JP2002321653A - 作業車両のフェンダー部スイッチ取付構造 - Google Patents

作業車両のフェンダー部スイッチ取付構造

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JP2002321653A JP2001132428A JP2001132428A JP2002321653A JP 2002321653 A JP2002321653 A JP 2002321653A JP 2001132428 A JP2001132428 A JP 2001132428A JP 2001132428 A JP2001132428 A JP 2001132428A JP 2002321653 A JP2002321653 A JP 2002321653A
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Kazunori Doi
一紀 土居
Takeshi Hagiyama
丈士 萩山
Koji Ochi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のように、トラクタの後輪を覆うフェン
ダーを金属製プレートにて構成すると、特に大型車両の
場合に重量が大きく生産組付時に取扱性が悪かったり、
前記重量や作業時の負荷により折れ曲がりを防止すべ
く、補強用リブや補強部材を加工する必要が生じる。 【解決手段】 前記フェンダー2bをPP部材によるブ
ロー成形により構成する。この際、フェンダー裏面に凹
部4を形成し、補強リブとすると共に、この凹部4内に
前記作業機昇降用スイッチ3,3及びこの配線収納す
る。また、フェンダー表面には凸部9を形成し、この凸
部9側方に前記スイッチ3を配置し、凸部表面とスイッ
チ3の押し込み面を略面一状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農業用トラクタ
や芝刈機、建築、運搬用のフェンダー部に取り付ける各
種スイッチの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農業用トラクタには、左右後輪の
前方から上方をフェンダーにて覆い、このフェンダー後
部に作業機昇降用スイッチや作業機ローリング用スイッ
チ等を取り付けるものが知られている。
【0003】そして前記スイッチを取り付けるフェンダ
ーは、一般に金属製のプレート部材を折り曲げたり、溶
接して形成する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記フ
ェンダーを金属製プレートにて構成すると、特に大型車
両の場合に重量が大きく生産組付時に取扱性が悪かった
り、前記重量や作業時の負荷による折れ曲がりを防止す
べく補強用リブや補強部材を加工する工数が生じ生産コ
ストがかかるという課題があった。
【0005】また、前記折り曲げ部や補強用リブ等を設
けた場合は、フェンダー表面に凹凸が現れる為、草木が
引っ掛かったり、泥土が付着し易かったり、デザイン上
美観を損ねるという課題があった。そこで、前記フェン
ダーを樹脂材によりブロー成形で構成することが考えら
れるが、このとき強度を保つこと、外形を極力平坦
に構成すること、を兼ね備えた形状が望まれる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題に鑑
みて、作業車両のフェンダー部スイッチ取付構造を以下
のように構成した。即ち、請求項1の発明では、左右後
輪(1R,1R)の前方から上方をフェンダー(2)に
て覆い、このフェンダー(2)にスイッチ(3)を取り
付ける作業車両において、前記フェンダー(2)をブロ
ー成形するにあたり、前記フェンダー(2)に凹部
(4)を形成し、この凹部(4)内に開口穴(5)を設
けると共に、前記開口穴(5)内に前記スイッチ(3)
を取り付けたことを特徴とする作業車両のフェンダー部
スイッチ取付構造とした。
【0007】また請求項2の発明では、前記凹部(4)
をフェンダー(2)裏側に形成し、この凹部(4)内に
前記スイッチ本体及びスイッチの配線(6)を収納し、
前記フェンダー(2)の裏面形状に沿わせた蓋体(7)
にて覆う構成としたことを特徴とする請求項1に記載の
作業車両のフェンダー部スイッチ取付構造とした。
【0008】また請求項3の発明では、前記凹部(4)
