JP4454762B2 - 除雪機の動力伝達装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーガ自体及び動力伝達経路に作用する過負荷を防止し、除雪作業の能率低下を抑え、更に除雪機の小型化・コンパクト化を図るのに好適な除雪機の動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
除雪機の動力伝達装置としては、例えば、実公昭51−34111号公報「除雪機」に記載されたものが知られている。
上記公報の第1図には、エンジン10の出力軸にプーリ22を取付け、このプーリ22と回転伝達軸5の後端に取付けたプーリ9とにベルトを掛け、回転伝達軸5の途中にブロワー7を取付け、回転伝達軸5の先端をオーガミッション部3に連結し、このオーガミッション部3のオーガ回転軸2にオーガ4を取付けた除雪機が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、オーガ4の回転中に、オーガ4が路面の圧雪や氷結した雪、あるいは路面から突出した石等を噛み込んで回転が妨げられると、オーガ4自体やオーガ回転軸2からエンジン10の出力軸に至る動力伝達経路、更にはエンジン10に過大な力が作用することがある。
【0004】
この様な過大な力の発生を防止する技術として、動力伝達経路の途中に、「シャーピン」と呼ばれる、せん断力によって破断しやすくしたピンを介在させ、動力伝達経路に過大な力が作用する前に「シャーピン」をいち早く破断させることで、動力伝達経路を保護するものがある。
【0005】
しかし、この技術では、「シャーピン」が破断した場合、除雪作業を中断して「シャーピン」を交換しなければならず、作業の能率が低下する。
また、近年、除雪作業の負担を軽減するために、除雪機の小型化・コンパクト化が増々求められている。
【0006】
そこで、本発明の目的は、除雪機の動力伝達装置において、オーガ自体及びエンジン等の駆動源からオーガまでの間の動力伝達経路に過大な力が作用するのを防止するとともに、除雪作業の能率低下を防止するようにし、更に除雪機の小型化・コンパクト化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、駆動源で駆動軸を廻し、この駆動軸で、ブロアを廻すとともにこのブロアの前方に配置したオーガをオーガミッションを介して廻す除雪機において、駆動軸からオーガまでの動力伝達経路に過負荷が作用するのを防止する過負荷防止機構を、前記オーガミッションと前記ブロアとの間に配置し、過負荷防止機構は、摩擦板同士を接触させ、一方の摩擦板を駆動軸に連結し、他方の摩擦板をオーガミッションの入力軸に連結し、伝達するトルクが所定値を越えたときに摩擦板間でスリップが発生する湿式摩擦軸継手であり、オーガミッションの入力軸に、オーガミッション内と摩擦軸継手内を連通する油路を形成したことを特徴とする。
【0008】
オーガミッションとブロアとの間に過負荷防止機構を配置したことにより、オーガや動力伝達経路に過負荷が作用するのを防止する。
また、オーガミッションとブロアとの間の大きなスペースに過負荷防止機構を配置して、既存の大きなスペースの有効利用を図り、除雪機を小型でコンパクトに構成する。
【0009】
過負荷防止機構を湿式摩擦軸継手とすることで、動力伝達経路に過負荷が作用することを確実に防止し、従来のようなシャーピンを用いるのに比べてシャーピンの交換というような煩雑な作業をなくし、作業性を高める。
【0010】
摩擦軸継手で発生する熱による摩擦軸継手各部の膨張等により摩擦軸継手内から溢れたオイルを油路を介してオーガミッション内に逃し、外部へのオイル洩れを防止する。
また、オーガミッションでオイルタンクを兼ねるため、摩擦軸継手に特別にオイルタンクを設ける必要がない。
【0011】
請求項2は、過負荷防止機構をオーガミッション近傍に配置したことを特徴とする。
例えば、過負荷防止のために駆動軸にブロアをシャーピンを介して取付ける場合に、過負荷防止機構をオーガミッション近傍に配置することで、シャーピンからオーガミッションまでの距離を大きくし、シャーピンの取付け、取外しを容易にする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る動力伝達装置を備えた除雪機の側面図であり、除雪機10は、機体フレーム11にクローラ12を回転自在に取付け、機体フレーム11からハンドル13を後上方へ延ばし、このハンドル13の端部にグリップ14を備え、機体フレーム11に駆動源としてのエンジン15を載せ、このエンジン15で回す駆動軸16を機体フレーム11前方(図の左側)へ延ばし、この駆動軸16に過負荷防止機構としての摩擦軸継手17を介してオーガミッション18を接続するとともに駆動軸16にブロア21を取付け、オーガミッション18のオーガ軸22にオーガ23を取付けることで、エンジン15で駆動軸16を廻し、駆動軸16でブロア21を廻すとともにこのブロア21の前方に配置したオーガ23をオーガミッション18を介して廻し、オーガ23で寄せた雪をブロア21で掻き揚げ、シュータ24を介して遠方へ投射する装置である。
