JP6166967B2 - 作業車両 - Google Patents

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この発明は、座席の左右一方側に複数の操作具を配置した作業車両に関する。
操縦部におけるオペレータが着座する座席の左右一方側にサイド操作部を設け、作業機の昇降操作を行う昇降操作具と、走行変速操作を行う変速操作具と、自動制御関係の設定操作具とを、上記サイド操作部にまとめて集中配置した特許文献1に記載の作業車両が従来公知である。
特開2012−1018号公報
上記特許文献1によれば、変速操作具と、昇降操作具と、設定操作具とを一方の手でまとめて操作できるため、利便性が高い一方で、集中配置された変速操作具、昇降操作具及び設定操作具を、片手で操作するためには、熟練を必要である他、変速操作具や昇降操作の操作中に、誤って設定操作具に触れて意図しない操作が行われる虞がある。
本発明では、オペレータが着座する座席の左右一方側にサイド操作部を設け、変速操作具、昇降操作具及び設定操作具を、サイド操作部に集中配置して利便性を向上させた作業車両において、操作性を向上させるとともに、設定操作具の意図しない操作を効率的に防止できる作業車両を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は第1に、操縦部6を有する走行機体7の後部に作業機を昇降可能に連結する作業車両であって、操縦部6におけるオペレータが着座する座席12の外側側方にサイド操作部16を設け、作業機の昇降操作を行う昇降操作具27と、走行変速操作を行う変速操作具26とを、操作方向が前後斜め方向に設定され且つ互いが並列された状態で、前記サイド操作部16におけるアームレスト29の前方斜め外側に配設し、前記アームレスト29の外側側方に、自動制御関係の設定操作を行う複数の設定操作具が配設される設定操作領域28を、該アームレスト29よりも一段高く形成し、前記アームレスト29と設定操作領域28とを、外側側方に向かって上方傾斜する傾斜面33によって接続するとともに、該傾斜面33を、正断面視で、円弧状に凹状成形し、前記アームレスト29は、傾斜面33から下方に凹設されたアームレスト固定部32に取付固定する取付板部51と、該アームレスト固定部32を覆うクッション部52とから構成されたことを特徴としている。
オペレータの腕を、アームレストに置いて前方斜め外側に向けた状態のまま、昇降操作具による作業機の昇降操作と、変速操作具による走行変速操作とを、選択的に行うことが可能であるため、操作性が向上するとともに、自動制御関係の設定操作を行う複数の設定操作具が配設される設定操作領域を、該アームレストよりも一段高く形成したので、昇降操作や走行変速操作の際に、設定操作具が邪魔になることがなく、設定操作具による意図しない操作が効率的に防止される。
前記アームレストと設定操作領域とを、外側側方に向かって上方傾斜する傾斜面によって接続し、該傾斜面を、正断面視で、円弧状に凹状成形したものによれば、アームレスト及び傾斜面によって、オペレータの腕を、より安定的に保持させることが可能になり、操作性がさらに向上する。
本発明の作業車両を適用したトラクタの斜視図である。 操縦部を示した斜視図である。 (A)乃至(C)は、操縦部を示した平面図、正面図、側面図である。 サイド操作部を示した斜視図である。 サイド操作パネルの平面図である。 サイド操作パネルの側面図である。 (A)及び(B)は、アームレストを示した斜視図、背面斜視図である。 アームレストの取付態様を示した斜視図である。 サイド操作パネルの要部A−A断面図である。 サイド操作パネルの要部B−B断面図である。 図11(A)乃至(C)は、前記前方カバー部を示した側面図、平面図、正面図である。 前方カバー部の取付態様を示した斜視図である。 前方カバー部の取付態様を示した側面図である。 前方カバー部の取付態様を示した正面図である。 サイド操作パネルの使用状態を示した平面図である。 サイド操作パネルの使用状態を示した正面図である。
