JP4450753B2 - 電力変換システム - Google Patents

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Description

この発明は、電力変換器の高速応答制御に関するものであり、より具体的には、急激な負荷変動を伴う電力変換器(DC/DC電力変換器)の制御に関している。
特許文献1に記載された電力変換器(DC/DCコンバータ)に於いては、一般的なフィードバック制御により、パルス幅を調整して目的とする電圧になる様に電力変換を行っている。
特開2002−218667号公報(図12)
従来の技術においては、急激な負荷の変動が発生した場合、制御回路は設定した最大のデューティにより動作を行い、電力を伝達しようとするが、その際に追従性を追及し、システムの最大デューティを大きく取った場合、広範囲に変換電力が変化すると制御がハンチング気味となり、不安定な状態に陥る可能性があった。又、変換電力の領域を広範囲に安定させるために、システムの最大デューティを最大電力時の動作デューティを基本に設定すると、急激な負荷の変動が発生した場合、思うように追従しなくなり、出力電圧の低下が発生する場合があった。そのため、後者の場合には、最大負荷において電力変換器が追従できるまでのエネルギーを保証する充分なコンデンサを出力端に用意しなければならなかった。
この発明は斯かる問題点に鑑み成されたものであり、追従性と安定性の両面を具備した電力変換システムを構築することを、その目的とする。
この発明の主題は、インダクタを有する非絶縁型DC/DC電力変換器とその制御回路とを備える電力変換システムであって、前記制御回路は、PWMで前記非絶縁型DC/DC電力変換器の出力電圧を制御するための第1制御回路と、前記インダクタに流れるインダクタ電流を観測して、前記インダクタ電流が、前記非絶縁型DC/DC電力変換器の負荷が急激に変動して最終的に前記負荷が安定したときに於ける前記インダクタに流れる電流値である規定のインダクタ電流となるまで、連続してオン信号を指示する機能を有する第2制御回路と、前記非絶縁型DC/DC電力変換器の出力の状態を検出して前記第1制御回路による制御を採るか、前記第2制御回路による制御を採るかを判定して、選択した方の制御出力を前記非絶縁型DC/DC電力変換器に出力する制御選択回路とを備えていることを特徴とする。
以下、この発明の主題の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
本発明の主題によれば、基本的なPWM制御と高速起動回路による制御とを選択することで、(1)短期間の急激な負荷変動に対して高速に応答出来る追従性と、(2)広範囲な負荷の変動状態に対して安定した制御性とを併せ持つ電力変換システムを構築することが出来る。
(本発明の特徴点)
本発明は、上記課題を解決するために、(1)基本的な制御を行う第1制御回路と、(2)急激な負荷の変動が発生した場合にインダクタ電流を急速に充電する第2制御回路の2つの制御回路を有し、第1及び第2制御回路の制御出力を選択する制御選択回路により適切に制御を切り替えることで、追従性と安定性の両方を具備した電力変換システムを構築する。
詳しくは、基本的なPWM制御を行う第1制御回路は、寧ろ良く安定する様に之を設計し、急激な負荷変動に対しては、それ程に高速に追従しなくても良い設定としておく。急激な負荷の変動が発生した場合に対応するため、2つ目の第2制御回路に対して、電力変換器内のインダクタへの充電のため必用な期間ONし続け、インダクタ電流を急増させる様に制御する機能を持たせる。更に、負荷の変動具合に応じて、これらの制御出力を適切に選択する回路により、緩やかな負荷の変動では第1制御回路を選択して通常の制御により緩やかに追従し、急激な負荷の変動があった場合には、第2制御回路を選択してインダクタ電流を急速に充電することで、高速に負荷の変動に対処する。
この様な応答制御により、急激な負荷の変動に対する追従性と、広範囲な電力設定での安定性の両方を具備した電力変換システムを構築出来る。但し、インダクタに充電する期間内は電力変換が行われないため、コンデンサによる電力の保証が必用であるが、この期間に必用なコンデンサの容量に関しては、従来の電力変換システムと比較して、その1/2〜2/3に設定することが可能である。
