JP4453343B2 - 画像形成装置、交換ユニット識別方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、交換ユニット識別方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、特に、消耗品を格納する着脱可能な交換ユニットを備えた画像形成装置に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、少なくとも印刷機能を有するデジタル複合機等、画像形成機能を有する装置(以下、これらをまとめて画像形成装置という)において、インクやトナー等の記録材や感光体などの画像形成処理に用いられる消耗品を、他の機構部品と一体化し、本体と着脱可能な交換ユニットとしたものが広く用いられている。
これらの消耗品は、画像形成処理を重ねることで消耗し、画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等に影響を及ぼすため、定期的に交換する必要がある。
一方、交換ユニットの交換時期は、印刷枚数、インクやトナーの使用量等により、交換ユニットごとに異なる。そこで、従来、次のような態様で、交換時期の管理を行っている。すなわち、交換ユニットを用いて画像形成処理を行なった際の、印刷枚数等の管理データを、交換ユニットに内蔵した不揮発性メモリに保存しておく。そして、画像形成装置の起動時や交換ユニットの着脱時などの所定のタイミングで、画像形成装置が、その不揮発性メモリから、管理データを読み出し、そのデータを使用して、交換時期を算出する。算出の結果、交換時期に達していれば、交換ユニットの交換通知などをユーザに対して行う。これにより、交換ユニットの交換時期の管理を行う。また、画像形成装置は、画像形成動作ごとに、印刷枚数のカウントアップなどをすることで得られた管理データを、順次、使用している交換ユニットの不揮発性メモリに書き込む。
特開2002−169431号公報
上記の管理データは、交換ユニットごとに固有のデータである。したがって、画像形成装置は、交換ユニットの交換に伴い、画像形成処理の交換時期の算出等に使用する管理データも更新する必要がある。そのため、画像形成装置は、交換ユニットの着脱を検知した際に、交換ユニットの不揮発性メモリから、改めて管理データを読み込んで、画像形成制御等を行っている。この着脱検知は、例えば、光学的、機械的な検知センサを、交換ユニットの交換の際に開閉が必要なドアに設けて、そのドアの開閉を検知することで行う。
しかしながら、ユーザが、交換ユニットの交換時期を意図的に延長したり、いわゆる海賊版の交換ユニットを不正に使用しようとする等の目的で、画像形成装置が、交換ユニットの着脱を検知できないように、検知センサ等に細工を施すことがある。また、検知センサ自体が故障することもある。そして、これらの原因により、画像形成装置が、交換ユニットの着脱を検知できずに、交換後の交換ユニットの不揮発性メモリから、その交換ユニットの管理データを読み込めずに、交換前の交換ユニットの不揮発性メモリから読み込んだ管理データに基づいて、交換時期の算定等を行ってしまう恐れがある。また、交換ユニットの交換時期が実質的に延長され、画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等に悪影響を及ぼす恐れがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等の管理を適正に行うことを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、消耗品を格納する着脱可能な交換ユニットを備え、前記消耗品を用いて画像形成処理を行う画像形成装置において、当該画像形成装置に対して電源が投入されたタイミング又は交換ユニットの着脱のために行われる当該画像形成装置のドアが閉められたことを検知したタイミングで、その交換可能ユニットの識別データ記憶装置から、識別データを取得する所定時識別データ取得手段と、前記所定時データ取得手段が取得した識別データを記憶する識別データ記憶手段と、画像形成処理の終了の後に、前記消耗品の消耗度合いを示す消耗データを取得する消耗データ取得手段と、取得した消耗データを一時保持する保持手段と、一時保持した消耗データを、前記交換ユニットに搭載された消耗データ記憶部に書き込む書き込み手段と、消耗データの前記消耗データ記憶部への書き込み完了を検知する完了検知手段と、書き込み完了の検知を待って、前記交換ユニットに搭載された識別データ記憶装置から、前記交換ユニット固有の識別データを取得する検知後識別データ取得手段と、前記識別データ記憶手段に記憶された識別データと、前記検知後識別データ取得手段から取得した識別データと、が一致するか否かに基づき、その交換ユニットのユニット識別を行う識別手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、識別手段が、消耗データの消耗データ記憶部への書き込み完了を待って、交換ユニットの識別データ記憶装置から取得した識別データに基づき、交換ユニットのユニット識別が行われる。