JP4452007B2 - 車両用液圧マスタシリンダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や自動二・三輪車等のブレーキやクラッチを液圧で作動する車両用液圧マスタシリンダに係り、詳しくは、制動解除時のピストンが所定の後退限まで戻る際に、拡大する液圧室に作動液を良好に補給できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のブレーキやクラッチを液圧で作動する車両用液圧マスタシリンダにあっては、制動操作の解除によってピストンが液圧室とは反対側の後退限へ復帰するが、液圧マスタシリンダの即応性を高めるには液圧室に作動液を速やかに補給してピストンを極力短時間に後退させる必要があるため、例えば、特開平9−20225号公報や特開平8−337164号公報に示される技術が提案されている。
【0003】
前者の技術は、シリンダ孔底部の液圧室と、ピストンの小径軸部外周の補給油室とをピストンの液圧室側のフランジ部で仕切り、該フランジ部とシリンダ孔との間に補給油路を設け、当該フランジ部の補給油室側にテーパ面を周設するとともに、フランジ部の液圧室側にプライマリカップを嵌着しており、ピストンが液圧室と反対方向へ戻る際に、プライマリカップ外周のリップ部が液圧室側へ変形して、リップ部外周の空隙と前記補給油路とを通して、補給油室内の作動液を液圧室へ補給しながら、フランジ部補給油室側のテーパ面によって補給油室内の作動液を補給油路へ流れるようにしている。
【0004】
また、後者の技術は、液圧室と補給油室とを仕切るピストンの液圧室側のフランジ部に複数の補給油孔を周状に設け、該フランジ部の液圧室側にプライマリカップとスペーサとを嵌着しており、ピストンが液圧室と反対方向へ戻る際には、プライマリカップ外周のリップ部が液圧室側へ変形して、リップ部及びスペーサ外周の空隙と、フランジ部とスペーサとの間に生じた空隙と、前記補給油孔とを通して、補給油室内の作動液を液圧室へ補給するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前者のものにあっては、フランジ部の補給油室側外周に設けたテーパ部が、補給油室から液圧室への作動液の流動性を高めるが、このようにテーパ部を設けると、シリンダ孔の摺動をガイドするフランジ部の厚さ、いわゆるベアリング長が減少し、ピストンの安定した摺動性を損なう虞がある。
【0006】
この対策として、フランジ部の厚さをテーパ部の形成で減少した分だけ増加することが考えられるが、この場合にはその分だけシリンダボディの全長が延びることになり、液圧マスタシリンダの大型化と重量の増加は避けられない。
【0007】
さらに、フランジ部に複数の補給孔を周設した後者のものでは、プライマリカップを補給油孔に噛み込んで、プライマリカップを傷めたり補給油孔を塞ぐことのないようこれらの間にスペーサを介装するため、部品点数と組み立て工数が増加して、製造コストのかかるものとなっていた。
【0008】
そこで本発明は、マスタシリンダの長さを短く抑えつつ、制動解除時の液圧室への作動液の補給性を向上することのできる液圧マスタシリンダを安価に提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため第1の発明は、シリンダボディに穿設した有底のシリンダ孔にピストンを内挿して、該ピストンとシリンダ孔の底部間に液圧室を画成し、前記ピストンに、前記シリンダ孔を摺動する一対のフランジ部と、該一対のフランジ部間をつなぐ小径軸部とを設け、該小径軸部の外周に補給油室を画成するとともに、前記フランジ部の外周面は、前記ピストンがシリンダ孔内を安定して摺動できるベアリング長を確保したシリンダ軸方向の厚さを有し、前記一対のフランジ部の外周面と前記シリンダ孔との間の隙間を補給油路として設定し、前記一対のフランジ部の前後部にプライマリカップとセカンダリカップを嵌着して、前記液圧室を前記プライマリカップにて液密にシールした車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記一対のフランジ部のうち、前記プイマリカップに隣接する液圧室側のフランジ部の外周面に、前記補給油室と該補給油室側から前記補給油路の途中までとに開口してプライマリカップ側の外周面を残した補給溝を複数形成したことを特徴特徴としている。
【0010】
さらに、第2の発明では、前記プライマリカップの外周側で、前記液圧室へ向けて拡径するリップ部の反液圧室側面に複数の補給油溝を設け、該補給油溝と前記フランジ部の補給油溝とをシリンダ軸方向に位置合わせして配設したことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一形態例を図面に基づいて説明する。
