JP4449334B2 - ディスプレイ装置、ディスプレイ装置の駆動方法 - Google Patents

ディスプレイ装置、ディスプレイ装置の駆動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプラズマディスプレイ装置などのディスプレイ装置と、このようなディスプレイ装置についての駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像表示のためのディスプレイ装置として、プラズマディスプレイ装置が普及してきている。
プラズマディスプレイの表示原理としては、周知のようにして、例えば2枚のガラス基板を対向させることで形成した空間内にガスを封入したうえで、このガス内に対して電圧を印加して真空放電を起こさせる。これにより、ガラス基板の空間内においては、ガスが電離してプラズマ状態となり紫外線が放射される。ここで、ガラス基板間の空間内に蛍光体層を形成しておくと、この蛍光体層では、上記紫外線が照射されることで、所定色の可視光を放射する。このような蛍光体としてR,G,Bの3色に対応するものを形成しておき、例えばマトリクス状に形成した表示セルごとに上記した放電発光現象が得られるようにすることで、カラー画像表示が可能なプラズマディスプレイが構成されることになる。
【0003】
また、上記したようなプラズマディスプレイを表示駆動する方式としては、サブフィールド方式が知られている。
サブフィールド方式は、1フィールドを、複数のサブフィールドに分割して、各サブフィールドごとに、表示セルの発光期間を制御することで、各表示セルの階調(輝度)を表現する駆動方式である。この際、1画素を形成するR,G,Bの各表示セルの階調を制御することで、画面全体の階調バランスだけではなく、1画素ごとの色再現が行われることになる。つまり、カラー画像の表現が可能となる。
【0004】
上記もしているように、プラズマディスプレイにおいて表示される画像光は、蛍光体層から放射する可視光により得られるものであるが、この蛍光体層は、使用経過に応じて劣化することが分かっている。このような蛍光体の劣化は、真空放電によって照射される紫外線や、真空空間内において発生するイオンの衝撃などが要因となって起こる。
従って、蛍光体の劣化は、発光した累積時間が長いほど進行することになる。そして、実際の表示においては、各表示セルに対応する蛍光体の発光累積時間は均一とは成らず、これまでに表示させてきた画像に応じてばらつきが生じることになる。つまり、表示セル間での蛍光体の劣化の度合いにばらつきが生じる。
【0005】
蛍光体の劣化は、発光輝度の低下として現れる。そして、上記のようにして、各表示セルごとに対応する蛍光体についての劣化にばらつきが生じるということは、蛍光体の発光輝度にばらつきが生じることになる。また、例えば1画素を形成するR,G,Bの蛍光体の間で発光輝度にばらつきが生じれば、ホワイトバランスも崩れることになる。
これにより、表示画面全体としてみた場合にも、本来は同じ輝度、色合いで表示されるべき領域について劣化の進行している部分が周囲と異なる輝度や色合いで表示されるようにして見えるようになってくることがある。
これが、いわゆる焼き付きといわれる。焼き付きが生じている場合、例えば蛍光体の劣化している領域が固定パターンとして、本来の画像に重なるようにして表示されてしまうことになるので、表示画質を劣化させるものとして以前から問題となっている。
【0006】
焼き付きの実例としては、例えば画面サイズと表示画像のアスペクト比との関係から、映像部分の上下又は左右に黒色部分が頻繁に表示されるような場合を挙げることができる。黒色部分として表示される画像部分の蛍光体と比較すると、映像部分の蛍光体は発光累積時間が長くなる。これにより、映像部分としての表示領域と、黒色部分としての表示領域の間で、蛍光体の劣化の度合いが大幅にずれることになり、映像部分と黒色部分の境界がはっきり見えてしまうような焼き付きが生じることになる。
また、例えば映画などの映像ソースをよく表示させているような場合には、例えば、白色で字幕が表示される部分が、他の表示領域よりも蛍光体の発光累積時間が長くなって、固定パターン的に焼き付いてみえることになる。
【0007】
そこで、従来では、このような焼き付きを目立たなくするために、画像表示時において、定期的に画像の表示位置を少しずつずらすようにしたものがある(例えば下記特許文献参照)。
このような画素ずらしによる画像表示を行えば、例えば高輝度で再現すべき画像部分を形成すべき表示セルの位置がずれていくようにされるため、特定の表示セルに対応する蛍光体のみの劣化が進行していくのを抑制することができる。そして、これによって焼き付きのパターンの境界をぼかすようにして、焼き付きが目立たないようにすることが可能となるものである。
【特許文献】
特開平8−248934号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献にも示されるように、従来の焼き付き防止のための画素ずらしの手法では、主に一定の間隔で上記のような表示画像の移動を行うようにされていたものである。
