JP4455028B2 - 受信機 - Google Patents
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Description
従って、利用者の通信目的に応じた処理方式を用いることで、消費電力と受信性能とを均衡させて、利用者の通信目的に応じた受信性能と、不必要な電力消費の防止の両方を実現することができるという効果が得られる。
従って、利用者の通信目的と受信信号の受信状態に応じた処理方式を用いることで、更に消費電力と受信性能とを正確に均衡させて、利用者の通信目的に応じた受信性能と、不必要な電力消費の防止の両方を的確に実現することができるという効果が得られる。
従って、受信機の処理負担を軽減することで、不必要な電力消費の防止を実現することができるという効果が得られる。
従って、実際の受信信号に応じて受信状態を判断することで、消費電力と受信性能とを正確に均衡させて、利用者の通信目的に応じた受信性能と、不必要な電力消費の防止の両方を実現することができるという効果が得られる。また、受信機の処理負担を軽減することで、更に不必要な電力消費の防止を実現することができる。
従って、利用者の通信目的に応じたフィンガ数を用いることで、消費電力と受信性能とを均衡させて、利用者の通信目的に応じた受信性能と、不必要な電力消費の防止の両方を実現することができるという効果が得られる。
従って、利用者の要求する条件に従って消費電力と受信性能とを均衡させて、利用者の通信目的及び条件に応じた受信性能と、不必要な電力消費の防止の両方を実現することができるという効果が得られる。
従って、利用者の要求する条件と利用者の意思とに従って消費電力と受信性能との均衡を最適化させて、利用者の通信目的及び条件に応じた受信性能と、不必要な電力消費の防止の両方を的確に実現することができるという効果が得られる。
図1は、本発明の第1の実施例の受信機の構成を示すブロック図である。なお、本実施例の受信機への入力信号には、遅延検波を行うために、差動符号化が施されているものとする。また、受信信号には、既知である信号長NTのトレーニング信号区間が付与されているものとする。
図1において、本実施例の受信機には、入力端子1から入力されたRF周波数もしくはIF周波数の受信信号を遅延検波する遅延検波回路2が備えられており、その出力には遅延検波回路2が出力する信号の信号判定を行う判定回路3が接続されている。一方、本実施例の受信機には、入力されたRF周波数もしくはIF周波数の受信信号を準同期検波する準同期検波回路4も備えられており、その出力には、切り換え器5を介して、縦続接続(カスケード接続)された信号判定器6と差動復号器7、及び同様に縦続接続(カスケード接続)された遅延検波器8とデータ判定器9が、並列に接続されている。
また、遅延検波器8は準同期検波回路4が出力するベースバンド信号を遅延検波する検波回路であって、データ判定器9は、判定回路3と同様に、遅延検波器8の出力する遅延検波後(差動符号化を復号した後)の信号の信号判定を行う判定回路である。
また、判定回路3、差動復号器7、及びデータ判定器9の出力には、判定回路3、差動復号器7、及びデータ判定器9のぞれぞれが出力する信号をいずれか1つ選択して、本実施例の受信機の出力信号として出力端子11から出力する選択回路10が接続されている。
更に、本実施例の受信機には、利用者の通信目的に対して最適な検波回路を選択するために、受信レベル検波器12が出力する受信レベルを読み込んで、通信目的と受信信号の受信状態と検波方式とに係る評価値Hを算出したり、受信信号の受信状態に対して最適な検波回路を選択するために、遅延検波回路2の出力及び準同期検波回路4の出力を読み込んで、それぞれの検波回路における受信状態を評価する符号間干渉量や信号判定誤差を算出すると共に、算出された評価値H、あるいは符号間干渉量や信号判定誤差に基づいて、選択回路10や切り換え器5を制御することにより、利用者の通信目的や受信信号の受信状態に応じて最適な検波回路を選択する制御回路13が備えられている。
また、制御回路13による最適な検波回路を選択するための制御動作については詳細を後述する。
次に、図面を参照して、本実施例の受信機の制御回路13による最適な検波回路を選択するための制御動作について説明する。まず、フローチャートを参照して、利用者の通信目的に対して最適な検波回路を選択するための制御動作について説明する。図2は、本実施例の受信機の制御回路13における制御動作を示すフローチャートである。