したがって、例えば、ユーザの意図的な行為や装置の故障などが原因で交換ユニットの着脱が検知できなかったことにより、交換ユニットの交換時期が実質的に延長され、画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
本発明に係る画像形成装置の一つの態様によれば、請求項1に記載の画像形成装置において、所定のタイミングで、その交換可能ユニットの識別データ記憶装置から、識別データを取得する所定時識別データ取得手段と、所定時データ取得手段が取得した識別データを記憶する識別データ記憶手段と、を備え、前記識別手段は、識別データ記憶手段に記憶された識別データと、検知後識別データ取得手段が取得した識別データとの一致に基づき、ユニット識別を行うことを特徴とする。
本発明によれば、識別手段は、所定時識別データ取得手段が取得し、識別データ記憶手段に記憶された識別データと、検知後識別データ取得手段が取得した識別データとの一致に基づき、ユニット識別を行う。したがって、本発明によるユニット識別は、従来のように、ユニット識別のタイミングが規則的な、例えば、画像形成装置の起動時、又は交換ユニットの着脱時にのみに、交換ユニットの識別データのユニット識別を行う場合と比較して、識別のタイミングが不規則である。よって、例えば、従来と比較して、着脱検知の妨害行為を行うことが困難であり、画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等への悪影響を少なくすることができる。
本発明に係る画像形成装置の一つの態様によれば、ユニット識別の結果、両識別データが一致しなかった場合、エラー通知を行う通知手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、通知手段が、ユニット識別の結果、両識別データが一致しなかった場合、エラー通知を行う。したがって、例えば、ユーザの意図的な行為や装置の故障などが原因で交換ユニットの着脱が検知できなかった場合でも、交換ユニットが交換されたことを検知し、ユーザに対してエラー通知を行うことができるため、未然に画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等への悪影響を防止することができる。
本発明の実施の形態(以下、実施形態)について、以下図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態における画像形成装置のブロック構成図である。画像形成装置1は、装置本体10と交換ユニット30とから構成されている。交換ユニットとは、装置本体10に対して着脱可能に構成され、インクやトナー等の記録材や感光体などの画像形成処理に用いられる消耗品を、他の機構部品と一体化した部品である。ここで、画像形成装置1は、例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、少なくとも印刷機能を有するデジタル複合機等、画像形成機能を有する装置のことをいう。
さらに装置本体10において、制御部11は、画像形成装置全体を制御するためのモジュールである。具体的には、制御部11は、例えば、CPUとメモリ(RAMもしくはROM)とで構成され、メモリに格納されたプログラムをCPUが読み込むことで、画像形成装置全体の制御を行う。プログラムを格納するためのメモリとしては、他にもフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、又はCD−ROMなどの記憶媒体でもよい。画像入力部12は、複写対象の原稿を光学的に読み取るための機構である。画像記憶部13は、画像入力部12が読み取った原稿のイメージデータを記憶するモジュールである。画像出力部14は、画像記憶部13に記憶されたイメージデータを順次読み出し、用紙に印刷する。
装置側消耗データ記憶部15は、制御部11が取得した、交換ユニット30の消耗品の消耗度合いを示す消耗データを記憶するモジュールである。消耗データとは、交換ユニットの交換時期を算出する際などに利用する、使用頻度により交換ユニットごとに異なる値を示すデータのことをいい、例えば、その交換ユニットを使用して行った印刷枚数の累積値、感光ドラムの累積回転数、累積トナー供給量、感光ドラムの劣化を示す表面電位、感光ドラムの摩耗に関する電荷量などのデータのことをいう。本実施形態では、消耗データとして、印刷枚数の累積値を使用する。この消耗データに基づいて、制御部11は、交換ユニットの寿命の管理を行う。