しかしながら、このように一定の間隔で表示画像を移動させることによっては、このような移動のタイミングが、表示画像全体について動きのないときと重なった場合に、その移動の様子がユーザに認識されてしまうことがあった。
【0009】
この際、例えば表示画面が16:9の比率に対応するものであったとして、4:3の画像を表示させていたとすると、この4:3画像の表示領域と、その他の非表示領域との境目の移動が特に認識されやすいものとなっていた。
また、特に、画面サイズが大きかったり画素数が少ないなど、単位画素が大きい表示装置においては、さらに画像移動が認識される可能性が高いものであった。
【0010】
このことから、一定の周期で画素ずらしを行う従来の技術では、表示画像の移動が認識されやすく、これによりユーザに違和感を与えてしまう可能性が高いものであった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、上記した課題を考慮してディスプレイ装置として次のように構成する。
つまり、先ず、映像表示が可能な表示手段と、入力される映像信号に基づいた映像が上記表示手段において表示されるように制御を行う表示制御手段とを備えるようにする。
そして、上記映像信号に基づいて表示されるべき映像のシーンの切替を、上記映像信号から得られる、時間的に前後となるフィールド画像のそれぞれについての平均輝度レベルの差分値を演算し、この差分値が表示画像の大きな変化に相当する輝度レベルの変化として予め設定された所定値を超えた場合に、検出信号を出力するシーン切替検出手段と、上記シーン切替検出手段から検出信号が出力されない時間長が所定時間長を超えた場合、制御信号を出力する計時手段と、上記シーン切替検出手段の検出信号、又は、上記計時手段からの制御信号に基づいて上記表示制御手段を制御することにより、上記シーンの切替タイミング、及び上記所定時間長シーンに変化がない場合に対応させて上記表示手段に表示すべき映像の表示位置を移動させる表示位置制御手段とを備えることとした。
【0012】
また、本発明では、映像表示が可能な表示手段と、入力される映像信号に基づいた映像が上記表示手段において表示されるように制御を行う表示制御手段とを備えるディスプレイ装置の駆動方法として、以下のようにすることとした。
すなわち、上記映像信号に基づいて表示されるべき映像のシーンの切替を、上記映像信号から得られる、時間的に前後となるフィールド画像のそれぞれについての平均輝度レベルの差分値を演算し、この差分値が表示画像の大きな変化に相当する輝度レベルの変化として予め設定された所定値を超えた場合に出力される検出信号、又は、検出信号が出力されない時間長が所定時間長を超えた場合に出力される制御信号に基づいて、上記表示制御手段を制御することにより、上記シーンの切替タイミング、及び上記所定時間長シーンに変化がない場合に対応させて上記表示手段に表示すべき映像の表示位置を移動させこととした。
【0013】
上記のようにして、本発明では映像のシーンの切替に同期させて上記表示手段に表示すべき映像の表示位置を移動させるようにしたから、画素ずらしの際の表示映像のずれを視覚的に目立たなくすることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態としての表示装置であるプラズマディスプレイ装置の表示パネル24の構造を示している。なお、本実施の形態としてのプラズマディスプレイ装置としては、AC型(交流型)を例に挙げることとする。表示パネルとしては、3電極構造による面放電型の構成を採る。
【0015】
この図1に示すようにして、表示パネル24の最前面に、透明の前面ガラス基板101が配置される。そして、この前面ガラス基板101の背面側に対して、維持電極X(102A)及び走査電極Y(102B)が配置される。維持電極X(102A)及び走査電極Y(102B)は、例えば図示するようにして、所定の間隔を有して平行に配置される。この対となる維持電極X(102A)及び走査電極Y(102B)が、1つの「行」としてのラインを形成することになる。また、これら維持電極X(102A)、走査電極Y(102B)は、それぞれ、透明導電膜102aと金属膜(バス導体)102bとを組み合わせて形成される。
【0016】
前面ガラス基板101の背面側に対しては、上記のようにして維持電極X、走査電極Yが配置された上で、さらに、例えば低融点ガラスから成る誘電体層103が配置され、この誘電体層103の背面側に対して、例えばMgOなどによる保護膜104が形成される。
【0017】
また、背面ガラス基板105の前面側には、データ電極D(107)が、維持電極X、走査電極Yに対して直交する方向に配置される。データ電極は、「列」としてのラインを形成する。また、隣り合うデータ電極Dの間には、隔壁106を形成するようにしている。
そして、各データ電極Dが配置される背面ガラス基板上面部と、その両側の隔壁106の側壁部を覆うようにして、R,G,Bの各色の蛍光体層108R、108G、108Bが順次配列されるようにして形成される。
【0018】
このような構造を有した上で、隔壁106の前面側端部が、実際には、保護膜104に対して当接するようにして組み合わされる。このような構造により、蛍光体層108R、108G、108Bが形成されている放電空間109が形成されることになる。この放電空間109は、真空としたうえで例えばネオン(Ne)、キセノン(Xe)、ヘリウム(He)などのガスが封入される。
