JP4453219B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、農業用トラクタや芝刈機、建築、運搬用の作業車両に関し、特にフェンダー部に取り付ける各種スイッチの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、農業用トラクタには、左右後輪の前方から上方をフェンダーにて覆い、このフェンダー後部に作業機昇降用スイッチや作業機ローリング用スイッチ等を取り付けるものが知られている。
【0003】
そして前記スイッチを取り付けるフェンダーは、一般に金属製のプレート部材を折り曲げたり、溶接して形成する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記フェンダーを金属製プレートにて構成すると、特に大型車両の場合に重量が大きく生産組付時に取扱性が悪かったり、前記重量や作業時の負荷による折れ曲がりを防止すべく補強用リブや補強部材を加工する工数が生じ生産コストがかかるという課題があった。
【0005】
また、前記折り曲げ部や補強用リブ等を設けた場合は、フェンダー表面に凹凸が現れる為、草木が引っ掛かったり、泥土が付着し易かったり、デザイン上美観を損ねるという課題があった。そこで、前記フェンダーを樹脂材によりブロー成形で構成することが考えられるが、このとき(1)強度を保つこと、(2)外形を極力平坦に構成すること、を兼ね備えた形状が望まれる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記課題に鑑みて、作業車両のフェンダー部スイッチ取付構造を以下のように構成した。即ち、請求項1の発明では、左右後輪(1R,1R)の前方から上方をフェンダー(2)にて覆い、このフェンダー(2)にスイッチ(3)を取り付ける作業車両において、前記フェンダー(2)は前記後輪(R1)の前方から上方を覆う湾曲形状とした前フェンダー部(2a)と後輪(R1)の上方から後方の一部を覆う円弧状の後フェンダー部(2b)とからなり、前フェンダー部(2a)の後端を後フェンダー(2b)の前端に嵌合して連結する構成とすると共に、前記フェンダー(2)をブロー成形するにあたり、前記フェンダー(2)の裏面前後に所定幅を有し且つ後方へ向かって下がる傾斜状の凹部(4)を形成し、この凹部(4)の後端部に開口穴(5)を設けると共に、前記開口穴(5)の縁部にスイッチ(3)周囲の溝部(3a)を嵌合することによりフェンダー(2)に前記スイッチ(3)を取り付け、前記フェンダー(2)のスイッチ(3)の側方に、該スイッチ(3)の押し込み面(3b)と略同高さ面を有した凸部(9)を形成し、前記凹部(4)内に前記スイッチ本体及びスイッチの配線(6)を収納し、前記フェンダー(2)の裏面形状に沿わせた蓋体(7)にて覆う構成としたことを特徴とする作業車両とした。
【0007】
また請求項2の発明では、フロア(30)の前部左右に前支柱(31,31)を立設し、左右リヤアクスルケース(16,16)上に後支柱(32,32)を立設して、これら支柱(31,32)の前後左右間にフロントガラス(24)、リヤガラス(33)、及びドア(34)を設けてキャビン(20)を構成し、該キャビン(20)内に操縦席(21)を設け、前記操縦席(21)の右側にレバーガイドボックス(38)を、操縦席(21)の左側に前記右側のレバーガイドボックス(38)の対象位置で前記フェンダー(2)に沿って湾曲したパネル部材(39)を設け、このパネル部材(39)の前面には、キャビン(20)昇降用のハンドキャッチャー(42)を取り付け、前記前フェンダー(2a)の前面に、前記ハンドキャッチャー(42)を掴んだときに、オペレータの肘が接触することを避ける回避用凹部(43)を形成する請求項1に記載の作業車両とした。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の作用】
以上のように構成した作業車両のフェンダー部のスイッチは、凹部(4)によってスイッチ(3)取付けによる局部的な突起が低減されフェンダー面が平坦となる。
【0013】
た凸部(9)によってスイッチ(3)取付けによる局部的な突起が低減されフェンダー面が平坦となる。
【0014】
【発明の効果】
