JP4451535B2 - ガススプリング及びそのガス充填方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガススプリング及びそのガス充填方法に関し、特にガススプリングに圧縮ガスを充填する技術の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガススプリングのガス充填室には約7〜10MPaもの高圧の圧縮ガス(通常、窒素ガス)が充填されており、このガス充填室に圧縮ガスを充填する為に、逆止弁を有するガス充填用バルブが装着されている。そして、このガススプリングの製作時にガス充填用バルブから圧縮ガスが充填され、その後ガス圧低下の際にも適宜ガス充填用バルブから圧縮ガスが充填される。
【0003】
ここで、出願人は、工作機械の主軸に工具を固定する為のドローバーを工具固定側へ駆動する為にガススプリングを適用することを着想し、その実用化の検討を行っている。最近の工作機械の主軸は、30000 〜40000 rpmもの高速回転で使用されるようになって来ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記工作機械の主軸に工具を固定する為にガススプリングを適用する場合、ガス充填用バルブが主軸の軸心からずれた位置に取り付けられている関係上、ガス充填用バルブに作動する遠心力が、主軸の振動原因になり、機械加工精度の低下原因になってしまう。
そこで、ガス充填用バルブを省略することが望ましいが、従来の技術では、ガススプリングにガス充填用バルブを装備しない状態で、ガススプリングのガス充填室に圧縮ガスを充填する技術は何ら提案されていない。
【0005】
本発明の目的は、ガス充填用バルブを省略したガススプリングを提供すること、ガス充填用バルブを用いずにガススプリングのガス充填室に圧縮ガスを充填する方法を提供すること、などである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1のガススプリングは、筒状のピストン付きロッド部材と、このロッド部材に外嵌されたシリンダ本体と、ロッド部材とシリンダ本体との間に形成され圧縮ガスが充填される環状のガス充填室とを有するガススプリングにおいて、
前記ガス充填室の一端側でロッド部材のピストン部に外嵌された第1シール部材と、ガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、前記ロッド部材にその軸心対称に設けられた複数のピン部材と、前記複数のピン部材が夫々係合してシリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲を規制するようにシリンダ本体に形成された複数の長穴とを備え、
前記複数のピン部材を装着しない状態で、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、前記複数の長穴からガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後シリンダ本体を復帰させて複数のピン部材を固定することを特徴とするものである。
【0007】
複数のピン部材を装着した状態では、これらピン部材がシリンダ本体に形成された複数の長穴に夫々係合して、シリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲が規制される。前記移動範囲が規制された状態において、ガス充填室の一端側と他端側におけるロッド部材とシリンダ本体の間が第1,第2シール部材によりシールされ、ガス充填室を密閉状に維持することができる。そのため、ガス充填室に充填された圧縮ガスのガス圧がピストン部に作用し、シリンダ本体に対してロッド部材が付勢された状態となる。
【0008】
例えば、このガススプリングを、工作機械の主軸に工具を固定する為に、主軸に設けられてドローバーを工具固定側へ付勢する付勢機構として適用することができる。この場合、ロッド部材を中空状に形成できるため、このロッド部材にドローバーを挿通させることができるため好適である。勿論、その他の付勢機能を要する種々の装置や機構にも適用可能である。
【0009】
さて、ガス充填室に圧縮ガスを充填する場合には、複数のピン部材を取外した状態で行う。つまり、複数のピン部材を装着しない状態では、これらピン部材がシリンダ本体に形成された複数の長穴から係合解除しているため、シリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲の規制が解除される。その状態で、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、例えば、少なくともガス充填室の一端付近の外周側に複数の長孔の一部を位置させた状態で、これら長穴からガス充填室に圧縮ガスを充填することができる。その後、シリンダ本体を復帰させてガス充填室を密閉状にし、そのガス充填室に充填した圧縮ガスを封入でき、続いて、複数のピン部材を複数の長穴に夫々係合させるように固定して圧縮ガスの充填作業が完了する。
【0010】
このガススプリングによれば、上記のようにガス充填室に圧縮ガスを簡単且つ確実に充填できるため、ガス充填用バルブを省略することができ、しかも、複数のピン部材とこれらピン部材が夫々係合する複数の長穴等をロッド部材の軸心に対して対称に設けることができる。従って、ガススプリング全体をロッド部材の軸心に対して対称構造とし、その重心をロッド部材の軸心上に設定できるため、例えば、工作機械の主軸に工具を固定する為に、主軸に設けられてドローバーを工具固定側へ付勢する付勢機構としてこのガススプリングを適用した場合等、ガススプリングによる振動原因をなくすことができるため、主軸を高速回転させた場合でも、機械加工精度の低下を確実に防止することが可能となる。
【0011】
請求項2のガススプリングは、筒状のピストン付きロッド部材と、このロッド部材に外嵌されたシリンダ本体と、ロッド部材とシリンダ本体との間に形成され圧縮ガスが充填される環状のガス充填室とを備えたガススプリングにおいて、