そして、このガスが封入された放電空間109内で、維持電極X、走査電極Y間での面放電が生じることで紫外線が放射され、この紫外線により蛍光体層108が励起されて可視光としての表示光を放射することになる。
【0019】
図2は、上記した表示パネル24の構造を前提とした駆動回路系の構成を示している。
例えば表示パネル24全体としてみた場合には、維持電極X(102A)は、上方向から下方向にかけて水平に電極X1〜Xnが配列され、走査電極Y(102B)も同様にして、上方向から下方向にかけて水平に、電極Y1〜Ynが配列される。そして、[電極X1、電極Y1][電極X2、電極Y2]・・・[電極Xn、電極Yn]の各組により1つの「行」方向のラインを形成する。
また、データ電極D(107)は、例えば左から右方向にかけて垂直方向にデータ電極D1〜Dmが配列されて、「列」方向のラインを形成する。
そして、対となる維持電極X1〜Xn、走査電極Y1〜Ynから成る行方向ラインと、データ電極D1〜Dmとしての列方向のラインとの各交点が、1つのセル(表示セル)30として形成されることになる。
【0020】
ここでいうセル30とは、上記のようにして、維持電極X、走査電極Yとデータ電極Dとが交差する位置から成る表示パネルの構造体部分を指すものである。そして、このセル30は、図1に示した表示パネル24の構造に依れば、図1及び図3に示すようにして、対応して配置される蛍光体層108の色に応じて、Rのセル30R、Gのセル30G、Bのセル30Bとが得られることになる。そして、水平方向に隣接して並ぶR,G,Bのセル30R、30G、30Bの組により、カラー表現が可能な1つの画素31が形成されることになる。
【0021】
また、この図2示される維持電極ドライバ22、走査電極ドライバ23、データ電極ドライバ21は、それぞれ上記した維持電極X1〜Xn、維持電極Y1〜Yn、データ電極D1〜Dmを、後に図5により説明する表示駆動タイミングに基づいて駆動するようにされる。これによって、以下で説明するようにして表示パネル24に所要の画像が表示されるものとなる。
【0022】
続いては、上記構造による表示パネル24に対する表示駆動について説明する。
本実施の形態では、いわゆるサブフィールド方式により画像表示を行うこととしている。サブフィールド方式では、図4に示すようにして、1フィールド分(=16.7ms)の期間を複数のサブフィールドに分割する。図4では、1フィールド期間を8つのサブフィールドSF1〜SF8に分割することとしている。
ここで、サブフィールドSF1〜SF8の各々に対応する1つのサブフィールド期間は、図示するようにして、予備放電期間A、書き込み放電期間B、維持放電期間Cとから成る。各期間の動作については後述する。
【0023】
1フィールド期間を8つのサブフィールドに分割した場合には、各サブフィールドSF1〜SF8により表現すべき輝度の相対比率について、1:2:4:8:16:32:64:128となるようにバイナリーの重み付けを設定する。そして、この設定した重み付けに応じて、各サブフィールドSF1〜SF8により表現すべき輝度を設定する。この輝度設定は、実際には維持放電期間Cにおいて維持電極X,走査電極Yに対して、面放電を発生させるために印加する維持放電パルス数により設定することになる。
ここで、維持放電パルスを印加する際のパルス出力周期は一定であるので、輝度の重み付けが大きいほど維持放電パルス数が増加して維持放電期間Cは長くなる。これに対して、予備放電期間A、及び書き込み放電期間Bの長さは、行方向ラインの総数nによって決まり、輝度の重みに付けにかかわらず一定となる。
そして、このようなサブフィールドSF1〜SF8を利用した発光/非発光の組み合わせによっては、R,G,Bの各セル毎に256階調を表現することが可能になる。
【0024】
図5の波形図は、1サブフィールド期間における表示駆動タイミングを示している。
先ず、1サブフィールド期間において最初の期間となる予備放電期間Aは、直前のサブフィールド期間における発光状態の影響をキャンセルして、後の書き込み放電期間Bにおいて安定した書き込み放電特性を得るための期間である。
このために、この予備放電期間Aにおいては、図示するように維持電極X1〜Xnに対して、同時に、電位Vpによる予備放電パルスPpを印加するようにされる。この予備放電パルスPpによっては、強度の面放電が生じて、誘電体層103には大量の壁電荷が蓄積されるが、その後に、走査電極Y1〜Y2に対して、図のように一斉に消去パルスPpeを印加することにより、この壁電荷を消去して不必要な電荷を除去するようにされている。
【0025】
続く書き込み放電期間Bでは、ライン順次によりアドレッシングを行って、このサブフィールド期間におけるセル30ごとの発光/非発光を設定する。つまり、書き込み放電期間Bは、1サブフィールド期間により発光させるべきセル30を選択する期間となる。