を傾斜状に形成すると共に、この傾斜下方側の蓋体
(7)若しくは蓋体(7)とフェンダー(2)の縁との
間に、凹部(4)内に溜まった水を排出できる水抜用開
口部(8)を形成したことを特徴とする請求項1または
請求項2に記載の作業車両のフェンダー部スイッチ取付
構造とした。
【0009】また請求項4の発明では、前記スイッチ
(3)の周囲に溝部(3a)を形成し、この溝部(3
a)に前記開口穴(5)の縁部を勘合して、スイッチ
(3)を開口穴(5)に取り付ける構成としたことを特
徴とする請求項1乃至請求項3に記載の作業車両のフェ
ンダー部スイッチ取付構造とした。
【0010】更に、請求項5の発明では、左右後輪(1
R,1R)の前方から上方をフェンダー(2)にて覆
い、このフェンダー(2)にスイッチ(3)を取り付け
る作業車両において、前記フェンダー(2)をブロー成
形するにあたり、前記フェンダー(2)に凸部(9)を
形成し、この凸部(9)側方にスイッチ取付用の開口穴
(5)を設けると共に、前記開口穴(5)内に前記スイ
ッチ(3)を取り付けたことを特徴とする作業車両のフ
ェンダー部スイッチ取付構造とした。
【0011】また請求項6の発明では、前記凸部(9)
の突出部と略同一面若しくはやや低位置に前記スイッチ
(3)の押込面(3b)を配置したことを特徴とする請
求項5に記載の作業車両のフェンダー部スイッチ取付構
造とした。また請求項7の発明では、前記スイッチ
(3)は、車体に連結した作業機(R)の昇降位置また
はローリング姿勢を変更するスイッチとしたことを特徴
とする請求項1乃至請求項6に記載の作業車両のフェン
ダー部スイッチ取付構造とした。
【0012】
【発明の作用】以上のように構成した請求項1乃至請求
項4、及び請求項7の作業車両のフェンダー部のスイッ
チは、凹部(4)によってスイッチ(3)取付けによる
局部的な突起が低減されフェンダー面が平坦となる。
【0013】また請求項5乃至請求項7の作業車両のフ
ェンダー部のスイッチも、同様に、凸部(9)によって
スイッチ(3)取付けによる局部的な突起が低減されフ
ェンダー面が平坦となる。
【0014】
【発明の効果】よって請求項1の発明では、凹部(4)
が補強用リブとしての機能を備え、ブロー成形したフェ
ンダー(2)にかかる力に対して強度を維持することが
できると共に、この凹部(4)内にスイッチ(3)が取
り付けられることで、フェンダー(2)面に凹凸が形成
されることを抑制し、草木の引っ掛かり或いは泥土の付
着を抑制することができる。
【0015】また請求項2の発明では、スイッチ(3)
本体或いは配線(6)による凹凸を無くし、前述同様、
フェンダー面に凹凸が形成されることを抑制し、草木の
引っ掛かり或いは泥土の付着を抑制することができる。
また請求項3の発明では、前記凹部(4)内に進入した
洗浄水や露結した水により前記スイッチ(3)に関する
金属部材が錆びることを防止できる。また請求項4の発
明では、前記スイッチ(3)周囲の溝部(8)と前記開
口穴(5)の縁部を勘合することで、前記洗浄水や雨水
等の水が浸入することを極力防止して、前記スイッチに
関する金属部材が錆びることを防止できる。
【0016】また更に、請求項5の発明では、凸部
(9)が補強用リブとしての機能を備え、フェンダー
(2)にかかる力に対しての強度を維持することができ
ると共に、この凸部(9)側方にスイッチ(3)を取り
付けることで、フェンダー(2)面に凹凸が形成される
ことを抑制し、草木の引っ掛かり或いは泥土の付着を抑
制でき、車体の美観を損ねることも防止できる。
【0017】また請求項6の発明では、前記フェンダー
(2)面にスイッチ(3)の押圧面(3b)が突出し、
草木や衣類等が接触して不意に作動部が動き出すことを
防止することができる。また請求項7の発明では、前記
車体に連結した作業部(R)の昇降位置或いはローリン
グ姿勢を変更することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明を作業車両である
農業用トラクタTに関し、この後部に取り付けるロータ
リ作業機Rを昇降操作するスイッチ3の取付構造につい
て説明する。トラクタTは、図5に示すように、車体前
部にエンジン10の取付用フレーム11を配し、このフ
レーム11間にプレート部材を架渡してラジエータ、バ
ッテリ等を載置する構成となっている。そしてこれらエ
ンジン等の前方をフロントグリル12で覆うと共に、上
方と左右両側部を天板13a及びサイドネット13bか
