JP2819314B2 - 除雪機 - Google Patents

除雪機

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JP2819314B2 JP20532689A JP20532689A JP2819314B2 JP 2819314 B2 JP2819314 B2 JP 2819314B2 JP 20532689 A JP20532689 A JP 20532689A JP 20532689 A JP20532689 A JP 20532689A JP 2819314 B2 JP2819314 B2 JP 2819314B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は除雪機に係り、詳しくはエンジンの駆動に
よる動力を、継手を介して除雪機構部へ伝達する除雪機
に関する。
[従来の技術] 除雪機として、例えばエンジンを搭載し、車体の左右
両側部に配置したクローラ装置を駆動すると共に、除雪
機構部を駆動して、掻き取った雪を吹き飛ばしつつ前進
走行するものが知られている。
このような除雪機において、雪を掻き取って吹き飛ば
す除雪機構部は、例えば、オーガの回転により掻き取っ
た雪を吹き飛ばすインペラが、エンジンの動力が入力さ
れる入力軸に、溶接により直結され、除雪運転時インペ
ラは高速で回転する。このエンジンからの出力軸と、除
雪機構部のインペラが直結されている入力軸との連結方
式として、例えば実開昭63-1024号公報に開示されるよ
うに、スプライン方式を採用するものがある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、除雪機を組み立てる時、このスプライン方
式では、軸ズレの許容量がスプラインのバックラッシュ
分しかないため、エンジン側の出力軸と、除雪機構部の
入力軸とを組付けるのが簡単ではなかった。即ち、スプ
ラインの軸ズレの許容量はバックラッシュの大きさで決
まる。一方、バックラッシュは歯の大きさで決まるもの
であある。特に、小型の除雪機においては、シャフト径
をむやみに太くすることはコスト、重量面で不利なため
シャフト径を細くせざるを得ず、従って、歯の大きさが
小さい。この結果、軸ズレ許容量も小さくなるため、エ
ンジン側の出力軸と、除雪機構部の入力軸とを組付ける
のが簡単ではなく、正確に位置決めを行なう専用の組み
付け治具を用意する必要があった。また、この分だけ組
立工数が余分になり、コスト高となっていた。
一方、除雪機構部の入力軸には、例えばインペラが溶
接結合されるため、入力軸周辺に歪が生じることがあ
る。構造上、この入力軸を軸受の中に突っ込んで機体側
に支持し、この軸受で入力軸の位置決めを行なっている
が、入力軸周辺に歪で入力軸と軸受の間に、多少の隙間
が生じざるを得なかった。この隙間が原因で、軸受の寿
命の低下や軸受を支持する部材の締付ボルトが緩む等の
不具合が生じていた。
この発明はこのような実状に鑑みてなされたもので、
エンジン側の出力軸側と、除雪機構部の入力軸側との組
み付けが簡単で、しかも入力軸側を機体側に支持する軸
受の寿命の低下や機体側への取付ボルトが緩む等の不具
合が生じることがない除雪機を提供することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明の除雪機は、エ
ンジンの駆動により回転する出力軸側と、除雪機構部へ
動力を入力する入力軸側との対抗部に噛み合い継手をそ
れぞれ設け、この両噛み合い継手の連結でエンジン側か
ら除雪機構部側へ動力を伝達可能にし、さらに前記入力
軸側の噛み合い継手と入力軸側に形成した段部との間
に、機体に外側部が支持される軸受の内側部を保持する
ようになしたことを特徴としている。
[作用] この発明では、エンジンの駆動により出力軸側から噛
み合い継手を介して、除雪機構部の入力軸側へ動力が伝
達され、これにより除雪機構部が作動して掻き取って雪
を吹き飛ばす。
この噛み合い継手は歯の大きさがスプラインより大き
くとれ、さらに除雪機では一定方向回転での使用のた
め、瞬間的に回転を逆転させることもないから、この噛
み合い継手のバックラッシュを比較的大きくすることが
でき、軸ズレの許容量が大きいため、組み付けが簡単で
ある。
また、入力軸側噛み合い継手と入力軸側とで軸受を軸
方向から押え、この軸受で機体側に支持されるから、軸
受と入力軸側及び機体側と隙間なく、確実に軸受を保持
