JP4448623B2 - デジタルコンテンツ提供システム,デジタルコンテンツ提供方法,サーバ装置及びデジタルコンテンツ提供プログラム - Google Patents

デジタルコンテンツ提供システム,デジタルコンテンツ提供方法,サーバ装置及びデジタルコンテンツ提供プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して印刷用イメージデータをサーバ装置からユーザ端末へ送信してプリンタ出力させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットに代表されるコンピュータネットワークの普及と、コンピュータネットワークを介した電子商取引を規制する法基盤の整備とに伴い、従来、本等の紙媒体やCD−ROM等のコンピュータ可読媒体といった可搬媒体に固定して販売されていた著作物(言語の著作物,音楽の著作物,美術の著作物,図形の著作物,映画の著作物,写真の著作物,等)が、デジタルデータの形態に通信可能化され、コンピュータネットワークを通じて販売されるようになっている。このような、デジタルデータの形態に通信可能化された著作物(以下、「デジタルコンテンツ」という)は、完全同一物の複製が可能であるというデジタルデータ本来の特性に因り、その著作権を侵害されやすい。従って、このようなデジタルコンテンツの提供に際して、著作権者が利用許諾した範囲を越えた複製を防止する必要があり、他方において、その範囲におけるユーザによる著作物の利用も保証する必要がある。但し、あまりに著作者保護に偏重しすぎると、ユーザに過度の負担(プライベート情報の強制開示,意に沿わぬ著作物の購入,等)を強いることとなり、その結果、コンピュータネットワークを利用したデジタルコンテンツの購入を厭われることになりかねない。その一方で、あまりにユーザ保護に偏重しすぎると、ユーザによる著作物の不正利用(課金を回避しての不正入手,認められた回数以上の利用,認められた利用態様ではない利用,等)の余地を残すことになり、その結果、コンピュータネットワークを利用した著作物の販売を避けることになりねない。従って、著作者保護とユーザ保護とのバランスを如何にとるかが、このようなビジネスモデルの利用を促進させる上で重要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したデジタルコンテンツとして、写真や美術や図形の著作物をプリンタに印刷させるためのイメージデータをユーザに提供するようにした場合、著作権者が許諾しさえすれば、ユーザ対して、そのイメージデータにカレンダーを添付して印刷させたり、そのイメージデータに任意のメッセージを付加して印刷させる等、イメージデータを素材として様々な印刷を行わしめることができる。このようなアレンジを認めることは、それが著作権者の意図の範囲内である限り、著作物の新たな需要を掘り起こすことができ、著作権者の利益にもつながる。そして、ユーザ端末においてプリンタ用のプリンタドライバへ渡す印刷イメージを生成する印刷プログラムは、上記イメージデータに加えて、印刷物上におけるイメージデータや文字あるいはカレンターの配置を定義するためのレイアウト情報をも、その印刷を行うための必須データとして要求する。
【0004】
しかしながら、このようなレイアウト情報がユーザ端末上で生成されて直接印刷プログラムに渡されるならば、レイアウトのアレンジのみに止まらず、著作権者が意図した範囲を超えた改変がなされてしまう可能性が生じる。このような改変は、著作者の同一性保持権を侵害することになるので、ユーザの自由に任せることはできない。
【0005】
そこで、本発明の課題は、デジタルコンテンツの印刷をする前に、ユーザ端末からサーバ装置へレイアウト情報を通知し、これをサーバ装置において所定のフォーマットに従ってファイル化し、ファイル化されたレイアウト情報を利用した印刷のみユーザ端末に許可することができるデジタルコンテンツ提供システム,このようなデジタルコンテンツ提供システムを利用したデジタルコンテンツ提供方法,このようなデジタルコンテンツ提供システムを構成するサーバ装置,このようなサーバ装置としてコンピュータを機能させるためのデジタルコンテンツ提供サーバプログラムを、提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
【0007】
即ち、本発明によるデジタルコンテンツ提供システムは、ネットワークを介して互いに通信可能なサーバ装置とユーザ端末とからなり、前記ユーザ端末からの要求に基づいて前記サーバ装置が当該ユーザ端末へデジタルコンテンツを送信するデジタルコンテンツ提供システムであって、前記ユーザ端末は、プログラムに従って処理を実行する処理装置と、ユーザによる操作に応じて前記処理装置に各種指示を入力する入力装置と、前記ネットワークを介して前記サーバ装置と通信を行う通信装置と、処理装置によって印刷を行うプリンタと、格納媒体とを有し、前記サーバ装置は、プログラムに従って処理を実行する処理装置と、前記ネットワークを介して前記ユーザ端末と通信を行う通信装置と、デジタルコンテンツ及びその見本を格納する格納媒体とを有し、前記ユーザ端末の格納媒体には、前記ユーザ端末の前記処理装置に対して、前記入力装置によって入力された指示に応じて、前記サーバ装置へ前記デジタルコンテンツの見本を要求させ、前記要求に応じて前記サーバ装置から送信されてきた前記デジタルコンテンツの見本,及び、前記入力装置によって入力された編集指示に応じて、前記デジタルコンテンツの見本を含む印刷イメージのレイアウトを編集させ、更に、前記入力装置によって入力された印刷指示に応じて、前記サーバ装置へ前記印刷イメージのレイアウトを示すレイアウト情報を送信させ、その後、前記サーバ装置から送信されてきたデジタルコンテンツの画像データ,及び、前記サーバ装置から送信されてきたレイアウト情報に基づいて印刷イメージを生成させ、この印刷イメージに対応した印刷物を前記プリンタに出力させるための処理を実行させるクライアントプログラムが格納されており、前記サーバ装置の格納媒体には、前記サーバ装置の前記処理装置に対して、前記ユーザ端末から送信されてきた前記要求に応じて前記デジタルコンテンツの見本を前記ユーザ端末へ送信させ、前記ユーザ端末から送信されてきた前記レイアウト情報をファイル化させ、その後、前記デジタルコンテンツを前記ユーザ端末へ送信させてから、前記レイアウト情報のファイルを前記ユーザ端末へ送信させるサーバプログラムが格納されていることを、特徴とする。
【0008】
また、本発明によるデジタルコンテンツ提供方法は、入力装置とプリンタとを有するユーザ端末と、このユーザ端末に対してネットワークを介して通信可能であるとともにデジタルコンテンツ及びその見本を格納した記憶媒体を有するサーバ装置との間で、前記ユーザ端末からの要求に基づいて前記サーバ装置が当該ユーザ端末へデジタルコンテンツを送信するデジタルコンテンツ提供方法であって、前記ユーザ端末は、前記入力装置を介してユーザがデジタルコンテンツの見本の要求を入力すると、前記サーバ装置へ、当該デジタルコンテンツの見本の要求を送信し、前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から前記デジタルコンテンツの見本の要求を受信すると、前記記憶媒体から前記デジタルコンテンツの見本を読み出して、前記ユーザ端末へ送信し、前記ユーザ端末は、前記サーバ装置から前記デジタルコンテンツの見本を受信すると、このデジタルコンテンツの見本,及び、前記ユーザが前記入力装置を介して入力した編集指示に応じて、前記デジタルコンテンツの見本を含む印刷イメージのレイアウトを編集し、前記ユーザ端末は、前記入力装置を介して前記ユーザが印刷指示を入力すると、前記サーバ装置へ、前記印刷イメージのレイアウトを示すレイアウト情報を送信し、前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から前記レイアウト情報を受信すると、受信した前記レイアウト情報をファイル化し、その後、前記デジタルコンテンツを前記ユーザ端末へ送信してから、前記レイアウト情報のファイルを前記ユーザ端末へ送信し、前記ユーザ端末は、前記サーバ装置から前記デジタルコンテンツ及び前記レイアウト情報を受信すると、前記デジタルコンテンツによる画像データ,及び、前記レイアウト情報に基づいて印刷イメージを生成し、この印刷イメージに対応した印刷物を前記プリンタに出力させるための処理を実行することを、特徴とする。
【0009】
また、本発明によるサーバ装置は、プログラムに従って処理を実行する処理装置と、前記ネットワークを介してユーザ端末と通信を行う通信装置と、デジタルコンテンツ及びその見本を格納する格納媒体とを有するサーバ装置であって、前記格納媒体には、入力装置及びプリンタを有するユーザ端末の処理装置に対して、前記入力装置によって入力された指示に応じて、前記サーバ装置へ前記デジタルコンテンツの見本を要求させ、前記要求に応じて送信されてきた前記デジタルコンテンツの見本,及び、前記入力装置によって入力された編集指示に応じて、前記デジタルコンテンツの見本を含む印刷イメージのレイアウトを編集させ、更に、前記入力装置によって入力された印刷指示に応じて、前記サーバ装置へ前記印刷イメージのレイアウトを示すレイアウト情報を送信させ、その後、前記サーバ装置から送信されてきたデジタルコンテンツの画像データ,及び、前記サーバ装置から送信されてきた前記レイアウト情報に基づいて印刷イメージを生成させ、この印刷イメージに対応した印刷物を前記プリンタに出力させるための処理を実行させるクライアントプログラムのファイルと、前記サーバ装置の処理装置に対して、前記ユーザ端末から送信されてきた要求に応じて前記デジタルコンテンツの見本を前記ユーザ端末へ送信させ、前記ユーザ端末から送信されてきたレイアウト情報をファイル化させ、その後、前記デジタルコンテンツを前記ユーザ端末へ送信させてから、前記レイアウト情報のファイルを前記ユーザ端末へ送信させ、更に、前記ユーザ端末から前記クライアントプログラムのファイルを要求された場合には、前記ファイルの要求に応じて前記クライアントプログラムのファイルを前記ユーザ端末へ送信させるサーバプログラムとが格納されていることを、特徴とする。
【0011】
以上のように構成された本発明によると、ユーザ端末上にてデジタルコンテンツの見本を用いて編集されたレイアウトを示すレイアウト情報は、印刷指示が入力されると、一旦、サーバ装置へ送信されてサーバ装置においてファイル化される。従って、ユーザが何らかのツールを利用して本来認められた範囲を超えて印刷イメージの編集を行ったとしてもそのような編集結果を示す情報は、サーバ装置がレイアウト情報をファイル化する際にシンタックスエラーを引き起こしてしまうので、除去されてしまう。即ち、サーバ装置においてレイアウト情報がファイル化されることにより、サーバ装置において、ユーザ端末のプリンタから出力される印刷物のレイアウトを管理することができるのである。そして、ファイル化されたレイアウト情報は、デジタルコンテンツがユーザ端末へ送信された後、即ち、実際に印刷が行われる直前に、サーバ装置からユーザ端末へ送信され、このレイアウト情報とデジタルコンテンツの画像に従って印刷イメージが生成されて、印刷処理が実行される。従って、著作者の同一性保持権を侵害した態様で印刷がなされることが、防止される。
【0012】
本発明において、デジタルコンテンツがサーバ装置からユーザ端末へ送信されるのは、レイアウト情報のファイル化の直後であっても良いし、レイアウト情報のファイル化後に、ユーザ端末から改めて要求された時であっても良いし。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデジタルコンテンツ提供システムの実施形態を、図面を参照して説明する。なお、本発明が適用されるビジネスモデルは、従来のパソコン通信網をはじめとするあらゆるコンピュータネットワーク上で構築され得るものであるが、本実施形態は、インターネット上で本発明によるデジタルコンテンツ提供システムが構築された例である。
(全体構成)
図1は、このデジタルコンテンツ提供システムの概略構成図を示すブロック図である。本例のデジタルコンテンツ提供システムは、インターネットINを介して相互に通信可能な一台のサーバ装置1及び複数のユーザPC2(ユーザ端末)と、サーバ装置1に専用線PLを介して接続された与信サーバ3とから、構成されている。
【0014】
サーバ装置1は、インターネットサーバ装置としての通常のハードウェア構成を有しており、自己が著作権を有する著作物又は他の著作権者から販売を委託された著作物(具体的には、写真及び絵画の著作物)を販売する業者(以下「サプライヤー」という)によって、管理運営されている。
【0015】
各ユーザPC2は、夫々、インターネットアクセス可能な通常のパーソナルコンピュータとしてのハードウェア構成を有しており、サプライヤーから著作物を購入しようとする者(以下、「ユーザ」と称される)によって操作される。
【0016】
なお、サプライヤーによってユーザに販売される著作物は、予め送信可能化された状態で(具体的には、jpegフォーマットのイメージデータとして)サーバ装置1に格納されて、購入を希望するユーザのユーザPC2へ送信され、このユーザPC2によって自動的にプリンタ出力される。このデジタルコンテンツ提供システムによる販売対象物は、あくまでも、プリンタから出力される印刷物であり、イメージデータは、著作物をインターネットIN経由で送信するために用いられるだけであってそれ自体が販売される訳ではない。但し、以下の説明においては、発明の理解を容易にするために、便宜上、これらイメージデータを指す「デジタルコンテンツ」が「販売される」と、表現する。
【0017】
与信サーバ3は、複数のクレジットカード会社から委託を受けた認証機関によって管理運営されており、各クレジットカード会社によって発行されたクレジットカードのカード番号と名義人の氏名とを対応付けたデータベースを有しており、各種インターネット販売サイト(サーバ装置1を含む)からの問い合わせに応じ、問い合わせられたカード番号及び名義人名とが同一人物のものとして対応付けられているか否かを回答する。
(ユーザ端末の構成)
各ユーザ端末2は、互いにバスBによって接続されたCPU20(処理装置),通信アダプタ21(通信装置).ディスプレイ22,入力装置23,RAM24,プリンタインタフェース26及びハードディスク25(格納媒体)から、構成されている。これらのうち、CPU20は、このユーザ端末2全体を制御する中央処理装置である。また、通信アダプタ21は、インターネットINが構築されている回線とのインターフェースをなすモデム等である。ディスプレイ22は、CPU20によって生成された画像を表示する表示装置である。入力装置23は、キーボード及びマウスからなる。RAM24は、CPU20が各種プログラムを実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。プリンタインタフェース26は、セントロニクスポート又はUSBポートであり、セントロニクスケーブル又はUSBケーブルを通じてプリンタ4に接続されている。このプリンタ4は、カラー印刷可能なプリンタ(昇華型プリンタ,レーザープリンタ,インクジェットプリンタ,等)である。
【0018】