よって請求項1の発明では、凹部(4)が補強用リブとしての機能を備え、ブロー成形したフェンダー(2)にかかる力に対して強度を維持することができると共に、この凹部(4)内にスイッチ(3)が取り付けられることで、フェンダー(2)面に凹凸が形成されることを抑制し、草木の引っ掛かり或いは泥土の付着を抑制することができる。
【0015】
またスイッチ(3)本体或いは配線(6)による凹凸を無くし、前述同様、フェンダー面に凹凸が形成されることを抑制し、草木の引っ掛かり或いは泥土の付着を抑制することができる。また前記スイッチ(3)周囲の溝部(3a)と前記開口穴(5)の縁部を嵌合することで、前記洗浄水や雨水等の水が浸入することを極力防止して、前記スイッチに関する金属部材が錆びることを防止できる。
【0016】
また更に、凸部(9)が補強用リブとしての機能を備え、フェンダー(2)にかかる力に対しての強度を維持することができると共に、この凸部(9)側方にスイッチ(3)を取り付けることで、フェンダー(2)面に凹凸が形成されることを抑制し、草木の引っ掛かり或いは泥土の付着を抑制でき、車体の美観を損ねることも防止できる。
【0017】
また前記フェンダー(2)面にスイッチ(3)の押圧面(3b)が突出し、草木や衣類等が接触して不意に作動部が動き出すことを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の発明は、前記の請求項1に記載の効果に加え、前記ハンドキャッチャー(42)を掴んだときに、前フェンダー部(2a)に形成した回避用凹部(43)によりオペレータの肘が接触することを避けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を作業車両である農業用トラクタTに関し、この後部に取り付けるロータリ作業機Rを昇降操作するスイッチ3の取付構造について説明する。トラクタTは、図5に示すように、車体前部にエンジン10の取付用フレーム11を配し、このフレーム11間にプレート部材を架渡してラジエータ、バッテリ等を載置する構成となっている。そしてこれらエンジン等の前方をフロントグリル12で覆うと共に、上方と左右両側部を天板13a及びサイドネット13bから成るボンネット13にて覆う構成となっている。
【0019】
また前記エンジン取付用フレーム11の下部には、左右前輪1F,1Fを支持するフロントアクスルケースを設け、この前輪1F,1Fをステアリングハンドル14の回転操作により左右操舵する構成となっている。また、前記エンジン10の後部には、クラッチを内装するクラッチハウジング、変速装置を内装するミッションケース15を順に連結すると共に、ミッションケース15後部に後輪1R,1Rを支持するリヤアクスルケース16を連結する構成となっている。
【0020】
また前記クラッチハウジングとミッションケース15の上方には、後述するキャビン20を構成し、操縦席21の周囲を取り囲む構成となっている。ここで前記ボンネット13の天板13a及びサイドカバー13bとキャビン20の接続部について説明する。
【0021】
ボンネット13の天板13aの後端部は、図6に示すように、折曲部22を形成し、この折曲部22にゴム製のシール部材23(ウェザーストリップ)を装着して、後方のキャビンフロントガラス24に当接する構成となっている。そして前記シール部材23は、前記折曲部22を挟む挟持部23aを硬質ゴムにて構成し、内部に金属製プレート25を埋め込む構成となっている。また挟持部23aの奥部には、滑り止め用の複数のフィン23b…を挟持部奥側に向かって形成すると共に、同挟持部23aの一側の開放側先端部には突起部23cを形成し、前記ボンネット13の天板13aの面とシール部材23の面とを面一状としている。
【0022】
これにより、前記ボンネット13の天板13aとキャビン20との接続個所をウレタン等、発泡素材を接着剤により接着する構成と比較して、車体の美観を損ねることも無く、前記シール部材23を折曲部22にずれ無く保持することができる。
【0023】
また、前記シール部材23の挟持部23a一側面には、リング状で且つ前記挟持部23aよりも軟質のゴムで構成された当接部23dが形成されている。これにより、トラクタTの走行中などに前記フロントガラス24が前記硬質ゴムの挟持部23aに直接当接して振動、騒音を起こすといった課題を防止することができる。
【0024】
尚、前記シール部材23は、前記同様、サイドカバー13b後端部の折曲部にも取り付けられ、フロントガラス24に当接する構成となっている。次にトラクタTのキャビン20及びキャビン20内の操縦席21について説明する。
