JP2001262528A - 除雪機の動力伝達装置 - Google Patents
除雪機の動力伝達装置Info
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Abstract
との間にクッションラバーを介設したゴム軸継手17を
オーガミッション18とブロア21との間に配置した。 【効果】 オーガや動力伝達経路に過負荷が作用するの
を防止することができる。また、従来のようなシャーピ
ンで過負荷を防止するのに比べてシャーピンの交換とい
うような煩雑な作業をなくすことができ、作業性を高め
ることができる。更に、オーガミッションとブロアとの
間の大きなスペースにゴム軸継手を配置して、既存の大
きなスペースの有効利用を図り、除雪機を小型でコンパ
クトに構成することができる。
Description
力伝達経路に作用する過負荷を防止し、また、除雪作業
の能率低下を抑え、更に除雪機の小型化・コンパクト化
を図るのに好適な除雪機の動力伝達装置に関する。
ば、実公昭51−34111号公報「除雪機」に記載さ
れたものが知られている。上記公報の第1図には、エン
ジン10の出力軸にプーリ22を取付け、このプーリ2
2と回転伝達軸5の後端に取付けたプーリ9とにベルト
を掛け、回転伝達軸5の途中にブロワー7を取付け、回
転伝達軸5の先端をオーガミッション部3に連結し、こ
のオーガミッション部3のオーガ回転軸2にオーガ4を
取付けた除雪機が記載されている。
転中に、オーガ4が路面の圧雪や氷結した雪、あるいは
路面から突出した石等を噛み込んで回転が妨げられる
と、オーガ4自体やオーガ回転軸2からエンジン10の
出力軸に至る動力伝達経路、更にはエンジン10に過大
な力が作用することがある。
して、動力伝達経路の途中に、「シャーピン」と呼ばれ
る、せん断力によって破断しやすくしたピンを介在さ
せ、動力伝達経路に過大な力が作用する前に「シャーピ
ン」をいち早く破断させることで、動力伝達経路を保護
するものがある。
破断した場合、除雪作業を中断して「シャーピン」を交
換しなければならず、作業の能率が低下する。また、近
年、除雪作業の負担を軽減するために、除雪機の小型化
・コンパクト化が増々求められている。
達装置において、オーガ自体及びエンジン等の駆動源か
らオーガまでの間の動力伝達経路に過大な力が作用する
のを防止するとともに、除雪作業の能率低下を防止する
ようにし、更に除雪機の小型化・コンパクト化を図るこ
とにある。
に請求項1は、駆動源で駆動軸を廻し、この駆動軸で、
ブロアを廻すとともにこのブロアの前方に配置したオー
ガをオーガミッションを介して廻す除雪機において、入
力軸と出力軸との間にクッションラバーを介設したゴム
軸継手を前記オーガミッションと前記ブロアとの間に配
置したことを特徴とする。
継手を配置したことにより、オーガや動力伝達経路に過
負荷が作用するのを防止する。また、従来のようなシャ
ーピンで過負荷を防止するのに比べてシャーピンの交換
というような煩雑な作業をなくし、作業性を高める。更
に、オーガミッションとブロアとの間の大きなスペース
にゴム軸継手を配置して、既存の大きなスペースの有効
利用を図り、除雪機を小型でコンパクトに構成する。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る動力伝達装置を備えた
除雪機の側面図であり、除雪機10は、機体フレーム1
1にクローラ12を回転自在に取付け、機体フレーム1
1からハンドル13を後上方へ延ばし、このハンドル1
3の端部にグリップ14を備え、機体フレーム11に駆
動源としてのエンジン15を載せ、このエンジン15で
回す駆動軸16を機体フレーム11前方(図の左側)へ
延ばし、この駆動軸16にゴム軸継手17を介してオー
ガミッション18を接続するとともに駆動軸16にブロ
ア21を取付け、オーガミッション18のオーガ軸22
にオーガ23を取付けることで、エンジン15で駆動軸
16を廻し、駆動軸16でブロア21を廻すとともにこ
のブロア21の前方に配置したオーガ23をオーガミッ
ション18を介して廻し、オーガ23で寄せた雪をブロ
ア21で掻き揚げ、シュータ24を介して遠方へ投射す
る装置である。
(一部断面図)であり、駆動軸16からオーガ23(図
1参照)までの動力伝達経路に過負荷が作用するのを防
止するゴム軸継手17を、オーガミッション18とブロ
ア21との間のスペース26に配置したことを示す。
