JP4454781B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板等の基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置およびそれに用いられる電極に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおいては、被処理基板である半導体ウエハに対して、エッチングやスパッタリング、CVD(化学気相成長)等のプラズマ処理が多用されている。
【0003】
このようなプラズマ処理を行うためのプラズマ処理装置としては、種々のものが用いられているが、その中でも容量結合型平行平板プラズマ処理装置が主流である。
【0004】
容量結合型平行平板プラズマ処理装置は、チャンバー内に一対の平行平板電極(上部および下部電極)を配置し、処理ガスをチャンバー内に導入するとともに、電極の少なくとも一方に高周波を印加して電極間に高周波電界を形成し、この高周波電界により処理ガスのプラズマを形成して半導体ウエハに対してプラズマ処理を施す。
【0005】
このような容量結合型平行平板プラズマ処理装置により半導体ウエハ上の膜、例えば酸化膜をエッチングする場合には、チャンバー内を中圧にして、中密度プラズマを形成することにより、最適ラジカル制御が可能であり、それによって適切なプラズマ状態を得ることができ、高い選択比で、安定性および再現性の高いエッチングを実現している。
【0006】
しかしながら、近年、ULSIにおけるデザインルールの微細化がますます進み、ホール形状のアスペクト比もより高いものが要求されており、酸化膜のエッチング等において従来の条件では必ずしも十分とはいえなくなりつつある。
【0007】
そこで、印加する高周波電力の周波数を上昇させ、良好なプラズマの解離状態を維持しつつ、高密度プラズマを形成することが試みられている。これにより、より低圧の条件下で適切なプラズマを形成することができるので、さらなるデザインルールの微細化に適切に対応することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者の検討結果によれば、このようなプラズマ処理装置においては、上部電極が導電体または半導体であるため、以下のような不都合が生じることが判明した。
【0009】
上述したように高密度プラズマを形成するために印加周波数を上昇させると、高周波が印加される電極における表面のインダクタンスを無視することができなくなり、電極中央での電界が強くなって径方向での電界分布が不均一になる。
【0010】
このように電界分布が不均一になるとプラズマ密度が不均一となってエッチングレート分布が不均一となるため、上記いずれかの電界分布不均一の原因を取り除いてエッチングレート分布を均一にすることが必要となる。
【0011】
しかしながら、従来、このような高密度プラズマを用いた場合の問題点が必ずしも明確に認識されていたわけではなく、上記のような電界分布不均一を解消しようとする試みは未だ十分になされていないのが現状である。
【0012】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、より微細化に対応可能な高密度プラズマを用いたプラズマ処理において、電極表面における電界分布の不均一を小さくすることが可能であり、均一なプラズマを生成することができるプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、チャンバー内に第1および第2の電極を互いに平行に設け、前記第2の電極に被処理基板を支持させた状態で、減圧下に保持されたチャンバー内に処理ガスを導入しつつ前記第1の電極に高周波電力を供給し、これら電極間に高周波電界を形成して処理ガスのプラズマを生成し、このプラズマにより被処理基板に所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、前記第1の電極は、第2の電極に対向するように設けられた、導電体または半導体で構成された電極板と、この電極板の第2の電極側と反対側の面に設けられ電極板を支持する導電性の支持体と、この支持体の中央部の凹部に設けられた誘電体部材とを有し、前記誘電体部材は、供給される高周波電力の周波数において共振が生じ、かつその中に電極板に対して直交する電界が生じるようにその寸法および誘電率が決定されることを特徴とするプラズマ処理装置を提供する。