この書き込み放電期間Bでは、先ず維持電極Xを、走査ベースパルスとしての、例えば図のような接地電位(0V)で維持するようにされる。このように維持電極Xに走査ベースパルスが与えられることで、後述もするように、この間にデータ電極Dに対してデータパルスPdを印加したとしても、データ電極Dと維持電極Xとの間で放電が生じないようにされている。
【0026】
そして、この状態のもとで、走査電極Y1〜Ynに対して、電位Vwによる負極性の走査パルスPwを順次印加していく。つまり、水平ラインについて、例えば上から下方向にかけて順次スキャンするようにして選択を行っていく。そして、走査パルスPwの印加によりライン選択が行われている期間内において、データ電極D1〜Dmのうちで、その選択されたラインにおいて発光させるべきセルに対応したデータ電極Dに対して、電位Vdによる正極性のデータパルスPdを印加する。
上記走査パルスPwが印加されている選択中の水平ラインにおいて、データパルスPdが印加されたセル30では、走査電極Yとデータ電極Dとの間で対向放電が発生して壁電荷が生じる。
また、この際の維持電極Xに対しては、上記もしたように走査ベースパルスが与えられていることから、データパルスPdがうち消されることになり、維持電極Xとデータ電極Dとの間での放電は発生しないものとなる。
【0027】
続く維持放電期間Cは、上記書き込み放電期間Bでのアドレッシングにより発光させるべきものとして設定されたセル30に対する発光状態を維持するための期間である。
このためには、先ず、維持電極X1〜Xnに対して、負極性の電位Vsによる所定パルス幅の維持放電パルスPsを同時に印加する。そして、これら維持電極X1〜Xnに対する維持放電パルスPsの印加が終了した後に、走査電極Y1〜Ynに対して、同様にして、負極性の電位Vsによる所定パルス幅の維持放電パルスPsを同時に印加する。これら走査電極Y1〜Ynに対する維持放電パルスの印加が終了した後は、同様にして、維持電極X1〜Xn、走査電極Y1〜Ynに対して、交互に維持放電パルスPsを印加していくようにされる。なお、このとき、走査電極Y側に印加する維持放電パルスは、上記維持電極X側に印加する維持放電パルスよりも位相が例えば180°遅れるようにされている。
このように維持放電パルスPsが印加されるごとに、先の書き込み放電期間Bにおいて発光させるべきとして設定されたセル、つまり、壁電荷の蓄積が行われたセル30において、維持電極X、走査電極Yとの間で面放電が生じる。
【0028】
ここで、図6により、このような表示パネル24における発光動作について説明しておく。この図においては、本実施の形態としての構造の表示パネル24において、1つのセル30に相当する部位を断面図により示している。なお、この図において図1と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
上記のようにして、書き込み放電期間BにおいてデータパルスPdが印加されたことにより壁電荷が蓄積されたセル30では、維持放電期間Cにおいて、維持電極X、走査電極Yに対して交互に維持放電パルスPsが印加されるのに応じて面放電が生じる。この面放電は、放電空間109内に封入されたガスをプラズマ状態とするプラズマ放電であり、これにより、放電空間109内では、紫外線が放射されることになる。
そして、この紫外線の照射に反応して蛍光体層108からは可視光が放射される。この可視光は、蛍光体層の実際が、R蛍光体層108R、G蛍光体層108G、B蛍光体層108Bのいずれかとされていることに対応して、R,G,Bのいずれかの色により放射されるものとなる。
そして、この可視光は、蛍光体層108にて反射されるようにして、保護膜104、誘電体層103、前面ガラス基板101を透過して、表示光として前面側に照射されることになる。
【0029】
上記のようにして各セル30は、上記図6により説明した原理によって、点灯するようにして発光制御される。そして、このような点灯の動作が、先に図4及び図5により説明したサブフィールド方式による表示駆動によって行われることで、各セル30は、1フィールド期間内において、256階調の範囲での所要の輝度が得られるようにして発光制御されることになる。
【0030】
ところで、各セル30における蛍光体層108は、画像表示が行われることで経時的に劣化していく。
蛍光体層108の劣化は、輝度の低下として現れることから、或る固定的な表示領域部分での蛍光体層108について、他の領域よりも劣化が進行したような場合には、周囲の表示領域との間で輝度に差が生じて、いわゆる焼き付きという現象になる。焼き付きが生じた場合には、例えばその焼き付き部分が固定パターンとして表示画像に重なるようにして見えることになるので、表示画像の質を損なうことになって好ましくない。
【0031】
これを解消するために、従来ではいわゆる画素ずらしと言われる手法で、例えば一定の期間ごとに表示画像を所定画素分ずらしていくようにされていた。
しかしながら、このように一定の期間ごとに表示画像をずらすことによっては、例えば画面上に動きのない画像が表示されていた場合に、画像をずらしたことがユーザに認識されやすくなってしまう。
【0032】
