JP4723564B2 - 受信信号品質を推定する方法および装置 - Google Patents

受信信号品質を推定する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4723564B2
JP4723564B2 JP2007502206A JP2007502206A JP4723564B2 JP 4723564 B2 JP4723564 B2 JP 4723564B2 JP 2007502206 A JP2007502206 A JP 2007502206A JP 2007502206 A JP2007502206 A JP 2007502206A JP 4723564 B2 JP4723564 B2 JP 4723564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
received signal
interference
receiver
processing circuit
estimate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007502206A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007529174A (ja
Inventor
エリアス ヨンソン,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US10/799,322 external-priority patent/US7782987B2/en
Priority claimed from US10/800,167 external-priority patent/US7539240B2/en
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2007529174A publication Critical patent/JP2007529174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4723564B2 publication Critical patent/JP4723564B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
    • H04B1/712Weighting of fingers for combining, e.g. amplitude control or phase rotation using an inner loop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/7103Interference-related aspects the interference being multiple access interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/20Arrangements for detecting or preventing errors in the information received using signal quality detector
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2201/00Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/7097Direct sequence modulation interference
    • H04B2201/709727GRAKE type RAKE receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0023Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the signalling
    • H04L1/0026Transmission of channel quality indication

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明は、一般に通信信号の処理に関するものであり、特に受信信号品質の測定に関するものである。
多様な通信システムが、何らかの形の送信電力制御を採用しており、そこでは、送信機の送信電力が、遠く離れた受信機からのフィードバックを受けて明示的または暗示的に制御される。例えば、符号分割多元接続(CDMA)無線通信ネットワークなどの干渉制限システムでは、干渉を制御するために順方向および逆方向リンクの電力制御を行い、利用可能な送信電力資源の効率的使用を促進する。
既知の移動端末に関して、順方向リンク電力制御は、移動端末をサポートしているネットワーク基地局が移動端末から電力制御コマンドを受信し、その受信したコマンドに応じてその移動端末用に割り当てられた順方向リンクの送信電力を上げたり下げたりする調整を備える。移動端末が受信した順方向リンク信号品質が目標値を下まわる場合、移動端末は1つまたは複数の電力増加コマンドを送信し、逆に品質が目標を上まわる場合、1つまたは複数の電力低減コマンドを送信する。そのような比較および対応するコマンドの生成は、通常比較的頻繁に、例えば1秒間に数百回起こるので、送信している基地局は、目標とする信号品質を維持するため移動局向けの順方向リンク電力を絶えず調整する。この閉ループ方式の電力制御は「インナーループ」電力制御と呼ばれる。
「アウターループ」が、第2の通常はるかに遅い調整機構を加えることにより、上記インナーループ操作を補完する。その機構は、他の受信信号のメトリックに基づきインナーループ制御の目標を調整する。例えば、移動局は、アウターループ制御の基準として、順方向トラヒックチャネルで受信するフレームエラー率(FER)または同等のメトリックを評価してもよい。従って、FERが現在の受信信号品質の目標に対して高すぎる場合、アウターループ制御機構はインナーループの目標を上方向に、例えば1dBだけ調整する。逆に、FERが許容できるエラー率より低い場合、アウターループ制御機構がインナーループの目標を下方向に調整するであろう。
上記のインナーループおよびアウターループ制御機構により、受信している移動局は、無線状態の変化に対し移動端末の目標の信号品質を維持するため、ネットワーク送信機が送信電力を随時動的に調整するのを確実にすると同時に、送信機が必要以上の電力で送信しないことを確実にする。同様のインナーループおよびアウターループの電力制御を、基地局とその基地局がサポートする移動端末のそれぞれの端末との間の逆方向リンクに対し、ネットワーク基地局に実装してもよい。順方向リンクと同様に、逆方向リンクの電力制御は、各移動局をサポートする基地局が目標の受信信号品質(およびデータエラー率)を維持するのに必要とする以上の電力を、各移動局が送信しないことを確実にする。
上記のリンク電力制御は説明すると簡単だが、実際にはそのような電力制御は、インナーループの電力制御の速度で受信した信号品質を都合よく正確に決定するという要件により、複雑になることがある。例えば、広帯域CDMA(WCDMA)の仕様は、移動端末に各送信スロット中で比較的早く受信信号品質を計算し、対応する送信電力制御(TPC)コマンド(ビット)を返すよう要求する。そのような環境での信号品質は、1台または複数台のネットワーク送信機からのマルチパス信号受信の特性に依存するので、実際に受信した信号品質の決定は、計算が複雑になることがある。
本発明は、受信機のシンボル間干渉(ISI)キャンセル性能に相当するキャンセルメトリックに従って、受信信号中のISIの測定値を計測し、その結果に基づき信号品質の推定値を生成処理する方法および装置を備える。簡単な計測メトリックに基づき受信機のISIキャンセル性能を明らかにすることにより、正確な受信信号の品質測定が、信号品質の計算の中で複雑になる恐れのあるマルチパス合成重み計算を必要とせずに、受信信号中のキャンセルされていないISIの占める割合を示す方法で得られる。信号品質の推定結果は、対応するチャネル品質指標、通信リンク送信電力制御コマンド等を送信するのに使用することができる。
本発明によれば、シンボル間干渉キャンセル受信機における受信信号の受信した信号品質を決定する例示的な方法は、受信信号中のシンボル間干渉の推定値の生成と、受信機のシンボル間干渉のキャンセル性能に相当するスカラー値を含むキャンセルメトリックによる推定シンボル間干渉の計測と、推定シンボル間干渉の計測に基づく受信信号の品質の推定を備える。キャンセルメトリックはメモリに格納されたあらかじめ設定された値でもよいし、受信機のISIキャンセル性能の測定結果を反映するよう周期的または随時更新される動的な値を備えていてもよい。いずれにしても、推定信号品質は、例えば、WCDMAネットワークまたは別の種類のネットワーク中で順方向または逆方向リンクの電力制御用に、対応する送信電力制御コマンドの生成に、および/またはチャネル品質指標の生成に使用することができる。