図1は、本発明の作業車両を適用したトラクタの斜視図であり、図2は、操縦部を示した斜視図であり、図3(A)乃至(C)は、操縦部を示した平面図、正面図、側面図である。本トラクタは、左右一対の前輪1及び後輪2によって支持される機体フレーム3と、該機体フレーム3の前側に設置されたエンジン(図示しない)の上面側をカバーするボンネット4と、該ボンネット4の後方に配置されてオペレータが操縦等を行う操縦部6とを備えることにより走行機体7が構成されており、該走行機体7の後方に昇降リンク(図示しない)を介してロータリ耕耘機等の作業機(図示しない)を昇降可能に連結している。
前記機体フレーム3は、操縦部6の左右外側に後輪の前方上方側を覆うフェンダ9が設けられており、左右一対のフェンダの中途部には、逆U字状の取手部11が設けられている。
前記操縦部9は、オペレータが着座する座席12と、座席12の前方側に配置された操向操作具であるステアリングハンドル13と、座席12とステアリングハンドル13の間に設けられた床面であるフロアステップ14と、座席12の左右一方側(図示する例では右側)のサイド操作部16と、座席12の左右他方側に設けた副変速レバー15とを備えている。
次に、図1乃至11に基づいてサイド操作部について説明する。図4は、サイド操作部を示した斜視図であり、図5及び図6は、サイド操作パネルの平面図、側面図であり、図7(A)及び(B)は、アームレストを示した斜視図、背面斜視図である。
前記サイド操作部16は、上面側に走行系・作業機系等の各操作具が配置される後述のサイド操作パネル21と、機体フレーム3側であってフェンダ9と座席12との間から立上げ形成されてサイド操作パネル21が取付けられる支持フレーム22(図3(B)参照)と、該支持フレーム22の座席12側をカバーする側方カバー部24と、サイド操作パネル21の前部側をカバーする前方カバー部23とを備えて構成されている。ちなみに、該側方カバー部24は、機体フレーム3側に形成されているが、前方カバー部23は、サイド操作パネル21を設けた後に取付られている。前方カバー部23の具体的な取付態様については後述する。
また、前記サイド操作部16は、外側半部がフェンダ9側に取付固定されるように構成されており、フェンダ9の形状に合わせて左右方向において外側が高くなる段差が形成されるように形成されているため、スペース効率良く配置されている(図3(B)参照)。
前記サイド操作パネル21は、座席12の右方側から前方外側に向かって延設されており、走行変速操作を行う主変速レバー26と、作業機の昇降操作を行う昇降レバー27と、作業機等の自動操作を制御する制御操作具が複数配設された制御操作部(設定操作領域)28とを、オペレータが各操作具を操作する場合に、オペレータの腕を載置できるアームレスト29とを備えている。
前記主変速レバー26は、サイド操作パネル21の前部側であって、その延設方向に沿って前方外側に向けて穿設されたガイド孔26aに沿って前後方向に揺動操作可能に構成されている。具体的に、上記ガイド孔26aは、図5に示されるように、平面視で進行方向に対して前方に向かって左右外側に傾斜した前後方向に穿設されており、主変速レバー26がこれに沿って前後揺動操作されるように構成されている。
前記昇降レバー27は、主変速レバー26の内側位置において、サイド操作パネル21を下方に凹設した前後方向の前方凹部30に沿って設けられ、前後方向に設けたガイド孔27aに沿って前後揺動可能に構成されている。これにより、昇降レバー27側は、主変速レバー26と比較して、上下方向に低い位置に設けられている。
また、前記昇降レバー27は、前記主変速レバー26と略平行で且つ後方側(操縦部6側)の位置に設けられており、進行方向に対して前方に向って左右外側に傾斜させた状態で前後揺動操作されるように構成されている。
なお、該凹部30の後端側には、作業機の自動昇降制御中に人為的に作業機高さを微調整可能な昇降スイッチ20が設けられている(図2参照)。
