JP4454839B2 - 作業機の軸受け装置 - Google Patents

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    • F16C2350/00Machines or articles related to building
    • F16C2350/26Excavators

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業車両等の作業機の軸受け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械等の作業車両の作業機の回動部分には、第1部材と第2部材をピンによって回動自在に連結した軸受け装置が配設されており、同軸受け装置は一般的に、第2部材の1対のブラケット部(以下、単にブラケット部と言う。)の間に第1部材のボス部(以下、単にボス部と言う。)を挟んで連結ピンにより回動可能に連結している。図7は油圧ショベルの例を表しており、この油圧ショベルは、車体(上部旋回体4)の前部に上下方向に揺動自在に連結されたブーム11、アーム13及びバケット15を有する作業機を備えており、それぞれの連結部に軸受け装置が配設されている。
【0003】
従来の軸受け装置としては、例えば特開平9−184518号公報に開示されたものが知られており、以下同公報により説明する。図8〜図9はこの公報に記載された軸受け装置の要部断面図であり、例えば図7のM−M断面図を表す。
図8に示すように、前記アーム13の先端部にはボス部13aが設けられており、ボス部13aの左右両端部にはその内周面が連結ピン27と摺動自在とされたブッシュ61,61が圧入嵌合されている。また、バケット15の基端部に設けた左右1対のブラケット部15a,15aにはそれぞれボス部15b,15bが形成されており、左右のボス部15b,15b及びブッシュ61,61を貫通して連結ピン27が挿通されている。
ブッシュ61に保油性の良い材料を用いており、これにより連結ピン27との間で大きなラジアル荷重を支承しつつ摺動した時にも焼付きを防止し、「鳴き音」や溶着磨耗の発生を防止できるとしている。
【0004】
また、ボス部13aの左右両端面13b,13bと左右ブラケット部15a,15aの各ボス部15bの上記端面13bに対面した内側端面15c,15cとには、タングステンカーバイド等の超硬合金材料又はセラミックス材料を溶射して耐磨耗層71,72がそれぞれ形成されており、この耐磨耗層71,72は土砂に拮抗する硬さを有するから、耐磨耗層71,72間に土砂粒等が侵入した時にも、引掻き傷が付き難くて所謂アブレッシブ磨耗が防止できるとしている。
【0005】
また図9は上記公報の他の実施例を表しており、同図において、ボス部13aの左右両端面13b,13bと左右ブラケット部15a,15aのボス部15b、15bの内側端面15cとにはそれぞれ環状溝81,82を配設し、環状溝81,82内にはそれぞれリング状部材83,84を嵌め込んでボルト85で取着すると共に、リング状部材83,84の互いに対向する面上には予め超硬合金材料又はセラミックス材料の溶射処理により耐磨耗層86,87を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平9−184518号公報に開示された従来技術には、次のような問題がある。
