JP4450654B2 - スパッタ源及び成膜装置 - Google Patents

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本発明は成膜装置に関するものである。
図8の符号101は従来技術の成膜装置を示している。この成膜装置101は、真空槽111と、真空槽111内部に配置されたスパッタ源103とを有している。スパッタ源103はカソード電極131と、カソード電極131に取り付けられたターゲット135とを有している。
カソード電極131は電源139に接続されており、真空排気系118により真空槽111内部を真空排気を形成し、真空排気を続けながらガス供給系117から真空槽111内部にスパッタガスを供給し、成膜雰囲気を形成した状態で、電源139を起動し、カソード電極131に負電圧を印加するとターゲット135がスパッタされる。
カソード電極131を挟んでターゲット135とは反対側には磁界形成手段138が配置されており、この磁界形成手段138が形成する磁界によってターゲット135のスパッタ面にプラズマ密度が高い領域が形成される。
磁界形成手段138をターゲット135の裏面側で往復移動させながらスパッタリングを行えば、磁界形成手段138によって形成される磁界がターゲット135のスパッタ面を走査するので、ターゲット135の広い領域が効率良くスパッタリングされることになる。
しかしながら、従来の成膜装置101ではターゲット135の周囲は接地電位に置かれたシールド141で取り囲まれており、磁界形成手段138がターゲット135の端部に近づいたときには、プラズマは近接するシールド141に引き付けられてシールド141から流れ去ってしまうため、ターゲット135の端部では中央部分に比べてスパッタリングされる量が少なくなる。
図8、9の符号147はターゲット135のスパッタリングされずに残った部分(非エロージョン部)を示しており、図9に示すように従来の成膜装置101ではターゲット135の端部に沿って広く非エロージョン部147が形成されてしまう。
シールド141とターゲット135との間の距離を広くし、磁界形成手段138を広範囲に移動可能にすれば、非エロージョン部147の面積を小さくすることが可能であるが、シールド141とターゲット135との距離を広くすると、カソード電極131のようにターゲット135以外の部材もスパッタリングされてしまう。
カソード電極131がスパッタリングされると、カソード電極131を構成する物質が真空槽111内部に放出され、基板115表面に形成される薄膜に、カソード電極131を構成する物質が不純物として混入されてしまう。
特開平9−59772号公報 特開平11−200038号公報
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、ターゲットの非エロージョン部を減少させ、かつパーティクルの発生量が少ないスパッタ源を提供することである。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、カソード電極と、前記カソード電極上に取り付けられたターゲットと、リング状であって、前記カソード電極と前記ターゲットとは非接触な状態で、少なくとも前記カソード電極と前記ターゲットの周囲を取り囲む第一のシールドと、リング状であって、前記第一のシールド上に配置された第二のシールドと、前記ターゲットの前記第一のシールドから露出するスパッタ面とは反対側の面に配置された磁界形成手段と、前記磁界形成手段を前記ターゲットの一方の端から他方の端の間で前記ターゲットに対して相対的に移動させる移動手段とを有し、前記第一、第二のシールドは電気的に互いに絶縁され、前記第一のシールドは接地電位から直流的に絶縁され、前記第二のシールドは接地電位に接続され、前記第一のシールドは、リング状の下部シールド部と、リング状の上部シールド部を有し、前記下部シールド部は、前記カソード電極を取り囲み、前記上部シールド部は、前記下部シールド部上に配置されて前記ターゲットを取り囲み、前記第一のシールドの内周端部の少なくとも一部は、前記第二のシールドから前記ターゲット側に突き出されたスパッタ源である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスパッタ源であって、コンデンサを有し、前記第一のシールドは前記コンデンサを介して交流的に接地電位に接続されたスパッタ源である。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のスパッタ源であって、前記第一のシールドは、接地電位から交流的にも絶縁されたスパッタ源である。