【0025】
トラクタTのキャビン20は、フロア30の前部左右に前支柱31,31を立設し、左右リヤアクスルケース16,16上に後支柱32,32を立設して、これら支柱31,32の前後左右間にフロントガラス24、リヤガラス33、或いはドア34を設けると共に、上方を覆うルーフ35で覆う構成となっている。
【0026】
また、前記フロア30の後端部は、同フロア30面よりも一段底上げしたシートパネル36を連続して形成すると共に、このシートパネル36上に操縦席21を支持し、操縦席21右側で且つオペレータ肘部に位置する個所に凹部37を形成したレバーガイドボックス38を、操縦席21左側に、図7及び図8に示すように、前記右側のレバーガイドボックス38の左右対称位置で、前記フェンダー2に沿って湾曲したパネル部材39を設ける構成となっている。
【0027】
また前記パネル部材39の操縦席21の肘掛部側方には、テーブル面39aとカップフォルダー39b、工具などを収納する収納ボックス39cを形成し、また操縦席21の座面側方に位置するパネル部材側面には、車体外方向へ向かって窪む凹部40を形成し、この凹部40をネット41で覆って小物入れを構成している。また更に同パネル部材39の前面には、キャビン乗降用のハンドキャッチャー42を複数の樹脂製ビスにより取り付ける構成となっている。
【0028】
尚、前記図中のフェンダー2前面に位置する符号43は、前記ハンドキャッチャー42を掴んだときに、オペレータの肘がキャビン側形成された既成のフェンダーに接触することを避けるための回避用凹部を示す。一方、前記操縦席21右側に位置するレバーガイドボックス38は、図9に示すように、凹部37の底面45前方に前方へ向かって傾斜する傾斜面46を設け、傾斜面46の前部外側に走行用変速レバー47のガイド穴47aを、前部内側に前記作業機Rを昇降操作するポジションレバー48のガイド穴48aを開口すると共に、変速レバー47のガイド穴47a後方に変速スイッチ49を、前記ポジションレバー48のガイド穴48a後方に作業機昇降スイッチ50及び下げ位置規制設定器51を設けている。
【0029】
また、前記凹部37の底面45には、各種スイッチを収納するスイッチケース52が埋設され、このケース52の上蓋53にゴム製ラバーを取り付けオペレータの肘置部としている。尚、前記スイッチボックス内には、図10に示すように、左側から順に、上げ位置規制設定器65、作業機下降時減速位置設定器66、(ローリング制御自動時)傾き調整器68A、ローリング制御モード設定器67、(ローリング制御手動時)傾き調整器68N、そして、後進時に作業機を自動上昇させるバックアップ制御の入切スイッチ69、各種制御の感度を標準と鈍感に切り換える感度切替器64等を内装している。
【0030】
また更に、前記レバーガイドボックス38の上段面55には、図9に示すように、前方から順に、耕深設定器56、PTO入切スイッチ57、PTOモード切替器58、旋回モード兼ブレーキ圧設定器59、作業機負荷制御入切スイッチ60、エンジン回転制御入切スイッチ61を設け、更に後方に各種作業機を取り付けたときに操作レバーを突設するための目つぶし穴62、シガーライター63を設ける構成となっている。
【0031】
また前記操縦席21の下部左右には、図11に示すように、シートレール70,70を設け前後位置を変更自在に構成すると共に、この座面21a下部に同座面21aと略同巾で且つ左右両端部を下方に折り曲げたプレート部材71を取り付け、一側の折曲面にシートベルトロック装置72を、他側の折曲面にシートベルト巻取装置73を一体的に構成している。これにより、シート座面自体の強度を補強できると共に、生産時或いはメンテナンス時の取り扱いが行い易い。
【0032】
また前記操縦席21下方のシートパネル36には、図12及び図13に示すように、メンテナンス用開口部75を設け、この開口部75に蓋となる大パネル76を取り付ける構成となっている。これにより、前記ミッションケース15上に設けたシリンダーケース81や各種油圧バルブなどをメンテナンスする場合には、フロア全体を車体枠から取り外すことなく、容易にメンテナンス作業を行うことができる。
【0033】
また前記大パネル76には、前記キャビン20のドア34を閉じたときに、室内の空気を逃がす空気弁77,77…を設けている。詳細に説明すると、前記大パネル76には、前方を開放した四角形状の凹部78,78…を縦横2列、計4つ開口し、この各凹部78の開放部に、同開放部を塞ぐ一片状の弾性部材となるゴム製空気弁77,77…を備えたゴムプレート79を嵌合し、前記ゴムプレート79を金属プレート80により挟持して固定する構成となっている。