(1)耐磨耗層71,72や耐磨耗層86,87は超硬合金材料又はセラミックス材料を溶射して形成されているから、その硬さは土砂に含まれるアルミナ、シリカ、石英及び長石等の硬い材質に拮抗する硬さを有するが、圧倒的に勝る硬さではないから磨耗は進行する。そして溶射によって形成される一般的な厚みは数十ミクロン〜数百ミクロンであるため、磨耗寿命は比較的に短い。また、耐磨耗層71,72及び耐磨耗層86,87の厚みは上記のように比較的薄いので、耐磨耗層71と耐磨耗層72の間又は耐磨耗層86と耐磨耗層87の間に数ミリメートル程度の硬い石等が入り込んだ状態でスラスト力により挟みつけられると、これによる圧痕は母材部に及ぶから、耐磨耗層71,72,86,87は圧痕部を起点にして亀裂及び剥離を起こす可能性が高い。
(2)上記(1)で耐磨耗層71,72,86,87が磨耗したり損傷した場合に、作業現場でこれを補修するのは非常に困難であり、整備性に問題がある。
【0007】
(3)耐磨耗層86,87が形成されているリング状部材83,84をボルト85で取着する構成(図9)においては、バケット15の揺動に伴ってリング状部材83,84の摺動方向は反転を繰り返すから、ボルト85には方向が反転する横荷重が繰返し加わり、更にスラスト荷重でリング状部材83,84が押し付けられる度にボルト85の締め付け力(張力)が減少するから、ボルト85が緩んで抜け出す可能性があり、耐久性に問題がある。
【0008】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、良好な軸受け性能と、優れた耐久性及び良好な整備性とを有する作業機の軸受け装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1発明は、第1部材のボス部と第2部材のブラケット部とを連結ピンにより回動自在に連結した作業機の軸受け装置において、ボス部及びブラケット部にそれぞれツバ付きブッシュを該ツバ部が互いに対面するように挿通し、両ツバ付きブッシュのツバ部の対面する摺動面の少なくとも何れか一方に耐磨耗層を設けた構成としている。
【0010】
第1発明によると、次の作用及び効果が得られる。
(1)ツバ付きブッシュを用いるので、ブラケット部とボス部との摺動面となるツバ部の脱落を防止できると共に、ツバ部が損傷したり又は磨耗した場合にツバ付きブッシュのみを容易に交換できるので、整備性が非常に良い。
(2)構造部材であるブラケット部及びボス部の材質に関わらずに、ツバ付きブッシュの材料を耐摩耗性や摺動性を考慮して任意に選択できる。
(3)ボス部に挿通するツバ付きブッシュは、軸受けに最適な材料を選択した場合でも、該ツバ部端面のブラケット部に対面する摺動面には耐磨耗層を形成するから、アブレッシブ磨耗に対する耐久性を持たせることができる。この結果、良好な軸受け性能と高い耐久性とを両立できる。
(4)部品単体の状態でツバ付きブッシュのツバ部端面の摺動面に耐磨耗層を形成できるから、例えば超硬合金材料を溶射して形成する場合でも取り扱いが楽で製作が容易であり、安いコストで高い耐久性が得られる。
【0011】
(5)部品単体でのツバ付きブッシュは熱当量が小さいから、加熱炉等で容易に加熱できるので、例えば予め超硬合金材料を円環薄板形状に燒結成形して製作した耐磨耗板を、ツバ部端面の摺動面上に加熱ロー付けして耐磨耗層を形成することが容易にできる。この結果、耐磨耗層の厚みを厚くできるから、磨耗寿命を大幅に向上できると共に、圧痕による耐磨耗層の亀裂及び剥離等の損傷を防止でき、メンテナンスフリーのツバ付きブッシュとすることができる。これにより、機械の稼動率を重要視する大型作業車両等にも適用でき、汎用性が広い。
【0012】
(6)ブラケット部に挿通するツバ付きブッシュは、連結ピンを支承するだけでよいので、母材として通常の鋼材を用い、そのツバ部端面には上記(5)と同様の方法等で耐磨耗層を形成することによってアブレッシブ磨耗に対する高い耐久性を付与することができる。これにより、安いコストで高い耐久性を得ることができる。
【0013】
