JP4453245B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気かみそりに関し、詳しくは、刃部の構造に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、電気かみそりは、電源電池とこの電源電池により駆動されるモータとを内装したかみそり本体部の先端に、固定刃である外刃と可動刃である内刃とを備えた刃部を配設し、モータの駆動を内刃に伝達させて内刃に回転や往復摺動などの所定動作を行わせる構成を備えた電気機器であり、外刃の外面を肌に沿わせて外刃と内刃との間に髭を導入し、外刃の内面に内刃の外面を摺接させることで両刃の間に髭を挟み込んで捕らえ、切断させるように使用されるものである。このような電気かみそりに求められる機能として、従来から、髭をより深く剃る意味での深剃り性能や、髭の剃り残しを少なくする意味での髭の導入性能があった。
【0003】
これらの性能を向上させることを期した電気かみそりには、たとえば図24に示すようなものがあった。これは、外刃1と内刃2との間に髭を導入するために外刃1に開口20を多数穿孔し、この開口20の開口パターンに工夫を凝らして髭の導入性能を高めようとした例である。詳しくは、外刃1に穿孔した開口群を、開口長さの異なる長孔開口20aと短孔開口20bとの2種類の開口で構成し、内刃2の摺動方向に、長孔開口20aと短孔開口20bとを交互に配設している(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
また、たとえば図25に示すものもある。これは、外刃1と内刃2との間に髭を導入するために外刃1に開口21を多数穿孔し、この開口21の開口縁部の形状に工夫を凝らして髭の導入性能を高めようとした例である。詳しくは、外刃1に穿孔した開口群を、開口縁が外側にめくれた外向き開口21aと開口縁が内側にめくれた内向き開口21bとで構成し、内刃2の摺動方向に、外向き開口21aと内向き開口21bとを交互に配設している(たとえば、特許文献2参照)。
【0005】
また、たとえば図26に示すものもある。これは、外刃1の外面を肌に沿わせる際に肌面を押圧して髭を肌から絞り出して深剃り性能を向上させようとした例である。詳しくは外刃1と内刃2との間に髭を導入するために外刃1に開口22を穿設し、この開口22の近傍における外刃1の外面の部位に突起23を一体に形成して外刃1を構成している(たとえば、特許文献3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開昭56−132980号公報
【特許文献2】
実開昭55−167368号公報
【特許文献3】
欧州特許出願公開第0480147号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図24や図25に示す電気かみそりでは、髭の導入性能にあっては一定の向上効果が得られるのではあるが、深剃り性能にあっては、図24のものでは特に工夫もないため特筆すべきものはなく、図25のものでは開口縁のめくれた部位が髭の切断点と肌面とを遠ざけてしまい、深剃り性能を悪化させてしまっている。また、図26に示す電気かみそりでは、深剃り性能は向上しているが、突起23によって外刃1の刃厚を厚くしてしまっており、髭の導入性能を悪化させてしまっている(図6参照)。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、髭の導入性能を高く維持したまま深剃り性能を向上させることができる電気かみそりを提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る電気かみそりは、固定刃である外刃1と可動刃である内刃2とをそれぞれ内刃2の摺動方向に隙間を介して複数並設し、、外刃1の外面を肌に沿わせると共に、外刃1の内面に内刃2の外面を摺接させ、両刃によって髭を挟み込んで捕らえて切断する電気かみそりにおいて、内刃2の駆動を利用して髭を捕らえる直前のタイミングで肌面に押圧負荷を加える押圧機構を設けたことを特徴とする。これによると、押圧機構が髭近傍の肌面を押圧することで、髭を肌面から絞り出して深剃りができ、また、押圧機構の髭近傍の肌面を押圧するタイミングを内刃2と外刃1とが髭を捕らえる瞬間に設定していることで、外刃1と内刃2との間に髭を導入するタイミングでは肌面押圧時に比べて外刃1の刃厚を薄く維持し、髭の導入性能を高く維持でき、更に、押圧機構は内刃2の駆動を利用して駆動されることで、押圧機構の駆動を内刃2の摺動動作に関連づけることができ、肌面押圧動のタイミングの確実性を確保できる。
【0010】
また、内刃2の外面と外刃1の内面とに磁力を付加し、内刃2の外面における摺動方向の両端部と外刃1の内面とを異極に設定すると共に、内刃2の外面における摺動方向の中央部と外刃1の内面とを同極に設定して上記押圧機構を構成したことも好ましい。これによると、内刃2と外刃1との磁力の反発によって外刃1を肌面に押圧させることができ、つまり外刃1と内刃2との摺動を非接触にできて刃の長寿命化を図ることができ、また、簡単な構成で、外刃1の肌面への押圧のタイミングを髭の切断前の時点に限定できると共に切断時における外刃1への内刃2の隙間ない摺接を維持でき、高い髭の導入性能を備えつつ鋭い切れ味での深剃り性能を確保できる。
【0011】
また、肌面を押圧する押圧突起3を外刃1に設け、押圧突起3の内端部と内刃2の外面とを磁化し、押圧突起3の内端部と内刃2の外面とを異極に設定して上記押圧機構を構成したことも好ましい。これによると、内刃2の摺動によって得る外方への押圧力を押圧突起3に集中させ、この押圧突起3によって効果的な肌面の押圧を行わせることができる。
【0012】
また、肌面を押圧する押圧突起3を外刃1に設け、この押圧突起3の内端部と内刃2の外面とを磁化し、内刃2の外面における摺動方向の両端部と押圧突起3の内端部とを異極に設定すると共に、内刃2の外面における摺動方向の中央部と押圧突起3の内端部とを同極に設定して上記押圧機構を構成したことも好ましい。これによると、内刃2の摺動によって得る外方への押圧力を押圧突起3に集中させ、この押圧突起3によって効果的な肌面の押圧を行わせることができ、また、簡単な構成で、外刃1の肌面への押圧のタイミングを髭の切断前の時点に限定できると共に切断時には外刃1への内刃2の隙間ない摺接を維持でき、高い髭の導入性能を備えつつ鋭い切れ味での深剃り性能を確保できる。