前記ガス充填室の一端側でロッド部材に外嵌された第1シール部材およびガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、前記ロッド部材のピストン部に対してガス充填室と反対側でロッド部材に摺動自在に外嵌され且つシリンダ本体に内嵌螺合されるストッパ部材とを備え、
前記ストッパ部材を装着しない状態で、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させ、第2シール部材側ロッド挿通穴からガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後ロッド部材を復帰させてストッパ部材を装着するように構成したことを特徴とするものである。
【0012】
ストッパ部材を装着した状態では、そのストッパ部材はロッド部材のピストン部に対してガス充填室と反対側でロッド部材に摺動自在に外嵌され、シリンダ本体に内嵌螺合されている。それ故、ストッパ部材によりシリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲が規制される。前記移動範囲が規制されたにおいて、ガス充填室の一端側と他端側におけるロッド部材とシリンダ本体の間が第1,第2シール部材によりシールされ、ガス充填室を密閉状に維持することができる。そのため、ガス充填室に充填された圧縮ガスのガス圧がピストン部に作用し、シリンダ本体に対してロッド部材が付勢された状態となる。
【0013】
ガス充填室に圧縮ガスを充填する場合には、ストッパ部材を取外した状態で行う。つまり、ストッパ部材を装着しない状態では、シリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲の規制が解除され、その状態で、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させ、例えば、第2シール部材側ロッド挿通穴からロッド部材が抜けた状態で、その第2シール部材側ロッド挿通穴からガス充填室に圧縮ガスを充填することができる。その後、ロッド部材を復帰させてガス充填室を密閉状にし、そのガス充填室に充填した圧縮ガスを封入でき、続いて、ストッパ部材を装着して圧縮ガスの充填作業が完了する。
【0014】
このガススプリングによれば、上記のようにガス充填室に圧縮ガスを簡単且つ確実に充填できるため、ガス充填用バルブを省略することができ、ガススプリング全体をロッド部材の軸心に対して対称構造とし、その重心をロッド部材の軸心上に設定できる。それ故、請求項1の作用と同様の作用を奏する。
【0015】
請求項3のガススプリングへのガス充填方法は、筒状のピストン付きロッド部材と、このロッド部材に外嵌されたシリンダ本体と、ロッド部材とシリンダ本体との間に形成され圧縮ガスが充填される環状のガス充填室と、このガス充填室の一端側でロッド部材のピストン部に外嵌された第1シール部材およびガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、ロッド部材にその軸心対称に設けられた複数のピン部材と、複数のピン部材が夫々係合してシリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲を規制すべくシリンダ本体に形成された複数の長穴とを備えたガススプリングに圧縮ガスを充填するガス充填方法において、
前記複数のピン部材を装着しない状態で、ガススプリングを所定のガス充填用治具にセットし、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、前記ガス充填用治具と複数の長穴を介してガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後シリンダ本体を復帰させてから複数のピン部材を固定することを特徴とするものである。
【0016】
ガス充填室に圧縮ガスを充填する場合、ガススプリングをガス充填用治具にセットするとともに複数のピン部材を取外して行う。複数のピン部材を装着しない状態では、これらピン部材がシリンダ本体に形成された複数の長穴から係合解除しているため、シリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲の規制が解除される。その状態で、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、ガス充填用治具と長穴を介してガス充填室に圧縮ガスを充填する。
【0017】
その後、シリンダ本体を復帰させてガス充填室を密閉状にし、そのガス充填室に充填した圧縮ガスを封入することができ、続いて、複数のピン部材を固定するとともにガス充填用治具からガススプリングを取外して圧縮ガスの充填作業が完了する。つまり、このガススプリングへのガス充填方法によれば、ガス充填バルブを用いずに、ガス充填室に圧縮ガスを簡単且つ確実に充填することができる。従って、このガス充填方法により圧縮ガスが充填されるガススプリングにおいては、請求項1のガススプリングと同様の作用を奏する。尚、ガス充填用治具に逆止弁を有するガス充填用バルブを装着し、このガス充填用バルブを介して圧縮ガスをガス充填室に充填することができる。
【0018】
請求項4のガススプリングへのガス充填方法は、請求項3の発明において、前記所定の治具は、シリンダ本体のうちの長穴を除く部分に気密に外嵌可能な内筒と、この内筒に気密摺動自在に外嵌され内筒の一端側へ伸びた外筒と、この外筒の端部に気密に内嵌されてロッド部材の一端側を塞ぐ閉塞部材と、この閉塞部材と反対側においてロッド部材の軸孔に気密に挿入される軸孔閉塞部材と、この軸孔閉塞部材に形成された圧縮ガス充填通路とを有することを特徴とするものである。
【0019】
ガス充填室に圧縮ガスを充填する場合、ガススプリングをガス充填用治具にセットしてロッド部材の外側において内筒と外筒と閉塞部材とで囲まれた部分を密閉空間にすることができる。そして、ピン部材を装着しない状態で、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、ロッド部材の軸孔から前記密閉空間に導入された圧縮ガスを、複数の長穴からガス充填室に確実に充填することができる。尚、ロッド部材に形成されたピン部材用ネジ穴を、ロッド部材の軸孔から前記密閉空間へのガス通路として使用することができる。