【0014】
本発明はまた、チャンバー内に第1および第2の電極を互いに平行に設け、前記第2の電極に被処理基板を支持させた状態で、減圧下に保持されたチャンバー内に処理ガスを導入しつつ前記第1の電極に高周波電力を供給し、これら電極間に高周波電界を形成して処理ガスのプラズマを生成し、このプラズマにより被処理基板に所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、前記第1の電極は、第2の電極に対向するように設けられた、導電体または半導体で構成された電極板と、この電極板の第2の電極側と反対側の面に設けられ電極板を支持する導電性の支持体と、支持体の中央部に設けられた空洞部とを有し、前記空洞部は、供給される高周波電力の周波数において共振が生じ、かつその中に電極板に対して直交する電界が生じるようにその寸法が決定されることを特徴とするプラズマ処理装置を提供する。
【0015】
上記プラズマ装置において、電極板における以下の(1)式で表されるスキンデプスδが、電極板の厚さよりも大きいことが好ましい。
δ=(2ρ/ωμ)1/2 ……(1)
ただし、ω:高周波電力の角周波数(=2πf(f:周波数))、ρ:電極板の比抵抗、μ:電極板の透磁率
【0016】
この際に、電極板の比抵抗が0.1Ω・m以上、さらには0.3〜0.75Ω・mであることが好ましい。また、前記誘電体部材の比誘電率が1〜10であることが好ましい。
【0017】
本発明においては、電極板の第2の電極側と反対側の面に設けられた導電性の支持体の中央部の凹部に誘電体部材を設け、供給される高周波電力の周波数において共振が生じ、かつその中に電極板に対して直交する電界が生じるように、誘電体部材の寸法もしくは誘電率が決定されるか、または電極板の第2の電極側と反対側の面に設けられた導電性の支持体の中央部に空洞部を設け、供給される高周波電力の周波数において共振が生じ、かつその中に電極板に対して直交する電界が生じるように、空洞部の寸法が決定されるが、このように誘電体部材または空洞部において共振が生じて電極板に対して直交する電界が発生する場合には、誘電体部材または空洞部の電界と電極の電界とが結合し、誘電体部材または空洞部の電界によって、電極板における誘電体部材直下または空洞部直下の電界強度、すなわち電極中心部の電界を制御することができる。したがって、電極表面の電界分布を均一にすることができ、プラズマの均一性を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置を模式的に示す断面図である。このプラズマ処理装置1は、電極板が上下平行に対向し、一方にプラズマ形成用電源が接続された容量結合型平行平板エッチング装置として構成されている。
【0019】
このプラズマ処理装置1は、例えば表面がアルマイト処理(陽極酸化処理)されたアルミニウムからなる円筒形状に成形されたチャンバー2を有しており、このチャンバー2は保安接地されている。前記チャンバー2内の底部にはセラミックなどの絶縁板3を介して、被処理体、例えば半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)Wを載置するための略円柱状のサセプタ支持台4が設けられており、さらにこのサセプタ支持台4の上には、下部電極を構成するサセプタ5が設けられている。このサセプタ5にはハイパスフィルター(HPF)6が接続されている。
【0020】
前記サセプタ支持台4の内部には、冷媒室7が設けられており、この冷媒室7には、冷媒が冷媒導入管8を介して導入され冷媒排出管9から排出されて循環し、その冷熱が前記サセプタ5を介して前記ウエハWに対して伝熱され、これによりウエハWの処理面が所望の温度に制御される。
【0021】
前記サセプタ5は円板状に成形され、その上にウエハWと略同形の静電チャック11が設けられている。静電チャック11は、絶縁材の間に電極12が介在されており、電極12に接続された直流電源13から例えば1.5kVの直流電圧が印加されることにより、例えばクーロン力によってウエハWを静電吸着する。
【0022】