(7)ボス部及びブラケット部のツバ付きブッシュの耐摩耗性に違いを持たせることが可能となる。これにより、例えばコストの安いブラケット部のツバ付きブッシュを低硬度として、定期整備の際にはこの安いツバ付きブッシュのみを交換すればよいので、全体として耐久性を有し、かつトータルコストを低減できる。
以上の結果、安いコストで、良好な軸受け性能と、優れた耐久性及び良好な整備性を有する作業機の軸受け装置が得られる。
【0014】
第2発明は、第1発明に基づき、前記ボス部に挿通するツバ付きブッシュが、ツバ付き円筒部材とその円筒部の内周に設けた摺動部材とを有する2重構造としたツバ付きブッシュであることを特徴としている。
【0015】
第2発明によると、第1発明の効果に加えて、次の作用効果が得られる。
(1)ボス部のツバ付きブッシュをツバ付き円筒部材とその円筒部内周に設けた摺動部材との2重構造としたので、ツバ部と連結ピン摺動部との材質を任意に選択できる。これにより、「鳴き音」や溶着磨耗のない摺動性の良い部材と、アブレッシブ磨耗や衝撃に対して強い耐磨耗層とを同一の母材に組合わせることができ、良好な軸受け性能と高い耐久性を両立できる。また、ツバ付き円筒部材及び摺動部材の内損傷や磨耗した方の部材のみを交換すればよいので、交換費用(メンテナンスコスト)を安くできる。
【0016】
(2)ボス部に挿通するツバ付き円筒部材の材料及び製作方法は、第1発明におけるブラケット部のツバ付きブッシュの場合と同様にコストを考慮した耐久性及びメンテナンス方法に基づいて自由に選択できる。
以上の結果、ボス部のツバ付きブッシュも、安いコストで良好な軸受け性能、優れた耐久性、良好な整備性を有する。
【0017】
第3発明は、第1部材のボス部と第2部材のブラケット部とを連結ピンにより回動自在に連結した作業機の軸受け装置において、ボス部にツバ付きブッシュを該ツバ部がブラケット部に対面するように挿通し、ツバ付きブッシュは、ツバ付き円筒部材とその円筒部の内周に設けた摺動部材とを有する2重構造とした構成としている。
【0018】
第3発明によると、次の作用及び効果が得られる。
(1)ボス部にツバ付きブッシュを挿通したので、ツバ部の脱落防止、磨耗や損傷時の交換容易性が図れる。また、構造部材であるボス部の材質にとらわれることなく、円筒部の摺動性とツバ部端面の摺動面耐磨耗性とを考慮してツバ付きブッシュの材料を自由に選択できる。従って、良好な摺動性能と高い耐久性とが得られる。
【0019】
(2)ボス部のツバ付きブッシュをツバ付き円筒部材とその円筒部内周に設けた摺動部材との2重構造としたので、ツバ部と連結ピン摺動部との材質を任意に選択できる。従って、「鳴き音」や溶着磨耗のない摺動性の良い部材と、アブレッシブ磨耗や衝撃に対して強い耐磨耗層とを同一の母材に組合わせることができ、良好な軸受け性能と高い耐久性を両立できる。また、構造部品であるボス部自体の補修の必要がなく、ツバ付き円筒部材と摺動部材とのいずれか一方の損傷や磨耗した方の部材を交換すればよいので、交換費用を安くできる。
【0020】
(3)例えばボス部に挿通するツバ付き円筒部材のツバ部端面の硬さが、該ツバ部端面が対面するブラケット部端面に形成した耐磨耗層の硬さよりも低くなるように、ツバ付き円筒部材のツバ部とブラケット部端面との耐磨耗層間の材料及び/又は製作方法を選択することにより、定期整備の際にはボス部のツバ付きブッシュのツバ付き円筒部材又は摺動部材を交換すればよいので、全体として耐久性を有し、かつトータルコストを低減できる。
以上の結果、安いコストで、良好な軸受け性能と、優れた耐久性及び良好な整備性とを有する作業機の軸受け装置が得られる。
【0021】
第4発明は、第3発明に基づき、前記ツバ付きブッシュのツバ部のブラケット部に対面する摺動面に耐磨耗層を設けた構成としている。
【0022】
第4発明によると、第3発明の効果に加えて、次の効果が得られる。