尚、本願で言う「急激な負荷変動」とは、負荷が安定動作時のときよりもより増大した出力を電力変換器側に要求して来る状態を言い、例えば負荷出力1Wで負荷が安定動作していた際に、負荷側から電力変換器に対して2W〜10Wの電力を出力する様に求めて来る場合である。換言すれば、前段階のときよりも例えば約5倍以上の出力電力の増大を負荷が要求する場合であるとも言える。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る電力変換システムの構成例を、その制御フローと共に示すブロック図である。図1において、参照符号1はバッテリー等の直流電源であり、ブロック2は非絶縁型双方向DC/DCコンバータ等の電力変換回路(電力変換器とも言う)の主回路である。負荷3は、電力変換回路2の両端子28,29間に接続されている。尚、負荷3には、更に電力変換を行う機器も含まれる。
一方の制御回路4は、電力変換器2を昇圧制御する(即ち、直流電源1の電力を電力変換して負荷3に与える)ための昇圧制御回路である。他方の制御回路5は、電力変換器2を降圧制御する(即ち、負荷3からのエネルギーを電力変換により直流電源1に回生する動作を行う)ための降圧制御回路である。更に、各制御回路4,5に設けられた選択回路6は、外部からの制御信号で昇圧指令により電力変換回路2を昇圧動作させ、あるいは外部からの制御信号で降圧指令により電力変換回路2を降圧動作させる。但し、昇圧指令と降圧指令とが選択回路6に同時に入力されることはない。又、ブロック7は本方式の制御フローである。
電力変換回路2は、昇圧及び降圧の双方向に電力変換可能な、DC/DCコンバータの一例である。直流電源1に対して並列に、コンデンサ21が電力変換回路2の内部に接続されている。そして、コンデンサ21の正極側端子にインダクタ22の一端が接続されており、インダクタ22の他端は、昇圧用スイッチ23の入力と整流素子24のアノードとに接続されている。加えて、インダクタ22の他端は、降圧用スイッチ25の出力と整流素子26のカソードとにも接続されている。昇圧用スイッチ23の出力は、整流素子26のアノードと共に、コンデンサ21の負極側端子に接続されており、更にコンデンサ27の負極側端子がコンデンサ21の負極側端子に接続されており、コンデンサ21,27の負極側端子は出力COM28を成している。他方、降圧用スイッチ25の入力と整流素子24のカソードとはコンデンサ27の正極側端子に接続されており、コンデンサ27の正極側端子は出力Vout29を成す。負荷3に対しては、電力変換回路2の出力Vout29を正極として接続すると共に、同回路2の出力COM28を負極として接続する。
又、電力変換回路2内の出力電流センサ81は負荷電流Ioutを観測する電流検出手段であり、出力電圧センサ82は出力電圧の検出手段である。更に、同回路2内のインダクタ電流センサ83は、インダクタ電流Iinを観測する手段であると共に、降圧時側の出力電流検出手段をも成している。又、電圧センサ84は降圧側の電圧検出手段である。
そして、昇圧制御回路4及び降圧制御回路5は上記の検出手段81〜84により観測される情報に基づき、昇圧制御及び降圧制御を行う。
又、参照符号9は、負荷がインバータ等の場合それを駆動もしくは制御するための負荷コントローラであり、この負荷コントローラ9から負荷3の制御信号91が出力される。更に、負荷コントローラ9は、負荷3の駆動状態を、昇圧制御回路4または降圧制御回路5に、もしくは両制御回路4,5に、負荷状態信号92として伝達する。
昇圧制御回路4は、従来制御回路(第1制御回路)41と、高速起動回路(インダクタ電流制御回路;第2制御回路)42と、制御選択回路43とから成る。これらの内で、従来制御回路41は、一般的に使用されるPWM制御されるDC/DCコンバータの制御回路を搭載している。即ち、従来制御回路41とは、PWMにより電力変換器の出力電圧を制御するための制御回路である。他方、高速起動回路42は、インダクタ22の電流をインダクタ電流センサ83の出力に基づき観測し、インダクタ22に流れる電流が規定のインダクタ電流となるまで連続してオン信号を昇圧用スイッチ23に対して指示する機能を有する回路を搭載している。即ち、高速起動回路42は、急激な負荷変動に対して、インダクタ22に流れる電流が、負荷3が変動し最終的に負荷変動が安定した時のインダクタ電流である「規定のインダクタ電流値」になるまで、連続的にインダクタ22を充電する(連続的にインダクタ電流を増大させる)制御機能を有している。更に制御選択回路43は、出力電圧センサ82の出力、出力電流センサ81の出力及び負荷状態信号92の何れかの信号に基づいて、電力変換器2の出力の状態を検出して、従来制御回路41の制御を採るか、それとも高速起動回路42の制御を採るかを判定し、選択した側の制御回路出力を電力変換器2に出力する。昇圧指令が選択回路6に入力したとき、上記の制御回路41,42の選択により、昇圧制御回路4は電力変換器2の昇圧動作の制御を行う。