【0013】
また、摺動する内刃2に当接させる当接突起部4を外刃1の内面に突設し、当接突起部4の突出面を緩斜面状に形成し、内刃2の当接突起部4への衝撃によって外刃1の内面の高さは変動させずに外刃1の一部を内外方向に突没自在にするようにして上記押圧機構を構成したことも好ましい。これによると、摺動する内刃2の駆動力を当接突起部4で直接受け、この衝撃によって外刃1の一部を肌面に押圧させることができることから、肌面を押圧する押圧機構を効率良く且つ正確に作動させることができ、また、内刃2の当接突起部4への衝撃によって外刃1の内面の高さは変動させずに外刃1の一部が内外方向に突没するようにされているから、切断時では外刃1への内刃2の隙間ない摺接が維持され、鋭い切れ味での深剃り性能が確保できる。更に言うと、外刃1に対する鍛造加工や切削加工によって当接突起部4が形成されて押圧機構を構成できるので、押圧機構の製造も容易に行える。
【0014】
また、摺動する内刃2に当接させる当接突起部4を外刃1の内面に突設し、当接突起部4の突出面を緩斜面状に形成し、内刃2の外面における摺動方向の中央部に内方に凹没した凹溝部5を形成し、この凹溝部5の溝深さを当接突起部4の突出高さより大きく設定すると共に、凹溝部5の溝幅を当接突起部4の突出幅よりも大きく設定し、内刃2の当接突起部4への衝撃によって外刃1全体を内外方向に突没自在にするようにして上記押圧機構を構成したことも好ましい。これによると、摺動する内刃2の駆動力を当接突起部4で直接受け、この衝撃によって外刃1自体を肌面に押圧させることができることから、肌面を押圧する押圧機構を効率良く且つ正確に作動させることができ、また、内刃2の外面に形成した凹溝部5の溝深さを当接突起部4の突出高さより大きく設定すると共にその溝幅を当接突起部4の突出幅よりも大きく設定したから、外刃1の内方に内刃2を位置させた際にも凹溝部5内に当接突起部4を収容させて外刃1の肌面への押圧を解除でき、つまり外刃1の肌面への押圧回数を増やして髭の導入性能や深剃り効果を向上させることができる。更に言うと、通常、電気かみそりにあっては、外刃1に比べて内刃2を大きく形成することが多いのであるが、上記構成の押圧機構では内刃2に凹溝部5を加工して形成されるので、外刃1に加工が施されるものに比べ、刃の強度や製造性の向上を図ることができる。
【0015】
また、当接突起部4の突出面にカーボン硬質膜層をコーティングしたことも好ましい。これによると、摺動する内刃2の当接に対する当接突起部4の耐磨耗性の向上を図ることができる。
【0016】
また、外刃1の外面における当接突起部4の相対位置に外方に突出する肌当て突起部6を突設し、肌当て突起部6の突出面を緩斜面状に形成したことも好ましい。これによると、摺動する内刃2が当接突起部4に当接する際に当接突起部4が受ける衝撃を効率よく肌当て突起部6に伝達でき、この衝撃を集中させた肌当て突起部6によって肌面を押圧することができ、押圧機構の肌面の押圧にかかる効率を向上させることができ、また、肌当て突起部6の突出面を緩斜面状に形成したから、肌面への押圧を柔らかい感触で行わせることができる。
【0017】
また、当接突起部4及び肌当て突起部6を一体にして外刃1とは別部材の突起部材7を形成したことも好ましい。これによると、摺動する内刃2が当接突起部4に当接した際に当接突起部4が受ける衝撃を外刃1を介在させずに直に肌当て突起部6に伝達させることができ、内刃2の当接突起部4が受ける衝撃の外刃1への影響を少なくすると共に肌面への押圧の効率を向上させることができ、また、外刃1と突起部材7とを異なる材料特性を持った材料で製造できるから、外刃1と突起部材7との変形の度合いを調節することもできる。
【0018】
また、外刃1に内外に貫通する嵌合孔8を穿孔し、この嵌合孔8に突起部材7を嵌合させて外刃1に突起部材7を装着し、少なくとも突起部材7の外刃1への嵌合部分を弾性変形可能としたことも好ましい。これによると、内刃2の押圧負荷によって突起部材7が弾性変形したり外刃1の外方に押出されたりしても、突起部材7と外刃1との嵌合部分は維持され、外刃1への突起部材7の装着を強固に維持することができる。
【0019】
また、外刃1に内外に貫通する嵌合孔8を穿孔し、この嵌合孔8に突起部材7を嵌合させて外刃1に突起部材7を装着し、嵌合孔8に装着した突起部材7の内端部及び外端部を嵌合孔8の外に位置させ、この突起部材7の内端部及び外端部に嵌合孔8の孔径よりも大きい外形に形成した最大外形部16をそれぞれ設け、この最大外形部16で外刃1を内外から挟持したことも好ましい。これによると、突起部材7の嵌合孔8からの抜けを有効に防止でき、外刃1への突起部材7の装着を強固に維持することができる。
【0020】
また、外刃1に内外に貫通する嵌合孔8を穿孔し、嵌合孔8の外刃1の内外方向における中央部位に最大内径に形成した最大孔径部9を設け、突起部材7の内外方向の中央部位に最大外径に形成した最大外形部10を設け、最大孔径部9に最大外形部10を嵌合させつつ突起部材7を嵌合孔8に装着したことも好ましい。これによると、突起部材7の嵌合孔8からの抜けを有効に防止でき、外刃1への突起部材7の装着を強固に維持することができる。
【0021】
また、突起部材7の内外方向の中央部位における両端部位に一対の突部11を形成し、突起部材7を嵌合して外刃1に装着させる嵌合孔8を外刃1に内外に貫通するように穿孔し、この嵌合孔8の縁部に外刃1の外面に開口して突起部材7の突部11を挿通させる有底孔状の挿通孔12を形成し、嵌合孔8に嵌合させて外刃1に装着した突起部材7の突部11を挿通させた挿通孔12の開口部位に弾性材13を充填して挿通孔12を閉塞し、突起部材7を外刃1の内外方向に突没自在にしたことも好ましい。これによると、外刃1に装着した突起部材7を外刃1の内外方向に突没自在にさせるには、突部11を挿通させた挿通孔12に弾性材13を充填させることで行われ、つまり突起部材7自体を弾性材料で構成しなくてもよく、また組立も容易なことから、製造コストの低廉化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
一般的に、電気かみそりは、電源電池とこの電源電池により駆動されるモータとを内装したかみそり本体部の先端に、固定刃である外刃1と可動刃である内刃2とを備えた刃部を配設し、モータの駆動を内刃2に伝達させて内刃2に回転や往復摺動などの所定動作を行わせるものであり、外刃1の外面を肌に沿わせて外刃1と内刃2との間に髭を導入し、外刃1の内面に内刃2の外面を摺接させ、両刃によって髭を挟み込み、捕らえて切断させるようにして使用されるものである。