主変速レバー26及び昇降レバーの後方側には、前記アームレスト29が配置されており、オペレータが着座してアームレスト29にオペレータの腕を載せた状態で、主変速レバー26及び昇降レバー27を操作できるように構成されている。なお、該アームレスト29は、サイド操作パネル21側に凹設形成された水平若しくは略水平となるフラット部31を備えたアームレスト固定部32に取付けられている。すなわち、アームレスト29はサイド操作パネル21とは別体成形されている(図7及び図8参照)。アームレスト29の取付機構については後述する。
前記制御操作部28は、主変速レバー26及びアームレスト29側から外側に向けて上方傾斜した傾斜面33を介した上方位置に形成されており、複数の制御操作具が配置されている。すなわち、傾斜面33の左右内側は、フェンダ9内側に配置された前記支持フレーム22側に取付固定され、傾斜面33の左右外側は、フェンダ9の形状に合わせるように傾斜面33を介して一段高く形成されてフェンダ9側に取付固定されている。具体的な取付態様については後述する。
該制御操作部28には、例えば、ロータリ耕耘機による耕耘深さを調整する耕深設定ダイヤルの他、ロータリ耕耘機の耕耘深さ自動制御の入切操作を行う耕耘自動スイッチ、作業機の左右の傾きを自動制御する傾き設定スイッチ、どの種類の作業機(ロータリ耕耘機、ハロー等)を使用するかを設定する作業機切替スイッチ等が配置されている。
また、前記傾斜面33は、オペレータがアームレスト29を使用した際に腕の形状に沿うように、正面断面視で緩やかな円弧状に凹設成形されている。さらに、前記昇降レバー27が配置された前方凹部30も、主変速レバー26側から滑らかに湾曲形成されている。
なお、該制御操作部28の後方側となるサイド操作パネル21の後端側には、カップホルダ39が凹設されている。
上記構成のサイド操作部16によれば、座席の真横側にアームレスト29が配置され、該アームレスト29及び傾斜面33に腕を載置した際に手が自然に伸びる斜め前方位置に、走行系の操作具である主変速レバー26が配置され、該主変速レバー26の内側位置に作業機を昇降させる操作具である昇降レバー27が配置され、フェンダ9の形状を利用することにより主変速レバー26よりも一段高い左右外側位置に制御操作部28が配置されるように構成されている。
上述のサイド操作パネル21は、各所に設けた取付部を介して、機体フレーム3側に支持された前記支持フレーム22、側方カバー部24側、及びフェンダ9側に固定ボルト等を用いて取付固定されている。以下、説明する。
具体的には、サイド操作パネル21は、前記フラット部31に穿設された支持フレーム22側への固定するための固定孔である中央側固定部41と、サイド操作パネル21の外周外側の中途部から外方に突出されて、フェンダ9側にボルト固定される外側固定部42と、前部の下端に形成されて下方に突出するピン状の前部固定部43と、前記カップホルダの底部に形成された後側固定部44と、下方に延設されたサイド操作パネルの外周内側に前後方向に複数(図示する例では3箇所)並べて上方へ凹設された内側固定部46,46,46とが形成されている。
これによりサイド操作パネル21は、前記中央側固定部41、前側固定部43、及び内部固定部46により支持フレーム側22に、外側固定部42及び後側固定部44によりフェンダ9側にそれぞれボルト固定等することによって、サイド操作パネル21の外周全体とその上面側とが機体フレーム3及びフェンダ9側に安定的に取付固定されている。
このとき、サイド操作パネル21の上面側に露出する中央側固定部41は、後述するアームレスト29によって覆われるため、外観形状が良好に保たれる。以下、アームレスト29について説明する。
次に、図8乃至10に基づき、アームレストについて具体的に説明する。図8は、アームレストの取付態様を示した斜視図であり、図9及び図10は、サイド操作パネルの要部A−A断面図、要部B−B断面図である。
まず、アームレスト29が取付けられる前記アームレスト固定部32は、前記フラット部31の面全体が下方に凹設されることにより、該凹設箇所に別体のアームレスト29が嵌込まれて位置決めされるように構成されている。具体的に説明すると、前記フラット部31の左右外辺側(右辺側)に傾斜面に向けて上方へ延設された上部延設部47が形成され、左右内辺側(左辺側)に下方に向けて切欠くことにより下方に延設形成された下部延設部48が形成されることにより、正面視でクランク状の断面形状が成形されている。これにより、前後端を含めてアームレスト固定部32がサイド操作パネル21の上面側に凹設形成されている。