降圧制御回路5は、従来制御回路(第1制御回路)51と、高速起動回路(インダクタ電流制御回路;第2制御回路)52と、制御選択回路53とから成る。これらの構成要素の内で、従来制御回路51は、従来制御回路41と同様に、一般的に使用されるPWM制御されるDC/DCコンバータの制御回路を搭載しており、又、高速起動回路52は、既述した高速起動回路42と同様に、インダクタ電流を観測して、インダクタ22に流れる電流が規定のインダクタ電流となるまで連続してオン信号を降圧用スイッチ25に指示する機能を有する回路を搭載しており、更に制御選択回路53は、既述した制御選択回路43と同様に、電力変換器2の出力の状態を検出して、従来制御回路51の制御を取るか、あるいは、高速起動回路52の制御を取るかを判定する。上記の制御回路51,52の選択により、降圧制御回路5は電力変換器2の降圧動作の制御を行う。

次に、本方式の制御を図1の制御フロー7に基づき記載する。尚、制御フロー7は、昇圧制御回路4の制御フロー及び降圧制御回路5の制御フローに共通である。
DC/DC起動(ステップ71)の後、制御選択回路43又は53は、通常、従来制御回路41又は51を選択し、常に従来制御(41又は51)による定常状態制御(最適Duty制御;PWM制御)にて電力変換器2の動作を行う(ステップ72)。ステップ73において、制御選択回路43又は53が負荷3の変動(負荷増大)を検出すると、同回路43又は53は、高速起動完了条件を設定する(ステップ74)と同時に、高速起動を行うかどうかを判定する(ステップ75)。高速起動が不要な場合(NO判定)には、制御選択回路43又は53は、PWM制御を行う従来制御回路41又は51を選択し、他方、高速起動が必要となる急激な負荷変動が生じた場合(YES判定)には、高速起動回路42又は52を選択する。尚、ステップ74の高速起動完了条件の設定は、ステップ75で高速起動判定“Y”が確定した後で行っても良い。ステップ75で高速起動判定“Y"が確定すると、ステップ74で設定された高速起動完了条件が満たされるまで、制御選択回路43又は53は高速起動回路42又は52を選択して高速起動制御を動作させ続け(従って、インダクタ電流が上記規定値に到達するまで連続的に増大する;ステップ76)、負荷3が安定状態となり、ステップ77で完了判定“Y"が確定すると、制御選択回路43又は53は従来制御回路41又は51を再び選択し、従来のPWM制御が復帰する(ステップ72)。
この様な従来制御と高速起動との選択制御によって、(1)急激な負荷状態の変動に対してより精密に対応できる追従性と、(2)広範囲な電力設定での安定性との両方を具備した電力変換システムを構築することが出来る。
尚、電力変換器2が昇圧制御回路4のみを具備する場合に於ける本方式でのタイミングチャートを、従来例との比較で以って、図2に示す。同図に示す通り、急激な負荷状態の変動時に高速起動回路42を選択することによって、インダクタ22の電流が0値から規定の値にまで上昇し続ける期間中連続してオン状態の制御信号(そのパルス幅は従来制御の信号のパルス幅よりも大である)が、制御選択回路43を介して、昇圧用スイッチ23に印加され続けている。そして、インダクタ22の電流が上記規定値に達した以後は、従来制御(PWM制御)が復帰している。
(実施の形態2)
本実施の形態は、実施の形態1における高速起動回路42,52の具体化例に関しており、図3は本実施の形態に係る高速起動回路を示すブロック図である。本実施の形態の記載においては、必要に応じて、図1の構成要素とその参照符号とを援用する。
本高速起動回路は、電流値設定回路421に予め設定された固定値Aとインダクタ電流センサ83からの信号Bとを比較回路422で比較し、その比較結果に応じて第1及び第2波形整形回路423,424からパルスを出力する。即ち、比較回路422での比較結果がA>Bで比較出力Cが“1”レベルのときには、第1波形整形回路(波形整形回路1)423はノイズ成分を除去した上で、高速起動信号(レベル“1”)を抽出する。同時に、第2波形整形回路(波形整形回路2)424は比較回路422の出力からノイズ成分を除去した上で、比較回路422の出力の立ち下がり(1→0ヘの遷移:A<B、C=“0”)を検出して、高速起動の完了を指示する完了パルスを作成・出力する。これらの信号は、本高速起動回路からの制御信号として、制御選択回路43に与えられる。