ボス部のツバ付きブッシュ(ツバ付き円筒部材)のツバ部のブラケット部に対面する摺動面に耐磨耗層を設けたため、ブラケット部との摺動に対する耐磨耗性を確保できると共に、この耐磨耗層についてはアブレッシブ磨耗に対する耐久性を考慮して材料及び製作方法を任意に選択できる。従って、コストを考慮した耐久性とメンテナンス方法を自由に幅広く選択できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について、図1〜図6を参照して詳述する。尚、作業車両として図7に示す油圧ショベルを例に説明する。
【0024】
先ず図1〜図2により、第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の軸受け装置の要部断面図で、図7のM−M断面図を表し、図2は図1のN−N断面図である。なお、図7と同一構成要素には同一符合を付して以下での説明を省略する。
【0025】
図1において、アーム(以下、第1部材と言う。)13の先端部には連結ピン27を挿通するボス部13aが配設され、ボス部13aの左右両端部にはツバ付きブッシュ21,21が圧入嵌合されており、このツバ付きブッシュ21,21の内周面は連結ピン27と摺動自在となっている。バケット(以下、第2部材と言う。)15の左右1対のブラケット部15a,15aの貫通孔には連結ピン27を支承するツバ付きブッシュ24,24がそれぞれ圧入嵌合されており、連結ピン27はこれらのツバ付きブッシュ24,24及びツバ付きブッシュ21,21を貫通して挿通されている。また、図中左側のブラケット部15aの外側面には連結ピン27用の挿通孔28aを有するロックプレート28がボルト28bで取着されており、ロックプレート28と連結ピン27を径方向に貫通したボルト29をナット29aで締着して、連結ピン27の回転と抜け出しを防止している。更に、ツバ付きブッシュ24のツバ部とツバ付きブッシュ21のツバ部との対面する端面には、それぞれ耐磨耗層26,26を形成している。
【0026】
ボス部13aの内周中央部にはグリースポケット37が形成され、グリースポケット37に給脂パイプ38及びグリースニップル39を介してグリースの補給を可能としている。また、左右のツバ付きブッシュ21,21の外側端部にはダストシール23が装着され、ツバ付きブッシュ24のツバ部とツバ付きブッシュ21のツバ部との摺動面外周部にはシール25が装着されている。
【0027】
図2において、耐磨耗層26は、予め超硬合金材料を円環薄板形状の1部を成すセグメント薄板形状に燒結成形したセグメント耐磨耗板26aを、ツバ部端面上に円環状に配列して加熱ロー付けして構成している。
なお、耐磨耗層26は、予め超硬合金材料を円環薄板形状に燒結成形してツバ部端面上に加熱ロー付けしてもよいし、超硬合金材料を直接的にツバ部端面上に溶射して形成してもよい。
【0028】
また、本実施形態ではブラケット部15a及びボス部13aの対面する側に共にツバ付きブッシュ24,21を挿通しているが、他の実施態様として、ブラケット部15a及びボス部13aの何れか一方にツバ付きブッシュを挿通してもよい。この場合、他方のブラケット部15a又はボス部13aの摺動面には耐磨耗層を溶射等により形成してもよい。
【0029】
本実施形態の構成によると、以下に述べる作用と効果が得られる。
(1)ブラケット部15a及びボス部13aの少なくともいずれか一方にそれぞれツバ付きブッシュ24,21を挿通しているので、ブッシュのツバ部は使用中に脱落することがなく、しかもツバ部が磨耗や損傷した場合にはツバ付きブッシュ24,21のみを交換すればよいから、整備性を非常に向上できる。
(2)ツバ付きブッシュ24,21を設けることにより、構造部材であるブラケット部15a及びボス部13aの材質にとらわれることなく、摺動性、耐摩耗性及びコスト等を考慮してツバ付きブッシュ24,21の材料を自由に選択して軸受け装置を構成できる。