ら成るボンネット13にて覆う構成となっている。
【0019】また前記エンジン取付用フレーム11の下
部には、左右前輪1F,1Fを支持するフロントアクス
ルケースを設け、この前輪1F,1Fをステアリングハ
ンドル14の回転操作により左右操舵する構成となって
いる。また、前記エンジン10の後部には、クラッチを
内装するクラッチハウジング、変速装置を内装するミッ
ションケース15を順に連結すると共に、ミッションケ
ース15後部に後輪1R,1Rを支持するリヤアクスル
ケース16を連結する構成となっている。
【0020】また前記クラッチハウジングとミッション
ケース15の上方には、後述するキャビン20を構成
し、操縦席21の周囲を取り囲む構成となっている。こ
こで前記ボンネット13の天板13a及びサイドカバー
13bとキャビン20の接続部について説明する。
【0021】ボンネット13の天板13aの後端部は、
図6に示すように、折曲部22を形成し、この折曲部2
2にゴム製のシール部材23(ウェザーストリップ)を
装着して、後方のキャビンフロントガラス24に当接す
る構成となっている。そして前記シール部材23は、前
記折曲部22を挟む挟持部23aを硬質ゴムにて構成
し、内部に金属製プレート25を埋め込む構成となって
いる。また挟持部23aの奥部には、滑り止め用の複数
のフィン23b…を挟持部奥側に向かって形成すると共
に、同挟持部23aの一側の開放側先端部には突起部2
3cを形成し、前記ボンネット13の天板13aの面と
シール部材23の面とを面一状としている。
【0022】これにより、前記ボンネット13の天板1
3aとキャビン20との接続個所をウレタン等、発泡素
材を接着剤により接着する構成と比較して、車体の美観
を損ねることも無く、前記シール部材23を折曲部22
にずれ無く保持することができる。
【0023】また、前記シール部材23の挟持部23a
一側面には、リング状で且つ前記挟持部23aよりも軟
質のゴムで構成された当接部23dが形成されている。
これにより、トラクタTの走行中などに前記フロントガ
ラス24が前記硬質ゴムの挟持部23aに直接当接して
振動、騒音を起こすといった課題を防止することができ
る。
【0024】尚、前記シール部材23は、前記同様、サ
イドカバー13b後端部の折曲部にも取り付けられ、フ
ロントガラス24に当接する構成となっている。次にト
ラクタTのキャビン20及びキャビン20内の操縦席2
1について説明する。
【0025】トラクタTのキャビン20は、フロア30
の前部左右に前支柱31,31を立設し、左右リヤアク
スルケース16,16上に後支柱32,32を立設し
て、これら支柱31,32の前後左右間にフロントガラ
ス24、リヤガラス33、或いはドア34を設けると共
に、上方を覆うルーフ35で覆う構成となっている。
【0026】また、前記フロア30の後端部は、同フロ
ア30面よりも一段底上げしたシートパネル36を連続
して形成すると共に、このシートパネル36上に操縦席
21を支持し、操縦席21右側で且つオペレータ肘部に
位置する個所に凹部37を形成したレバーガイドボック
ス38を、操縦席21左側に、図7及び図8に示すよう
に、前記右側のレバーガイド37の左右対称位置で、前
記フェンダー2に沿って湾曲したパネル部材39を設け
る構成となっている。
【0027】また前記パネル部材39の操縦席21の肘
掛部側方には、テーブル面39aとカップフォルダー3
9b、工具などを収納する収納ボックス39cを形成
し、また操縦席21の座面側方に位置するパネル部材側
面には、車体外方向へ向かって窪む凹部40を形成し、
この凹部40をネット41で覆って小物入れを構成して
いる。また更に同位置パネル部材39の前面には、キャ
ビン乗降用のハンドキャッチャー42を複数の樹脂製ビ
スにより取り付ける構成となっている。
【0028】尚、前記図1中のフェンダー2前面に位置
する符号43は、前記ハンドキャッチャー42を掴んだ
ときに、オペレータの肘がキャビン側形成された既成の
フェンダーに接触することを避けるための凹部を示す。
一方、前記操縦席21右側に位置するレバーガイドボッ
クス38は、図9に示すように、凹部37の底面45前
方に前方へ向かって傾斜する傾斜面46を設け、傾斜面
46の前部外側に走行用変速レバー47のガイド穴47
aを、前部内側に前記作業機Rを昇降操作するポジショ
ンレバー48のガイド穴48aを開口すると共に、変速