【0023】
本発明は、上記一般的な各種の電気かみそりに付加し得る技術であり、その主旨は刃部の構造にあり、詳しくは、既設の内刃2の駆動を利用して、髭を捕らえる直前のタイミングで肌面に押圧負荷を加えるといった機能を有する押圧機構を外刃1に設けたことにある。
【0024】
つまり上記押圧機構によると、図1に示すように、髭近傍の肌面を押圧することで髭を肌面から絞り出し、内刃2による髭の補足位置や、外刃1と内刃2とによる髭の切断点をより毛根側に位置させ、より毛根側で髭を切断させ得る、すなわち深剃りができるようにされている。ここで、図中Aは肌を、Bは髭を、Cは髭の毛根を示している。なお、図2のグラフは、肌面への押圧力が高ければ高いほど、髭が肌面から多く(長く)絞り出されることを示している。また、上記押圧機構にあっては、この髭近傍の肌面を押圧するタイミングを内刃2と外刃1とが髭を捕らえる瞬間に設定していることで、髭を捕らえる直前まで、すなわち外刃1と内刃2との間に髭を導入するタイミングでは、肌面押圧時に比べて外刃1の刃厚を薄く維持しているのであり、より多くの髭を外刃1と内刃2との間に導入でき、つまり髭の導入性能を高く維持させているのである。また、上記押圧機構は、内刃2の駆動を利用して肌面の押圧を行わせているので、外刃1との間で髭を切断する内刃2の摺動動作に関連づけて肌面の押圧動が為され、肌面押圧動のタイミングの確実性が確保されている。上述した押圧機構を電気かみそりに付加すると、髭の導入性能を高く維持させつつ深剃り性能の向上が図られ、更には、押圧機構の正確な肌面押圧動も確保された電気かみそりが提供されるのである。
【0025】
以下、上述した技術思想を有する本発明を、添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。なお、実施の形態の諸例では、内刃2が外刃1の内側で往復駆動するタイプの電気かみそりを想定して説明していく。図3に示すように、外刃1は逆U字状に延びた外刃桟1aを内刃2の摺動方向に隙間を介して並設させることで構成されており、内刃2も逆U字状に延びた内刃桟2aをその摺動方向に隙間を介して並設させることで構成されている。また、上記外刃桟1aの内面及び内刃桟2aの外面における内刃2の摺動方向の両端部には先端程尖るようにされた切り刃14、15が備えられている。そして、外刃1の外面を肌面に沿わせ、外刃桟1a間の隙間及び内刃桟2a間の隙間に髭を導入し、内刃桟2aの切り刃15で上記髭を捕らえると共に、内刃桟2aの切り刃15と外刃桟1aの切り刃14とで上記髭を挟み込み、髭にせん断負荷を与えることで髭の切断が行われるようにされている。
【0026】
図1乃至図6には本発明の実施の形態の例を示す。この例は、図4に示すように、内刃桟2aの外面と外刃桟1aの内面とをそれぞれ磁化し、内刃桟2aの外面における摺動方向の両端部と外刃桟1aの内面とを異極に設定すると共に、内刃桟2aの外面における摺動方向の中央部と外刃桟1aの内面とを同極に設定して上記押圧機構を構成させたものである。
【0027】
この押圧機構では、摺動した内刃桟2aが外刃桟1aの直ぐ内方の位置に位置したときには、同極に設定された内刃桟2aの外面における摺動方向の中央部と外刃桟1aの内面とが反発し、外刃桟1aが外方に弾性変形をし、この外刃桟1aによって肌面が押圧されるようになっている。なお、髭は内刃桟2aの切り刃15を引っ掛けることで捕らえるのであるが、内刃桟2aが髭を捕らえるタイミングは外刃桟1aの直ぐ内方の位置を内刃桟2aが通過した直後に行われる。また、摺動した内刃桟2aが外刃桟1aの直ぐ内方の位置からずれた位置に位置したときには、異極に設定された内刃桟2aの外面における摺動方向の両端部と外刃桟1aの内面とが引き合い、外方に弾性変形をしていた外刃1が元の形状に戻り、外刃1の内面と内刃2の外面とが隙間なく接触されるようになっている。なお、髭を切断するタイミングはこの内刃2と外刃1とがずれた位置で行われる。
【0028】
つまり、この押圧機構にあっては、外刃1の肌面への押圧は内刃2の駆動を利用して行われるようにされており、また、外刃1の肌面への押圧のタイミングは髭を捕らえる直前時に行われるようになっており、それ以外の時点では外刃1の肌面への押圧は為されないようになっている。なお、図5には、摺動する内刃2の移動に対する外刃1の外方への移動量、つまり経時的な外刃1の外方への移動量を示している。
【0029】
外刃1が肌面を押圧すると髭は肌面から絞り出されるのであり、その直後に内刃2によって髭は捕らえられるので、この絞り出された髭を切断することができるのである。つまり、深剃りが可能にされているのである。なお、切断時には外刃桟1aの内面と内刃桟2aの外面とが隙間なく接触されるので、良好な切れ味も確保されている。また、外刃1の肌面への押圧のタイミングは髭を捕らえる直前時に行われ、それ以外の時点では外刃1の肌面への押圧は為されないようになっているから、髭の外刃1と内刃2との間への導入時には、外刃1の内面と内刃2の外面とが隙間なく接触されるようになっており、つまり肌面押圧時に比べて外刃1の刃厚を薄くする状態とされ、髭の導入性能も高く維持されている。しかして、本例の押圧機構を備えた電気かみそりは、上述したように髭の導入性能を高く維持しつつ深剃り性能が向上しているのである。更に言うと、本例の電気かみそりでは、内刃2と外刃1とが常に接触しているものではなく、外刃1と内刃2とが一定のタイミングで接離自在にされるので、外刃1と内刃2との接触時間を少なくでき、刃の長寿命化も図られているといった利点も有している。なお、図6には、髭の絞り出し量(深剃り性能)と髭の導入率(髭の導入性能)について、本例の実施品、図25の従来例(図6中「S55−167368」と記す)、図26の従来例(図6中「EP0480147B1」と記す)を比較したグラフを示す。これによると、本例の実施品が、深剃り性能、髭の導入性能ともに一番効果が高いことが明らかにされている。
【0030】
以下、本発明の実施の形態の他例を列挙するが、先の例と同一の部位は同一符号を付して説明を省き、異なる部位についてのみ説明をしていくものとする。
【0031】