図3のブロック425内に例示する作動例1は、軽負荷時にインダクタ電流が殆ど流れず、高負荷状態となった時、インダクタ電流が増加する様子を模式的に示したものである。高速起動パルスは、インダクタ電流Bが設定電流値A未満の場合には常にレベル“1”を出力し、制御選択回路43によって自己の信号を選択されるのを待つ。その後、高負荷状態となり、インダクタ電流の増加を必要とした時、高速起動パルスは制御選択回路43によって選択され、ブロック425内に示すインダクタ電流の様に、インダクタ22に流れる電流が連続的に増加する。その後、インダクタ電流Bが設定電流値A以上になった場合には、高速起動回路はレベル “0”の高速起動パルスを出力して当該パルスの出力を止め、更に高速起動完了の信号として完了パルスを出力し、制御選択回路43に対して、高速起動の完了と、従来制御ヘの引き継ぎを要求する。ブロック425内に示すインダクタ電流の波形は、高速起動が行われ、完了パルスの生成により従来制御に切り替わった波形である。
これに対して、図3のブロック426内に例示する作動例2は、DC/DCコンバータの出力として必要な出力の時のインダクタ電流が、設定電流値と同等、若しくは、低い目に設定されていた場合の波形を模式的に示したものである。この作動例では、高速起動パルスが常に出力され、高速起動パルスによる誤動作が懸念される波形であるが、高速起動パルス出力後の完了パルスにより、制御選択回路43において、通常の従来制御を選択することにより、高速起動パルスが選択されることはなく、懸念される誤動作は発生しない制御となる。
以上に記載した本実施の形態による制御を行うならば、DC/DCコンバータにおいて急激な負荷変動時にインダクタ電流を急速に充電し、より精密に対応できる追従性と、広範囲な電力設定での安定性の両方を具備した電力変換システムを構築することが出来る。
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態2における電流値設定回路421に代わって、多段階又は無段階型の電流値設定回路を提案するものである。
図4は、本実施の形態に係る高速起動回路用電流値設定回路の一例を示すブロック図である。図4の電流値設定回路427は、図3の電流値設定回路421を複数個備える様に設定したものであり、電流設定値群4211を設けることにより、同一でない規定の電流値に該当する電流値が複数設定されている。そして、各々の電流値設定回路(4211.1,4211.2,4211.3,・・・)の出力A1,A2,A3,・・・の何れか1つの信号が、電流設定選択回路4212によって選ばれる。電流設定選択回路4212における選択のために、負荷コントローラ9の負荷状態信号92から選択判定回路4213で負荷の状態を判定し、その判定結果に基づいて、複数個の出力A1,A2,A3,・・・から何れの電流設定値を「規定のインダクタ電流値」として選択するかを決める。尚、この選択判定回路4213と同様の機能を制御選択回路43が有することから、制御選択回路43に選択判定回路4213を持たせる様に修正しても良い。
又、図5は、規定のインダクタ電流値を無段階に設定する場合の回路例を示す図である。電流値設定回路428は、負荷3の状態を判定するための負荷状態信号(負荷状態判定前アナログ信号もしくは負荷状態判定前デジタルデータ信号)92を演算処理して、インダクタ電流の規定の電流値を無段階に設定する。
本実施の形態によれば、DC/DCコンバータにおいて、急激な負荷変動の、負荷変動令に応じたインダクタ電流を急速に充電し、より精密に対応できる追従性と、広範囲な電力設定での安定性の両方を具備した電力変換システムを構築することが出来る。
(実施の形態4)
本実施の形態は、実施の形態1の図1に於ける制御選択回路43の構成を具体化するものであり、その特徴点は、負荷状態信号92、出力電圧センサ82の出力及び出力電流センサ81の出力の内で少なくとも一つの信号に基づいて急激な負荷変動を確実且つ最適に検知した場合に、高速起動回路(第2制御回路)42の出力パルスを選択し、その後に負荷変動が安定した段階で従来制御回路(第1制御回路)41によるPWM制御に切り替える点にある。以下、図面に基づき、本実施の形態に係る制御選択回路43を記載する。その他の構成要素に関しては、図1及び図3乃至図5の何れかの図の記載を援用する。