【0013】
図2は本発明に係る動力伝達装置の側面図(一部断面図)であり、駆動軸16からオーガ23(図1参照)までの動力伝達経路に過負荷が作用するのを防止する摩擦軸継手17を、オーガミッション18とブロア21との間のスペース26に、且つオーガミッション18に近づけて配置したことを示す。
【0014】
また、図では摩擦軸継手17の入力側になるアウタカップ28にフランジ31を取付け、駆動軸16に嵌めたブロア21の中空状のブロア軸32にフランジ33を取付け、フランジ31,33同士をボルト状のシャーピン34で締結したことを示す。なお、35,36は駆動軸16に摩擦軸継手17のアウタカップ28を連結するためのボルト及びナットである。
【0015】
図3は本発明に係る摩擦軸継手の斜視図(一部断面図)であり、摩擦軸継手17は、前述のアウタカップ28と、このアウタカップ28の内周面にスプライン結合させたアウタプレート41…(…は複数個を示す。以下同様。)と、これらのアウタプレート41に一枚置きに配置するとともにカラー42の外周面にスプライン結合した複数のインナプレート43…と、これらのアウタプレート41…及びインナプレート43…を押圧プレート44を介して弾性力で押圧するすることでアウタプレート41…及びインナプレート43…のそれぞれの間で摩擦力を発生させる皿ばね45と、カラー42の内周面とスプライン結合させたオーガミッション入力軸46と、アウタカップ28にオーガミッション入力軸46を回転自在に支持するベアリング47,48と、これらのベアリング47,48間のスペース内のオイルを密封するとともに外部からの異物の侵入を防止するオイルシール51,52と、オイルシール52に隣接させたディスク53とからなる。
【0016】
即ち、摩擦軸継手17は、アウタプレート41及びインナプレート43を多板とした湿式摩擦軸継手である。
ここでは、1枚のアウタプレート41、カラー42及び1枚のインナプレート43を、スプライン結合の状態が容易に理解できるように切断せずに示した。なお、54,54はベアリング48及びディスク53の抜け止めを図るリングである。
【0017】
アウタカップ28は、駆動軸16に連結する中空のアウタカップ軸56と、このアウタカップ軸56に中継軸57を介して取付けた筒部58とからなる。
筒部58は、前述のアウタプレート41…の外周面にスプライン結合する部材である。
【0018】
図4は本発明に係る摩擦軸継手及びオーガミッションの断面図であり、オーガミッション18は、ミッションケース61と、このミッションケース61に取付けたベアリング62,63でそれぞれ回転自在に支持した前述のオーガミッション入力軸46と、このオーガミッション入力軸46に形成したウォーム46aに噛み合うウォームホイール64と、このウォームホイール64の中心部に取付けたオーガ軸22とからなる。
【0019】
ウォーム46aとウォームホイール64とは、ウォームギヤ66を構成する。
ミッションケース61は、ケース本体67に、このケース本体67の開口部を覆うカバー68をボルト71で取付けた部材である。
ここで、73はミッションケース61内にオイルを供給する供給穴を塞ぐボルト、74はオイルシールである。
【0020】
オーガミッション入力軸46は、オーガミッション18内と摩擦軸継手17内とを連通する油路75を形成した部材である。
油路75は、オーガミッション入力軸46の外周面から横穴76,77を開け、オーガミッション入力軸46の端部から縦穴78を開けて、横穴76,77に縦穴78を連通させ、縦穴78の端部をボルト79で塞ぎ、横穴76の開口を摩擦軸継手17内に臨ませ、横穴77の開口をオーガミッション18内に臨ませたものである。
【0021】
図5は本発明に係る動力伝達装置の系統図であり、エンジン15の動力を、ブロア及びオーガに伝達するための動力伝達経路を構成する動力伝達装置を示す。(符号は図2、図3も参照。)
エンジン15の動力は、駆動軸16で摩擦軸継手17とシャーピン34とに分れ、シャーピン34側では、シャーピン34→ブロア軸32→ブロア21と伝わる。
【0022】
摩擦軸継手17側では、動力は、アウタカップ28→アウタプレート41→インナプレート43→カラー42と伝わり、更に、カラー42からオーガミッション入力軸46を共有するオーガミッション18に伝わり、オーガミッション18側では、オーガミッション入力軸46→ウォームギヤ66→オーガ軸22→オーガ23と伝わる。