図2において、本実施例の受信機の制御回路13は、まず、利用者の通信目的に最適な検波回路を選択する際に、受信信号の受信状態を考慮するか否か、利用者によっていずれが指定されているかを判定する(ステップS1)。
そして、予め制御回路13に記憶された制御テーブルに基づいて、通信目的と受信信号の受信状態と検波方式とに係る評価値Hを算出する(ステップS3)。
一方、ステップS1において、受信信号の受信状態を考慮しないと指定されていた場合(ステップS1のNO)、制御回路13は、受信信号の受信レベルRに「0」を設定し(ステップS4)、ステップS3へ進み、予め制御回路13に記憶された制御テーブルに基づいて、通信目的と受信信号の受信状態と検波方式とに係る評価値Hを算出する(ステップS3)。
また、利用者の通信目的には、アプリケーションの例として、セルラー用のセルプ系コーデックによる通常音声やテキスト情報による電子メール等、要求される受信品質が比較的低くても良いアプリケーション、VOIP(Voice over IP )による音声等、要求される受信品質が比較的高いアプリケーション、動画等、要求される受信品質がかなり高いアプリケーションがある。なお、利用者の通信目的が不特定の場合には、通信に影響が出ないように、要求される受信品質が比較的高いアプリケーションとして取り扱うものとする。
また、制御回路13は、選択されなかった検波方式に対応する検波回路及び信号の判定回路が動作するための電源供給あるいはクロック供給を停止することにより、省電力化のために、選択されなかった検波方式に対応する検波回路及び信号の判定回路の動作を停止する(ステップS6)。
次に、本実施例の受信機の制御回路13による検波方式の動的制御動作について説明する。
制御回路13は、遅延検波回路2の出力信号と準同期検波回路4の出力信号とを入力として、遅延検波回路2および準同期検波回路4の内で受信特性の良い方を切替タイミングごとに選択し動作させる。また、制御回路13は選択回路10を制御して、判定回路3または差動復号器7、更にはデータ判定器9のいずれかの出力信号を選択し、本実施例の受信機の出力信号として出力端子11から出力する。
なお、以下の説明で変調方式は差動符号化QPSKとし、信号のサンプリング周期は変調波のシンボル周期Tとする。加えて、全ての信号は同相成分を実部に、直交成分を虚部に持つ複素表示を用いて表す。
具体的には、遅延検波方式と同期検波方式とで同じBERを得ようとすると、検波回路の出力における信号のS/N比(Signal to Noise Ratio )、あるいは1ビット当たりの信号エネルギー対雑音電力密度Eb /N0 を同じにすれば良い。従って、例えば下記(4)式により、既知である信号長NTのトレーニング信号区間における、遅延検波回路2の出力信号に対する信号判定誤差と準同期検波回路4の出力信号に対する信号判定誤差とを比較することで、遅延検波回路2と準同期検波回路4の内BER特性が良いと思われる方を選択することができる。
従って、利用者の通信目的と受信信号の受信状態との両方に均衡した処理方式を用いることで、消費電力と受信性能とを均衡させて、利用者の通信目的に応じた受信性能と、不必要な電力消費の防止の両方を実現することができるという効果が得られる。
図3は、本発明の第2の実施例の受信機の構成を示すブロック図である。なお、本実施例の受信機への入力信号には、スペクトラム拡散が施されているものとする。また、送信側でスペクトラム拡散を行う際に用いられた拡散符号は、受信機側では既知であるものとする。また、送信側からは、送受信機間で信号の送受信のタイミングを同期させ、受信機が受信信号の先頭信号を見つけるための同期信号が送信されており、該同期信号も受信機側では既知であるものとする。
また、フィンガ22−1〜22−3から出力されるシンボル信号は、シンボル合成器25において、受信信号の受信タイミングずれを考慮して加算されることにより、マルチパス信号がレイク合成される。
一方、シンボルエラーレート算出部27では、送信側で施された畳み込み符号化を受信データに再度施すと共に、シンボル合成器25が出力するシンボル信号の硬判定値と、再度畳み込み符号化を施された受信データとの比較を行い、両者が一致しないエラーの場合である度合、すなわちシンボルエラーレートSERを算出する。
