばらつきが大きい。このため、チューブ2a〜2j自体の順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25に対する位置決めができないばかりでなく、コネクタC,C’の通行経路の位置決めもできない。具体的に述べると、図5(B)に示すように、チューブ2a〜2j(図5(B)においてはチューブ2aのみ図示)の中心が順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝26,27の中心に対して寸法δだけ位置ずれしてしまうことが避けられない。また、図5(B)に示すように、チューブ2a〜2jと順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25との間に、隙間Δが発生し、コネクタC,C’の通行経路において段差が生じることが避けられない。
ここで、図5(B)に示す構成の場合には、中心位置ずれδを吸収し、チューブ2a〜2jからコネクタ受容溝26,27へのコネクタC,C’の通行を許容するために、コネクタ受容溝26,27の角縁に面取り26a,27aを施しているものの、チューブ2a〜2jと順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25との間に隙間Δが存在するため、図5(B)における下側の図に示すように、コネクタC,C’の隙間通行時にコネクタC,C’が倒れたりしてコネクタC,C’の送り出し不良が起こってしまう。
一方、本実施形態における図5(A)に示す本実施形態の構成の場合には、順向きコネクタ受容部24が、レール22に沿う方向において、チューブ2a〜2jのうち順向きのコネクタCを収容している所定のチューブ(図5(A)においてはチューブ2a)と対向する位置に移動してきたときに、コネクタ受容部移動制御装置28が、順向きコネクタ受容部24をチューブ延出方向、即ち後方向(矢印C方向)に移動させる。すると、前記所定のチューブ2a〜2jの中心が順向きコネクタ受容部24のコネクタ受容溝26の中心に対してδだけ位置ずれしていても、チューブ2a〜2jが一方の突起24aの外側に設けられた傾斜面に沿って矢印D方向に動き、チューブ2a〜2jの中心が順向きコネクタ受容部24のコネクタ受容溝26の中心に略一致し、チューブ2a〜2jがコネクタ受容溝26に対して位置決めされる。そして、順向きコネクタ受容部24がチューブ延出方向、即ち後方向(矢印C方向)に移動したことにより、順向きコネクタ受容部24のチューブ側端面がチューブ2a〜2jの端面に当接し、チューブ2a〜2jと順向きコネクタ受容部24との間の隙間がなくなると共に、両突起24aの内側に設けられた傾斜面によりコネクタの通行経路における段差がなくなる。この状態で、チューブ2a〜2jからコネクタCがコネクタ受容溝26に送り出されると、コネクタCはコネクタ受容溝26内に円滑に受容されることになる。このため、寸法のばらつきの大きいチューブ2a〜2jを用いたとしてもコネクタCをコネクタ受容溝26に円滑に送り出すことができる。
また、これと同様に、逆向きコネクタ受容部25が、レール22に沿う方向において、チューブ2a〜2jのうち逆向きのコネクタC’を収容している所定のチューブ(図5(A)においてはチューブ2a)と対向する位置に移動してきたときに、コネクタ受容部移動制御装置28が、逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向、即ち後方向(矢印C方向)に移動させる。すると、前記所定のチューブ2aの中心が逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27の中心に対してδだけ位置ずれしていても、チューブ2aが一方の突起25aの外側に設けられた傾斜面に沿って矢印D方向に動き、チューブ2aの中心が逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27の中心に略一致し、チューブ2aがコネクタ受容溝27に対して位置決めされる。そして、逆向きコネクタ受容部25がチューブ延出方向、即ち後方向(矢印C方向)に移動したことにより、逆向きコネクタ受容部25のチューブ側端面がチューブ2aの端面に当接し、チューブ2aと逆向きコネクタ受容部25との間の隙間がなくなると共に、両突起25aの内側に設けられた傾斜面によりコネクタの通行経路における段差がなくなる。この状態で、チューブ2aからコネクタC’がコネクタ受容溝27に送り出されると、コネクタC’はコネクタ受容溝27内に円滑に受容されることになる。
次に、図6に示すハーネスを製造する場合のコネクタ供給方法を具体的に説明する。
図6に示すハーネスは、13極のコネクタC1を複数の電線Wの片端に、3極、4極及び6極のコネクタC2b、C2a、及びC2cを複数の電線Wの他端に接続してなる。このハーネスを製造する場合、図7に示すように、13極のコネクタC1を順向きにし、3極、4極及び6極のコネクタC2b、C2a、及びC2cを逆向きにして、圧接ステーションに向けて搬送する必要がある。