【0023】
即ち、エンジン15の動力は、駆動軸16から摩擦軸継手17を介してオーガミッション18及びオーガ23へ伝わる。
従って、摩擦軸継手17によって駆動軸16からオーガ23に至る動力伝達経路の部材、即ち、駆動軸16、摩擦軸継手17、オーガミッション18と、オーガ23自体と、エンジン15とに過負荷が作用するのを防止することができる。
【0024】
以上に述べた動力伝達装置の作用を次に説明する。
図6は本発明に係る動力伝達装置の作用を説明する第1作用図であり、(a)は除雪機の状態、(b)は動力伝達経路の状態を示す。
(a)において、例えば、除雪(83は雪)中の除雪機10のオーガ23が、路面81の突出部分82に当たると、矢印▲丸数字1▼のような回転方向のオーガ23の回転が妨げら、オーガ23自体や駆動軸16からオーガ23までの動力伝達経路、エンジン15に作用する負荷が大きくなる。
【0025】
これにより、(b)において、オーガ軸22の矢印▲丸数字1▼のような回転方向対して矢印▲丸数字1▼とは反対の回転方向に矢印▲丸数字2▼のような抵抗力が作用し、この抵抗力とエンジン15((a)参照)の動力によって、オーガ軸22からウォームホイール64を介してオーガミッション入力軸46にねじりモーメントTが発生する。
【0026】
図7は本発明に係る動力伝達装置の作用を説明するグラフであり、オーガミッション入力軸のねじりモーメントと時間との関係を示す。なお、グラフの縦軸はねじりモーメントT、横軸は時間tを表す。(符号は図3参照)
通常の除雪時に、オーガミッション入力軸46に発生するねじりモーメントTをT1とする。
【0027】
T2は、摩擦軸継手17のアウタ・インナプレート41,43の表面の摩擦係数と、皿ばね45がこれらのアウタ・インナプレート41,43を押付ける押付け力と、アウタ・インナプレート41,43の摩擦部分の径とで決まる所定のねじりモーメントである。
【0028】
例えば、時間tがt1になった時に、図6(a)に示したように、オーガ23が路面81の突出部分82に当たった場合、図7において、ねじりモーメントTはT1から急激に増大するが、時間tがt2になって、ねじりモーメントTが所定のねじりモーメントT2になると、図6(b)に示した摩擦軸継手17のアウタプレートとインナプレートとがスリップし、図7において、ねじりモーメントTはT2を越えることはない。従って、ねじりモーメントT2を動力伝達経路の各部品の強度よりも小さく設定すれば、動力伝達経路の各部品に過負荷が作用することを防止することができる。
【0029】
また、図6(b)において、オーガミッション18とブロア21との間の大きなスペース26に摩擦軸継手17を配置したことにより、、既存のスペース26を有効に利用することができ、除雪機10を小型でコンパクトに構成することができる。
【0030】
更に、摩擦軸継手17をオーガミッション18に近づけて配置したことで、例えば、シャーピン34からオーガミッション18までの距離を大きくし、シャーピン34の取付け、取外しを容易に行うことができる。
【0031】
また更に、図6(a)において、摩擦軸継手17をオーガミッション18とブロア21との間に配置したため、摩擦軸継手17をオーガ23で掻かれた雪やブロア21側へ流れる空気で効果的に冷却することができ、加熱を防止することができる。従って、摩擦軸継手17の寿命を延ばすことができる。
【0032】
図8は本発明に係る動力伝達装置の作用を説明する第2作用図である。
除雪作業中に、例えば、図6及び図7で説明したような摩擦軸継手17のスリップが発生して摩擦軸継手17で摩擦熱が発生し、この摩擦熱の影響で摩擦軸継手各部や摩擦軸継手17内のオイルが膨張した場合に、そのオイルは、摩擦軸継手17内から溢れ、黒塗り矢印で示したように、オーガミッション入力軸46内の油路75を通って、オーガミッション18内に流れる。
【0033】
また、摩擦軸継手17の熱が逃げて温度が下がると、オーガミッション18内でウォームホイール64が掻き上げたオイルが、摩擦軸継手17内の圧力の低下によって白抜き矢印のように油路75を通って摩擦軸継手17内に流入する。
【0034】
このように、オーガミッションの入力軸に、オーガミッション内と摩擦軸継手内を連通する油路75を形成したことで、摩擦軸継手17内から溢れたオイルを油路75を介してオーガミッション18内に逃し、外部へのオイル洩れを防止することができる。
また、オーガミッション18でオイルタンクを兼ねるため、摩擦軸継手17に特別にオイルタンクを設ける必要がない。
【0035】
図9は本発明に係る除雪機の動力伝達装置の別の実施の形態の側面図(一部断面図)である。