上記の方法を補足すると、例示的な無線受信機の処理回路が、シンボル間干渉キャンセル受信機用に構成される。その受信機は、無線パームトップコンピュータ、無線携帯情報端末(PDA)、またはセルラー方式電話等の別の種類の移動端末などの無線通信装置の少なくとも一部を備える。それとは関係なく、1つ以上の実施形態において、処理回路は、受信信号中のシンボル間干渉の推定値を生成するように構成された干渉推定回路を備える。干渉推定回路に含まれる、またはそれと関連する計測回路は、受信機のシンボル間干渉キャンセル性能に相当するスカラー値を備えるキャンセルメトリックに従って、推定シンボル間干渉を計測するように構成されている。さらに、含まれている信号品質推定回路は、推定シンボル間干渉の計測値に基づき受信信号品質を推定するように構成されている。
例示的な実施形態では、処理回路はベースバンド信号処理用に構成された集積回路デバイスに実装されている。しかし、当然のことながら、本発明はハードウェア、ソフトウェア、またはその組み合わせでも実施可能である。さらに、当然のことながら、当業者は先に大まかに記載された特徴や利点に加え、以下の詳細検討を読み添付の図面を閲覧することでさらに多くの特徴や利点を知るであろう。
図1は、例示的な無線通信ネットワーク10および例示的な無線通信機器12を示す図である。ネットワーク10は、機器12を1つまたは複数の外部ネットワーク14(例えば、PSTN(公衆交換電話網)、インターネット等)ならびに同じまたは別の無線ネットワーク中の他の機器と通信可能にリンクする。ネットワーク10は、少なくとも無線ネットワーク制御装置(RNC)18を含む無線アクセスネットワーク(RAN)16、および「ノードB」送受信機とも呼ばれる1つまたは複数の無線基地局(RBS)20を備える。RAN16は、機器12と1つまたは複数のコアネットワーク(CN)22の間にネットワーク−無線インタフェースを提供し、そのCNは、外部ネットワーク14に通信可能にリンクする。ここで、本文書中の全体を通じて、用語「備えている」および「備える」は、記述された特徴、完全体、ステップ、または構成要素の存在を明確にするが、1つまたは複数の他の特徴、完全体、ステップ、構成要素、またはそのグループの存在または追加を排除するものではない。
限定しない例として、ネットワーク10はWCDMAネットワークを備えていてもよく、機器12はWCDMAネットワーク用に構成された携帯端末を含んでもよい。ネットワーク10の構成の他の選択範囲には、IS−95B/IS−2000およびGSMなどを含むがそれに限定されるものではない。いずれにせよ、当業者は、図示のネットワークは説明を明快且つ容易にするため簡単化されており、実際の実装ではネットワーク10はもっと複雑な可能性があることを理解するであろう。同様に、機器12は本質的にあらゆる種類の携帯無線通信機器を備えていてもよく、その中には携帯電話、ポケットベル、コミュニケータすなわち電子手帳、スマートフォンなどのあらゆる機器を含む。便宜上、機器12を、本文書の以下の部分では移動(無線)端末と呼ぶ。
当業者は熟知しているであろうが、移動端末12は順方向無線リンク上で1つまたは複数のRBS20から信号を受信し、逆方向リンク上で1つまたは複数のRBS20に信号を送信する。各RBS20は、2つ以上の無線サービスエリアを扱うことができ、その各エリアはセルまたはセクタと呼ばれる。従って、運用中、常に、移動端末12は2つ以上のセルにサービスを受ける可能性がある。特に、移動端末12が、2つのセルのサービスエリアである過渡エリアに在るとき、その移動端末12はソフトハンドオフモードで運用することができ、そこでは関与するRBS20の2つ以上のネットワーク送信機のそれぞれが移動端末12に送信する。高速下り回線パケットアクセス(HSDPA)サービスなどの運用モードでは、移動端末12は常にただ1つのセルからサービスを受ける。HSDPAでは、サービス中のRBS20は、複数の移動端末12間の共通(高速)下り回線チャネルの時間分割を調整し、各移動端末12は、その必要性と無線状態ならびにネットワークのスケジューリング目標に従って、予定の時間にデータを受信する。
移動端末12による受信信号品質の判定は、一般にその方式および機器構成のすべてにおけるその運用の側面を備える。例えば、非HSDPAの順方向リンクサービスでは、移動端末12は、ネットワーク10から受信した1つまたは複数の信号の品質の判定に基づき、送信電力制御(TPC)コマンドを生成する。特に移動端末12は、順方向リンク上でネットワーク10から1つまたは複数の専用物理チャネル(DPCH)信号を受信してもよい。これらのチャネルは、例えばトラヒックチャネル、制御チャネル、またはその混合のチャネルを備える。いずれにせよ、移動端末12にその信号を送信するのにネットワーク10が使用する順方向リンク送信電力は、移動端末12が既知の頻度で送信しネットワーク10が受信するTPCに基づいており、その送信頻度は、例示的な3GPP WCDMA標準に示されているとおり、1秒当たり1500回まで許容されている。
同様に、移動端末による受信信号品質の判定は、HSDPA運用においても役割を果たす。移動端末12は、順方向リンクのHSDPAチャネル信号の電力制御を行わないが、チャネル品質指標(CQI)の形式などで受信信号品質を判定し報告する。そのCQIは、ネットワーク10がHSDPAチャネル上で携帯端末12の運用および/または携帯端末12の運用の時間計画を判定行うために必要な、適切なデータ転送速度を決定することを可能にする。例えば、移動端末12がとりわけ悪いチャネル状態を示す1つまたは複数のCQIを報告した場合、稼働中のRBSのHSDPAスケジューラは、現在よい無線状態を享受している他の端末を優先して、携帯端末12に予定を組む上で低い優先度を与えてもよい。もっと一般的には、移動局が報告したCQIを使用して、変調の種類、コード率、ブロック長などの移動局に対して使用される多くの無線サービスパラメータを決定してもよい。
これらの理由や他の理由によって、次いで、携帯端末12は自分にサービスしている無線通信ネットワーク10から受信する到着信号の品質を判定することを求められる。本発明による受信信号品質推定の改善に関する様々な側面を理解する上で、その信号処理に関連する一般的な枠組みを検討することは役に立つであろう。
限定ではない例で且つ表記の明瞭化のために、汎用レイクの文書でのISIキャンセルを説明するが、本発明は、当然のことながら、例えばチップ等化器などの他のISIキャンセル方法および装置にも適用可能である。そのことを考慮に入れて、ランダム時間プロセスχ(t)に対し、E(χ(t))は、tの時点で与えられる期待値を意味する。複素値χに対し、その共役複素数をχで示す。本文書中で使用されているように、肉太小文字は一般にベクトルを表し、肉太大文字は一般に行列を示す。最後に、
Figure 0004723564
で、複素数コラムベクトル
Figure 0004723564
のエルミート転置(Hermitian transpose)を表す。
受信DPCH逆拡散信号をその拡散率sfで割った値を表す適切なモデルは、以下で与えられる。
Figure 0004723564
ここで、sは送信されたシンボルであり、|s|=1で、基地局(RBS20)から振幅αで送信される。hは、受信機および送信機の無線フィルタならびにfで指定される時間遅延に対する伝播チャネル(すなわち、「実質的」チャネル応答)の総合特性である。nISI,fはfで指定されるフィンガー/遅延に関するシンボル間干渉である。nは熱雑音および他セルによる干渉であり、受信無線フィルタの前の独立した白色ガウス雑音プロセスとしてモデル化されている。ここで、フィンガー/遅延のすべては同じ基地局からのものである。
Figure 0004723564
を、信号を復調するために使用される重みベクトルであるとすると、次のようになる。
Figure 0004723564
ここで、Fはフィンガー/遅延の数に等しい。理想的には、正の定数cに対し、
Figure 0004723564
である。セルに対する信号対混信比(SIR)の1つの指標として、次式を使用できる。
Figure 0004723564
慣例的に、式(3)は、既知の移動端末にDPCH信号を送信するうえで使われるすべてのセルに対して計算される。セル当たりSIRの合計が、最終のSIRである。すなわち、移動端末は、そのマルチパス信号合成能力をうまく利用して、同じ信号を送るマルチパスチャネル上の1台または複数台のネットワーク送信機からの信号寄与を反映する実質的または総合のSIRを取得する。述べたように、既知の移動端末は通常、インナーループの電力制御コマンドを生成するための根拠として、総合SIRを使用する。移動端末は、移動端末に割り当てられている順方向リンクの送信電力を継続的に閉ループ制御する一環として、ネットワークにそのコマンドを返信する。
ISI,fとnが相関がないと仮定することを制限するものはなく、大抵の場合、同じことはw fISI,fとw fの関係にも当てはまる。端末受信機の逆拡散器(フィンガー)はチップ長のスペースを取り、
Figure 0004723564
の共分散行列はアイデンティティ行列
Figure 0004723564
×雑音分散σであると仮定すると、次式が導かれる。
Figure 0004723564
ここで、
Figure 0004723564
であり、実際的には、期待値を第1次循環フィルタで置き換えて計算してもよい。通常、共通パイロットチャネル(CPICH)または考慮中のネットワークの種類に対する他の適切な基準信号が計算に使用される。
式(3)の分子は、DPCH上のパイロットシンボルの組に関して、数値を求めることができる。Np個のパイロットシンボルがあると仮定すると、