液圧マスタシリンダ1は、シリンダボディ2に穿設された有底のシリンダ孔3に、プライマリピストン4とセカンダリピストン5とを内挿し、両ピストン4,5間に第1液圧室6を、またシリンダ孔3の底部とセカンダリピストン5との間に第2液圧室7をそれぞれ画成し、これら液圧室6,7のそれぞれで昇圧した作動液を、出力ポート8,9からブレーキまたはクラッチへ供給する2系統用のタンデム型液圧マスタシリンダで、シリンダボディ2の上部には貯液室10aを有するリザーバ10が一体に設けられている。
【0012】
プライマリピストン4のシリンダ孔底部側と開口部側には、シリンダ孔3を摺動する一対のフランジ部4a,4bが設けられ、両フランジ部4a,4bの間を中間小径軸部4cとなし、第1液圧室側のフランジ部4aの前方に先端小径軸部4dを突設するとともに、シリンダ孔開口部側の後端にプッシュロッド11を当接させている。
【0013】
第1液圧室側のフランジ部4aの前部にはプライマリカップ12が、また、シリンダ孔開口部側のフランジ部4bの前部にはセカンダリカップ13がそれぞれ嵌着されており、中間小径軸部4cの外周とシリンダ孔3との間に画成される第1補給油室14と前記第1液圧室6とを双方のカップ13,14にて液密にシールしている。プライマリピストン4が非作動位置にあるとき、第1液圧室6は、リリーフポート15を介して前記貯液室10aに連通し、また第1補給油室14は、サプライポート16を介してリザーバ10内の貯液室10aに連通している。
【0014】
セカンダリピストン5は、プライマリピストン4と同様、シリンダ孔底部側と開口部側に、シリンダ孔3を摺動する一対のフランジ部5a,5bが設けられ、両フランジ部5a,5bの間を中間小径軸部5cとなし、第2液圧室側のフランジ部5aの前方に先端小径軸部5dを突設させている。
【0015】
第2液圧室側のフランジ部5aの前部にはプライマリカップ17が、また、第1液圧室側のフランジ部5bの前部にはセカンダリカップ18がそれぞれ嵌着されており、中間小径軸部5cの外周とシリンダ孔3との間に画成される第2補給油室19と前記第1,第2液圧室6,7とを双方のカップ17,18にて液密にシールしている。
【0016】
先端小径軸部5dの中心軸上には、縦連通孔5fが第2液圧室7に開口して設けられ、縦連通孔5fの後側に、横連通孔5gがシリンダ中心軸と直交方向に連設されており、縦連通孔5fにセンタバルブ5hのバルブステム5iを挿通して、該センタバルブ頭部の弁体5kを第2液圧室7側に配設し、横連通孔5gにストッパピン20を貫通させている。非作動時のセンタバルブ5hは、バルブステム5iの先端がストッパピン20と当接しており、弁体5kが先端小径軸部5dの先端面から離間している。
【0017】
第1液圧室6にはリターンスプリング22が縮設され、また第2液圧室7にはリターンスプリング23が、第1液圧室6のリターンスプリング22よりもやや高いセット荷重で縮設されており、リターンスプリング22に弾発されるプライマリピストン4は、シリンダ孔開口部側のフランジ部4bがサークリップ24に当接することによって後退限が規制され、またリターンスプリング23に弾発されるセカンダリピストン5は、横連通孔5gの第2液圧室側端がストッパピン20に当接して後退限が規制されている。セカンダリピストン5が非作動位置にあるとき、第2補給油室19は、ストッパピン20の近傍に設けた連通孔21を介して、リザーバ10内の貯液室10aと連通しており、また第2補給油室19と第2液圧室7とが縦連通孔5fと横連通孔5gとを介して連通している。
【0018】
シリンダ孔3と各ピストン4,5のフランジ部4a,4b,5a,5bとの間には僅かな隙間が設定されており、さらにフランジ部4a,4b,5a,5bのシリンダ軸方向に、ピストン4,5がシリンダ孔3内を安定して摺動できる所要の厚さを持たせている。
【0019】
シリンダ孔3と、プライマリピストン4の第1液圧室側のフランジ部4a及びセカンダリピストン5の第2液圧室側のフランジ部5aとの間の隙間は、それぞれ補給油路25として設定されており、プライマリピストン4の補給油路25は、サプライポート16と第1補給油室14とを連通し、またセカンダリピストン5の補給油路25は、連通孔21と第2補給油室19とを連通している。
【0020】
プライマリピストン4のフランジ部4aには、第1補給油室14と補給油路25とに開口する6つの補給油溝4fが等間隔に設けられ、またセカンダリピストン5のフランジ部5aには、第2補給油室19と補給油路25とに開口する6つの補給油溝5nが等間隔に設けられている。
【0021】