図7には本発明の実施の形態の他例を示す。この例は、肌面を押圧する押圧突起3を外刃桟1aに設け、押圧突起3の内端部と内刃桟2aの外面とを磁化し、押圧突起3の内端部と内刃桟2aの外面とを異極に設定して上記押圧機構を構成したものである。この例も先の図1〜6の例同様、外刃1と内刃2との適所を磁化するといった簡単な構成で、髭を捕らえる直前のタイミングで肌面に押圧負荷を与えることができるものであるが、本例はこれに加え、押圧機構の肌面への押圧が外刃1の外面に比べて肌面への接触面積の小さい押圧突起3によって為されるのであり、内刃2の摺動によって得られる外方への押圧力を押圧突起3に集中させて効果的に肌面に負荷させることができるようにされている。これによって、押圧機構の高効率化が図られ、押圧機構、ひいては電気かみそりの小型化を図り得るようにされている。
【0032】
なお、図示はしないが、この押圧突起3を外刃1と別体にし、外刃1に対して突没自在に装着させることも好ましい。これによると、押圧突起3の突没動のストロークを外刃1の剛性の影響を受けずに大きくとることができるのであり、押圧突起3での肌面への押圧を更に効果的に行わせることができるのである。
【0033】
また、図8には本発明の実施の形態の更に他例を示す。この例は、肌面を押圧する押圧突起3を外刃1に設け、この押圧突起3の内端部と内刃2の外面とを磁化し、内刃2の外面における摺動方向の両端部と押圧突起3の内端部とを異極に設定すると共に、内刃2の外面における摺動方向の中央部と押圧突起3の内端部とを同極に設定して上記押圧機構を構成したものである。この例も先の図7の例同様、簡単な構成によって髭を捕らえる直前のタイミングで肌面に押圧負荷を与えることができると共に、内刃2の摺動によって得られる外方への押圧力を押圧突起3に集中させて効果的な肌面の押圧を行えるようにされているのである。そして、これに加え、外刃1の直ぐ内方位置とずれた位置に内刃2が位置するときには、押圧突起3に積極的に内方への没入負荷を与え、外刃1を内刃2に近接させることができ、切断時には外刃1への内刃2の隙間ない摺接を維持でき、鋭い切れ味での深剃りを確保できるようにされているのである。
【0034】
図9乃至図11には本発明の実施の形態の更に他例を示す。この例は、先の実施の形態の諸例にあるように特に外刃1や内刃2に磁化を施すようなことはせず、摺動する内刃2に当接させる当接突起部4を外刃1の内面に一体に突設し、当接突起部4の突出面を緩斜面状に形成し、摺動する内刃2が当接突起部4に当接する際、当接突起部4が受ける衝撃によって外刃1の内面の高さは変動させずに外刃1の一部を内外方向に突没自在にさせることで上記押圧機構を構成したものである。
【0035】
この押圧機構では、摺動する内刃2を外刃1の内面に突設させた当接突起部4に衝突させ、この衝突の衝撃によって外刃1の一部を外方に弾性変形させて、この外刃1の一部によって肌面を押圧させるようにしている。つまり、摺動する内刃2の駆動力を当接突起部4で直接受け、この衝撃によって外刃1を肌面に押圧させることができることから、肌面を押圧する押圧機構を効率良く且つ正確に作動させることができるようにされている。しかして、肌面を押圧するのに必要とされる内刃2の摺動駆動にかかる力を小さくでき、電動かみそりの小型化や電動かみそりに備えるモータの低出力化を図ることができるのである。
【0036】
なお、本例の当接突起部4は外刃桟1aの内面における摺動方向の中央部分に形成されている。しかして、摺動した内刃桟2aが外刃桟1aの直ぐ内方の位置に位置したときに内刃桟2aが当接突起部4に衝突し、外刃1の外面における当接突起部4の相対部位(すなわち摺動方向の中央部)が外方に弾性変形し、この外刃桟1aの部位によって肌面が押圧されるようになっている。つまり、上記外刃1の一部は、この外刃1の外面における当接突起部4の相対部位が構成している。また、摺動した内刃桟2aが外刃桟1aの直ぐ内方の位置からずれた位置に位置したときには、内刃桟2aが当接突起部4から離れ、外方に弾性変形をしていた外刃1が元の形状に戻り、外刃1の内面と内刃2の外面とが隙間なく接触されるようになっている。このように、本例の押圧機構にあっても、髭近傍の肌面を押圧するタイミングを内刃2が髭を捕らえる瞬間に設定されているので、髭の導入性能を高く維持しながらも深剃りが行えるようにされており、また、内刃2の当接突起部4への衝撃によっても、外刃1の内面の高さは変動されずに外刃1の一部が内外方向に突没するようになっているので、切断時では外刃1への内刃2の隙間ない摺接が維持され、鋭い切れ味での深剃りが確保されるようになっているのである。更に言うと、本例の押圧機構は、外刃1に対する鍛造加工や切削加工によって当接突起部4が形成されて押圧機構を構成できるので、押圧機構の製造も容易に行えるといった利点も有している。
【0037】
なお、図示はしないが、当接突起部4の突出面に、たとえばDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)などのカーボン硬質膜層をコーティングしても好ましい。これによると、摺動する内刃2が当接する当接突起部4の突出面における耐磨耗性の向上を図ることができて好ましい。
【0038】
なお、図10や図11には当接突起部4の形状を違えたものを示す。図10の当接突起部4は扁平な半球状の突起であり、図11の当接突起部4は内方略径が小さくされた円錐台状の突起である。何れの当接突起部4も、摺接した内刃2が当接突起部4に当接する際にその衝撃を摺動方向に逃し得ると共に、その衝撃のいくらかを外方への応力に変換させ得るよう、内刃2の摺動方向に対して鈍角状に形成された緩斜面を有するように形成されている。なお、当接突起部4の外刃1の下面からの突出高さは数μmに設定されている。
【0039】
また、図12乃至図14には本発明の実施の形態の更に他例を示す。この例は、先の図9〜11の例に加えて、外刃桟1aの外面における当接突起部4の相対位置に外方に突出する肌当て突起部6を一体に突設したものである。この例では、摺動する内刃2が当接突起部4に付加する外刃1の外方向への衝撃を直接的に効率よく肌当て突起部6に伝達させることができ、この衝撃を集中させた肌当て突起部6によって肌面を押圧することができ、押圧機構の肌面の押圧にかかる効率を向上させ、電動かみそりの更なる小型化などを図ることができるのである。
【0040】