Figure 0004723564
ここで、Pは変数nにより指定されるパイロットシンボルである。nISI,f、n、w fISI,f、およびw fの掛け算の組み合わせは、すべて異なる時間サンプルに対して相関がないと仮定すると、容易に以下のように表わせる。
Figure 0004723564
従って、式(3)の信号品質は次のように表現される。
Figure 0004723564
ここで、係数256/sfは、DPCHとCPICHのパイロットシンボル間の拡散率の不一致に起因する。当業者は、他の拡散率の関係はそれに応じて割合を調整することにより対応でき、他のネットワークの種類では、他の相違に対応する必要があるだろうことを理解するであろう。簡単に言うと、異なるデータ転送速度および送信電力等を計測ないしは他の方法で関連付けるため、調整方法を選択し実行する必要が恐らくある。
いずれにせよ、復調重みベクトル
Figure 0004723564
を計算することは、一般に計算上集中的な演算である。しかし、前述の方法で総合受信信号品質を判定するには、合成重みベクトル
Figure 0004723564
を計算して、それに応じてマルチパス信号の合成を必要とする。換言すると、従来の移動端末は、総合信号品質の正確な推定値を取得するため(例えば、合成されたマルチパス信号の総合SIRを推定するため)、合成重みベクトル計算の実施を要求されている。
その要求は、従来の移動端末に比較的重い計算上の負荷を負わせる。例えば、関係のある3Gパートナーシッププロジェクト(3GPP)の仕様は、最初の伝播チャネルパスの受信から正確に512チップ後に、移動端末がTPCビットを送信することを要求する。通常、最初のパスと可能性のある別のセルの最後のパスの間には100チップの広がりがあり、これにより、専用物理制御チャネル(DPCCH)上でネットワークに返信するTPCビットを生成するのに、端末に残される時間は約400チップである。
その時間内に受信信号品質を推定するのに使用する合成重みを計算することは、回路の複雑さおよび/またはプロセッサーのクロックスピードの点で相当量の処理電力を必要とする。その電力要件は、コスト、サイズ、電池寿命の点で望ましくない。さらに、
Figure 0004723564
を生成するのに使用するアルゴリズム次第だが、受信ベクトル
Figure 0004723564
の非線形特性に多くの場合依存し、復調重みベクトルは幾分雑音を含み、それにより、式(3)で与えられる信号品質測定値がさらに悪化する。
本発明に従って構成される例示的な受信機処理回路では、受信信号品質は、受信信号に対するISI推定値を計測するため使用するISIキャンセルメトリックに基づき推定される。そのメトリックは、処理回路を含む受信機の特徴とされたまたは測定されたISIキャンセル性能を反映する。従って、メトリックを受信信号の推定ISIに適用することにより、処理回路は、計算上効率的な方法で受信信号品質の推定プロセスの中で、キャンセルされていないISIの割合を示す。
図2は例示的な処理回路で実施される例示的な処理論理を説明しており、その処理回路自体が本文書中で以下説明される。その処理論理は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその組み合わせで実施することができる。それにもかかわらず、図に示されているように例示的な処理は、関与する受信信号のサンプル(例えば、受信逆拡散ベースバンドサンプル)は数値計算に利用できると仮定し、従って信号品質推定の処理は、受信信号中のISI推定値を生成するため、そのサンプルの数値計算を始める(ステップ100)。
例示的な処理では、受信機のISIキャンセル性能を反映する適切な値を持つキャンセルメトリックに従って、処理回路が推定されたISIを計測し続ける(ステップ102)。本文書中で非常に詳しく後述するように、キャンセルメトリックは、受信機の特徴づけられたISIキャンセル性能を反映するあらかじめ設定された値でもよいが、例えば、運用中に受信機が測定するISIキャンセル性能に基づき、受信機の継続運用中に動的に更新される「即時の」値でもよい。
いずれにせよ、スカラー値の簡単なキャンセルメトリックの使用は、その合成を求めるために究極的に使用する合成重み計算を実際に必要とすることなしに、合成受信信号に対し求められるキャンセル性能を適切に反映する計算条件を提供する。従って、次いで処理回路は、ISI推定値の計量に基づき受信信号の品質推定を実行できる(ステップ104)。その品質推定処理は、総合SIR推定値を生み出すよう設計されてもよく、次いで、その総合SIR推定値はネットワーク10に返信するTPCコマンドを生成するために使用するか、またはネットワーク10に返信するCQIの作成などの他の目的に使用してもよい。
限定ではない例として、キャンセルメトリックは、推定ISIに直接掛け算することにより、受信機がISIキャンセルした後の受信信号に残ると予想されるキャンセルされていないISIに相当する値を生成するように構成することができる。参考のため、従来のレイク受信機はISIキャンセルを実施しない、従ってキャンセルメトリック「1」に相当し、すべてのISIが存続すると予想されていることを意味する。逆に、ほぼ完璧にISIキャンセルをもたらす受信機のアーキテクチャでは、キャンセルメトリックは例えば0.1または0.2が使われていてもよい。もちろん、キャンセルメトリックは大きい数字(例えば、>1)の使用が強力なISIキャンセルを反映するよう設計されてもよく、その場合、推定されるISIはメトリックの逆数を掛け算したものである。
図3は、移動端末12の例示的な図を取上げている。図では、移動端末12は、送信/受信アンテナ30、スイッチおよび/または送受切替回路32、処理回路36を含む受信機34、送信機38、システム制御装置回路40、ならびにディスプレイ、キーパッド、マイクロフォンおよびスピーカの1つまたは複数を含んでもよいユーザインタフェース42を備える。当業者は、移動端末12のアーキテクチャは必要または要望により変えることができ、図に示されているその機能の配列は処理回路36をもっと詳細に検討するための単に例示的なよりどころとして使用されていることを理解するであろう。
1つ以上の実施形態の中で、処理回路36は、図2の例示的な処理論理に従って構成される。処理回路36は、ハードウェアおよびソフトウェア等で実施できるが、いずれにせよ、その例示的な実施形態は、図4に例示されている機能配列を含む。図4は、処理回路36を検討するうえで役立つ受信機34の詳細もさらに示す。
例示的な受信機34は、処理回路36に加え、受信機フロントエンド50、逆拡散器52、遅延選択器54、信号検出/追加処理回路56、および電力制御回路58を備える。それらの回路はすべて、ハードウェア、ソフトウェア、またはその組み合わせで個別または集合的に実施できる。例示的な実施形態では、1つまたは複数の回路が、処理回路36と一緒に集積回路(IC)素子の中に組み込まれており、その素子には、ASIC、FPGA、または他のそのような論理処理回路を備えてもよい。
動作においては、受信機フロントエンド50は、必要に応じてフィルタ、増幅器、ミキサ、アナログデジタル変換器(ADC)を備え、逆拡散器52に入力する受信信号サンプルを生成する。逆拡散器52は、レイクフィンガーと呼ばれることもあり、受信信号サンプルと様々な遅延またはオフセットにおける選択された相関コードを相関させ、受信信号の1つまたは複数の伝播パスに対応する逆拡散サンプル値の様々なストリームを生み出す。例示的な逆拡散器52はさらに、1つまたは複数の逆拡散器を、受信信号中の雑音および干渉の推定を促進するよう「オフパス」に位置を定める。遅延選択器54は一般に、その逆拡散器の遅延指定のすべてを設定/更新するよう構成される。
逆拡散出力値は追加処理回路56に供給される。その回路には、必要または要望によりレイク合成回路、復調回路、検出回路を含んでもよい。もちろん、当然のことながら、追加処理回路56は本質的に、例えばトレリスデコーダ(trellis decoder)および決定フィードバック等化器等の少なくともいくらかのISIキャンセルを行うどのような機器構成にも決めることができることは理解されるべきである。
述べたように、処理回路36が使用する例示的キャンセルメトリックは、そのISIキャンセル性能を反映する。従って、図の例示的な処理回路の配列を見ると、干渉推定回路60、計測回路62(これは、推定回路60に含まれているか一体化されていてもよい)、例えばSIR生成器回路である信号品質推定回路64を備えることがわかる。SIR推定値または他の信号品質推定値は、処理回路36が電力制御回路58に提供してもよい。その電力制御回路58はインナーループ制御回路66およびアウターループ制御回路68を含む。処理回路36が生成する信号品質推定値は、電力制御回路58が使用し、そのインナーループ制御の一部としてTPCコマンドを生成する。
先の例示的な回路の詳細を考慮して、本発明は、1つ以上の実施形態において、次式で表される効率的に計算できる受信信号品質の推定を提供する。
Figure 0004723564
ここで、uはキャンセルメトリックであり、どの程度のISIが平均的に残留するかを表す。