【0034】
尚、図中符号82は、前記シートレール付操縦席21を取り付けるシートブラケットを示し、83はシート位置を調整するノブを示す。これにより、例えばキャビン20の支柱部に空気弁を備える場合と比較して、キャビンの外観を損なうことなく開口面積を十分とることができ、前記ドア34を閉めたときの圧迫感を低減することができる。また、前記空気弁77…を車体前方へ向かって開閉する構成し、且つこれらを前後方向に列状に構成したので、泥土が良く付着する車体後部を洗浄する時に圧力水がかかり水が浸入する可能性を低減することができる。
【0035】
また前記フロア30に敷き詰めるフロアマット85は、硬質ゴム材で形成され、図14(左側)及び図15に示すように、左右両側部に進入した洗浄水や雨水、泥水などをキャビンドア34側に案内する列状の凸部86…を形成し、この端部に滑り止め用のブロック状凸87部を形成している。また前記フロアマット85の下面には、スポンジ製ゴムで形成される吸音材88(図中右側ハッチング部)を接着剤或いは両面テープにて取り付けると共に、開口部を設けて前記フロア30より突出したボルトの頭を嵌合させてずれ止めとしている。
【0036】
これにより、前記スポンジ製ゴム材の特徴を生かし前記フロア30から伝達される振動或いは騒音を低減することができる上、吸音材自体をマットにより防水して、キャビン内に進入した水或いは洗浄水を円滑に車外へ排出することができる。
【0037】
尚、マット左右両端部の符号は、バネ式フックを示し、このフックをフロア30側に係止することでマット85及び吸音材88を固定する構成となっている。次に、前記キャビン20に取り付けるフェンダー2(キャビン20側に形成された既成のフェンダー部に装着する拡張用フェンダー)について説明する。
【0038】
キャビン20のフェンダー2は、PP(ポリプロピレン)材をブロー成形して形成し、図3及び図4に示すように、前記後輪1Rの前方から上方を覆う湾曲形状とした前フェンダー部2aと、後輪1Rの上方から後方の一部を覆う円弧状の後フェンダー部2bとから構成されている。そして前記前フェンダー部2aの後端を後フェンダー部2bの前端に嵌合して連結する構成となっている。
【0039】
そして前記左右一側の後フェンダー部2bの裏面に後述するように、前記作業機Rを低速で昇降する昇降用スイッチ3,3(上昇用スイッチ、下降用スイッチ)を、他側の後フェンダー部2bの裏面には、前記作業機Rの左端を上下してローリング姿勢を変更するローリング用スイッチ(図示省略)を左右対称に設けている。
【0040】
前記作業機昇降用スイッチ3について説明すると、前記後フェンダー部2bの裏側には、図1に示すように、前後に所定巾を有し、且つ後方へ向かって下がる傾斜状の凹部4を形成し、この凹部4後端部にスイッチ取付用の開口穴5を開口する構成となっている。
【0041】
一方、前記スイッチ4のボディ周囲には溝部8を形成し、この溝部3aに前記開口穴5の縁部を嵌合して、スイッチを開口穴5に取り付ける構成となっている。また、前記後フェンダー部2b裏面の凹部4には、前記スイッチ3の一部、即ちボディ下部と、これより延設されるスイッチ3の配線6及び車体側の配線と接続するコネクタ90を収納し、前記フェンダー2の裏面形状に沿わせた金属製蓋体7により覆う構成となっている。
【0042】
また前記蓋体7の後部には開口部5を形成し、凹部4内に結露したり進入して溜まった水を凹部4外へ排出する構成となっている。尚、前記水抜用開口部5は、フェンダーとの接触部を一部切り欠いて形成しても良い。
【0043】
以上のように構成した前記フェンダー2のスイッチ取付構造では、凹部4が補強用リブとしての機能を備え、特にフェンダー2に対し上下方向からかかる力に対しての強度を維持することができる。また、この凹部4内に作業機昇降用スイッチ3を取り付けたので、フェンダー表面に凹凸が形成されることを抑制し、草木の引っ掛かり或いは泥土の付着を招いたり、車体の美観を損ねることも防止できる。
【0044】