てのインナシャフト28にブロア21を直接取付け、ゴ
ム軸継手17の出力軸としてのアウタカップ31を後述
するオーガミッション入力軸にボルト32及びナット3
3で連結したことを示す。
ス35と、このミッションケース35に回転自在に取付
けたオーガミッション入力軸36と、このオーガミッシ
ョン入力軸36に形成したウォーム37に噛み合うウォ
ームホイール38と、このウォームホイール38の中心
部に取付けた前述のオーガ軸22とからなる。ウォーム
37とウォームホイール38とは、ウォームギヤ39を
構成する。
るゴム軸継手の分解斜視図であり、ゴム軸継手17は、
前述のインナシャフト28及びアウタカップ31と、こ
れらのインナシャフト28及びアウタカップ31のそれ
ぞれの間に挿入したクッションラバー41,41と、駆
動軸16(図2参照)にインナシャフト28を一体的に
連結するための連結ピン42とからなる。
の中空軸44に取付けたフランジ部材45とからなり、
フランジ部材45は、径外方に突出する外方突出部4
6,46と、連結ピン42を挿入するためのピン挿入穴
47,47(奥側の符号47は不図示)を備える。
中空軸51の先端に取付けたカップ部材52と、このカ
ップ部材52の径内方に突出させた内方突出部53,5
3とからなる。クッションラバー41は、円筒を軸に沿
って切断した形状を有するものである。
るゴム軸継手の断面図であり、インナシャフト28の外
方突出部46とアウタカップ31の内方突出部53との
間にクッションラバー41を圧縮させた状態で挿入した
ことを示す。従って、クッションラバー41は、外方突
出部46と内方突出部53とを所定の押圧力(セット荷
重)で押し付けた状態にある。
であり、エンジン15の動力を、ブロア21及びオーガ
23に伝達するための動力伝達経路を構成する動力伝達
装置を示す。(符号は図2、図3も参照。)エンジン1
5の動力は、駆動軸16でゴム軸継手17とブロア21
とに分れ、ゴム軸継手17側では、インナシャフト28
→クッションラバー41→アウタカップ31と伝わる。
ガミッション18に伝わり、オーガミッション18内で
は、オーガミッション入力軸36→ウォームギヤ39→
オーガ軸22と伝わって、オーガ軸22からオーガ23
に伝わる。
からゴム軸継手17を介してオーガミッション18及び
オーガ23へ伝わる。従って、ゴム軸継手17によって
駆動軸16からオーガ23に至る動力伝達経路の部材、
即ち、駆動軸16、ゴム軸継手17、オーガミッション
18と、オーガ23自体と、エンジン15とに過負荷が
作用するのを防止することができる。
明する。図6(a),(b)は本発明に係る動力伝達装
置の作用を説明する第1作用図であり、(a)は除雪機
の状態、(b)は動力伝達経路の状態を示す。(a)に
おいて、例えば、除雪(56は雪)中の除雪機10のオ
ーガ23が、路面57の突出部分58に当たると、矢印
のような回転方向のオーガ23の回転が妨げられ、オ
ーガ23自体や、駆動軸16からオーガ23までの動力
伝達経路、エンジン15に作用する負荷が大きくなる。
2の矢印のような回転方向に対して矢印とは反対の
回転方向に矢印ような抵抗力が作用し、この抵抗力と
エンジン15((a)参照)の動力によって、オーガ軸
22からウォームホイール38を介してオーガミッショ
ン入力軸36−駆動軸16間にねじりモーメントTが発
生する。
説明する第2作用図である。図6(b)で説明したねじ
りモーメントTが、図4で説明した外方突出部46及び
内方突出部53に作用する押圧力(セット荷重)から求
められるねじりモーメントを越えると、ゴム軸継手17
が捩られ、ゴム軸継手17のクッションラバー41,4
1は、インナシャフト28の外方突出部46とアウタカ
ップ31の内方突出部53とで挟まれてそれぞれ縮む。
照)自体、図6(b)に示したオーガミッション18、
オーガミッション入力軸36−駆動軸16間、エンジン
15に発生する衝撃、即ち過負荷を吸収することができ
る。
説明するグラフであり、オーガミッション入力軸36−
駆動軸16間のねじりモーメントと時間との関係を示
す。なお、グラフの縦軸はねじりモーメントT、横軸は
時間tを表す。(符号は図3を参照)通常の除雪時に、
オーガミッション入力軸36−駆動軸16間に発生する
ねじりモーメントTをT=T1とする。
時に、図6(a)に示したように、オーガ23が路面5
7の突出部分58に当たった場合、図8において、ねじ
りモーメントTはT1から緩い勾配で徐々に増加し、時
間tがt3になって、ねじりモーメントTが所定のねじ