【0020】
請求項5のガススプリングへのガス充填方法は、筒状のピストン付きロッド部材と、このロッド部材に外嵌されたシリンダ本体と、ロッド部材とシリンダ本体との間に形成され圧縮ガスが充填される環状のガス充填室と、このガス充填室の一端側でロッド部材に外嵌された第1シール部材およびガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、ロッド部材のピストン部に対してガス充填室と反対側でロッド部材に摺動自在に外嵌され且つシリンダ本体に内嵌螺合されるストッパ部材とを備えたガススプリングに圧縮ガスを充填するガス充填方法において、
前記ストッパ部材を装着しない状態で、ガススプリングを所定のガス充填用治具内にセットし、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させ、前記ガス充填用治具と第2シール部材側ロッド挿通穴を介してガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後ロッド部材を復帰させてからストッパ部材を装着することを特徴とするものである。
【0021】
ガス充填室に圧縮ガスを充填する場合、ガススプリングをガス充填用治具内にセットするとともにストッパ部材を取外して行う。ストッパ部材を装着しない状態では、シリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲の規制が解除され、その状態で、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させ、ガス充填用治具と第2シール部材側ロッド挿通穴を介してガス充填室に圧縮ガスを充填する。
【0022】
その後、ロッド部材を復帰させてガス充填室を密閉状にし、そのガス充填室に充填した圧縮ガスを封入することができ、続いて、ストッパ部材を装着するとともにガス充填用治具からガススプリングを取外して圧縮ガスの充填作業が完了する。つまり、このガススプリングへのガス充填方法によれば、ガス充填バルブを用いずに、ガス充填室に圧縮ガスを簡単且つ確実に充填することができる。従って、このガス充填方法により圧縮ガスが充填されるガススプリングにおいては、請求項2のガススプリングと同様の作用を奏する。尚、ガス充填用治具に逆止弁を有するガス充填用バルブを装着し、このガス充填用バルブを介して圧縮ガスをガス充填室に充填することができる。
【0023】
請求項6のガススプリングへのガス充填方法は、請求項5の発明において、前記所定のガス充填用治具は、シリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させた状態のガススプリングを気密に収容する収容室を有し且つストッパ部材側端部に開口を有するケース部材と、開口に気密摺動自在に内嵌装着されてロッド部材に当接可能な閉塞部材と、ガススプリングの軸心部に挿通され且つ一端が閉塞部材に固着され且つ他端側部分がケース部材に気密に挿通されたプルロッドと、ケース部材に形成され収容室内へ圧縮ガスを充填可能なガス充填通路とを有することを特徴とするものである。
【0024】
ガススプリングをガス充填用治具にセットした状態において、ガススプリングを収容する収容室を気密にすることができる。そして、プルロッドにより、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させて、ガス充填室に圧縮ガスを充填することができるとともに、圧縮ガスの充填後、プルロッドを引っ張ることにより、閉塞部材とともにロッド部材を確実に復帰させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態は、工作機械の主軸の先端部に工具を固定解除可能に固定する工具固定装置に、本発明を適用したものである。
図1に示すように、工作機械の主軸2は複数のベアリング2aを介して回転自在に支持され、その先端部分に先端側程大径化するテーパ状の工具保持部10が形成されている。
【0026】
工具固定装置1は、工具Tの基端の被係合部Taを係合解除可能に係合するコレット3、コレット3に連係したドローバー4と、ドローバー4を工具固定側(主軸2の基端側)へ付勢する本願特有のガススプリング5と、ガススプリング5の付勢力に抗してドローバー4を固定解除側(主軸2の先端側)へ駆動可能な解除機構6等で構成されている。
【0027】
主軸2には、工具保持部10と、コレット3が収容される収容孔11と、ドローバー4が挿通する挿通孔12と、シリンダ取付穴13とが、先端部から基端側へ直列状に形成されている。主軸2の先端部にはスリーブ14がその基端部分を外嵌螺合して固定されている。スリーブ14の先端部分と主軸2の間に複数の孔15が形成され、各孔15に主軸2の先端側へ先端部を突出させた押圧部材16の基端部が摺動自在に内嵌され、押圧部材16は孔14に装着された複数の板バネ17で先端側へ付勢されている。
【0028】
コレット3は、先端部側が3又は4分割された弾性を有する分割体で構成され、ドローバー4が挿通する軸孔3aと、軸孔3aの先端側に設けられ軸孔3aより大径の大径孔3bを有し、この大径孔3bにドローバー4の先端部に固着された係止部4aが内嵌されている。工具Tは、前記係合部Ta及びテーパ軸部Tbと、テーパ軸部Tbの先端側に設けられた大径の円板部Tcを有する。
【0029】
ドローバー4が工具固定側へ移動すると、軸孔3aと大径孔3bの境界の段部3cに係止部4aが係止されコレット4も基端側へ移動する。すると、コレット4の先端部側の分割体が閉じながら収容孔11の奥側に入り込み、その途中で工具Tの係合部Taに係合し、その後、係合部Taが基端側へ引っ張られて、工具Tはそのテーパ軸部Tbが工具保持部10に当接した状態で固定される。
【0030】
工具Tがテーパ軸部Tbに固定されると、板バネ17で付勢された押圧部材16により、工具Tの円板部Tcが先端側へ付勢された状態となる。ドローバー4が固定解除側へ移動すると、係止部4aによる段部3cへの係止が解除され、押圧部材16により工具Tが先端側に押動されて固定解除され、更に、コレット3の先端部側の弾性を有する分割体も開きながら先端側へ移動するため、工具Tの係合部Taとコレット3との係合が解除され工具Tが解除される。