これに対し、前記アームレスト29は、アームレスト固定部側32に取付固定されるアングル状の金属板からなる取付板部51と、該取付板部51の上面側に設けられたクッション部52とから構成されている。
前記取付板部51は、フラット部31と下部延設部48に沿う正断面視L字状にした屈曲部51aが形成されており、アームレスト29が前記フラット部31を上面側から覆うようにして配置された状態で、前記上部延設部47に形成された前後一対設けた上部取付孔47a,47aに挿通される板状の突起である上部取付部53,53と、下部延設部48に形成された左右方向に貫通した下部取付孔48aにボルト固定等される下部取付部54とにより、アームレスト固定部32側に取付固定される(図8参照)。また、取付板部51の略中央側には、前記中央固定部41での固定ボルトの頭部との接触をさける貫通孔50が穿設されている。
このとき、アームレスト29側の下部取付部54は、下方に向かって円弧状に突出形成されて形成されており、前記下部延設部48側がこの形状に沿って円弧状に凹設されることにより、アームレスト29の位置決めも容易となっている。ちなみにクッション部52もこの形状に沿って円弧状に切りかかれた切欠部52aが形成されているため(図7参照)、アームレスト取付時に下部取付孔48aが側方側から露出するように構成されている。
前記クッション部52は、前記取付板部51の上面側に一体成形されており、上記構成による取付板部51の着脱に応じて一体的に着脱可能に構成されている。また、該クッション部52は、アームレスト固定部32側の上部延設部47及び下部延設部48の断面形状にフィットするように左右両端側が切欠き形成されており、上部延設部47及び下部延設部48により形成される凹凸形状を隠す段部52b,52cが形成されている(図9参照)。さらに、クッション部の前後端側も、フラット部31に形成された前後端の凹部の形状に合わせて切欠かれた段部52d,52dが形成されている(図10参照)。
したがって、該構成のアームレスト29によれば、フラット部31上に穿設された前記中央側固定部41と、アームレスト取付部32を構成するフラット部41の周縁側に沿った段部とを覆うことにより、サイド操作パネル21の上面側の固定用のボルト孔や、段部を外部側に露出しないように構成することができるため、外観形状を良好に保つことができる。
また、上記アームレスト29は、クッション部52の下面側に取付板部51を一体成形している。詳しく説明すると、クッション成形時に予め取付板部51となる鉄板上に直接成形されている。該構成のアームレスト29の取付板部51を着脱可能に構成したことにより、アームレスト29全体のサイド操作パネル21側からの着脱が容易になるとともに、クッション部52がサイド操作パネル21側から捲れ難くなる。
次に、図4及び、図11乃至14に基づき、サイド操作パネル及び前方カバー部の取付態様について説明する。図11(A)乃至(C)は、前記前方カバー部を示した側面図、平面図、正面図であり、図12乃至14は、前方カバー部の取付態様を示した斜視図、側面図、正面図である。
前記前方カバー部23は、図より、サイド操作パネル21の前端側の形状に沿って後方に向かって幅広となるU字状に成形され、左右外側がフェンダ9の形状に沿って上方に向かって後方傾斜するように形成されている。また、左右内側は側面カバー部24側まで後方側に延設されており、その後端部に支持フレーム22側に取付固定するためのボルト固定部55が上下に一対凹設されている。
さらに、前方カバー部23の前面側には、支持フレーム22側に固定するためのボルト固定部56が設けられており、該ボルト固定部56を介して支持フレーム22側にボルト固定可能に構成されている。また、前面上端側には、後方に向かって突出する前側爪部57Aが複数(図示する例では2つ)突出形成されており、左右外側の上端内面側にも後方に突出するサイド爪部57Bが設けられている。