そこで、本実施の形態では、このような表示画像のずれをできるだけ目立たなくするように、画素ずらしの動作を行うようにする。そして、このために本実施の形態では、このような画素ずらしを行うタイミングを、表示される映像のシーンが切り替わるときに同期させるようにする。つまり、このような画素ずらしを、表示映像のシーンの切替タイミングに対応させて行おうとするものである。
【0033】
このような動作を実現するために、本実施の形態では、先ず第1の構成として、プラズマディスプレイ装置1を以下のように構成することとしている。
図7は、本発明の第1の実施の形態としてのプラズマディスプレイ装置1の内部構成について示すブロック図である。なお、この図においては、プラズマディスプレイ装置1の内部構成について、主に表示パネル24の表示駆動に関する部分のみを抽出して示している。
図7において、当該プラズマディスプレイ装置1に対して入力された映像信号は、図示するように映像信号処理部2に対して入力される。
この映像信号処理部2には、入力映像信号に対する映像信号処理や、同期信号(水平・垂直)の検出を行う映像信号処理/同期検出回路2aが備えられている。この映像信号処理/同期検出回路2aは、上記映像信号処理によって、表示パネル24での映像表示のための、R,G,Bによる表示データを得るようにされる。そして、このようにして得られたR,G,Bの表示データを、データ電極駆動信号生成回路3に対して供給する。
【0034】
またこの場合、映像信号処理/同期検出回路2aでは、上記映像信号処理として、APL(Average Picture Level)検出回路を用いたPLE(Peak Luminace Enhancement)制御という輝度制御も実行するようにされる。
ここで、このように映像信号処理/同期検出回路2aが行うPLE制御について説明しておくと、先ず、上記APL検出回路では、入力される映像信号のフィールド(フレーム)画像単位ごとに、平均の輝度レベルを演算するようにされている。そして、このようにAPL検出回路において得られた平均輝度レベルに基づき、予め設定されたPLE特性に基づいて輝度レベルの変換を行うものである。
このPLE特性によっては、映像信号の平均輝度レベルが低いとされる領域では、そのレベルに応じて表示輝度を所定量上昇させ、平均輝度レベルが高いとされる領域では、そのレベルに応じて表示輝度を減少させるように、輝度を所定量低下させるようにして、各R,G,Bセルの表示輝度レベルの特性が設定される。
そして、このようにして設定された輝度レベルの特性に基づいて、各R,G,Bセルについての、実際の発光制御によって表示させるべき輝度が決定される。例えば、サブフィールド方式として、図4に示した256階調表現の方式を採用するのであれば、各R,G,Bセルについて、階調0〜255までの何れかの輝度が設定されることになる。このようにして各R,G,Bセルの輝度を設定するということは、各R,G,Bセルについて、1フィールド期間内における輝度パターン(発光制御すべきサブフィールド期間の組み合わせ)を設定することとなる。
【0035】
このようなPLE制御によっては、上記のように映像信号の平均輝度レベルが高いとされる領域では、そのレベルに応じて表示輝度を減少させるように、輝度を所定量低下させる制御が行われるものであるから、これに伴ってサブフィールド期間における発光量が減少するようにされ、消費電力が削減できるものとなる。
また、この際、上記したPLE特性に基づいた制御が行われることで、コントラストが視覚的により良好な表示画像が得られるという効果もある。
【0036】
映像信号処理/同期信号検出回路2aは、このようなPLE制御処理によって得られた各セルごとの輝度パターンの情報を、図示するタイミングパルス生成回路4に対して供給する。
【0037】
また、この映像信号処理/同期検出回路2aでは、入力される映像信号から水平同期信号、及び垂直同期信号を検出し、これらを図示するタイミングパルス生成回路4に対して供給するようにされている。
【0038】
タイミングパルス生成回路4は、上記したようにして映像信号処理/同期検出回路2aから供給される、輝度パターンの情報と同期信号(水平・垂直)とに基づいて、先の図5により説明したようなタイミングにより維持電極ドライバ22及び走査電極ドライバ23をそれぞれ動作させるための、タイミングパルスを生成する。
そして、これら維持電極ドライバ22、走査電極ドライバ23は、このようなタイミングパルスに基づいて、対応する電極に電圧を印加するようにされ、これにより、1サブフィールド期間ごとに、図5に示したようなタイミングにより維持電極X、走査電極Yが駆動されるものとなる。また、これと共に、1フィールド期間では、これら維持電極X及び走査電極Yに対し、上述したようなPLE制御によって設定された輝度パターンの情報に基づいて、維持放電パルスが印加されるものとなる。
【0039】
データ電極駆動信号生成回路3は、映像信号処理/同期検出回路2aから供給された表示データと、上記タイミングパルス生成回路4から入力したタイミングパルスに基づいて、データ電極ドライバ21に対して与えるべきデータ信号を生成する。
そして、データ電極ドライバ21は、このようにデータ電極駆動信号生成回路3において生成されたデータ信号と、上記タイミングパルス生成回路4から供給されるタイミングパルスとに基づいて、各データ電極Dを駆動するようにされる。