【0031】
つまり、ガススプリング5により、ドローバー4をその基端部に固着された係合軸部4bを介して工具固定側(主軸2の基端側)へ付勢することにより、ドローバー4を固定解除位置から工具固定位置へ駆動するとともに、ドローバー4を工具固定位置に保持して、工具Tをテーパ軸部10に固定することができる。尚、解除機構6は、図1に示すように、油圧供給源を含む駆動制御部により駆動制御される油圧シリンダ50を有し、ピストンロッド50aの先端部でドローバー4の係合軸部4bを押動して、ガススプリング5のロッド部材20を突出位置から退入位置に駆動するとともに、ドローバー4を固定解除側へ駆動する。
【0032】
ガススプリング5について詳細に説明する。尚、以下説明の便宜上、図2〜図5の上下左右を上下左右として説明する。
図2、図3に示すように、ガススプリング5は、筒状のピストン付きロッド部材20、ロッド部材20に外嵌されたシリンダ本体21、ロッド部材20とシリンダ本体21との間に形成され圧縮ガスGが充填される環状のガス充填室22、ガス充填室22の上側でロッド部材20のピストン部20bに外嵌された第1シール部材23、ガス充填室22の下側でシリンダ本体21に内嵌された第2シール部材24、ロッド部材20にその軸心対称に設けられた複数(例えば、2個)のピン部材25、複数のピン部材25が夫々係合してシリンダ本体21に対するロッド部材20の移動範囲を規制するようにシリンダ本体21に形成された複数(例えば、2つ)の長穴26等を備えている。
【0033】
ロッド部材20は上端から下側へ向かって出力部20aとピストン部20bと下筒部20cとを直列状に一体形成した構造であり、その軸孔20dにドローバー4が摺動自在に挿通している。出力部20aとピストン部20bの外径並びに肉厚は同じで、下筒部20cの外径並びに肉厚よりも大きい。
【0034】
出力部20aの下端付近部に、ロッド部材20の軸心に対して対称の複数(例えば、2つ)のネジ穴20eが径方向に貫通状に形成され、これらネジ穴20eに複数のピン部材25が夫々外側から取外し可能に螺着されている。また、ピストン部20bの下端外周部に環状凹部20fが形成され、この環状凹部20fに環状の第1シール部材23が装着されている。
【0035】
シリンダ本体21はロッド部材20とほぼ同じ上下長を有し、その全長の約5/7部分を上部に構成する薄肉筒部21aと、全長の約2/7部分を下部に構成する厚肉筒部21bとを一体形成した構造である。薄肉筒部21aがロッド部材20の出力部20aとピストン部20bに摺動自在に外嵌され、厚肉筒部21bがロッド部材20の下筒部20cに摺動自在に外嵌されている。
【0036】
薄肉筒部21aの上部に複数の長穴26が上下方向向きに形成されている。厚肉筒部21bの上端内周部に環状凹部21cが形成され、この環状凹部21cに環状の第2シール部材24が装着されている。尚、シリンダ本体21が主軸4に形成されたシリンダ取付穴13に内嵌されて着脱可能に固定されている。
【0037】
図2に示すように、ピン部材25が長穴26の上端に係合すると、ロッド部材20は出力部20aをシリンダ本体21から最大限上方へ突出させた突出位置となり、ドローバー4は工具固定位置になる。図3に示すように、ピン部材25が長穴26の下端に係合すると、ロッド部材20は出力部20aの全体をシリンダ本体21内に退入させた退入位置となり、ドローバー4は固定解除位置になる。
【0038】
このように、複数のピン部材25を装着した状態では、シリンダ本体21に対するロッド部材20の移動範囲が前記突出位置と退入位置の間となるように規制されるが、この範囲でロッド部材20が上下に移動しても、ガス充填室22の上側と下側におけるロッド部材20とシリンダ本体21の間が第1,第2シール部材23,24によりシールされ、ガス充填室22は密閉状に維持される。そのため、ガス充填室22に充填された圧縮ガスGのガス圧がピストン部20bに作用し、シリンダ本体21に対してロッド部材20が上方へ付勢された状態となる。
【0039】
次に、上記ガススプリング5に圧縮ガスGを充填する方法について説明する。但し、その前に、ガス充填時に使用するガス充填用治具30について説明する。
図4、図5に示すように、ガス充填用治具30は、シリンダ本体21のうちの長穴26よりも下側部分を気密に外嵌可能な内筒31、内筒31に気密摺動自在に外嵌され内筒31の上側へ伸びる外筒32、外筒32の上端部に気密に内嵌されてロッド部材20の上端側を塞ぐ閉塞部材33、閉塞部材33と反対側においてロッド部材20の軸孔20dに気密に挿入される軸孔閉塞部材34、軸孔閉塞部材34に形成された圧縮ガス充填通路35、軸孔閉塞部材34の圧縮ガス充填通路35に組み込まれたチェック弁36を有する。
【0040】
尚、上記各部材31〜34間の気密性を確保する為に、内筒31の下端部に内嵌されたシール部材40、内筒31の上端部に外嵌されたシール部材41、閉塞部材33に外嵌されたシール部材42、軸孔閉塞部材34の上端部に外嵌されたシール部材43が設けられている。
【0041】
このガス充填用治具30を用いてガススプリング5のガス充填室22に圧縮ガスGを充填する場合、先ず、図4に示すように、ガススプリング5をガス充填用治具30にセットするとともに、外筒32の上端部に閉塞部材33を内嵌させた状態(図5参照)に対して、外筒32を下方へスライド移動させ、ロッド部材20の上部の外側を開放し、この状態で複数のピン部材25を取外す。
【0042】
複数のピン部材25を装着しない状態では、これらピン部材25がシリンダ本体21に形成された複数の長穴26から係合解除しているため、シリンダ本体21に対するロッド部材20の移動範囲の規制が解除される。次に、図5に示すように、外筒32を上方へスライド移動させて閉塞部材33に外嵌させ、ロッド部材20の外側において内筒31と外筒32と閉塞部材33で囲まれた密閉空間45を形成してから、シリンダ本体21に対して、外筒32及び閉塞部材33とともにロッド部材20を軸心方向上側へ相対移動させる。尚、複数のピン部材25を取外してから、ガススプリング5をガス充填用治具30にセットしてもよい。