請求項4記載の発明は、真空槽と、ホルダと、請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のスパッタ源とを有し、前記ホルダは前記真空槽内部に配置され、前記スパッタ源は前記真空槽内部の前記ホルダと対向する位置に配置された成膜装置である。
本発明の成膜装置を用いれば、ターゲットの非エロージョン部分の面積が小さくなる上、パーティクルの混入量の少ない薄膜を形成可能であり、その薄膜を用いた製品(例えばLCD:Liquid Crystal Display)の歩留まりも高くなる。
図1の符号1は本発明の成膜装置の一例を示しており、この成膜装置1は真空槽11と、真空槽11内部の底壁側に配置されたスパッタ源3と、真空槽11内部のスパッタ源3と対向する位置に配置された基板ホルダ5とを有している。スパッタ源3は、第一、第二のシールド41、45と、ターゲット35と、磁界形成手段38と、移動手段37とを有している。
真空槽11内部の底壁側にはカソード電極31(バッキングプレート)が配置されている。ターゲット35は板状であって、その表面がスパッタ面34として基板ホルダ5に向けられた状態でカソード電極31表面に密着して取り付けられている。
移動手段37は移動軸36と不図示のモータとを有しており、磁界形成手段38は移動軸36に取り付けられている。移動軸36はモータによって中心軸線を中心として回転するように構成されており、磁界形成手段38はその回転によって移動軸36の一端から他端まで往復移動する。
ここでは、ターゲット35の平面形状は長方形であって、移動軸36はターゲット35の一辺方向(ここでは短辺方向)と平行な方向に向けられた状態で、カソード電極31のターゲット35が取り付けられた面とは反対の面側に配置されているので、移動軸36の回転によって磁界形成手段38がターゲット35の短辺方向に往復移動するようになっている。
ここでは、磁界形成手段38は細長の永久磁石で構成されており、往復移動によりその中心がターゲット35の短辺方向の一端と他端まで移動するようになっているので、磁界形成手段38によって形成される磁界の強い部分が、スパッタ面34上を走査するようになっている。
カソード電極31は真空槽11外部に配置された電源39に接続されており、真空槽11と基板ホルダ5とを接地電位に置いた状態で電源39を起動するとカソード電極31とターゲット35に電圧が印加されるようになっている。第一のシールド41はそれぞれリング状の下部シールド部43と上部シールド部42とを有している。
下部シールド部43は、電源39を起動したときに電圧がかかる部材のうちターゲット35以外の部材(例えばカソード電極31)を取り囲むように真空槽11の底壁上に配置され、上部シールド部42はターゲット35とは非接触な状態で、その内周端部がターゲット35の端部を取り囲むように下部シールド部43の表面に密着して取り付けられている。
即ち、電源39から電圧が印加される部分のうち、スパッタ面34を除く部分は第一のシールド41に取り囲まれた状態になっているので、後述するスパッタリングの際にスパッタ面34を除く部分はスパッタリングされずに保護されるようになっている。
第二のシールド45はリング状にされ、上部シールド部42上に取り付けられている。図2は第一、第二のシールド41、45とターゲット35との位置関係を示す平面図であり、上部シールド部42の内周を第一のシールド41の内周とすると、第二のシールド45の全内周端部は第一のシールド41の内周端部よりも外側に位置している。従って、第二のシールド45の内周端部は第一のシールド41の内周端部よりも、ターゲット35から後退している。