メトリックuの個別の値は、特徴とされるものであれ測定によるものであれ、ISIキャンセル性能に依存する。述べたように、伝統的なレイク受信機のuは1であり、理想的なISIキャンセラのuは0である。また、複数のセルを繰り入れている式(6)は、ISIのキャンセルが各セルに対して実行されることを暗示する。ISIのキャンセルが選ばれたセルだけで行われる場合、または様々なISIのキャンセルが様々のセルで行われる場合、式(6)は次のようになる。
Figure 0004723564
ここで、Cは関与するDPCH信号または他の信号を送信するセル数の合計であり、
Figure 0004723564
はセルcのフィンガー数である。引き続き、DPCHが1つのセルから送信されるときだけ、処理される。一般的な事例への拡張は容易である。
uの値は、あらかじめ設定された値または動的に推定された値として、入手可能である。また、E(|n)=σである。干渉の分散σは必要または要望によりいくつもの方法で推定することができるが、例示的な推定方法は本文書と同日に米国に特許出願申請された、名称「汎用レイク受信機のパラメータを推定する方法および装置」に述べられている。その出願はさらに代理人整理番号第4015−5161により識別されており、参照することによりその全体が本書の一部を構成する。
こうして、σと、
Figure 0004723564
の推定から、E(S)=αhのようになる。
上式は、DPCH上のパイロットシンボルpに関して、次のように推定できる。
Figure 0004723564
上式は、nISI,fとnのすべての掛け算の組み合わせは時間の異なるサンプルについて相関がないと仮定すると、次のように表せる。
Figure 0004723564
次いで、式(6)は次のように推定できる。
Figure 0004723564
式(9)の計算は、本文書中で前述したTPCコマンド生成に対する時間要件以内に容易に実施できる。そのような計算をサポートして、本文書中で後述される式(A5)が、以下を明らかにする。
Figure 0004723564
ここで、最初の項は
Figure 0004723564
である。pは物理チャネルを順に挙げる。αは物理チャネルpの信号振幅である。h propはL個からなる伝播遅延の組の中の遅延lで指定される逆拡散器のフィンガーに対する伝播チャネルの影響である。表記を簡素化するため、ここでは逆拡散器の指定値
Figure 0004723564
を、伝播チャネル時間遅延に対応しない時間遅延にマッピングする。
本文書中に後述される式(A6)から、続いて推定雑音分散
Figure 0004723564
が次式で与えられる。
Figure 0004723564
ここで、
Figure 0004723564
以下の検討では、
Figure 0004723564
により指定される遅延/フィンガーを余分のフィンガーのセットEと呼び、
Figure 0004723564
により指定される遅延/フィンガーを(相関)最大値のセットPと呼ぶ。
CPICH(n)を、受信逆拡散CPICHシンボルを拡散率256で割ったものとしよう。定義によれば、既知のWCDMAタイムスロットには10のCPICHシンボルがある。本発明は容易にダイバーシティ構成に適応可能であるが、説明を容易とするため、セルは送信ダイバーシティモードを使用していないと仮定する。その場合には、E(|y−E(y)|)は次のように推定できる。
Figure 0004723564
ここで、g CPICH(n)はS CPICH(n)に等しく、シンボルn中のチャネル推定値と解釈される。係数1/9はIの期待値をE(|y−E(y)|)に確実に等しくする。係数256/sfは推定値をDPCH拡散率に変換する。gf、ip CPICH(n)は、次式により与えられる補間により求められる推定値である。
Figure 0004723564
補間した推定値を使用し、Iの値は、少なくとも速度が250km/hまで正確である。フィルタを通したIを取得するため、次式を使用してもよい。
Figure 0004723564
式(12)では、セットEのフィンガーに対して、E(y)は零に等しいと観測することができ、それにより式(13)は次のように簡単になる。
Figure 0004723564
しかし、その簡単化は式(11)の分散推定に関して得られる結果を不利に変える可能性があり、従って、本発明の例示的実施形態では、そのような簡単化を行わない。その結果、首尾一貫した近似がE(|y−E(y)|)の全計算に使用される。CPICHが位相基準として使用可能な場合、既知のレイク受信機に対する変調重みベクトルは以下のように表される。
Figure 0004723564
上記の情報を考慮して、図5は処理回路36の実装のため詳細な処理論理を例示しており、そこでは、セルごとのキャンセルメトリックを任意で使用する複数のセルにわたる処理が考慮されている。まず、考慮下にある各セルに対応する(逆拡散の)フィンガーの組が考慮の対象となるフィンガーを定義すると仮定し、処理が、考慮されるべき1番目のセルに対応する1組のフィンガーの選定から始まる(ステップ110)。選ばれたフィンガーの組は、
Figure 0004723564
により指定され、そこではその指定は、選ばれたセルに関連する伝播チャネル遅延の組に対する1組の遅延に対応する。選ばれたフィンガーの組は、セットPと呼ばれる。
処理は、フィルタ処理されたISIおよび雑音と干渉を加えた推定値の計算を続ける(ステップ112)。その処理の一部として、フィンガーの余分の組であるセットEが選ばれる。セットEは
Figure 0004723564
で指定され、それを構成するフィンガーは、例示的な実施形態では、伝播チャネル遅延から少なくとも5チップ離れている。すなわち、セットEのフィンガーは「オフパス」である。前述した変調重みベクトル
Figure 0004723564
は、変調/復号化の一部として受信信号合成のため受信機34によりまだ計算可能だが、セットPとセットEを含むフィンガーの組み合わせたセットに対して計算してもよいので、逆拡散器を不必要に無駄に使用しないことは有益である。
処理は、既知のセルに対する雑音を計算し続ける(ステップ114)。処理回路36は、セットPとセットE用の2つのフィルタ定数λとλを使用して、I(1) f、filtとI(2) f、filtを計算するよう設計してもよい。伝播チャネルのコヒーレンス長と等しくするには1/λを必要とする可能性がある。すなわち、伝播チャネルが一定に留まるスロット数に等しくするため1/λを選んでもよい。これは、ドップラー周波数に基づき以下のように計算できる。
Figure 0004723564
多くのドップラー推定子のどれでも、ドップラー周波数fDopplerを推定するのに使用できる。代わりに、処理回路36は、常にλを1に設定するように設計できる。I(1) f、filt項は、現在観測できるISIと雑音の合計を把握する。例示的な実施形態では、1/λの値は、200〜600に選ばれ、400が推奨されるが、限定はしない値である。
次いで、処理は、次式により雑音分散の推定を続ける(ステップ114)。
Figure 0004723564
ここで、
Figure 0004723564
また、次式により、式(9)で使用される
Figure 0004723564
の推定も続ける。
Figure 0004723564
また、本文書中で先に述べたように、読者は先に確認した同時に継続中の出願の開示を参照でき、その出願全体が本文書の一部を構成する。
処理は、式(9)で与えられる受信信号品質の推定を続け、例えば考慮下のセルに対する推定SIRを計算する(ステップ116)。考慮すべきセルがさらにある場合(ステップ118)、次に考慮されるべきセルが選ばれ、新しく選ばれたセルに関連するフィンガーに関して上記の処理が繰返される。このやり方で、例えばSIR値を含む受信信号品質が、考慮下にある全セルに対して推定される。従って、全セルが考慮された後、例示的な受信機は、それらのセルの個別のSIRの合計として、すべての考慮したセルに対する総合SIRを計算するよう設計される(ステップ120)。従って、推定総合SIRは、正確な総合SIR推定の必要な要素として合成重みベクトル計算および受信信号合成を行う必要なしに、受信機34のISIキャンセル効果からもたらされるであろう(または、もたらされると推定される)ISIのキャンセルを反映する。
上記の例示的な信号処理の結果得られる受信信号の品質推定値は、必要または要望に応じて、インナーループ電力制御への使用および/またはCQI報告の作成のため、電力制御回路58に総合SIR推定値を提供するなどの追加の受信機操作を実行するのに使用してもよい。図5の例示的な処理論理は、決まった間隔または必要に応じて繰返してよいことにも留意されたい。例えば、移動端末12が、WCDMAネットワークまたは定期的に更新される信号品質測定値を当てにする他の種類の無線通信ネットワーク中で使用するように設計されている場合、タイムスロットごとに繰返してもよい。
さらに、キャンセルメトリックは上記の処理と連携して更新することができることも留意すべきである。例えば、移動端末12が考慮しているどのセルに対するキャンセルメトリックも、タイムスロットごとまたは他の繰り返しベースで動的に更新でき、その結果、キャンセルメトリックは、移動端末の受信機34が測定するほぼ即時のISIキャンセル性能を反映する。
キャンセルメトリックの例示的推定は、式(13)、(14)、(15)中のサンプルg CPICH(n)の代わりにサンプル
Figure 0004723564
Figure 0004723564
を代入することにより取得してもよい。その置き換えにより取得される結果は、それぞれ