なお、図13や図14には当接突起部4及び肌当て突起部6の形状の例を示している。これらは先の図10や図11に対応するものである。たとえば、これら図13や図14のように当接突起部4と肌当て突起部6とを外刃1に対して対称な形状にすると、当接突起部4と肌当て突起部6とを有して対称物体に形成された突起部材7を、外刃1に埋設して一体化することで、当接突起部4と肌当て突起部6とを外刃1に一気に形成させることができるようになり、製造の簡略化を図ることができる。更に言えば、このように外刃1と突起部材7とを別体で構成すると、異なる材料特性を持った材料で各部材を製造でき、外刃1と突起部材7との変形の度合いを調節することができる。つまり、外刃1をその内面の高さ変動の無いものとし、突起部材7だけを肌面に押圧させ得るようにすることも簡単に行え、鋭い切れ味での深剃りの確保を容易に行えるのである。
【0041】
また、図15乃至図19には本発明の実施の形態の更に他例を示す。この例は、先の図12〜14の例に加えて、当接突起部4及び肌当て突起部6を一体にして突起部材7を構成し、この突起部材7を外刃1とは別部材にし、外刃1に内外に貫通する嵌合孔8を形成し、上記突起部材7を上記嵌合孔8に挿通させて外刃1の内外方向に突没自在に装着したものである。なお、図15には突起部材7の動作を順に示している。詳しくは、図15(a)には摺動する内刃桟2aが外刃桟1aに近接する段階を示し、図15(b)には摺動する内刃桟2aが外刃桟1aの直ぐ内方位置に位置して突起部材7に当接し、突起部材7を外方に押し上げ、この突起部材7によって肌面を押圧し、髭を肌面から絞り出した段階を示し、図15(c)には肌面から絞り出した髭を内刃2が捕らえる段階を示し、図15(d)には摺動する内刃桟2aが外刃桟1aの直ぐ内方の位置からずれ、内刃2の突起部材7への押し上げが解除され、髭が切断される段階を示している。
【0042】
この例の押圧機構にあっては、突起部材7が外刃1と別体で構成されているので、外刃1と突起部材7とを異なる材料特性を持った材料で製造することができ、たとえば肌面を押圧するのに適した柔らかい材料を用いて突起部材7を形成したりでき、つまり突起部材7の製造にかかる設計の自由度を向上させることができる。また、突起部材7だけを肌面に押圧させ得るようにして、外刃1を内刃2の摺動に関わらず内面高さの変動が無いものとすることも容易に行えるのであり、鋭い切れ味での深剃りを容易に確保できるといった利点もある。
【0043】
ここで、図16に示すように、突起部材7を嵌合孔8に嵌合させるのに、少なくとも突起部材7における外刃1への嵌合部分を弾性変形可能としたことも好ましい。これによると、内刃2の押圧負荷によって突起部材7が弾性変形したり外刃1の外方に押出されたりしても、突起部材7と外刃1との嵌合部分は維持され、外刃1への突起部材7の装着を強固に維持することができる。
【0044】
また、図17に示すように、嵌合孔8の外刃1の内外方向における中央部位に最大内径にした最大孔径部9を形成し、上記嵌合孔8の内外方向の中央部位に最大外径にした最大外径部10を形成し、この最大孔径部9に最大外径部10を嵌合させつつ嵌合孔8に突起部材7を嵌合して装着したことも好ましい。外刃1に装着した突起部材7はその最大外径部10が嵌合孔8の最大孔径部9に引っ掛かり、突起部材7の嵌合孔8からの抜けが有効に防止されているのである。すなわち、外刃1への突起部材7の装着が強固に維持されているのである。
【0045】
また、図18及び19に示すように、突起部材7の内外方向の中央部位における両端部位に一対の突部11を形成し、突起部材7を嵌合して外刃1に装着させる嵌合孔8を外刃1に内外に貫通するように穿孔し、この嵌合孔8の縁部に外刃1の外面に開口して突起部材7の突部11を挿通させる有底孔状の挿通孔12を形成し、嵌合孔8に嵌合させて外刃1に装着した突起部材7の突部11を挿通させた挿通孔12の開口部位に弾性材13を充填して挿通孔12を閉塞し、突起部材7を外刃1の内外方向に突没自在にしたことも好ましい。これによると、外刃1に装着した突起部材7を外刃1の内外方向に突没自在にさせるには、突部11を挿通させた挿通孔12に弾性材13を充填させることで行われるのであり、つまり突起部材7自体を弾性材料で構成しなくてもよく、また組立も容易なことから、製造コストの低廉化を図ることができるのである。
【0046】
また、図20及び図21には本発明の実施の形態の更に他例を示す。この例は、先の図15〜19の例に加え、突起部材7を弾性変形可能な材料で構成し、この突起部材7を、摺動する内刃2の当接突起部4への当接により凹んだ体積分、肌当て突起部6の体積を増加させるように弾性変形可能にしたものである。これによると、突起部材7のみを肌面に押圧させるといったことを、更に簡単な構成によって行わせることができ、また、肌面への押圧が適度な柔らかい感触で行わせることができ、電気かみそりの使用勝手の向上が図られている。
【0047】
なお、図21に示すものは、図20の例に加え、突起部材7における当接突起部4及び肌当て突起部6を構成する部位(つまり突起部材7の内端部及び外端部)を嵌合孔8の孔径より大きい外形(最大外形部16)に形成させて突起部材7を構成している。これによると、外刃1に装着した突起部材7は、その内端部及び外端部の最大外形部16で外刃1を内外から挟持することができ、突起部材7の嵌合孔8からの抜けを有効に防止できるようにされる。すなわち、外刃1への突起部材7の装着を強固に維持されているのである。
【0048】
また、図22及び図23には本発明の実施の形態の更に他例を示す。この例は、摺動する内刃2に当接される当接突起部4を外刃桟1aの内面に一体に突設すると共に、外刃桟1aの外面における当接突起部4の相対位置に外方に突出する肌当て突起部6を一体に突設し、当接突起部4の突出面を緩斜面状に形成し、内刃桟2aの外面における摺動方向の中央部に内方に凹没した凹溝部5を形成し、この凹溝部5の溝深さを当接突起部4の突出高さより大きく設定すると共に、凹溝部5の溝幅を当接突起部4の突出幅よりも大きく設定し、内刃桟2aの当接突起部4への衝撃によって外刃1全体を内外方向に突没自在にして上記押圧機構を構成したものである。
【0049】
この押圧機構では、摺動する内刃2を外刃桟1aの内面に突設させた当接突起部4に衝突させ、この衝突の衝撃によって外刃1自体を外方に弾性変形させて、外刃桟1aの肌当て突起部6によって肌面を押圧させるようにしている。つまり、摺動する内刃2の駆動力を当接突起部4で直接受け、この衝撃を外刃桟1aの肌当て突起部6に伝達、この肌当て突起部6によって肌面を押圧させることができることから、肌面を押圧する押圧機構を効率良く且つ正確に作動させることができるようにされている。しかして、内刃2の摺動駆動にかかる力を小さくでき、電動かみそりの小型化や電動かみそりに備えるモータの低出力化を図り得るようにされている。