レバー47のガイド穴47a後方に変速スイッチ49
を、前記ポジションレバー48のガイド穴48a後方に
作業機昇降スイッチ50及び下げ位置規制設定器51を
設けている。
【0029】また、前記凹部37の底面45には、各種
スイッチを収納するスイッチケース52が埋設され、こ
のケース52の上蓋53にゴム製ラバーを取り付けオペ
レータの肘置部としている。尚、前記スイッチボックス
内には、図10に示すように、左側から順に、上げ位置
規制設定器65、作業機下降時減速位置設定器66、
(ローリング制御自動時)傾き調整器68A、ローリン
グ制御モード設定器67、(ローリング制御手動時)傾
き調整器68N、そして、後進時に作業機を自動上昇さ
せるバックアップ制御の入切スイッチ69、各種制御の
感度を標準と鈍感に切り換える感度切替器64等を内装
している。
【0030】また更に、前記レバーガイドボックス38
の上段面55には、図9に示すように、前方から順に、
耕深設定器56、PTO入切スイッチ57、PTOモー
ド切替器58、旋回モード兼ブレーキ圧設定器59、作
業機負荷制御入切スイッチ60、エンジン回転制御入切
スイッチ61を設け、更に後方に各種作業機を取り付け
たときに操作レバーを突設するための目つぶし穴62、
シガーライター63を設ける構成となっている。
【0031】また前記操縦席21の下部左右には、図1
1に示すように、シートレール70,70を設け前後位
置を変更自在に構成すると共に、この座面21a下部に
同座面21aと略同巾で且つ左右両端部を下方に折り曲
げたプレート部材71を取り付け、一側の折曲面にシー
トベルトロック装置72を、他側の折曲面にシートベル
ト巻取装置73を一体的に構成している。これにより、
シート座面自体の強度を補強できると共に、生産時或い
はメンテナンス時の取り扱いが行い易い。
【0032】また前記操縦席21下方のシートパネル3
6には、図12及び図13に示すように、メンテナンス
用開口部75を設け、この開口部75に蓋となる大パネ
ル76を取り付ける構成となっている。これにより、前
記ミッションケース15上に設けたシリンダーケース8
1や各種油圧バルブなどをメンテナンスする場合には、
フロア全体を車体枠から取り外すことなく、容易にメン
テナンス作業を行うことができる。
【0033】また前記大パネル76には、前記キャビン
20のドア34を閉じたときに、室内の空気を逃がす空
気弁77,77…を設けている。詳細に説明すると、前
記大パネル76には、前方を開放した四角形状の凹部7
8,78…を縦横2列、計4つ開口し、この各凹部78
の開放部に、同開放部を塞ぐ一片状の弾性部材となるゴ
ム製空気弁77,77…を備えたゴムプレート79を勘
合し、前記ゴムプレート79を金属プレート80により
挟持して固定する構成となっている。
【0034】尚、図中符号82は、前記シートレール付
操縦席21を取り付けるシートブラケットを示し、83
はシート位置を調整するノブを示す。これにより、例え
ばキャビン20の支柱部に空気弁を備える場合と比較し
て、キャビンの外観を損なうことなく開口面積を十分と
ることができ、前記ドア34を閉めたときの圧迫感を低
減することができる。また、前記空気弁77…を車体前
方へ向かって開閉する構成し、且つこれらを前後方向に
列状に構成したので、泥土が良く付着する車体後部を洗
浄する時に圧力水がかかり水が浸入する可能性を低減す
ることができる。
【0035】また前記フロア30に敷き詰めるフロアマ
ット85は、硬質ゴム材で形成され、図14(左側)及
び図15に示すように、左右両側部に進入した洗浄水や
雨水、泥水などをキャビンドア34側に案内する列状の
凸部86…を形成し、この端部に滑り止め用のブロック
状凸87部を形成している。また前記フロアマット85
の下面には、スポンジ製ゴムで形成される吸音材88
(図中右側ハッチング部)を接着剤或いは両面テープに
て取り付けると共に、開口部を設けて前記フロア30よ
り突出したボルトの頭を勘合させてずれ止めとしてい
る。
【0036】これにより、前記スポンジ製ゴム材の特徴
を生かし前記フロア30から伝達される振動或いは騒音
を低減することができる上、吸音材自体をマットにより
防水して、キャビン内に進入した水或いは洗浄水を円滑
に車外へ排出することができる。
【0037】尚、マット左右両端部の符号は、バネ式フ
ックを示し、このフックをフロア30側に係止すること
でマット85及び吸音材88を固定する構成となってい
