JP4449470B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は待機時の消費電力の低減を図った電源装置とその起動方法に関するものである。
携帯機器の普及や環境問題などを背景として、電子機器に対する低消費電力化の要求は年々高まっている。特に、近年では、動作停止状態にも関わらず無駄に消費される待機電力の問題が注目されており、その削減が重要な課題となっている。
待機電力を生じさせる要因の1つとして、電源装置の起動に用いられる電力がある。例えば、スイッチング電源においてスイッチ素子の駆動信号を発生する制御回路には、スイッチング素子を駆動していない待機状態でも駆動の開始に用いられる電力が予め供給されている。
一般に、スイッチング電源の制御回路に供給する電源電圧は、電源の入力ラインから抵抗を介してキャパシタに電流を流し込み、これを充電させることによって生成している。上記の抵抗で消費される電力はそのまま待機電力になるため、その抵抗値はできるだけ大きくすることが望ましい。しかしながら、単に抵抗値を大きくするとキャパシタの充電時間が長くなるため、電源の起動スピードが遅くなる不利益を生じる。
そこで、下記の特許文献1では、次に述べるように、キャパシタの直列回路を低抵抗で充電する方式を提案している。
図17は、従来のスイッチング電源の構成例を示す図である。
図17に示すスイッチング電源において、トランスTR21、npnトランジスタQ21、ダイオードD21およびD22、キャパシタC21およびC22、ならびに制御回路201は、フライバック型コンバータを構成している。
制御回路201の駆動信号に基づいてnpnトランジスタQ21がオンオフすると、トランスTR1の巻線W211に流れる入力電流がスイッチングされて、巻線W212,W213からダイオードD21,D22を介してキャパシタC21,C22にパルス電流が流れ込み、それぞれに電圧が発生する。
図17の例において、キャパシタC22に発生する電圧は、電源装置の出力として負荷に供給される。キャパシタC21に発生する電圧は、制御回路201に電源電圧として供給される。
このキャパシタC21は、比較的抵抗値の小さい抵抗R31とキャパシタC31との直列回路を介して電源の入力ラインに接続されている。電源に入力電圧が供給されると、低抵抗の抵抗R31を介してキャパシタC31およびC21の直列回路が急速に充電される。制御回路201には、キャパシタC31およびC21の静電容量比に応じてこの入力電圧を分圧した電圧が供給される。
キャパシタC31に並列に接続された抵抗R32は、npnトランジスタQ21のスイッチング停止後に制御回路201の各種の保護動作を継続させるのに必要な電力を供給するためのものであり、抵抗R31と比較して大きな抵抗値を有する。
このような構成により、電源の起動を極端に遅くすることなく、待機電力の低減を図ることができる。
特開平11−18421号公報
一方、例えばリモートコントロールなどによって電気的にオンオフすることが可能な電子機器には、上述したスイッチング電源の制御回路に対してスイッチング動作の起動信号を供給する回路が設けられている。待機電力は、こうした起動信号発生回路においても生じる。
一般に、起動信号発生回路に供給する電力は、電源装置を間欠的に動作させることによってまかなうことが多い。図18は、電源装置を間欠動作させる様子を図解した図である。図に示すような間欠動作が待機状態において行われることにより、電源装置の2次側電圧は、起動信号発生回路の動作が可能な下限電圧より高い電圧に保たれる。
上記の方法によれば、電源装置を連続動作させる場合に比べて消費電力を小さくすることができる。しかしながら、電源装置が間欠的に動作すると、起動に直接関係しない回路にも電源電圧が間欠的に印加され、そこで電力が無駄に消費される。また、間欠動作の度にスイッチング素子等で消費される電力も小さくない。しかも、電源装置を間欠的に動作させるための制御回路が必要になるため、その消費電力が待機電力に加わる。
このように、電源装置を間欠動作させる従来の方法では、待機電力を十分に低減することができないという不利益がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、待機電力を効果的に低減することができる電源装置とその起動方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の電源装置は、電力がトランスの1次側に入力され、該トランスの2次側から出力電圧を取り出し、該出力電圧を整流器で整流して直流電圧を第1の出力端子から出力する電源部であって、電力が入力され、かつ起動信号が入力されない場合、一旦起動した後で動作を停止し、電力が入力され、かつ起動信号が入力される場合は、起動した後で動作を継続する電源部と電力が入力され、かつ起動信号が入力されない場合、一旦起動した後で動作を停止し、電力が入力され、かつ起動信号が入力される場合は、起動した後で動作を継続する電源部と、上記起動信号を発生する起動信号発生部と、上記電源部の第1の出力端子に接続され、該第1の出力端子に負荷が接続されたか否かを検出し、検出した結果を上記起動信号生成部に出力する負荷接続検出部と、上記電源部の第2の端子に他端が接続され、上記起動信号発生部を動作させるための電力を蓄積する第1のキャパシタと、他端が上記第2の端子に接続され、上記負荷接続検出部を動作させるための電力を蓄積する第2のキャパシタと、一端が上記電源部の前記トランスの1次側の入力端子に接続され、他端から上記電力を出力する第3のキャパシタと、上記電源部の第1の出力端子にアノードが接続され、カソードが上記第1のキャパシタの一端に接続された第1のダイオードを有する第1の充電部と、上記第1のダイオードのカソードにカソードが接続された第2のダイオードと、カソードが、上記第2のダイオードのアノードと、一端が上記電源部の入力に接続された上記第3のキャパシタの他端とに接続され、アノードが、上記電源部の第2の出力端子に接続された第3のダイオードと、を有する第2の充電部と、上記電源部の第1の出力端子にアノードが接続され、カソードが上記第2のキャパシタの一端に接続された第4のダイオードを有する第3の充電部と、カソードが、上記第2のキャパシタの一端と上記第4のダイオードのカソードとに接続され、アノードが上記第3のキャパシタの他端に接続された第5のダイオードと、を有する第4の充電部とを有し、上記起動信号発生部は、上記負荷接続検出部の検出結果に応じて上記電源部の起動信号の発生を開始または停止する。
記発明によれば、起動信号発生部を動作させるための電力が第1のキャパシタに蓄積されていない状態で電源部に電力が入力されると、起動信号発生部において上記起動信号が発生していないため、電源部は一旦起動した後で停止する。これにより、第1の充電部によって、電源部から出力される電力に基づいて第1のキャパシタが充電される。その後、第1のキャパシタは、第2の充電部によって、電源装置への入力電力とは別に入力される交流電圧に基づいて充電される。起動信号発生部の待機電力による第1のキャパシタのエネルギーの損失分は、この第2の充電部の充電によって補充される。このようにして起動信号発生部を動作させるための電力が第1のキャパシタに蓄積された状態で、電源部に電力が入力されるとともに起動信号発生部において上記起動信号が発生すると、電源部が起動してその動作が継続される。