【0030】
(3)ボス部13aに挿通するツバ付きブッシュ21は、作業機から加わる大きなラジアル荷重を支承すると共に連結ピン27と摺動しても焼付き等を起こさないようにする必要がある。本発明によると、ツバ付きブッシュ21は摺動性に適した余り硬くない軸受材料を選択でき、同時にそのツバ部端面のブラケット部15aとの摺動面には耐磨耗層26を形成することによってアブレッシブ磨耗に対する高い耐久性を付与することができる。この結果、ボス部13aのツバ付きブッシュ21の良好な軸受け性能(摺動性)と高い耐久性を両立させることができる。
【0031】
(4)ブラケット部15aに挿通するツバ付きブッシュ24は、連結ピン27を支承するだけであるから、ツバ部端面のボス部13aとの摺動面にアブレッシブ磨耗に対する耐久性を有する耐摩耗層26を形成可能な材料を選択すれば良い。従って、例えば、ツバ付きブッシュ24の材料は普通鋼とし、ツバ部端面に耐摩耗性の高い材料で製作した耐磨耗板をロー付けして耐磨耗層26を形成してメンテナンスフリーにする、あるいはツバ付きブッシュの材料を焼入れ鋼とし、熱処理で硬くしたツバ部端面に耐磨耗層26を溶射で形成して定期点検部品に指定する、あるいはツバ付きブッシュ24を浸炭焼入れ又は高周波焼入れの表面硬化熱処理鋼製として定期交換部品に指定する、などのようにコストを考慮した耐久性とメンテナンス方法とを自由に選択することができるので、設計の幅が広がる。その結果、安いコストで高い耐久性を得ることができる。
【0032】
(5)部品単体でのツバ付きブッシュ21,24は質量が小さく従って熱当量が小さいから、加熱炉、バーナー又は高周波コイル等で容易に加熱できる結果、例えば予め超硬合金材料を円環薄板形状に燒結成形して製作した耐磨耗板を、ツバ部端面上に配置して加熱ロー付けして耐磨耗層26を形成できる。同様に、予め超硬合金材料を円環薄板形状の1部を成すセグメント薄板状に燒結成形して製作した耐磨耗板を、ツバ部端面上に円環状に配列して加熱ロー付けし、耐磨耗層26を形成することも容易にできる。この結果、耐磨耗層26(セグメント耐磨耗板26a)を例えば数ミリメートルの厚さに厚くできるから、磨耗寿命が大幅に向上するだけでなく、ツバ部の母材が軸受けに最適で必ずしも硬くない材料であっても、ツバ部の耐磨耗層26には小石等による圧痕が付かないから耐磨耗層26の亀裂及び剥離等の損傷が発生することもなく、メンテナンスフリーのツバ付きブッシュとすることができる。これにより、機械の稼動率を重要視する大型作業車両等にも適用できる。
【0033】
(6)ボス部13a及びブラケット部15aのツバ付きブッシュ21,24の組合わせにおいて、いずれか一方の、例えばボス部13aのツバ付きブッシュ21のツバ部には耐磨耗層26を形成すると共に、他方のブラケット部15aのツバ付きブッシュ24には耐磨耗層26よりも硬さの低い、浸炭焼入れ又は高周波焼入れ等の表面硬化熱処理鋼製を用いることが可能となる。これにより、ツバ部の磨耗は硬さの低い方に集中させられるから、定期整備の際にはブラケット部のコストの安い(軸受け性能を持たないので)ツバ付きブッシュのみを交換すればよいので、全体として耐久性を有し、かつトータルコストを低減できる。
【0034】
(7)耐磨耗層26を面積の小さいセグメント耐磨耗板26aで構成することによって、セグメント耐磨耗板26aの燒結成形が容易になると共に、燒結成形の際の面歪みを小さくできるから、耐磨耗層26の平面度を容易に確保できる。
(8)ツバ付きブッシュ21、24は部品単体で小型であり取り扱いが容易である為、タングステンカーバイド等の超硬合金材料を直接的にツバ部端面上に溶射して耐磨耗層26を形成することも可能であり、その場合は安いコストで耐磨耗層26を形成できるから、中小形の作業機等に適用し易い。