することができる。
[実施例] 次に、添付図面と共にこの発明の実施例を詳細に説明
する。
第1図はこの発明を適用した除雪機の側面図、第2図
はエンジンの駆動により回転する出力軸側と、除雪機構
部の入力軸側との連結部を示す断面図、第3図はこの連
結部の分解斜視図、第4図は噛み合継手の側面図、第5
図の第4図のV−V断面図、第6図は第2図のVI-VI断
面図である。
図中符号1は除雪機を示し、その機体2の中央部には
エンジン3が搭載され、さらに機体2の両側にはクロー
ラ装置4が設けられている。このクローラ装置4は、前
後に配置されるスプロケット5aとガイドホィール5b及び
トラック6で構成され、エンジン3の動力で駆動され、
これにより除雪機1が走行する。
機体2の前側には除雪機構部Aが設けられ、この除雪
機構部Aのインペラハウジング7の前側にはオーガハウ
ジング8が設けられ、さらにインペラハウジング7の上
部には排出ダクト9が設けられ、オーガ10で掻き取られ
た雪はインペラ11の回転により、排出ダクト9から吹き
飛ばされる。
機体2の後側には左右一対のハンドルバー12が取付け
られ、このハンドルバー12の後端部にはグリップ14が設
けられ、除雪及び走行中に作業者が把持する。
機体2に搭載されたエンジン3はクランク軸16が垂直
方向に配置され、このクランク軸16からクローラ装置4
へ動力を伝達すると共に、除雪機構部Aへ動力を伝達可
能にしており、この動力伝達系Bは第2図に示すように
構成されている。即ち、機体2の伝動ケース17は前ケー
ス18と後ケース19とから構成され、この前ケース18の前
端面開口部にはインペラハウジング7が着脱可能に連結
されており、このインペラハウジング7によって前ケー
ス18の前端面開口部が閉塞されている。後ケース19の上
面はエンジン3の下部に接続され、エンジン3のクラン
ク軸16が上下方向に配置されており、このクランク軸16
の下端部が後ケース19内に導入されている。伝動ケース
17内にはクランク軸16からの動力が図示しない無段変速
機を介してスプロケット5aの駆動軸20に伝達されると共
に、クランク軸16と直交して前後方向に延びる出力軸21
に伝達される。
出力軸21は伝動ケース17内に回転可能に支持され、こ
の出力軸21に除雪機構部A側へ動力を断続するクラッチ
22が設けられ、このクラッチ22のクラッチハウジング23
は軸受24を介して出力軸21に回転可能に支持されてお
り、このクラッチハウジング23の内側には出力軸21と一
体に回転するクラッチボス25が配置されている。クラッ
チボス25にはクラッチプレート26が支持されており、こ
のクラッチプレート26とクラッチハウジング23に支持さ
れたフリクションプレート27とが交互に重ね合わされて
いる。クラッチハウジング23とクラッチボス25との間に
はプレッシャプレート28が配置され、クラッチスプリン
グ29が伸張してプレッシャプレート28をフリクションプ
レート27に押し付け、クラッチ22が接続されるようにな
っている。
出力軸21の先端部には、クラッチハウジング23に隣接
してダンパハウジング30のボス部31が軸受32を介して回
転可能に支持され、またこのボス部31は前ケース18の隔
壁18aに軸受33を介して回転可能に支持されている。
ダンパハウジング30内にはゴムダンパ34が収容され、
このゴムダンパ34でクラッチ22が接続されたときの衝撃
を吸収している。ダンパハウジング30のボス部31には噛
み合継手35がスプライン係合され、さらにボス部31の先
端部にはワッサ36を介してボルト37が螺着され、噛み合
継手35の抜け止めとなっている。この噛み合継手35には
ドラムブレーキ38のドラム39が固定され、ドラム39の外
側にはブレーキシュー40がその一端部をボルト41を支点
にして回動可能に設けられ、他端部はボルト42に固定し
たスプリング43で常時ブレーキシュー40とドラム39の外
側に押圧入するように付勢され、クラッチ22が接続され
ると、図示しないリンク機構を介してブレーキシュー40
の押圧が自動的に解除されるようになっている。
ダンパハウジング30のボス部31に設けた噛み合継手35
に対向して、噛み合継手44が入力軸45に固定したインペ
ラボス部46にスプライン係合され、さらにインペラボス
部46の先端部にはワッシャ47を介してボルト48が螺着さ
れ、噛み合継手44の抜け止めされている。
この両噛み合継手35,44にはそれぞれ円周上に等間隔