Figure 0004723564
および
Figure 0004723564
で示される。ここで、フィルタのパラメータの値は上記のλが選ばれている。重みの2乗の合計は、例えば次のようにフィルタされる。
Figure 0004723564
従って、既知のセルに対して、キャンセルメトリックuを次のように定義してもよい。
Figure 0004723564
従って、図5の処理論理は、セルごとの繰り返し作業中あるいは全セルの計算終了時点で且つ総合受信信号の品質推定値の計算後に、キャンセルメトリックの動的更新を実行するステップを含むことができる。全工程内のその論理的位置付けにかかわらず、要点は、例示的な処理がその時点のISIキャンセル性能を反映するキャンセルメトリックのために即時の値を維持することを踏まえているように、キャンセルメトリックが必要または要望に応じて、例えばタイムスロットに付き1回、更新できることである。
代わりに、キャンセルメトリックは、移動端末12の記憶装置の中にあらかじめ設定した(固定)値として格納できる。あらかじめ設定する値は、例えば移動端末12の製造中のある時点で受信機34のISIキャンセル性能を特徴図けるこにとにより取得してもよい。もっと一般的には、移動端末12に実装されている受信機34の種類の特徴に基づく適切な値のキャンセルメトリックを、移動端末12のメモリに置いてもよい。実施形態によっては、移動端末12は、即時のキャンセルメトリック使用とあらかじめ設定したキャンセルメトリック使用の間で切り替えてもよいし、また既知のセルに対してはあらかじめ設定した値を使用し別のセルに対しては即時の値を使用してもよい。
キャンセルメトリックuがセルごとに計算される場合、および1組のセルが同じ干渉キャンセル方法を使用している場合は、それら全部のセルに対するキャンセルメトリックは平均化できる。キャンセルメトリックを頻繁に、例えばタイムスロット当たり1回、更新することを望む場合、図5のステップ116が、既知のセルのキャンセルメトリックの最新の決定値を使用し確実に実行されることが望ましい。しかし、動的に計算されるキャンセルメトリックは、1つ以上の例示的な実施形態によると、フィルタを通した値として計算されるので、スロットからスロットへの移行の中でその値に目覚しい変化はありえない。すなわち、処理回路36は、受信信号品質計算の中でその値を使用する前に、式(17)から得られるキャンセルメトリック値をフィルタするよう設計してもよい。
上記の処理に関して、雑音分散の推定値の使用を思い出すかもしれない。本文書の一部を構成する同時の継続中の出願は例示的詳細を提供するが、興味のある読者はさらに関連する手引きとして直ぐ後の数学的展開を精査してもよい。
ネットワーク基地局の送信機から送信される信号が、以下のようにモデル化されるとしよう。
Figure 0004723564
ここで、pは物理チャネルを順に挙げる。αは物理チャネルpに対する信号振幅、c (p)は、スクランブルコード×チャネル化コード×送信シンボル。ψtrは送信フィルタ。tはアナログ領域の時間変数である。指定順nはチップを順次挙げ、△chipは1つのチップのタイムスパンである。
異なる物理チャネルに送信されるシンボルストリームは互いに独立であると仮定すると、以下の属性を持つ。
Figure 0004723564
ここで、i=jの場合はδijは1であり、その他の場合は0である。次いで、受信ベースバンド信号は次式のようになる。
Figure 0004723564
ここで、h propは遅延τに対する伝播チャネルの影響をモデル化している。ψは送信フィルタψtrと受信フィルタψreの畳み込みである。μは他のセルからの干渉および熱雑音の影響をモデル化しており、熱雑音は独立した白色ガウス雑音プロセスとしてモデル化されている。
さらに次式も持っている
Figure 0004723564
ここで、t=tの場合δ(t−t)は1に等しく、それ以外の場合は0である。送信フィルタおよび受信フィルタは、整数m=0のときψ(m△chip)は1に等しく、その他のとき0の値を持ち、十分よくルートレイズドコサインフィルタに近似すると想定してよい。
ここで、時間遅延τ且つ物理チャネル番号1に対するSシンボル上の逆拡散された平均化信号をχτで表すと、以下が求まる。
Figure 0004723564
上式から、以下を示すのは容易である。
Figure 0004723564
y=χτ−E(χτ)としよう。従って、次式が得られる。
Figure 0004723564
次いで、式(A1)と(A2)を使用し、以下のように表してもよい。
Figure 0004723564
実際には、十分に正確な推定方法は、伝播チャネル遅延は整数チップ長離れているという想定にたぶん基づいている。さらに、遅延
Figure 0004723564
は同じチップ長離れたグリッドから選ばれると仮定すると、次式が得られる。
Figure 0004723564
式(A4)から、次式が得られる。
Figure 0004723564
受信信号の強度指標(RSSI)は次式のように定義してもよい。
Figure 0004723564
次いで、τが伝播チャネル遅延のどれとも同時に起こらないとき、式(A5)はRSSIと等しくなる。干渉Iτ=S・sf・E(|yτ)であると定義し、Tをyτを生成するために使用する1組の時間遅延としよう。Tは少なくとも1組の伝播チャネル遅延Lを含むと仮定してもよい。その場合には、式(A5)から次式が得られる。
Figure 0004723564
ここで、|T|はTの組の中の要素数を表す。これで雑音分散を解くことができる。
Figure 0004723564
ここで、セットEは、Tに含まれているがLには含まれていない遅延の組と定義される。
上記の説明を考慮して、当業者は本発明の受信信号の品質推定の改善を理解するであろう。その改善は、受信DPCH信号に対し各WCDMAタイムスロットの早い時期にTPCコマンドを生成するなどの、時間が決定的に重要なアプリケーションには特に利益を提供するが、本発明は決してそのようなアプリケーションに限られていない。実際は、本発明は、受信信号中のキャンセルされていないISIの割合を示すスカラー値のISIキャンセルメトリックの使用をあまねく開示する。従って、本発明は、以下の特許請求の範囲およびその正当な均等物によってだけ限定される。
例示的な無線通信装置およびその通信を可能にする例示的な無線通信ネットワークの図である。 本発明の1つ以上の実施形態に基づく受信機処理回路が実行する例示的な処理論理の図である。 本発明による例示的な無線通信装置の図である。 図3の装置の例示的な受信機の詳細図である。 本発明の1つ以上の実施形態を実現する例示的な処理論理の詳細図である。

Claims (29)

  1. シンボル間干渉キャンセル受信機における受信信号の受信信号品質を判定する方法であって、
    前記受信信号におけるシンボル間干渉の推定値の生成と、
    前記受信機のシンボル間干渉キャンセル性能に対応するスカラ値を備えるキャンセルメトリックによる前記シンボル間干渉の推定値の計測と、
    前記計測したシンボル間干渉の推定値に基づく前記受信信号品質の推定と、
    を備えており、
    前記計測したシンボル間干渉の推定値に基づく前記受信信号品質の推定は、
    前記受信信号の受信信号電力の推定と、
    前記受信信号のシンボル間干渉以外の付加的な障害成分の推定と、
    前記受信信号の信号対干渉比を、前記計測したシンボル間干渉の推定値及び前記付加的な障害成分の合計に対する前記受信信号電力の比として計算すること、を備える方法。
  2. 前記受信信号の前記信号対干渉比の周期的な推定と、
    サービスしている無線通信ネットワークへの対応するチャネル品質情報の周期的な送信と、を更に備える請求項に記載の方法。
  3. 前記受信信号の前記信号対干渉比の周期的な推定と、
    対応するリンク電力制御コマンドの生成と、
    サービスしている無線通信ネットワークへの前記リンク電力制御コマンド送信と、を更に備える請求項に記載の方法。
  4. 予め設定された値として前記受信機のメモリへの前記キャンセルメトリックの蓄積を、更に備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記受信機又は同じ型式の受信機のシンボル間干渉キャンセル性能を特徴づけることによる、前記キャンセルメトリックの前記予め設定された値の判定と、を更に備える請求項に記載の方法。
  6. 動作中に測定された前記受信機のシンボル間干渉キャンセル性能に基づき、動的に更新された値としての前記キャンセルメトリックの維持と、を更に備える請求項1に記載の方法。
  7. 前記受信信号は、WCDMA専用物理チャンネル(DPCH)を備え、
    シンボル間干渉キャンセル受信機における受信信号の受信信号品質の判定は、
    DPCH信号の各タイムスロットに対し、前記計測したシンボル間干渉の推定値に基づく前記受信信号品質の推定と、
    対応する送信電力制御コマンドの生成と、
    サービスしているWCDMAネットワークへの前記電力制御コマンドの送信と、を備える請求項1に記載の方法。
  8. 前記受信信号におけるシンボル間干渉の推定値の生成は、前記受信信号における前記シンボル間干渉の期待値の生成を備える請求項1に記載の方法。
