JP4453024B2 - 筒内噴射式内燃機関 - Google Patents

筒内噴射式内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP4453024B2
JP4453024B2 JP2005222932A JP2005222932A JP4453024B2 JP 4453024 B2 JP4453024 B2 JP 4453024B2 JP 2005222932 A JP2005222932 A JP 2005222932A JP 2005222932 A JP2005222932 A JP 2005222932A JP 4453024 B2 JP4453024 B2 JP 4453024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fuel mixture
gas flow
flow path
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005222932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007040122A (ja
Inventor
剛史 溝渕
公孝 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005222932A priority Critical patent/JP4453024B2/ja
Publication of JP2007040122A publication Critical patent/JP2007040122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4453024B2 publication Critical patent/JP4453024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、筒内噴射式内燃機関に関するものである。
着火性を向上する従来の技術として、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1には、接地電極の先端を先細のテーパ状にするとともに、中心電極の先端に小径の貴金属のチップを突出して溶接することにより、電極表面による消炎作用を抑え、着火性を向上している。
ところで、近年、燃費等の向上のため、例えばスプレーガイド式の燃焼法などの希薄な混合気を点火させる成層燃焼法が提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。ここで、成層燃焼法は、圧縮行程後半において燃料を燃焼室内へ直接噴射することによって着火性の良好な可燃混合気を点火プラグ近傍だけに形成し、燃焼室内全体としてリーンな混合気を燃焼する燃焼法である。また、スプレーガイド式の燃焼法は、燃料噴射弁により燃料を点火プラグ側に直接噴射して、当該燃料を含む混合気を着火させる成層燃焼法である。
特開平5−159856号公報 特表2002−539365号公報 特開2005−105877号公報
ここで、特許文献1に記載の技術は、吸気行程中に燃料を噴射することにより燃焼室内に理論空燃比の均質混合気を形成する均質燃焼法においては、着火性の向上効果が得られる。しかし、成層燃焼法、特にスプレーガイド式の燃焼法においては、着火領域(中心電極と接地電極との間の領域)における混合気の流速が大きいため、失火する可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、成層燃焼法を行う場合であっても、確実に混合気を着火させることができる筒内噴射式内燃機関を提供することを目的とする。
本発明の筒内噴射式内燃機関は、燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁と、点火プラグと、ガス流速減衰流路とを備える。ここで、点火プラグは、中心電極と、中心電極との間に所定の着火領域を形成する接地電極とを備え、燃料噴射弁から直接噴射された燃料を含む混合気を着火するものである。混合気の着火直前における混合気の気流に着目した場合に、ガス流速減衰流路は、着火領域より当該混合気の気流の上流側に形成される。さらにガス流速減衰流路は、少なくとも対向する2面の壁面に挟まれて形成される流路である。
ここで、着火直前における混合気は、ガス流速減衰流路を流通した後に、着火領域に流通する。そして、ガス流速減衰流路は、少なくとも対向する2面の壁面により挟まれた流路であるので、通過する混合気の流速を減衰させる効果を発揮する。これは、壁面と混合気との間に生じる摩擦作用によるものである。