ハードディスク25は、CPU20によって読み出されて実行される各種プログラムを、格納している。このハードディスク25が予め格納しているプログラムには、オペレーティングシステム26,Webブラウザ27(ブラウザプログラム),Javaバーチャルマシン28,プリンタドライバ29が、含まれている。このオペレーティングシステム26は、通信アダプタ21を介してサーバ装置1との間でTCP/IPに従った通信を行う機能,ユーザ端末2を構成する各ハードウェアを制御する機能,等をCPU20に実現させる。また、Webブラウザ27は、オペレーティングシステム26の通信機能を用いてWWWサイト(サーバ装置1における後述するWebサーバ35を含む)に対してHTTPリクエストメッセージを送信するとともにHTTPリクエストメッセージに応じてWWWサイトが送信して来たレスポンスメッセージを解釈し、その内容に含まれるWebコンテンツ(ハイパーテキスト,JPEGやGIF等の画面データ)表示したり、その内容に含まれるActiveXコントロール(後述するイメージエディタCABファイル50中のイメージエディタ起動ActiveX51を含む)を起動する機能を、CPU20に実現させる。また、Javaバーチャルマシン28は、Webブラウザ27の機能によってWebサイトから受信されたレスポンスメッセージに含まれているJavaクラスファイル(後述するイメージエディタCABファイル50中のイメージエディタJavaアプリケーション52を含む)に従った処理をCPU20に実行させる。また、プリンタドライバ29は、各種アプリケーションプログラム(イメージエディタJavaアプリケーション52を実行させるJavaバーチャルマシン28を含む)から印刷イメージデータを受け取って、その印刷イメージデータを印刷データに変換して、プリンタ4に印刷を実行させる機能を、CPU20に実行させる。なお、プリンタドライバ29は、プリンタインタフェース26に接続されているプリンタ4に対応したものが一つだけ格納されていれば足りるが、接続されているプリンタ4が複数台ある場合や複数台のプリンタ4が交換されて使用されることが予定されている場合には、複数個格納される。これらのうち、Webブラウザ27,イメージエティタ起動ActiveX51,及びイメージエディタJavaアプリケーション52による処理内容については、フローチャートを用いて、後で詳しく説明する。
【0019】
なお、ハードディスク25には、更に、CPU20が上記したアプリケーションを実行するに伴って、各種データが格納(キャッシュ)される。例えば、後述するイメージエディタCABファイル50中のイメージエディタActiveX51,イメージエディタJavaアプリケーション52,復号処理DLL53及び印刷OCX54,各種HTMLファイル40,各種画像データ41,デジタルコンテンツを暗号化した状態で収容している各種本画像コンテナ42,コピー防止機能付きスプーラ55,等である。これら各種データについては、後で詳しく説明する。
(サーバ装置の構成)
サーバ装置1は、互いにバスBを介して接続されたCPU10(処理装置),RAM11,通信アダプタ15(通信装置)及びハードディスク12(格納媒体)を、主たるハードウェア構成部品として有している。これらのうち、CPU10は、このサーバ装置1全体の制御を行う中央処理装置である。また、通信アダプタ11は、インターネットINが構築されている回線や専用線PLとのインターフェースをなす通信装置である。
【0020】
ハードディスク12は、CPU10によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを、格納している。このハードディスク12が格納しているデータには、Webブラウザ27に表示させる画面の構成を定義している各種HTMLファイル40,何れかのHTMLファイル40内でリンクが設定されている各種画像データ(JPEGデータ,GIFデータ)ファイル41,前出のイメージエディタCABファイル50,本画像コンテナ42及びコピー防止機能付きスプーラ55,コンテンツデータベース43,会員データベース44,再印刷理由テーブル45,支払状況管理テーブル46,並びに、プリンタドライバデータベース47が、含まれている。
【0021】
これらのうち、本画像コンテナ42は、このサーバ装置1を用いて販売される画像を送信するための各本画像データ(デジタルコンテンツ)毎に用意されている。そして、各本画像コンテナ42には、JPEGのフォーマットで圧縮された画像データが、更にDES等の暗号化アルゴリズムに従って暗号化された状態で、収容されている。なお、ハードディスク12内において、各本画像コンテナ42には、そこに収容されている画像データを復号化するためのキー(コンテナキー)が、対応付けられている。
【0022】
また、イメージエディタCABファイル50(クライアントプログラムのファイルに相当)は、上述したように、イメージエディタ起動ActiveX51,イメージエディタJavaアプリケーション52,復号処理DLL53及び印刷OCX54を、含んでいる。この復号処理DLL53は、上記本画像コンテナ42中の本画像データを復号化するための処理を含む共有ライブラリである。また、印刷OCX54は、印刷イメージのRAM24への描画及びプリンタドライバ29への転送を行うカスタムコントロールである。
【0023】
また、コピー防止機能付きスプーラ55は、各種プリンタドライバ29毎に準備されており、これらプリンタドライバ29が通常有しているスプーラから印刷データのコピー機能を外したものである。
【0024】
また、コンテンツデータベース43は、図2に示されるように、各販売対象画像毎にエントリが用意されたデータベースであり、各エントリには、販売対象画像の識別情報であるコンテンツID,販売対象画像を送信するための各本画像データの画像サイズに夫々対応した各画像サイズID(size01:A3,size02:A4,size03:はがき)毎の金額(無料である場合を含む),各本画像データの属性を示す本画像属性情報(編集の制約条件,フリーレイアウトの可否,本画像データの高さ方向のピクセル数,本画像データの幅方向のピクセル数,等),本画像コンテナ42の格納位置(パス名)及びレイアウト画像ファイル(販売対象画像を本画像データよりも低い解像度でデータ化した画像データファイル40,即ち、デジタルコンテンツの見本)の格納位置(パス名)が、登録されている。
【0025】
会員データベース44(ユーザデータベース)は、図3に示されるように、本デジタルコンテンツ提供システムによるサービスに対して予め登録された各会員について、夫々、一意に付与された識別情報であるユーザID,パスワード,住所,氏名,年齢,電子メールアドレス,ログイン中であるか否かを示すログイン情報,等の情報を、登録している。これらの情報のうち、ログイン情報は、後述するデータベースサーバ38によって登録されるが、それ以外の情報については、その会員からの事前の申請に基づいて登録されたものであるので、その真偽が保証されているわけではない。
【0026】
プリンタドライバデータベース47は、図4に示されるように、本デジタルコンテンツ提供システムによってサポートされる個々のプリンタ(即ち、販売対象画像についての同一性保持権に抵触しないと著作者が認め得る程度の品質でデジタルコンテンツに基づく印刷を行うことができるプリンタ)用の各プリンタドライバ29毎に、その識別情報としてのプリンタID及びドライバ名称,そのプリンタドライバ29に対応したオペレーションシステム26を表すOSID,そのプリンタドライバ29の能力情報(対応用紙サイズ,対応用紙種別,対応左マージン,対応右マージン,対応上マージン,対応下マージン,最大入力解像度,給紙方法,等)を、登録している。
【0027】
再印刷理由テーブル45(図8参照)及び支払状況管理テーブル46(図7参照)については、初期状態にはデータが格納されておらず、CPU10が処理を実行することによってデータが蓄積されていくので、処理内容と一緒に、後で詳しく説明する。
【0028】
さらに、ハードディスク12には、各種プログラムが格納されている。このハードディスク12に格納されているプログラムには、通信アダプタ15を介して各ユーザ端末2や与信サーバ3との間でTCP/IPに従った通信を行う機能を含むオペレーティングシステム(図示略)の他、ファイルサーバ37,データベースサーバ38,Webサーバ35及びエディタサーバ36が、含まれている。これらを総称して、以下、サーバプログラムという。
【0029】
ファイルサーバ37は、Webサーバ35及びエディタサーバ36からの要求に応じて、上述したHTMLファイル40,画像データファイル41,本画像コンテナ42,イメージエディタCABファイル50及びコピー防止機能付きスプーラ55を読み出す処理を、CPU10に実行させる。
【0030】
また、データベースサーバ38は、Webサーバ35及びエディタサーバ36からの要求に応じて、上述したコンテンツデータベース43,会員データベース44,再印刷理由テーブル45,支払状況管理テーブル46及びプリンタドライバデータベース47に対するアクセス(データ格納,データ読出,データ更新)を、CPU10に実行させる。
【0031】
また、Webサーバ35は、ユーザPC2(Webブラウザ27)から送信されてきたHTTPリクエストメッセージの内容に応じて、ファイルサーバ37またはデータベースサーバ38から対応するデータを受け取ってリクエスト元のユーザPC2(Webブラウザ27)へ応答する処理や、メッセージに含まれているデータの各データベース43、44,47又はテーブル45,46への登録をデータベースサーバ38に依頼してその処理結果をリクエスト元のユーザPC2(Webブラウザ27)へ応答する処理を、CPU10に実行させる。
【0032】
また、エディタサーバ36は、ユーザPC2のCPU20によってイメージエディタJavaアプリケーション52に従って実行されているJavaバーチャルマシン28(以下、単に「イメージエディタ52」という)との間で通信を行って、このイメージエディタ52からの要求に応じてファイルサーバ37またはデータベースサーバ38から対応するデータを受け取ってリクエスト元のユーザPC2(Webブラウザ27)へ応答する処理や、メッセージに含まれているデータの各データベース43、44,47又はテーブル45,46への登録をデータベースサーバ38に依頼する処理を、CPU10に実行させる。
【0033】
これらWebサーバ35及びエディタサーバ36による処理内容については、フローチャートに基づいて、後で詳しく説明する。
【0034】
RAM11は、CPU10が各種処理を実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。このRAM11内には、CPU10が上記Webサーバ35及びエディタサーバ36を実行することによって、セッションID管理テーブル48(図5参照)及び印刷レイアウト情報ファイル49(図6参照)が、一時的に生成される。これらセッションID管理テーブル48及び印刷レイアウト情報ファイル49については、Webサーバ35及びエディタサーバ36による処理内容と一緒に、後で詳しく説明する。
(プログラムの内容)
以下、上述したWebブラウザ27,イメージエディタ52(Javaバーチャルマシン28及びイメージエディタJavaアプリケーション52),Webサーバ35及びエディタサーバ36による処理内容を、フローチャートを参照しながら説明する。
<Webブラウザ>
図9は、Webブラウザ27によるCPU20の処理内容を示すフローチャートである。但し、このWebブラウザ27は、一般に市販されているブラウザプログラム(Java対応でありActiveXをサポートするブラウザプログラム)そのものであり、何ら新たな機能が追加されるものではない。
【0035】
Webブラウザ27は、起動後最初のS001において、メニュー及びURL入力欄を含むウィンドウをディスプレイ22に表示した後に、S002〜S010のループ処理を実行する。
【0036】
このループ処理に入って最初のS002では、Webブラウザ27は、各種イベントの発生を待つ。ここで、各種イベントとは、入力装置23を介してのユーザによる入力(マウスを用いてカーソルを各種コントロールに移動させた状態でクリックボタンを押下する事[以下、単に、コントロールを「押下する」と表現する],及び、キーボードを操作して文字を打ち込む事)や、Webサーバからのレスポンス受信,等である。そして、何れかのイベントが発生すると、Webブラウザ27は、発生したイベントの種類に対応した処理を実行する。
【0037】
具体的には、URLが入力されたと判定した場合,即ち、ウインドウのツールバー上のURL入力欄にURL相当の文字列が表示されている状態で「実行」を意味する入力(キーボードの実行キーの押下)が行われた場合,若しくは、フレーム上のメニューから事前に登録されていたURLが選択された場合、Webブラウザ27は、S004において、入力されたURLを含むHTTPリクエストメッセージを、そのURLに対応したサーバへ送信する。S004の完了後、Webブラウザ27は、処理をS008へ進める。
【0038】
一方、S002にてハイパーリンク操作が行われた場合,即ち、ウインドウ内に表示されている画面において、その画面を表示させるためのHTML内で何れかのURLにハイパーリンクされているオブジェクト(ボタン,URL,文字列,等)が押下された場合,若しくは、何れかのURLにハイパーリンクされているオブジェクトがフォーカスを持っている状態において実行キーが押下された場合、Webブラウザ27は、S005において、そのオブジェクトにハイパーリンクされているURLを含むHTTPリクエストメッセージを、そのURLに対応したサーバへ送信する。S005の完了後、Webブラウザ27は、処理をS008へ進める。
【0039】
S008では、Webブラウザ27は、その直前に何れかのWebサーバへ送信したHTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージの受信を待つ。そして、所定の制限時間内にレスポンスメッセージを受信できなかった場合には、Webブラウザ27は、S010において、そのページが利用不可能である旨を示す画面をウインドウ内に表示した後に、処理をS002に戻す。これに対して、制限時間内にレスポンスメッセージを受信できた場合には、Webブラウザ27は、処理をS009へ進める。
【0040】
S009では、Webブラウザ27は、受信したレスポンスメッセージに含まれるファイルに対する処理を、図10に示すサブルーチンに従って、実行する。このサブルーチンに入って最初のS101では、Webブラウザ27は、受信したレスポンスメッセージに含まれるファイルの種類がHTMLファイルであるかASPファイルであるかをチェックする。
【0041】
そして、ファイルの種類がHTMLファイルである場合には、Webブラウザ27は、S102において、そのHTMLファイル中のHTML文書のテキスト部分を、添付されたタグによって指定された通りに、ウインドウ内に表示する。
【0042】
次のS103では、Webブラウザ27は、当該HTML文書中に画像データファイル(JPEGファイル,GIFファイル)へのリンクを指定するタグが含まれているか否かをチェックする。そして、画像データファイルへのリンクを指定するタグが含まれていない場合には、Webブラウザ27は、直ちに、このサブルーチンを終了して、処理を図9のメインルーチンに戻す。
【0043】
これに対して、HTML文書中に画像データファイルへのリンクを指定するタグが含まれている場合には、Webブラウザ27は、S104において、画像データファイルへのリンクを指定するタグを一つ特定して、特定されたタグによってリンクされている画像データファイルを要求するためのHTTPリクエストを、カレントのWebサーバ(レスポンスメッセージ応答元のWebサーバ)へ送信する。
【0044】