先ず、図7に示す姿勢で、13極のコネクタC1、3極、4極及び6極のコネクタC2b、C2a、及びC2cを圧接ステーションに向けて搬送する前に、図8に示すように、左から1列目のチューブ2a内に複数の4極のコネクタC2aを逆向きに、2列目のチューブ2b内に複数の6極のコネクタC2cを逆向きに、3列目のチューブ2c内に複数の13極のコネクタC1を順向きに、4列目のチューブ2d内に複数の3極のコネクタC2bを逆向きに収容し、それぞれのチューブを、コネクタ供給装置1のチューブストッカ部10にセットしておく。
また、連結シリンダ32を動作させてコネクタ極数設定部30の基板部31と受取パレット23とを連結しておく。また、チューブ位置決めシリンダ17を動作させて各列のチューブ2a〜2jの左右方向の位置決めを行っておく。
このように、準備が整った状態で、1)シャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15を動作させて開閉用バー14を上昇させすべてのシャッタ13を上昇させ、すべてのスリット12aを開く。
次いで、2)受取パレット制御装置は、逆向きコネクタ受容部25が1列目のチューブ2aと対向する位置になるように受取パレット23を移動させる。
そして、3)シャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15を動作させて開閉用バー14を下降させすべてのシャッタ13を下降させる。すると、1列目のチューブ2aと対向する位置にある逆向きコネクタ受容部25上に1列目のシャッタ13が乗り、他列のシャッタ13は他列のスリット12aを閉鎖する。
その後、4)コネクタ受容部移動制御装置28(図2参照)は、逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向、即ち後方向(矢印C方向)に移動させる。これにより、1列目のチューブ2aの中心が逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27の中心に略一致し、チューブ2aがコネクタ受容溝27に対して位置決めされる。そして、逆向きコネクタ受容部25のチューブ側端面が1列目のチューブ2aの端面に当接し、1列目のチューブ2aと逆向きコネクタ受容部25との間の隙間がなくなると共に、両突起25aの内側に設けられた傾斜面によりコネクタの通行経路における段差がなくなる。
その後、5)コネクタストッパ制御装置37は、サーボモータ36を動作させて、逆向きコネクタ受容部25が受け取る1個の逆向きの4極のコネクタC2aの長さ分だけ逆向きコネクタストッパ34を後方から前方に向けて移動させる。
そして、6)送風制御装置は、コネクタストッパ制御装置37からの信号を受けて1列目のチューブ2aに対応するエア供給源18を動作させ、1列目のチューブ2aへのエアの供給を開始する。すると、コネクタプッシャ19が、エア供給源18により供給されたエアにより前方に向けて押圧移動され、これにより複数の逆向きのコネクタC2aが前方に向けて押圧され、逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27内に1個の逆向きの4極のコネクタC2aが送り出される。
そして、7)コネクタC2aが逆向きコネクタストッパ34の先端(後端)に当接すると、逆向きコネクタ送り込み完了検知センサ39が、コネクタC2aを検知し、その検知信号を送風制御装置に送出する。すると、送風制御装置は、逆向きコネクタ送り込み完了検知センサ39からの検知信号を受けて前記エア供給源18によるエアの供給を停止させる。そして、シャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15を動作させて開閉用バー14を上昇させすべてのシャッタ13を上昇させ、すべてのスリット12aを開く。
次いで、8)受取パレット制御装置は、逆向きコネクタ受容部25が4列目のチューブ2dと対向する位置になるように受取パレット23を移動させる。
そして、9)シャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15を動作させて開閉用バー14を下降させすべてのシャッタ13を下降させる。すると、4列目のチューブ2dと対向する位置にある逆向きコネクタ受容部25上に4列目のシャッタ13が乗り、他列のシャッタ13は他列のスリット12aを閉鎖する。
その後、10)コネクタ受容部移動制御装置28は、逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向、即ち後方向(矢印C方向)に移動させる。これにより、4列目のチューブ2dの中心が逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27の中心に略一致し、チューブ2dがコネクタ受容溝27に対して位置決めされる。そして、逆向きコネクタ受容部25のチューブ側端面が4列目のチューブ2dの端面に当接し、4列目のチューブ2dと逆向きコネクタ受容部25との間の隙間がなくなると共に、両突起25aの内側に設けられた傾斜面によりコネクタの通行経路における段差がなくなる。