【0035】
以上の結果、良好な軸受け性能、優れた耐久性、及び良好な整備性を有する作業機の軸受け装置を構成できる。
【0036】
次に図3により、第2実施形態について説明する。
図3は、図1同様の第2実施形態の軸受け装置の要部断面図である。なお、図1,2と同一構成要素には同一符合を付して説明を省き、以後も同様とする。
【0037】
図3において、左右のブラケット部15a,15aにはそれぞれ炭素鋼からなるツバ付きブッシュ34,34を挿通しており、このツバ付きブッシュ34,34のピン軸芯方向内側のツバ部端面の各摺動部34aは浸炭焼入れ又は高周波焼入れ等の表面処理によって硬化している。
【0038】
本実施形態によると、第1実施形態での効果に加えて次の効果が得られる。
(1)ツバ付きブッシュ34には炭素鋼を用いて、熱処理で摺動部34aの硬さを確保しているから、安いコストでアブレッシブ磨耗に対する耐久性を得ることができる。
(2)ツバ付きブッシュ34の摺動部34aの硬度は、対面するボス部13aのツバ付きブッシュ21の耐磨耗層26(超硬合金材料を燒結成形したもの)の硬さよりも低いから、磨耗は摺動部34a側に集中させることができる。その結果、定期整備の際に、摺動性を有していない材料からなるコストの安いツバ付きブッシュ34のみを交換すればよいので、トータルコストを低減できる。
【0039】
次に図4により、第3実施形態について説明する。図4は、第3実施形態の軸受け装置の要部断面図である。
図4において、ボス部13aの左右両端部にはそれぞれツバ付きブッシュ41,41を挿通し、左右のブラケット部15a,15aにはそれぞれツバ付きブッシュ44,44を挿通している。ツバ付きブッシュ41は、ツバ付き円筒部材41aと、その円筒部の内周に設けた摺動部材41bとを有した2重構造により構成している。ツバ付きブッシュ41,44は共に耐摩耗性を有する硬い材料からなっている。
【0040】
なお、摺動部材41bは、一般的には予め円筒状に成形した後にツバ付き円筒部材41aの円筒部内周に圧入嵌合するようにしているが、例えば、圧入嵌合後に熱処理で固着しても良く、または緩く嵌合してロー付け等で固着しても良い。また、摺動部材41bは、ツバ付きブッシュ41の円筒部内周に直接的に摺動性の良い材料を燒結して形成した摺動材層で構成してもよい。
【0041】
本実施形態によると、次の効果が得られる。
(1)ブラケット部15a及びボス部13aの少なくともいずれか一方にツバ付きブッシュ44,41を挿通することにより、第1実施形態の(1)(2)と同様に、脱落防止、交換容易性、及び材料選択の自由性による摺動性と耐久性の確保容易等の効果が得られる。
(2)ボス部13aに挿通するツバ付きブッシュ41をツバ付き円筒部材41aとその円筒部内周に設けた摺動部材41bとの2重構造としたので、ツバ部と連結ピン摺動部との材質を任意に選択できる。即ち、摺動部材41bには摺動に最適な材料を使用することによって、作業機から加わる大きなラジアル荷重を支承しつつ、連結ピン27との摺動時の「鳴き音」や溶着磨耗を防止できる。と同時に、ツバ付きブッシュ41のツバ付き円筒部材41aについては、ツバ部端面41cのアブレッシブ磨耗に対する耐久性を考慮して材料及び製作方法を任意に選択できる。従って、安いコストで、良好な軸受け性能と高い耐久性を両立させることができる。また、ツバ付き円筒部材と摺動部材とのいずれか一方の損傷や磨耗した方の部材のみを交換できるので、交換費用(メンテナンスコスト)を安くできる。
(3)ブラケット部15aに挿通するツバ付きブッシュ44は、連結ピン27を支承するだけであるから、ツバ部端面の摺動面44aのアブレッシブ磨耗に対する耐久性を考慮して材料及び製作方法を自由に選択できる。
【0042】