図6は、本実施の形態に係る昇圧制御回路4の制御選択回路43の構成を模式的に示すブロック図である。同図に於いて、電圧変化検出回路431は、出力電圧センサ82からの電圧情報と、設定した基準とから、負荷3の増大による高速起動指令パルスBを出力する。他方、電流変化検出回路432は、出力電流センサ81からの電流情報と、設定した基準とから、負荷3の増大による高速起動指令パルスCを出力する。これに対して、選択ロジック433は、両回路431,432の高速起動指令パルスB,C及び負荷状態信号92(負荷3の増大を判定したロジック信号)から各論理式に基づき、信頼性のある情報として、高速起動のための信号を発生させる。そして、ラッチ制御回路434は、選択ロジック433からの高速起動選択信号が入ると、ラッチ回路により高速起動を保持し、高速起動回路42からの完了パルスの受信で、もしくは、回路434内の強制終了タイマからの信号で、高速起動の保持を解除する。ここで、上記の強制終了タイマは、何らかの不具合により高速起動回路42からの完了パルスが入力されない時のための保護回路である。更に、選択回路435は、ラッチ制御回路434からの出力が“0”の場合には従来制御回路41の制御信号を出力する一方、ラッチ制御回路434からの出力が“1”の場合には高速起動回路42の信号を出力する様に、ロジック回路等で構成されている。
尚、両回路431,432及び負荷状態信号92は選択ロジック433にとっては全て必須ではなく、これら431,432,92の内でシステムの要求に応じて必要な回路を設置し又は信号92を受信して、選択ロジック433で最適の論理式を採用する事で、最適なシステムを構築することが出来る。即ち、両回路431,432及び負荷状態信号92の内で少なくとも一つの要素が必要である(選択ロジック433の論理式(11)〜(13)の何れかを採用する場合に該当する)。
本実施の形態によれば、急激な負荷変動を的確に検知して制御を切り替えることが可能な電力変換システムを構築することが出来る。
(実施の形態5)
本実施の形態は、実施の形態4の図6に於ける制御選択回路43の構成を変形する例に該当しており、その特徴点は、実施の形態3に記載の電流設定回路427又は428を有する高速起動回路を備えた電力変換システムを前提とした上で、制御選択回路43は、負荷3の負荷コントローラ9の出力信号92、電力変換器2内の出力電圧センサ82の出力信号及び電力変換器2内の出力電流センサ81の出力信号の内の少なくとも一つの信号に基づき、負荷状態信号を内部的に生成し、高速起動回路42は、制御選択回路43が出力する上記負荷状態信号に基づき規定のインダクタ電流値を設定する点にある。以下、図面に基づき、本実施の形態に係る制御選択回路43の構成・動作を記載する。
図7は、本実施の形態に係る昇圧制御回路4に於ける制御選択回路43の構成を示すブロック図である。同図において、電圧変化検出回路436は、出力電圧センサ82からの電圧情報から、負荷状態信号(アナログもしくはディジタル値)と、設定した基準から負荷の増大による高速起動指令パルスとを出力する。電流変化検出回路437は、出力電流センサ81からの電流情報から、負荷状態信号(アナログもしくはディジタル値)と、設定した基準から負荷の増大による高速起動指令パルスとを出力する。変換回路438は、アナログデータにて処理を行う場合に、負荷コントローラ9からの指令値92をアナログ値に変換する。これらの回路436,437,438からのアナログ値もしくはディジタル値が出力する負荷状態出力は、保持回路439により、負荷状態信号として保持され、保持回路439は、その保持する負荷状態信号を、図4又は図5の電流値設定回路を有する高速起動回路42に入力する。選択ロジック433は、回路436、437からのロジック信号及び信号92から、各論理式に基づき、信頼性のある情報として高速起動のための信号を発生させる。この点は、既述した図6の選択ロジック433と同様である。ラッチ制御回路434は、選択ロジック433からの高速起動選択信号が入るとラッチ回路により高速起動を保持し、高速起動回路42からの完了パルスの入力若しくはラッチ制御回路434内の強制終了タイマからの信号で、高速起動の保持を解除する。強制終了タイマは、何らかの不具合により高速起動回路42からの完了パルスが入力されない時のための保護回路である。選択回路435は、ラッチ制御回路434からの出力が“0”の場合には従来制御回路41の制御信号を出力し、ラッチ制御回路434からの出力が“1”の場合には、高速起動回路42の制御信号を出力する様に、ロジック回路等で構成されている。尚、負荷状態信号の生成・出力に関しては、既述した回路436,437,438の全てが必須である訳ではなく、システムの要求に応じて、これらの回路436〜438の中から少なくとも一つの回路を設定すれば良い。同様に、システムの要求に応じて、回路436,437,信号92の中から必要な回路あるいは信号92を設置し、選択ロジック433で最適の論理式を採用する事で、最適なシステムを構築することが出来る。