図1の符号nはターゲット35の端部位置でのスパッタ面34の法線を示しており、該法線nから第一のシールド41内周端部までの距離を第一のシールド41とターゲット35との間の距離D1とし、該法線nから第二のシールド45の内周端部までの距離を第二のシールド45とターゲット35の間の距離D2とすると、第一のシールド41とターゲット35との間の距離D1は、第二のシールド45の内周端部がターゲット35から後退した分だけ、第二のシールド45とターゲット35との間の距離D2よりも小さくなっている。
磁界形成手段38の移動によってプラズマ密度が高い領域がスパッタ面34を走査した場合であっても、第一のシールド41のように、ターゲット35との間の距離D1が短いものが接地電位に置かれていると、プラズマがターゲット35の端部から第一のシールド41に流れ去ってしまい、ターゲット35端部でのスパッタリングが停止してしまう。
本発明のスパッタ源3では、上部シールド部42は下部シールド部43に密着して配置されており、下部シールド部43は真空槽11外部に配置されたコンデンサ48に接続されているので、上部シールド部42は下部シールド部43を介してコンデンサ48に接続されている。
従って、第一のシールド41全体が接地電位から直流的に絶縁されると共に、コンデンサ48を介して交流的に接地電位に接続された非接地状態となっているので、プラズマがターゲット35端部から第一のシールド41へ流れ去らず、ターゲット35端部でのスパッタ速度が中央部分と同程度に維持される。
また、第一のシールド41が露出すると、第一のシールド41の表面にターゲットのスパッタ粒子が付着し、柔らかい膜が形成される。この膜は脆く、膜が剥がれると、真空槽11内部にパーティクルとして放出されてしまう。
本発明では、第二のシールド45が、絶縁部材44によって第一のシールド41から絶縁されると共に、真空槽11と同じ接地電位に直接接続された接地状態となっており、上述したように第二のシールド45は第一のシールド41上に配置されているので、第一のシールド41表面に膜が形成されず、パーティクルの発生が防止される。
次に、この成膜装置1を用いて複数枚の基板に連続して成膜を行う工程について具体的に説明する。真空槽11に接続された真空排気系17を起動し、真空槽11内部に所定圧力の真空雰囲気を形成した後、該真空雰囲気を維持しながら真空槽11内部に基板を搬入し、スパッタ面34と対向するように基板ホルダ5に保持させる。
図1は基板15が基板ホルダ5に保持された状態を示している。真空排気を続けながら、真空槽11に接続されたガス供給系18からAr(アルゴン)ガスのようなスパッタガスと、O2(酸素)ガスのような反応性ガスを真空槽11内部に供給し、真空槽11内部に所定圧力の成膜雰囲気を形成する。
該成膜雰囲気を維持しながら、電源39を起動し、ターゲット35のスパッタリングを行うと、ターゲット35からスパッタ粒子が放出され、基板15表面にスパッタ粒子と反応性ガスとの反応物の薄膜が成長する。薄膜が所定膜厚に達したところで、薄膜が形成された状態の基板15を真空槽11外部に搬出し、未処理の基板15を真空槽11内部に搬入して成膜を行う。
図3は複数枚の基板15の成膜処理を行った後のターゲット35の状態を示す平面図であり、スパッタリングされずに残る非エロージョン部47はターゲット325の短辺方向の端部には殆ど形成されず、従来の成膜装置1を用いた場合に比べ非エロージョン部47の面積が小さくなる。
例えば、ターゲット35をIn23にSnO2を10wt%添加したターゲット材料で構成し、ガス供給系17からスパッタガスであるArガスと、反応性ガスであるO2(酸素)ガスを供給し、0.7Paの成膜雰囲気を形成し、成膜温度(基板温度)200℃、ターゲット35への印加電圧8kWの成膜条件で、上述した本発明の成膜装置1を用いて成膜を行ったところ、ターゲット35の短辺方向の端部に非エロージョン部47が殆ど存在しなかった。
これに対し、上述した図7に示した成膜装置101のように、接地電位に置いたシールドだけでターゲットを取り囲んだ以外は、上述した成膜条件でスパッタリングを行ったところ、ターゲット35の幅方向の両端部に10mm程度の幅で非エロージョン部がそれぞれ形成された。
ターゲット35と、第一、第二のシールド41、45との間の距離D1、D2
の一例について述べると、第一のシールド41とターゲット35との間の距離D1は2mm以下の範囲にあり、第二のシールド45とターゲット35との間の距離D2は5mm以上10mm以下の範囲にある。