従って、着火領域を流通する混合気の流速は、ガス流速減衰流路に流入する混合気の流速に比べて減衰している。このように、着火領域を流通する混合気の流速を減衰させることができるので、成層燃焼法を行う場合であっても、着火領域を流通する混合気を確実に着火することができる。なお、混合気の着火時とは、中心電極に高圧電圧が印加されることにより、着火領域にて放電を起こし、着火領域に存在する混合気が着火する時をいう。そして、着火直前とは、混合気の着火時の直前の時期をいう。
また、上述したガス流速減衰流路は、点火プラグにより形成されている。これにより、ガス流速減衰流路を形成するために、点火プラグ以外の別部品を設ける必要がなくなる。つまり、ガス流速減衰流路を形成する壁面は、点火プラグの一部品となる。その結果、部品数の低減、製造工数の低減を図ることができる。
また、ガス流速減衰流路を点火プラグの一部品により形成するために、点火プラグは、中心電極を保持する保持部を備え、接地電極は、保持部の端面に対向して配置され、ガス流速減衰流路を形成する壁面は、中心電極の保持部の端面と、保持部の端面に対向する接地電極の面を含むようにしている
つまり、着火領域とガス流速減衰流路の何れも、接地電極により形成されている。すなわち、着火領域とガス流速減衰流路とは、隣り合う位置に形成されることになる。換言すると、着火領域を基準にして着火直前における混合気の気流の直上流側に、ガス流速減衰流路が形成されている。従って、ガス流速減衰流路により流速が減衰した混合気が、着火領域を流通することになる。これにより、成層燃焼法を行う場合であっても、着火領域を流通する混合気を確実に着火することができる。
また、着火領域は、ガス流速減衰流路内であって、混合気の着火直前における混合気のガス流速減衰流路の気流方向の中心より下流側に形成されるようにするとよい。これにより、着火領域を流通する混合気は、ガス流速減衰流路を通過している混合気に限られる。そして、着火領域がガス流速減衰流路の気流方向の中心より下流側に形成されることにより、着火領域を流通する混合気の流速はガス流速減衰流路の気流方向の中心より上流側にて確実に減衰する。このように、着火領域を流通する混合気の流速は確実に減衰するため、確実に着火領域を流通する混合気を着火することができる。
そして、着火領域がガス流速減衰流路内に形成される場合の例として、ガス流速減衰流路を形成する壁面が、中心電極の保持部の端面と保持部の端面に対向する接地電極の面を含む場合には、以下のようにしてもよい。すなわち、中心電極が、ガス流速減衰流路内に配置され、且つ、混合気の着火直前における混合気のガス流速減衰流路の気流方向の中心より下流側に配置されるようにしてもよい。このように中心電極を配置することで、着火領域をガス流速減衰流路内に形成でき、且つ、着火領域をガス流速減衰流路の中心より下流側に配置することができる。
なお、上述においては、着火領域をガス流速減衰流路内に形成するとしたが、もちろんこの場合に限られるものではない。例えば、着火領域とガス流速減衰流路とが、僅かに離れている構成としてもよい。すなわち、着火領域とガス流速減衰流路との間に僅かな空隙が存在する構成としてもよい。ただし、上述した着火領域をガス流速減衰流路内に形成する構成の方が、着火領域を流通する混合気の流速を減衰できることに加えて、着火領域における混合気の気流が安定するため、着火性は向上する。
また、前記ガス流速減衰流路を形成する前記壁面の対向距離は、前記混合気の着火直前における前記混合気の気流の上流側より下流側の方が大きくしてもよい。これにより、ガス流速減衰流路を流通する混合気の流速をさらに効果的に減衰させることができる。その結果、着火領域を流通する混合気の流速をさらに減衰させることができるので、より確実に混合気を着火することができる。
また、ガス流速減衰流路は、着火領域より燃料噴射弁の噴射口側に形成してもよい。つまり、上述した着火領域より混合気の着火直前における混合気の気流の上流側は、着火領域より前記燃料噴射弁の噴射口側であるということになる。これにより、着火領域とガス流速減衰流路の配置設計を容易にすることができる。
もちろん、ガス流速減衰流路の着火領域に対する形成位置は、吸気若しくはピストン駆動に起因して発生するタンブル流若しくはスキッシュ流などを考慮するとよい。なお、燃焼室内の混合気の気流は、計測・解析などにより把握することができる。この場合、混合気は、確実にガス流速減衰流路を流通した後に着火領域を流通することになる。つまり、着火領域を流通する混合気の流速を、ガス流速減衰流路により確実に減衰させることができる。
本発明の筒内噴射式内燃機関によれば、中心電極の保持部の端面と、保持部の端面に対向する接地電極の面を含む2面の壁面に挟まれ、点火プラグにより形成されたガス流速減衰流路を形成することにより、着火領域を流通する混合気の流速を減衰させることができる。従って、成層燃焼法を行う場合であっても、着火領域を流通する混合気を確実に着火することができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
(1)第1実施形態
(1.1)筒内噴射式内燃機関の全体構成