【0050】
また、本例の押圧機構では、内刃桟2aの外面に形成した凹溝部5の溝深さを当接突起部4の突出高さより大きく設定すると共にその溝幅を当接突起部4の突出幅よりも大きく設定したから、内刃2の摺動中に凹溝部5内には当接突起部4が完全に収容されるようになる。凹溝部5内に当接突起部4を収容させた際には、外刃桟1aの内面を内刃桟2aの外面に当接させることができ、つまり外刃桟1aの肌面への押圧が解除されるようになる。
【0051】
図23には本例の押圧機構の動作を順に示しているが、特に本例の凹溝部5は、内刃桟2aの外面における摺動方向の中央部に設けられているので、まず、摺動する内刃桟2aが外刃桟1aに近接し、内刃桟2aが外刃桟1aの当接突起部4に当接し、外刃桟1aを外方に押し上げ、この外刃桟1aの肌当て突起部6によって肌面を押圧させるのであり、次に、外刃桟1aの当接突起部4が内刃桟2aの凹溝部5に収容され、外刃桟1aが弾性復帰によって内方に凹没し、外刃桟1aの肌当て突起部6による肌面の押圧を解除させるのであり、次に、再び外刃桟1aの当接突起部4が内刃桟2aの凹溝部5から出て、内刃桟2aが外刃桟1aを外方に押し上げ、この外刃桟1aの肌当て突起部6で肌面を再び押圧させるようにされている。つまり、本例の押圧機構では、外刃桟1aの内側に内刃桟2aを通過させた際には、外刃桟1aの肌面への押圧を2回行えるよう設定されている。このように内刃2の外面に当接突起部4が収容できる凹溝部5を形成しておくと、肌面への押圧のタイミングを細かく且つ複数回行えるように設定できるのであり、肌面への押圧回数を増やすことで肌面からの髭の絞り出し回数が増えて深剃り効果の向上が期待できるのである。なお、図23(d)のように切断時には内刃桟2aは外刃桟1a間の付近に位置し、内刃桟2aが外刃桟1aの当接突起部4に当接しないで内刃桟2aの外面と外刃桟1aの内面とが隙間無く接触するようにしており、鋭い切れ味での深剃りも確保されている。
【0052】
更に言うと、通常電気かみそりにあっては、外刃1に比べて内刃2を大きく形成することが多いのであるが、本例の押圧機構では内刃2に凹溝部5を鍛造加工や切断加工などを施して構成されているので、外刃1に該加工を施すものに比べて、内刃2と外刃1とでなる刃部の強度や製造性の向上を図ることができるといった利点も有している。なお、図示はしないが、この例の当接突起部4の突出面に、たとえばDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)などのカーボン硬質膜層をコーティングしても好ましい。これによると、先にも述べたが当接突起部4の突出面における耐磨耗性の向上を図ることができて好ましいものである。
【0053】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、叙述したように、内刃の駆動を利用して髭を捕らえる直前のタイミングで肌面に押圧負荷を加える押圧機構を設けたので、押圧機構が髭近傍の肌面を押圧することで、髭を肌面から絞り出して深剃りができ、また、押圧機構の髭近傍の肌面を押圧するタイミングを内刃と外刃とが髭を捕らえる瞬間に設定していることで、外刃と内刃との間に髭を導入するタイミングでは肌面押圧時に比べて外刃の刃厚を薄く維持し、髭の導入性能を高く維持できる。つまり、髭の導入性能は高く維持しつつも、深剃り性能の向上が図られるのである。更に、押圧機構が内刃の駆動を利用して駆動されることで、押圧機構の駆動を内刃の摺動動作に関連づけ、肌面押圧動のタイミングの確実性も確保されている。
【0054】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1の効果に加え、内刃の外面と外刃の内面とに磁力を付加し、内刃の外面における摺動方向の両端部と外刃の内面とを異極に設定すると共に、内刃の外面における摺動方向の中央部と外刃の内面とを同極に設定して上記押圧機構を構成したので、内刃と外刃との磁力の反発によって外刃を肌面に押圧させることができ、つまり外刃と内刃との摺動を非接触にできて刃の長寿命化を図ることができ、また、簡単な構成で、外刃の肌面への押圧のタイミングを髭の切断前の時点に限定できると共に切断時における外刃への内刃の隙間ない摺接を維持でき、高い髭の導入性能を備えると共に鋭い切れ味での深剃り効果を期待できる。
【0055】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1の効果に加え、肌面を押圧する押圧突起を外刃に設け、押圧突起の内端部と内刃の外面とを磁化し、押圧突起の内端部と内刃の外面とを異極に設定して上記押圧機構を構成したので、内刃の摺動によって得る外方への押圧力を押圧突起に集中させ、この押圧突起によって効果的な肌面の押圧ができ、つまり押圧機構の作動効率を向上させることができ、押圧機構、ひいては電気かみそりの小型化を図ることができる。
【0056】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求押1の効果に加え、肌面を押圧する押圧突起を外刃に設け、この押圧突起の内端部と内刃の外面とを磁化し、内刃の外面における摺動方向の両端部と押圧突起の内端部とを異極に設定すると共に、内刃の外面における摺動方向の中央部と押圧突起の内端部とを同極に設定して上記押圧機構を構成したので、内刃の摺動によって得る外方への押圧力を押圧突起に集中させ、この押圧突起によって効果的に肌面に押圧負荷を行わせることができ、つまり押圧機構の作動効率を向上させることができ、押圧機構、ひいては電気かみそりの小型化を図ることができるのであり、また、簡単な構成で、外刃の肌面への押圧のタイミングを髭の切断前の時点に限定できると共に切断時には外刃への内刃の隙間ない摺接を維持でき、高い髭の導入性能を備えると共に鋭い切れ味での深剃り効果を期待できる。
【0057】
また、請求項5の発明にあっては、請求項1の効果に加え、摺動する内刃に当接させる当接突起部を外刃の内面に突設し、当接突起部の突出面を緩斜面状に形成し、内刃の当接突起部への衝撃によって外刃の内面の高さは変動させずに外刃の一部を内外方向に突没自在にするようにして上記押圧機構を構成したので、摺動する内刃の駆動力を当接突起部で直接受け、この衝撃によって外刃の一部を肌面に押圧させることができることから、肌面を押圧する押圧機構を効率良く且つ正確に作動させることができ、押圧機構、ひいては電気かみそりの小型化を図ることができるのであり、また、内刃の当接突起部への衝撃によって外刃の内面の高さは変動させずに外刃の一部が内外方向に突没するようにされているから、切断時では外刃への内刃の隙間ない摺接が維持され、鋭い切れ味での深剃りを期待できるのである。更に言うと、外刃に対する鍛造加工や切削加工によって当接突起部が形成されて押圧機構を簡単に構成できるので、押圧機構の製造コストの低廉化も図ることができるのである。