装置側制御データ記憶部16は、制御部11が、画像出力部14を制御して画像形成処理を行う際に、画像品質などの調整を行うために利用するパラメータが示された制御データを記憶するモジュールである。制御データには、交換ユニットごとの特性、例えば、感光体の感度特性などが示される。また、この制御データは、交換ユニットの着脱時もしくは画像形成装置の起動時に、制御部11が交換ユニットのユニット側制御データ記憶部33から取得する。
取得ユニットID記憶部17は、交換ユニットの着脱時もしくは画像形成装置の起動時に、交換ユニットから取得した交換ユニット固有の識別データを示すユニットIDを記憶するモジュールである。
なお、上記各記憶部は、それぞれ別のモジュールとして説明したが、ソフト的に別々の格納領域を設けて、それぞれのデータを記憶すればよく、ハード的には一つの不揮発性メモリで構わない。
バッファ部18は、装置側消耗データ記憶部15に記憶された消耗データを、ユニット側消耗データ記憶部32に書き込む際に、消耗データを一時保持するモジュールである。すわなち、制御部11で高速処理された消耗データを、ユニット側消耗データ記憶部32への書き込み速度に合わせて、順次データを送り出すために、一時保持するためのモジュールである。I/Oインターフェース19は、交換ユニット30とのデータ通信を行うためのモジュールである。
続いて、交換ユニット30において、ユニットID記憶部31は、交換ユニット同士を識別するための、その交換ユニット固有の識別データを示すユニットIDを記憶するモジュールである。ユニット側消耗データ記憶部32は、装置本体10から送られてきた消耗データを記憶するモジュールである。ユニット側制御データ記憶部33は、交換ユニットごとに異なる特性、例えば、感光体の感度特性などが示される制御データを記憶するモジュールである。I/Oインターフェース34は、装置本体10とのデータ通信を行うためのモジュールである。
続いて、画像形成装置1の電源ON、又はドアクローズ(交換ユニットの着脱のために行われるドアの開閉)時に、装置本体10の制御部11によって、実行されるデータ読み出しフローについて、図2を用いて説明する。なお、ドアクローズの検知は、例えば、光学的、機械的な検知センサを、交換ユニットの交換の際に開閉が必要な本体装置のドアに設けて、制御部11がドアの開閉を検知することで行う。
まず、画像形成装置1の電源がONされたか、もしくは、ドアクローズされると、制御部11は、交換ユニット30が装着されたか否かを判定する(S101)。判定の結果、交換ユニット30が装着されていた場合、交換ユニット30のユニットID記憶部31から、ユニットIDを読み込む(S102)。続いて、読み込んだユニットIDと、取得ユニットID記憶部17に記憶されたユニットIDとの一致を照合する(S103)。照合の結果、両ユニットIDが一致する場合は、交換ユニットの変更が行われていないため、このフローを終了する。他方、両ユニットIDが一致しない場合は、交換ユニットの変更が行われたため、まず、読み込んだユニットIDを取得ユニットID記憶部17に書き込む(S104)。そして、交換ユニット30のユニット側消耗データ記憶部32とユニット側制御データ記憶部33から、それぞれ消耗データおよび制御データを読み込み(S105)、読み込んだ消耗データを、装置側消耗データ記憶部15に書き込み、制御データを装置側制御データ記憶部16に書き込む(S106)。
装置側に書き込まれた消耗データは、交換ユニットの交換時期の算出に利用される。算出の結果、装着された交換ユニットが交換時期であれば、その旨をユーザを通知する。交換時期の通知は、例えば、装置本体10に設けられた液晶ディスプレイ等の表示部に表示することで行えばよい。また、制御データは、画像出力部14の画像形成処理の制御に利用される。具体的には、制御部11は、その制御データに基づき、例えば、現像バイアスや露光量などを変更し、画像出力部の動作性能の調整を行う。
次に、画像形成装置1が、一連の画像形成処理が完了した時点で、制御部11によって行われる、消耗データのユニット側消耗データ記憶部32への書き込みフローについて、図3を用いて説明する。
まず、制御部11は、印字処理が終了したか否かを判定する(S111)。ここで、印字処理が終了したとは、一連の画像形成処理が完了したことを示し、例えば、用紙1枚分の印字処理が終了した時点のことをいう。判定の結果、印字処理が終了したと判定した場合、制御部11は、印刷用紙の累積枚数をカウントすることで消耗データを取得し(S112)、バッファ部18に一時保持する(S113)。一時保持された消耗データは、順次I/Oインターフェースを介して、交換ユニット30のユニット側消耗データ記憶部32に書き込まれる。
このように、交換ユニット固有のデータである消耗データを、交換ユニットに内蔵されたユニット側消耗データ記憶部32に記憶しておくことで、交換ユニットごとの管理、品質保証等を確実に行い、ユーザに的確な交換時期を通知することができる。
ところで、図2のフローチャートに示すように、交換ユニット固有のデータであるユニットID、消耗データ、制御データは、画像形成装置1の起動時や交換ユニットの着脱時にのみ、それぞれ交換ユニットから読み込まれる。通常であれば、起動時や着脱時にのみユニットIDを読み込み照合を行えば、交換ユニットの交換があった場合にも、その交換を検知することができる。したがって、交換ユニットが交換された場合には、改めてその交換ユニットの固有データを読み込み、その固有データに基づき、交換時期の判定や画像形成処理の制御が行われるため問題ない。
しかし、ユーザが、交換ユニットの交換時期を意図的に延長したり、いわゆる海賊版の交換ユニットを不正に使用しようとする等の目的で、制御部11が、交換ユニットの着脱を検知できないように、検知センサに細工などを施す場合がある。細工方法としては、例えば、検知センサが光学的、機械的なセンサであれば、シールでセンサ部分を塞いだり、棒で、センサスイッチが切り替わらないようにすることで、交換ユニットの着脱検知を妨害する方法が挙げられる。また、検知センサが定期的に交換ユニットの着脱を検知するものであれば、その検知タイミングをずらして、交換ユニットの着脱を行うことで、検知センサにより、交換ユニットの着脱を検知できないようにすることなどが挙げられる。このような場合に、上述したように、起動時や着脱時にのみユニットIDを読み込み照合を行う方法では、次に示すような不都合が生じる。
すなわち、まず、ユニットIDが「A」で、消耗データとして印刷用紙累積枚数が「10」の交換ユニットAを、装置本体に装着して、電源をONにする。すると、図2に示すフロー処理が行われ、取得ユニットID記憶部17には、「A」が書き込まれ、装置側消耗データ記憶部15には、消耗データとして印刷用紙累積枚数「10」が書き込まれる。ここで、上述したように、ユーザが、検知センサに細工を施し、交換ユニットの着脱検知を妨害し、この状態で、交換ユニットAを装置本体から抜き去る。
続いて、ユニットIDが「B」で、消耗データとして印刷用紙枚数が「1000」の交換ユニットBを、装置本体に装着する。そして、この状態で、印字処理を開始する。すると、この時点で、制御部11は、交換ユニットの着脱を検知できないため、制御部11は、交換ユニットBのユニットID、消耗データ、制御データの読み込みを行わない。したがって、今回の印字処理は、装置側制御データ記憶部16に記憶された交換ユニットAの制御データに基づき、行われることになり、画像出力部14の動作性能の調整が適切に行われずに、画像品質の低下等の問題が生じる場合がある。
また、この時点で、制御部11は、交換ユニットの着脱を検知していないため、交換ユニットBから消耗データは、読み込まれておらず、装置側消耗データ記憶部15に記憶された消耗データは、交換ユニットAに対応するデータのままである。そして、この交換ユニットAに対応する消耗データに基づいて、印刷用紙枚数のカウントがなされるため、印刷用紙枚数は「10」から「11」となる。さらに、この状態で、図3に示す処理フローが実行されるため、交換ユニットBのユニット側消耗データ記憶部32に書き込まれる消耗データの印刷用紙累積枚数は、「1000」から「11」に変更されてしまう。このことは、結果的に、交換ユニットBの交換時期を延長することになる。なぜなら、印刷用紙累積枚数の交換規定枚数が「1000」に規定されていた場合、本来であれば、交換ユニットBは、交換時期に達しているため、交換ユニットの交換がユーザに対して通知されるはずである。
しかし、上記のように、交換ユニットの着脱検知に細工等をすることで、制御部11は、交換ユニットAから交換ユニットBに変更されたことを検知できずに、交換ユニットBの印刷用紙累積枚数が「11」に書き代わってしまったことで、その後、制御部11が、交換ユニットBの着脱を検知したとしても、交換ユニットBの交換時期に達しているとは判定されず、ユニット交換の通知はなされない。よって、実質的に交換ユニットBの交換時期が延長されたことになる。このようなユーザの行為により、交換ユニットの交換時期が延長されてしまうと、画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等に悪影響を及ぼす場合がある。また、上記では、ユーザの意図的な行為により、交換ユニットの着脱を検知できない場合について説明したが、検知センサ自体の故障により、交換ユニットの着脱を検知できない場合にも、画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等に悪影響を及ぼす場合がある。
そこで、本実施形態では、図4に示す処理フローを加えることで、このような悪影響を防ぐことを特徴としている。以下、この処理フローついて説明する。
図4に示す処理フローは、一連の印字処理の終了後に行われるフローであって、印字処理終了後、まず、制御部11は、バッファ部18に、ユニット側消耗データ記憶部32に書き込むべき、消耗データがあるか否か、すなわち、バッファ部18に保持された消耗データのユニット側消耗データ記憶部32への書き込みが完了したか否かを、判定する(S121)。判定の結果、バッファ部18に、消耗データが存在しないと判定された場合、制御部11は、現在装着されている交換ユニット30のユニットID記憶部31から、ユニットIDを読み込む(S122)。そして、読み込んだユニットIDと、現在、取得ユニットID記憶部17に記憶されているユニットIDとが一致するか否かの照合を行う(S123)。照合の結果、ユニットIDが一致した場合は、そのまま処理を終了する。他方、ユニットIDが一致しなかった場合は、本来であれば、交換ユニットの着脱が検知され、図2のS104やS106に示すように、ユニットID、消耗データ、制御データの書き替えが行われているはずであるにもかかわらず、着脱が検知されておらず、それらのデータの書き替えも行われていない。このことは、ユーザにより、着脱検知センサへの細工がなされたり、着脱センサの故障であったり、もしくは、交換ユニットの記憶部自体の故障である可能性がある。そこで、このような場合には、ユーザに対してエラー通知を行う(S124)。
これにより、ユーザの意図的な行為や装置の故障などが原因で交換ユニットの着脱が検知できなかったことにより、画像出力部14の動作性能の調整が適切に行われずに、画像品質の低下が生じたり、交換ユニットの交換時期が実質的に延長され、画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
また、従来のように、画像形成装置の起動時、又は交換ユニットの着脱時にのみに、交換ユニットのユニットIDを読み込み照合する方法では、照合のタイミングが規則的であるため、上述したような着脱検知の妨害行為を比較的容易に行うことができる。しかし、本実施形態によれば、印字処理の終了後、順次、バッファ部18にデータが何も存在しないことを確認して、ユニット照合が行われるため、照合のタイミングが不規則である。したがって、従来と比較して、着脱検知の妨害行為を行うことが困難である。このことからも、従来にくらべ、交換ユニットの着脱を検知できなかったことにより発生する、画像形成装置の印字品質、動作性能、装置寿命等への悪影響を少なくすることができる。
加えて、本実施形態では、消耗データの交換ユニットへの書き込み処理が行われていない場合に、ユニットIDの照合が行われる。したがって、交換ユニットの交換時期の判定などに使用され、印字品質、動作性能、装置寿命等への影響が大きい消耗データの書き込み処理には影響を与えず、効果的に着脱検知の妨害行為を防止したり、検知センサ等の故障による悪影響を最小限に抑えることができる。
なお、図4に示す処理フローにおけるユニットID照合で、ユニットIDが一致しないと判定された場合に、エラー通知だけでなく、適切な交換ユニットに交換がなされるまで、画像形成装置の印字処理を一時中断してもよい。
本実施形態における画像形成装置のブロック構成図である。 本実施形態において、画像形成装置1の電源ON、又はドアクローズ時に、装置本体10の制御部11によって、実行されるデータ読み出しフローを示すフローチャート図である。 本実施形態において、画像形成装置1が、一連の画像形成処理が完了した時点で、制御部11によって行われる、消耗データのユニット側消耗データ記憶部32への書き込みフローを示すフローチャート図である。 本実施形態において、制御部11によって行われる交換ユニットのユニット識別の処理フローを示すフローチャート図である。
符号の説明
1 画像形成装置、10 装置本体、11 制御部、12 画像入力部、13 画像記憶部、14 画像出力部、15 装置側消耗データ記憶部、16 装置側制御データ記憶部、17 取得ユニットID記憶部、18 バッファ部、19 I/Oインターフェース、30 交換ユニット、31 ユニットID記憶部、32 ユニット側消耗データ記憶部、33 ユニット側制御データ記憶部、34 I/Oインターフェース。

Claims (4)

  1. 消耗品を格納する着脱可能な交換ユニットを備え、前記消耗品を用いて画像形成処理を行う画像形成装置において、