従来の成膜装置では、ターゲットを取り囲むシールドは接地状態に置かれ、該シールドとターゲットとの間の距離は2mmに設定されているのに対し、本願の成膜装置では、接地状態のシールド(第二のシールド45)が従来よりも3mm以上8mm以下範囲でターゲットから後退した分、エロージョン領域が広がることになる。
次に、本発明の成膜装置の他の例について説明する。図6の符号9は本発明第二例の成膜装置を示している。この成膜装置9はスパッタ源90がリング状の第三のシールド93を有しており、リング状の第一のシールド91が絶縁部材94を介して第三のシールド93表面に取り付けられた以外は、図1で示した成膜装置1と同じ構成を有している。
ここでは、第一のシールド91はターゲット35の端部を取り囲むように配置され、第三のシールド93は電源39から電圧が印加される部分のうち、ターゲット35以外の部分を取り囲むように配置されており、第一のシールド91はコンデンサ48に接続された非接地状態となっているのに対し、第三のシールド93は第二のシールド45と同様に、真空槽11と同じ接地電位に接続された接地状態になっている。
第二、第三のシールド45、93とターゲット35の間の距離D2、D3は、第一のシールド41とターゲット35との間の距離D1よりも大きくなっているので、この成膜装置9を用いた場合もターゲット35端部でプラズマが消失せず、非エロージョン部は狭くなる。
本発明では第一、第二のシールド41、45の形状は特に限定されるものではなく、図4に示すようにリングに切り欠き81が1つ形成されたシールド81や、図5に示すようにリンクに切り欠き69a、69bが2つ以上形成されたシールド61a、61bを、第一、第二のシールド41、45として用いることができる。要するに本発明では第一、第二のシールドは実質的にリングであればよい。
以上は、第一のシールド41の全内周端部が第二のシールド45の内周よりもターゲット35側に突き出された場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第二のシールド45の内周端部の一部が第一のシールド41の内周からターゲット35側に突き出されていてもよい。
第一のシールド41が上部シールド部42と下部シールド部43で構成される場合には、上部シールド部42と下部シールド部43を一体成形してもよいし、リング状の上部シールド部42とリング状の下部シールド部43とを別々に作製した後、各シールド部42、43を互いに電気的に接続されるように貼り合わせてもよい。ターゲット35の形状も特に限定されず、長方形、正方形、楕円形、円形等種々の形状とすることが可能である。
以上は、ターゲット35と第一、第二のシールド41、45を静止させ、移動手段37によって磁界形成手段38を移動させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばターゲット35と第一、第二のシールド41、45を移動手段に取り付け、磁界形成手段38を静止させた状態でターゲット35と第一、第二のシールド41、45を一緒に移動させてもよいし、磁界形成手段38と、ターゲット35と、第一、第二のシールド41、45をそれぞれ同時に移動させてもよい。
ターゲット35と第一、第二のシールド41、45とを移動させながらスパッタリングを行う場合には、ターゲット35と第一、第二のシールド41、45を相対的に固定して移動させれば、第一のシールド41とターゲット35との間の距離が、常に第二のシールド45とターゲット35との間の距離よりも短くなり、かつ、スパッタ面34が常に第一、第二のシールド41、45から露出した状態になる。
以上は、第一のシールド41をコンデンサ48に接続して非接地状態とする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。図7の符号7は本発明第三例の成膜装置を示している。この成膜装置7のスパッタ源70は、上述した第二例の成膜装置9と同じ第一〜第三のシールド91〜93を有しており、第一のシールド91にはコンデンサに接続されていない以外は第二例の成膜装置9と同じ構成を有している。
第二、第三のシールド45、93は真空槽11と同じ接地電位に接続されているが、第一のシールド91は接地電位から絶縁されているだけではなく、絶縁部材94、44によって第二、第三のシールド45、93からも絶縁されており、従って、第一のシールド91は接地電位から直流的にも交流的にも絶縁された状態になっている。