本発明のスプレーガイド式の燃焼法を用いた第1実施形態の筒内噴射式内燃機関について説明する。本実施形態における筒内噴射式内燃機関(以下、「エンジン」という)10については、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態のエンジン10の構成などを示す図である。
まず、スプレーガイド式の燃焼法について、簡単に説明する。スプレーガイド式の燃焼法は、燃料噴射弁6から噴射された燃料をピストン2などの燃焼室20を形成する壁に衝突させることなく、点火プラグ7側に直接噴射して、この燃料を含む混合気を点火プラグ7により着火させる成層燃焼法である。
このようなスプレーガイド式の燃焼法に用いるエンジン10は、図1に示すように、シリンダブロック1と、ピストン2と、シリンダヘッド3と、吸気弁4と、排気弁5と、燃料噴射弁6と、点火プラグ7とから構成される。なお、シリンダブロック1の内周壁、ピストン2の頂面、およびシリンダヘッド3の天井内壁により、エンジン10の燃焼室20を区画している。
シリンダブロック1は、シリンダを形成している。ピストン2は、シリンダ内を図1の上下方向に往復移動する。シリンダヘッド3は、シリンダブロック1のシリンダを閉塞するように配置されている。このシリンダヘッド3には、燃焼室20と連通し燃焼室20へ吸入空気を導く通路である吸気ポート3aと、燃焼室20に連通し燃焼室20内の燃焼ガス等を排出する通路である排気ポート3bとが形成されている。
吸気弁4は、吸気ポート3aと燃焼室20とを開閉可能に、シリンダヘッド3に配置されている。すなわち、この吸気弁4は、吸気管から吸気ポート3aに導かれた吸入空気の燃焼室20への流れを遮断および許容する。排気弁5は、燃焼室20と排気ポート3bとを開閉可能に、シリンダヘッド3に配置されている。すなわち、この排気弁5は、燃焼室20内に生成された燃焼ガス等の排気ポート3bへ流れを遮断および許容する。
燃料噴射弁6は、噴射口が燃焼室20内に位置するようにシリンダヘッド3に取り付けられている。そして、燃料噴射弁6は、噴射口から燃料を燃焼室20内に直接噴射する。具体的には、燃料噴射弁6は、点火プラグ7の中心電極71と接地電極72との対向空間に形成される着火領域73に向けて燃料を噴射供給する。
点火プラグ7は、燃料噴射弁6に対して傾斜するようにして、シリンダヘッド3に配置されている。すなわち、燃料噴射弁6の弁軸と点火プラグ7のプラグ軸とが傾斜している。この点火プラグ7は、中心電極71と、接地電極72と、絶縁碍子74(図2に示す)と、ハウジング75とから構成される。中心電極71は、非常に大きなエネルギーが投下される電極である。接地電極72は、中心電極71との間に着火領域73を隔てて配置され、且つ、中心電極71に対向して配置された電極である。絶縁碍子74は、中心電極71の外周を保持する絶縁部材である。ハウジング75は、絶縁碍子74の外周を保持すると共に、接地電極72を固定している。そして、点火プラグ7は、燃料噴射弁6から燃料が噴射された時(着火時期)に、中心電極71にエネルギーが投下されることにより、着火領域73にて放電して燃料を含む混合気を着火する。なお、点火プラグ7の先端部分、すなわち、中心電極71、接地電極72、絶縁碍子74及びハウジング75の詳細については、以下に説明する。
(1.2)点火プラグ7の先端部分の詳細構成
次に、点火プラグ7の先端部分の詳細構成について、図2を参照して説明する。図2は、点火プラグ7の先端部分の拡大斜視図を示す。ここで、以下、上側は、図2における上側を示し、下側は、図2における下側を示す。また、図2における上下方向は、点火プラグ7の軸方向であるので、以下、プラグ軸方向という。また、図2において、右側から左側に向かう方向(図2の矢印)が、点火プラグ7による着火時期の直前(以下、「着火直前」という)における点火プラグ7の先端部分の混合気の気流を示す。以下、図2における左側を混合気の気流の上流側といい、右側を混合気の気流の下流側という。
まず、着火直前における点火プラグ7の先端部分の混合気の気流について説明する。混合気の着火直前における点火プラグ7の先端部分(特に、着火領域73)の混合気の気流は、燃料噴射弁6から噴射される燃料の噴射方向、吸気弁4から燃焼室20内に吸入される吸入空気の流れ、及び、ピストン2の駆動などにより影響を受ける。そして、点火プラグ7の先端部分の混合気の気流は、実際の燃焼室20内の気流計測やシミュレーション解析などにより、把握することができる。
そして、点火プラグ7の先端部分の詳細構成について説明する。図2に示すように、ハウジング75は、略円筒状をなしている。そして、このハウジング75の内周側には、略円筒状からなる絶縁碍子74が保持されている。この絶縁碍子74の下端側は、僅かに先細形状をなしている。そして、絶縁碍子74の下端面は、プラグ軸方向に略垂直な円形平面をなしている。また、絶縁碍子74の下端側は、ハウジング75の下端部分よりも下方側に突出している。