そして、前記絶縁板3、サセプタ支持台4、サセプタ5、さらには前記静電チャック11には、被処理体であるウエハWの裏面に、伝熱媒体、例えばHeガスなどを供給するためのガス通路14が形成されており、この伝熱媒体を介してサセプタ5の冷熱がウエハWに伝達されウエハWが所定の温度に維持されるようになっている。
【0023】
前記サセプタ5の上端周縁部には、静電チャック11上に載置されたウエハWを囲むように、環状のフォーカスリング15が配置されている。このフォーカスリング15はシリコンなどの導電性材料からなっており、これによりエッチングの均一性が向上される。
【0024】
前記サセプタ5の上方には、このサセプタ5と平行に対向して上部電極21が設けられている。この上部電極21は、絶縁材25を介して、チャンバー2の上部に支持されており、下部電極としてのサセプタ5との対向面を構成し、多数の吐出孔24を有する電極板23と、この電極板23のサセプタ5とは反対の面に設けられ、電極板23を支持し、導電性材料、例えば表面がアルマイト処理されたアルミニウムからなる水冷構造の電極支持体22とによって構成されている。この電極21の詳細な構成については後述する。なお、サセプタ5と上部電極21とは、例えば10〜60mm程度離間している。
【0025】
前記上部電極21における電極支持体22にはガス導入口26が設けられ、さらにこのガス導入口26には、ガス供給管27が接続されており、このガス供給管27には、バルブ28、およびマスフローコントローラ29を介して、処理ガス供給源30が接続されている。処理ガス供給源30から、プラズマ処理、例えばエッチングのための処理ガスが供給される。
【0026】
処理ガスとしては、従来用いられている種々のものを採用することができ、例えばフロロカーボンガス(C)やハイドロフロロカーボンガス(C)のようなハロゲン元素を含有するガスを好適に用いることができる。他にAr、He等の希ガスやNを添加してもよい。
【0027】
前記チャンバー2の底部には排気管31が接続されており、この排気管31には排気装置35が接続されている。排気装置35はターボ分子ポンプなどの真空ポンプを備えており、これによりチャンバー2内を所定の減圧雰囲気、例えば1Pa以下の所定の圧力まで真空引き可能なように構成されている。また、チャンバー2の側壁にはゲートバルブ32が設けられており、このゲートバルブ32を開にした状態でウエハWが隣接するロードロック室(図示せず)との間で搬送されるようになっている。
【0028】
上部電極21には、整合器41を介して第1の高周波電源40が接続されており、その際の給電は上部電極21の上面中央部に接続された給電棒33により行われる。また、上部電極21にはローパスフィルター(LPF)42が接続されている。この第1の高周波電源40は、27〜150MHzの範囲の周波数を有しており、このように高い周波数を印加することによりチャンバー2内に好ましい解離状態でかつ高密度のプラズマを形成することができ、低圧条件下のプラズマ処理が可能となる。この例では、高周波電源40として60MHzのものを用いている。
【0029】
下部電極としてのサセプタ5には、第2の高周波電源50が接続されており、その給電線には整合器51が介在されている。この第2の高周波電源50は1〜4MHzの範囲の周波数を有しており、このような範囲の周波数を印加することにより、被処理体であるウエハWに対してダメージを与えることなく適切なイオン作用を与えることができる。この例では、第2の高周波電源50として2MHzのものを用いている。
【0030】
次に、上部電極21の構成について詳細に説明する。
図2は上部電極21の構造の第1の例を模式的に示す断面図である。この例では、電極板23の裏面、すなわち下部電極としてのサセプタ5とは反対側の面に設けられた電極支持体22の中央部の凹部に電極板23と接するように誘電体部材61が設けられている。この誘電体部材61は電極支持体そして、この誘電体部材61は、上部電極21に供給される高周波電力の周波数において共振が生じかつその中に電極板23に対して直交する電界が生じるようにその寸法および誘電率が決定される。このように誘電体部材61に共振が生じて電極板23に対して直交する電界が生じる場合には、誘電体部材61の電界と電極23の電界とが結合し、誘電体部材61の電界によって、電極板23における誘電体部材61直下、すなわち電極中心部の電界を制御することができる。
【0031】