【0058】
また、請求項6の発明にあっては、請求項1の効果に加え、摺動する内刃に当接させる当接突起部を外刃の内面に突設し、当接突起部の突出面を緩斜面状に形成し、内刃の外面における摺動方向の中央部に内方に凹没した凹溝部を形成し、この凹溝部の溝深さを当接突起部の突出高さより大きく設定すると共に、凹溝部の溝幅を当接突起部の突出幅よりも大きく設定し、内刃の当接突起部への衝撃によって外刃全体を内外方向に突没自在にするようにして上記押圧機構を構成したので、摺動する内刃の駆動力を当接突起部で直接受け、この衝撃によって外刃自体を肌面に押圧させることができることから、肌面を押圧する押圧機構を効率良く且つ正確に作動させることができ、押圧機構、ひいては電気かみそりの小型化を図ることができるのであり、また、内刃の外面に形成した凹溝部の溝深さを当接突起部の突出高さより大きく設定すると共にその溝幅を当接突起部の突出幅よりも大きく設定したから、外刃の内方に内刃を位置させた際にも凹溝部内に当接突起部を収容させて外刃の肌面への押圧を解除でき、つまり外刃の肌面への押圧回数を増やして髭の導入性能や深剃り効果を向上させることができるのである。更に言うと、通常電気かみそりにあっては、外刃に比べて内刃を大きく形成することが多いのであるが、上記構成の押圧機構では内刃に凹溝部を加工して形成されるので、外刃に加工が施されるものに比べ、刃の強度や製造性の向上を図ることもできるのである。
【0059】
また、請求項7の発明にあっては、請求項5または6の効果に加え、当接突起部の突出面にカーボン硬質膜層をコーティングしたので、摺動する内刃が当接する当接突起部の耐磨耗性の向上を図ることができる。
【0060】
また、請求項8の発明にあっては、請求項5または6の効果に加え、外刃の外面における当接突起部の相対位置に外方に突出する肌当て突起部を突設し、肌当て突起部の突出面を緩斜面状に形成したので、摺動する内刃が当接突起部に当接する際に当接突起部が受ける衝撃を効率よく肌当て突起部に伝達でき、この衝撃を集中させた肌当て突起部によって効果的に肌面を押圧することができ、この押圧突起によって効果的な肌面の押圧ができ、つまり押圧機構の作動効率を向上させることができ、押圧機構、ひいては電気かみそりの小型化を図ることができるのであり、また、肌当て突起部の突出面を緩斜面状に形成したから、外刃の肌面への押圧を柔らかい感触で行わせることができ、電気かみそりの使い勝手の向上を図ることができる。
【0061】
また、請求項9の発明にあっては、請求項8の効果に加え、当接突起部及び肌当て突起部を一体にして外刃とは別部材の突起部材を形成したので、摺動する内刃が当接突起部に当接した際に、当接突起部が受ける衝撃を外刃を介在させずに直に肌当て突起部に伝達させることができ、内刃の当接突起部が受ける衝撃の外刃への影響を少なくすると共に肌面への押圧の効率を向上させ、つまり押圧機構の作動効率を向上させることができ、押圧機構、ひいては電気かみそりの小型化を図ることができるのであり、また、外刃と突起部材とを異なる材料特性を持った材料で製造できるから、外刃と突起部材との変形の度合いを調節することもできるのである。
【0062】
また、請求項10の発明にあっては、請求項9の効果に加え、外刃に内外に貫通する嵌合孔を穿孔し、この嵌合孔に突起部材を嵌合させて外刃に突起部材を装着し、少なくとも突起部材の外刃への嵌合部分を弾性変形可能としたので、内刃の押圧負荷によって突起部材が弾性変形したり外刃の外方に押出されたりしても、突起部材と外刃との嵌合部分は維持され、外刃への突起部材の装着を強固に維持することができる。
【0063】
また、請求項11の発明にあっては、請求項9の効果に加え、外刃に内外に貫通する嵌合孔を穿孔し、この嵌合孔に突起部材を嵌合させて外刃に突起部材を装着し、嵌合孔に装着した突起部材の内端部及び外端部を嵌合孔の外に位置させ、この突起部材の内端部及び外端部に嵌合孔の孔径よりも大きい外形に形成した最大外形部をそれぞれ設け、この最大外形部で外刃を内外から挟持したので、突起部材の嵌合孔からの抜けを有効に防止でき、外刃への突起部材の装着を更に強固に維持することができる。
【0064】
また、請求項12の発明にあっては、請求項9の効果に加え、外刃に内外に貫通する嵌合孔を穿孔し、嵌合孔の外刃の内外方向における中央部位に最大内径に形成した最大孔径部を設け、突起部材の内外方向の中央部位に最大外径に形成した最大外形部を設け、最大孔径部に最大外形部を嵌合させつつ突起部材を嵌合孔に装着したので、突起部材の嵌合孔からの抜けを有効に防止でき、外刃への突起部材の装着を更に強固に維持することができる。
【0065】
また、請求項13の発明にあっては、請求項9の効果に加え、突起部材の内外方向の中央部位における両端部位に一対の突部を形成し、突起部材を嵌合して外刃に装着させる嵌合孔を外刃に内外に貫通するように穿孔し、この嵌合孔の縁部に外刃の外面に開口して突起部材の突部を挿通させる有底孔状の挿通孔を形成し、嵌合孔に嵌合させて外刃に突起部材を装着し、突起部材の突部を挿通させた挿通孔の開口部位に弾性材を充填して挿通孔を閉塞し、突起部材を外刃の内外方向に突没自在にしたので、外刃に装着した突起部材を外刃の内外方向に突没自在にさせるには、突部を挿通させた挿通孔に弾性材を充填させることで行われるのであり、つまり突起部材自体を弾性材で構成しなくてもよく、また組立も容易なことから、製造コストの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例における押圧機構の動作説明図である。
【図2】同上の肌面への押圧力と髭の絞り出し量との関係を示すグラフである。
【図3】同上の外刃及び内刃の配設部分の断面斜視図である。
【図4】同上の押圧機構の要部断面図である。
【図5】同上の内刃移動量と外刃移動量との関係を示すグラフである。
【図6】同上の髭の導入性能及び深剃り性能について従来例と比較したグラフである。