    当該画像形成装置に対して電源が投入されたタイミング又は交換ユニットの着脱のために行われる当該画像形成装置のドアが閉められたことを検知したタイミングで、その交換可能ユニットの識別データ記憶装置から、識別データを取得する所定時識別データ取得手段と、
    前記所定時データ取得手段が取得した識別データを記憶する識別データ記憶手段と、
    画像形成処理の終了の後に、前記消耗品の消耗度合いを示す消耗データを取得する消耗データ取得手段と、
    取得した消耗データを一時保持する保持手段と、
    一時保持した消耗データを、前記交換ユニットに搭載された消耗データ記憶部に書き込む書き込み手段と、
    消耗データの前記消耗データ記憶部への書き込み完了を検知する完了検知手段と、
    書き込み完了の検知を待って、前記交換ユニットに搭載された識別データ記憶装置から、前記交換ユニット固有の識別データを取得する検知後識別データ取得手段と、
    前記識別データ記憶手段に記憶された識別データと、前記検知後識別データ取得手段から取得した識別データと、が一致するか否かに基づき、その交換ユニットのユニット識別を行う識別手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項に記載の画像形成装置において、
    ユニット識別の結果、両識別データが一致しなかった場合、エラー通知を行う通知手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像形成装置に搭載され、前記画像形成処置の画像形成処理に用いられる消耗品を格納する着脱可能な交換ユニットの交換ユニット識別方法であって、
    当該画像形成装置に対して電源が投入されたタイミング又は交換ユニットの着脱のために行われる当該画像形成装置のドアが閉められたことを検知したタイミングで、その交換可能ユニットの識別データ記憶装置から、識別データを取得する所定時識別データ取得工程と、
    前記所定時データ取得工程で取得した識別データを識別データ記憶手段に記憶させる記憶工程と、
    画像形成処理の終了の後に、前記消耗品の消耗度合いを示す消耗データを取得する消耗データ取得工程と、
    取得した消耗データを一時保持する保持工程と、
    一時保持した消耗データを、前記交換ユニットに搭載された消耗データ記憶部に書き込む書き込み工程と、
    消耗データの前記消耗データ記憶部への書き込み完了を検知する完了検知工程と、
    書き込み完了の検知を待って、前記交換ユニットに搭載された識別データ記憶装置から、前記交換ユニット固有の識別データを取得する検知後識別データ取得工程と、
    前記識別データ記憶手段に記憶された識別データと、前記検知後識別データ取得工程で取得した識別データと、が一致するか否かに基づき、その交換ユニットのユニット識別を行う識別工程と、
    を含む交換ユニット識別方法。
  4. 画像形成装置に搭載され、前記画像形成処置の画像形成処理に用いられる消耗品を格納する着脱可能な交換ユニットの交換ユニット識別を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    当該画像形成装置に対して電源が投入されたタイミング又は交換ユニットの着脱のために行われる当該画像形成装置のドアが閉められたことを検知したタイミングで、その交換可能ユニットの識別データ記憶装置から、識別データを取得する所定時識別データ取得ステップと、
    前記所定時データ取得工程で取得した識別データを識別データ記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
    画像形成処理の終了の後に、前記消耗品の消耗度合いを示す消耗データを取得する消耗データ取得ステップと、
    取得した消耗データを一時保持する保持ステップと、
    一時保持した消耗データを、前記交換ユニットに搭載された消耗データ記憶部に書き込む書き込みステップと、
    消耗データの前記消耗データ記憶部への書き込み完了を検知する完了検知ステップと、
    書き込み完了の検知を待って、前記交換ユニットに搭載された識別データ記憶装置から、前記交換ユニット固有の識別データを取得する検知後識別データ取得ステップと、
    前記識別データ記憶手段に記憶された識別データと、前記検知後識別データ取得ステップで取得した識別データと、が一致するか否かに基づき、その交換ユニットのユニット識別を行う識別ステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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