【0043】
このとき、第2シール部材24がロッド部材20から離脱しない範囲でロッド部材20を上方へ移動させ、少なくともガス充填室22の上端付近の外周側に複数の長孔26の下端部を位置させた状態で、これら長穴26からガス充填室22に圧縮ガスGを充填することができる。
【0044】
即ち、図5の状態において、ガスボンベ等からチェック弁36を介して導入された圧縮ガスGは、図5に矢印で示すように、圧縮ガス充填通路35を通ってロッド部材20の軸孔20dに導入され、その軸孔20dから複数のネジ穴20eを通って密閉空間45に導入され、この密閉空間45から複数の長穴26を介してガス充填室22に充填される。尚、第1シール部材23の下側に長穴26が位置しなくても、第1シール部材23の弾性変形を介して、ガス充填室22への圧縮ガスの充填は可能となる。
【0045】
その後、シリンダ本体21に対して、外筒32及び閉塞部材33とともにロッド部材20を、エアシリンダや油圧シリンダ等の駆動手段により、下方へ移動させて復帰させガス充填室22を密閉状にして、そのガス充填室22に充填した圧縮ガスGを封入し、続いて、図4に示すように、外筒32を下方へスライド移動させ、ロッド部材20の上部の外側を開放し、この状態で複数のピン部材25を複数の長穴26に夫々係合させるように固定して、その後、ガス充填用治具30からガススプリング5を取外して圧縮ガスGの充填作業が完了する。
【0046】
このように、ガススプリング5に従来では装備されていたガス充填用バルブを装備して用いなくても、ガス充填用治具30を用いることにより、ガススプリング5のガス充填室22に圧縮ガスGを簡単且つ確実に充填することができる。つまり、このガススプリング5によれば、ガス充填用バルブを省略することができ、しかも、複数のピン部材25、複数の長穴26、複数のネジ穴20e等をロッド部材20の軸心に対して対称に設けることができる。
【0047】
従って、ガススプリング5全体をロッド部材20の軸心に対して対称構造とし、その重心をロッド部材20の軸心上に設定でき、回転する主軸2に設けられたガススプリング5による振動原因をなくすことができるため、主軸2を高速回転させた場合でも、機械加工精度の低下を確実に防止することができる。
【0048】
次に、別実施形態について説明する。尚、図6〜図9の上下左右を上下左右として説明する。
図6、図7に示すように、別実施形態のガススプリング5Aは、筒状のピストン付きロッド部材60、ロッド部材60に外嵌されたシリンダ本体61、ロッド部材60とシリンダ本体61との間に形成され圧縮ガスGが充填される環状のガス充填室62、ガス充填室62の上側でロッド部材60に外嵌された第1シール部材63およびガス充填室62の下側でシリンダ本体61に内嵌された第2シール部材64、ロッド部材60のピストン部60bに対してガス充填室62と反対側でロッド部材60に摺動自在に外嵌され且つシリンダ本体61に内嵌螺合されるストッパ部材65等を備えている。
【0049】
ロッド部材60は、上端から下側へ向かって出力部60aとピストン部60bと下筒部60cとを直列状に一体形成した構造であり、その軸孔60dにドローバー4が摺動自在に挿通している。ピストン部60bの下端外周部に環状凹部60eが形成され、この環状凹部60eに環状の第1シール部材63が装着されている。
【0050】
シリンダ本体61はロッド部材60より僅かに短い上下長を有し、その全長の約2/3部分を上部に構成する薄肉筒部61aと、全長の約1/3部分を下部に構成する厚肉筒部61bを一体形成した構造である。薄肉筒部61aがロッド部材60のピストン部60bに摺動自在に外嵌され、厚肉筒部61bの内部側のロッド挿通穴61c(第2シール部材側ロッド挿通穴61c)にロッド部材60の下筒部60cが摺動自在に挿通している。
【0051】
薄肉筒部61aの上端部分にネジ穴61d(ストッパ部材用ネジ穴61d)が形成され、このネジ穴61dにストッパ部材65が上側から取外し可能に螺着されている。厚肉筒部61bの上端内周部に環状凹部61eが形成され、この環状凹部61eに第2シール部材64が装着されている。尚、シリンダ本体61が主軸4に形成されたシリンダ取付穴13に内嵌されて着脱可能に固定されている。
【0052】
図6に示すように、ピストン部60bがストッパ部材65に当接すると、ロッド部材60は出力部60aをシリンダ本体61から最大限上方へ突出させた突出位置となり、ドローバー4は工具固定位置になる。図7に示すように、出力部60aの全体がシリンダ本体61内に退入するとロッド部材60が退入位置となり、ドローバー4は固定解除位置になる。尚、ロッド部材60は図7の退入位置から更に下側へ移動可能であるが、前記解除機構6では退入位置から下側へ駆動されない。
【0053】
ストッパ部材65を装着した状態では、シリンダ本体61に対するロッド部材60の移動範囲が前記突出位置と退入位置の間となるように規制されるが、この範囲でロッド部材60が上下に移動しても、ガス充填室62の上側と下側におけるロッド部材60とシリンダ本体61の間が第1,第2シール部材63,64によりシールされ、ガス充填室62は密閉状に維持される。そのため、ガス充填室62に充填された圧縮ガスGのガス圧がピストン部60bに作用し、シリンダ本体61に対してロッド部材60が上方へ付勢された状態となる。
【0054】
次に、上記ガススプリング5Aに圧縮ガスGを充填する方法について説明するが、その前に、ガス充填時に使用するガス充填用治具30Aについて説明する。
図8、図9に示すように、ガス充填用治具30Aは、シリンダ本体61に対してロッド部材60を上下方向(軸心方向)へ相対移動させた状態のガススプリング5Aを気密に収容する収容室70aを有し且つ上端部分に開口70bを有するケース部材70、開口70bに気密摺動自在に内嵌装着されてロッド部材60に当接可能な閉塞部材71、ガススプリング5Aの軸心部に挿通され且つ上端が閉塞部材71に固着され且つ下側部分がケース部材70に気密に挿通されたプルロッド72、ケース部材70に形成され収容室70a内へ圧縮ガスGを充填可能な圧縮ガス充填通路73、ケース部材70の圧縮ガス充填通路73に組み込まれたチェック弁74を有する。
【0055】