補給油溝4f,5nは、それぞれ断面半円弧状に形成されており、プライマリピストン4の補給油溝4fは、第1補給油室14から補給油路25を通して第1液圧室6へ流れる作動液の流動性を高め、またセカンダリピストン5の補給油溝5nは、第2補給油室19から補給油路25を通して第2液圧室7へ流れる作動液の流動性を高めるようにしており、さらに、これら補給油路25の間にフランジ部4a,5aのシリンダ軸方向の厚さをそのまま残すことによって、ピストン4,5がシリンダ孔3内を安定して摺動できるベアリング長を確保している。
【0022】
プライマリカップ12,17の第1,第2液圧室6,7側は、スプリングリテーナ26,27にて同様に抜け止めされ、またプライマリカップ12,17自体には同一形状のものを用いて、ピストン4,5へ同様に取り付けするため、以下その詳細を、プライマリピストン4に装着されるプライマリカップ12で説明する。
【0023】
プライマリカップ12は、プライマリピストン4のフランジ部4aと先端小径軸部4dとに支承される断面L字状のベース部12aと、該ベース部12aの反液圧室側で、フランジ部4aの周溝4eに嵌合する環状部12bと、ベース部12aの外側から第1液圧室6に向けてテーパ状に拡径し、先端をシリンダ孔3に液密且つ移動可能に押圧して設けられるリップ部12cとを持っている。
【0024】
リップ部12cの反液圧室側面には、シリンダ孔3の外周側とフランジ部4a側とに開口する6つの補給油溝12dが等間隔に設けられており、環状部12bをフランジ部4aの周溝4eに嵌合し、さらに第1液圧室6側をスプリングリテーナ26で抜け止めして、プライマリカップ12をプライマリピストン4に装着した際に、これら6つの補給油溝12dをプライマリピストン4の6つの補給油溝4fとシリンダ軸方向へ位置合わせして配設される。
【0025】
なお、セカンダリピストン5のプライマリカップ17の構成と、プライマリカップ17及び第2液圧室側のフランジ部5aとの関係も、上述のプライマリピストン4の場合と同様である。
【0026】
本形態例は、以上のように構成されており、図3に示す液圧マスタシリンダ1の非作動状態では、プライマリピストン4とセカンダリピストン5が、サークリップ24またはストッパピン20と当接した後退限位置にあり、第1液圧室6と貯液室10aとがリリーフポート15を介して連通し、第1補給油室14と貯液室10aとがサプライポート16を介して連通し、さらに第2補給油室19と貯液室10aとが、連通孔21,第2補給油室19,横連通孔5g及び縦連通孔5fとを介して連通している。
【0027】
また、運転者のブレーキまたはクラッチ操作によって、プッシュロッド11がプライマリピストン4を押動すると、まず第2液圧室7のリターンスプリング23よりもセット荷重の低い第1液圧室6のリターンスプリング22が縮小して、プライマリピストン4が前進する。プライマリピストン4のプライマリカップ12がリリーフポート15を通過して、リリーフポート15と第1液圧室6との連通を遮断したのち、プライマリカップ12がさらに前進すると、第1液圧室6に液圧を発生させる。
【0028】
プライマリカップ12の前進によって第1液圧室6のリターンスプリング22がさらに縮小されて行き、第2液圧室7のリターンスプリング23と同一のセット荷重となると、セカンダリピストン5が前進を開始し、センタバルブ5hのバルブステム5iが縦連通孔5fに没入して行き、弁体5kが先端小径軸部5dの先端面に着座して、第2補給油室19と第2液圧室7との連通を遮断し、第2液圧室7に液圧を発生させる。
【0029】
このようにして、第1,第2液圧室6,7に発生した液圧は、出力ポート8,9から2つの系統を通してブレーキまたはクラッチへ供給され、これらブレーキまたはクラッチを液圧作動する。
【0030】
また、液圧操作を解除すると、リターンスプリング22,23が伸張して双方のピストン4,5がシリンダ孔3を開口部方向へ押し戻される。プライマリピストン4では、リターンスプリング22の復元力によって拡大する第1液圧室6の負圧に伴って系統中の作動液が出力ポート8から第1液圧室6へ環流し、プライマリカップ12のリップ部12cが半径方向内側(シリンダ中心軸側)に変形して、リップ部12cとシリンダ孔3との間に隙間が形成され、この隙間とフランジ部4a外周の補給油路25を通して第1補給油室14と第1液圧室6とが連通し、貯液室10a内の作動液が第1補給油室14を通して第1液圧室6に補給されていく。
【0031】
第1液圧室側のフランジ部4aとプライマリカップ12には、前述のごとく、補給油溝4f,12dが形成されているため、第1補給油室14の作動液が第1液圧室6に速やかに補給され、さらに、プライマリカップ12の補給油溝12dとフランジ部4aの補給油溝4fとをシリンダ軸方向に位置合わせしていることから、作動液をより良好に補給することができる。そして、プライマリカップ12のリップ部12cがリリーフポート15を通過してシリンダ孔開口部方向へ後退すると、第1液圧室6と貯液室10aとがリリーフポート15を通して連通し、貯液室10a内の作動液が第1液圧室6に直接補給されていく。