る。次に、前記キャビン20に取り付けるフェンダー2
(キャビン20側に形成された既成のフェンダー部に装
着する拡張用フェンダー)について説明する。
【0038】キャビン20のフェンダー2は、PP(ポ
リプロピレン)材をブロー成形して形成し、図3及び図
4に示すように、前記前輪1Fの前方から上方を覆う湾
曲形状とした前フェンダー部2aと、前輪1Fの上方か
ら後方の一部を覆う円弧状の後フェンダー部2bとから
構成されている。そして前記前フェンダー部2aの後端
を後フェンダー部2bの前端に勘合して連結する構成と
なっている。
【0039】そして前記左右一側の後フェンダー部2b
の裏面に後述するように、前記作業機Rを低速で昇降す
る昇降用スイッチ3,3(上昇用スイッチ、下降用スイ
ッチ)を、他側の後フェンダー部2bの裏面には、前記
作業機Rの左端を上下してローリング姿勢を変更するロ
ーリング用スイッチ(図示省略)を左右対称に設けてい
る。
【0040】前記作業機昇降用スイッチ3について説明
すると、前記後フェンダー部2bの裏側には、図1に示
すように、前後に所定巾を有し、且つ後方へ向かって下
がる傾斜状の凹部4を形成し、この凹部4後端部にスイ
ッチ取付用の開口穴5を開口する構成となっている。
【0041】一方、前記スイッチ4のボディ周囲には溝
部8を形成し、この溝部8に前記開口穴5の縁部を勘合
して、スイッチ4を開口穴5に取り付ける構成となって
いる。また、前記後フェンダー部2b裏面の凹部4に
は、前記スイッチ3の一部、即ちボディ下部と、これよ
り延設されるスイッチ3の配線6及び車体側の配線と接
続するコネクタ90を収納し、前記フェンダー2の裏面
形状に沿わせた金属製蓋体7により覆う構成となってい
る。
【0042】また前記蓋体7の後部には開口部5を形成
し、凹部4内に結露したり進入して溜まった水を凹部4
外へ排出する構成となっている。尚、前記水抜用開口部
5は、フェンダーとの接触部を一部切り欠いて形成して
も良い。
【0043】以上のように構成した前記フェンダー2の
スイッチ取付構造では、凹部4が補強用リブとしての機
能を備え、特にフェンダー2に対し上下方向からかかる
力に対しての強度を維持することができる。また、この
凹部4内に作業機昇降用スイッチ3を取り付けたので、
フェンダー表面に凹凸が形成されることを抑制し、草木
の引っ掛かり或いは泥土の付着を招いたり、車体の美観
を損ねることも防止できる。
【0044】また、ファンダー2では、この上面におい
て、前記スイッチ3の内側側方に、前記スイッチ3の押
込み面3bと略同高さ面を有した凸部9を形成する構成
となっている。以上のように構成した前記フェンダー2
のスイッチ取付構造では、前記同様、凸部9が補強用リ
ブとしての機能を備え、特にフェンダー2に対し上下か
らかかる力に対しての強度を維持することができる。ま
た、この凸部9側方に作業機昇降用スイッチ3を取り付
けることにより、フェンダー面に凹凸が形成されること
を抑制し、草木の引っ掛かり或いは泥土の付着を招いた
り、車体の美観を損ねることも防止できる上、更に前記
草木や衣類等が接触して不意に作業機が動き出すことを
防止することができる。
【0045】尚、前記凸部9の上面は、スイッチ3によ
る凹凸及び引っ掛かり無い程度に押込み面3bを低位置
に配置してもよい。またフェンダー2は左右一側の作業
機昇降用スイッチ3について説明したが、他側の左右ロ
ーリングスイッチについても取り付け構造は同様である
ので説明を省略する。また前記フェンダー2の凹部4
は、フェンダー表面或いは後面に形成し各種スイッチを
取り付ける構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】フェンダー後部の前後断面図。
【図2】(A)フェンダー後部の平面図。 (B)フェンダー後部の左右断面図(X−X線断面
図)。
【図3】フェンダー後部の側面図。
【図4】フェンダーの斜視図。
【図5】トラクタの全体側面図。
【図6】ボンネット後端部とフロントガラス間のシール
部材の縦断面図。
【図7】パネル部材の側面図。
【図8】パネル部材の正面図。
【図9】(A)レバーガイドボックスの側面図。 (B)レバーガイドボックスの平面図。 (C)レバーガイドボックスの正面図。
【図10】スイッチケース内の各種スイッチのレイアウ
トを示す図。
【図11】(A)操縦席の正面図。 (B)操縦席の側面図。
【図12】空気弁の取付方法を示す図。