誘電体部材61としては、比誘電率が1〜10のものが好ましい。この範囲の比誘電率を示すものとして、石英(比誘電率3〜10)、アルミナや窒化アルミニウム等のセラミックス(比誘電率5〜10)、テフロンやポリイミド等の樹脂(比誘電率2〜3)を挙げることができる。
【0032】
図3は上部電極21の第2の例を模式的に示す断面図である。この例では、電極支持体22の電極板23の裏面側の中央部に電極板23に接するように空洞部62が設けられている。この空洞部62は誘電体(比誘電率=1)として機能し、上部電極21に供給される高周波電力の周波数において共振が生じかつその中に電極板23に対して直交する電界が生じるようにその寸法が決定される。このように空洞部62に共振が生じて電極板23に対して直交する電界が生じる場合には、空洞部62の電界と電極23の電界とが結合し、空洞部62の電界によって、電極板23における空洞部62直下、すなわち電極中心部の電界を制御することができる。
【0033】
上述のように誘電体部材61または空洞部62の電界と電極23の電界とを結合させるためには、電極板23において高周波電力が供給される部分の電極板表面(電極板の下面)からの厚さ、すなわち以下の(1)式で表されるスキンデプスδが電極板23の厚さよりも大きいことが好ましい。
δ=(2ρ/ωμ)1/2 ……(1)
ただし、ω:高周波電力の角周波数(=2πf(f:周波数))、ρ:電極板の比抵抗、μ:電極板の透磁率
【0034】
電極板23はSiやSiC等の導電体または半導体で構成されている。上記スキンデプスδは電極板23の抵抗が大きいほど大きくなるので、スキンデプスδを電極板23の厚さよりも大きくする観点からは電極板23は0.1Ω・m以上の比抵抗を有していることが好ましい。より好ましくは0.3〜0.75Ω・mである。このように電極板23を比較的高抵抗にするためには、電極板23がSi製の場合には例えばBのドーパント量を調整し、SiC製の場合には例えば焼結時の圧力を調整する。
【0035】
次に、以上のような上部電極21を備えたプラズマ処理装置1における処理動作について、ウエハWに形成された酸化膜をエッチングする場合を例にとって説明する。
【0036】
まず、被処理体であるウエハWは、ゲートバルブ32が開放された後、図示しないロードロック室からチャンバー2内へと搬入され、静電チャック11上に載置される。そして、高圧直流電源13から直流電圧が印加されることによって、ウエハWが静電チャック11上に静電吸着される。次いで、ゲートバルブ32が閉じられ、排気機構35によって、チャンバー2内が所定の真空度まで真空引きされる。
【0037】
その後、バルブ28が開放されて、処理ガス供給源30から処理ガスがマスフローコントローラ29によってその流量が調整されつつ、処理ガス供給管27、ガス導入口26を通って上部電極21の内部へ導入され、さらに電極板23の吐出孔24を通って、図1の矢印に示すように、ウエハWに対して均一に吐出され、チャンバー2内の圧力が所定の値に維持される。
【0038】
そして、その後、第1の高周波電源40から27〜150MHz、例えば60MHzの高周波が上部電極21に印加される。これにより、上部電極21と下部電極としてのサセプタ5との間に高周波電界が生じ、処理ガスが解離してプラズマ化する。
【0039】
他方、第2の高周波電源50からは、1〜4MHz、例えば2MHzの高周波が下部電極であるサセプタ5に印加される。これにより、プラズマ中のイオンがサセプタ5側へ引き込まれ、イオンアシストによりエッチングの異方性が高められる。
【0040】
このように、上部電極21に印加する高周波の周波数を27MHzよりも高くすることにより、プラズマ密度を上げることができるが、従来の上部電極構造では、印加周波数を上昇させた際の電極表面の径方向のインダクタンスの影響を受けて電極板下面での電界の不均一が生じる。
【0041】