中心電極71は、絶縁碍子74の外径に比べて非常に小さな外径からなる略棒状をなしている。この中心電極71は、絶縁碍子74の下端面から下方側へ僅かに突出し、且つ、プラグ軸方向に延在するように配置されている。さらに、中心電極71は、絶縁碍子74の下端面のうち中心(円形平面の中心)よりも混合気に気流の下流側に偏心した位置に配置されている。
接地電極72は、図2の左側から見た場合に、略L字型をなしている。さらに、接地電極72の図2の手前側から見た幅(図2の左右方向幅)は、絶縁碍子74の外径とほぼ同程度の幅からなる。この接地電極72は、具体的には、プラグ軸方向に延在する基部72aと、基部72aの下端からプラグ軸直交方向に延在する水平部72bとから構成される。ここで、基部72aは、上端側がハウジング75の下端に一体的に固定されている。そして、基部72aのプラグ軸心側の面が、絶縁碍子74の下端部の外周面に対向している。
また、接地電極72の水平部72bは、絶縁碍子74の下端面に対向するように、絶縁碍子74の下方側に図2の水平方向に配置されている。さらに、接地電極72の水平部72bの図2の左右方向幅は、絶縁碍子74の外径とほぼ同程度の幅からなるので、接地電極72の水平部72bの上面は、絶縁碍子74の下端面のほぼ全面に対して対向している。ここで、水平部72bと絶縁碍子74との間に形成される空隙は、ガス流速減衰流路76という。このガス流速減衰流路76は、絶縁碍子74の下端面、接地電極72の水平部72bの上面、及び接地電極72の基部72aのプラグ軸心側の面により形成されている。つまり、ガス流速減衰流路76は、略コの字型の壁面により形成されている。そして、ガス流速減衰流路76は、混合気の気流方向に形成されていることになる。ここで、本発明における壁面とは、ガス流速減衰流路76を形成する絶縁碍子74の下端面、接地電極72の水平部72bの上面、及び接地電極72の基部72aのプラグ軸心側の面となる。
さらに、接地電極72の水平部72bは、中心電極71の下端面に対向するように、中心電極71の下方側に配置されている。つまり、中心電極71の下端面と接地電極72の水平部72bの上面との間には、放電を起こして混合気を着火させる着火領域73が形成されている。つまり、本実施形態においては、着火領域73は、ガス流速減衰流路76内であって、ガス流速減衰流路76の中心より混合気の気流の下流側に形成されていることになる。ただし、本実施形態においては、着火領域73より混合気の気流の上流側とは、着火領域73より燃料噴射弁6の噴射口側としている。ここでは、混合気の着火直前における着火領域の混合気の気流は、燃料噴射弁6の噴射口から噴射される燃料の噴流に起因するところが大きいからである。
なお、絶縁碍子74の下端面と接地電極72の水平部72bの上面とのプラグ軸方向の対向距離は、例えば、1mm〜2mm程度である。すなわち、ガス流速減衰流路76のプラグ軸方向の間隔が、1mm〜2mm程度となる。また、絶縁碍子74の下端面のうち混合気の気流の最上流側の位置から中心電極71までの混合気の気流方向の距離(以下、「ガス流速減衰距離」という)は、例えば、5mm程度としている。
(1.3)ガス流速減衰距離と着火領域73における混合気の流速との関係
次に、ガス流速減衰距離Lと着火領域73における混合気の流速との関係について、図3を参照して説明する。図3は、ガス流速減衰距離Lと着火領域73における混合気の流速との関係を示す図である。
図3に示すように、ガス流速減衰距離Lが増加するほど、着火領域73における混合気の流速は、減衰している。この理由について説明する。上述したように、着火領域73は、ガス流速減衰流路76の中心より混合気の気流の下流側に形成されている。従って、混合気が着火領域73を流通する前には、ガス流速減衰流路76を通過することになる。そして、ガス流速減衰流路76は、少なくとも絶縁碍子74の下端面及び接地電極72の水平部72の上面により形成される狭い流路である。従って、混合気がガス流速減衰流路76を流通する際には、混合気とガス流速減衰流路76を形成する面との摩擦作用により、混合気の流速が減衰する。そして、ガス流速減衰距離Lが長いほど、両者の摩擦効果が大きくなるため、着火領域73における混合気の流速が小さくなる。
そして、図3において、着火領域73における混合気の流速がV1以下であれば確実に混合気を着火することができる場合、ガス流速減衰距離LはL1以上とすればよいことになる。
(1.4)効果