(4)上記(2)と(3)により、ボス部13aに挿通するツバ付きブッシュ41のツバ付き円筒部材41aとブラケット部15aに挿通するツバ付きブッシュ44はそれぞれ材料及び製作方法を任意に選択できるから、第1実施形態と同様にして例えば、ツバ付き円筒部材41a及びツバ付きブッシュ44の材料は普通鋼とし、そのツバ部端面に予め超硬合金材料で燒結成形した耐磨耗板をロー付けして耐磨耗層を形成してメンテナンスフリーにする、あるいはその材料を焼入れ鋼として、熱処理で硬くしたツバ部端面に耐磨耗層を溶射して定期点検部品に指定する、あるいは浸炭焼入れ又は高周波焼入れ等の表面硬化熱処理を施した鋼により製作して定期交換部品に指定する、などのようにコストを考慮した耐久性とメンテナンス方法を自由に選択することができる。
【0043】
(5)上記(4)の耐久性とメンテナンス方法の選択において、例えば、ツバ付きブッシュ41のツバ付き円筒部材41aのツバ部端面41cの硬さに対して、ツバ付きブッシュ44のツバ部端面44aの硬さの方が低くなるように、相互の材料及び/又は熱処理方法を選択すると、定期整備の際にはコストの安い方のツバ付きブッシュ44のみを交換すればよいので、全体として耐久性を有し、かつトータルコストを低減できる。
【0044】
次に図5により、第4実施形態について説明する。図5は本実施形態の軸受け装置の要部断面図である。
図5において、ボス部13aの左右両端部にはそれぞれツバ付きブッシュ51,51を挿通し、左右のブラケット部15a,15aにはそれぞれツバ付きブッシュ24,24を挿通している。ツバ付きブッシュ51は、ツバ付き円筒部材51aと、その円筒部の内周に設けた摺動部材41bとを有した2重構造により構成している。また、ツバ付き円筒部材51aとツバ付きブッシュ24との互いに対面する端面にはそれぞれ耐磨耗層26を形成している。
【0045】
本実施形態によると、第3実施形態の効果に加えて、次の効果が得られる。
(1)ツバ付きブッシュ24及びツバ付き円筒部材51aの材料として共に普通鋼を用いても、それぞれに形成した耐磨耗層26によってアブレッシブ磨耗に対する高い耐久性を確保できるから、安いコストで高い耐久性を実現できる。
(2)耐磨耗層26は、第1実施形態で詳述したとおり、例えば予め超硬合金材料を燒結成形して製作した耐磨耗板をロー付けして構成することによって磨耗寿命を大幅に向上できるから、メンテナンスフリーの軸受け装置が得られる。これにより、稼動率を重要視する大型作業車両等に適用した場合の効果が大きい。また、耐磨耗層26を超硬合金材料を溶射して形成する場合にはより安いコストで高い耐久性を確保できるから、中小型作業車両等への適用に適する。
以上の結果、安いコストで、更に良好な軸受け性能と、優れた耐久性及び良好な整備性とを有する作業機の軸受け装置を提供できる。
【0046】
次に図6により、第5実施形態について説明する。本実施形態は、第4又は第5実施形態において左右のブラケット部15a,15aの構造のみが異なるので、異なる構成を説明する。尚、図6は本実施形態の軸受け装置の要部断面図であり、図5に対する他の実施態様を表す。
ボス部13aの両端部には2重構造のツバ付きブッシュ51(又は図4のツバ付きブッシュ41、以下同様)を挿通し、左右のブラケット部15a,15aの、ボス部13aのツバ付き円筒部材51a(又は41a)との摺動面には、耐磨耗層26bを形成する。耐磨耗層26bは、第1実施形態で詳細に説明したような、例えば予め超硬合金材料等を燒結成形して製作した耐磨耗板をブラケット部15aにロー付けしている。なお、ツバ付き円筒部材51aのツバ部端面には、前実施形態同様の耐磨耗層26を形成している。
【0047】
本実施形態によると、次の効果が得られる。