次のS105では、Webブラウザ27は、S104にて送信したHTTPリクエストに対するレスポンスメッセージ受信を待ち、所定の制限時間内にレスポンスメッセージを受信できなかった場合には処理を直ちにS107へ進める。これに対して、制限時間内にレスポンスメッセージを受信できた場合には、S106において、レスポンスメッセージに含まれる画像データファイルに基づく画像をウインドウ内に表示されているテキストに挿入表示した後に、処理をS107へ進める。
【0045】
S107では、HTML文書に含まれる全ての画像データファイルへのリンクに対する処理を、行ったか否かチェックする。そして、未だ全てのリンクに対する処理を完了していない場合には、処理をS104に戻し、次のリンクに対する処理を実行する。これに対して、全ての画像データファイルへのリンクに対する処理を完了している場合には、このサブルーチンを終了して、処理を図9のメインルーチンに戻す。
【0046】
一方、受信したレスポンスメッセージに含まれるファイルの種類がASPファイルである場合には、Webブラウザ27は、S108において、そのASPファイルに記述されたパラメータ(後述するイメージエディタ起動ページASPの場合においてはユーザID及びセッションID),クラスID及びバージョン番号,並びに、ダウンロード用URLを、読み出す。
【0047】
次のS109では、Webブラウザ27は、S108にて読み出したクラスID及びバージョン番号を有するアプリケーションがハードディスク25内に既にインストール済みであるか否かをチェックする。そして、既にインストール済みであれば、処理をそのままS114へ進める。これに対して、S108にて読み出したクラスID及びバージョン番号を有するアプリケーションがハードディスク25内にインストールされてなければ、Webブラウザ27は、S110において、S108にて読み出したダウンロード用URLを指定して、このURLに対応したCABファイル(イメージエディタCABファイル50)を要求するHTTPリクエストメッセージを、カレントのWebサーバへ送信する。
【0048】
次のS111では、Webブラウザ27は、S110にて要求したCABファイルを受信するのを、待つ。そして、CABファイルを受信すると、Webブラウザ27は、S112において、受信したCABファイルを解凍する。
【0049】
次のS113では、Webブラウザ27は、CABファイルを解凍することによって復元された書庫内の各ファイル(イメージエディタCABファイル50の場合においては、イメージエディタ起動ActiveX51,イメージエディタJavaアプリケーション52,復号処理DLL53,印刷OCX54)を、ハードディスク25内の所定のフォルダにインストールする。インストール完了後、Webブラウザ27は、処理をS114へ進める。
【0050】
S114では、Webブラウザ27は、S113にてインストールしたActiveXを起動する。S114の完了後、Webブラウザ27は、このサブルーチンを終了して、処理を図9のメインルーチンに戻す。
【0051】
図9のメインルーチンでは、S009を完了すると、処理がS002に戻される。
【0052】
一方、S002にて戻るボタンが押下された場合、Webブラウザ27は、S007において、現在の画面の直前に表示されていた画面をウィンドウ内に再表示した後に、処理をS002に戻す。
【0053】
一方、S002にてその他の操作が行われた場合(但し、後述する特定ボタンが押下された場合を除く)には、Webブラウザ27は、S006において、操作された内容に応じた処理を実行する。例えば、フォーカス移動のための操作がなされた場合,即ち、画面中の所定のコントロール(テキストボックス,コンボボックス等)がクリックされた場合、Webブラウザ27は、クリックされたコントロールが新たにフォーカスを持ったものとして記憶するとともに、その表示形態を、フォーカスを持った事を示す形態へ変更する。例えば、何れかのテキストボックスがフォーカスを持った場合には、そのテキストボックス内に文字入力カーソルを表示する。同時に、Webブラウザ27は、それまでフォーカスを持っていたコントロールの表示形態を、フォーカスを持っていないことを示す形態へ変更する。また、文字入力がなされた場合,Webブラウザ27は、その時点において何れかのテキストボックスにフォーカスがあれば、そのフォーカスを有するテキストボックスにおける文字入力カーソル位置に、入力された文字を(図示せぬかな漢字変換プログラムによって変換された状態で)書き込む。また、チェックボックス又はラジオボタンの操作が行われたと判定した場合、Webブラウザ27は、そのチェックボックス又はラジオボタンの表示形態(設定値)をオンからオフへ、若しくは、オフからオンへ、切り替える。S006の完了後、Webブラウザ27は、処理をS002へ戻して、次のイベント発生を待つ。
【0054】
一方、S002にて特定ボタン(画面中の「登録」ボタン,「送信」ボタン,「プリントに進む」ボタン,等、データ送信を行うことがタグによって規定されているボタン)が押下された場合、Webブラウザ27は、S003において、操作されたボタンに設定された処理を実行する。
(Webサーバによる処理)
次に、Webサーバ35による処理内容を、このWebサーバ35によってWebブラウザ27へ送信されるファイル,送信されたファイルによって表示される画面,画面中の特定ボタンに規定されたS003でのWebブラウザ27の処理内容,並びに、Webサーバ35によって操作されるセッションID管理テーブル48及び会員データベース44とともに、説明する。
【0055】
図14乃至図16は、このWebサーバ35による処理内容を示すフローチャートである。このWebサーバ35は、起動後最初のS501において、何れかのユーザ端末2中で実行されているWebブラウザ27からHTTPリクエストメッセージを受信するのを待つ。そして、HTTPリクエストメッセージを受信すると、その内容に応じた処理を実行する。
【0056】
具体的には、Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージがサービスホームページのURLを含んでいる場合には、処理をS501からS502へ進め、サービスホームページのHTMLファイル40をファイルサーバ37から受け取り、S525において、そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。このサービスホームページのHTMLファイル40に基づいてユーザ端末2にて表示される画面(サービスホームページ画面)を、図32に示す。このホーページ画面に含まれる各ボタン(「人物」ボタン50,「動物」ボタン51,「風景」ボタン52)には、夫々、対応するリストページへのハイパーリンクが設定されている。従って、ユーザ端末2において「風景」ボタン52が押下されると、Webブラウザ27は、「風景」リストページのURLを含むHTTPリクエストメッセージを、Webサーバ35へ送信して来る(S005)。
【0057】
Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージが何れかのリストページのURLを含む場合には、処理をS501からS503へ進め、そのURLに対応したリストページのHTMLファイル40をファイルサーバ37から受け取り、S525において、そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。このホームページのHTMLファイル40に基づいてユーザ端末2にて最終的に表示される画面(「風景」リストページ画面)を、図33に示す。各リストページには、そのリストページのジャンル(人物,動物,風景)に分類された個々のデジタルコンテンツを示すサムネイル画像へのリンクが、ハイパーリンクとして設定されている。従って、ユーザ端末2のWebブラウザ27は、各サムネイル画像のURLを含むHTTPリクエストメッセージを、Webサーバ35へ送信して来る(S104)。
【0058】
Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージがサムネイル画像のURLを含む場合には、処理をS501からS507へ進め、そのURLに対応したサムネイル画像の画像データファイル41をファイルサーバ37から受け取り、S525において、その画像データファイル41を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。その結果、最終的には、ユーザ端末2において、図33に示すようにリスト画面が表示されるのである。そして、ユーザが何れかの画像を購入対象として選択して、リスト画面内で対応したサムネイル画像を押下すると、Webブラウザ27は、そのサムネイル画像にハイパーリンクとして設定されているプレビューページのURL(このURLには、サムネイル画像が示す対象画像のコンテンツIDが組み込まれている)を含むHTTPリクエストメッセージを、Webサーバ35へ送信して来る(S005)。
【0059】
Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージが何れかのプレビューページのURLを含む場合には、処理をS501からS504へ進める。S504では、Webサーバ35は、プレビューページのHTMLファイル40のひな形を、ファイルサーバ42から受け取る。次のS505では、Webサーバ35は、プレビューページのURLに組み込まれている購入対象画像のコンテンツIDを抽出し、そのコンテンツIDに対してコンテンツデータベース43内で対応付けられた各画像サイズID毎の金額を、データベースサーバ38から受け取る。次のS506では、Webサーバ35は、購入対象画像用プレビューページのHTMLファイルを、生成する。具体的には、S504にて受け取ったHTMLファイル40を開き、購入対象画像のプレビュー画像(サムネイル画像よりも若干大きい画像)のファイル名(コンテンツIDを含む)をアンカーに設定したタグを追記し、各コンボボックス53に、S505にて受け取った各画像サイズ毎の金額を設定する。Webサーバ35は、完成した購入対象画像用プレビューページのHTMLファイルを完成すると、S525において、そのプレビューページHTMLファイルをリクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。このプレビューページHTMLファイルを受信したユーザ端末2のWebブラウザ27は、上述したのと同様にして、購入対象画像のプレビュー画像の画像データファイル41をWebサーバ35に要求し(S104,S507)、最終的に、図34に示すようなプレビューページを表示する。このプレビューページには、上記した購入対象画像のプレビュー画像54及びコンボボックス53の他、「プリントに進む」ボタン55が含まれている。
【0060】
このプレビューページにおいて、ユーザは、コンボボックス53を開いて何れかの画像サイズを選択した後に、「プリントに進む」ボタン55を押下する。プレビューページのHTMLファイルにおいてこの「プリントに進む」ボタン55に付されたタグには、この「プリントに進む」ボタン55が押下された時にWebブラウザ27が図9のS003において図11に示す処理を実行することになる設定が、なされている。ここで、図11に示す処理の説明をしておくと、最初のS201において、Webブラウザ27は、プレビュー画像のファイル名に含まれるコンテンツIDとコンボボックス53にて選択された画像サイズに相当する画像サイズIDとを取得する。次のS202では、Webブラウザ27は、RAM24上に記憶されている自己のユーザID及びオペレーションシステム26に対応したOSIDを取得する。次のS203では、Webブラウザ27は、S201にて取得したコンテンツID及び画像サイズIDとS202にて取得したユーザID及びOSIDとを指定したイメージエディタ取得要求のHTTPリクエストメッセージを、Webサーバ35へ送信する。S203を完了すると、Webブラウザ27は、処理をS008へ進め、S203にて送信したHTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0061】
図14乃至図16の説明に戻り、Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージがイメージエディタ起動ページ取得要求を内容としている場合には、処理をS501からS508へ進め、イメージエディタ起動ページ取得要求において指定されているユーザIDを抽出し、データベースサーバ38に対して、そのユーザIDに対応したユーザがログイン中であるか否かのチェックを依頼する。このログインチェック依頼を受けたデータベースサーバ38は、指定されたユーザIDを含むエントリにおけるログイン情報を会員データベース44から抽出し、Webサーバ35へ返答する。Webサーバ35は、S509において、返答された情報に基づいて、当該ユーザがログイン中であるか否かをチェックする。そして、当該ユーザがログイン中であれば、処理をS514へ進める。これに対して、当該ユーザがログイン中でなければ、Webサーバ35は、S510において、ログイン画面のHTMLファイル40をファイルサーバ37から受け取って、S525において、そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。このログイン画面のHTMLファイル40に基づいてユーザ端末2にて表示されるログイン画面を、図35に示す。このログイン画面には、ユーザIDテキストボックス56及びパスワードテキストボックス57の他、「ログイン」ボタン58が含まれている。
【0062】
このログイン画面において、ユーザは、ユーザIDテキストボックス56に自己のユーザIDを書き込むとともにパスワードテキストボックス57に自己のパスワードを書き込んだ後に、「ログイン」ボタン58を押下する。ログイン画面のHTMLファイルにおいてこの「ログイン」ボタン58に付されたタグには、この「ログイン」ボタン58が押下された時にWebブラウザ27が図9のS003において図12に示す処理を実行することになる設定が、なされている。ここで、図12に示す処理の説明をしておくと、最初のS301において、Webブラウザ27は、ユーザIDテキストボックス56内に書き込まれているユーザIDテキストボックス56及びパスワードテキストボックス57内に書き込まれているパスワードを取得する。次のS302では、Webサーバ35は、S301にて取得したユーザID及びパスワードとを指定したログイン要求のHTTPリクエストメッセージを、Webサーバ35へ送信する。S302を完了すると、Webブラウザ27は、処理をS008へ進め、S302にて送信したHTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0063】
図14乃至図16の説明に戻り、Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージがログイン要求を内容としている場合には、処理をS501からS511へ進め、HTTPリクエストメッセージ中に含まれるユーザID及びパスワードを抽出し、データベースサーバ38に対して、そのユーザID及びパスワードに対応したユーザについてのログイン依頼を行う。このログイン依頼を受けたデータベースサーバ38は、指定されたユーザID及びパスワードの組み合わせを含むエントリを、会員データベース44内で検索する。そして、指定されたユーザID及びパスワードの組み合わせを含むエントリが会員データベース44内にあれば、そのエントリにおけるログイン情報を“ログイン中”に設定し、Webサーバ35に対してログインOKの返答を行う。これに対して、指定されたユーザID及びパスワードの組み合わせを含むエントリが会員データベース44内になければ、Webサーバ35に対してログインNGの返答を行う。Webサーバ35は、S512において、データベースサーバ38からの返答の内容をチェックし、ログインOKであれば、処理をS514へ進める。これに対して、返答の内容がログインNGであれば、Webサーバ35は、S513において、エラー画面のHTMLファイル40をファイルサーバ37から受け取って、S525において、そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。