このように、電源装置への入力電力とは別に入力される交流電圧によって起動信号発生部の待機電力がまかなわれるため、電源装置の入力電力のうちで待機電力として損失する分が小さくなる。また、第1のキャパシタは、電源部の出力電力によって急速に充電された後で上記交流電圧に基づいて充電されるため、上記交流電圧により供給される電力が非常に微小な場合でも、電源装置の起動スピードは十分高速に保たれる。
上記電源部は、電力を入力するための配線上に挿入された入力スイッチと、電力が入力され、かつ上記起動信号が入力されない場合、入力スイッチを一旦オンさせた後でオフさせ、電力が入力され、かつ上記起動信号が入力される場合は、入力スイッチを継続的にオンさせる入力スイッチ制御部とを含んでも良い。
また、電力が入力され、かつ上記起動信号が入力されない場合、一旦スイッチング動作を開始した後でこれを停止し、電力が入力され、かつ上記起動信号が入力される場合は、継続してスイッチング動作を行うスイッチング電源部を含んでも良い。
また、上記発明の電源部は、入力と出力とが絶縁されていても良く、第2の充電部は、電源部の入力と出力との間に生じる交流電圧に基づいて第1のキャパシタを充電しても良い。
この場合、第2の充電部は、それぞれの導通方向が同一方向となるように直列に接続された複数のダイオードの直列回路であって、一方の端子が第1のキャパシタに接続され、他方の端子が電源部の出力に接続されたダイオードの直列回路と、該ダイオードの直列回路の接続中点と電源部の入力との間に接続された第3のキャパシタとを含んでも良い。
上記複数のダイオードは、逆方向電圧が所定の電圧を超えた場合に導通する定電圧ダイオードを含んでも良い。これにより、第1のキャパシタに発生する電圧が制限される。
第2の充電部は、第3のキャパシタに流れる電流を制限する抵抗を含んでも良い。これにより、電源部の入出力間に流れる漏洩電流が小さくなる。
本発明によれば、起動スピードを犠牲にすることなく、待機電力を効果的に低減することができる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。
図1に示す電源装置は、電源部1と、起動信号発生部2と、ダイオードD1〜D3と、キャパシタC1およびC3とを有する。
上記の構成において、電源部1は、本発明の電源部の一実施形態である。
起動信号発生部1は、本発明の起動信号発生部の一実施形態である。
キャパシタC1は、本発明の第1のキャパシタの一実施形態である。
ダイオードD3は、本発明の第1の充電部の一実施形態である。
ダイオードD1,D2およびキャパシタC3を含む回路は、本発明の第2の充電部の一実施形態である。
電源部1は、端子T1およびT2に入力される交流電圧を直流電圧に変換して端子T3およびT4に出力する。図1の例では、端子T3に正の電圧が発生し、端子T4に負の電圧が発生する。
電源部1の入力と出力は、例えばトランス等によって絶縁されている。
また、電源部1は、端子T1およびT2に交流電圧が印加されているか否か、および、起動信号発生部2において起動信号S1が発生しているか否かに応じて、次のように動作する。
端子T1およびT2に交流電圧が印加され、かつ起動信号S1が入力されない場合、電源部1は、一旦起動して直流電圧を出力した後に動作を停止する。この場合の動作時間は、例えば、起動信号発生部2を動作させるのに十分な充電電圧がキャパシタC1に発生する時間に設定される。一方、端子T1およびT2に交流電圧が印加され、かつ起動信号S1が入力される場合は、起動した後でそのまま動作を継続する。
起動信号発生部2は、上述した起動信号S1を発生して電源部1に入力する回路であり、例えば図示しないリモートコントローラからの信号を受信して処理し、その処理結果に応じて起動信号S1を発生する。起動信号発生部2は、キャパシタC1に充電される電圧を電源電圧として受けて動作する。
キャパシタC1は、ダイオードD3を介して電源部1の出力端子間(T3−T4)に接続される。ダイオードD3のアノードは端子T3に接続され、カソードはキャパシタC1に接続される。
ダイオードD1およびD2は、それぞれの導通方向が同一方向となるように直列に接続される。ダイオードD1およびD2の直列回路のカソード側の端子はキャパシタC1に接続され、アノード側の端子は電源部1の出力端子T4に接続される。
キャパシタC3は、ダイオードD1およびD2の接続中点と電源部1の入力端子T2との間に接続される。
このような構成を有する図1に示す電源装置の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、キャパシタC1の充電電圧が起動信号発生部2を動作させるために必要な電圧に満たない状態で端子T1−T2間に交流電圧が印加されると(ステップST101)、電源部1が起動して一定時間動作する(ステップST102)。このとき、電源部1から出力される電圧がダイオードD3を介してキャパシタC1に印加され、キャパシタC1が急速に充電される。起動信号発生部2は、この充電電圧によって動作可能な状態になる。
電源部1が一定時間動作した後の電源部1の動作は、起動信号S1の発生の有無に応じて異なる(ステップST103)。すなわち、起動信号発生部2において、例えば図示しないリモートコントローラからのオン信号が受信される等により起動信号S1が発生する場合は、電源部1の動作状態がそのまま継続される(ステップST104)。これに対し、起動信号発生部2において起動信号S1が発生していない場合は、電源部1の動作が一旦停止される(ステップST105)。
キャパシタC1の蓄積エネルギーは、起動信号発生部2の動作電力やキャパシタC1の漏れ電流などによって消費される。したがって、電源部1の動作が停止した後、キャパシタC1に充電が行われなければ、その電圧が徐々に低下して起動信号発生部2は動作不能になる。これを回避するため、図1に示す電源装置では、ダイオードD1,D2およびキャパシタC3で構成される回路により、電源部1の動作が停止した状態でも、電源部1の入出力間に発生する交流電圧に基づいて、キャパシタC1の充電が行われる(ステップST106)。この交流電圧は、主として入力の交流電圧ACの周波数を有する成分である。
図3は、電源部1の入出力間に発生する交流電圧に基づいてキャパシタC1が充電される動作を説明するための等価回路図である。
図3において、記号‘AC’は端子T1−T2間に印加される交流電圧を示し、記号‘Z’は電源部1の入出力間のインピーダンスを示す。
図3(B)に示すように、交流電圧ACの瞬時的な電圧がダイオードD1をオンさせる極性の電圧Vnになる期間において、キャパシタC3にはインピーダンスZを介して充電電流I1が流れて、電圧V1が発生する。一方、図3(C)に示すように、交流電圧ACの瞬時的な電圧がダイオードD1をオフさせる極性の電圧Vpになる期間においては、ダイオードD2がオンになり、(Vp+V1)の電圧がダイオードD1を介してキャパシタC1に印加される。これにより、キャパシタC3からキャパシタC1へ充電電流I2が流れる。キャパシタC1の充電に伴って放電されたキャパシタC3は、交流電圧ACの次の周期において再び充電されて、キャパシタC1に充電電流I2を供給する。この繰り返しにより、キャパシタC1が充電される。
上述したキャパシタC1への充電動作により、電源部1が停止した期間においても、キャパシタC1の電圧は起動信号発生部2の動作に必要な下限電圧より高い電圧に保たれたれる。この状態で、起動信号発生部2から起動信号S1が発生すると、電源部1が再起動して、その動作状態が継続される(ステップST104)。
以上説明したように、図1に示す電源装置によれば、キャパシタC1の電圧が起動信号発生部2の動作電圧に満たない状態で入力端子T1−T2に交流電圧が印加されると、電源部1が一旦起動して電圧を出力し、キャパシタC1が充電される。その後、起動信号発生部2から起動信号S1が発生しなければ、電源部1の動作が一旦停止され、待機状態になる。この待機状態の期間では、電源部1の絶縁された入出力間に発生する交流電圧に基づいて、キャパシタC1が充電される。キャパシタC1の充電電圧を受けて起動信号発生部2が動作し、電源部1へ起動信号S1が入力されると、電源部1が再起動して、その動作状態が継続される。
このように、電源部1の絶縁された入出力間に発生する交流電圧によって起動信号発生部2の待機時の電力がまかなわれるため、電源装置の入力電力のうち待機電力として損失する分を非常に小さくすることができる。
また、間欠動作によって待機電力をまかなう従来の方法では、電源部の起動が繰り返される度にその起動に用いる電力が消費されてしまい、しかも、起動の度に起動信号の発生とは無関係な回路へ電源電圧が供給されて、そこで無駄な電力が消費されていた。上述した電源装置では、キャパシタC1が未充電の場合に単発的に電源の起動が行われるため、そのような電力損失を非常に小さくすることができる。したがって、こうした点でも、待機電力の大幅な削減が可能である。
また、通常、トランス等により絶縁された電源装置の入出力間のインピーダンスZ(図3)は非常に大きいため、仮にキャパシタC3、ダイオードD1,D2の回路のみでキャパシタC1をゼロから充電した場合、その充電電圧が起動信号発生部2の動作可能な電圧に達するまでには、非常に長い時間を要する。
しかしながら、上述した電源装置によれば、キャパシタC1が未充電の場合、電源部1より出力される電力によってキャパシタC1が急速に充電され、その後で、入出力間の交流電圧に基づく充電動作によって、待機電力によるキャパシタC1のエネルギー損失分が補充される。そのため、待機電力を大幅に削減しながら、電源装置の起動スピードを十分高速に保つことが可能である。
なお、電源部1の入出力間に生ずる交流電圧によってキャパシタC1を充電する回路は、図1に示すものの他にも、例えば次に述べるように、種々のバリエーションが存在し得る。
図1に示す電源装置では、ダイオードD1およびD2の直列回路のアノード側端子が出力端子T4に接続されているが、例えば図4に示すように、これを出力端子T3に接続しても良い。
すなわち、図4に示す電源装置では、図1におけるダイオードD1およびD2の直列回路の代わりに、アノード側端子が出力端子T3に接続され、カソード側端子がキャパシタC1に接続されたダイオードD4およびD5の直列回路が設けられている。また、図1におけるダイオードD3が省略されている。
このような構成においても、図1に示す電源装置と同様に、ダイオードD4およびD5が交互にオンとオフを繰り返して、キャパシタC3からキャパシタC1に充電電流が流れ込むため、電源入出力間の交流電圧によるキャパシタC1の充電が可能である。また、電源部1が起動した場合は、その出力電圧によってダイオードD4およびD5がオンになるため、ダイオードD3を取り除いても、キャパシタC1を電源部1の出力電力により充電することが可能である。
また、図5に示す電源装置のように、電源入出力間の交流電圧によってキャパシタC1の充電を行う回路を複数系統設けても良い。
すなわち、図5に示す電源装置は、アノード側端子が出力端子T4に接続され、カソード側端子がキャパシタC1に接続されたダイオード直列回路(D8およびD9、D10およびD11)と、その接続中点と入力端子T1,T2との間に接続されたキャパシタ(C3A、C3B)とを有する充電用の回路が、2系統設けられている。
このような構成においても、図1に示す電源装置と同様に、各系統の回路によってキャパシタC1の充電が可能である。
また、図5に示す構成によれば、入力端子T1からキャパシタC3Aを介してダイオードD8およびD9の接続中点に印加される交流電圧と、入力端子T2からキャパシタC3Bを介してダイオードD10およびD11の接続中点に印加される交流電圧とが、互いに逆の位相を有している。そのため、キャパシタC3AからキャパシタC1へ充電電流が流れる期間と、キャパシタC3BからキャパシタC1へ充電電流が流れる期間とが半周期ごとに交互に繰り返されることになり、交流電圧の全周期にわたって効率良くキャパシタC1への充電を行うことができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について述べる。
第2の実施形態では、入力に設けたスイッチによって、電源の起動と停止が制御される。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。
図6に示す電源装置は、電源部として、トランスTR1と、整流回路DB1と、双方向サイリスタQ1と、npnトランジスタQ2と、ダイオードD6と、定電圧ダイオードZD1と、抵抗R1およびR2と、キャパシタC4〜C6と、フォトカプラPC1とを有する。また、図1に示す電源装置と同様な構成として、ダイオードD1〜D3と、起動信号発生部2と、キャパシタC1およびC3とを有する。
上記の構成において、双方向サイリスタQ1は、本発明の入力スイッチの一実施形態である。
npnトランジスタQ2と、ダイオードD6と、定電圧ダイオードZD1と、抵抗R1およびR2と、キャパシタC4およびC5と、フォトカプラPC1とを含む回路は、本発明の入力スイッチ制御部の一実施形態である。
トランスTR1の1次巻線は、その一方の端子が入力端子T1に接続され、他方の端子が双方向サイリスタQ1を介して入力端子T2に接続される。
双方向サイリスタのゲートは、npnトランジスタQ2のコレクタに接続される。
整流回路DB1は、トランスTR1の2次巻線に発生する交流電圧を整流する。キャパシタC6は、この整流回路DB1の出力電圧を平滑化して端子T3−T4間に出力する。
キャパシタC4は、その一方の端子が入力端子T2に接続され、他方の端子が抵抗R1およびダイオードD6の直列回路を介して入力端子T1に接続される。ただし、ダイオードD6のカソードは、入力端子T1側に接続される。
定電圧ダイオードZD1は、キャパシタC4に並列に接続される。ただし、そのカソードは入力端子T2側に接続される。
npnトランジスタQ2のエミッタは、キャパシタC4と抵抗R1およびダイオードD6の直列回路との接続中点に接続され、そのベースは、抵抗R2およびキャパシタC5の直列回路を介して、入力端子T2に接続される。
フォトカプラPC1の出力部のトランジスタは、npnトランジスタQ2に並列に接続され、その入力部のフォト・ダイオードは、起動信号発生部2より起動信号として出力される電流を受けて発光する。
その他、図1に示す電源装置と同一の構成については、これと同様の接続関係を有する。
ここで、上述した図2に示す電源装置の動作について、図7を参照して説明する。
図7は、双方向サイリスタQ1のオンオフ動作を説明するための図であり、関連する部分の回路を抜き出して示したものである。
キャパシタC1およびC4が未充電の初期状態において、入力端子T1およびT2間に交流電圧ACが印加されると、図7(A)に示すようにダイオードD6、抵抗R1、キャパシタC4の直列回路に電流I1が流れて、キャパシタC4が充電される。キャパシタC4には、入力端子T2側の端子に正の電荷、その反対側の端子に負の電荷が充電される。
キャパシタC4の充電電圧が上昇し、定電圧ダイオードZD1の定電圧動作が始まる電圧に達すると、定電圧ダイオードZD1が導通して、充電電圧は一定に保たれる。
キャパシタC4が充電されると、図7(B)に示すように、npnトランジスタQ2のベースに電流I2が流れて、npnトランジスタQ2がオンする。npnトランジスタQ2がオンすると、図7(C)に示すように、双方向サイリスタQ1のゲートに電流I3が流れて、双方向サイリスタQ1がオンする。
双方向サイリスタQ1がオンすると、トランスTR1の1次巻線に交流電圧ACが印加され、これに応じた交流電圧が2次巻線に発生する。この交流電圧が整流回路DB1において整流され、キャパシタC6で平滑されて直流電圧となり、端子T3−T4から出力される。
端子T3−T4に直流電圧が発生すると、ダイオードD3を介してキャパシタC1が急速に充電され、起動信号発生部2が動作可能な状態になる。
一方、npnトランジスタQ2のベース電流I2(図7(B))によってキャパシタC5が徐々に充電され、その充電電圧がキャパシタC4の電圧に近づくと、npnトランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧が小さくなり、npnトランジスタQ2がオフする。これにより、双方向サイリスタQ1のゲート電流が遮断され、双方向サイリスタQ1がオフし、電源部の出力動作が停止する。
電源部の動作が停止した期間においては、図1に示す電源装置と同様に、トランスTR1で絶縁された端子T2−T4間に生じる交流電圧によりキャパシタC1の充電が行われ、その充電電圧が起動信号発生部2の動作可能な電圧に保たれる。
その後、起動信号発生部2において起動信号が発生し、フォトカプラPC1の出力トランジスタがオンすると、このトランジスタを介して双方向サイリスタQ1のゲート電流I3が流れて、双方向サイリスタQ1がオンし、電源部の出力動作が再開される。以降は
、起動信号発生部2において起動信号が発生している限り、電源部の出力動作が継続される。
以上説明したように、本実施形態に係る電源装置によれば、キャパシタC1の電圧が起動信号発生部2の動作電圧に満たない状態で入力端子T1−T2に交流電圧が印加されると、双方向サイリスタQ1が一旦オンして電源部が起動し、その出力電圧でキャパシタC1が充電される。その後、起動信号発生部2から起動信号S1が発生しなければ、双方向スイッチQ1がオフして電源部の動作が一旦停止され、待機状態になる。この待機状態の期間では、電源部の絶縁された入出力間に発生する交流電圧に基づいて、キャパシタC1が充電される。キャパシタC1の充電電圧を受けて起動信号発生部2が動作し、起動信号が発生すると、双方向サイリスタQ1がオンして電源部が再起動し、その動作状態が継続される。
したがって、本実施形態に係る電源装置においても、図1に示す電源装置と同様に、入力に交流電圧が印加された状態で電源の出力動作が停止される待機時の消費電力を大幅に削減しつつ、起動スピードを高速に保つことができる。
なお、双方向サイリスタQ1をオンさせるために必要なゲート電流が大きい場合には、例えば図8に示すように、このゲート電流の駆動に複数段のトランジスタを用いても良い。
図8に示す電源装置では、図1に示す電源装置におけるnpnトランジスタQ2、抵抗R2およびキャパシタC5の代わりに、pnpトランジスタQ3と、npnトランジスタQ4と、抵抗R3およびR4と、キャパシタC7とが設けられている。
pnpトランジスタQ3のベースは、抵抗R3およびキャパシタC7の直列回路を介して、キャパシタC4と抵抗R1およびダイオードD6の直列回路との接続中点に接続されている。またそのエミッタは入力端子T2に接続され、そのコレクタは、抵抗R4を介してnpnトランジスタQ4のベースに接続されている。
npnトランジスタQ4のエミッタは、キャパシタC4と抵抗R1およびダイオードD6の直列回路との接続中点に接続され、そのコレクタは、双方向サイリスタQ1のゲートに接続される。フォトカプラPC1の出力部のトランジスタは、このnpnトランジスタQ4に並列に接続される。
上記の構成においても、入力端子T1−T2に交流電圧が印加されると、キャパシタC4が充電される。この充電電圧により、pnpトランジスタQ3のベースには、抵抗R3およびキャパシタC7の直列回路を介して電流が流れて、pnpトランジスタQ3がオンする。pnpトランジスタQ3がオンすると、pnpトランジスタQ3および抵抗R4を介してnpnトランジスタQ4のベースに電流が流れて、npnトランジスタQ4がオンする。そして、npnトランジスタQ4を介して、双方向サイリスタQ1のゲートに電流が流れ、双方向サイリスタQ1がオンする。
双方向サイリスタQ1が一定時間オンすると、キャパシタC7の充電電圧がキャパシタC4の充電電圧に近づき、pnpトランジスタQ3のベース−エミッタ間電圧が減少して、pnpトランジスタQ3がオフする。pnpトランジスタQ3のオフにより、npnトランジスタQ4および双方向サイリスタQ1がオフする。
このような構成によれば、双方向サイリスタQ1の駆動に必要なゲート電流が大きい場合でも、pnpトランジスタQ3のベース電流を小さくすることができるため、抵抗R1やR3、ダイオードD6などにおける消費電力を抑えることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について述べる。
第3の実施形態では、電源部に自励式のスイッチング電源部が用いられる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。
図9に示す電源装置は、自励式のスイッチング電源部として、整流回路DB2と、トランスTR2と、npnトランジスタQ5およびQ6と、ダイオードD7と、抵抗R5〜R10と、キャパシタC8〜C11と、フォトカプラPC2とを有する。また、図1に示す電源装置と同様な構成として、ダイオードD1〜D3と、起動信号発生部2と、キャパシタC1およびC3とを有する。
整流回路DB2は、端子T1−T2間に印加される交流電圧ACを整流する。キャパシタC8は、整流回路DB2の正負の出力端子間に接続される。
トランスTR2の巻線W1は、その一方の端子が整流回路DB2の正側出力端子に接続され、その他方の端子が、npnトランジスタQ5を介して整流回路DB2の負側出力端子に接続される。
トランスTR2の巻線W2は、その一方の端子が、抵抗R10およびキャパシタC11の直列回路を介してnpnトランジスタQ5のベースに接続され、他方の端子が整流回路DB2の負側出力端子に接続される。
トランスTR2の巻線W3は、ダイオードD7およびキャパシタC9の直列回路と並列に接続される。キャパシタC9に発生する電圧が、電源部の出力電圧として端子T3−T4間から出力される。
npnトランジスタQ5のベースと整流回路DB2の正側出力端子との間には、抵抗R5およびR6の直列回路が接続される。また、このベースと整流回路DB2の負側出力端子との間には、npnトランジスタQ6が接続される。
抵抗R5およびR6の接続中点は、抵抗R7およびキャパシタC10の直列回路を介して、整流回路DB2の負側出力端子に接続される。この抵抗R7およびキャパシタC10の接続中点は、抵抗R8およびR9の直列回路を介して、整流回路DB2の負側出力端子に接続される。npnトランジスタQ6のベースは、この抵抗R8およびR9の接続中点に接続される。
フォトカプラPC2の出力部のトランジスタは、npnトランジスタQ6のベースとエミッタとの間に接続され、その入力部のフォト・ダイオードは、起動信号発生部2より起動信号として出力される電流を受けて発光する。
その他、図1に示す電源装置と同一の構成については、これと同様の接続関係を有する。
ここで、上述した図9に示す電源装置の動作について説明する。
端子T1−T2間に交流電圧ACが印加されると、その整流電圧が整流回路DB2から出力される。この整流電圧に応じて、整流回路DB2の正側出力端子から抵抗R5およびR6を介してnpnトランジスタQ5のベースに電流が流れて、npnトランジスタQ5がオフからオンへ変化する。これにより、次に述べるのような自励発振によるスイッチング動作が起こる。
すなわち、npnトランジスタQ5がオフからオンへ変化すると、巻線W1には整流回路DB2の出力電圧が印加され、これに応じた電圧が巻線W2およびW3において発生する。巻線W2に発生した電圧は、抵抗R10およびキャパシタC11の直列回路を介してnpnトランジスタQ5のベースに正帰還され、npnトランジスタQ5は急速にオンへ変化する。
npnトランジスタQ5がオンになると、巻線W1の電流は、そのインダクタンスに応じた一定の速度で増加する。この電流増加により、npnトランジスタQ5が飽和領域の動作を維持できなくなって非飽和領域の動作に移行すると、npnトランジスタQ5のコレクタ−エミッタ間電圧が大きくなり、巻線W1の印加電圧が小さくなる。これにより巻線W2の電圧も小さくなり、npnトランジスタQ5のベース電流が減少して、npnトランジスタQ5は急速にオフへ変化する。
npnトランジスタQ5がオフになると、巻線W1に蓄積されたエネルギーが巻線W3から電流として放出され、ダイオードD7を介してキャパシタC9を充電する。このとき、巻線W1〜W3には、npnトランジスタQ5がオンのときとは逆の極性の電圧が発生する。蓄積されたエネルギーの放出が終わると、各巻線の電圧はゼロになる。
その後、抵抗R5およびR6を介して流れる電流によりnpnトランジスタQ5が再びオンし、上述した動作が繰り返される。
上記のようにして自励発振によるスイッチング動作が始まると、キャパシタC9は急速に充電される。これにより、ダイオードD3を介してキャパシタC1が急速に充電され、起動信号発生部2が動作可能な状態になる。
一方、キャパシタC10には、入力端子T1−T2間に交流電圧ACが印加されて整流回路DB2の電圧が出力され始めたときから、抵抗R5およびR7を介して充電電流が流れ込み、その電圧が徐々に上昇する。キャパシタC10の充電電圧が上昇すると、この電圧が抵抗R8およびR9によって分圧されたnpnトランジスタQ6のベース−エミッタ間電圧も大きくなり、これが例えば0.7V程度になったところでnpnトランジスタQ6がオンする。npnトランジスタQ6がオンすると、npnトランジスタQ5が強制的にオフ状態に設定されるため、上述した自励発振によるスイッチング動作が停止し、キャパシタC9への充電が行われなくなる。
スイッチング動作が停止した期間においては、図1に示す電源装置と同様に、トランスTR2で絶縁された端子T2−T4間に生じる交流電圧によりキャパシタC1の充電が行われ、その充電電圧が起動信号発生部2の動作可能な電圧に保たれる。
その後、起動信号発生部2において起動信号が発生し、フォトカプラPC2の出力トランジスタがオンすると、npnトランジスタQ6が強制的にオフ状態に設定されて、自励発振によるスイッチング動作が再開される。以降は、起動信号発生部2において起動信号が発生している限り、スイッチング動作が継続される。
以上説明したように、本実施形態に係る電源装置によれば、キャパシタC1の電圧が起動信号発生部2の動作電圧に満たない状態で入力端子T1−T2に交流電圧が印加されると、自励発振によるスイッチング動作が開始し、スイッチング電源部が起動する。キャパシタC1は、その電源部の出力電圧によって急速に充電される。その後、起動信号発生部2から起動信号S1が発生しなければ、スイッチング動作が一旦停止されて待機状態になる。この待機状態の期間では、電源部の絶縁された入出力間に発生する交流電圧に基づいて、キャパシタC1が充電される。キャパシタC1の充電電圧を受けて起動信号発生部2が動作し、起動信号が発生すると、自励発振によるスイッチング動作が再開されて、その動作状態が継続される。
したがって、本実施形態に係る電源装置においても、図1に示す電源装置と同様に、入力に交流電圧が印加された状態で電源の出力動作が停止される待機時の消費電力を大幅に削減しつつ、起動スピードを高速に保つことができる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について述べる。
第4の実施形態では、電源部に他励式のスイッチング電源が用いられる。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。
図10に示す電源装置は、他励式のスイッチング電源部として、整流回路DB3と、トランスTR3と、npnトランジスタQ7と、ダイオードD12およびD13と、キャパシタC12〜C15と、抵抗R11およびR12と、制御部3とを有する。また、図1に示す電源装置と同様な構成として、ダイオードD1〜D3と、起動信号発生部2と、キャパシタC1およびC3とを有する。
整流回路DB3は、端子T1−T2間に印加される交流電圧ACを整流する。キャパシタC14は、整流回路DB3の正負の出力端子間に接続される。
トランスTR3の巻線W4は、その一方の端子が整流回路DB3の正側出力端子に接続され、その他方の端子が、npnトランジスタQ7を介して整流回路DB3の負側出力端子に接続される。
トランスTR3の巻線W5は、ダイオードD12およびキャパシタC12の直列回路と並列に接続される。キャパシタC12は、巻線W5からダイオードD12を介して流れる電流により充電され、その充電電圧が、制御部3に電源電圧として供給される。
トランスTR2の巻線W6は、ダイオードD13およびキャパシタC15の直列回路と並列に接続される。キャパシタC15は、巻線W6からダイオードD13を介して流れる電流により充電され、その充電電圧が、電源部の出力電圧として端子T3−T4間から出力される。
キャパシタC12の正電圧を発生する側の端子は、抵抗R11を介して整流回路DB3の正側出力端子に接続される。
キャパシタC13は、その一方の端子が抵抗R12を介して整流回路DB3の正側出力端子間に接続され、他方の端子が整流回路DB3の負側出力端子に接続される。
制御部3は、キャパシタC12に蓄積される電力に基づいて動作する回路であり、npnトランジスタQ7のベースに駆動信号を供給して、これをスイッチング動作させる。例えば、発振回路、パルス幅変調回路、ベース駆動回路などを含んでおり、図示しない帰還回路より帰還される電源部の出力電圧や出力電流の検出信号に応じて、npnトランジスタQ7のオンオフの時比率を制御する。
また、制御部3は、キャパシタC13の電圧と、起動信号発生部2より出力される起動信号S1の状態を監視しており、これに応じて、スイッチング動作の開始と停止を制御する。
すなわち、キャパシタC13が所定の電圧に達していない場合は、npnトランジスタQ7に駆動信号を供給して、スイッチング動作させる。キャパシタC13が所定の電圧に達し、かつ、起動信号S1が発生していない場合は、npnトランジスタQ7をオフさせて、スイッチング動作を停止させる。キャパシタC13が所定の電圧に達し、かつ、起動信号S1が発生している場合は、npnトランジスタQ7に駆動信号を供給して、スイッチング動作させる。
なお、キャパシタC12およびC13の静電容量ならびに抵抗R12およびR13の抵抗値は、次の条件を満たすように設定される。
すなわち、キャパシタC12およびC13が共に未充電の状態で、抵抗R11およびR12に流れる電流により両者の充電が開始された場合に、キャパシタC12の充電電圧が制御部3の動作可能な電圧に先に到達し、その後一定時間経過してから、キャパシタC13の充電電圧が上記所定の電圧に達するように、これらの素子値が設定される。
その他、図1に示す電源装置と同一の構成については、これと同様の接続関係を有する。
ここで、上述した構成を有する図10に示す電源装置の動作を説明する。
端子T1−T2間に交流電圧ACが印加されると、その整流電圧が整流回路DB3から出力される。この整流電圧に応じて、整流回路DB3の正側出力端子から抵抗R11を介して流れる電流によりキャパシタC12が充電されるとともに、該正側出力端子から抵抗R12を介して流れる電流によりキャパシタC13が充電される。これにより、キャパシタC12の電圧が制御部3の動作可能な電圧に到達すると、このとき、キャパシタC13の電圧は未だ上記所定の電圧に達していないため、制御部3では、起動信号発生部2における起動信号S2の発生の有無に関わらず、npnトランジスタQ7への駆動信号が生成される。これにより、npnトランジスタQ7のスイッチング動作が開始される。
スイッチング動作が開始すると、トランスTR3の巻線W4にパルス状の電流が流れ、これに応じて巻線W5およびW6からパルス状の電流が出力されて、キャパシタC12およびC15が充電される。キャパシタC15に電圧が発生すると、ダイオードD3を介して流れる電流によりキャパシタC1が急速に充電され、起動信号発生部2が動作可能な状態になる。
次いで、キャパシタC13の充電電圧が上記所定の電圧に達すると、制御部3によってnpnトランジスタQ7がオフに設定され、スイッチング動作が停止される。
スイッチング動作が停止した期間においては、図1に示す電源装置と同様に、トランスTR3で絶縁された端子T2−T4間に生じる交流電圧によりキャパシタC1の充電が行われ、その充電電圧が起動信号発生部2の動作可能な電圧に保たれる。
その後、起動信号発生部2において起動信号S1が発生すると、制御部3によってnpnトランジスタQ7の駆動信号が生成され、スイッチング動作が再開される。以降は、起動信号発生部2において起動信号が発生している限り、スイッチング動作が継続される。
以上説明したように、本実施形態に係る電源装置によれば、キャパシタC1の電圧が起動信号発生部2の動作電圧に満たない状態で入力端子T1−T2に交流電圧が印加されると、制御部3の駆動信号によるnpnトランジスタQ7のスイッチング動作が開始され、スイッチング電源部が起動する。キャパシタC1は、その電源部の出力電圧によって急速に充電される。その後、起動信号発生部2から起動信号S1が発生しなければ、制御部3によりnpnトランジスタQ7がオフに設定されて、スイッチング動作の停止した待機状態になる。この待機状態の期間では、電源部の絶縁された入出力間に発生する交流電圧に基づいて、キャパシタC1が充電される。キャパシタC1の充電電圧を受けて起動信号発生部2が動作し、起動信号S1が発生すると、制御部3の駆動信号によるnpnトランジスタQ7のスイッチング動作が再開されて、その動作状態が継続される。
したがって、本実施形態に係る電源装置においても、図1に示す電源装置と同様に、入力に交流電圧が印加された状態で電源の出力動作が停止される待機時の消費電力を大幅に削減しつつ、起動スピードを高速に保つことができる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態について述べる。
第5の実施形態では、起動信号発生部に動作電力を供給するキャパシタの過電圧を防止するための構成が設けられる。
図11は、本発明の第5の実施形態に係る電源装置の第1の構成例を示す図である。
図11に示す電源装置は、図1に示す電源装置におけるダイオードD2を定電圧ダイオードZD2に置き換えたものであり、その他の構成については図1に示す電源装置と同じである。
上記の構成によれば、キャパシタC1の充電電圧が一定のレベルを超えた場合、図3(B)の状態において定電圧ダイオードZD2が導通して、キャパシタC1の電荷がキャパシタC3へ放電される。これにより、キャパシタC1に過電圧が発生することを防止できる。
なお、上記の例の他、例えばダイオードD1やD3を定電圧ダイオードに置き換えても、キャパシタC1の過電圧を防止することができる。
すなわち、ダイオードD1を定電圧ダイオードに置き換えた場合は、図3(C)の状態においてこの定電圧ダイオードが導通し、キャパシタC1への充電電流が抑制されるため、その過電圧が防止される。
ダイオードD3が定電圧ダイオードに置き換えられた場合は、この定電圧ダイオードが導通することによりキャパシタC1の電荷が負荷へ放電されるため、その過電圧が防止される。
図12は、本発明の第5の実施形態に係る電源装置の第2の構成例を示す図である。
図12に示す電源装置は、図4に示す電源装置におけるダイオードD5を定電圧ダイオードZD3に置き換えたものであり、その他の構成については図4に示す電源装置と同じである。
図12に示す構成においても、図11の電源装置と同様に、キャパシタC1の充電電圧が一定の電圧を超えた場合に定電圧ダイオードZD3が導通し、キャパシタC1の電荷がキャパシタC3へ放電されるため、キャパシタC1の過電圧が防止される。
また、ダイオードD4を定電圧ダイオードに置き換えた場合も、この定電圧ダイオードの導通によってキャパシタC1への充電電流が抑制されるため、キャパシタC1の過電圧が防止される。
図13は、本発明の第5の実施形態に係る電源装置の第3の構成例を示す図である。
図13に示す電源装置は、図5に示す電源装置におけるダイオードD9,D11を定電圧ダイオードZD4,ZD5にそれぞれ置き換えたものであり、その他の構成については図4に示す電源装置と同じである。