このとき、サイド操作パネル21の前部下端側には、前端形状に沿って下方に突出するU字板状の突出部58が形成されており、該突出部58には、前記前側爪部57Aが係合される前側係合溝59Aと、サイド爪部57Bが係合されるサイド係合溝59Bとが形成されている。
また、前方カバー部23の上端側は、図4に示されるように、上端の周面に沿うように上方突出した凸部23aによるリブが形成されており、サイド操作パネル21の突出部58下端側には、上記凸部23aが挿通嵌合される嵌合穴58aが形成されている。さらに、前記突出部58の下端側には、嵌合穴58aの内側から下方に向けて突出した当接片58bが形成されている。該構成によれば、該当接片58bが、前方カバー部23と当接することにより、前方カバー部23の取付位置が容易に位置決めされる。
上記構成により、支持フレーム22側に取付けられたサイド操作パネル21の開放された前方側に前記前方カバー部23を着脱自在に取付固定することができる。具体的には、前記係合溝59に各爪部57が係合するように、前方カバー部23をサイド操作パネル21前端側に当接させることにより位置決めし、該状態において前方カバー部23の前面及び内側後端側の各ボルト固定部を支持フレーム22側にボルト固定等することができる。これによれば、前方カバー部23の着脱が容易なものとなる。
図15及び図16は、サイド操作パネルの使用状態を示した平面図、正面図である。上述のように構成されたサイド操作パネルによれば、図15に示されるように、アームレストに載置されたオペレータの腕は、外側が傾斜面に当接されることにより、前方斜め外側に延ばされた状態でオペレータの腕がガイド・保持される。
具体的に説明すると、アームレスト29及び傾斜面33に腕を載置すると、手が自然に斜め前方に伸ばした位置にガイドされて、主変速レバー26側を容易に前後揺動操作できる基本姿勢をとることができるように構成される。さらに、基本姿勢時に肘を支点に腕を内側に回動させた位置に昇降レバー27が配置されているため、特に使い分ける頻度の多い、主変速レバー26と昇降レバー27の位置を容易且つ確実に把握することができる(図15参照)。
さらに、主変速レバー26や昇降レバー27と比較すると使用頻度が多くなく、主に作業の前後に操作することの多い操作具が配置されている設定操作部28が、傾斜面33を介して主変速レバー26等よりも高い位置で且つ左右外側に配置されているため、設定操作部28が見易い位置に配置されるとともに、作業時に設定操作部28を誤操作することを効率的に防止できる。
このとき、オペレータの腕が当接される前記傾斜面33は、腕の形状にフィットするように円弧状に形成されているため、アームレスト29及び傾斜面33上に載置された腕に掛かる負担が軽減されて状態がより安定する(図16参照)。
6 操縦部
7 走行機体
12 座席
16 サイド操作部
26 主変速レバー(変速操作具)
27 昇降レバー(昇降操作具)
29 アームレスト
28 設定操作部(設定操作領域)
33 傾斜面

Claims (1)

  1. 操縦部(6)を有する走行機体(7)の後部に作業機を昇降可能に連結する作業車両であって、操縦部(6)におけるオペレータが着座する座席(12)の外側側方にサイド操作部(16)を設け、作業機の昇降操作を行う昇降操作具(27)と、走行変速操作を行う変速操作具(26)とを、操作方向が前後斜め方向に設定され且つ互いが並列された状態で、前記サイド操作部(16)におけるアームレスト(29)の前方斜め外側に配設し、前記アームレスト(29)の外側側方に、自動制御関係の設定操作を行う複数の設定操作具が配設される設定操作領域(28)を、該アームレスト(29)よりも一段高く形成し、前記アームレスト(29)と設定操作領域(28)とを、外側側方に向かって上方傾斜する傾斜面(33)によって接続するとともに、該傾斜面(33)を、正断面視で、円弧状に凹状成形し、前記アームレスト(29)は、傾斜面(33)から下方に凹設されたアームレスト固定部(32)に取付固定する取付板部(51)と、該アームレスト固定部(32)を覆うクッション部(52)とから構成された作業車両。
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