【0064】
S514では、Webサーバ35は、当該ユーザ端末との接続を一意に識別するためのセッションIDを発行する。また、Webサーバ35は、イメージエディタ起動ページ取得要求において指定されていたユーザID,コンテンツID,画像サイズID及びOSIDを抽出する。そして、Webサーバ35は、これらセッションID,ユーザID,コンテンツID,画像サイズID及びOSIDの組み合わせを、RAM11上のセッションID管理テーブル48に登録する。図5に示すように、このセッションID管理テーブル48は、これらの組み合わせを、複数組登録可能である。
【0065】
次のS515では、Webサーバ35は、イメージエディタ起動ページASPファイルを生成する。このイメージエディタ起動ページASPファイルには、イメージエディタCABファイル50の格納位置を示すURL(ダウンロード用URL),このイメージエディタCABファイル50中のイメージエディタJavaアプリケーション52を特定するためのクラスID及びバージョン番号,S514にて発行したセッションID,並びに、同じくS514にて抽出されたユーザIDが、書き込まれる。Webサーバ35は、S525において、そのイメージエディタ起動ページASPファイルを格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。
【0066】
このイメージエディタ起動ページASPファイルを受信したWebブラウザ27は、イメージエディタ起動ページASPファイル中に記載されているユーザID,セッションID,クラスID,バージョン番号及びダウンロード用URLを取り込む。そして、上述したように、セッションID及びクラスIDを同じくするイメージエディタJavaアプリケーション52がハードディスク25にインストールされていれば、そのイメージエディタJavaアプリケーション52を起動させるためのイメージエディタ起動ActiveX51を起動する(S114)。これに対して、イメージエディタ起動ページASPファイル中に記載されたクラスID及びバージョン番号を有するイメージエディタJavaアプリケーション52がハードディスク25にインストールされていなければ、イメージエディタ起動ページASPファイル中に記載されたダウンロード用URLを指定したイメージエディタ起動CABファイル要求のHTTPリクエストメッセージを、Webサーバ35へ送信して来る(S110)。
【0067】
図14乃至図16の説明に戻り、Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージがイメージエディタ起動CABファイル要求を内容としている場合には、処理をS501からS516へ進め、HTTPリクエストメッセージ中に含まれるURLに対応したイメージエディタ起動CABファイル50をファイルサーバ37から受け取り、S525において、そのイメージエディタ起動CABファイル50を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。
【0068】
このイメージエディタ起動CABファイル50を受信したWebブラウザ27は、上述したように、このイメージエディタ起動CABファイル50を解凍し(S112)、その書庫に含まれていたイメージエディタ起動ActiveX51,イメージエディタJavaアプリケーション52,復号処理DLL53及び印刷OCX54を、ハードディスク25内の所定位置にインストールし(S113)、ユーザID及びセッションIDを指定して、イメージエディタ起動ActiveX51を起動する。
【0069】
一方、Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージが決済用ウェブページのURLを含んでいる場合には、処理をS501からS518へ進め、決済用ウェッブページのHTMLファイル40をファイルサーバ37から受け取り、S525において、そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。この決済用ウェッブページのHTMLファイル40に基づいてユーザ端末2にて表示される画面(決済用ウェッブページ画面)を、図38に示す。図38に示されるように、この決済用ウェッブページ画面には、クレジットカード種別(発行元クレジットカード会社名)を選択するためのオプションボタン59,カード番号を入力するためのカード番号テキストボックス60,名義人を入力するための名義人テキストボックス61,有効期限を入力するための期限コンボボックス62,及び送信ボタン63が、含まれている。
【0070】
この決済用ウェッブページにおいて、ユーザは、自己が所有するクレジットカードの種別(発行元クレジットカード会社名名)に相当するオプションボタン59をクリックし、カード番号テキストボックス60にそのクレジットカードのカード番号を書き込み、名義人テキストボックス61に自己の氏名を書き込み、有効期限コンボボックス62にそのクレジットカードの有効期限を設定した後に、「送信」ボタン63を押下する。決済用ウェッブページのHTMLファイルにおいてこの「送信」ボタン63に付されたタグには、この「送信」ボタン63が押下された時にWebブラウザ27が図9のS003において図13に示す処理を実行することになる設定が、なされている。ここで、図13に示す処理の説明をしておくと、S401において、決済用ウェッブページ画面中のオプションボタン59によって選択されたカード種別(発行元クレジットカード会社名),カード番号テキストボックス60に書き込まれたカード番号,名義人名テキストボックス61に書き込まれた名義人名,期限コンボボックス62に設定された有効期限(与信確認のための情報)を取得する。次のS402では、Webブラウザ27は、RAM24上に記憶されている自己のユーザID,オペレーションシステム26に対応したOSID,及び、RAM24上に記憶されている後述のレイアウトIDを、取得する。次のS403では、Webブラウザ27は、S401にて取得したカード種別(発行元クレジットカード会社名),カード番号,名義人名及び有効期限,並びに、S402にて取得したユーザID,セッションID及びレイアウトIDとを指定したクレジットカード与信要求のHTTPリクエストメッセージを、Webサーバ35へ送信する。S403を完了すると、Webブラウザ27は、処理をS008へ進め、S403にて送信したHTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0071】
図14乃至図16の説明に戻り、Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージがクレジットカード与信要求を内容としている場合には、処理をS501から519へ進め、RAM11上に記憶された印刷レイアウト情報ファイル49を、読み込む。この印刷レイアウト情報ファイル49は、後述するように、図28のS918においてエディタサーバ36によってRAM11上に記憶されたデータであり、図6に示されるように、購入対象画像についての印刷物購入毎に、その購入の内訳(レイアウトID,レイアウト情報[印刷物における購入対象画像や文字列の配置情報],ユーザID,セッションID,本画像コンテナ格納位置)を特定する内容を、有している。上記レイアウトIDは、この印刷レイアウト情報ファイル49において各印刷物購入を一意に識別するための識別情報である。Webサーバ35は、読み込んだ印刷レイアウト情報ファイル49から、クレジットカード与信要求において指定されていたレイアウトIDを含むエントリを抽出して、そのエントリ中のコンテンツID及び画像サイズIDの組み合わせに対応した金額を、データベースサーバ38から受け取る。
【0072】
次のS520では、Webサーバ35は、クレジットカード与信要求において指定されていたカード番号及び名義人名とS519にて取得した金額を指定して、与信サーバ3へ与信の依頼をする。即ち、そのカード番号が示すクレジットカードが有効であり、そのカード番号が示すクレジットカードの名義人は当該ユーザであり、且つ、金額は使用限度額以内であることの確認を、依頼する(クレジットカードが有効であるか否かについての与信確認のための処理)。
【0073】
次のS521では、Webサーバ35は、与信サーバ3からの与信結果をチェックする。そして、与信結果がNGであれば、S524において、与信結果がNGである旨を表す与信確認画面のHTMLファイル40をファイルサーバ37から受け取り、S525において、そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。
【0074】
これに対して、与信結果がOKであれば、Webサーバ35は、S522において、クレジットカード与信要求において指定されていたユーザIDに対応するユーザ情報(住所、氏名、年齢、電子メールアドレス)を、データベースサーバ38から受け取る。次のS523では、Webサーバ35は、データベースサーバ38に対して、クレジットカード与信要求において指定されていたユーザID,レイアウトID,カード種別,カード番号,有効期限,S519にて取得した金額,S522にて取得したユーザ情報,処理当日の日付(発行日),売上確認フラグ=“0”,及び、課金用印刷ステータス“1”の組み合わせを、支払い状況管理テーブル46の空きエントリに登録する様、依頼する。そして、Webサーバ35は、S524において、与信結果がOKである旨を表す与信確認画面のHTMLファイル40をファイルサーバ37から受け取り、S525において、そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。
【0075】
Webサーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージがその他の要求を内容としている場合には、処理をS501からS517へ進め、HTTPリクエストメッセージの要求内容に応じた処理を実行し、処理をS501へ戻す。
(イメージエディタ起動ActiveXによる処理)
次に、イメージエディタCABファイル50を読み込んだWebブラウザ27が図10のS114を実行することによって起動されるイメージエディタ起動ActiveXによる処理内容を、図17を参照して、説明する。
【0076】
イメージエディタ起動ActiveX51は、起動後最初のS601において、ハードディスク25にJavaバーチャルマシン28がインストールされているか否かをチェックする。そして、Javaバーチャルマシン28がインストールされていなければ、S608においてエラーメッセージをディスプレイ22上に表示した後に、処理を終了する。
【0077】
これに対して、Javaバーチャルマシン28がハードディスク25にインストールされていれば、イメージエディタ起動ActiveX51は、S602において、Javaバーチャルマシン28に、イメージエディタJavaアプリケーション52(クライアントプログラム)に従った処理を起動させる。以後、イメージエディタJavaアプリケーション52に従ってJavaバーチャルマシン28がCPU20に実行させる機能を、「イメージエディタ52」と称する。なお、このイメージエディタ52には、イメージエディタ起動ActiveX51から、ユーザID及びセッションIDが継承される。
(イメージエディタ及びエディタサーバによる処理)
以下、イメージエディタ起動ActiveX51によって起動されたイメージエディタ52による処理内容と、このイメージエディタ52と通信を行うことによって同期して実行されるエディタサーバ36の処理内容とを、時系列に沿って、説明する。図18乃至図24は、イメージエディタ52による処理のメインルーチンを示すフローチャートであり、図27乃至図30は、エディタサーバ36による処理を示すフローチャートである。
【0078】
起動したイメージエディタ52は、図18のS701において、ユーザID及びセッションIDを指定して、起動パラメータ取得要求のHTTPリクエストメッセージをエディタサーバ36へ送信する。
【0079】
エディタサーバ36は、起動後最初のS901(図27)において、イメージエディタ52からの起動パラメータ取得要求を待っている。そして、起動パラメータ取得要求を受信すると、エディタサーバ36は、処理をS901からS902へ進め、データベースサーバ38に対して、起動パラメータ取得要求において指定されているユーザIDがログイン中であるか否かを問い合わせる。この問い合わせを受けたデータベースサーバ38は、そのユーザIDに基づいて会員データベース44を検索し、そのユーザIDを含むエントリにおけるログイン情報を、エディタサーバ36へ返答する。エディタサーバ36は、S903において、データベースサーバ38からの返答内容をチェックする。そして、ログイン中でなければ、エディタサーバ36は、S904において、エラーコードをイメージエディタ52へ応答し、処理を終了する。これに対して、ログイン中であれば、エディタサーバ36は、S905において、RAM48上のセッションID管理テーブル48(図5)から、上記ユーザID及びセッションIDに対応したコンテンツID及び画像サイズIDを読み出す。そして、これらコンテンツID及び画像サイズIDに、その他の制御パラメータ(コンテンツデータベース43において上記コンテンツIDに対応付けられている本画像コンテナ格納場所,等)を併せて起動パラメータとし、これら起動パラメータを格納したレスポンスメッセージをイメージサーバ36へ送信する。その後、エディタサーバ36は、S906において、イメージエディタ52からの編集リソース取得要求を待つ。
【0080】
イメージエディタ52は、S701にてHTTPリクエストメッセージを送信した後、次のS702において、送信されたHTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待ち受ける。具体的には、イメージエディタ52は、このS702において、図25に示すレスポンス受信チェック第1サブルーチンを実行する。
【0081】
このサブルーチンに入って最初のS801では、イメージエディタ52は、ユーザPC2とサーバ装置1との間の通信回線が接続状態のままであるか切断しているかをチェックする。そして、接続状態のままであれば、処理をS805へ進める。これに対して、通信回線が切断されている場合には、イメージエディタ52は、S802において、他の処理を中断した上で、図41に示す警告画面をディスプレイに表示する。図41に示されるように、この警告画面には、操作可能なアイテムとして「OK」ボタン64のみが含まれている。イメージエディタ52は、警告画面の表示後、次のS803において、ユーザがこの「OK」ボタン64を押下するのを待つ。そして、ユーザが「OK」ボタン64を押下すると、S804において警告画面を閉じた後に、処理をS801に戻す。ここで、もしユーザが通信回線を回復する処置を採らぬままに「OK」ボタン64を押下したとすると、S801において通信回線が切断されているとの判断が再びなされ、S802において警告画面が再表示される。これに対して、ユーザが通信回線を回復する処理を採った状態で「OK」ボタン64を押下したのであると、S801において通信回線が接続状態にあるとの判断がなされ、処理がS805に進み、他の処理が再開される。このように、通信回線が切断されていると、処理が先に進まないのはもちろんのこと、処理を終了することもできない。従って、必要な情報を取得した後に故意に通信回線を切断して課金を逃れようとする悪意のユーザの不正を、防止することができる。