これによって、先の図5により説明したような書き込み放電期間Bにおける、1水平ラインごとのアドレッシングを行うようにされている。
【0040】
このような維持電極ドライバ21、走査電極ドライバ22、データ電極ドライバ23の動作による各電極の駆動が、フィールド周期ごとに実行されることで、表示パネル24上では、入力映像信号に応じた画像が表示されることになる。そして、このときの表示画像としては、上述したPLE制御が反映された輝度により表示されるものとなる。
【0041】
ここで、本実施の形態では、上記構成によるプラズマディスプレイ装置1に対して、図示するようにシーン切替検出回路2bと、表示位置制御回路2cが備えられるものとなる。
上記シーン切替検出回路2bは、図のように映像信号処理部2内に設けられ、この映像信号処理部2に入力された映像信号を入力するように構成されている。そして、このシーン切替検出回路2bは、このように入力される映像信号に基づいて、映像のシーンの切替を検出する。さらに、その検出信号を表示位置制御回路2cに対して供給するように構成される。
なお、このシーン切替検出回路2bの内部構成については後述する。
【0042】
表示位置制御回路2cは、上記シーン切替検出回路2bからの検出信号が供給されることに応じて、映像信号処理/同期検出回路2aに対し、表示パネル24に表示すべき画像の位置を所要の方向に所要画素分ずらずための制御信号を出力する。
【0043】
図8は、図7に示したシーン切替検出回路2bの内部構成として、第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
このシーン切替検出回路2bにおいて、先ず、図示するAPL検出回路51は、入力される映像信号に基づいて、フィールド画像単位ごとに平均輝度レベルを演算するようにされている。そして、このように演算した平均輝度レベルの情報を、図示する判定回路53、遅延メモリ52に対して供給する。
なおここでは、説明の便宜上、このようにAPL検出回路51がシーン切替検出回路2b内に形成されるものとして示しているが、先に図7にて説明したように、このようなAPL検出回路としては、本来は映像信号処理/同期検出回路2aが行うPLE制御に用いられるものであり、実際においては映像信号処理/同期検出回路2a内に設けられるべきものである。
【0044】
遅延メモリ52は、上記のように供給される平均輝度レベルの情報を一時保持し、これを1フィールド期間分タイミングをずらして判定回路53に供給する。
【0045】
判定回路53は、APL検出回路51から供給される平均輝度レベルと、遅延メモリ52から供給される平均輝度レベルとの差分値を演算すると共に、この差分値と、内部に設定された所定値とを比較する。そして、この差分値が上記所定値を超えたとされた場合に、その旨の検出信号を図7に示した表示位置制御回路2cに対して供給する。
つまり、この判定回路53では、上記遅延メモリ52により1フィールド期間遅延されて出力された、1フィールド前の平均輝度レベルの値と、APL検出回路51から供給される現在のフィールド画像の平均輝度レベルの値との差分値を求めるようにされている。そして、このような1つ前のフィールド画像の平均輝度レベルと、現在のフィールド画像の平均輝度レベルとの差分値が所定値を超えたことを以て、検出信号を出力するようにされているものである。
すなわちこの場合、1つ前と現在のフィールド画像の平均輝度レベルが所定値以上変化したことを以て、映像のシーンが切り替わったことを認識するようにしているものである。
【0046】
判定回路53において、上記のようにして、平均輝度レベルの差分値が上記所定値を超えたことが検出されて、表示位置制御回路2cに検出信号が供給されることによっては、図7にて説明したように、この表示位置制御回路2cから映像信号処理/同期信号検出回路2aに対して、画素ずらしのための制御信号が供給される。そして、これに応じ映像信号処理/同期信号検出回路2aでは、表示されるべき画像が所要方向に所要画素分ずれるようにして、データ電極駆動信号生成回路3に供給すべき表示データを生成するようにされる。
【0047】
このように生成された表示データに基づいて、データ電極駆動信号生成回路3が動作することで、表示パネル24に表示されるべき画像の表示位置が、画面中心を基準として所要方向に所要画素分ずれるようにされることとなる。
そしてこの結果、本実施の形態のプラズマディスプレイ装置1では、映像のシーンの切替に同期して、表示パネル24に表示すべき画像をずらすことができるようになるものである。
【0048】
このようなシーンの切替によっては、表示画像が大きく変化するから、画素ずらしに伴う表示画素のずれを視覚的に目立たなくすることができる。
そして、このように画像のずれを目立たなくして画素ずらしを行うことが可能となることによっては、表示画像の焼き付き防止を、表示画像のずれが目立たないようにして行うことができることになる。
【0049】
なお、これまでの説明からも明らかなように、本例では、表示画像のずれが視覚的に目立たないように画素ずらしを行おうとするものである。そして、このことから、画素ずらしを行うタイミングであるシーンの切替タイミングとは、この場合、表示画像のずれが認識されずらくなる程度に表示画像が大きく変化したタイミングに対応している必要があるものである。