【図13】空気弁の取付状態を示す図。
【図14】(A)フロアマットの平面図。 (B)フロアマットの裏面図。
【図15】図14のY−Y線にあたるフロアの縦断面
図。
【符号の簡単な説明】
1R 後輪 2 フェンダー 2a フェンダー前部 2b フェンダー後部 3 作業機昇降用スイッチ 3a 溝部 3b 押込面 4 フェンダー凹部 5 スイッチ取付用の開口穴 6 配線 7 蓋体 8 水抜き用の開口穴 9 フェンダー凸部 T トラクタ R ロータリ作業機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 49/00 B62D 49/00 C (72)発明者 越智 孝司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B304 KA01 LA02 LA06 LB05 MA02 MA08 PA08 PA15 RA01 RA27 3D003 AA02 AA06 AA18 BB13 CA54 CA55 DA10 DA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右後輪(1R,1R)の前方から上方
    をフェンダー(2)にて覆い、このフェンダー(2)に
    スイッチ(3)を取り付ける作業車両において、前記フ
    ェンダー(2)をブロー成形するにあたり、前記フェン
    ダー(2)に凹部(4)を形成し、この凹部(4)内に
    開口穴(5)を設けると共に、前記開口穴(5)内に前
    記スイッチ(3)を取り付けたことを特徴とする作業車
    両のフェンダー部スイッチ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記凹部(4)をフェンダー(2)裏側
    に形成し、この凹部(4)内に前記スイッチ本体及びス
    イッチの配線(6)を収納し、前記フェンダー(2)の
    裏面形状に沿わせた蓋体(7)にて覆う構成としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の作業車両のフェンダー部
    スイッチ取付構造。
  3. 【請求項3】 前記凹部(4)を傾斜状に形成すると共
    に、この傾斜下方側の蓋体(7)若しくは蓋体(7)と
    フェンダー(2)の縁との間に、凹部(4)内に溜まっ
    た水を排出できる水抜用開口部(8)を形成したことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業車両の
    フェンダー部スイッチ取付構造。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ(3)の周囲に溝部(3
    a)を形成し、この溝部(3a)に前記開口穴(5)の
    縁部を勘合して、スイッチ(3)を開口穴(5)に取り
    付ける構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3に記載の作業車両のフェンダー部スイッチ取付構造。
  5. 【請求項5】 左右後輪(1R,1R)の前方から上方
    をフェンダー(2)にて覆い、このフェンダー(2)に
    スイッチ(3)を取り付ける作業車両において、前記フ
    ェンダー(2)をブロー成形するにあたり、前記フェン
    ダー(2)に凸部(9)を形成し、この凸部(9)側方
    にスイッチ取付用の開口穴(5)を設けると共に、前記
    開口穴(5)内に前記スイッチ(3)を取り付けたこと
    を特徴とする作業車両のフェンダー部スイッチ取付構
    造。
  6. 【請求項6】 前記凸部(9)の突出部と略同一面若し
    くはやや低位置に前記スイッチ(3)の押込面(3b)
    を配置したことを特徴とする請求項5に記載の作業車両
    のフェンダー部スイッチ取付構造。
  7. 【請求項7】 前記スイッチ(3)は、車体に連結した
    作業部(R)の昇降位置またはローリング姿勢を変更す
    るスイッチとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    6に記載の作業車両のフェンダー部スイッチ取付構造。
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