また、フェンダー2では、この上面において、前記スイッチ3の内側側方に、前記スイッチ3の押込み面3bと略同高さ面を有した凸部9を形成する構成となっている。以上のように構成した前記フェンダー2のスイッチ取付構造では、前記同様、凸部9が補強用リブとしての機能を備え、特にフェンダー2に対し上下からかかる力に対しての強度を維持することができる。また、この凸部9側方に作業機昇降用スイッチ3を取り付けることにより、フェンダー面に凹凸が形成されることを抑制し、草木の引っ掛かり或いは泥土の付着を招いたり、車体の美観を損ねることも防止できる上、更に前記草木や衣類等が接触して不意に作業機が動き出すことを防止することができる。
【0045】
尚、前記凸部9の上面は、スイッチ3による凹凸及び引っ掛かり無い程度に押込み面3bを低位置に配置してもよい。またフェンダー2は左右一側の作業機昇降用スイッチ3について説明したが、他側の左右ローリングスイッチについても取り付け構造は同様であるので説明を省略する。また前記フェンダー2の凹部4は、フェンダー表面或いは後面に形成し各種スイッチを取り付ける構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フェンダー後部の前後断面図。
【図2】 (A)フェンダー後部の平面図。
(B)フェンダー後部の左右断面図(X−X線断面図)。
【図3】 フェンダー後部の側面図。
【図4】 フェンダーの斜視図。
【図5】 トラクタの全体側面図。
【図6】 ボンネット後端部とフロントガラス間のシール部材の縦断面図。
【図7】 パネル部材の側面図。
【図8】 パネル部材の正面図。
【図9】 (A)レバーガイドボックスの側面図。
(B)レバーガイドボックスの平面図。
(C)レバーガイドボックスの正面図。
【図10】 スイッチケース内の各種スイッチのレイアウトを示す図。
【図11】 (A)操縦席の正面図。
(B)操縦席の側面図。
【図12】 空気弁の取付方法を示す図。
【図13】 空気弁の取付状態を示す図。
【図14】 (A)フロアマットの平面図。
(B)フロアマットの裏面図。
【図15】 図14のY−Y線にあたるフロアの縦断面図。
【符号の説明】
1R 後輪
2 フェンダー
2a フェンダー前部
2b フェンダー後部
3 作業機昇降用スイッチ
3a 溝部
3b 押込面
4 フェンダー凹部
5 スイッチ取付用の開口穴
6 配線
7 蓋体
8 水抜き用の開口穴
9 フェンダー凸部
T トラクタ
R ロータリ作業機

Claims (2)

  1. 左右後輪(1R,1R)の前方から上方をフェンダー(2)にて覆い、このフェンダー(2)にスイッチ(3)を取り付ける作業車両において、前記フェンダー(2)は前記後輪(R1)の前方から上方を覆う湾曲形状とした前フェンダー部(2a)と後輪(R1)の上方から後方の一部を覆う円弧状の後フェンダー部(2b)とからなり、前フェンダー部(2a)の後端を後フェンダー(2b)の前端に嵌合して連結する構成とすると共に、前記フェンダー(2)をブロー成形するにあたり、前記フェンダー(2)の裏面前後に所定幅を有し且つ後方へ向かって下がる傾斜状の凹部(4)を形成し、この凹部(4)の後端部に開口穴(5)を設けると共に、前記開口穴(5)の縁部にスイッチ(3)周囲の溝部(3a)を嵌合することによりフェンダー(2)に前記スイッチ(3)を取り付け、前記フェンダー(2)のスイッチ(3)の側方に、該スイッチ(3)の押し込み面(3b)と略同高さ面を有した凸部(9)を形成し、前記凹部(4)内に前記スイッチ本体及びスイッチの配線(6)を収納し、前記フェンダー(2)の裏面形状に沿わせた蓋体(7)にて覆う構成としたことを特徴とする作業車両
  2. フロア(30)の前部左右に前支柱(31,31)を立設し、左右リヤアクスルケース(16,16)上に後支柱(32,32)を立設して、これら支柱(31,32)の前後左右間にフロントガラス(24)、リヤガラス(33)、及びドア(34)を設けてキャビン(20)を構成し、該キャビン(20)内に操縦席(21)を設け、前記操縦席(21)の右側にレバーガイドボックス(38)を、操縦席(21)の左側に前記右側のレバーガイドボックス(38)の対象位置で前記フェンダー(2)に沿って湾曲したパネル部材(39)を設け、このパネル部材(39)の前面には、キャビン(20)昇降用のハンドキャッチャー(42)を取り付け、前記前フェンダー(2a)の前面に、前記ハンドキャッチャー(42)を掴んだときに、オペレータの肘が接触することを避ける回避用凹部(43)を形成する請求項1に記載の作業車両。
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