以上説明したように、本実施形態のエンジン10によれば、着火領域73をガス流速減衰流路76の中心より混合気の気流の直下流側に形成することにより、着火領域73へ流入する前にガス流速減衰流路76にて混合気の流速を減衰させることができる。そして、着火領域73を流通する混合気の流速を減衰させることができるので、成層燃焼法を行う場合であっても、着火領域73を流通する混合気を確実に着火することができる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態の点火プラグ17について図4を参照して説明する。図4は、第2実施形態の点火プラグ17の先端部分の拡大斜視図である。ここで、第2実施形態の点火プラグ17において、第1実施形態の点火プラグ17と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、以下、上側は、図4における上側を示し、下側は、図4における下側を示す。また、図4における上下方向は、点火プラグ17の軸方向であるので、以下、プラグ軸方向という。また、図4において、右側から左側に向かう方向(図4の矢印)が、点火プラグ17による着火時期の直前(以下、「着火直前」という)における点火プラグ17の先端部分の混合気の気流を示す。以下、図4における左側を混合気の気流の上流側といい、右側を混合気の気流の下流側という。
点火プラグ17は、燃料噴射弁6に対して傾斜するようにして、シリンダヘッド3に配置されている。すなわち、燃料噴射弁6の弁軸と点火プラグ17のプラグ軸とが傾斜している。この点火プラグ17は、中心電極71と、接地電極172と、絶縁碍子74と、ハウジング75とから構成される。
図4に示すように、接地電極172は、中心電極71との間に着火領域73を隔てて配置され、且つ、中心電極71に対向して配置された電極である。具体的には、接地電極172は、図4の左側から見た場合に、上側が開口される略コの字型をなしている。さらに、接地電極172の図4の手前側から見た幅(図4の左右方向幅)は、絶縁碍子74の外径とほぼ同程度の幅からなる。この接地電極172は、具体的には、プラグ軸方向に延在する第1基部172aと、第1基部172aに絶縁碍子74を挟んで対向する第2基部172bと、第1基部172aの下端及び第2基部172bの下端からプラグ軸直交方向に延在する水平部172cとから構成される。
ここで、第1基部172aは、具体的には、上端側がハウジング75の下端に一体的に固定されている。そして、第1基部172aのプラグ軸心側の面が、絶縁碍子74の下端部の外周面に対向している。第2基部172bは、具体的には、上端側がハウジング75の下端に一体的に固定されている。そして、第2基部172bのプラグ軸心側の面が、絶縁碍子74の下端部の外周面に対向すると共に、この絶縁碍子74を介して、第1基部172aのプラグ軸心側の面に対向している。そして、第1基部172a及び第2基部172bの図4の左右方向幅は、絶縁碍子74の外径とほぼ同程度の幅からなるので、第1基部172aと第2基部172bとにより挟まれる空隙に絶縁碍子74の下端側が位置する関係となる。
また、接地電極172の水平部172cは、絶縁碍子74の下端面に対向するように、絶縁碍子74の下方側に図4の水平方向に配置されている。さらに、接地電極172の水平部172cの図4の左右方向幅は、絶縁碍子74の外径とほぼ同程度の幅からなるので、接地電極172の水平部172cの上面は、絶縁碍子74の下端面のほぼ全面に対して対向している。ここで、水平部172cと絶縁碍子74との間に形成される空隙は、ガス流速減衰流路176という。このガス流速減衰流路176は、絶縁碍子74の下端面、接地電極172の水平部172cの上面、接地電極172の第1基部172aのプラグ軸心側の面、及び接地電極172の第2基部172bのプラグ軸心側の面により形成されている。つまり、ガス流速減衰流路176は、略矩形型の壁面(管状壁面)により形成されている。そして、ガス流速減衰流路176は、混合気の気流方向に形成されていることになる。ここで、第2実施形態において、本発明における壁面とは、ガス流速減衰流路176を形成する絶縁碍子74の下端面、接地電極172の水平部172cの上面、接地電極172の第1基部172aのプラグ軸心側の面、及び接地電極172の第2基部172bのプラグ軸心側の面となる。
さらに、接地電極172の水平部172cは、中心電極71の下端面に対向するように、中心電極71の下方側に配置されている。つまり、中心電極71の下端面と接地電極172の水平部172cの上面との間には、放電を起こして混合気を着火させる着火領域73が形成されている。つまり、本実施形態においては、着火領域73は、ガス流速減衰流路176内であって、ガス流速減衰流路176の中心より混合気の気流の下流側に形成されていることになる。
なお、絶縁碍子74の下端面と接地電極172の水平部172cの上面とのプラグ軸方向の対向距離は、例えば、1mm〜2mm程度である。すなわち、ガス流速減衰流路176のプラグ軸方向の間隔が、1mm〜2mm程度となる。また、絶縁碍子74の下端面のうち混合気の気流の最上流側の位置から中心電極71までの混合気の気流方向の距離(以下、「ガス流速減衰距離」という)は、例えば、5mm程度としている。
このように、ガス流速減衰流路176を管状壁面により形成することで、ガス流速減衰流路176を流通する混合気は、ガス流速減衰流路176の周囲を流通する混合気による影響を受けにくい。従って、このように形成されたガス流速減衰流路176を流通する混合気は、確実に流速が減衰する。
(3)第3実施形態