図13に示す構成においても、図11,図12の電源装置と同様に、定電圧ダイオードZD4,ZD5の導通によってキャパシタC1の電荷が放電されるため、キャパシタC1の過電圧が防止される。また、ダイオードD8,D10を定電圧ダイオードに置き換えても、同様にキャパシタC1の過電圧防止は可能である。
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態について述べる。
第6の実施形態では、電源部の出力に負荷が接続されたか否かを検出する負荷接続検出部が設けられる。
図14は、本発明の第6の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。
図14に示す電源装置は、図1に示す電源装置における起動信号2を後に述べる起動信号2Aに置き換え、更に、キャパシタC2と、ダイオードD14およびD15と、抵抗R13と、電流検出部3とを設けたものである。
上記の構成において、抵抗R13および電流検出部3を含む回路は、本発明の負荷接続検出部の一実施形態である。
キャパシタC2は、本発明の第2のキャパシタの一実施形態である。
ダイオードD15は、本発明の第3の充電部の一実施形態である。
ダイオードD1,D14およびキャパシタC3を含む回路は、本発明の第4の充電部の一実施形態である。
キャパシタC2は、ダイオードD15を介して電源部1の出力端子間(T3−T4)に接続される。ダイオードD15のアノードは出力端子T3に接続され、カソードはキャパシタC2に接続される。
ダイオードD14のアノードは、ダイオードD1のカソードに接続される。ダイオードD14のカソードは、キャパシタC2およびダイオードD15の接続中点に接続される。
抵抗R13は、キャパシタC2およびダイオードD15の接続中点と出力端子T3との間に接続される。
電流検出部3は、キャパシタC2に充電される電圧を電源電圧として受けて動作する回路であり、抵抗R13の電流が所定値を超えているか否かを示す信号S2を生成して起動信号発生部2Aに出力する。例えば、抵抗R13の電流が所定値を超えない場合、出力端子T4の電位を基準として信号S2をハイレベルに設定し、この電流が所定値を超える場合は信号S2をローレベルに設定する。
起動信号発生部2Aは、キャパシタC1に充電される電圧を電源電圧として受けて動作する回路であり、電流検出部3からの信号S2に応じて起動信号S1の発生を開始または停止する。例えば、信号S2が上述のローレベルの場合に起動信号S1の発生を開始し、信号S2がハイレベルの場合は起動信号S1の発生を停止する。
上述した構成を有する図14に示す電源装置の動作を説明する。
キャパシタC1の電圧が起動信号発生部2の動作電圧に満たない状態で入力端子T1−T2に交流電圧が印加されると、電源部1が一旦起動して電圧を出力する。これにより、ダイオードD3がオンしてキャパシタC1が充電されるとともに、ダイオードD15がオンしてキャパシタC2が充電される。この充電電圧によって、起動信号発生部2Aおよび電流検出部3は動作可能な状態になる。
電流検出部3が動作可能になったとき、端子T3−T4間に負荷が接続されていないか、または抵抗R13の電流値が上記所定値に満たないような軽負荷が接続されている場合には、電流検出部3においてハイレベルの信号S2が生成される。この場合、起動信号発生部2Aにおいて起動信号S1が発生しないため、電源部1は一定時間後に停止し、待機状態になる。
この待機状態の間、電源部1の絶縁された入出力間に発生する交流電圧に基づいて、図1の電源装置と同様の動作により、キャパシタC1が充電される。また、キャパシタC2についても、ダイオードD1,D14およびキャパシタC3で構成される回路が、既に述べたダイオードD1,D2およびキャパシタC3で構成される回路と同様に動作するため、上記の交流電圧に基づいて充電される。すなわち、キャパシタC2の電圧は、キャパシタC1と同様に待機状態の間も充電され、電流検出部3の動作可能な電圧に保たれる。
その後、端子T3−T4間に負荷が接続されて、電流検出部3においてローレベルの信号S2が生成されると、起動信号発生部2において起動信号S1が発生し、電源部1が再起動する。以降、端子T3−T4間に負荷が接続されている間は、電源部1の動作状態が継続される。
一方、出力端子T3−T4間が短絡されたり、これに重負荷が接続された状態で電源装置の起動が行われると、電源部1の出力電圧およびキャパシタC1,C2の充電電圧は、図15のグラフに示すように変化する。
図15に示すグラフにおいて、横軸は時間、縦軸は電圧を示す。また、曲線CV1は電源部1の出力電圧、曲線CV2はキャパシタC2の電圧、曲線CV3はキャパシタC1の電圧をそれぞれ示す。
入力端子T1−T2間に交流電圧ACが印加されると(時刻t1)、電源部1が起動して、その出力電圧が上昇する。これに応じて、キャパシタC1およびC2も充電されて、その電圧が上昇する。しかしながら、出力が短絡されている場合、図示しない短絡保護回路の動作などによって、電源部1の出力電圧は完全に立ち上がる前に低下する(時刻t2)。そのため、電源部1の出力電力によるキャパシタC1およびC2の充電が停止される。
このとき、キャパシタC2は、抵抗R13から出力端子T3へ流れる電流によって放電されるため、その電圧はキャパシタC1よりも小さくなる。仮に、この電圧が電流検出部3の動作可能な電圧より低いものとすると、電流検出部3は動作を停止したままの状態となり、信号S2はローレベルになる。
一方、キャパシタC1の電圧については、出力短絡の影響を受けないため、絶縁された電源入出力間の交流電圧に基づいて充電され、徐々に上昇する。そして、この電圧が起動信号発生部2Aの動作可能な電圧VAに達すると、信号S2がローレベルであるため、起動信号発生部2Aにおいて起動信号が発生し、電源部1が再び起動する。
以上説明したように、図14に示す電源装置によれば、電流検出部3を動作させるための電力を蓄積するキャパシタC2と起動信号発生部2Aを動作させるための電力を蓄積するキャパシタC1とが独立に設けられており、それぞれに対して充電が行われる。そのため、出力の短絡等によって抵抗R13の電流が増加し、キャパシタC2の電圧が低下する場合でも、キャパシタC1の電圧にその影響が及ばないため、起動信号発生部2Aを安定に動作させることができる。これにより、出力が短絡された場合でも、電源装置の再起動が可能になる。
<第7の実施形態>
次に、本発明の第7の実施形態について述べる。
図16は、本発明の第7の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。
図16に示す電源装置は、図1に示す電源装置におけるキャパシタC3に対して直列に抵抗R14を接続したものである。この抵抗によってキャパシタC3に流れる電流が制限されるため、絶縁された電源部1の入出力間に流れる漏洩電流を減らすことができる。
また、既に述べたように、初期の起動時においては、電源部1を一旦起動させてその出力電力によりキャパシタC1を充電させ、待機時においては、起動信号発生部2等で消費される僅かな電力をキャパシタC3からの充電電流により補充するため、この充電電流が抵抗R14の挿入によって多少小さくなっても、電源装置の起動スピードは十分高速に保たれる。