【0082】
S805では、イメージエディタ52は、エディタサーバ36からレスポンスメッセージを受信したか否かをチェックする。そして、エディタサーバ36からレスポンスメッセージを未だ受信していない場合(エラーコードを受信した場合を含む)には、イメージエディタ52は、S806において、HTTPリクエストメッセージを送信してからの経過時間が所定の制限時間を越えたか否かをチェックする。そして、イメージエディタ52は、経過時間が制限時間を超えていれば処理をS808へ進め、未だ制限時間を超えていなければ処理をS807へ進める。S807では、イメージエディタ52は、エディタサーバ36からエラーコードを受信したか否かをチェックする。そして、エラーコードを受信していなければ、処理をS801へ戻す。これに対して、エラーコードを受信していれば、処理をS808へ進める。S808では、イメージエディタ52は、エディタサーバ36側において何らかのトラブルが発生したのであるとして、ディスプレイ22上にエラーメッセージを表示した後に、処理を終了する。
【0083】
以上のS801乃至S807の処理ループを繰り返している間にエディタサーバ36からレスポンスメッセージを受信すると、イメージエディタ52は、S805から処理ループを抜けて、このレスポンス受信チェック第1サブルーチンを終了して、図18のメインルーチンに処理を戻す。
【0084】
図18のメインルーチンでは、イメージエディタ52は、S702の次のS703において、ユーザID及びセッションIDを指定した編集リソース取得要求のHTTPリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する。ここで、編集リソースとは、購入対象画像の内容を示すレイアウト画像ファイル(上述したプレビュー画像よりは解像度が高いが実際に印刷に用いられる本画像よりは解像度が低い画像データのファイル,即ち、デジタルコンテンツの見本),及び、上述した本画像属性情報(図2)である。イメージエディタ52は、S703において上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S704において、上述したレスポンス受信チェック第1サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0085】
エディタサーバ36は、イメージエディタ52からの編集リソース取得要求を受信すると、処理をS906からS907へ進め、編集リソース取得要求において指定されていたユーザID及びセッションIDに対応するコンテンツID及び画像サイズIDを、RAM11上のセッションID管理テーブル48読み出す。そして、エディタサーバ36は、これらコンテンツID及び画像サイズIDの組み合わせに対してコンテンツデータベース43内で対応付けられている本画像属性情報及びレイアウト画像データファイル格納場所を、データベースサーバ38から受け取る。さらに、エディタサーバ36は、上記レイアウト画像データファイル格納場所に格納されているレイアウト画像データファイル41を、ファイルサーバ37から受け取る。次の908では、エディタサーバ36は、S907にて受け取った本画像属性情報及びレイアウト画像データファイル41を編集リソースとして圧縮し、圧縮された編集リソースを格納したレスポンスメッセージを、イメージエディタ52へ応答する。その後、エディタサーバ36は、S909において、イメージエディタ52からのプリンタ能力情報要求を待つ。
【0086】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36からの編集リソースを受信すると、処理をS704からSS705へ進め、ハードディスク25にインストール済みの全てのプリンタドライバ29を検出する。そして、次のS706において、検出されたプリンタドライバ29に特定プリンタ(このデジタルコンテンツ提供サービスにおいてサポートされているプリンタ)をローカルプリンタとして使用するためのプリンタドライバが含まれているか否かを、チェックする。そして、そのようプリンタドライバが含まれていない場合には、イメージエディタ52は、S707において、ディスプレイ22上にエラーメッセージを表示した後に、処理を終了する。これに対して、そのようなプリンタドライバが含まれている場合には、イメージエディタ52は、S708において、これらプリンタドライバ(即ち、特定プリンタをローカルプリンタとして使用するためのものとしてインストールされているプリンタドライバ)のプリンタドライバ名(プリンタドライバの識別情報)のリストを、生成する。次のS709において、エディタサーバ36は、S708にて生成したプリンタドライバ名リストを添付するとともにユーザID,セッションID及びOSIDを指定したプリンタ能力情報取得要求のHTTPリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する。イメージエディタ52は、S709にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S710において、上述したレスポンス受信チェック第1サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0087】
エディタサーバ36は、イメージエディタ52からのプリンタ能力情報取得要求を受信すると、処理をS909からS910へ進め、データベースサーバ38に対して、プリンタ能力情報取得要求において指定されていたOSID及びプリンタドライバ名リスト中の各プリンタドライバ名の組み合わせを夫々提示して、これら組み合わせに対応するプリンタ能力情報のプリンタドライバデータベース47からの検索を依頼する。データベースサーバ38は、受け取った組み合わせのうち、プリンタドライバデータベース47内で利用可能なものとして登録されているものについて、対応するプリンタ能力情報をこのプリンタドライバデータベース47から検索して、エディタサーバ36に返答する。エディタサーバ36は、S911において、データベースサーバ38から返答された利用可能なプリンタのプリンタ能力情報を格納したレスポンスメッセージを、イメージエディタ52へ応答する。その後、エディタサーバ36は、S912において、イメージエディタ52からの何れかのリクエスト(コピー防止機能付きスプーラ取得要求又は印刷画像の登録要求)を待つ。
【0088】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36からのプリンタ能力情報を受信すると、処理をS710からS711へ進め、受信したプリンタ能力情報に従って、ディスプレイ22上に、図36に示すようなプリンタ選択設定画面を表示する。このプリンタ選択設定画面は、受信した各プリンタ能力情報に対応したプリンタドライバを示すアイコンを列挙したプリンタ選択領域65,プリンタ選択領域65において対応するアイコンがクリックされることによって選択されたプリンタドライバについてのプリンタ能力情報に含まれる印刷可能用紙サイズを列挙した用紙サイズコンボボックス66,同じく印刷可能方向を選択するための印刷方向オプションボタン67,同じく印刷可能用紙種別をリストアップした用紙種別コンボボックス68,同じく使用可能給紙装置をリストアップした給紙方法コンボボックス69,「次へ」ボタン70及び「終了」ボタン71を、含んでいる。
【0089】
続いて、イメージエディタ52は、S712において、プリンタ選択設定画面に対する入力を待つ。そして、イメージエディタ52は、「終了」ボタン71が押下されると、処理を終了する。また、「終了」ボタン71の押下及び「次へ」ボタン70の押下以外の入力が行われた場合には、S713において、入力に応じた処理を実行する。具体的には、プリンタ選択領域65内に列挙されている何れかのアイコンが押下された場合には、そのアイコンに対応したプリンタドライバが選択され、そのプリンタドライバに対応した印刷可能用紙サイズが用紙サイズコンボボックス66の選択肢となり、そのプリンタドライバに対応した印刷可能方向が印刷方向オプションボタン67にて選択可能となり、そのプリンタドライバに対応した印刷可能用紙種別が用紙種別コンボボックス68の選択肢となり、そのプリンタドライバに対応した使用可能給紙装置が給紙方法コンボボックス69の選択肢となる。また、印刷方向オプションボタン67を構成する何れかのラジオボタンがクリックされると、クリックされたラジオボタンに対応した印刷方向が設定される。また、何れかのコンボボックス66,68,69が開かれてリストアップされている何れかの選択肢がクリックされると、クリックされた選択肢が設定される。
【0090】
これに対して、S712にて「次へ」ボタン70が押下された場合には、イメージエディタ52は、その時点におけるプリンタドライバの選択,及び、各コンボボックス66,68,69の設定及びオプションボタン67の設定を確定し、S714において、選択されたプリンタドライバ29のスプーラがコピー機能を有しているか否かをチェックする。そして、スプーラがコピー機能を有していない場合には、イメージエディタ52は、処理をS718へ進める。これに対して、スプーラがコピー機能を有している場合には、イメージエディタ52は、S715において、ユーザID,セッションID,OSID及び選択されたプリンタドライバ名を指定したコピー防止機能付スプーラ取得要求のHTTPリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する。イメージエディタ52は、S715にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S716において、上述したレスポンス受信チェック第1サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0091】
エディタサーバ36は、イメージエディタ52からのコピー防止機能付スプーラ取得要求を受信すると、処理をS912からS913へ進め、コピー防止機能付スプーラ取得要求に指定されたOSID及びプリンタドライバ名に対応したコピー防止機能付きスプーラ55を、ファイルサーバ37から受け取る。そして、エディタサーバ36は、次のS914において、S913にて受け取ったコピー防止機能付きスプーラ55を格納したレスポンスメッセージをイメージエディタ52へ送信し、処理をS912へ戻す。
【0092】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36からコピー防止機能付きスプーラ55を受信すると、処理をS716からS717へ進め、受信したコピー防止機能付きスプーラ55により、選択されたプリンタドライバのスプーラを置き換えた後、処理をS718へ進める。
【0093】
S718では、イメージエディタ52は、S704にて受信した編集リソースに含まれているレイアウト画像データファイル41に基づいて、ディスプレイ22上に、図37に示すエディタウインドウを表示する。このエディタウインドウ内には、その上縁に沿って、「回転」,「重ね順」,「グループ化」,「センタリング」,「削除」,「ズーム」,「グリッド」,「取消」,「ヘルプ」の各メニューが列挙されたメニューバー72が、配置されている。また、その左側縁に沿って、「見本印刷」ボタン73,「本印刷」ボタン74,「文字入力」ボタン75を含むツールボタンパネル76が、配置されている。さらに、その下縁に沿って、「戻る」ボタン77及び「終了」ボタン78を含むツールバー79が、配置されている。エディタウインドウ内におけるその他の領域が、編集領域80である。この編集領域80の中央には、プリンタ選択設定画面(図36)の用紙サイズコンボボックス66にて選択された用紙サイズの用紙を表すエディタページ81が、印刷方向オプションボタン67にて選択された印刷方向に向けて表示されている。このエディタページ81の外縁の内側には、プリンタ4による印刷可能範囲が、破線にて示されている。そして、初期状態においては、この印刷可能範囲一杯に、購入対象画像がレイアウト画像データに基づいて表示されている。
【0094】
続いて、イメージエディタ52は、S719において、エディタウインドウに対する入力を待つ。そして、「終了」ボタン78が押下さると、イメージエディタ52は、処理を終了する。また、「戻る」ボタン77の押下,「終了」ボタン78の押下及び「本印刷」ボタン74の押下以外の入力がなされた場合、イメージエディタ52は、S722において、入力された編集指示に応じた印刷イメージのレイアウト編集を、エディタページ81内で実行する。例えば、メニューバー72中の「回転」がクリックされた場合には、回転角度を選択するためのサブメニュー(図示略)を表示し、更に、そのサブメニューに挙げられた何れかの回転角度がクリックされた場合には、エディタページ81内で購入対象画像を回転させ、選択された回転角度に対応した向きを向かせる。また、メニューバー72中の「センタリング」がクリックされた場合、「印刷可能領域の中央」及び「用紙の中央」の何れかを選択させるためのサブメニュー(図示略)を表示し、更に、そのサブメニューに挙げられた何れかの選択肢がクリックされた場合には、その条件に従い且つ購入対象画像のアスペクト比を変更しない限度で、その購入対象画像を最大表示する。また、メニューバー72中の「ズーム」がクリックされた場合、倍率を選択させるためのサブメニュー(図示略)を表示し、更に、そのサブメニューに揚げられた何れかの倍率がクリックさらた場合には、その倍率に従い且つ購入画像のアスペクト比を変更しない限度で、その購入対象画像を拡大または縮小する。また、メニューバー72中の「グリッド」がクリックされて、更に、エディタページ81内の印刷可能領域内の何れかの位置がクリックされると、その位置を基準としてグリッドを設定する。その後、文字入力ボタン75が押下され、入力装置23によって文字入力されると、入力された文字をそのグリッド内に表示する。なお、このような編集指示は、常に入力可能であるのではなく、編集リソースに含まれる本画像属性情報によって認められた範囲に限られる。即ち、その購入対象画像の著作者の同一性保持権を侵害しない範囲に限られる。イメージエディタ52は、個々の編集指示入力に対してS722の編集を完了するごとに、処理をS719に戻す。また、「戻る」ボタン77が押下されると、イメージエディタ52は、S720において、現在編集中のレイアウトを破棄し、処理をS711に戻し、プリンタの選択と設定画面(図36)を再表示する。
【0095】
これに対して、「本印刷」ボタン74が押下されると(印刷指示の入力に相当)、イメージエディタ52は、S723において、ユーザID,セッションID,コンテンツID及び画像サイズID,並びに、エディタページ81における現在のレイアウトを定義したレイアウト情報(印刷イメージ内における画像の位置,倍率,印刷イメージ内における画像の傾き,印刷イメージ内に配置される文字列及びその位置)を指定した印刷画像登録要求のHTTPリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する。イメージエディタ52は、S723にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S724において、上述したレスポンス受信チェック第1サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0096】