で、3箇所に凹部35a,44aと凸部35b,44bとが交互に形成
されており、この対応する凹凸部を軸方向から、その軸
方向に直交する接合面を突当てて、これらが互いに噛み
合うようになっている。
このように、噛み合継手35,44では凹部35a,44a及び凸
部35b,44bを大きく形成され、しかも除雪機1では一定
方向回転での使用のため瞬間的に回転を逆転させること
がないので、凹凸部のバックラッシュを比較的大きくと
れるため、軸ズレの許容量を大きく設定することができ
る。また、凹凸部の軸方向の嵌合の深さがスプラインよ
り浅くできるので、さらにその分軸ズレ許容量を大きく
できる。その結果、エンジン3側の出力軸21の噛み合継
手35と、除雪機構部A側の入力軸45の噛み合継手44と
を、簡単に組み付けることができ、正確な位置決めを行
なう専用の組み付け治具等を用意する必要がない。
なお、噛み合継手35,44は、軸方向と直交する接合面
を有すればよく、その凹凸の形状は個数は特に限定され
ない。
また、除雪機構部Aの入力軸45側に固定した噛み合継
手44の端部と、入力軸45に固定したインペラボス部46に
形成した段部46aとの間には、軸受60の内側60aが軸方向
からの押圧力で保持され、軸受60の外側60bは軸受ハウ
ジング49で同様に軸方向からの押圧力で、インペラハウ
ジング7との間に保持されている。軸受ハウジング49は
インペラハウジング7に取付ボルト50とナット51で締付
固定されている。このように、軸受60の内側60aをイン
ペラボス46部と噛み合継手44とで保持し、外側を軸受ハ
ウジング49で保持することで、軸受60を確実に保持する
ことができ、瞬間等が原因で、軸受60の寿命の低下や取
付ボルト50が緩む等の不具合が生じることがない。
入力軸45にはインペラ11が溶接され、さらにその先端
部はオーガハウジング8を貫通して互いに噛み合う一対
のウォームギヤ52,53を介してオーガ軸54と連動されて
いる。このオーガ軸54にはオーガ10が設けられ、一体に
回転して雪を掻き取るようになっている。
前記のように、除雪機構部Aの入力軸45を軸受60で保
持することで、軸受47がインペラハウジング7内におけ
る入力軸45の位置決めを行なっており、これでウォーム
ギヤ52,53等の動力伝達系の位置出し、さらに入力軸45
に固定したインペラ11とインペラハウジング7との位置
出しを行なっている。
[発明の効果] この発明は以上説明したように、エンジンの駆動によ
り回転する出力軸側と、除雪機構部へエンジンからの動
力を入力する入力軸側とを噛み合い継手で連結し、エン
ジン側から除雪機構部側へ動力を伝達可能にしたので、
噛み合継手のバックラッシュはスプライン結合より大き
くとれ、さらに除雪機では一定方向回転での使用のた
め、瞬間的に回転を逆転させることもないから、軸ズレ
の許容量を大きくでき、組み付けが簡単で、専用の組み
付け治具を用意する必要がなくなる。
また、入力軸側噛み合継手と入力軸側の段部との間で
軸受内側部を押え、この軸受外側部で機体側に支持させ
たので、軸受の寿命の低下や機体側への取付ボルトが緩
む等の不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した除雪機の側面図、第2図は
エンジンの駆動により回転する出力軸側と、除雪機構部
の入力軸側との連結部を示す断面図、第3図はこの連結
部の分解斜視図、第4図は噛み合継手の側面図、第5図
は第4図のV−V断面図、第6図は第2図のVI-VI断面
図である。 図中符号1は除雪機、6はエンジン、7はインペラ、10
はオーガ、16はクランク軸、21は出力軸、31はボス部、
35,44は噛み合継手、45は入力軸、46はインペラボス
部、60は軸受、49は軸受ハウジング、Aは除雪機構部、
Bは動力伝達系である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの駆動により回転する出力軸側
    と、除雪機構部へ動力を入力する入力軸側との対抗部に
    噛み合い継手をそれぞれ設け、この両噛み合い継手の連
    結でエンジン側から除雪機構部側へ動力を伝達可能に
    し、さらに前記入力軸側の噛み合い継手と入力軸側に形
    成した段部との間に、機体に外側部が支持される軸受の
    内側部を保持するようになしたことを特徴とする除雪
    機。
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