次に、第3実施形態の点火プラグ27について図5を参照して説明する。図5は、第3実施形態の点火プラグ27の先端部分の拡大正面図である。ここで、第3実施形態の点火プラグ27において、第1実施形態の点火プラグ27と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、以下、上側は、図5における上側を示し、下側は、図5における下側を示す。また、図5における上下方向は、点火プラグ27の軸方向であるので、以下、プラグ軸方向という。また、図5において、右側から左側に向かう方向(図5の矢印)が、点火プラグ27による着火時期の直前(以下、「着火直前」という)における点火プラグ27の先端部分の混合気の気流を示す。以下、図5における左側を混合気の気流の上流側といい、右側を混合気の気流の下流側という。
点火プラグ27は、燃料噴射弁6に対して傾斜するようにして、シリンダヘッド3に配置されている。すなわち、燃料噴射弁6の弁軸と点火プラグ27のプラグ軸とが傾斜している。この点火プラグ27は、中心電極71と、接地電極272と、絶縁碍子74と、ハウジング75とから構成される。
図5に示すように、接地電極272は、中心電極71との間に着火領域73を隔てて配置され、且つ、中心電極71に対向して配置された電極である。具体的には、接地電極272は、図5の左側から見た場合に、略L字型をなしている。さらに、接地電極272の図5の手前側から見た幅(図5の左右方向幅)は、絶縁碍子74の外径とほぼ同程度の幅からなる。この接地電極272は、具体的には、プラグ軸方向に延在する基部272aと、基部272aの下端からプラグ軸直交方向に延在する水平部272bとから構成される。ここで、基部272aは、具体的には、上端側がハウジング75の下端に一体的に固定されている。そして、基部272aのプラグ軸心側の面が、絶縁碍子74の下端部の外周面に対向している。
また、接地電極272の水平部272bは、絶縁碍子74の下端面に対向するように、絶縁碍子74の下方側に図5の略水平方向に配置されている。さらに、接地電極272の水平部272bの図5の左右方向幅は、絶縁碍子74の外径とほぼ同程度の幅からなるので、接地電極272の水平部272bの上面は、絶縁碍子74の下端面のほぼ全面に対して対向している。そして、接地電極272の水平部272bの上面は、混合気の気流の上流側から下流側に向かって、図5における下方側へ傾斜している。つまり、絶縁碍子74の下端面と接地電極272の水平部272bの上面とのプラグ軸方向の対向距離は、混合気の気流の上流側が最も狭く、下流側に行くに従って徐々に拡大している。
ここで、水平部272b絶縁碍子74との間に形成される空隙は、ガス流速減衰流路276という。このガス流速減衰流路276は、絶縁碍子74の下端面、接地電極272の水平部272bの上面、及び接地電極272の基部272aのプラグ軸心側の面により形成されている。つまり、ガス流速減衰流路276は、略コの字型の壁面により形成されている。そして、ガス流速減衰流路276は、混合気の気流方向に形成されていることになる。さらに、上述したように、接地電極272の水平部272bの上面が、混合気の気流の上流側から下流側に向かって、図5における下方側へ傾斜している。つまり、ガス流速減衰流路276の面積は、混合気の気流の上流側が最も狭く、下流側に行くに従って拡大している。ここで、第3実施形態において、本発明における壁面とは、ガス流速減衰流路276を形成する絶縁碍子74の下端面、接地電極272の水平部272bの上面、及び接地電極272の基部272aのプラグ軸心側の面となる。
さらに、接地電極272の水平部272bは、中心電極71の下端面に対向するように、中心電極71の下方側に配置されている。つまり、中心電極71の下端面と接地電極272の水平部272bの上面との間には、放電を起こして混合気を着火させる着火領域73が形成されている。つまり、本実施形態においては、着火領域73は、ガス流速減衰流路276内であって、ガス流速減衰流路276の中心より混合気の気流の下流側に形成されていることになる。つまり、ガス流速減衰流路276のうち混合気の気流の上流側よりも面積の大きな位置に、着火領域73が形成されている。
このように、ガス流速減衰流路276の面積を混合気の気流の上流側から下流側につれて拡大することで、ガス流速減衰流路276を流通する混合気の流速は、上述した第1実施形態の場合よりもさらに減衰する。従って、着火領域73における混合気の流速は、より減衰されることになり、着火性が向上する。
(4)その他
上記実施形態においては、着火領域73がガス流速減衰流路76、176、276内に形成されるようにしたが、これに限られるものではない。例えば、着火領域73がガス流速減衰流路76の外部に形成されるようにしてもよい。この場合、ガス流速減衰流路76は、着火領域73よりも着火直前における混合気の気流の上流側に形成されるようにすればよい。ただし、上記実施形態のように、着火領域73をガス流速減衰流路76内に形成する方が、混合気の流速の減衰性、混合気の気流の安定性などが良好となる。