従って、本発明でいうシーン切替とは、このように画素ずらしを行ったとしても、画像のずれが視覚的に目立たなくなる程度に表示画像が大きく変化したことを指すものとする。
そしてこの際、このようなシーン切替を検出する、シーン切替検出回路2b(判定回路53)に設定される所定値としても、このような表示画像の大きな変化に相当する輝度レベルの変化に対応させた、適切な値が設定されるべきものである。
【0050】
続いては、第2の実施の形態としてのプラズマディスプレイ装置1の構成について説明する。
なお、第2の実施の形態のプラズマディスプレイ装置1の全体構成としては、シーン切替検出回路2b以外の構成が図7に示したものとほぼ同様となるから、ここでの説明は省略する。
【0051】
図9は、図7に示したシーン切替検出回路2bの内部構成として、第2の実施の形態としての構成例を示すブロック図である。
先ず、図示する遅延メモリ55には、映像信号が入力される。この遅延メモリ55は、例えば映像信号処理/同期信号検出回路2aからの垂直同期信号のタイミングに基づいて、映像信号をフィールド画像ごとに一時保持する。そして、このように一時保持した映像信号を1フィールド期間ずらして輝度ヒストグラム演算回路56に対して供給する。
【0052】
輝度ヒストグラム演算回路56には、上記遅延メモリ55からの、1つ前の1フィールド画像分の映像信号と、入力映像信号とが供給される。そして、先ず、上記入力映像信号から得られる現在の1フィールド画像分の映像信号、及び上記1つ前の1フィールド画像分の映像信号のそれぞれについての、輝度ヒストグラムとしての情報を演算するようにされる。周知のように、この輝度ヒストグラムは、画像中の輝度分布特性を示すものであって、例えば映像信号の輝度信号成分から求めることができる。
さらに、このように演算して求められたそれぞれの輝度ヒストグラムの情報における、各階調での度数差を算出する。その上で、これら各階調での度数の差分値を加算することによって、これら各階調での度数の差分値の合計値を算出する。
つまり、このような輝度ヒストグラム演算回路56の動作によっては、1つ前と現在のフィールド画像での、各階調における度数の差の合計値が求められるものである。
【0053】
比較器57は、上記輝度ヒストグラム演算回路56により得られた上記合計値を入力して、その値と図示するシーン切替閾値58とを比較する。そして、上記合計値が上記閾値58を超えた場合に、図7に示した表示位置制御回路2cに対してその旨の検出信号を出力するようにされている。
これにより、このシーン検出回路2bにおいては、1つ前と現在のフィールド画像での、各階調における輝度レベルの差の合計値が、上記シーン切替閾値としての所定値を超えたことに応じて、検出信号が出力されるようになる。
つまり、この場合は、このような1つ前と現在のフィールド画像での各階調における度数の差の合計値が、所定値を超えたことを検出することで、シーンの切替を検出するようにしているものである。
なお、この比較器57に設定される、上記シーン切替閾値(所定値)としても、画像のずれが視覚的に目立たなくなる程度に表示画像が大きく変化したときに対応した値が設定されるべきものである。
【0054】
この場合も、シーン切替検出回路2bから検出信号が出力されることに応じて、表示位置制御回路2cが制御信号を映像信号処理/同期検出回路2aに対して出力するようにされる。つまり、これによって、上記のようにシーン切替検出回路2bにおいてシーンの切替が検出されたことに応じて、表示画像がずれるように制御が行われるものである。
【0055】
このようにして、第2の実施の形態の構成によっても、シーンの切替に同期させて表示パネル24に表示すべき画像をずらすことができるようになる。
そして、このことから、この第2の実施の形態の構成によっても、画素ずらしの際の画像の表示位置のずれを目立たなくしつつ、表示画像の焼き付きを低減することができるものである。
【0056】
なお、上記第2の実施の形態では、1つ前と現在のフィールド画像での各階調における度数の差の合計値が、所定値を超えたことを検出することでシーンの切替を検出することとしたが、このように各階調における度数の差を合計値せずとも、例えば、各フィールド画像における輝度分布の違いに基づいてシーンの切替を検出する等、演算した輝度ヒストグラムの情報を用いた他の手法によりシーンの切替を検出することも可能である。
【0057】
また、これまでに説明した各実施の形態では、本発明がプラズマディスプレイ装置に適用される場合を例に挙げたが、これ以外にも、例えばセル単位での表示がパルス印加により行われ、このパルス印加に伴う紫外線照射、若しくはイオン衝突、さらにはこれ以外のパルス印加に伴う何らかの要因によって、蛍光体が劣化する特質を有するディスプレイ装置に対して適用が可能とされる。
【0058】
また、上記実施の形態は、シーン切替のタイミングで画素ずらしを行うことで、画像のずれを目立たなくしつつ、焼き付きを低減するものであるが、このような構成によると、例えば長時間映像に動きがない場合に画素ずらしの動作が行われないこととなる。そして、これによっては焼き付きが助長されてしまうことが考えられる。
本実施の形態の目的は、あくまでずれを目立たなくすることにあるが、これを好ましくないとして改善するとしたときは、例えば一定時間シーンの切替が検出されない場合に強制的に画素ずらしを行うことが考えられる。
このような動作を実現するためには、例えば表示位置制御回路2cに対し計時機能を持たせた上で、シーン切替検出回路2bから検出信号が供給されない時間長が所定時間長を超えた場合に対応して、制御信号を映像信号処理/同期検出回路2aに出力するように構成すればよい。
【0059】
【発明の効果】
以上で説明したように本発明では、映像表示が可能な表示手段と、入力される映像信号に基づいた映像が上記表示手段において表示されるように制御を行う表示制御手段とを備えるディスプレイ装置において、上記映像信号に基づいて表示されるべき映像のシーンの切替を検出した結果に基づいて、上記表示制御手段を制御することにより、上記シーンの切替に同期させて上記表示手段に表示すべき映像の表示位置を移動させるようにしたものである。
そして、これによって、画素ずらしの際の表示映像のずれを視覚的に目立たなくすることが可能となるものである。
【0060】
このようにして、画素ずらしの際の表示映像のずれを目立たなくすることができることで、ユーザに違和感を与えずに表示画像の焼き付きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのプラズマディスプレイ装置のディスプレイパネルの構造を示す斜視図である。
【図2】実施の形態のプラズマディスプレイ装置の構成を、電極ドライバと電極とにより示す図である。
【図3】実施の形態のディスプレイパネルにおけるR,G,Bセルと、画素との関係を示す図である。
【図4】実施の形態で適用されるサブフィールドパターンの例を示す図である。
【図5】サブフィールド方式における電極の駆動(電圧印加)タイミング例を示すタイミングチャート(波形図)である。
【図6】実施の形態のディスプレイパネルにおける表示原理を説明するための、ディスプレイパネルの断面図である。
【図7】実施の形態のプラズマディスプレイ装置の内部構成例を示したブロック図である。
【図8】実施の形態のプラズマディスプレイ装置が備えるシーン切替検出回路の内部構成として、第1の実施の形態としての構成例を示すブロック図である。
【図9】実施の形態のプラズマディスプレイ装置が備えるシーン切替検出回路の内部構成として、第2の実施の形態としての構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 プラズマディスプレイ装置、2 映像信号処理部、2a 映像信号処理/同期検出回路、2b シーン切替検出回路、2c 表示位置制御回路、3 データ電極駆動信号生成回路、4 タイミングパルス生成回路、21 データ電極ドライバ、22 維持電極ドライバ、23 走査電極ドライバ、24 表示パネル、51 APL検出回路、52、55 遅延メモリ、53 判定回路、56 輝度ヒストグラム演算回路、57 比較器、58 シーン切替閾値

Claims (2)

  1. 映像表示が可能な表示手段と、
    入力される映像信号に基づいた映像が上記表示手段において表示されるように制御を行う表示制御手段と、
    上記映像信号に基づいて表示されるべき映像のシーンの切替を、上記映像信号から得られる、時間的に前後となるフィールド画像のそれぞれについての平均輝度レベルの差分値を演算し、この差分値が表示画像の大きな変化に相当する輝度レベルの変化として予め設定された所定値を超えた場合に、検出信号を出力するシーン切替検出手段と、
    上記シーン切替検出手段から検出信号が出力されない時間長が所定時間長を超えた場合、制御信号を出力する計時手段と、
    上記シーン切替検出手段の検出信号、又は、上記計時手段からの制御信号に基づいて上記表示制御手段を制御することにより、上記シーンの切替タイミング、及び上記所定時間長シーンに変化がない場合に対応させて上記表示手段に表示すべき映像の表示位置を移動させる表示位置制御手段と、
    を備え
    ディスプレイ装置。
  2. 映像表示が可能な表示手段と、入力される映像信号に基づいた映像が上記表示手段において表示されるように制御を行う表示制御手段とを備えるディスプレイ装置の駆動方法であって、
    上記映像信号に基づいて表示されるべき映像のシーンの切替を、上記映像信号から得られる、時間的に前後となるフィールド画像のそれぞれについての平均輝度レベルの差分値を演算し、この差分値が表示画像の大きな変化に相当する輝度レベルの変化として予め設定された所定値を超えた場合に出力される検出信号、又は、検出信号が出力されない時間長が所定時間長を超えた場合に出力される制御信号に基づいて、上記表示制御手段を制御することにより、上記シーンの切替タイミング、及び上記所定時間長シーンに変化がない場合に対応させて上記表示手段に表示すべき映像の表示位置を移動させ
    ディスプレイ装置の駆動方法。
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