動力伝達装置85は、エンジン15で廻す駆動軸86と、この駆動軸86にボルト・ナット87a,87bで取付けた摩擦軸継手88と、この摩擦軸継手88の出力軸を構成するとともに、オーガミッション91の入力側になるオーガミッション入力軸92と、オーガミッション91とからなる。なお、93は図示せぬオーガを取付けるオーガ軸である。
【0036】
摩擦軸継手88は、この摩擦軸継手88の入力側の軸となるアウタカップ96を備え、このアウタカップ96にブロア97を直接取付けたものであり、摩擦軸継手88のアウタカップ96以外の基本構造は図3に示した摩擦軸継手17と同様である。
【0037】
このように、摩擦軸継手88のアウタカップ96に直接ブロア97を取付けたことで、ブロア97のためのブロア軸やブロア軸を駆動軸に取付けるためのボルト・ナット等が不要になり、部品数を減らすことができる。
これにより、除雪機の製造コストを低減することができる。
【0038】
尚、本発明の摩擦軸継手は、湿式摩擦軸継手であるが、これに限らず、乾式で、且つ入力軸側及び出力軸側のそれぞれの摩擦板を単板にした摩擦軸継手でもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の除雪機の動力伝達装置は、駆動軸からオーガまでの動力伝達経路に過負荷が作用するのを防止する過負荷防止機構を、オーガミッションとブロアとの間に配置したので、オーガや動力伝達経路に過負荷が作用するのを防止することができる。
また、オーガミッションとブロアとの間にある既存の大きなスペースを有効に利用することができ、除雪機を小型でコンパクトに構成することができる。
【0040】
また、過負荷防止機構を、摩擦板同士を接触させ、一方の摩擦板を駆動軸に連結し、他方の摩擦板をオーガミッションの入力軸に連結し、伝達するトルクが所定値を越えたときに摩擦板間でスリップが発生する湿式摩擦軸継手にしたので、動力伝達経路に過負荷が作用することを確実に防止することができ、従来のようなシャーピンを用いるのに比べてシャーピンの交換というような煩雑な作業がなくなり、作業を中断することがなくなって作業性を高めることができる。
【0041】
更に、オーガミッションの入力軸に、オーガミッション内と摩擦軸継手内を連通する油路を形成したので、摩擦軸継手で発生する熱による摩擦軸継手各部の膨張等により摩擦軸継手内から溢れたオイルを油路を介してオーガミッション内に逃し、外部へのオイル洩れを防止することができる。
また、オーガミッションでオイルタンクを兼ねるため、摩擦軸継手に特別にオイルタンクを設ける必要がない。
【0042】
請求項2の除雪機の動力伝達装置は、過負荷防止機構をオーガミッション近傍に配置したので、例えば、ブロア等をシャーピンで取付けた場合に、シャーピンからオーガミッションまでの距離を大きくすることができ、シャーピンの取付け、取外しを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る動力伝達装置を備えた除雪機の側面図
【図2】 本発明に係る動力伝達装置の側面図(一部断面図)
【図3】 本発明に係る摩擦軸継手の斜視図(一部断面図)
【図4】 本発明に係る摩擦軸継手及びオーガミッションの断面図
【図5】 本発明に係る動力伝達装置の系統図
【図6】 本発明に係る動力伝達装置の作用を説明する第1作用図
【図7】 本発明に係る動力伝達装置の作用を説明するグラフ
【図8】 本発明に係る動力伝達装置の作用を説明する第2作用図
【図9】 本発明に係る除雪機の動力伝達装置の別の実施の形態の側面図(一部断面図)
【符号の説明】
10…除雪機、15…駆動源(エンジン)、16…駆動軸、17…過負荷防止機構(摩擦軸継手)、18…オーガミッション、21…ブロア、23…オーガ、41,43…摩擦板(アウタプレート、インナプレート)、46…入力軸(オーガミッション入力軸)、75…油路。

Claims (2)

  1. 駆動源で駆動軸を廻し、この駆動軸で、ブロアを廻すとともにこのブロアの前方に配置したオーガをオーガミッションを介して廻す除雪機において、
    動軸からオーガまでの動力伝達経路に過負荷が作用するのを防止する過負荷防止機構を、前記オーガミッションと前記ブロアとの間に配置し
    前記過負荷防止機構は、摩擦板同士を接触させ、一方の摩擦板を駆動軸に連結し、他方の摩擦板をオーガミッションの入力軸に連結し、伝達するトルクが所定値を越えたときに摩擦板間でスリップが発生する湿式摩擦軸継手であり、
    前記オーガミッションの入力軸に、オーガミッション内と前記摩擦軸継手内とを連通する油路を形成したことを特徴とする除雪機の動力伝達装置。
  2. 前記過負荷防止機構を前記オーガミッション近傍に配置したことを特徴とする請求項1記載の除雪機の動力伝達装置。
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