エディタサーバ36は、イメージエディタ52からの印刷画像登録要求を受信すると、処理をS912からS915へ進め、レイアウトIDを発行する。次のS916では、エディタサーバ36は、データベースサーバ38に対して、印刷画像登録要求に指定されていたコンテンツID及び画像サイズIDの組合せを検索条件として、コンテンツデータベース43の検索を依頼する。データベースサーバ38は、検索条件であるコンテンツID及び画像サイズIDに対してコンテンツデータベース43内で対応付けられている金額(具体的額又は無料)及び本画像コンテナ42の格納位置を、コンテンツデータベース43から抽出して、エディタサーバ36に渡す。これらの情報を受け取ったエディタサーバ36は、次のS917において、印刷画像登録要求に指定されていユーザID,セッションID,レイアウト情報,S915にて発行したレイアウトID及び本画像コンテナ格納位置を、図6に示すように、所定のフォーマットに従って、一個の印刷レイアウト情報ファイル49としてファイル化する。このファイル化の際、予め本画像属性情報中の編集制約によって認められた範囲を超えたレイアウト情報については、シンタックスエラーを引き起こしてしまうので、そのようなレイアウト情報についてはファイル化されない。次のS918では、エディタサーバ36は、S917にて生成した印刷レイアウト情報ファイル49を、RAM11上に一時保存する。次のS919では、レイアウトIDに支払要/不要情報(S916にて取得した金額が無料である場合に値“F”をとり、有料である場合に値“C”をとる)を付し、レスポンスメッセージに格納して、イメージエディタ52へ応答する。次のS920では、エディタサーバ36は、S916にて取得した金額が無料であるか否かをチェックする。そして、金額が無料である場合には、エディタサーバ36は、処理を直ちにS926へ進めてイメージエディタ52からのリクエスト(本画像のダウンロード要求,印刷レイアウトのダウンロード要求)を待つ。これに対して、金額が無料でない場合には、エディタサーバ36は、S921において、イメージエディタ52からのコンテナのダウンロード要求を待つ。
【0097】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36からレイアウトID及び支払要/不要情報を受信すると、処理をS724からS725へ進め、受信したレイアウトIDをRAM24に記憶する。次のS726では、イメージエディタ52は、支払要/不要情報の値が“F(無料)”であるか“C(有料)”であるかを、チェックする。そして、イメージエディタ52は、“F(無料)”である場合には、処理を直ちにS732へ進める。これに対して、“C(有料)”である場合には、イメージエディタ52は、S727において、S718にて表示していたエディタウインドウを非表示にする。次のS728では、イメージエディタ52は、与信確認のための情報を送信させるために、Webブラウザ27を別途起動し、決済用ウェッブページURLを含むHTTPリクエストメッセージの送信を指示する。これによって起動されたWebブラウザ27とそれへ応答するWebサーバ35の処理内容は、図9,図13,図16を用いて既に説明された通りであり、Webサーバ35がS523を実行することにより、上述した通り、ハードディスク12内に支払状況管理テーブル46が格納される。イメージエディタ52は、次のS729において、ユーザID,セッションID及びレイアウトIDを指定したコンテナダウンロード要求のHTTPリクエストメッセージ(デジタルコンテンツの要求)を、エディタサーバ36へ送信する(デジタルコンテンツを要求する第1処理に相当)。イメージエディタ52は、S729にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S730において、図26に示すレスポンス受信チェック第2サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0098】
なお、図26に示すレスポンス受信チェック第2サブルーチンは、図25に示すレスポンス受信チェック第1サブルーチンと比較して、HTTPリクエストメッセージを送信してからの経過時間が制限時間を超えた場合(タイムアウト)やエラーコードを受信した場合にエラーメッセージを表示した後(S808)、直ちに処理を終わるのではなく、エディタサーバ36に対する終了通知を行う点が異なる。即ち、このレスポンス受信チェック第2サブルーチンでは、イメージエディタ52は、S808にてエラーメッセージを表示した後、S809において、ユーザID及びセッションIDを指定した本印刷処理の終了通知のHTTPリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する。その後、イメージエディタ52は、S810において、S809にて送信したHTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。エディタサーバ36は、本印刷処理の終了通知を受信すると、図31に示す終了通知処理を、割り込みスタートし、最初のS1001において、本印刷処理の終了通知に指定されたいたユーザID及びセッションIDに関連付けられた全てのリソース(具体的には、ハードディスク12内の支払状況管理テーブル46,RAM11上のセッションID管理テーブル48及び印刷レイアウト情報ファイル49)を破棄し、次のS1002において、イメージエディタ52へ処理完了通知を格納したレスポンスメッセージを送信する。イメージエディタ52は、この処理完了通知を受信すると、全ての処理を終了する。このレスポンス受信チェック第2サブルーチンにおいて、S809及びS810が実行されるのは、このレスポンス受信チェック第2サブルーチンが実行される時点においてはサーバ装置1内に上記した各リソースが蓄積されているために、これらを削除しなければならないからである。
【0099】
一方、エディタサーバ36は、イメージエディタ52からコンテナのダウンロード要求を受信すると、処理をS921からS922へ進め、データベースサーバ38に対して、コンテナのダウンロード要求に指定されているユーザID,セッションID及びレイアウトIDに対して支払状況管理テーブル46内で対応付けられている課金用印刷ステータスの検索を依頼する。次のS923では、エディタサーバ36は、S922での検索依頼に対するデータベースサーバ38の検索結果を分析し、上記ユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせに対して“1”以上の値の課金用印刷ステータスが支払状況管理テーブル46に登録されていれば、与信確認済みであると判断して処理をS925へ進め、それ以外の場合(上記ユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせ自体が登録されていない場合,若しくは、その組み合わせに対応付けられた課金用印刷ステータスの値が“0”である場合)には、処理をS924へ進める。このS924では、エディタサーバ36は、待機指示を格納したレスポンスメッセージをイメージエディタ52へ応答する。そして、エディタサーバ36は、S924の完了後、処理をS921へ戻して、イメージエディタ52がコンテナのダウンロード要求を再度送信してくるのを待つ。これに対して、S925では、エディタサーバ36は、開始可能通知を格納したレスポンスメッセージをイメージエディタ52へ応答する。そして、S925の完了後、エディタサーバ36は、処理をS926へ進め、イメージエディタ52からのリクエスト(本画像のダウンロード要求,印刷レイアウトのダウンロード要求)を待つ。
【0100】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36から待機指示又は開始可能通知を受信すると、処理をS730からS731へ進める。このS731では、イメージエディタ52は、受信したのが待機指示であるか開始可能通知であるかをチェックする。そして、待機指示を受信したと判断した場合には、イメージエディタ52は、処理をS729へ戻し、再度、コンテナのダウンロード要求のHTTPリクエストメッセージ送信を行う。これに対して、開始可能通知を受信したと判断した場合には、イメージエディタ52は、処理をS732へ進める。
【0101】
イメージエディタ52は、S732において、コンテンツID及び画像サイズIDに対応した本画像コンテナ42がハードディスク25内にキャッシュ済みであるか否かをチェックする。そして、キャッシュ済みであれば、イメージエディタ52は、処理を直ちにS736へ進める。これに対して、キャッシュ済みでなければ、イメージエディタ52は、処理をS733へ進め、図39に示すコンテナダウンロード画面をディスプレイ22上に表示する。次のS734では、イメージエディタ52は、ユーザID,セッションID及びレイアウトIDを指定した本画像のダウンロード要求のHTTPリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する。イメージエディタ52は、S734にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S735において、上述したレスポンス受信チェック第2サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0102】
エディタサーバ36は、イメージエディタ52からの本画像のダウンロード要求を受信すると、処理をS926からS927へ進め、本画像のダウンロード 要求に指定されていたユーザID,セッションID及びレイアウトIDを含む印刷レイアウト情報ファイル49から本印刷画像コンテナ格納位置を読み出し、その格納位置からコピーされた本画像コンテナファイル42をファイルサーバ37から受け取る。次のS928では、エディタサーバ36は、コピーされた本画像コンテナファイル42を、ハードディスク12内における自己の作業用のテンポラリディレクトリに、送信用として格納する。次のS929では、エディタサーバ36は、本画像コンテナファイル42を格納したレスポンスメッセージを、イメージエディタ52へ応答する。次のS930では、エディタサーバ36は、テンポラリファイルから、S928にて格納した本画像コンテナファイル42を削除する。S930を完了すると、エディタサーバ36は、処理をS926へ戻し、イメージエディタ52からの印刷レイアウトのダウンロード要求を待つ。
【0103】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36から本画像コンテナファイル42を受信すると、処理をS735からS736へ進める。
【0104】
S736では、イメージエディタ52は、ユーザID,セッションID及びレイアウトIDを指定した印刷レイアウトのダウンロード要求のHTTPリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する。イメージエディタ52は、S736にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S737において、上述したレスポンス受信チェック第2サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0105】
エディタサーバ36は、イメージエディタ52からの印刷レイアウトのダウンロード要求を受信すると、処理をS926からS931へ進め、データベースサーバ38に対して、印刷レイアウトのダウンロード要求に指定されているユーザID,セッションID及びレイアウトIDに対して支払状況管理テーブル46内で対応付けられている課金用印刷ステータスの検索を依頼する。次のS932では、エディタサーバ36は、S931での検索依頼に対するデータベースサーバ38の検索結果を分析し、上記ユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせに対して“1”以上の値の課金用印刷ステータスが支払状況管理テーブル46に登録されていれば、与信確認済みであると判断して処理をS934へ進め、それ以外の場合(上記ユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせ自体が登録されていない場合,若しくは、その組み合わせに対応付けられた課金用印刷ステータスの値が“0”である場合)には、処理をS933へ進める。このS933では、エディタサーバ36は、エラーコードを格納したレスポンスメッセージをイメージエディタ52へ応答する。すると、上述したようにS737において図26のレスポンス受信チェック第2サブルーチンを実行しているイメージエディタ52は、エディタサーバ36へ本印刷処理の終了通知を送信し(S809)、これに応じてエディタサーバ36が図31の終了通知処理を割り込み実行することにより、上記ユーザID及びセッションIDに関連付けられた全リソース(支払状況管理テーブル46,セッションID管理テーブル48及び印刷レイアウト情報ファイル49)が削除された後に(S1001)、このエディタサーバ36による全処理が完了する。
【0106】
これに対して、S934では、エディタサーバ36は、乱数等に基づいて、ユーザキーをランダムに生成する。次のS935では、上記ユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせに対応した印刷レイアウト情報ファイル49に登録されている本画像コンテナ42の格納位置を手掛かりとして、対応するコンテナキーをファイルサーバ37から受け取る。そして、S934にて生成したユーザキーを用いて、当該コンテナキーを暗号化する。次のS936では、イメージエディタ52は、上記ユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせに対応した印刷レイアウト情報ファイル49から本画像コンテナ格納位置を削除するとともにS934にて生成したユーザキー及びS935にて暗号化したコンテナキーを埋め込む。そして、この印刷レイアウト情報ファイル44を格納したレスポンスメッセージを、イメージエディタ52へ応答する。S936を完了すると、エディタサーバ36は、処理をS937へ進め、イメージエディタ52からのリクエスト(支払確定通知又は支払未確定通知)を待つ。
【0107】
イメージエディタ52は、印刷レイアウト情報ファイル49を受信すると、受信した印刷レイアウト情報ファイル44をハードディスク25に格納することなくRAM24上に展開し、処理をS737からS738へ進め、図40に示す印刷処理画面をディスプレイ22上に表示する。この印刷処理画面には、印刷完了までの処理の達成率を表すプログレスバー82が含まれているが、この時点においては、プログレスバー82は0%を示す状態となっている。次のS739では、イメージエディタ52は、復号処理DLL53に、S735にてダウンロードした本画像コンテナ42又はキャッシュされていた本画像コンテナ42の復号化を指示する。この指示を受けた復号処理DLL53は、まず、レイアウト情報ファイルに埋め込まれたユーザキーを用いてコンテンツキーを復号化し、さらに、復号化されたコンテンツキーを用いて本画像コンテナ42を復号化することによって本画像の画像データ(JPEGデータ)を復元し、さらに、この本画像の画像データ(JPEGデータ)をビットマップデータとして展開する。一方、イメージエディタ52は、S739での指示を行った後に、S740及びS741のループ処理を実行する。即ち、イメージエディタ52は、S740において、その時点における復号処理DLL53の処理進行状況を調べ、その進行状況に応じてプログレスバー82の表示形態を変更する。そして、イメージエディタ52は、次のS741において、復号処理DLL53の処理が完了したか否かをチェックし、未だ処理が完了していなければ、処理をS740に戻す。これらS740及びS741のループ処理を繰り返した結果、復号処理DLL53の処理が完了したと判断できた場合には、イメージエディタ52は、処理をS742へ進める。