以上、本発明の種々の実施形態について述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
例えば、電源部1の出力電力によってキャパシタC1を充電する回路や、電源部1の入出力間の交流電圧によってキャパシタC1を充電する回路として上述の実施形態で示したものは何れも一例であり、電源部1の構成等になどに応じて、同様な機能を有する他の種々の回路を用いても良い。
また、電源部1の構成は任意であり、上述の実施形態で示したものに限定されない。
例えば、上述の実施形態ではAC−DC型の電源装置の例を示しているが、これに限らず、例えばDC−DC型、DC−AC型、AC−AC型の電源装置についても本発明は適用可能である。
また、スイッチング電源部は、上述の実施形態において示したようなフライバック型のものに限らず、これ以外の種々の方式のスイッチング電源部を使用しても良い。
本発明の第1の実施形態に係る電源装置の第1の構成例を示す図である。 図1に示す電源装置の動作を説明するためのフローチャートである。 電源部の入出力間に発生する交流電圧に基づいて、起動信号発生部の電源供給用のキャパシタが充電される動作を説明するための等価回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源装置の第2の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源装置の第3の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電源装置の第1の構成例を示す図である。 図6に示す電源装置における双方向サイリスタのオンオフ動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る電源装置の第2の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る電源装置の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る電源装置の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る電源装置の第1の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る電源装置の第2の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る電源装置の第3の構成例を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。 図14に示す電源装置を出力短絡状態で起動させた場合における各部の信号波形を図解した図である。 本発明の第7の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。 従来のスイッチング電源の構成例を示す図である。 従来の電源装置における待機時の間欠動作を説明するための図解した図である。
符号の説明
1…電源部、2,2A…起動信号生成部、3…制御部、TR1〜TR3…トランス、Q1…双方向サイリスタ、Q2,Q4〜Q7…npnトランジスタ、Q3…pnpトランジスタ、D1〜D15…ダイオード、ZD1〜ZD3…定電圧ダイオード、DB1〜DB3…整流回路、PC1,PC2…フォトカプラ、R1〜R14…抵抗、C1〜C15,C3A,C3B…キャパシタ

Claims (6)

  1. 電力がトランスの1次側の入力端子に入力され、該トランスの2次側から出力電圧を取り出し、該出力電圧を整流器で整流して直流電圧を第1の出力端子から出力する電源部であって、電力が入力され、かつ起動信号が入力されない場合、一旦起動した後で動作を停止し、電力が入力され、かつ起動信号が入力される場合は、起動した後で動作を継続する電源部と、
    上記起動信号を発生する起動信号発生部と、
    上記電源部の第1の出力端子に接続され、該第1の出力端子に負荷が接続されたか否かを検出し、検出した結果を上記起動信号生成部に出力する負荷接続検出部と、
    上記電源部の第2の端子に他端が接続され、上記起動信号発生部を動作させるための電力を蓄積する第1のキャパシタと、
    他端が上記第2の端子に接続され、上記負荷接続検出部を動作させるための電力を蓄積する第2のキャパシタと、
    一端が上記電源部の前記トランスの1次側の入力端子に接続され、他端から上記電力を出力する第3のキャパシタと、
    上記電源部の第1の出力端子にアノードが接続され、カソードが上記第1のキャパシタの一端に接続された第1のダイオードを有する第1の充電部と、
    上記第1のダイオードのカソードにカソードが接続された第2のダイオードと、カソードが、上記第2のダイオードのアノードと、一端が上記電源部の入力に接続された上記第3のキャパシタの他端とに接続され、アノードが、上記電源部の第2の出力端子に接続された第3のダイオードと、を有する第2の充電部と、
    上記電源部の第1の出力端子にアノードが接続され、カソードが上記第2のキャパシタの一端に接続された第4のダイオードを有する第3の充電部と、
    カソードが、上記第2のキャパシタの一端と上記第4のダイオードのカソードとに接続され、アノードが上記第3のキャパシタの他端に接続された第5のダイオードと、を有する第4の充電部と
    を有し、
    上記起動信号発生部は、上記負荷接続検出部の検出結果に応じて上記電源部の起動信号の発生を開始または停止する、
    電源装置。
  2. 上記電源部は、
    電力を入力するための配線上に挿入された入力スイッチと、
    電力が入力され、かつ上記起動信号が入力されない場合、上記入力スイッチを一旦オンさせた後でオフさせ、電力が入力され、かつ上記起動信号が入力される場合は、上記入力スイッチを継続的にオンさせる入力スイッチ制御部と、を含む、
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 上記電源部は、電力が入力され、かつ上記起動信号が入力されない場合、一旦スイッチング動作を開始した後でこれを停止し、電力が入力され、かつ上記起動信号が入力される場合は、継続してスイッチング動作を行うスイッチング電源部を含む、
    請求項1に記載の電源装置。
  4. 上記第2の充電部は、上記第3のキャパシタに流れる電流を制限する抵抗を含む、
    請求項に記載の電源装置。
  5. 上記負荷接続検出部は、入力端子が上記第5のダイオードのカソードと上記電源部の上記第1の出力端子と上記第2のキャパシタの一端に接続された抵抗の両端に接続され、該抵抗に流れる電流により発生する電圧を測定して上記電源部の第1と第2の出力端子に負荷抵抗が接続されているか否かを検出する
    請求項1に記載の電源装置。
  6. 上記起動信号発生部は、上記第1のキャパシタから電源が供給され、上記負荷接続検出部から供給された制御信号に応じて上記起動信号の発生を開始または停止する
    請求項1に記載の電源装置。
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