ケース部材70は、ガススプリング5Aよりもかなり長い上下長を有するスリーブ70cと、スリーブ70cの下端をシール部材70eを介して気密に塞ぐ閉塞ブロック70dからなる。ケース部材70と閉塞ブロック70dは分解可能であり、これら分解状態において、スリーブ70cの下側からストッパ部材65を取外したガススプリング5Aを導入し、スリーブ70cの内周部のうち中段よりやや上側の段部70fにシリンダ本体61の上端部を係合させてから、閉塞ブロック70dを装着して、ガススプリング5Aがケース部材70の収容室70aに固定的に収容された状態になる。
【0056】
プルロッド72は、ロッド部材60の軸孔60dを内嵌状に挿通してガススプリング5Aを貫通している。閉塞ブロック70dには上下に貫通する貫通孔70gが形成され、ガススプリング5Aを貫通して延びるプルロッドロッド72の下部は、貫通孔70gに遊嵌状に挿入されている。そして、この貫通孔70gとプルロッド72の間が圧縮ガス充填通路73の一部となっている。
【0057】
ここで、閉塞部材71に外嵌状に装着されたシール部材80により、閉塞部材71が開口70bに気密摺動自在に内嵌装着され、また、閉塞ブロック70dの貫通孔70gを形成する壁部に内嵌状に装着されたシール部材81により、プルロッド72の下側部分がケース部材70に気密に挿通される。閉塞部材71を開口70bに内嵌装着しロッド部材60に当接させた状態では、プルロッド72の下端はシール部材81よりも下側に達するため、ケース部材70の収容室70a及び圧縮ガス充填通路73が気密になる。
【0058】
このガス充填用治具30Aを用いてガススプリング5Aのガス充填室62に圧縮ガスGを充填する場合、先ず、ガススプリング5Aのシリンダ本体61からストッパ部材65を取外し、図8に示すように、そのガススプリング5Aをガス充填用治具30Aにセットする。この状態では、前述のように、ケース部材70の収容室70a及び圧縮ガス充填通路73が気密になっている。
【0059】
ストッパ部材65を装着しない状態では、シリンダ本体61に対するロッド部材60の(ストッパ部材65による)移動範囲の規制が解除されており、その状態で、チェック弁74を介して圧縮ガスGを導入することにより、シリンダ本体61に対して、閉塞部材71及びプルロッド72とともにロッド部材60を軸心方向上側へ相対移動させる。
【0060】
このとき、チェック弁74を介して圧縮ガス充填通路73に導入された圧縮ガスGのガス圧がロッド部材60の下端面に作用して、ロッド部材60が上方へ押し上げられ、その後、図9に示すように、ロッド挿通穴61からロッド部材60が抜けた状態で、矢印で示すように、ガス充填用治具30Aの圧縮ガス充填通路73とロッド挿通穴61cを介してガス充填室62に圧縮ガスGが充填される。
【0061】
ここで、ガス充填室62に圧縮ガスGが少し充填された状態で、その圧縮ガスGがピストン部60bに作用するため、ロッド部材60が上方へ強く押し上げられるが、第1シール部材63がシリンダ本体61のネジ穴61dに達する前に、プルロッド72と閉塞部材71を介してロッド部材60の上方への移動が規制される。このように、第1シール部材63がネジ穴61dに達しない範囲でシリンダ本体61に対してロッド部材60を軸心方向上側へ相対移動させて、ロッド挿通穴61cからガス充填室62に圧縮ガスGを充填することができる。それ故、第1シール部材63がネジ穴61dに接触して損傷することもない。
【0062】
その後、プルロッド72を下方へ引っ張ることより、シリンダ本体61に対して、プルロッド72及び閉塞部材71とともにロッド部材60を下方へ移動させて復帰させガス充填室62を密閉状にして、そのガス充填室62に充填した圧縮ガスGを封入し、続いて、ストッパ部材65を装着するとともに、ガス充填用治具30Aからガススプリング5Aを取外して圧縮ガスGの充填作業が完了する。
【0063】
このように、ガススプリング5Aに従来では装備されていたガス充填用バルブを用いなくても、ガス充填用治具30Aを用いることにより、ガススプリング5Aのガス充填室62に圧縮ガスGを簡単且つ確実に充填することができる。それ故、前記メイン実施形態と同様の作用・効果を奏する。
【0064】
次に、前記実施形態の変形例について説明する。
1〕前記メイン実施形態において、ガス充填用治具30にガススプリング5をセットして、ガス充填室22に圧縮ガスGを充填する際、圧縮ガスGのガス圧を受けて、ロッド部材20とともに閉塞部材33や外筒32が、ガス充填時の位置よりも上方へ移動しないように規制する何らかの規制機構を設けてもよい。この規制機構として、ガス充填用治具30の内筒31、外筒32、閉塞部材33、軸孔閉塞部材34の連結を工夫することにより実現することもできる。
【0065】
2〕また、前記メイン実施形態において、3個以上のピン部材25を設け、これらピン部材に対応する3つ以上の長穴26及びネジ穴20eをシリンダ本体21に形成してもよい。但し、これら複数のピン部材25、長穴26、ネジ穴20eを、ロッド部材20の軸心に対して対称に設けることになる。
【0066】
3〕前記別実施形態において、ロッド挿通穴61cを介してガス充填室62に圧縮ガスGを充填するのに加えて、シリンダ本体61の上側における収容室70aに導入された圧縮ガスGを、第1シール部材63を弾性変形させて又は弾性変形させずに、シリンダ本体61とロッド部材60の間からガス充填室62に充填するように構成してもよい。この場合、第1シール部材63がネジ穴61dに達しても、ガス充填については何ら問題はない。
【0067】
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記メイン実施形態や別変更形態に種々の変更を付加した形態で実施することも可能であるし、主軸への工具固定装置以外に、付勢機能を要する種々の機構や装置に本発明を適用することが可能である。
【0068】
【発明の効果】