本実施の形態によれば、急激な負荷変動を的確に検知し、負荷変動の度合いにより、適切な制御と、制御パラメータを設定出来る電力変換システムを構築することが出来る。
(実施の形態6)
本実施の形態の特徴点は、高速起動回路42は、インダクタ電流が規定のインダクタ電流の値に相当するときには連続して前記オン信号を指示する高速起動を完了させるための完了パルスのみを制御選択回路43へ出力し、制御選択回路43は、急激な負荷変動を検知した場合であって且つ高速起動回路42からの完了パルスが入力されない期間中は、自ら高速起動を行うための制御信号を非絶縁型DC/DC電力変換器に出力し、高速起動回路42からの完了パルスの受信に応じて高速起動から従来制御回路41による制御に切り替える点にある。以下、図面に基づき、制御選択回路43の構成の特徴点を記載する。
図8は、本実施の形態に係る高速起動回路42と制御選択回路43の一部構成とを示すブロック図である。制御選択回路43は、例えば図6又は図7に示す様な選択ロジック433を有している。インダクタ22ヘの急速充電を要する高速駆動制御の実現化のために、ここでは、選択ロジック433の出力はラッチ制御回路434のラッチのセット端子Sに入力されており、選択回路430は、ラッチ制御回路434のラッチ出力と従来制御パルスとのOR接続として構成されている。他方、高速起動回路42は、比較回路422の出力を波形成形回路429でノイズ成分等を取り除いて完了パルスを生成・出力する回路のみとしている。この様な構成により、高速起動回路42及び選択回路430の構成を簡略化することが出来る。
本実施の形態によれば、高速起動回路に制御の優先権を与えることで、簡易に高速起動と通常制御との選択機能を実現することが出来る。但し、実施の形態1の通常構成とは異なり、切り替え判断を行うわけではない。
尚、実施の形態2〜6の各々に関しては昇圧制御回路4の昇圧制御についてのみ記述しているが、勿論、降圧制御回路5の降圧制御に関しても、各実施の形態2〜6で述べたものと同一の構成を適用することが出来る。
(実施の形態7)
本実施の形態の特徴点は、負荷コントローラ9自体は負荷3の状態を判っているので、この点を利用して、負荷変動を生じさせる前に高速起動制御を行う点にある。
図9は、本実施の形態に係る制御選択回路43の構成例を示すブロック図である。負荷3をコントロールする負荷コントローラ9が存在する場合、負荷コントローラ9の運転情報を事前に、制御選択回路43に入力する。負荷コントローラ9が負荷3の急増シーケンスに入ると、負荷コントローラ9は負荷変動ロジック出力92を出し、同時に、負荷3の状態信号92をデジタルデータで出力する。制御選択回路43は、ラッチ制御回路434、選択回路435及び保持回路439で以って構成されている。従って、負荷変動ロジック出力92の信号で、高速起動回路42を起動し、電流設定回路421は、単一で(図3)、若しくは多段階(図4,図5)に設定できる。更に、実施の形態6で既述した構成を、即ち、選択回路430を選択回路435の代わりに本実施の形態に組み合わせることで、回路の簡略化も実施出来る。
本実施の形態によれば、負荷を変動させる前に高速起動を起動するので、負荷変動事後の判定→急速充電→DC/DC駆動までの遅れを更に改善することが出来、負荷の変動に対し、更に高速に対応可能な電力変換システムを構築することが出来る。
(付記)
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正や変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
本発明に係る電力変換システムは、例えば、電力変換機能を有する電気自動車やハイブリッド車両、VVVFコントロールされる電気機器等に於いて、インバータに入力される前段の電圧制御等に使用される。