  9. 前記受信機のシンボル間干渉キャンセル性能に対応するスカラ値を備えるキャンセルメトリックによる前記シンボル間干渉の推定値の計測は、前記シンボル間干渉の前記期待値と前記キャンセルメトリックとの、又は前記キャンセルメトリックの比との掛け算を備える請求項に記載の方法。
  10. 前記受信信号電力、前記計測したシンボル間干渉の推定値及び前記付加的な障害成分は、前記受信信号に関連する前記受信機においてRAKEフィンガーに対応する合成値を使用して推定る請求項に記載の方法。
  11. 前記受信信号の受信信号電力の推定は、実質的チャネル応答の大きさ及び前記受信信号に関連する伝播経路の信号振幅に基づく前記受信信号電力の計算を備える請求項に記載の方法。
  12. 前記受信信号のシンボル間干渉以外の付加的な障害成分の推定は、受信パイロットチャネルシンボルに基づく干渉分散の推定を備える請求項に記載の方法。
  13. サービスしている1つ以上のネットワーク送信機それぞれのキャンセルメトリックの蓄積と、を更に備え、
    前記受信機のシンボル間干渉キャンセル性能に対応するスカラ値を備えるキャンセルメトリックによる前記シンボル間干渉の推定値の計測は、前記対応するキャンセルメトリックによる前記1つ以上のネットワーク送信機それぞれの推定されたシンボル間干渉推定値の計測を備える請求項1に記載の方法。
  14. ンボル間干渉と前記受信信号における他の障害の合成推定値の生成と
    前記キャンセルメトリックを得るために、前記合成推定値からの前記他の障害に対応する雑音分散の推定値の除去とに基づく前記キャンセルメトリックの決定を更に備える請求項1に記載の方法。
  15. シンボル間干渉キャンセル受信機において使用するように構成された処理回路であって、
    前記処理回路は、
    前記受信信号におけるシンボル間干渉の推定値を生成するように構成された干渉推定回路と、
    前記干渉推定回路に含まれ、又は関連し、前記受信機のシンボル間干渉キャンセル性能に対応するスカラ値を備えるキャンセルメトリックによる前記シンボル間干渉の推定値を計測するように構成された計測回路と、
    前記計測したシンボル間干渉の推定値に基づ前記受信信号品質の推定するように構成された信号品質推定回路と、
    を備えており、
    前記処理回路は、
    前記受信信号の受信信号電力の推定と、
    前記受信信号のシンボル間干渉以外の付加的な障害成分の推定と、
    前記受信信号の信号対干渉比を、前記計測したシンボル間干渉の推定値及び前記付加的な障害成分の合計に対する前記受信信号電力の比として計算することにより、前記計測したシンボル間干渉の推定値に基づく前記受信信号品質の推定を行うように構成されている、処理回路。
  16. 前記処理回路は、サービスしている無線通信ネットワークへの対応するチャネル品質情報の周期的な送信のために、前記受信信号の前記信号対干渉比を周期的に推定するように構成された請求項15に記載の処理回路。
  17. 前記処理回路は、前記受信信号の前記信号対干渉比を周期的に推定し、サービスしている無線通信ネットワークへ送信するための対応するリンク電力制御コマンドを生成するように構成された請求項15に記載の処理回路。
  18. 前記処理回路は、前記キャンセルメトリックとして、前記受信機のメモリから予め設定された値を受信するように構成された請求項15に記載の処理回路。
  19. 前記処理回路は、動作中に測定された前記受信機のシンボル間干渉キャンセル性能に基づき、動的に更新された値として前記キャンセルメトリックを維持するように構成された請求項15に記載の処理回路。
  20. 前記受信信号は、WCDMA専用物理チャンネル(DPCH)を備え、
    前記処理回路は、DPCH信号の各タイムスロットに対し、前記計測したシンボル間干渉の推定値に基づく前記受信信号品質の推定と、サービスしているWCDMAネットワークのための対応する送信電力制御コマンドの生成とにより、前記DPCH信号の受信信号品質を判定するように構成された請求項15に記載の処理回路。
  21. 前記処理回路は、前記受信信号における前記シンボル間干渉の期待値を生成することで、前記受信信号におけるシンボル間干渉の推定値を生成するように構成された請求項15に記載の処理回路。
  22. 前記処理回路は、前記シンボル間干渉の前記期待値と前記キャンセルメトリックとの、又は前記キャンセルメトリックの比との掛け算によって、前記受信機のシンボル間干渉キャンセル性能に対応するスカラ値を備えるキャンセルメトリックによる前記シンボル間干渉の推定値を計測するように構成された請求項21に記載の処理回路。
  23. 前記処理回路は、前記受信信号に関連する前記受信機において、RAKEフィンガーに対応する合成値に基づき、前記受信信号電力、前記計測したシンボル間干渉の推定値及び前記付加的な障害成分を推定するように構成された請求項15に記載の処理回路。
  24. 前記処理回路は、無線通信受信機においてベースバンド信号処理の配置および構成の集積回路装置の少なくとも1部を備える請求項15に記載の処理回路。
  25. 前記処理回路は、1つ以上のサービスするネットワーク送信機のそれぞれのキャンセルメトリックを使用するように構成され、
    前記計測回路は、前記対応するキャンセルメトリックを使用する各送信機のシンボル間干渉推定値を計測するように構成された請求項15に記載の処理回路。
  26. 前記1つ以上のサービスするネットワーク送信機は、異なるネットワークセルに関連し、
    前記処理回路は、セル毎にシンボル間干渉を推定し、計測する請求項25に記載の処理回路。
  27. 無線通信ネットワークで使用される無線通信機器であって、
    前記ネットワークから信号を受信するように構成された受信機と、
    前記ネットワークに信号を送信するように構成された送信機と、
    前記受信機及び送信機の動作を制御するように構成された1つ以上の制御回路を含み、
    前記受信機は、請求項15から26のいずれか1項に記載の処理回路を1つ以上含む、無線通信機器。
  28. シンボル間干渉キャンセル受信機における受信信号の受信信号品質を判定するコンピュータプログラムを蓄積するコンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、
    前記受信信号におけるシンボル間干渉の推定値を生成するプログラム命令と、
    前記受信機のシンボル間干渉キャンセル性能に対応するスカラ値を備えるキャンセルメトリックにより前記シンボル間干渉の推定値を計測するプログラム命令と、
    前記計測したシンボル間干渉の推定値に基づき、前記受信信号品質を推定するプログラム命令と、
    を備えており、
    前記計測したシンボル間干渉の推定値に基づき前記受信信号品質を推定するプログラム命令は、
    前記受信信号の受信信号電力を推定し、
    前記受信信号のシンボル間干渉以外の付加的な障害成分を推定し、
    前記受信信号の信号対干渉比を、前記計測したシンボル間干渉の推定値及び前記付加的な障害成分の合計に対する前記受信信号電力の比として計算する、プログラム命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体。
  29. 前記受信信号電力、前記計測したシンボル間干渉の推定値及び前記付加的な障害成分は、前記受信信号に関連する前記受信機においてRAKEフィンガーに対応する合成値を使用して推定る請求項28に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
JP2007502206A 2004-03-12 2005-01-27 受信信号品質を推定する方法および装置 Active JP4723564B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/800,167 2004-03-12
US10/799,322 US7782987B2 (en) 2004-03-12 2004-03-12 Method and apparatus for received signal quality estimation
US10/800,167 US7539240B2 (en) 2004-03-12 2004-03-12 Method and apparatus for parameter estimation in a generalized rake receiver
US10/799,322 2004-03-12
PCT/EP2005/000796 WO2005096536A1 (en) 2004-03-12 2005-01-27 A method and apparatus for received signal quality estimation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007529174A JP2007529174A (ja) 2007-10-18
JP4723564B2 true JP4723564B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=34961844

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007502206A Active JP4723564B2 (ja) 2004-03-12 2005-01-27 受信信号品質を推定する方法および装置