【0108】
S742では、イメージエディタ52は、印刷OCX54に対して、印刷イメージの展開,レイアウト,及びプリンタドライバ29への転送を指示する(プリンタを用いた印刷を行う第2処理に相当)。この指示を受けた印刷OCX54は、印刷レイアウト情報に従って、エディタウインドウ内のエディタページ81に相当する領域内に、本画像のビットマップデータと文字列を配置することによって、印刷イメージデータを展開する。そして、完成した印刷イメージデータをS712にて選択されたプリンタドライバ29へ転送する。印刷イメージデータが転送されたプリンタドライバ29は、印刷イメージデータをプリンタ4が印刷するに適した印刷データに変換し、その印刷データに基づいた印刷を行わせるように、プリンタ4を制御する。一方、イメージエディタ52は、S742での指示を行った後に、S743及びS744のループ処理を実行する。即ち、イメージエディタ52は、S743において、その時点における印刷OCX54及びプリンタドライバ29の処理進行状況を調べ、その進行状況に応じてプログレスバー82の表示形態を変更する。そして、イメージエディタ52は、次のS744において、印刷OCX54及びプリンタドライバ29の処理が完了したか否かをチェックし、未だ処理が完了していなければ、処理をS743に戻す。これらS743及びS744のループ処理を繰り返した結果、印刷OCX54及びプリンタドライバ29の処理が完了したと判断できた場合には、イメージエディタ52は、処理をS745へ進める。
【0109】
S745では、イメージエディタ52は、図42に示す印刷結果の確認画面をディスプレイ22上に表示する。この印刷結果の確認画面には、「きちんとプリントされましたか?」との質問に対する回答に相当する「はい」ボタン83及び「いいえ」ボタン84が、含まれている。ユーザは、プリンタ4から出力された印刷物を見て、プリンタ4の不調に因るかすれやにじみ等の問題がなければ「はい」ボタン83を押下し、他方、以上のような問題があったり紙詰まりによって印刷物が得られなかった場合には「いいえ」ボタン84を押下する。イメージエディタ52は、S746において、何れかのボタン83,84が押下されるのを待ち、「はい」ボタン83が押下された場合には処理をS747へ進め、「いいえ」ボタン84が押下された場合には処理をS750へ進める。S747では、イメージエディタ52は、ユーザID,セッションID及びレイアウトIDを指定した支払確定通知(印刷結果が是であることを示す情報)のHTTPリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する(印刷結果が是か否かを示す情報を送信する第3処理に相当)。イメージエディタ52は、S747にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S748において、上述したレスポンス受信チェック第2サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0110】
エディタサーバ36は、イメージエディタ52から支払確定通知を受信すると、処理をS937からS938へ進め、“OK”の回答を格納したレスポンスメッセージを、イメージエディタ52へ応答する。続いて、エディタサーバ36は、S939において、データベースサーバ38に対して、支払確定通知に指定されていたユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせに対して支払状況管理テーブル46内で対応付けられている課金用印刷ステータスの値を課金確定を示す“5”に変更するとともに、売上確認フラグをセットする様、依頼する(課金処理に相当)。次のS940では、エディタサーバ36は、支払確定通知に指定されていたユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせに対応した印刷レイアウト情報ファイル49を、RAM11上から削除する。S940を完了すると、エディタサーバ36は、処理をS912に戻し、イメージエディタ52が別の編集による印刷画像の登録要求を送信してくるのを待つ。
【0111】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36から“OK”の回答を受信すると、処理をS748からS749へ進め、本印刷終了処理を実行する。即ち、ハードディスク25にキャッシュされた本画像コンテナファイル42を除き、ユーザPC2内に残存している当該レイアウトIDに関するリソース(印刷イメージデータ,印刷レイアウト情報ファイル49,レイアウトID)を全て破棄する。S749を完了すると、イメージエディタ52は、処理をS718へ戻し、エディタウインドウを再表示することによって、購入対象画面に対する編集のし直し、又は、「終了」ボタン78の押下を可能にする。
【0112】
一方、上述した印刷結果の確認画面において「いいえ」ボタン84が押下された場合に実行されるS750では、イメージエディタ52は、ユーザID,セッションID及びレイアウトIDを指定した支払未確定通知(印刷結果が否であることを示す情報)のHTTPリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する(印刷結果が是か否かを示す情報を送信する第3処理に相当)。イメージエディタ52は、S750にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S751において、上述したレスポンス受信チェック第2サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0113】
エディタサーバ36は、イメージエディタ52から支払未確定通知を受信すると、処理をS937からS941へ進め、データベースサーバ38に対して、支払未確定通知に指定されていたユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせに対して支払状況管理テーブル46内で対応付けられている課金用印刷ステータスの値を、一つインクリメントする様、依頼する。次のS942では、エディタサーバ36は、インクリメント後の課金用印刷ステータスの値が“印刷処理終了”を示す“4”まで達したか否かをチェックする。そして、課金用印刷ステータスの値が未だ“4”まで達していなければ、エディタサーバ36は、S944において、“再印刷可能”の回答(再印刷許可)を格納したレスポンスメッセージを、イメージエディタ52へ応答し、S945において、イメージエディタ52からの再印刷理由の転送を待つ。
【0114】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36から“再印刷可能”の回答を受信すると、処理をS751からS752へ進め、更にS753へ進める。このS753では、イメージエディタ52は、図43に示す再印刷処理画面をディスプレイ22に表示する。この再印刷処理画面は、類型的な再印刷理由を選択させるためのコンボボックス85と、具体的な再印刷理由を書込可能なテキストボックス86と、「もう一度印刷」ボタン87と、チェックボックス88とを、含んでいる。続いて、イメージエディタ52は、S754において、この再印刷処理画面に対する操作を待ち、「もう一度印刷」ボタン87の押下以外の操作がなされた場合には、S755において、その操作の内容に応じた再印刷理由の設定を実行した後に、処理をS754へ戻す。例えば、コンボボックス85を開けるための操作がなされた場合には、予めリストアップされている類型的再印刷理由を一覧表示し、更にその中から何れかの類型的再印刷理由がクリックされた場合には、そのクリックされた再印刷理由を設定する。また、チェックボックス88がチェックされた場合には、続いてテキストボックス86に入力される内容を設定する。これに対して、「もう一度印刷」ボタン87が押下された場合には、イメージエディタ52は、S756において、その時点で設定されている再印刷理由,並びにユーザID,セッションID及びレイアウトIDを指定した再印刷理由転送のHTTPリクエストメセージを、エディタサーバ36へ送信する。イメージエディタ52は、S756にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S757において、上述したレスポンス受信チェック第2サブルーチンを実行することによって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0115】
エディタサーバ36は、イメージエディタ52から再印刷理由転送を受信すると、処理をS945からS946へ進め、データベースサーバ38に対して、再印刷理由転送に指定されていた再印刷理由の再印刷理由テーブル45への登録を依頼する。図8に示されるように、この再印刷理由テーブル45には、各再印刷理由毎を識別するための再印刷理由ID毎に、その再印刷理由の内容及びレイアウトIDが、互いに対応付けられて登録される。続いて、エディタサーバ36は、S947において、“OK”の回答を格納したレスポンスメッセージをイメージエディタ52へ応答し、処理をS937へ戻して、イメージエディタ52からのリクエスト(支払確定通知又は支払未確定通知)を待つ。
【0116】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36から“OK”の回答を受信すると、処理をS757からS738へ戻し、再度、印刷を試みる。
【0117】
これに対して、課金用印刷ステータスの値が“4”に達したとS942にて判断した場合には、エディタサーバ36は、S943において、“再印刷不能”の回答を格納したレスポンスメッセージを、イメージエディタ52へ送信する。そして、上述した支払確定通知を受信した場合と同様に、S939において、データベースサーバ38に対して、支払未確定通知に指定されていたユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせに対して支払状況管理テーブル46内で対応付けられている課金用印刷ステータスの値を、課金確定を示す“5”に変更するとともに、売上確認フラグをセットする様依頼し、次のS940において、支払未確定通知に指定されていたユーザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わせに対応した印刷レイアウト情報ファイル49をRAM11上から削除し、処理をS912に戻す。
【0118】
イメージエディタ52は、エディタサーバ36から“再印刷不能”の回答を受信すると、処理をS751からS752へ進め、更にS758へ進める。S758では、イメージエディタ52は、S749と同じ本印刷終了処理を実行する。そして、S758の完了後、イメージエディタ52は、処理をS718へ戻す。
【0119】
なお、ユーザが他の画像の購入(印刷物の購入)を望む時には、ユーザは、Webブラウザ27に対して、何れかのリスト画面を表示させるための操作を行った後に、何れかの画像についてのプレビュー画面を表示させる。そして、そのプレビュー画面において「プリントに進む」ボタン55を押下する。これによって、別個のセッションIDが発行され、イメージエディタCABファイル50がサーバ装置1からユーザPC2へダウンロードされて、ユーザPC2においてイメージエディタ52が再実行される。
【0120】
以上の処理が繰り返し実行されることによって、支払状況管理テーブル4には、各セッションID(購入対象画像に相当)について、各レイアウトID(各印刷結果物に相当)毎の購入の記録(日付,金額,個人情報,クレジットカードの情報,売上確認フラグ)が残される。その後、例えば月毎の締日において図示せぬ集計プログラムが実行され、支払状況管理テーブル4に残された購入の記録が各ユーザ毎に集計され、集計された金額が各ユーザについて登録されているクレジットカード会社に請求される。請求がなされたクレジットカード会社は、請求金額を立替支払いするとともに、予め登録されている各ユーザの銀行口座から請求金額を引き落とすための処理を行う。
(実施形態による効果)
本実施形態によると、ユーザがイメージエディタ起動ページ取得要求のHTTPリクエストメセージをサーバ装置1へ送信しても、Webサーバ35は、そのユーザがログイン状態になければ、イメージエディタ起動ページASPを応答せず、その結果、イメージエディタJavaアプリケーション52を含むイメージエディタCABファイル50は、ユーザPC2へダウンロードされない。従って、氏名,住所,クレジットカード番号等の個人情報を明らかにしていないユーザへは、本画像データの購入に関する一切情報が送信されない。
【0121】
また、本実施形態によると、ユーザが購入対象画像を決定してイメージエディタ起動ページ取得要求のHTTPリクエストメセージをサーバ装置1へ送信する毎に、その購入対象画像を購入するための接続を一意に識別するセッションIDが発行されて、以後、そのセッションIDを保持しているユーザPC2のみが、その購入対象画像の取引の手続きを続行することができる。従って、他人が、そのユーザになりすまして手続きを続行することが防止されるばかりか、そのユーザ本人が別の端末を用いて手続きを続行することもできない。その結果、購入の手続きの全体が同一のユーザPC2において完結する他ないので、各種データが散逸して管理不能となることが無くなる。
【0122】
また、本実施形態によると、購入対象画像を特定するためのコンテンツID及び画像サイズIDの組合せは、Webブラウザ27からWebサーバ35へ通知され、エディタサーバ36から起動パラメータとして通知される。即ち、これらパラメータが自動的にイメージエディタ52へ自動的にセットされるので、ユーザにこれらパラメータを見せる必要がないので、セキュリティが高度に保たれる。
【0123】
また、本実施形態によると、このデジタルコンテンツ提供システムがサポートする全プリンタのプリンタ能力情報がイメージエディタ52へ通知されるのではなく、ユーザPC2にローカルに接続されているプリンタ4についてのプリンタ能力情報のみがイメージエディタ52へ通知される。これにより、サーバ装置1からユーザPC2へ転送される情報量が少なくなるので、通信の負荷が少なくて済む。
【0124】
また、本実施形態によると、エディタウインドウ上で編集されたレイアウトを指定するレイアウト情報は、ユーザPC2内ではファイル化されず、エディタサーバ36へ転送された後に、サーバ装置1内で印刷レイアウト情報ファイル49としてファイル化される。そして、ユーザに対する与信確認がなされ、本画像コンテナ42がユーザPC2がダウンロードされた後、この本画像コンテナ42に基づく印刷が実行される直前に、サーバ装置1からユーザPC2へダウンロードされる。従って、最終的に印刷される際のレイアウトは、エディタサーバ36によって管理されるので、予め許された範囲を超えるレイアウトが排除される。即ち、ユーザPC2内でユーザが何らかの手段によって本画像属性情報が許す範囲を超えた編集を行ったとしても、そのような編集の内容は、エディタサーバ36へ送信されてファイル化される際にシンタックスエラーを引き起こしてしまうので、印刷結果に反映されることがない。その結果、印刷対象画像の著作者の同一性保持権が侵害されることが防止される。