本発明の実施の形態1に係る電力変換システムの構成を示す図である。 本発明を昇圧回路に適用した場合のシステム構成例とそのタイミングチャートを示す図である。 高速起動回路の構成例とその動作例とを示す図である。 高速起動回路内の電流値設定回路(多段階)の構成例を示す図である。 高速起動回路内の電流値設定回路(無段階)の構成例(演算処理)を示す図である。 制御選択回路の構成例(高速起動回路内の電流設定が単一のとき)を示す図である。 制御選択回路の構成例(高速起動回路内の電流設定が多段階若しくは無段階のとき)を示す図である。 回路を簡略化したときの制御選択回路内の選択回路と高速起動回路の構成例とを示す図である。 負荷コントローラによる制御切換え構成時の制御選択回路の構成例を示す図である。
符号の説明
1 直流電源、2 非絶縁型双方向DC/DC電力変換器、3 負荷、4 昇圧制御回路、41 従来制御回路、42 高速起動回路、43 制御選択回路、5 降圧制御回路、51 従来制御回路、52 高速起動回路、53 制御選択回路。

Claims (7)

  1. インダクタを有する非絶縁型DC/DC電力変換器とその制御回路とを備える電力変換システムであって、
    前記制御回路は、
    PWMで前記非絶縁型DC/DC電力変換器の出力電圧を制御するための第1制御回路と、
    前記インダクタに流れるインダクタ電流を観測して、前記インダクタ電流が、前記非絶縁型DC/DC電力変換器の負荷が急激に変動して最終的に前記負荷が安定したときに於ける前記インダクタに流れる電流値である規定のインダクタ電流となるまで、連続してオン信号を指示する機能を有する第2制御回路と、
    前記非絶縁型DC/DC電力変換器の出力の状態を検出して前記第1制御回路による制御を採るか、前記第2制御回路による制御を採るかを判定して、選択した方の制御出力を前記非絶縁型DC/DC電力変換器に出力する制御選択回路とを備えていることを特徴とする、
    電力変換システム。
  2. 請求項1記載の電力変換システムであって、
    前記第2制御回路は、
    予め設定された前記規定のインダクタ電流の値と前記インダクタ電流とを比較して、前記規定のインダクタ電流値>前記インダクタ電流の関係が成立するときには連続して前記オン信号を指示する高速起動パルスを前記制御選択回路へ出力する一方、前記インダクタ電流が前記規定のインダクタ電流値に相当するときには当該高速起動を完了させるための完了パルスを前記制御選択回路へ出力することを特徴とする、
    電力変換システム。
  3. 請求項2記載の電力変換システムであって、
    前記第2制御回路は、前記規定のインダクタ電流値を、単一ではなくて、多段階に又は無段階に設定出来る機能を有することを特徴とする、
    電力変換システム。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の電力変換システムであって、
    前記制御選択回路は、急激な負荷変動を検知した場合に前記第2制御回路を選択し、その後に負荷変動が安定した段階で前記第1制御回路による制御に切り替えることを特徴とする、
    電力変換システム。
  5. 請求項3記載の電力変換システムであって、
    前記制御選択回路は、前記負荷の負荷コントローラの出力信号、前記非絶縁型DC/DC電力変換器内の出力電圧センサの出力信号及び前記非絶縁型DC/DC電力変換器内の出力電流センサの出力信号の内の少なくとも一つの信号に基づき、負荷状態信号を生成し、
    前記第2制御回路は、前記制御選択回路が出力する前記負荷状態信号に基づき前記規定のインダクタ電流値を設定することを特徴とする、
    電力変換システム。
  6. 請求項4記載の電力変換システムであって、
    前記第2制御回路は、前記インダクタ電流が前記規定のインダクタ電流の値に相当するときには連続して前記オン信号を指示する高速起動を完了させるための完了パルスを前記制御選択回路へ出力し、
    前記制御選択回路は、前記急激な負荷変動を検知した場合であって且つ前記完了パルスが入力されない期間中は、自ら前記高速起動を行うための制御信号を前記非絶縁型DC/DC電力変換器に出力し、前記第2制御回路からの前記完了パルスの受信に応じて前記高速起動から前記第1制御回路による制御に切り替えることを特徴とする、
    電力変換システム。
  7. 請求項1記載の電力変換システムであって、
    前記負荷の変動を事前に察知出来る場合には、前記制御回路は、前記負荷変動のタイミングに合わせて事前に、連続して前記オン信号を指示する高速起動を行う前記第2制御回路を動作させる機能を有することを特徴とする、
    電力変換システム。
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