JP2007502266A Expired - Fee Related JP4758416B2 (ja) 2004-03-12 2005-03-08 阻害相関を決定する方法、プログラム、受信器回路および無線端末

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007502266A Expired - Fee Related JP4758416B2 (ja) 2004-03-12 2005-03-08 阻害相関を決定する方法、プログラム、受信器回路および無線端末

Country Status (6)

Country Link
EP (2) EP1723744B1 (ja)
JP (2) JP4723564B2 (ja)
KR (2) KR101076120B1 (ja)
CN (1) CN1951058B (ja)
HK (1) HK1103879A1 (ja)
WO (2) WO2005096536A1 (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7680176B2 (en) 2005-11-21 2010-03-16 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Simplified generalized rake receiver method and apparatus
US7602838B2 (en) * 2005-12-22 2009-10-13 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Linear turbo equalization using despread values
US8275023B2 (en) 2006-02-13 2012-09-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for shared parameter estimation in a generalized rake receiver
CN101232474B (zh) * 2006-08-28 2013-08-28 三星电子株式会社 宽带无线接入系统中的接收装置和方法
US7769080B2 (en) 2006-09-07 2010-08-03 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method for covariance matrix update
US7724841B2 (en) * 2006-10-03 2010-05-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for iteratively calculating channel response estimates
US7751511B2 (en) * 2006-10-19 2010-07-06 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for selecting a subset of modeled impairment correlation terms for use in received signal processing
US7933345B2 (en) 2006-12-20 2011-04-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for determining combining weights for MIMO receivers
GB0626023D0 (en) * 2006-12-29 2007-02-07 Nokia Corp A receiver
US20080181095A1 (en) * 2007-01-29 2008-07-31 Zangi Kambiz C Method and Apparatus for Impairment Correlation Estimation in Multi-Antenna Receivers
US7983208B2 (en) 2007-01-31 2011-07-19 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) MMSE channel estimation in a communications receiver
US7848387B2 (en) * 2007-05-21 2010-12-07 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Receiver parametric covariance estimation for transmit diversity
KR101341502B1 (ko) * 2007-05-29 2013-12-16 엘지전자 주식회사 그리드 방식 기반 제어 정보 송신 방법
US8098715B2 (en) 2007-06-08 2012-01-17 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for estimating impairment covariance matrices using unoccupied spreading codes
US8229044B2 (en) 2007-06-14 2012-07-24 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Efficient covariance computation by table lookup
US8000413B2 (en) 2007-08-20 2011-08-16 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Selective signal demodulation method and apparatus
KR101008361B1 (ko) * 2007-09-06 2011-01-14 (주)마이크로인피니티 조절 장치 및 방법
BRPI0815862A2 (pt) 2007-09-11 2015-09-29 Wi Lan Inc alocação persistente de recursos
US8498325B2 (en) * 2008-01-18 2013-07-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Differentiated linear equalization at communication base stations
US8559561B2 (en) 2008-02-22 2013-10-15 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for symbol detection via reduced complexity sequence estimation processing
US8126043B2 (en) * 2008-02-22 2012-02-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for block-based signal demodulation
US8102950B2 (en) 2008-02-22 2012-01-24 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for efficient multi-symbol detection
US8781011B2 (en) 2008-02-25 2014-07-15 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Receiver parametric covariance estimation for precoded MIMO transmissions
US7983353B2 (en) 2008-02-25 2011-07-19 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Code power estimation for MIMO signals
US8411780B2 (en) 2009-02-24 2013-04-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Estimating the ratio of traffic channel power to pilot power in a MIMO wireless communication system
CN101931491B (zh) * 2009-06-22 2012-10-03 电信科学技术研究院 一种数据处理装置及其进行数据处理的方法
US8767799B2 (en) * 2011-04-12 2014-07-01 Alcatel Lucent Method and apparatus for determining signal-to-noise ratio