(1)ボス部13aに挿通するツバ付きブッシュ51(又は41)は、ツバ付き円筒部材51a(又は41a)と、その円筒部の内周に設けた摺動部材41bとを有した2重構造としているので、第4又は第5実施形態におけるツバ付きブッシュ41、51の有する効果と同様の効果が得られる。
(2)高い材料は、耐磨耗層部分(ツバ付き円筒部材51aの耐磨耗層26、又はツバ付き円筒部材41a)と摺動部材41bだけでよく少ないから、安いコストで極めて高い耐久性を実現できる。
【0048】
なお、以上は油圧ショベルを例に説明したが、本発明はそれに限定されるものではない。即ち、第2部材のブラケット部で連結ピンの両端部を支承し、同連結ピンの中央部で第1部材のボス部を回動自在に連結した作業機の軸受け装置に広く適用でき、上記同様の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の軸受け装置の要部断面図である。
【図2】図1のN−N断面図である。
【図3】第2実施形態の軸受け装置の要部断面図である。
【図4】第3実施形態の軸受け装置の要部断面図である。
【図5】第4実施形態の軸受け装置の要部断面図である。
【図6】第5実施形態の軸受け装置の要部断面図である。
【図7】油圧ショベルの側面図である。
【図8】従来技術の軸受け装置の要部断面図である。
【図9】従来技術の他の実施例を表す軸受け装置の要部部分断面図である。
【符号の説明】
13…アーム(第1部材)、13a…ボス部、13b…端面、15…バケット(第2部材)、15a…ブラケット部、15c…端面、21…ツバ付きブッシュ、24…ツバ付きブッシュ、26…耐磨耗層、26a…セグメント耐磨耗板、26b…耐磨耗層、27…連結ピン、34…ツバ付きブッシュ、34a…摺動部、41…ツバ付きブッシュ、41a…ツバ付き円筒部材、41b…摺動部材、41c…ツバ部端面、44…ツバ付きブッシュ、51…ツバ付きブッシュ、51a…ツバ付き円筒部材、61…ブッシュ、71,72,86,87…耐磨耗層、83,84…リング状部材、85…ボルト。

Claims (4)

  1. 第1部材(13)のボス部(13a)と第2部材(15)のブラケット部(15a)とを連結ピン(27)により回動自在に連結した作業機の軸受け装置において、
    ボス部(13a)及びブラケット部(15a)にそれぞれツバ付きブッシュ(21,24)を該ツバ部が互いに対面するように挿通し、
    両ツバ付きブッシュ(21,24)のツバ部の対面する摺動面の少なくとも何れか一方に、耐磨耗板を固着して耐磨耗層(26)を形成した
    ことを特徴とする作業機の軸受け装置。
  2. 第1部材(13)のボス部(13a)と第2部材(15)のブラケット部(15a)とを連結ピン(27)により回動自在に連結した作業機の軸受け装置において、
    ボス部(13a)にツバ付きブッシュ(21,51)を該ツバ部がブラケット部(15a)に対面するように挿通し、
    前記ツバ付きブッシュ(21,51)のツバ部のブラケット部(15a)に対面する摺動面に、耐磨耗板を固着して耐磨耗層(26)を形成した
    ことを特徴とする作業機の軸受け装置。
  3. 請求項1または2記載の作業機の軸受け装置において、
    前記ボス部(13a)に挿通するツバ付きブッシュが、ツバ付き円筒部材(51a)とその円筒部の内周に設けた摺動部材(41b)とを有する2重構造としたツバ付きブッシュ(51)である
    ことを特徴とする作業機の軸受け装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の作業機の軸受け装置において、
    前記耐磨耗板は、複数のセグメント耐磨耗板(26a)を円環状に配列することによって構成される
    ことを特徴とする作業機の軸受け装置。
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