請求項1のガススプリングによれば、ガス充填室の一端側でロッド部材のピストン部に外嵌された第1シール部材と、ガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、ロッド部材にその軸心対称に設けられた複数のピン部材と、複数のピン部材が夫々係合してシリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲を規制するようにシリンダ本体に形成された複数の長穴とを設け、複数のピン部材を装着しない状態で、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、複数の長穴からガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後シリンダ本体を復帰させて複数のピン部材を固定することができる。
【0069】
つまり、ガス充填室に圧縮ガスを簡単且つ確実に充填できるため、ガス充填用バルブを省略することができ、しかも、複数のピン部材とこれらピン部材が夫々係合する複数の長穴等をロッド部材の軸心に対して対称に設けることができるため、ガススプリング全体をロッド部材の軸心に対して対称構造とし、その重心をロッド部材の軸心上に設定できる。従って、工作機械の主軸に工具を固定する為に、主軸に設けられてドローバーを工具固定側へ付勢する付勢機構としてこのガススプリングを適用した場合等、ガススプリングによる振動原因をなくすことができるため、主軸を高速回転させた場合でも、機械加工精度の低下を確実に防止することが可能となる。
【0070】
請求項2のガススプリングによれば、ガス充填室の一端側でロッド部材に外嵌された第1シール部材およびガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、ロッド部材のピストン部に対してガス充填室と反対側でロッド部材に摺動自在に外嵌され且つシリンダ本体に内嵌螺合されるストッパ部材とを設け、ストッパ部材を装着しない状態で、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させ、第2シール部材側ロッド挿通穴からガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後ロッド部材を復帰させてストッパ部材を装着することができる。つまり、ガス充填室に圧縮ガスを簡単且つ確実に充填できるため、ガス充填用バルブを省略することができ、ガススプリング全体をロッド部材の軸心に対して対称構造とし、その重心をロッド部材の軸心上に設定できる。それ故、請求項1の効果と同様の効果を奏する。
【0071】
請求項3のガススプリングへのガス充填方法によれば、ガススプリングを所定のガス充填用治具にセットし、複数のピン部材を装着しない状態で、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、前記ガス充填用治具と複数の長穴を介してガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後シリンダ本体を復帰させてから複数のピン部材を固定する。つまり、ガス充填バルブを用いずに、ガス充填室に圧縮ガスを簡単且つ確実に充填でき、その結果、このガス充填方法により圧縮ガスが充填されるガススプリングにおいては、請求項1のガススプリングと同様の効果を奏する。
【0072】
請求項4のガススプリングへのガス充填方法によれば、前記所定の治具は、内筒、外筒、閉塞部材、軸孔閉塞部材、圧縮ガス充填通路とを有するので、ガス充填室に圧縮ガスを充填する場合、ガススプリングをガス充填用治具にセットしてロッド部材の外側において内筒と外筒と閉塞部材とで囲まれた部分を密閉空間にすることができ、ピン部材を装着しない状態で、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、ロッド部材の軸孔から前記密閉空間に導入された圧縮ガスを、複数の長穴からガス充填室に確実に充填することができる。
【0073】
請求項5のガススプリングへのガス充填方法によれば、ガススプリングを所定のガス充填用治具内にセットし、ストッパ部材を装着しない状態で、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させ、ガス充填用治具と第2シール部材側ロッド挿通穴を介してガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後ロッド部材を復帰させてからストッパ部材を装着する。つまり、ガス充填バルブを用いずに、ガス充填室に圧縮ガスを簡単且つ確実に充填でき、その結果、このガス充填方法により圧縮ガスが充填されるガススプリングにおいては、請求項2のガススプリングと同様の効果を奏する。
【0074】
請求項6のガススプリングへのガス充填方法によれば、ガス充填用治具は、収容室と開口を有するケース部材、閉塞部材、プルロッド、ガス充填通路を有するので、ガススプリングをガス充填用治具にセットした状態において、ガススプリングを収容する収容室を気密にすることができる。そして、プルロッドにより、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させて、ガス充填室に圧縮ガスを充填することができるとともに、圧縮ガスの充填後、プルロッドを引っ張ることにより、閉塞部材とともにロッド部材を確実に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る工作機械のガススプリングを含む工具固定装置(工具固定状態)と主軸の縦断面図である。
【図2】ガススプリングとドローバー(工具固定位置)の縦断面図である。
【図3】ガススプリングとドローバー(固定解除位置)の縦断面図である。
【図4】ガス充填用治具とそれにセットされたガススプリング(圧縮ガスを充填していない時)の縦断面図である。
【図5】ガス充填用治具とそれにセットされたガススプリング(圧縮ガス充填時)の縦断面図である。
【図6】別実施形態に係るガススプリングとドローバー(工具固定位置)の縦断面図である。
【図7】ガススプリングとドローバー(固定解除位置)の縦断面図である。
【図8】ガス充填用治具とそれにセットされたガススプリング(圧縮ガスを充填していない時)の縦断面図である。
【図9】ガス充填用治具とそれにセットされたガススプリング(圧縮ガス充填時)の縦断面図である。
【符号の説明】
G 圧縮ガス
5,5A ガススプリング
20,60 ロッド部材
20b,60b ピストン部
21,61 シリンダ本体
22,62 ガス充填室
23,63 第1シール部材
24,64 第2シール部材
25 ピン部材
26 長穴
30,30A ガス充填用治具
31 内筒
32 外筒
33,71 閉塞部材
34 軸孔閉塞部材
35,73 圧縮ガス充填通路
61c ロッド挿通穴
61d ネジ穴
65 ストッパ部材
70 ケース部材
70a 収容室
70b 開口
72 プルロッド

Claims (6)

  1. 筒状のピストン付きロッド部材と、このロッド部材に外嵌されたシリンダ本体と、ロッド部材とシリンダ本体との間に形成され圧縮ガスが充填される環状のガス充填室とを有するガススプリングにおいて、
    前記ガス充填室の一端側でロッド部材のピストン部に外嵌された第1シール部材と、ガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、
    前記ロッド部材にその軸心対称に設けられた複数のピン部材と、
    前記複数のピン部材が夫々係合してシリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲を規制するようにシリンダ本体に形成された複数の長穴とを備え、
    前記複数のピン部材を装着しない状態で、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、前記複数の長穴からガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後シリンダ本体を復帰させて複数のピン部材を固定することを特徴とするガススプリング。
  2. 筒状のピストン付きロッド部材と、このロッド部材に外嵌されたシリンダ本体と、ロッド部材とシリンダ本体との間に形成され圧縮ガスが充填される環状のガス充填室とを備えたガススプリングにおいて、
    前記ガス充填室の一端側でロッド部材に外嵌された第1シール部材およびガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、
    前記ロッド部材のピストン部に対してガス充填室と反対側でロッド部材に摺動自在に外嵌され且つシリンダ本体に内嵌螺合されるストッパ部材とを備え、
    前記ストッパ部材を装着しない状態で、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させ、第2シール部材側ロッド挿通穴からガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後ロッド部材を復帰させてストッパ部材を装着するように構成したことを特徴とするガススプリング。
  3. 筒状のピストン付きロッド部材と、このロッド部材に外嵌されたシリンダ本体と、ロッド部材とシリンダ本体との間に形成され圧縮ガスが充填される環状のガス充填室と、このガス充填室の一端側でロッド部材のピストン部に外嵌された第1シール部材およびガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、ロッド部材にその軸心対称に設けられた複数のピン部材と、複数のピン部材が夫々係合してシリンダ本体に対するロッド部材の移動範囲を規制すべくシリンダ本体に形成された複数の長穴とを備えたガススプリングに圧縮ガスを充填するガス充填方法において、
    前記複数のピン部材を装着しない状態で、ガススプリングを所定のガス充填用治具にセットし、第2シール部材がロッド部材から離脱しない範囲でロッド部材に対してシリンダ本体を軸心方向へ相対移動させ、前記ガス充填用治具と複数の長穴を介してガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後シリンダ本体を復帰させてから複数のピン部材を固定することを特徴とするガススプリングへのガス充填方法。
  4. 前記所定の治具は、シリンダ本体のうちの長穴を除く部分に気密に外嵌可能な内筒と、この内筒に気密摺動自在に外嵌され内筒の一端側へ伸びた外筒と、この外筒の端部に気密に内嵌されてロッド部材の一端側を塞ぐ閉塞部材と、この閉塞部材と反対側においてロッド部材の軸孔に気密に挿入される軸孔閉塞部材と、この軸孔閉塞部材に形成された圧縮ガス充填通路とを有することを特徴とする請求項3に記載のガススプリングへのガス充填方法。
  5. 筒状のピストン付きロッド部材と、このロッド部材に外嵌されたシリンダ本体と、ロッド部材とシリンダ本体との間に形成され圧縮ガスが充填される環状のガス充填室と、このガス充填室の一端側でロッド部材に外嵌された第1シール部材およびガス充填室の他端側でシリンダ本体に内嵌された第2シール部材と、ロッド部材のピストン部に対してガス充填室と反対側でロッド部材に摺動自在に外嵌され且つシリンダ本体に内嵌螺合されるストッパ部材とを備えたガススプリングに圧縮ガスを充填するガス充填方法において、
    前記ストッパ部材を装着しない状態で、ガススプリングを所定のガス充填用治具内にセットし、第1シール部材がシリンダ本体のストッパ部材用ネジ穴に達しない範囲でシリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させ、前記ガス充填用治具と第2シール部材側ロッド挿通穴を介してガス充填室に圧縮ガスを充填し、その後ロッド部材を復帰させてからストッパ部材を装着することを特徴とするガススプリングへのガス充填方法。
  6. 前記所定のガス充填用治具は、シリンダ本体に対してロッド部材を軸心方向へ相対移動させた状態のガススプリングを気密に収容する収容室を有し且つストッパ部材側端部に開口を有するケース部材と、開口に気密摺動自在に内嵌装着されてロッド部材に当接可能な閉塞部材と、ガススプリングの軸心部に挿通され且つ一端が閉塞部材に固着され且つ他端側部分がケース部材に気密に挿通されたプルロッドと、ケース部材に形成され収容室内へ圧縮ガスを充填可能なガス充填通路とを有することを特徴とする請求項5に記載のガススプリングへのガス充填方法。
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