US8811451B2 (en) * 2011-10-04 2014-08-19 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for selection of a set of cells for interference cancellation in a wireless communication system
US10009144B2 (en) * 2011-12-15 2018-06-26 Qualcomm Incorporated Systems and methods for pre-FEC metrics and reception reports
US9681394B2 (en) * 2012-02-28 2017-06-13 Optis Circuit Technology, Llc Method for power control, user equipment, computer program and storage medium
US9210605B2 (en) * 2012-06-29 2015-12-08 Qualcomm Incorporated Channel state information reporting for partially cancelled interference
US9198079B2 (en) * 2013-12-02 2015-11-24 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for equalization processing in a wireless communication receiver
US10285163B2 (en) * 2014-06-24 2019-05-07 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Management of wireless devices in limited radio coverage
KR101869731B1 (ko) * 2016-07-29 2018-06-21 한국해양과학기술원 Gnss 기반 보정정보를 위한 기준국 선정의 전파환경 및 신호품질 분석 방법
CN113938366B (zh) * 2017-03-08 2024-05-10 松下电器(美国)知识产权公司 发送装置、发送方法、接收装置及接收方法
US11677423B1 (en) 2021-07-23 2023-06-13 T-Mobile Usa, Inc. Interference mitigation in wireless communication using artificial interference signal

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171557A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線インフラ装置
JP2003143654A (ja) * 2001-11-02 2003-05-16 Ntt Docomo Inc 移動通信方法及び移動通信システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI111204B (fi) * 1998-06-29 2003-06-13 Nokia Corp Menetelmä ja matkaviestin tukiaseman konfiguroimiseksi
US6363104B1 (en) * 1998-10-02 2002-03-26 Ericsson Inc. Method and apparatus for interference cancellation in a rake receiver
CA2388024C (en) * 1999-10-19 2008-04-15 Interdigital Technology Corporation Receiver for multiuser detection of cdma signals
AU5684200A (en) 2000-06-20 2002-01-02 Nokia Corporation Error estimation method and apparatus
CA2364986C (en) 2000-12-22 2007-10-02 Research In Motion Limited Adaptive generalized matched filter rake receiver system and method
US7027503B2 (en) * 2002-06-04 2006-04-11 Qualcomm Incorporated Receiver with a decision feedback equalizer and a linear equalizer

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171557A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線インフラ装置
JP2003143654A (ja) * 2001-11-02 2003-05-16 Ntt Docomo Inc 移動通信方法及び移動通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
KR101129085B1 (ko) 2012-06-05
CN1951058B (zh) 2010-07-21
KR20070004709A (ko) 2007-01-09
JP4758416B2 (ja) 2011-08-31
WO2005096536A1 (en) 2005-10-13
EP1723744B1 (en) 2014-12-24
JP2007529176A (ja) 2007-10-18
EP1723732A1 (en) 2006-11-22
KR20060135877A (ko) 2006-12-29
JP2007529174A (ja) 2007-10-18
WO2005096517A1 (en) 2005-10-13
HK1103879A1 (en) 2007-12-28
KR101076120B1 (ko) 2011-10-21
CN1951058A (zh) 2007-04-18
EP1723744A1 (en) 2006-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4723564B2 (ja) 受信信号品質を推定する方法および装置
US7782987B2 (en) Method and apparatus for received signal quality estimation
JP4903782B2 (ja) Sirの推定方法および装置
JP5437396B2 (ja) Mimo無線通信システムにおけるトラフィックチャネル電力のパイロット電力に対する比の推定
JP4842932B2 (ja) 受信信号品質推定のための良性干渉抑制
JP4782781B2 (ja) 無線受信機におけるsir推定
JP5419973B2 (ja) チャネル品質推定値を生成する方法及び装置
EP1456967B1 (en) Wireless communication device and method for communicating in site selection diversity mode
EP1496628A1 (en) Mobile communication system, mobile station, base station, communication path quality estimation method used for the same
JP3788506B2 (ja) 無線基地局、移動局と無線受信装置およびsir推定方法と送信電力制御方法およびプログラム
EP1576745A1 (en) Method of allocating radio resources in telecommunication system, and telecommunication system
KR20070104901A (ko) 간섭 레벨 추정 방법, 장치 및 컴퓨터 판독가능 저장 매체
US7280842B2 (en) Wireless communication device and method for communicating in site selection diversity mode
CN103634242B (zh) 接收器电路和此类接收器电路执行的方法
US7515883B1 (en) Wireless communication device and method for communicating in site selection diversity mode
JP2004088692A (ja) 移動無線端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110318

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4723564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250