【図7】本発明の実施の形態の他例の押圧機構の要部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態の更に他例の押圧機構の要部断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の更に他例の押圧機構の要部断面図である。
【図10】同上の他例の押圧機構を構成する外刃桟の要部断面図である。
【図11】同上の他例の押圧機構を構成する外刃桟の要部断面図である。
【図12】本発明の実施の形態の更に他例の押圧機構の要部断面図である。
【図13】同上の他例の押圧機構を構成する外刃桟の要部断面図である。
【図14】同上の他例の押圧機構を構成する外刃桟の要部断面図である。
【図15】本発明の実施の形態の更に他例の押圧機構の動作を示し、(a)〜(d)は押圧機構の動作を順に示した説明図である。
【図16】同上の他例の押圧機構の動作説明図である。
【図17】同上の他例の押圧機構の動作説明図である。
【図18】同上の他例の押圧機構を構成する外刃桟の断面斜視図である。
【図19】図18の押圧機構の動作説明図である。
【図20】本発明の実施の形態の更に他例の押圧機構の動作説明図である。
【図21】同上の他例の押圧機構の動作説明図である。
【図22】同上の他例の押圧機構の動作説明図である。
【図23】本発明の実施の形態の更に他例の押圧機構の動作を示し、(a)〜(d)は押圧機構の動作を順に示した説明図である。
【図24】従来技術の例であり、(a)は外刃の要部上面図であり、(b)は外刃の要部側断面図である。
【図25】従来技術の他例であり、(a)は外刃の展開状態の上面図であり、(b)は外刃の要部の断面斜視図である。
【図26】従来技術の更に他例の外刃の上面図である。
【符号の説明】
1 外刃
1a 外刃桟
2 内刃
2a 内刃桟
3 押圧突起
4 当接突起部
5 凹溝部
6 肌当て突起部
7 突起部材
8 嵌合孔
9 最大孔径部
10 最大外形部
11 突部
12 挿通孔
13 弾性材
A 肌面
B 髭
C 毛根

Claims (13)

  1. 固定刃である外刃と可動刃である内刃とをそれぞれ内刃の摺動方向に隙間を介して複数並設し、外刃の外面を肌に沿わせると共に、外刃の内面に内刃の外面を摺接させ、両刃によって髭を挟み込んで捕らえて切断する電気かみそりにおいて、内刃の駆動を利用して髭を捕らえる直前のタイミングで肌面に押圧負荷を加える押圧機構を設けたことを特徴とする電気かみそり。
  2. 内刃の外面と外刃の内面とに磁力を付加し、内刃の外面における摺動方向の両端部と外刃の内面とを異極に設定すると共に、内刃の外面における摺動方向の中央部と外刃の内面とを同極に設定して上記押圧機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  3. 肌面を押圧する押圧突起を外刃に設け、押圧突起の内端部と内刃の外面とを磁化し、押圧突起の内端部と内刃の外面とを異極に設定して上記押圧機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  4. 肌面を押圧する押圧突起を外刃に設け、この押圧突起の内端部と内刃の外面とを磁化し、内刃の外面における摺動方向の両端部と押圧突起の内端部とを異極に設定すると共に、内刃の外面における摺動方向の中央部と押圧突起の内端部とを同極に設定して上記押圧機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  5. 摺動する内刃に当接させる当接突起部を外刃の内面に突設し、当接突起部の突出面を緩斜面状に形成し、内刃の当接突起部への衝撃によって外刃の内面の高さは変動させずに外刃の一部を内外方向に突没自在にするようにして上記押圧機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  6. 摺動する内刃に当接させる当接突起部を外刃の内面に突設し、当接突起部の突出面を緩斜面状に形成し、内刃の外面における摺動方向の中央部に内方に凹没した凹溝部を形成し、この凹溝部の溝深さを当接突起部の突出高さより大きく設定すると共に、凹溝部の溝幅を当接突起部の突出幅よりも大きく設定し、内刃の当接突起部への衝撃によって外刃全体を内外方向に突没自在にするようにして上記押圧機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  7. 当接突起部の突出面にカーボン硬質膜層をコーティングしたことを特徴とする請求項5または6記載の電気かみそり。
  8. 外刃の外面における当接突起部の相対位置に外方に突出する肌当て突起部を突設し、肌当て突起部の突出面を緩斜面状に形成したことを特徴とする請求項5または6記載の電気かみそり。
  9. 当接突起部及び肌当て突起部を一体にして外刃とは別部材の突起部材を形成したことを特徴とする請求項8記載の電気かみそり。
  10. 外刃に内外に貫通する嵌合孔を穿孔し、この嵌合孔に突起部材を嵌合させて外刃に突起部材を装着し、少なくとも突起部材の外刃への嵌合部分を弾性変形可能としたことを特徴とする請求項9記載の電気かみそり。
  11. 外刃に内外に貫通する嵌合孔を穿孔し、この嵌合孔に突起部材を嵌合させて外刃に突起部材を装着し、嵌合孔に装着した突起部材の内端部及び外端部を嵌合孔の外に位置させ、この突起部材の内端部及び外端部に嵌合孔の孔径よりも大きい外形に形成した最大外形部をそれぞれ設け、この最大外形部で外刃を内外から挟持したことを特徴とする請求項9記載の電気かみそり。
  12. 外刃に内外に貫通する嵌合孔を穿孔し、嵌合孔の外刃の内外方向における中央部位に最大内径に形成した最大孔径部を設け、突起部材の内外方向の中央部位に最大外径に形成した最大外形部を設け、最大孔径部に最大外形部を嵌合させつつ突起部材を嵌合孔に装着したことを特徴とする請求項9記載の電気かみそり。
  13. 突起部材の内外方向の中央部位における両端部位に一対の突部を形成し、突起部材を嵌合して外刃に装着させる嵌合孔を外刃に内外に貫通するように穿孔し、この嵌合孔の縁部に外刃の外面に開口して突起部材の突部を挿通させる有底孔状の挿通孔を形成し、嵌合孔に嵌合させて外刃に装着した突起部材の突部を挿通させた挿通孔の開口部位に弾性材を充填して挿通孔を閉塞し、突起部材を外刃の内外方向に突没自在にしたことを特徴とする請求項9記載の電気かみそり。
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