りモーメントT2に達する。
伝達装置である比較例(破線で示した。)では、時間が
t1になった時に、オーガが路面の突出部分に当ること
によって、ねじりモーメントTがT1から急激に増大
し、時間tがt2になってねじりモーメントTが所定の
ねじりモーメントT2に達する。
らT2になるまでに、比較例では、t1からt2までの
時間が短く、実施例では、t1からt3までの時間が長
い。従って、比較例では、短い時間なので衝撃を吸収す
ることが難しいが、本実施の形態では、ゴム軸継手17
によって、長い時間をかけて衝撃を効果的に吸収するこ
とができ、動力伝達経路の各部品に過負荷が作用するこ
とを防止することができる。また、本発明の動力伝達装
置では、ゴム軸継手17のような簡単な構造で過負荷を
緩和することができ、製造コストを抑えることができ
る。
うなシャーピンで過負荷を防止するのに比べてシャーピ
ンの交換というような煩雑な作業をなくすことができ、
作業性を高めることができる。
ッション18とブロア21との間の大きなスペース26
にゴム軸継手17を配置したことにより、、既存のスペ
ース26を有効に利用することができ、除雪機10(図
6(a)参照)を小型でコンパクトに構成することがで
きる。そして、このような大きなスペース26にゴム軸
継手17を容易に組込むことができるため、除雪機10
の生産性を高めることができる。
7をオーガミッション18とブロア21との間に配置し
たため、ゴム軸継手17をオーガ23で掻かれた雪やブ
ロア21側へ流れる空気で効果的に冷却することがで
き、ゴム軸継手17の加熱を防止することができる。従
って、ゴム軸継手17、特にクッションラバー41の寿
命を延ばすことができる。
ンラバー41の形状は、図の形状に限らず、例えば、
球、円柱、立方体、直方体、三角錐、四角錐、多面体で
もよい。
する。請求項1の除雪機の動力伝達装置は、入力軸と出
力軸との間にクッションラバーを介設したゴム軸継手を
オーガミッションとブロアとの間に配置したので、オー
ガや動力伝達経路に過負荷が作用するのを防止すること
ができる。
防止するのに比べてシャーピンの交換というような煩雑
な作業をなくすことができ、作業性を高めることができ
る。更に、オーガミッションとブロアとの間の大きなス
ペースにゴム軸継手を配置して、既存の大きなスペース
の有効利用を図り、除雪機を小型でコンパクトに構成す
ることができる。
面図
図)
手の分解斜視図
手の断面図
1作用図
2作用図
ラフ
軸、17…ゴム軸継手、18…オーガミッション、21
…ブロア、23…オーガ、28…入力軸(インナシャフ
ト)、31…出力軸(アウタカップ)、41…クッショ
ンラバー。
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動源で駆動軸を廻し、この駆動軸で、
ブロアを廻すとともにこのブロアの前方に配置したオー
ガをオーガミッションを介して廻す除雪機において、入
力軸と出力軸との間にクッションラバーを介設したゴム
軸継手を前記オーガミッションと前記ブロアとの間に配
置したことを特徴とする除雪機の動力伝達装置。
Priority Applications (9)
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
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-
2000
- 2000-03-21 JP JP2000078279A patent/JP2001262528A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7209781B1 (ja) | 2021-07-30 | 2023-01-20 | ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 | 除雪機 |
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JP2023020426A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-09 | ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 | 除雪機 |
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