第二、第三のシールド45、93とターゲット35の間の距離D2、D3は、第一のシールド41とターゲット35との間の距離D1よりも大きくなっているので、この成膜装置9を用いた場合もターゲット35端部でプラズマが消失せず、非エロージョン部は狭くなる。
以上は、第一のシールド91をコンデンサに接続せず、接地電位から交流的にも絶縁する場合について説明したが本発明はこれに限定されず、例えば、第一のシールド91をコンデンサに接続し、該コンデンサをOFF状態にして、第一のシールド91を接地電位から交流的にも絶縁する場合も本発明には含まれる。磁界形成手段38は永久磁石に限定されず、磁界を形成可能なものであれば電磁石等も用いることができる。
スパッタガスの種類はアルゴンガスに限定されず、キセノン(Xe)ガス、クリプトン(Kr)ガス等種々のものを用いることができる。反応性ガスの種類も酸素に限定されるものではなく、成膜目的にあわせて種々のガスを用いることも可能であるし、反応性ガスを用いずスパッタガスを単独で用いることも可能である。ターゲット35の構成材料も特に限定されず、成膜目的にあわせて種々のものを用いることができる。
第一、第二のシールド41、45の材質も特に限定されるものではないが、耐久性やコストを考慮すると、ステンレス又はアルミニウムが好ましい。
本発明の成膜装置の一例を説明する断面図 ターゲットと、第一、第二のシールドとの位置関係を説明する平面図 本発明の成膜装置で成膜を行った後のターゲットの状態を説明する平面図 本発明に用いる第一、第二のシールドの第二例を説明する平面図 本発明に用いる第一、第二のシールドの第三例を説明する平面図 本発明の成膜装置の第二例を説明する断面図 本発明の成膜装置の第三例を説明する断面図 従来技術の成膜装置の一例を説明する断面図 従来技術に用いたターゲットのスパッタリング後の状態を説明する平面図
符号の説明
1、9……成膜装置 5……基板ホルダ 3……スパッタ源 11……真空槽 15……基板 31……カソード電極 34……スパッタ面 35……ターゲット 37……移動手段 38……磁界形成手段 39……電源 41……第一のシールド 41……上部シールド部 43……下部シールド部 45……第二のシールド 48……コンデンサ

Claims (4)

  1. カソード電極と、
    前記カソード電極上に取り付けられたターゲットと、
    リング状であって、前記カソード電極と前記ターゲットとは非接触な状態で、少なくとも前記カソード電極と前記ターゲットの周囲を取り囲む第一のシールドと、
    リング状であって、前記第一のシールド上に配置された第二のシールドと、
    前記ターゲットの前記第一のシールドから露出するスパッタ面とは反対側の面に配置された磁界形成手段と
    前記磁界形成手段を前記ターゲットの一方の端から他方の端の間で前記ターゲットに対して相対的に移動させる移動手段とを有し、
    前記第一、第二のシールドは電気的に互いに絶縁され、
    前記第一のシールドは接地電位から直流的に絶縁され、
    前記第二のシールドは接地電位に接続され、
    前記第一のシールドは、リング状の下部シールド部と、リング状の上部シールド部を有し、
    前記下部シールド部は、前記カソード電極を取り囲み、
    前記上部シールド部は、前記下部シールド部上に配置されて前記ターゲットを取り囲み、
    前記第一のシールドの内周端部の少なくとも一部は、前記第二のシールドから前記ターゲット側に突き出されたスパッタ源。
  2. コンデンサを有し、前記第一のシールドは前記コンデンサを介して交流的に接地電位に接続された請求項1記載のスパッタ源。
  3. 前記第一のシールドは、接地電位から交流的にも絶縁された請求項1記載のスパッタ源。
  4. 真空槽と、ホルダと、請求項1乃至請求項のいずれか1項記載のスパッタ源とを有し、
    前記ホルダは前記真空槽内部に配置され、前記スパッタ源は前記真空槽内部の前記ホルダと対向する位置に配置された成膜装置。
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