その後、11)コネクタストッパ制御装置37は、サーボモータ36を動作させて、逆向きコネクタ受容部25が受け取る1個の逆向きの3極のコネクタC2bの長さ分だけ逆向きコネクタストッパ34を更に前方に向けて移動させる。
そして、12)送風制御装置は、コネクタストッパ制御装置37からの信号を受けて4列目のチューブ2dに対応するエア供給源を動作させ、4列目のチューブ2dへのエアの供給を開始する。すると、コネクタプッシャ19が、エア供給源18により供給されたエアにより前方に向けて押圧移動され、これにより複数の逆向きの3極のコネクタC2bが前方に向けて押圧され、逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27内に1個の逆向きの3極のコネクタC2bが送り出される。これにより、先にコネクタ受容溝27内に受容された4極のコネクタC2aが前方に向けて移動する。
そして、13)先にコネクタ受容溝27内に受容された4極のコネクタC2aが逆向きコネクタストッパ34の先端(後端)に当接すると、逆向きコネクタ送り込み完了検知センサ39が、4極のコネクタC2aを検知し、その検知信号を送風制御装置に送出する。すると、送風制御装置は、逆向きコネクタ送り込み完了検知センサ39からの検知信号を受けて前記エア供給源18によるエアの供給を停止させる。そして、シャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15を動作させて開閉用バー14を上昇させすべてのシャッタ13を上昇させ、すべてのスリット12aを開く。
次いで、14)受取パレット制御装置は、逆向きコネクタ受容部25が2列目のチューブ2bと対向する位置になるように受取パレット23を移動させる。
そして、15)シャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15を動作させて開閉用バー14を下降させすべてのシャッタ13を下降させる。すると、2列目のチューブ2bと対向する位置にある逆向きコネクタ受容部25上に2列目のシャッタ13が乗り、他列のシャッタ13は他列のスリット12aを閉鎖する。
その後、16)コネクタ受容部移動制御装置28は、逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向、即ち後方向(矢印C方向)に移動させる。これにより、2列目のチューブ2bの中心が逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27の中心に略一致し、チューブ2bがコネクタ受容溝27に対して位置決めされる。そして、逆向きコネクタ受容部25のチューブ側端面が2列目のチューブ2bの端面に当接し、2列目のチューブ2bと逆向きコネクタ受容部25との間の隙間がなくなると共に、両突起25aの内側に設けられた傾斜面によりコネクタの通行経路における段差がなくなる。
その後、17)コネクタストッパ制御装置37は、サーボモータ36を動作させて、逆向きコネクタ受容部25が受け取る1個の逆向きの6極のコネクタC2cの長さ分だけ逆向きコネクタストッパ34を更に前方に向けて移動させる。
そして、18)送風制御装置は、コネクタストッパ制御装置37からの信号を受けて2列目のチューブ2bに対応するエア供給源18を動作させ、2列目のチューブ2bへのエアの供給を開始する。すると、コネクタプッシャ19が、エア供給源18により供給されたエアにより前方に向けて押圧移動され、これにより複数の逆向きの6極のコネクタC2cが前方に向けて押圧され、逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27内に1個の逆向きの6極のコネクタC2cが送り出される。これにより、先にコネクタ受容溝27内に受容された4極のコネクタC2a及び3極のコネクタC2bが前方に向けて移動する。
そして、19)先にコネクタ受容溝27内に受容された4極のコネクタC2aが逆向きコネクタストッパ34の先端(後端)に当接すると、逆向きコネクタ送り込み完了検知センサ39が、4極のコネクタC2aを検知し、その検知信号を送風制御装置に送出する。すると、送風制御装置は、逆向きコネクタ送り込み完了検知センサ39からの検知信号を受けて前記エア供給源18によるエアの供給を停止させる。そして、シャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15を動作させて開閉用バー14を上昇させすべてのシャッタ13を上昇させ、すべてのスリット12aを開く。
次いで、20)受取パレット制御装置は、順向きコネクタ受容部24が3列目のチューブ2cと対向する位置になるように受取パレット23を移動させる。