【0032】
一方、セカンダリピストン5でも、シリンダ孔3を開口部方向へ後退するのに伴って、プライマリカップ17外周のリップ部が半径方向内側(シリンダ中心軸側)に変形し、このリップ部とシリンダ孔3との間に生じた隙間とフランジ部5a外周の補給油路25を通して第2補給油室19と第2液圧室7とが連通し、貯液室10a内の作動液が第2補給油室19から第2液圧室7へと補給されていく。
【0033】
第2液圧室側のフランジ部5aとプライマリカップ17には、前述のごとく、補給油溝5n,(プライマリカップ17の補給油溝は符号なし)が形成されているため、第2補給油室19の作動液が第2液圧室7に速やかに補給され、さらに、フランジ部5aの補給油溝5nとプライマリカップ17の補給油溝とをシリンダ軸方向に位置合わせしていることから、作動液の流動性を一層高めてより速やかに補給する。そして、さらにセカンダリピストン5がシリンダ孔3を開口部方向へ後退すると、センタバルブ5hのバルブステム5iの先端がストッパピン20と当接して弁体5kと先端小径軸部5dとが離間し、貯液室10a内の作動液が連通孔21,第2補給油室19,横連通孔5g及び縦連通孔5fを通して第2液圧室7に直接補給されていく。
【0034】
また、各ピストン4,5にあっては、液圧室側のフランジ部4a,5aに複数の補給油溝4f,5nを形成して作動液の流動性を高めながらも、補給油溝4f,5nの間にフランジ部4a,5aの全長を残してベアリング長を確保するので、各ピストン4,5の移動を安定して行うことができる。さらに、プライマリカップ12,17の補給油溝12dとフランジ部4a,5aの補給油溝4f,5nとのシリンダ軸方向の位置を合わせているので、補給油室14,19から作動液を液圧室6,7へ一層速やかに補給することができる。
【0035】
なお、本発明は、形態例で示したタンデム型に限らず、シングル型の液圧マスタシリンダにも適用可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、第1発明の車両用液圧マスタシリンダによれば、シリンダボディの全長を長くしたり部品点数を増やすことなく、液圧操作解除時の液圧室へ作動液を速やかに補給することができるようになり、しかもピストンに所要のベアリング長を確保して安定した移動を行うことができる。また、第2発明の車両用液圧マスタシリンダによれば、液圧室への作動液の補給を一層スムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一形態例を示す液圧マスタシリンダの要部拡大断面図
【図2】 図1のII−II断面図
【図3】 本発明の一形態例を示す液圧マスタシリンダの断面図
【符号の説明】
1…液圧マスタシリンダ、2…シリンダボディ、3…シリンダ孔、4…プライマリピストン、4a,4b…プライマリピストン4のフランジ部、4c…プライマリピストン4の中間小径軸部、4f…プライマリピストン4の補給油溝、5…セカンダリピストン、5a,5b…セカンダリピストン5のフランジ部、5c…セカンダリピストン5の中間小径軸部、5n…セカンダリピストン5の補給油溝、6…第1液圧室、7…第2液圧室、12,17…プライマリカップ、12a…ベース部、12c…リップ部、12d…補給油溝
Claims (2)
- シリンダボディに穿設した有底のシリンダ孔にピストンを内挿して、該ピストンとシリンダ孔の底部間に液圧室を画成し、前記ピストンに、前記シリンダ孔を摺動する一対のフランジ部と、該一対のフランジ部間をつなぐ小径軸部とを設け、該小径軸部の外周に補給油室を画成するとともに、前記フランジ部の外周面は、前記ピストンがシリンダ孔内を安定して摺動できるベアリング長を確保したシリンダ軸方向の厚さを有し、前記一対のフランジ部の外周面と前記シリンダ孔との間の隙間を補給油路として設定し、前記一対のフランジ部の前後部にプライマリカップとセカンダリカップを嵌着して、前記液圧室を前記プライマリカップにて液密にシールした車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記一対のフランジ部のうち、前記プイマリカップに隣接する液圧室側のフランジ部の外周面に、前記補給油室と該補給油室側から前記補給油路の途中までとに開口してプライマリカップ側の外周面を残した補給溝を複数形成したことを特徴とすることを特徴とする車両用液圧マスタシリンダ。
- 前記プライマリカップの外周側で、前記液圧室へ向けて拡径するリップ部の反液圧室側面に複数の補給油溝を設け、該補給油溝と前記フランジ部の補給油溝とをシリンダ軸方向に位置合わせして配設したことを特徴とする請求項1記載の車両用液圧マスタシリンダ。
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