次に、本実施例の受信機の制御回路30による最適なフィンガ数を選択するための制御動作について説明する。
本実施例の受信機の制御回路30は、まず、予め制御回路30に記憶された制御テーブルに基づいて、利用者の通信目的に係る評価値Hを算出する。ここで、通信目的と受信信号の受信状態と検波方式とに係る評価値Hを算出するために制御回路30に記憶された制御テーブルについて説明すると、下記に示す表8は、利用者の通信目的毎に設定された固定プロファイルを示す表である。なお、表8では数値が大きい程、要求される受信品質が高いことを示す。
また、VOIP(Voice over IP )による音声や動画等、要求される受信品質が比較的あるいはかなり高いアプリケーションでは、「電池寿命」を優先させるにはフィンガ数を少なくする方が良いので、ユーザ要求プロファイル修正値「−1」が指定され、一方、「受信品質」を優先させる時は、フィンガ数をなるべく増やしたいのでユーザ要求プロファイル修正値「2」が指定されている。
また、レイク合成に利用されなかったフィンガは、後述する制御回路30が、レイク合成に利用されなかったフィンガが動作するための電源供給あるいはクロック供給を停止することにより、省電力化のためにその動作を停止し、その時の受信処理には係わらないものとする。
従って、利用者の通信目的に応じたフィンガ数を用いることで、消費電力と受信性能とを均衡させて、利用者の通信目的に応じた受信性能と、不必要な電力消費の防止の両方を実現することができるという効果が得られる。
2 遅延検波回路(信号処理手段)
3 判定回路
4 準同期検波回路(信号処理手段)
5 切り換え器
6 信号判定器
7 差動復号器
8 遅延検波器
9 データ判定器
10 選択回路
11 出力端子
12 受信レベル検波器(受信状態判断手段)
13 制御回路
21 パスサーチャ
22−1〜22−3 フィンガ
23 レイク受信部(レイク受信機)
24 周波数変換器
25 シンボル合成器
26 復調器
27 シンボルエラーレート算出部
28 比較器
29−1、29−2 レジスタ
30 制御回路
S3 評価値算出手段
S5 判断手段
Claims (7)
- 受信信号の復調を行う受信機であって、
複数の処理方式の何れかにより前記受信信号の処理を行う信号処理手段と、
前記受信信号の通信方式によって前記受信信号の受信レベル及び受信機の電池寿命に相異なる加重値を割り当てることにより評価値を算出する評価値算出手段と、
前記算出された評価値に基づいて前記信号処理手段の処理方式を選択する判断手段と
を備え、
前記通信方式は、テキスト及び音声通信のうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする受信機。 - 前記受信信号の受信状態を判断する受信状態判断手段を備え、
前記評価値算出手段が、前記通信目的と該受信状態とに応じた評価値を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。 - 前記受信状態判断手段が、前記受信信号の受信状態の判断を、目的の通信開始前または目的の通信開始時のいずれかのみに行う
ことを特徴とする請求項2に記載の受信機。 - 前記受信状態判断手段が、前記受信信号の受信状態の判断を、通信中に所定の間隔で間欠的に行い、
前記評価値算出手段が、同時に前記通信目的と該受信状態とに応じた評価値を算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の受信機。 - 前記信号処理手段が、スペクトラム拡散信号を受信するためのレイク受信機を備え、
前記判断手段が、前記レイク受信機のフィンガ数を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。 - 前記評価値算出手段が、前記利用者の要求する条件に基づく補正値を用いて前記評価値に重み付けを行う
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の受信機。 - 前記補正値を前記通信目的に応じて設定可能とする
ことを特徴とする請求項6に記載の受信機。
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