そして、21)シャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15を動作させて開閉用バー14を下降させすべてのシャッタ13を下降させる。すると、3列目のチューブ2cと対向する位置にある順向きコネクタ受容部24上に3列目のシャッタ13が乗り、他列のシャッタ13は他列のスリット12aを閉鎖する。
その後、22)コネクタ受容部移動制御装置28は、順向きコネクタ受容部24をチューブ延出方向、即ち後方向(矢印C方向)に移動させる。これにより、3列目のチューブ2cの中心が順向きコネクタ受容部24のコネクタ受容溝26の中心に略一致し、チューブ2cがコネクタ受容溝26に対して位置決めされる。そして、順向きコネクタ受容部24のチューブ側端面が3列目のチューブ2cの端面に当接し、3列目のチューブ2cと順向きコネクタ受容部24との間の隙間がなくなると共に、両突起24aの内側に設けられた傾斜面によりコネクタの通行経路における段差がなくなる。
その後、23)コネクタストッパ制御装置37は、サーボモータ35を動作させて、順向きコネクタ受容部24が受け取る1個の順向きの13極のコネクタC1の長さ分だけ順向きコネクタストッパ33を後方から前方に向けて移動させる。
そして、24)送風制御装置は、コネクタストッパ制御装置37からの信号を受けて3列目のチューブ2cに対応するエア供給源18を動作させ、3列目のチューブ2cへのエアの供給を開始する。すると、コネクタプッシャ19が、エア供給源18により供給されたエアにより前方に向けて押圧移動され、これにより複数の順向きの13極のコネクタC1が前方に向けて押圧され、順向きコネクタ受容部24のコネクタ受容溝26内に1個の順向きの13極のコネクタC1が送り出される。
そして、25)この順向きの13極のコネクタC1が順向きコネクタストッパ33の先端(後端)に当接すると、順向きコネクタ送り込み完了検知センサ38が、13極のコネクタC1を検知し、その検知信号を送風制御装置に送出する。すると、送風制御装置は、順向きコネクタ送り込み完了検知センサ38からの検知信号を受けて前記エア供給源18によるエアの供給を停止させる。そして、シャッタ制御装置は、シャッタ開閉用シリンダ15を動作させて開閉用バー14を上昇させすべてのシャッタ13を上昇させ、すべてのスリット12aを開く。
次いで、26)連結シリンダ32を動作させてコネクタ極数設定部30の基板部31と受取パレット23とを分離する。
最後に、27)受取パレット制御装置は、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25が、圧接ステーションにおける搬送路(図示せず)に対してコネクタ受容溝26,27がそれぞれ対向する位置に至るまで移動するように、受取パレット23をコネクタ搬送方向の矢印A方向に移動させる。そして、順向きの13極のコネクタC1及び逆向きの3極、4極及び6極のコネクタC2b、C2a、及びC2cは、それぞれ順向きコネクタ受容部24のコネクタ受容溝26及び逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27から搬送路に送出されるのである。
その後、13極のコネクタC1は複数の電線Wの片端に、3極、4極及び6極のコネクタC2b、C2a、及びC2cは複数の電線Wの他端に圧接されることになる。
次に、本発明に係るコネクタ送り出し機構の第2実施形態を図9を参照して説明する。図9は本発明に係るコネクタ送り出し機構の第2実施形態の詳細を示す斜視図である。
図9に示すコネクタ送り出し機構は、図1に示すコネクタ供給装置1に用いられる。そして、図9に示すコネクタ送り出し機構においては、図3に示すコネクタ送り出し機構と同様に、各チューブ2a〜2j(図9においてはチューブ2aのみ図示)内には、順向きのコネクタあるいは逆向きのコネクタよりも後側、即ちエア供給源側において、各チューブ2a〜2jの横断面において隙間を埋める横断面形状を有するコネクタプッシャ19をチューブ延出方向に移動可能に設けている。
しかし、図9に示すコネクタ送り出し機構においては、図3に示すコネクタ送り出し機構と異なり、チューブ2a〜2jのコネクタ送り出し側に、チューブ2a〜2jを順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝26,27に対して位置決めするための位置決め部材40を取り付けている。この位置決め部材40は、寸法精度高く加工された金属部材で、直方体状の本体部41と、この本体部41から後方に突出する直方体状の突出部42とを備えている。本体部41及び突出部42内には、前後方向において貫通するコネクタ用通路43が設けられている。そして、突出部42は、角筒状のチューブ2a〜2jの内側に取り付けられるようになっている。また、本体部41の前面には、位置決め突起用凹部44が形成されている。一方、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25のチューブ側端面には、位置決め部材40の位置決め突起用凹部44に嵌入されてコネクタ用通路43をコネクタ受容溝26,27に対して整列、即ち位置決めする位置決め突起29が突設されている。
図9に示すコネクタ送り出し機構においては、順向きコネクタ受容部24が、レール22に沿う方向において、チューブ2a〜2jのうち順向きのコネクタを収容している所定のチューブ2a〜2jと対向する位置に移動してきたときに、コネクタ受容部移動制御装置28が、順向きコネクタ受容部24をチューブ延出方向、即ち後方向に移動させる。すると、順向きコネクタ受容部24に設けられた位置決め突起29が位置決め部材40の位置決め突起用凹部44に嵌入されてコネクタ用通路43をコネクタ受容溝26に対して整列、即ち位置決めするのである。これにより、順向きのコネクタを、所定のチューブ2a〜2jからコネクタ用通路43を介してコネクタ受容溝26に円滑に送り出すことができる。
また、同様に、逆向きコネクタ受容部25が、レール22に沿う方向において、チューブ2a〜2jのうち逆向きのコネクタを収容している所定のチューブ2a〜2jと対向する位置に移動してきたときに、コネクタ受容部移動制御装置28が、逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向、即ち後方向に移動させる。すると、逆向きコネクタ受容部25に設けられた位置決め突起29が位置決め部材40の位置決め突起用凹部44に嵌入されてコネクタ用通路43をコネクタ受容溝27に対して整列、即ち位置決めする。これにより、逆向きのコネクタを、所定のチューブ2a〜2jからコネクタ用通路43を介してコネクタ受容溝27に円滑に送り出すことができる。
次に、本発明に係るコネクタ送り出し機構の第3実施形態を図10を参照して説明する。図10は本発明に係るコネクタ送り出し機構の第3実施形態によるコネクタ送り出し工程を説明するための説明図である。
図3に示すコネクタ送り出し機構において、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25に突起24a,25aを設けず、かつ、コネクタ受容部移動制御装置28により順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向(前後方向)に移動可能としていない場合には、図10(A)、(B)、(C)、(D)に示す工程によって順向きのコネクタCあるいは逆向きのコネクタC’の送り出しが行われる。
これを具体的に説明すると、先ず、図10(A)、(B)に示すように、順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25が、レール22に沿う方向において、チューブ2a〜2jのうち順向きのコネクタCあるいは逆向きのコネクタC’を収容している所定のチューブ(図5(A)においてはチューブ2a)と対向する位置に移動してくる。
このとき、図10(B)に示すように、前記所定のチューブ2aと順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25との間に、隙間Δが発生し、順向きのコネクタCあるいは逆向きのコネクタC’の通行経路において段差が生じている。前記所定のチューブ2aの寸法にばらつきがあるため、チューブ2aと順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25との衝突を回避するためである。
そして、この状態で、図10(C)に示すように、順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25が受け取る数のコネクタC,C’の長さ分だけ順向きコネクタストッパ33あるいは逆向きコネクタストッパ34が後方から前方に向けて移動する。
その後、図10(C)に示すように、前記所定のチューブ2aに対応するエア供給源18を動作させ、このチューブ2aへのエアの供給を開始する。すると、コネクタプッシャ19が、エア供給源18により供給されたエアにより前方に向けて押圧移動され、これにより複数の順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’が前方に向けて押圧され、順向きコネクタ受容部24のコネクタ受容溝26あるいは逆向きコネクタ受容部25のコネクタ受容溝27内に順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’が送り出される。この際に、所定のチューブ2aと順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25との間に隙間Δが発生しているため、順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’がその隙間でつまづいて転倒してしまうことがある。
そして、図10(D)に示すように、順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’の先端が順向きコネクタストッパ33あるいは逆向きコネクタストッパ34の前端に当接し、エア供給源18によるエアの供給が停止することになる。
一方、コネクタ送り出し機構の第3実施形態においては、図10(A)、(B)、(E)、(F)、(D)に示す工程によって順向きのコネクタCあるいは逆向きのコネクタC’の送り出しが行われる。
これを具体的に説明すると、先ず、図10(A)、(B)に示すように、順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25が、レール22に沿う方向において、チューブ2a〜2jのうち順向きのコネクタCあるいは逆向きのコネクタC’を収容している所定のチューブ(図5(A)においてはチューブ2a)と対向する位置に移動してくる。
このとき、図10(B)に示すように、前記所定のチューブ2aと順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25との間に、隙間Δが発生し、順向きのコネクタCあるいは逆向きのコネクタC’の通行経路において段差が生じている。前記所定のチューブ2aの寸法にばらつきがあるため、チューブ2aと順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25との衝突を回避するためである。
そして、この状態で、図10(E)に示すように、エア供給源18と反対側においてコネクタプッシャ19と対向する順向きコネクタストッパ33あるいは逆向きコネクタストッパ34を前方から後方に向けて移動し、順向きコネクタストッパ33あるいは逆向きコネクタストッパ34により順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’を前方から後方に向けて押圧する。即ち、順向きコネクタストッパ33あるいは逆向きコネクタストッパ34とコネクタプッシャ19とにより順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’を挟み込む。
そして、図10(F)に示すように、順向きコネクタストッパ33あるいは逆向きコネクタストッパ34により順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’を押圧しつつ、前記所定のチューブ2aに対応するエア供給源18を動作させ、このチューブ2aへのエアの供給を開始し、そして、順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25が受け取る数のコネクタC,C’の長さ分だけ順向きコネクタストッパ33あるいは逆向きコネクタストッパ34を後方から前方に向けて移動させる。
すると、図10(D)に示すように、エア供給源18により供給されたエアによりコネクタプッシャ19を押圧移動させてコネクタプッシャ19で所定数の順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’を順向きコネクタ受容部33のコネクタ受容溝26あるいは逆向きコネクタ受容部34のコネクタ受容溝27に送り出す。そして、所定数の順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’が順向きコネクタ受容部33のコネクタ受容溝26あるいは逆向きコネクタ受容部34のコネクタ受容溝27に受入れられると、エア供給源18によるエアの供給が停止することになる。
本実施形態にあっては、順向きコネクタストッパ33あるいは逆向きコネクタストッパ33で順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’を押圧しつつ、エア供給源18により供給されたエアによりコネクタプッシャ19を押圧移動させてコネクタプッシャ19で順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’を順向きコネクタ受容部33のコネクタ受容溝26あるいは逆向きコネクタ受容部34のコネクタ受容溝27に送り出す。このため、前記所定のチューブ2aと順向きコネクタ受容部24あるいは逆向きコネクタ受容部25との間に隙間Δが発生しても、順向きあるいは逆向きのコネクタC,C’をコネクタ受容溝26,27に送り出すときに、コネクタC,C’の転倒を防止することができる。
なお、本実施形態のコネクタ送り出し機構は、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25に突起24a,25aを設け、かつ、コネクタ受容部移動制御装置28により順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25をチューブ延出方向(前後方向)に移動可能とした場合にも適用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、各チューブ2a〜2jの形状は角筒状に限らず、円筒状であってもよい。また、チューブの個数は複数でなく、単数であってもよい。
また、コネクタ受容部としては、順向きコネクタ受容部24及び逆向きコネクタ受容部25の双方を設ける必要は必ずしもない。
更に、コネクタプッシャ19は、押圧突起19bを設けてこれによりコネクタC,C’を押圧する必要は必ずしもなく、コネクタプッシャ19自体に、コネクタC,C’の押圧される端面に対して相補的な形状を有する押圧面を形成してもよい。
本発明に係るコネクタ送り出し機構の第1実施形態が用いられるコネクタ供給装置の斜視図である。 コネクタセレクタ部及びコネクタ極数設定部の詳細を示す斜視図である。 コネクタ送り出し機構の第1実施形態の詳細を示す斜視図である。 コネクタプッシャの斜視図である。 順向きコネクタ受容部及び逆向きコネクタ受容部の動作の概略説明図である。 図1に示すコネクタ供給装置によって供給された13極のコネクタを電線の片端に、3極、4極及び6極のコネクタを電線の他端に接続してなるハーネスの一例を示す斜視図である。 図6のハーネスを製造するために図1のコネクタ供給装置によって供給される13極、3極、4極及び6極のコネクタの姿勢を示す斜視図である。 13極のコネクタが順向きにされて3列目のチューブ内に収容され、4極のコネクタが逆向きにされて1列目のチューブに収容され、6極のコネクタが逆向きにされて2列目のチューブ内に収容され、3極のコネクタが逆向きにされて4列目のチューブ内に収容されている様子を示す図である。 本発明に係るコネクタ送り出し機構の第2実施形態の詳細を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ送り出し機構の第3実施形態によるコネクタ送り出し工程を説明するための説明図である。 従来例のコネクタ供給装置の斜視図である。 ハーネスが製造される過程を示す概略斜視図である。 チューブを使用してコネクタを送り出すコネクタ送り出し機構に用いられるチューブの一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 コネクタ供給装置
2a 1列目のチューブ
2b 2列目のチューブ
2c 3列目のチューブ
2d 4列目のチューブ
2e 5列目のチューブ
2f 6列目のチューブ
2g 7列目のチューブ
2h 8列目のチューブ
2i 9列目のチューブ
2j 10列目のチューブ
2a1 リブ
16 エア供給通路
18 エア供給源
19 コネクタプッシャ
24 順向きコネクタ受容部
24a 突起
25 逆向きコネクタ受容部
25a 突起
26 コネクタ受容溝
27 コネクタ受容溝
33 順向きコネクタストッパ
34 逆向きコネクタストッパ
40 位置決め部材
C 順向きのコネクタ
C’ 逆向きのコネクタ

Claims (4)

  1. コネクタを収容し、内側に突出する複数のリブにより前記コネクタを支持する筒状のチューブと、該チューブにエア供給通路を介してエアを供給するエア供給源と、該エア供給源により供給されたエアにより前記チューブから送り出された前記コネクタをコネクタ受容溝内に受け取り、後工程を行う設備に向けて前記コネクタを搬送するコネクタ受容部とを備え、
    前記チューブ内に、該チューブの横断面において隙間を埋める横断面形状を有するコネクタプッシャをチューブ延出方向に移動可能に設け、前記エア供給源により供給されたエアにより前記コネクタプッシャをチューブ延出方向に押圧移動させてこのコネクタプッシャで前記コネクタを前記コネクタ受容部のコネクタ受容溝に送り出すことを特徴とするコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構。
  2. 前記コネクタ受容部のチューブ側端面であって前記コネクタ受容溝の角縁面に、両側に傾斜面のある複数の突起を設けると共に、前記コネクタ受容部をチューブ延出方向に移動可能としたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構。
  3. 前記チューブのコネクタ送り出し側に、前記チューブを前記コネクタ受容部のコネクタ受容溝に対して位置決めするための位置決め部材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構。
  4. 前記エア供給源と反対側において前記コネクタプッシャと対向するコネクタストッパをチューブ延出方向に移動可能に設け、該コネクタストッパで前記コネクタを押圧しつつ、前記エア供給源により供給されたエアにより前記コネクタプッシャを押圧移動させてコネクタプッシャで前記コネクタを前記コネクタ受容部のコネクタ受容溝に送り出すことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ供給装置におけるコネクタ送り出し機構。
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