このような電界の不均一が生じる原因について図4および図5を参照して説明する。従来の電極21′の電極板23′は、比抵抗が0.02Ω・m程度であり、高周波電源から給電棒33′を介して供給される高周波電流が高周波数化すると、表皮効果により電極の極表面にしか電力が供給されず、図4に示すように、高周波電力は給電棒33′の表面、電極支持体22′の上面、電極支持体22′の側面、電極板23′の側面を通ってプラズマ接触面である電極板23′の下面に達する。この場合に、給電棒33′は上部電極21′の中心に存在しているため、電極板23′下面のエッジ部ではどこも電力が同じ位相であり、図5に示すように、電極板23′のエッジ部から同位相で中心方向へ徐々に電力が供給されるため、電極板23′の中心とエッジ部とで位相差d/λ(λは電極表面波の波長、dは電極の半径)が生じる。印加周波数が高くなると、電極板23′下面の径方向のインダクタンスを無視できなくなり、上記位相差による干渉作用によって、電極板23′下面の中心部分の電界強度がエッジ部分の電界強度よりも高くなる。また、中心位置はプラズマと接しているため、RF等価回路的には開放端となっている。したがって、電極板23′下面において中心部の電界が強くなって電界分布に定在波的な不均一が生じる。これによりプラズマへ供給される電界分布が不均一となり、不均一なプラズマが形成される。
【0042】
これに対して、本実施形態においては、上部電極21の第1の例として、上述の図2に示すように、電極板23の裏面側の面の中央部に誘電体部材61を設け、上部電極21に供給される高周波電力の周波数において共振が生じかつその中に電極板23に対して直交する電界が生じるように誘電体部材61の寸法および誘電率が決定されるようにしており、上部電極21の第2の例として、上述の図3に示すように、電極支持体22の電極板23の裏面側の中央部に空洞部62を設け、上部電極21に供給される高周波電力の周波数において共振が生じかつその中に電極板23に対して直交する電界が生じるように空洞部62の寸法が決定されるようにしている。このように誘電体部材61または空洞62に共振が生じて電極板23に対して直交する電界が生じる場合には、誘電体部材61または空洞部62の電界と電極23の電界とが結合し、誘電体部材61または空洞部62の電界によって、電極板23における誘電体部材61直下、すなわち電極中心部の電界を制御することができ、電極板23の下面における電界分布を均一にして、もって均一なプラズマを形成することができる。
【0043】
この点についてさらに詳細に説明する。
スキンデプスδが電極板23の厚さよりも大きくなると、電界が電極板23を透過する。例えば、高周波電力の周波数が60MHz、電極板23の厚さが10mmの場合、比抵抗が0.1Ω・m以上となるとスキンデプスδが10mm以上となる。このとき第1の例の誘電体部材61および第2の例の空洞部62はいずれも導電体で囲まれた状態となる。このように導電体で囲まれた誘電体が存在するとその寸法および誘電率によって決められる周波数で共振が生じる。また、空洞の場合にも比誘電率1の誘電体として機能し、その寸法によって決められる周波数で共振が生じる。
【0044】
例えば誘電体部材61または空洞部62が円盤状の場合、共振の周波数はその径と厚さによって決定される。ここで、電極板23の裏面に高さL、半径aの円筒形の空洞部を形成する場合を考えると、共振における角周波数ωは以下の(2)式によって求められる。
(ω/c)=k +nπ/L ……(2)
ただし、cは媒質中の光速度、kはTEモード時のJ′(ka)=0、TMモード時のJ(ka)=0 の根から求められる。ここで、Jはベッセル関数であり、J′はベッセル関数の微分である。
【0045】
今、空洞部62の共振を、TMモードのうち、薄い円盤状の空洞の上下面に電界が直交し、円盤の中央で電界強度が最大となるTM010モードで考えると、n=0でありka=2.4であるから、以下の(3)式が成り立つ。
ω=ck=c(2.4/a) ……(3)
【0046】
共振周波数をfとすると、ω=2πfであるから、(3)式より以下の(4)式が成り立つ。
=(c/2π)・(2.4/a) ……(4)
空洞部の媒質を真空とすると半径aが100mm程度では共振周波数fはGHzオーダーとなる。
【0047】
空洞部62の代わりに誘電体部材61を用いる場合には、共振周波数fは、上記(4)式のcの代わりに、v=1/(εμ)1/2で表されるvを用いた以下の(5)式で表される。
=(1/((εμ)1/2・2π))・(2.4/a) ……(5)
ただし、εは誘電体部材61の比誘電率、μは誘電体部材61の透磁率である。
【0048】
しかし、誘電体部材61および空洞部62は、抵抗体(高抵抗の電極)に囲まれているため、電磁波の伝搬速度が遅くなり、共振周波数は低くなる。また、TM010モードのQ値は以下の(6)式で与えられ、本実施形態のようにスキンデプスδが大きい場合には、Q値が小さくなる。