【0125】
また、本実施形態によると、ユーザに対する与信確認がなされた後でないと、本画像コンテナ42はサーバ装置1からユーザPC2へダウンロードされない。従って、会員登録時に虚偽のカード情報を申告した悪意のユーザへの本画像データの送信が防止される。
【0126】
また、本実施形態によると、サーバ装置1内において、ユーザPC2へのダウンロード用にテンポラリディレクトリにコピーされた本画像コンテナ42は、この本画像コンテナ42がユーザPC2にダウンロードされた後、直ちに削除される。従って、本画像コンテナ42がサーバ装置1外部から不正アクセスされる可能性が低減する。
【0127】
また、本実施形態によると、印刷直前にレイアウト情報をサーバ装置1からユーザPC2へダウンロードする際に、そのユーザPC2のユーザに対する与信確認がなされる。従って、料金徴収が不可能なユーザに対して印刷を行わせてしまうことが、防止される。
【0128】
また、本実施形態によると、プリンタ4の不調等により印刷物が正常に印刷されなかった場合でも、2回までなら、再印刷が可能である。このように再印刷を試みることによって、ユーザとしては、課金される金額に見合った印刷物を得ることができる。著作者としても、あまりに印刷品質が劣悪な印刷物が出力されてユーザによって鑑賞されるのであれば、自己の同一性保持権が保証されないことになる。その反面、プリンタ4が故障しているならば何度再印刷を実行させても最終的に満足な印刷物は得られない。また、悪意のユーザが正常な印刷がなされているにも拘わらず再印刷を求めている可能性もある。そのため、本実施形態では、再印刷可能回数を2回に区切り、2回再印刷を実行した時点で課金確定処理を行うことにしている。
【0129】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明によると、デジタルコンテンツの印刷をする前に、ユーザ端末からサーバ装置へレイアウト情報を通知し、これをサーバ装置において所定のフォーマットに従ってファイル化し、ファイル化されたレイアウト情報を利用してユーザ端末は印刷イメージを生成するので、デジタルコンテンツの著作者の同一性保持権を侵害する態様で印刷がなされることが、防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であるデジタルコンテンツ提供システムの概略構成を示すブロック図
【図2】 図1に示すコンテンツデータベースの構造を示す図
【図3】 図1に示す会員データベースの構造を示す図
【図4】 図1に示すプリンタドライバデータベースの構造を示す図
【図5】 図1に示すセッションID管理テーブルの構造を示す図
【図6】 図1に示す印刷レイアウト情報ファイルの構造を示す図
【図7】 図1に示す支払状況管理テーブルの構造を示す図
【図8】 図1に示す再印刷利湯テーブルの構造を示す図
【図9】 Webブラウザによる処理内容を示すフローチャート
【図10】 図9のS009にて実行されるサブルーチンを示すフローチャート
【図11】 プレビューページの「プリントに進む」ボタンが押下された場合に図9のS003において実行される処理を示すフローチャート
【図12】 ログインページの「ログイン」ボタンが押下された場合に図9のS003において実行される処理を示すフローチャート
【図13】 決済用ページの「送信」ボタンが押下された場合に図9のS003において実行される処理を示すフローチャート
【図14】 Webサーバによる処理を示すフローチャート
【図15】 Webサーバによる処理を示すフローチャート
【図16】 Webサーバによる処理を示すフローチャート
【図17】 ActiveXによる処理を示すフローチャート
【図18】 イメージエディタによる処理を示すフローチャート
【図19】 イメージエディタによる処理を示すフローチャート
【図20】 イメージエディタによる処理を示すフローチャート
【図21】 イメージエディタによる処理を示すフローチャート
【図22】 イメージエディタによる処理を示すフローチャート
【図23】 イメージエディタによる処理を示すフローチャート
【図24】 イメージエディタによる処理を示すフローチャート
【図25】 S702,S704,S710,S716,S724にて実行されるレスポンス受信チェック第1サブルーチンを示すフローチャート
【図26】 S730,S735,S737,S748,S751,S757にて実行されるレスポンス受信チェック第2サブルーチンを示すフローチャート
【図27】 エディタサーバによる処理を示すフローチャート
【図28】 エディタサーバによる処理を示すフローチャート
【図29】 エディタサーバによる処理を示すフローチャート
【図30】 エディタサーバによる処理を示すフローチャート
【図31】 エディタサーバによって本印刷処理の終了通知受信時に割り込み実行される終了通知処理を示すフローチャート
【図32】 サービスホームページを示す図
【図33】 リストページ例を示す図
【図34】 プレビューページ例を示す図
【図35】 ログインページを示す図
【図36】 プリンタの選
択と設定画面を示す図
【図37】 エディタウインドウを示す図
【図38】 決済用ページを示す図
【図39】 コンテナのダウンロード画面を示す図
【図40】 印刷処理画面を示す図
【図41】 警告画面を示す図
【図42】 印刷結果確認画面を示す図
【図43】 再印刷処理画面を示す図
【符号の説明】
1 サーバ装置
2 ユーザPC
10 CPU
11 RAM
12 ハードディスク
15 通信アダプタ
20 CPU
21 通信アダプタ
22 ディスプレイ
23 入力装置
24 RAM
25 ハードディスク
27 Webブラウザ
28 Javaバーチャルマシン
29 プリンタドライバ
35 Webサーバ
36 エディタサーバ
37 ファイルサーバ
38 データベースサーバ
42 本画像コンテナ
43 コンテンツデータベース
44 会員データベース
46 支払状況管理テーブル
47 プリンタドライバデータベース
48 セッションID管理テーブル
49 印刷レイアウト情報ファイル
50 イメージエディタCABファイル
52 イメージエディタJavaアプリケーション
55 コピー防止機能付きスプーラ

Claims (9)

  1. ネットワークを介して互いに通信可能なサーバ装置とユーザ端末とからなり、前記ユーザ端末からの要求に基づいて前記サーバ装置が当該ユーザ端末へデジタルコンテンツを送信するデジタル提供システムであって、
    前記ユーザ端末は、プログラムに従って処理を実行する処理装置と、ユーザによる操作に応じて前記処理装置に各種指示を入力する入力装置と、前記ネットワークを介して前記サーバ装置と通信を行う通信装置と、処理装置によって印刷を行うプリンタと、格納媒体とを有し、
    前記サーバ装置は、プログラムに従って処理を実行する処理装置と、前記ネットワークを介して前記ユーザ端末と通信を行う通信装置と、デジタルコンテンツ及びその見本を格納する格納媒体とを有し、
    前記ユーザ端末の格納媒体には、前記ユーザ端末の前記処理装置に対して、前記入力装置によって入力された指示に応じて、前記サーバ装置へ前記デジタルコンテンツの見本を要求させ、前記要求に応じて前記サーバ装置から送信されてきた前記デジタルコンテンツの見本、及び、前記入力装置によって入力された編集指示に応じて、前記デジタルコンテンツの見本を含む印刷イメージのレイアウトを編集させ、更に、前記入力装置によって入力された印刷指示に応じて、前記サーバ装置へ前記印刷イメージのレイアウトを示すレイアウト情報を送信させ、その後、前記サーバ装置から送信されてきたデジタルコンテンツの画像データ、及び、前記サーバ装置から送信されてきたレイアウト情報に基づいて印刷イメージを生成させ、この印刷イメージに対応した印刷物を前記プリンタに出力させるための処理を実行させるクライアントプログラムが格納されており、
    前記サーバ装置の格納媒体には、前記サーバ装置の前記処理装置に対して、前記ユーザ端末から送信されてきた前記要求に応じて前記デジタルコンテンツの見本を前記ユーザ端末へ送信させ、前記ユーザ端末から送信されてきた前記レイアウト情報を、前記デジタルコンテンツの属性情報が許す範囲を超えてユーザ端末の処理装置が前記印刷イメージのレイアウトを編集したかどうかをファイル化の開始後のシンタックスエラーの有無によって判定させ、前記判定でシンタックスエラーが無いと判定された前記レイアウト情報のファイル化を完了させ、その後、前記デジタルコンテンツを前記ユーザ端末へ送信させてから、前記ファイル化を完了させた前記レイアウト情報前記ユーザ端末へ送信させるサーバプログラムが格納されていることを特徴とするデジタルコンテンツ提供システム。
  2. 前記ユーザ端末は、更に、編集中における前記印刷イメージのレイアウトを表示するディスプレイを有していることを特徴とする請求項1記載のデジタルコンテンツ提供システム。
  3. 前記レイアウト情報は、前記印刷イメージ内における前記デジタルコンテンツによる画像の位置を示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のデジタルコンテンツ提供システム。
  4. 前記レイアウト情報は、前記印刷イメージ内における前記デジタルコンテンツによる画像の向きを示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のデジタルコンテンツ提供システム。
  5. 前記レイアウト情報は、前記印刷イメージ内に配置される文字列を示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のデジタルコンテンツ提供システム。
  6. 前記デジタルコンテンツは暗号化された状態でサーバ装置からユーザ端末へ送信されるとともに、前記レイアウト情報のファイルは、前記デジタルコンテンツを復号化するための鍵が組み込まれた状態でサーバ装置からユーザ端末へ送信され、
    前記クライアントプログラムは、前記処理装置に対して、前記サーバ装置から受信したレイアウト情報ファイルから前記レイアウト情報及び前記鍵を取り出させ、当該鍵によって前記デジタルコンテンツを復号化させることを特徴とする請求項1記載のデジタルコンテンツ提供システム。
  7. 前記クライアントプログラムは、前記ユーザ端末の前記処理装置に対して、前記入力装置によって入力された印刷指示に応じて、前記サーバ装置へ前記ユーザについての与信確認のための情報を送信させ、
    前記サーバプログラムは、前記サーバ装置の前記処理装置に対して、前記ユーザ端末から送信されてきた情報に基づいて与信確認のための処理を実行させ、処理結果として与信確認ができた場合に限って、前記レイアウト情報をユーザ端末へ送信させることを特徴とする請求項1記載のデジタルコンテンツ提供システム。
  8. 入力装置とプリンタとを有するユーザ端末と、このユーザ端末に対してネットワークを介して通信可能であるとともにデジタルコンテンツ及びその見本を格納した記憶媒体を有するサーバ装置との間で、前記ユーザ端末からの要求に基づいて前記サーバ装置が当該ユーザ端末へデジタルコンテンツを送信するデジタルコンテンツ提供方法であって、
    前記ユーザ端末は、前記入力装置を介してユーザがデジタルコンテンツの見本の要求を入力すると、前記サーバ装置へ、当該デジタルコンテンツの見本の要求を送信し、
    前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から前記デジタルコンテンツの見本を読み出して、前記ユーザ端末へ送信し、
    前記ユーザ端末は、前記サーバ装置から前記デジタルコンテンツの見本を受信すると、このデジタルコンテンツの見本、及び、前記ユーザが前記入力装置を介して入力した編集指示に応じて、前記デジタルコンテンツの見本を含む印刷イメージのレイアウトを編集し、
    前記ユーザ端末は、前記入力装置を介して前記ユーザが印刷指示を入力すると、前記サーバ装置へ、前記印刷イメージのレイアウトを示すレイアウト情報を送信し、
    前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から前記レイアウト情報を受信すると、受信した前記レイアウト情報を、前記デジタルコンテンツの属性情報が許す範囲を超えてユーザ端末の処理装置が前記印刷イメージのレイアウトを編集したかどうかをファイル化の開始後のシンタックスエラーの有無によって判定し、前記判定でシンタックスエラーが無いと判定した前記レイアウト情報のファイル化を完了し、その後、前記デジタルコンテンツを前記ユーザ端末へ送信してから、前記ファイル化を完了した前記レイアウト情報前記ユーザ端末へ送信し、
    前記ユーザ端末は、前記サーバ装置から前記デジタルコンテンツ及び前記レイアウト情報を受信すると、前記デジタルコンテンツによる画像データ、及び、前記レイアウト情報に基づいて印刷イメージを生成し、この印刷イメージに対応した印刷物を前記プリンタに出力させるための処理を実行することを特徴とするデジタルコンテンツ提供方法。
  9. プログラムに従って処理を実行する処理装置と、前記ネットワークを介してユーザ端末と通信を行う通信装置と、デジタルコンテンツ及びその見本を格納する格納媒体とを有するサーバ装置であって、
    前記格納媒体には、
    入力装置及びプリンタを有するユーザ端末の処理装置に対して、前記入力装置によって入力された指示に応じて、前記サーバ装置へ前記デジタルコンテンツの見本を要求させ、前記要求に応じた送信されてきた前記デジタルコンテンツの見本、及び、前記入力装置によって入力された編集指示に応じて、前記デジタルコンテンツの見本を含む印刷イメージのレイアウトを編集させ、更に、前記入力装置によって入力された印刷指示に応じて、前記サーバ装置へ前記印刷イメージのレイアウトを示すレイアウト情報を送信させ、その後、前記サーバ装置から送信されてきたデジタルコンテンツの画像データ、及び、前記サーバ装置から送信されてきた前記レイアウト情報に基づいて印刷イメージを生成させ、この印刷イメージに対応した印刷物を前記プリンタに出力させるための処理を実行させるクライアントプログラムファイルと、
    前記サーバ装置の処理装置に対して、前記ユーザ端末から送信されてきた要求に応じて前記デジタルコンテンツの見本を前記ユーザ端末へ送信させ、前記ユーザ端末から送信されてきたレイアウト情報を、前記デジタルコンテンツの属性情報が許す範囲を超えてユーザ端末の処理装置が前記印刷イメージのレイアウトを編集したかどうかをファイル化の開始後のシンタックスエラーの有無によって判定させ、前記判定でシンタックスエラーが無いと判定された前記レイアウト情報のファイル化を完了させ、その後、前記デジタルコンテンツを前記ユーザ端末へ送信させてから、前記ファイル化を完了させた前記レイアウト情報前記ユーザ端末へ送信させ、更に、前記ユーザ端末から前記クライアントプログラムのファイルを要求された場合には、前記ファイルの要求に応じて前記クライアントプログラムのファイルを前記ユーザ端末へ送信させるサーバプログラムとが格納されていることを特徴とするサーバ装置。
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