また、上記実施形態においては、ガス流速減衰流路76は、元々点火プラグ7を構成する部品により形成したが、別の部品を別途用いてもよいことはもちろんである。さらには、ガス流速減衰流路76を形成する部品は、点火プラグ7以外の例えばシリンダヘッド3などに固定するようにしてもよい。ただし、元々点火プラグ7を構成する部品によりガス流速減衰流路76を形成することで、部品点数を増加することを抑制できる。
また、上記実施形態においては、ガス流速減衰流路76は、着火領域73より燃料噴射弁6の噴射口側としている。これは、着火領域73における混合気の気流方向は、着火領域73と燃料噴射弁6の噴射口とを結ぶ方向にほぼ一致するためである。ただし、吸気若しくはピストン駆動に起因して発生するタンブル流若しくはスキッシュ流などの影響が強い場合には、これらを考慮した上で、ガス流速減衰流路76と着火領域73との位置を決定するとよい。具体的には、タンブル流やスキッシュ流などを考慮した上で、着火領域73より着火直前における着火領域73の混合気の気流の上流側にガス流速減衰流路76を形成するとよい。
本実施形態のエンジン10の構成などを示す図である。 第1実施形態の点火プラグ7の先端部分の拡大斜視図である。 ガス流速減衰距離Lと着火領域73における混合気の流速との関係を示す図である。 第2実施形態の点火プラグ17の先端部分の拡大斜視図である。 第3実施形態の点火プラグ27の先端部分の拡大正面図である。
符号の説明
1:シリンダブロック、 2:ピストン、 3:シリンダヘッド、 4:吸気弁、
5:排気弁、 6:燃料噴射弁、 7:点火プラグ、 10:エンジン、
20:燃焼室、 71:中心電極、 72、172、272接地電極、
72a、272a:基部、 72b、172c、272b:水平部、 73:着火領域、
74:絶縁碍子、 75:ハウジング、 76、176、276:ガス流速減衰流路、
172a:第1基部、 172b:第2基部

Claims (5)

  1. 燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁と、
    中心電極と、前記中心電極との間に所定の着火領域を形成する接地電極とを備え、前記燃料噴射弁から直接噴射された前記燃料を含む混合気を着火する点火プラグと、
    前記着火領域より前記混合気の着火直前における前記混合気の気流の上流側であって、少なくとも対向する2面の壁面に挟まれて形成されるガス流速減衰流路と、
    を備えた筒内噴射式内燃機関において、
    前記点火プラグは、前記中心電極を保持する保持部を備え、
    前記接地電極は、前記保持部の端面に対向して配置され、
    前記壁面は、前記中心電極の保持部の端面と、前記保持部の端面に対向する前記接地電極の面を含むことによって、前記ガス流速減衰流路は前記点火プラグにより形成されることを特徴とする筒内噴射式内燃機関。
  2. 前記着火領域は、前記ガス流速減衰流路内であって、前記混合気の着火直前における前記混合気の前記ガス流速減衰流路の気流方向の中心より下流側に形成されることを特徴とする請求項1記載の筒内噴射式内燃機関。
  3. 前記中心電極は、前記ガス流速減衰流路内に配置され、且つ、前記混合気の着火直前における前記混合気の前記ガス流速減衰流路の気流方向の中心より下流側に配置されることを特徴とする請求項1記載の筒内噴射式内燃機関。
  4. 前記ガス流速減衰流路を形成する前記壁面の対向距離は、前記混合気の着火直前における前記混合気の気流の上流側より下流側の方が大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の筒内噴射式内燃機関。
  5. 前記着火領域より前記混合気の着火直前における前記混合気の気流の上流側は、前記着火領域より前記燃料噴射弁の噴射口側であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の筒内噴射式内燃機関。
JP2005222932A 2005-08-01 2005-08-01 筒内噴射式内燃機関 Expired - Fee Related JP4453024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005222932A JP4453024B2 (ja) 2005-08-01 2005-08-01 筒内噴射式内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005222932A JP4453024B2 (ja) 2005-08-01 2005-08-01 筒内噴射式内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007040122A JP2007040122A (ja) 2007-02-15