Q=1/δ{(1/a)+(1/L)} ……(6)
一方、誘電体部材61または空洞部62に形成される電界強度は、共振周波数fを中心として例えば図6のように分布するが、Q値は、このグラフにおいて半値幅をΔfとすると、以下の(7)式で表される。
Q=f/2Δf ……(7)
したがって、半値幅Δfが大きいほどQ値は小さくなる。つまり、スキンデプスδが大きくQ値が小さい場合には、図6のグラフの半値幅Δfが大きくなり、誘電体部材61または空洞部62に形成される電界強度分布がブロードになる。したがって、共振周波数fよりも極めて低い60MHz程度の周波数においてもTM010の共振モードの電磁界が励起されてくると考えられる。
【0049】
誘電体部材61または空洞部62内で共振が生じ、電極板23に対して直交する電界が発生すると、誘電体部材61または空洞部62内部の電界と電極板23表裏の電界とが結合する。この場合に、図7に示すように、誘電体部材61または空洞部62を設けない場合の電極板23表面の電界強度をEとし、電極板23における誘電体部材61または空洞部62の存在する部分直下における電極板23表面の電界強度をEとし、誘電体部材61または空洞部62に発生する電界強度をEとすると、代数的にE=E+Eと表すことができるから、電極板23において、誘電体部材61または空洞部62の存在する部分直下の電界強度を他の部分よりも抑制することができる。この場合の電界強度Eは、誘電体部材61または空洞部62の厚さL、径a、電極板の比抵抗、誘電体部材の比誘電率等によって調整することが可能である。
【0050】
このようにして誘電体部材61または空洞部62の電界を調整すれば、電極板23における誘電体部材61直下、すなわち電極中心部の電界を制御することができ、電極板23の下面における電界分布を均一にすることができるのである。
【0051】
このように、上記構造の上部電極21を用いて、印加する高周波の周波数が上昇し、プラズマ密度が上昇した際に生じる電界分布の不均一の問題を解消することができるので、高密度でありながら均一なプラズマを形成することができる。したがって、本実施形態のようなプラズマエッチング装置の場合には、エッチングの均一性が向上し、一層のデザインルールの微細化に適切に対応することが可能となる。特に、印加周波数が27MHz以上で、プラズマ密度が1×1011個/cm以上の場合に上記問題が生じやすく、以上のような上部電極構造はこのような場合に特に有効である。
【0052】
次に、上部電極の電極板裏面に空洞部を形成した場合のシミュレーション結果について説明する。
まず、φ140mmで厚さ1mmの空洞部(真空)を形成した場合について、電極板の比抵抗をそれぞれ0.1Ω・mおよび0.9Ω・mにした場合における周波数と電界強度との関係についてシミュレーションした。その結果を図8に示す。図8は、横軸に周波数をとり、縦軸に空洞部形成部分における電界強度比E/E(図7参照)をとって、これらの関係を示すグラフである。この図から、比抵抗値を高くすることで空洞に発生する電界の割合が大きくなる周波数が低周波数側にシフトすることがわかる。
【0053】
また、電極の比抵抗値および空洞部の径を変化させた場合における空洞部径と電極中心位置での電界の減衰との関係をシミュレーションした。この際に、高周波電力の周波数を60MHz、比誘電率εを1、空洞部の厚さを1mmとした。その結果を図9に示す。図9は、横軸に空洞部の直径をとり、縦軸に電極板中心位置での電界減衰比E/E(図7参照)をとって、電極の比抵抗値を0.3、0.5,0.75Ω・mとした場合におけるこれらの関係を示すグラフである。この図から、電極の比抵抗が高いほど、電極板中心位置における電界減衰能が大きく、しかも電界減衰がより小さい空洞部径から電界の減衰が生じていることが確認される。
【0054】
さらにまた、空洞部の厚さを変化させたときの電極表面の電界強度分布をシミュレーションした。この際に、空洞部の直径を140mm、空洞部の比誘電率εを1、電極板の比抵抗を0.75Ω・m、周波数を60MHzとした。その結果を図10に示す。図10は、横軸に電極中心からの距離をとり、縦軸に電極板の電界強度E(図7参照)をとって、空洞部の厚さを変化させた場合の電界強度分布を示すグラフである。この図から、電界の抑制効果は電極中心から80mmまでの間で得られ、空洞部の厚さによって電界強度を抑制する効果が変化することがわかる。ここでは空洞部の厚さが0.3〜0.5mmで効果が大きいという結果が得られた。
【0055】
さらにまた、空洞部の代わりに誘電体部材を用い、誘電体の厚さを変化させたときの電極表面の電界強度分布をシミュレーションした。この際に、誘電体部材の直径を140mm、誘電体部材の比誘電率εを10、電極板の比抵抗を0.75Ω・m、周波数を60MHzとした。その結果を図11に示す。図11は、横軸に電極中心からの距離をとり、縦軸に電極板の電界強度E(図7参照)をとって、誘電体部材の厚さを変化させた場合の電界強度分布を示すグラフである。この図から、電界の抑制効果は電極中心から60mmまでの間で得られ、空洞部の厚さによって電界強度を抑制する効果が変化することがわかる。ここでは誘電体部材の厚さが1〜3mmと空洞部よりも厚い厚さ領域で効果が大きいという結果が得られた。
【0056】
次に、本発明に基づいて作成した上部電極を用いて実験を行った結果について説明する。図1に示した装置を用い、電極板の比抵抗値を0.5Ω・m、0.75Ω・mとし、電極板裏面側の空洞部を形成しない電極、および空洞部の厚さを1mmに固定してその径を50mm、100mm、140mm、240mmとした電極を用いて200mmウエハの酸化膜をCガスでエッチングした。高周波電力の周波数は60MHzとした。
【0057】
その結果を図12および図13に示す。図12および図13は、それぞれ電極板の比抵抗が0.5Ω・mおよび0.75Ω・mの場合におけるエッチングレート分布を示すグラフである。これらの図に示すように、電極板裏面に空洞部を形成しない場合には、ウエハの中央部でエッチングレートが高くなるが、電極板裏面に空洞部を形成することによりウエハ中央部でのエッチングレートが低下する傾向があることが確認された。そして、いずれの場合にも、空洞部の径が140mmの場合に、エッチングレートがほぼ均一で、かつエッチングレートが高いことが確認された。
【0058】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、上下電極に高周波を印加したが、上部電極のみに高周波を印加するタイプであってもよい。また、上部電極に27〜150MHzの高周波を印加した場合について示したが、この範囲に限るものではない。さらに、被処理基板として半導体ウエハを用い、これにエッチングを施す場合について説明したが、これに限らず、処理対象としては液晶表示装置(LCD)基板等の他の基板であってもよく、またプラズマ処理もエッチングに限らず、スパッタリング、CVD等の他の処理であってもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電極板の第2の電極側と反対側の面に設けられた導電性の支持体の中央部の凹部に誘電体部材を設け、供給される高周波電力の周波数において共振が生じ、かつその中に電極板に対して直交する電界が生じるように、誘電体部材の寸法もしくは誘電率が決定されるか、または電極板の第2の電極側と反対側の面に設けられた導電性の支持体の中央部に空洞部を設け、供給される高周波電力の周波数において共振が生じ、かつその中に電極板に対して直交する電界が生じるように、空洞部の寸法が決定されるが、このように誘電体部材または空洞部において共振が生じて電極板に対して直交する電界が発生する場合には、誘電体部材または空洞部の電界と電極の電界とが結合し、誘電体部材または空洞部の電界によって、電極板における誘電体部材直下または空洞部直下の電界強度、すなわち電極中心部の電界を制御することができる。したがって、電極表面の電界分布を均一にすることができ、プラズマの均一性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置を示す断面図。
【図2】上部電極の第1の例を模式的に示す断面図
【図3】上部電極の第2の例を模式的に示す断面図。
【図4】従来の上部電極における高周波電力の供給系路を模式的に示す断面図。
【図5】従来の上部電極における高周波電力の供給系路を模式的に示す底面図。
【図6】共振周波数とQ値との関係を説明するためのグラフ。
【図7】電極板および誘電体部材または空洞部の電界強度を説明するための図。
【図8】周波数と電界強度比E/Eとの関係のシミュレーション結果を示すグラフ。
【図9】空洞部の直径と電極板中心位置での電界減衰比E/Eとの関係のシミュレーション結果を、電極の比抵抗値を0.3、0.5,0.75Ω・mとした場合について示すグラフ。
【図10】空洞部の厚さを変化させた場合の電界強度分布を示すグラフ。
【図11】誘電体部材の厚さを変化させた場合の電解強度分布を示すグラフ。
【図12】電極板の比抵抗を0.5Ω・mとし、電極板裏面側の空洞部を形成しない電極、および空洞部の厚さを1mmに固定してその径を50mm、100mm、140mm、240mmとした電極を用いて200mmウエハの酸化膜をエッチングした場合のエッチングレート分布を示すグラフ。
【図13】電極板の比抵抗を0.75Ω・mとし、電極板裏面側の空洞部を形成しない電極、および空洞部の厚さを1mmに固定してその径を50mm、100mm、140mm、240mmとした電極を用いて200mmウエハの酸化膜をエッチングした場合のエッチングレート分布を示すグラフ。
【符号の説明】
1;プラズマ処理装置
2;チャンバー
5;サセプタ(第2の電極)
6;ハイパスフィルター
21;上部電極(第1の電極)
23;電極板
30;処理ガス供給源
35;排気装置
40;第1の高周波電源
42;ローパスフィルター
41,51;整合器
50;第2の高周波電源
61;誘電体部材
62;空洞部
W;半導体ウエハ

Claims (6)

  1. チャンバー内に第1および第2の電極を互いに平行に設け、前記第2の電極に被処理基板を支持させた状態で、減圧下に保持されたチャンバー内に処理ガスを導入しつつ前記第1の電極に高周波電力を供給し、これら電極間に高周波電界を形成して処理ガスのプラズマを生成し、このプラズマにより被処理基板に所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、
    前記第1の電極は、第2の電極に対向するように設けられた、導電体または半導体で構成された電極板と、この電極板の第2の電極側と反対側の面に設けられ電極板を支持する導電性の支持体と、この支持体の中央部の凹部に設けられた誘電体部材とを有し、前記誘電体部材は、供給される高周波電力の周波数において共振が生じ、かつその中に電極板に対して直交する電界が生じるようにその寸法および誘電率が決定されることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. チャンバー内に第1および第2の電極を互いに平行に設け、前記第2の電極に被処理基板を支持させた状態で、減圧下に保持されたチャンバー内に処理ガスを導入しつつ前記第1の電極に高周波電力を供給し、これら電極間に高周波電界を形成して処理ガスのプラズマを生成し、このプラズマにより被処理基板に所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、
    前記第1の電極は、第2の電極に対向するように設けられた、導電体または半導体で構成された電極板と、この電極板の第2の電極側と反対側の面に設けられ電極板を支持する導電性の支持体と、支持体の中央部に設けられた空洞部とを有し、前記空洞部は、供給される高周波電力の周波数において共振が生じ、かつその中に電極板に対して直交する電界が生じるようにその寸法が決定されることを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 前記電極板における以下の(1)式で表されるスキンデプスδが、電極板の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラズマ処理装置。
    δ=(2ρ/ωμ)1/2 ……(1)
    ただし、ω:高周波電力の角周波数(=2πf(f:周波数))、ρ:電極板の比抵抗、μ:電極板の透磁率
  4. 前記電極板の比抵抗が0.1Ω・m以上であることを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記電極板の比抵抗が、0.3〜0.75Ω・mであることを特徴とする請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記誘電体部材の比誘電率が1〜10であることを特徴とする請求項1から請求項5に記載のプラズマ処理装置。
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