JP4453024B2 true JP4453024B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=37798354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005222932A Expired - Fee Related JP4453024B2 (ja) 2005-08-01 2005-08-01 筒内噴射式内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4453024B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5303999B2 (ja) * 2008-04-07 2013-10-02 スズキ株式会社 内燃機関用スパークプラグ
CN101944707B (zh) * 2009-07-06 2013-03-27 日本特殊陶业株式会社 火花塞
JP4750215B2 (ja) * 2009-07-06 2011-08-17 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP6011383B2 (ja) * 2012-11-02 2016-10-19 株式会社デンソー 点火装置
JP5658848B2 (ja) 2012-11-19 2015-01-28 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP6731230B2 (ja) * 2015-10-21 2020-07-29 株式会社Soken 内燃機関用のスパークプラグ及びそれを取り付けた点火装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007040122A (ja) 2007-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6236520B2 (ja) 能動掃気プレチャンバ
EP3061939B1 (en) Prechamber type gas engine
US7659655B2 (en) Pre-chamber spark plug
US7922551B2 (en) Pre-chamber spark plug
US7926463B2 (en) Cylinder injection type spark ignition internal combustion engine
JP2023016619A (ja) 内燃機関用のスパークプラグ及び内燃機関
JP4453024B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関
EP2998537A1 (en) Pre-chamber of internal combustion engine
WO2018110326A1 (ja) 副室式ガスエンジン
JP2017147086A (ja) 内燃機関
JP5321431B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関
WO2022050123A1 (ja) 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関
JP2007231839A (ja) 燃焼機関
JP2007064175A (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関
WO2004099584A1 (ja) 副室式ガス機関の燃焼室構造及び副室式ガス機関
JP2010144624A (ja) 火花点火式内燃機関
JP2007035570A (ja) 点火プラグおよび燃焼機関
JP2023023760A (ja) 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関
JP7306924B2 (ja) 副燃焼室付き内燃機関
JP2009270542A (ja) エンジン及びエンジン用点火プラグ
JP4457999B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関
JP3539131B2 (ja) 筒内直接噴射式内燃機関
JP4394974B2 (ja) 気体燃料を筒内噴射する内燃機関と内燃機関の点火方法
JP2022114784A (ja) 内燃機関用のスパークプラグ
JP2022129734A (ja) 内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4453024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140212

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees