JP2005100223A - 遠隔処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子メールで遠隔操作の指示を出せる利便性を確保しつつ不正な遠隔操作に対するセキュリティを高めた遠隔処理装置を提供する。
【解決手段】暗号化情報設定手段40は、遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報をユーザ別に暗号化して表わした暗号化情報を設定し、暗号化情報をその暗号化前の情報と対応付けて記憶する。ユーザは自分用に設定された暗号化情報で記述した遠隔操作用の電子メールを送信する。遠隔操作受付手段70は、ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報で記述された電子メールで受け付けて解読し、処理手段66は、解読された指示内容に従って処理を実行する。
【選択図】図1
【解決手段】暗号化情報設定手段40は、遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報をユーザ別に暗号化して表わした暗号化情報を設定し、暗号化情報をその暗号化前の情報と対応付けて記憶する。ユーザは自分用に設定された暗号化情報で記述した遠隔操作用の電子メールを送信する。遠隔操作受付手段70は、ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報で記述された電子メールで受け付けて解読し、処理手段66は、解読された指示内容に従って処理を実行する。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信回線を通じて遠隔操作し得る遠隔処理装置に係わり、特に保存されているドキュメントのプリントや転送を遠隔操作する機能を備えたデジタル複合機などの遠隔処理装置に関する。
公衆回線やネットワークに接続可能なファクシミリ装置やデジタル複合機などの装置には、通信回線を通じて遠隔操作可能なものがある。たとえば、OMRシートを用いて装置の内部設定を遠隔から変更可能にしたり、保存されている画像ファイルや文書ファイルを遠隔操作によってプリントしたり編集・削除したりすることが可能になっている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照。)。
また、遠隔操作の指示を出した送信者の位置と、この指示を受信した遠隔処理装置との相対位置が所定の位置関係にある場合だけ遠隔操作を受け付けることで、第三者による不正な利用を排除するようにした遠隔処理装置がある(たとえば、特許文献3参照。)。
遠隔操作を可能にすることで利便性は向上する。しかしながら、誰でも遠隔操作可能にすると、装置を無断で不正使用されたり、保存してある画像や文書などのデータが不正に取り出されたりする恐れがある。
また、遠隔操作の指示を出した送信者の位置と、この指示を受信した遠隔処理装置との相対位置に基づいて遠隔操作のアクセス権を認証するものでは、距離制限が発生し、出張先など、いつもと違う遠隔地からの遠隔操作ができないという問題がある。
また、遠隔操作のコマンド等を特別な暗号化装置を用いて暗号化して送信すればセキュリティは向上する。しかし、コマンドの送信装置が限定されるので、その送信装置を持ち合わせていない出張先などから、保存されている文書を遠隔操作によって取り出すこと等ができず、利便性が低下してしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとする課題とするものであり、コマンドの送信装置を選ばないなどの利便性を確保しつつ不正な遠隔操作に対するセキュリティを向上させることのできる遠隔処理装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報を暗号化して表わした暗号化情報を設定する暗号化情報設定手段(40)と、
前記暗号化情報で表わされた遠隔操作の指示のみを受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた遠隔操作の指示に対応する処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
前記暗号化情報で表わされた遠隔操作の指示のみを受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた遠隔操作の指示に対応する処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
上記発明によれば、遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報を暗号化して表わした暗号化情報を予め設定し、この暗号化情報によって記述された遠隔操作の指示のみを受け付ける。暗号化情報には、遠隔操作のコマンドのほか、コマンドに関連する各種パラメータ、遠隔操作の主体を特定するためのユーザ名やユーザID、遠隔操作の対象になる画像や文章を特定する情報など、遠隔操作の指示に係る各種の情報が含まれる。
暗号化情報をいかなる文字や記号で表わすかはユーザが指定してもよいし、遠隔処理装置が自動設定してもよい。たとえば、コマンド等を所定の暗号化アルゴリズムを用いて暗号化したものを暗号化情報に設定し、これを遠隔操作の許可された各ユーザに通知するように構成してもよい。
このように、コマンド等を暗号化した暗号化情報を用いて記述された遠隔操作の指示のみを受け付けるようにしたので、第三者による不正な遠隔操作を防止することができる。また、各ユーザは、予め設定された暗号化情報を用いて遠隔操作の指示を記述すればよいので、遠隔操作の指示の送信装置として特別な暗号化機能を有するものを使用する必要がなく、汎用性・利便性が確保される。
たとえば、ネットワーク上の電子メールは第三者に盗み見される危機にさらされる。しかし暗号化情報を用いるので、遠隔操作用の電子メールを盗み見した第三者にその内容が分からず、セキュリティ性が確保される。
請求項2に係る発明は、遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報をユーザ別に暗号化して表わした暗号化情報を設定する暗号化情報設定手段(40)と、
ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報によって表わされたもので受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた遠隔操作の指示に対応する処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報によって表わされたもので受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた遠隔操作の指示に対応する処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
上記発明によれば、遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報を暗号化して表わした暗号化情報がユーザ別に設定され、各ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報を用いて表わされたもので受け付ける。たとえば、文書の送信を要求する1つのコマンドに対して、ユーザAについては「A0104」と暗号化して表わし、ユーザBについては「B9871」と暗号化して表すなど、ユーザ別の暗号化が行なわれる。ユーザ別に暗号化情報を遠隔処理装置で自動設定する場合には、コマンド等をユーザ別の暗号化キーを用いて暗号化したものをそのユーザの暗号化情報に設定し、これをそのユーザに通知するように構成するとよい。
このように、遠隔操作の指示をユーザ別の暗号化情報で表わすので、第三者による不正な遠隔操作を防止することができる。また、各ユーザは、自分用の暗号化情報を用いて遠隔操作の指示を記述すればよいので、遠隔操作の指示の送信装置として特別な暗号化機能を有するものを使用する必要がなく、汎用性・利便性が確保される。さらに、ユーザ別に異なる暗号化情報を用いることで、あるユーザが保存している画像や文書に対する他のユーザからの遠隔操作が阻止され、ユーザ間におけるセキュリティが確保される。
請求項3に係る発明は、遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報をユーザ別に暗号化して表わした暗号化情報を設定する暗号化情報設定手段(40)と、
前記暗号化情報設定手段(40)によって設定された暗号化情報をその暗号化前の情報と対応付けて記憶する暗号化情報記憶手段(32)と、
ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報によって表わされたもので受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた暗号化情報で表わされた遠隔操作の指示を前記暗号化情報記憶手段(32)の記憶内容に基づいて解読する解読手段(71)と、
前記解読手段(71)の解読結果に応じて処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
前記暗号化情報設定手段(40)によって設定された暗号化情報をその暗号化前の情報と対応付けて記憶する暗号化情報記憶手段(32)と、
ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報によって表わされたもので受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた暗号化情報で表わされた遠隔操作の指示を前記暗号化情報記憶手段(32)の記憶内容に基づいて解読する解読手段(71)と、
前記解読手段(71)の解読結果に応じて処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
上記発明によれば、設定された暗号化情報をその暗号化前の情報と対応付けて暗号化情報記憶手段(32)に記憶しておき、暗号化情報で記述された遠隔操作の指示を受信したとき、その内容を暗号化情報記憶手段(32)の記憶内容に基づいて解読する。暗号化情報をその暗号化前の情報と対応付けて記憶するので、任意の情報を暗号化情報に設定することができる。また、暗号化情報記憶手段(32)を検索することで暗号化情報を解読できるので、暗号化キーを用いて復号化する場合に比べて、解読のための処理負担が軽減する。
請求項4に係る発明は、前記暗号化情報設定手段(40)によって設定した暗号化情報とその暗号化前の情報とを対応付けたものを該当のユーザに通知する通知手段(50)を有する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の遠隔処理装置である。
ことを特徴とする請求項2または3に記載の遠隔処理装置である。
上記発明によれば、設定した暗号化情報とその暗号化前の情報とを対応付けたものが該当のユーザに通知される。通知には、電子メールを用いると汎用性が高まる。また、通知用のウェブサイトを設けて、認証されたユーザがそのユーザに係る情報だけを閲覧し得るように構成してもよい。このように暗号化情報とその暗号化前の情報とを対応付けて該当のユーザに通知するので、各ユーザにおいて暗号化情報とその暗号化前の情報との対応関係を明確に把握し認識することができる。
請求項5に係る発明は、機能別に遠隔操作を許可するか否かの設定をユーザ別に受け付ける有効機能設定手段(61)と、
ユーザからの遠隔操作を、そのユーザが許可している機能のみに制限する制限手段(65)と
を有する
ことを特徴とする請求項2、3または4に記載の遠隔処理装置である。
ユーザからの遠隔操作を、そのユーザが許可している機能のみに制限する制限手段(65)と
を有する
ことを特徴とする請求項2、3または4に記載の遠隔処理装置である。
上記発明によれば、各ユーザが遠隔操作可能な機能は、そのユーザ自身が許可した機能のみに制限される。これにより、自己が許可していない機能に係る遠隔操作が一切禁止され、不正なアクセスに対する防犯性を高めることができる。たとえば、各ユーザに対して設定する暗号化情報をそのユーザが許可した機能に係るものだけに限定し、暗号化情報で表わされた遠隔操作の指示だけを受け付けるようにすれば、許可していない機能に係る遠隔操作を禁止することができる。
請求項6に係る発明は、データを仕分けして保存するための仮想的な入れ物として機能する1または2以上の保存ボックスを生成して管理する保存ボックス管理手段(64)と、
前記保存ボックスの名称を暗号化して表わした暗号化ボックス名を設定する暗号化ボックス名設定手段(43)と、
前記暗号化ボックス名設定手段(43)が設定した暗号化ボックス名をその保存ボックスの所有者に通知する暗号化ボックス名通知手段(53)と、
保存ボックスへのアクセスを含む遠隔操作の指示を、前記暗号化ボックス名によってアクセス対象の保存ボックスを表わしたもので受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた指示に対応する処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
前記保存ボックスの名称を暗号化して表わした暗号化ボックス名を設定する暗号化ボックス名設定手段(43)と、
前記暗号化ボックス名設定手段(43)が設定した暗号化ボックス名をその保存ボックスの所有者に通知する暗号化ボックス名通知手段(53)と、
保存ボックスへのアクセスを含む遠隔操作の指示を、前記暗号化ボックス名によってアクセス対象の保存ボックスを表わしたもので受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた指示に対応する処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
上記発明によれば、データを仕分けして保存するための保存ボックスの名称を暗号化して表わした暗号化ボックス名を設定し、これをその所有者のみに通知する。そして、保存ボックスへのアクセスを含む遠隔操作の指示を、アクセス対象の保存ボックスを暗号化ボックス名で表わしたもので受け付ける。このようにアクセス対象の保存ボックスを暗号化ボックス名で表わすので、遠隔操作の指示を第三者が盗み見しても、どの保存ボックスに対する遠隔操作であるか認識できず、各保存ボックスに対する不正な遠隔操作を防止することができる。
請求項7に係る発明は、保存ボックス別に遠隔操作を許可するか否かの設定を受け付ける有効ボックス設定手段(62)と、
保存ボックスへのアクセスを含む遠隔操作を、アクセス対象の保存ボックスが遠隔操作の許可されたものである場合のみに制限する制限手段(65)と
を有する
ことを特徴とする請求項6に記載の遠隔処理装置である。
保存ボックスへのアクセスを含む遠隔操作を、アクセス対象の保存ボックスが遠隔操作の許可されたものである場合のみに制限する制限手段(65)と
を有する
ことを特徴とする請求項6に記載の遠隔処理装置である。
上記発明によれば、遠隔操作可能な保存ボックスが、その利用の許可されたものだけに制限される。これにより、許可していない保存ボックスへの遠隔操作が一切禁止され、不正なアクセスに対する防犯性を高めることができる。たとえば、遠隔操作の許可された保存ボックスについてだけ暗号化ボックス名を設定し、アクセス対象の保存ボックスを暗号化ボックス名で表わされた遠隔操作の指示だけを受け付けるようにすることで、許可されていない保存ボックスに対する遠隔操作を禁止・制限することができる。
請求項8に係る発明は、データを保存する保存手段(30)と、
前記保存手段(30)に保存されたデータの名称を暗号化して表わした暗号化データ名を設定する暗号化データ名設定手段(44)と、
前記暗号化データ名設定手段(44)が設定した暗号化データ名をそのデータの所有者に通知する暗号化データ名通知手段(54)と、
前記保存手段(30)に保存されたデータへのアクセスを含む遠隔操作の指示を、前記暗号化データ名によってアクセス対象のデータを表わしたもので受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた指示に対応する処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
前記保存手段(30)に保存されたデータの名称を暗号化して表わした暗号化データ名を設定する暗号化データ名設定手段(44)と、
前記暗号化データ名設定手段(44)が設定した暗号化データ名をそのデータの所有者に通知する暗号化データ名通知手段(54)と、
前記保存手段(30)に保存されたデータへのアクセスを含む遠隔操作の指示を、前記暗号化データ名によってアクセス対象のデータを表わしたもので受け付ける遠隔操作受付手段(70)と、
前記遠隔操作受付手段(70)が受け付けた指示に対応する処理を実行する処理手段(66)と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置である。
上記発明によれば、保存手段(30)に保存されたデータについてその名称を暗号化して表わした暗号化データ名を設定し、これをそのデータの所有者のみに通知する。そして、保存されたデータへのアクセスを含む遠隔操作の指示については、アクセス対象のデータを暗号化データ名で表わしているものだけ受け付ける。このようにアクセス対象のデータを暗号化データ名を用いて指定するので、遠隔操作の指示を第三者が盗み見しても、どのデータに対する遠隔操作であるかを認識できず、各データに対する不正な遠隔操作を防止することができる。
請求項9に係る発明は、前記保存手段(30)に保存されたデータ別に遠隔操作を許可するか否かの設定を受け付ける有効データ設定手段(63)と、
前記保存手段(30)に保存されたデータへのアクセスを含む遠隔操作を、アクセス対象のデータが遠隔操作の許可されたものである場合のみに制限する制限手段(65)と
を有する
ことを特徴とする請求項8に記載の遠隔処理装置である。
前記保存手段(30)に保存されたデータへのアクセスを含む遠隔操作を、アクセス対象のデータが遠隔操作の許可されたものである場合のみに制限する制限手段(65)と
を有する
ことを特徴とする請求項8に記載の遠隔処理装置である。
上記発明によれば、遠隔操作可能なデータが、その利用の許可されたものだけに制限される。これにより、許可していないデータへの遠隔操作が一切禁止され、不正なアクセスに対する防犯性を高めることができる。たとえば、遠隔操作の許可されたデータについてだけ暗号化データ名を設定し、アクセス対象のデータを暗号化データ名で表わした遠隔操作だけを受け付けるようにすることで、許可されていないデータに対する遠隔操作を制限することができる。
請求項10に係る発明は、前記遠隔操作受付手段(70)は、ユーザからの遠隔操作の指示を電子メールで受け付ける
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の遠隔処理装置である。
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の遠隔処理装置である。
上記発明によれば、遠隔処理装置は、電子メールでユーザからの遠隔操作の指示を受け付ける。電子メールの送信装置は普及が進んでいるので、出張先などからでも遠隔操作の指示を出すことが可能になる。また、遠隔操作の指示の記述内容が既に暗号化されたものなので、電子メールをさらに暗号化して送信する必要がなく、汎用のメールソフトなどからでもセキュリティ性を確保しつつ遠隔操作の指示を送信することができる。
請求項11に係る発明は、暗号化前の情報に対応付けて設定する、暗号化情報または暗号化ボックス名または暗号化データ名の指定をユーザから受け付ける
ことを特徴とする請求項1、2、3、6または8に記載の遠隔処理装置である。
ことを特徴とする請求項1、2、3、6または8に記載の遠隔処理装置である。
上記発明によれば、ユーザの指定する名称や文字列が暗号化情報、暗号化ボックス名、暗号化データ名などに設定される。ユーザにとって覚え易い名称を設定することができる。
請求項12に係る発明は、原稿画像を読み取るスキャナ機能と、原稿画像を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成するコピー機能と、印刷データに対応する画像を記録紙上に形成するプリンタ機能と、原稿画像を送受信するファクシミリ機能と、画像データを転送する転送機能のいずれか1つ以上の機能を有する画像処理装置(10)として構成されている
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11に記載の遠隔処理装置である。
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11に記載の遠隔処理装置である。
本発明に係る画像形成装置によれば、コマンド等を暗号化して表わした暗号化情報を用いて記述したもので遠隔操作の指示を受け付けるようにしたので、遠隔操作の指示を第三者に盗み見されてもその内容を把握できないので、第三者による不正な遠隔操作を防止することができる。また、各ユーザは、予め設定された暗号化情報を用いて遠隔操作の指示を記述すればよいので、遠隔操作の指示の送信装置として特別な暗号化機能を有するものを使用する必要がなく、遠隔操作に係る汎用性・利便性を確保しつつセキュリティを高めることができる。
ユーザ別に暗号化情報で設定するものでは、第三者のみならず、当該装置のユーザ間におけるセキュリティが確保される。
設定された暗号化情報をその暗号化前の情報と対応付けて暗号化情報記憶手段に記憶するものでは、任意の情報を暗号化情報として設定することができる。また、暗号化情報記憶手段を参照するだけで暗号化情報を解読できるので、暗号化キーなどを用いて復号化する場合に比べて、解読のための処理負担が軽減する。
暗号化情報とその暗号化前の情報とを対応付けて該当のユーザに通知するものでは、この対応関係を各ユーザが記憶しなくて済むので利便性が向上する。
各ユーザが遠隔操作可能な機能をそのユーザ自身が許可した機能のみに制限するものでは、自己が許可していない機能に係る遠隔操作が一切禁止されるので、不正なアクセスに対する防犯性を高めることができる。また、遠隔操作可能な保存ボックスを、その遠隔利用の許可されたものだけに制限するものでは、許可していない保存ボックスへの遠隔操作が一切禁止されて不正なアクセスに対する防犯性を高めることができる。さらに、遠隔操作可能なデータを、その遠隔利用の許可されたものだけに制限するものでは、許可していないデータへの遠隔操作が一切禁止され、不正なアクセスに対する防犯性を高めることができる。
遠隔操作に係るやり取りを電子メールで行なうものでは、電子メールの普及が進んでいることから、出張先などからでも遠隔操作の指示を出すことが可能になり、高い利便性が確保される。
ユーザの指定する名称や文字列を暗号化情報、暗号化ボックス名、暗号化データ名として設定し得るものでは、ユーザにとって覚え易い文字列等を暗号化情報に設定することができ、使い勝手が向上する。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る遠隔処理装置としての複合機10を含む遠隔操作システムのシステム構成を示している。複合機10は社内ネットワーク2などのLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)に接続され、社内ネットワーク2はファイヤウォール3を介して社外の広域ネットワーク4と接続されている。広域ネットワーク4には、遠隔操作の指示を複合機10に対して送信する機能を備えたパーソナルコンピュータなどの通信端末5と、通信端末5と複合機10との間で電子メールを授受するためのメールサーバ6が接続されている。
複合機10は、原稿画像を読み取るスキャナ機能と、原稿画像を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成するコピー機能と、印刷データに対応する画像を記録紙上に形成するプリンタ機能と、原稿画像を送受信するファクシミリ機能と、画像データや文書データを転送する転送機能などを備えている。これらの機能の一部は通信回線を通じた遠隔操作により離れた場所から利用し得るようになっている。
複合機10は、ハードディスク装置などの大容量の補助記憶装置30を備えており、ここに画像データや文書データなどで構成されたドキュメントを記憶することができる。補助記憶装置30には、ドキュメントをユーザ別やグループ別に仕分けして保存するための仮想的な入れ物としての役割を果たす複数の保存ボックスが作成される。各保存ボックスには、それぞれを一意に特定する識別情報としてのボックス名が付与される。
保存ボックスに保存されるドキュメントには当該ドキュメントをボックス内で一意に特定するためのドキュメントIDが自動設定されるとともに、ユーザによりドキュメント名が設定可能になっている。保存ボックスに保存されているドキュメントは、ボックス名(またはボックスID)とドキュメント名(またはドキュメントID)を指定して取り出すことができる。取り出し方には、プリント、電子メール送信、FTP送信、PC(SMB)送信、ファクシミリ送信などがある。
また、保存ボックスに保存されている各ドキュメントに、離れた場所から遠隔操作によってアクセスすることが可能になっている。ここでは、遠隔操作可能な機能として、ドキュメントを編集するリモート編集機能と、ドキュメントを印刷出力するリモートプリント機能と、ドキュメントを指定の宛先に転送するリモート送信機能を備えている。
遠隔操作の指示は電子メールで行なわれる。電子メールはネットワークを経由する間に第三者に盗み見される可能性がある。そこで、電子メールに含める遠隔操作の指示自体を、暗号化された文字列で記述するようになっている。すなわち、遠隔操作の指示に用いるコマンドなど各種の情報を暗号化して表わした暗号化情報を予めユーザ別に設定しておき、電子メールに含める遠隔操作の指示をこの暗号化情報を用いて記述するようになっている。
暗号化情報には、ユーザを一意に特定するための識別情報であるユーザIDを暗号化して表わした暗号化ユーザ名と、遠隔操作のコマンドを暗号化して表わした暗号化コマンド名と、ボックス名を暗号化して表わした暗号化ボックス名と、ドキュメント名を暗号化して表わした暗号化データ名とがある。複合機10は、暗号化情報で記述された遠隔操作用の電子メールを通信端末5から受け取り、その記述内容を解読し、正しく解読されたとき、その解読結果が示す指示内容に従ってリモート送信などの処理を実行するようになっている。
図3は、複合機10の概略構成を示すブロック図である。複合機10は、その動作を統括制御する制御部としてのCPU(中央処理装置)11と、フラッシュROM(リード・オンリ・メモリ)24と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)13とを有する回路で構成されている。フラッシュROM24は、CPU11が実行するプログラムや各種固定データを記憶する。RAM13は、CPU11がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、画像データを少なくとも1ページ分格納するページメモリとして機能する。
画像読取部12は、原稿画像を読み取って対応する画像データを取り込む機能を果たす。画像読取部12は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーから成る光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。
画像形成部19と転写部20と給紙部21は、互いに協働する事で電子写真プロセスを用いた印刷装置としての機能を果たす。画像形成部19は感光体ドラム上に静電潜像を形成した後、これをトナーで現像する機能を主として果たす。転写部20は、感光体上に形成されたトナー像を記録紙に転写する機能を主として果たす。給紙部21は給紙カセットに収容された記録紙を1枚ずつトナー像の転写位置および定着装置を経由して排紙トレーまで搬送する機能を果たす。
ファクシミリ制御部23は、画像データをファクシミリに対応した圧縮方式で圧縮・伸張する機能や、ファクシミリ送受信のための各種通信手順を制御する機能などファクシミリ装置としての機能を担う部分である。ファクシミリ制御部23には電話回線が接続される。ネットワーク制御部22は、社内ネットワーク2や広域ネットワーク4を介して通信端末5など外部の機器と通信する機能を果たす。
補助記憶装置30は、画像データや文書データなどで構成されるドキュメントを格納するための大容量の記憶装置である。補助記憶装置30には1または2以上の保存ボックス31が生成される。また各種の暗号化情報をその暗号化前の情報と対応付けて記憶する暗号化情報記憶手段32として機能する。不揮発性RAM18は、電源オフ後も記憶内容が保持される書き換え可能なメモリであり、ユーザ情報などが保存される。暗号化情報を不揮発性RAM18に保存する構成にしてもよい。
音声入力部17は、ユーザからの操作指示などを音声で入力する機能を果たし、音声認識部16は、入力された音声を解析してその内容を認識する機能を果たす。表示部15は、液晶ディスプレイなどの表示装置で構成され、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なう機能を果たす。操作部14は、表示部15としての液晶ディスプレイの表面に形成されたタッチパネルや各種の操作スイッチから構成され、ユーザから各種の操作を受け付ける機能を果たす。
図1は、CPU11が果たす機能を表わしている。暗号化情報設定手段40は、遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報を暗号化して表わした暗号化情報を設定する機能を果たす。暗号化情報設定手段40は、暗号化ユーザ名設定手段41と、暗号化コマンド名設定手段42と、暗号化ボックス名設定手段43と、暗号化データ名設定手段44としての機能を備える。
このうち暗号化ユーザ名設定手段41は、ユーザIDを暗号化して表わした暗号化ユーザ名を設定する機能を果たす。暗号化コマンド名設定手段42は、遠隔操作に対応した各機能の実行を指示するためのコマンドをユーザ別に暗号化して表わした暗号化コマンド名を設定する機能を果たす。暗号化ボックス名設定手段43は、保存ボックスの名称を暗号化して表わした暗号化ボックス名を設定する機能を果たす。暗号化データ名設定手段44は、保存ボックスに保存されているドキュメントの名称を暗号化して表わした暗号化データ名を設定する機能を果たす。
暗号化情報として設定する文字列は、装置側で自動設定してもよいし、ユーザから文字列の入力を受け付け、これを暗号化情報として設定してもよい。たとえば、暗号化コマンド名についてはユーザからの指定を受け付け、他の暗号化情報については装置側で自動設定する等である。自動設定は、ユーザ別の暗号化キーを用いて元の情報を所定のアルゴリズムで暗号化する方法のほか、乱数抽選などを用いて設定してもよい。
通知手段50は、暗号化情報を該当のユーザに通知するものであり、暗号化ユーザ名通知手段51と、暗号化コマンド名通知手段52と、暗号化ボックス名通知手段53と、暗号化データ名通知手段54としての機能を果たす。暗号化ユーザ名通知手段51は、各ユーザにそのユーザの暗号化ユーザ名を通知する。暗号化コマンド名通知手段52は各ユーザにそのユーザ用に設定された暗号化コマンド名を通知する。暗号化ボックス名通知手段53は、保存ボックスの所有者にその保存ボックスの暗号化ボックス名を通知する。暗号化データ名通知手段54は、ドキュメントの所有者にそのドキュメントの暗号化データ名を通知する。
これらの通知は電子メールを用いて行なわれる。詳細には、暗号化情報とその暗号化前の情報とを対応付けて表わしたものを該当のユーザに電子メールで通知するようになっている。たとえば、暗号化前のユーザIDとその暗号化ユーザ名とを対応付けて通知したり、暗号化前のコマンド名とその暗号化コマンド名とを対応付けて通知したりする。
有効機能設定手段61は、遠隔操作に対応した各機能について、遠隔操作を許可するか否かの設定をユーザ別に受け付ける機能を果たす。有効ボックス設定手段62は、保存ボックス別に遠隔操作を許可するか否かの設定を受け付ける機能を果たす。有効データ設定手段63は、保存ボックスに保存されているドキュメント別に遠隔操作を許可するか否かの設定を受け付ける機能を果たす。
遠隔操作受付手段70は、ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報によって表わされたもので受け付ける機能を果たす。解読手段71は、遠隔操作の指示を解析し、暗号化情報記憶手段32を参照して暗号化情報をその暗号化前の情報に復元することで、暗号化情報で記述された遠隔操作の指示を解読する機能を果たす。
保存ボックス管理手段64は、保存ボックスの生成、登録、削除、変更を管理するほか、保存ボックスとこれに保存されているドキュメントとの対応関係を管理する機能を果たす。
制限手段65は、ユーザからの遠隔操作を、そのユーザが許可している機能のみに制限する。また、保存ボックスへのアクセスを含む遠隔操作をそのアクセス対象の保存ボックスが遠隔操作の許可されたものである場合のみに制限したり、遠隔操作の対象ドキュメントを遠隔操作が許可されたもののみに制限したりする機能を果たす。処理手段66は、操作部14からのローカル操作や遠隔操作に基づいて各種のジョブの実行を制御する機能を果たす。
次に、暗号化情報の設定に係る登録操作について説明する。
図4は、複合機10が有する操作部14および表示部15の概観を示したものである。各種の登録はこの操作部から行なわれる。図5は、ユーザ登録に係る暗号化情報の設定処理を示している。まず、ユーザID登録処理を行なう(ステップS101)。ユーザID登録処理では、登録番号、ユーザ名、ユーザID、電子メールアドレスなどの登録が行なわれる。図6は、ユーザアカウント登録画面110の一例を示している。画面上部のガイドエリア111には、当該画面のタイトルや操作案内が表示される。入力欄を指先で触れることにより、その入力欄への入力が可能な状態になる。ユーザID等の入力は操作部14のテンキーなどを用いて行なわれる。
図4は、複合機10が有する操作部14および表示部15の概観を示したものである。各種の登録はこの操作部から行なわれる。図5は、ユーザ登録に係る暗号化情報の設定処理を示している。まず、ユーザID登録処理を行なう(ステップS101)。ユーザID登録処理では、登録番号、ユーザ名、ユーザID、電子メールアドレスなどの登録が行なわれる。図6は、ユーザアカウント登録画面110の一例を示している。画面上部のガイドエリア111には、当該画面のタイトルや操作案内が表示される。入力欄を指先で触れることにより、その入力欄への入力が可能な状態になる。ユーザID等の入力は操作部14のテンキーなどを用いて行なわれる。
ユーザ登録に係る必要項目を入力した後で遠隔操作に関連する各種の設定が行なわれる(ステップS102)。詳細には、ユーザアカウント登録画面110の「機能選択」釦112を操作すると画面が切り替わり、図7に示す機能選択画面120が表示部15に表示される。機能選択画面120には、遠隔操作可能な機能名として「リモート編集」と、「リモートプリント」と、「リモート送信」とが表示され、それぞれの機能名に対応付けて「使用する」釦121〜123と「使用しない」釦124〜126が表示される。
初期状態は、「使用しない」に設定されている。ユーザがいずれかの機能に対応する「使用する」釦121〜123を選択すると、その機能に対する遠隔操作が許可された状態に設定される。ユーザがいずれかの機能に対応する「使用しない」釦124〜126を選択すると、その機能に対応する遠隔操作が禁止された状態に設定される。「使用する」釦121〜123および「使用しない」釦124〜126は、その釦に対応する状態が設定されているとき反転表示(図中は斜線表示)になる。
図7の機能選択画面120で「確定」釦127を操作すると図6のユーザアカウント登録画面110に戻り、この画面110で「OK」釦113を操作すると、ユーザ登録が完了する。また「OK」釦113が操作されたとき、遠隔操作可能な機能のうち、許可された状態に設定されたものが存在するか否かを調べ(図5のステップS103)、存在するときは(ステップS103;Y)、暗号化ユーザ名と暗号化コマンド名とを自動生成し(ステップS104)、これらを対応付けて表わした情報を含む電子メールを該当のユーザの電子メールアドレスが示す宛先に送信して通知する(ステップS105)。図8は、暗号化コマンド名等を通知する通知用電子メール130の一例を示している。
上記の例では暗号化コマンド名を自動生成したが、ユーザから暗号化コマンド名の指定を受け付けるように構成してもよい。たとえば、機能選択画面120に表示されたいずれかの「使用する」釦121〜123が操作されたとき、図9に示すような暗号化コマンド名登録画面140を表示する。この画面140の機能名表示欄141には、暗号化コマンド名の設定対象になっている機能名が表示される。機能名表示欄141の下方には、暗号化コマンド名入力欄142が表示され、さらにその下方に、文字選択スイッチ143が表示される。ユーザは、文字選択スイッチ143に表示されている文字を適宜押下することで、暗号化コマンド名として用いる希望の文字列を暗号化コマンド名入力欄142に入力する。その後、「登録」釦144を操作すると、表示されている暗号化コマンド名が確定して設定される。そして表示が機能選択画面120に戻る。かかる操作を機能別に行なうことで、各機能にユーザオリジナルの暗号化コマンド名が設定される。
次に、保存ボックスの登録に係る暗号化情報の設定処理について説明する。図10は、保存ボックス登録画面150の一例を示している。保存ボックス登録画面150は、ユーザIDを入力してから所定の操作をすることで表示される。このユーザIDに対応するユーザが当該保存ボックスの所有者になる。保存ボックス登録画面150を通じて保存ボックス名やパスワードなど当該保存ボックスに係る基本事項の登録が行なわれる。
保存ボックス登録画面150の「ID通知機能」釦151が操作されると、当該保存ボックスに対応する暗号化ボックス名が自動生成される。そして、この暗号化ボックス名とボックスIDとを対応付けて表わした情報を当該ユーザの電子メールアドレスが示す宛先に電子メールで通知するようになっている。図11は、暗号化ボックス名等を通知する通知用の電子メール160の一例を示している。ここでは「ID通知機能」釦151を操作することで当該保存ボックスが遠隔操作の対象として許可された状態になる。なお、暗号化ボックス名の設定と独立に、遠隔操作の許可・禁止を選択し得るように構成してもよい。
次にドキュメント毎に遠隔操作の許可・禁止を設定する操作について説明する。保存ボックスにドキュメントを登録するとき、および既に登録されているドキュメントに対して遠隔操作の許可・禁止を設定することができる。
図12は、ドキュメントを保存ボックスに新規登録する際の流れを示している。ユーザによってユーザIDが入力され(ステップS201)、次にジョブの種類として画像保存機能が選択される(ステップS202)。画像保存機能は、画像読取部12で読み取った原稿画像をドキュメントとして保存ボックスに保存するジョブである。画像保存機能が選択されると、先に入力されたユーザIDの示すユーザが所有している保存ボックスの一覧を表示し、その一覧の中から今回のドキュメントの保存先となる保存ボックスの選択操作を受け付ける(ステップS203)。ユーザが保存ボックスを選択すると、今回保存するドキュメントに付与するドキュメントIDやドキュメント名の入力設定画面を表示し、これらの設定操作を受け付ける(ステップS204)。
この設定画面には、当該ドキュメントを遠隔操作の対象として許可するか否かを選択するための操作釦があり、ユーザが「許可」を選択すると(ステップS206;Y)、当該ドキュメントのドキュメントIDを暗号化して表わした暗号化データ名を自動設定する(ステップS207)。さらに、この暗号化データ名と暗号化前のドキュメントIDとを対応付けて表わした情報を当該ユーザの電子メールアドレスが示す宛先に電子メールで通知する(ステップS208)。その後、原稿の読取動作が行なわれ、指定の保存ボックスに先のドキュメントID・ドキュメント名で保存される(ステップS209)。
図13は、既に保存されているドキュメントに対して遠隔操作の許可・禁止を設定変更する場合の動作を示している。ユーザによってユーザIDが入力され(ステップS221)、次に保存ボックスに対する設定変更処理が選択されると、そのユーザが所有している保存ボックスの一覧を表示する。この一覧の中からユーザの希望の保存ボックスの選択操作を受け付ける(ステップS222)。ユーザが保存ボックスを選択すると、その保存ボックスに保存されているドキュメントID、ドキュメント名の一覧を表示する(ステップS223)。次に、一覧表示されているドキュメントについて遠隔操作の許可・禁止に係る設定変更操作を受け付ける(ステップS224)。たとえば、ドキュメント名を一覧表示する画面において、ドキュメント名ごとに遠隔操作の許可・禁止に係る設定状態を表示し、この表示箇所を押下することで「許可」と「禁止」の設定状態が切り替わるように構成するとよい。
遠隔操作の許可されたドキュメントの中で暗号化データ名が未設定のものについて暗号化データ名を設定する(ステップS225)。この暗号化データ名と暗号化前のドキュメントIDおよびドキュメント名とを対応付けて表わした情報を当該ユーザの電子メールアドレスが示す宛先に電子メールで通知する(ステップS226)。この通知では、当該保存ボックスで遠隔操作の許可されているすべてのドキュメントについて暗号化データ名とドキュメント名とを対応付けた情報を通知してもよし、新規に暗号化データ名の付与されたものについてだけ通知するように構成してもよい。また、通知形態をいずれにするかをユーザが選択し得るように構成するとよい。
図14は、このようにして設定された各種の暗号化情報が暗号化情報記憶手段32に記憶されている状態の一例を示している。暗号化情報は、ユーザ登録テーブル230と、コマンド登録テーブル240と、ボックス登録テーブル250と、ドキュメント登録テーブル260に分類して保存される。ユーザ登録テーブル230には、ユーザIDごとにそのユーザに対応付けられた暗号化ユーザ名が登録される。
ユーザ登録テーブル230のユーザIDごとにコマンド登録テーブル240とボックス登録テーブル250とが対応付けて設けられる。コマンド登録テーブル240は、遠隔操作可能な機能名ごとに、その機能の遠隔操作を許可しているか否かと、設定されている暗号化コマンド名が対応付けて登録される。ボックス登録テーブル250には、当該ユーザが所有している保存ボックスのボックスIDとボックス名が登録される。また、各ボックスIDに対応つけて、その保存ボックスに対する遠隔操作が許可されているか否かと、設定されている暗号化ボックス名が登録される。
ボックス登録テーブル250のボックス名ごとに、ドキュメント登録テーブル260が対応付けて設けられる。ドキュメント登録テーブル260には、その保存ボックスに保存されているドキュメントIDとドキュメント名が登録される。また、各ドキュメントIDに対応付けて、そのドキュメントに対する遠隔操作が許可されているか否かと、設定されている暗号化データ名が登録される。
次に、通信端末5からの遠隔操作について説明する。遠隔操作の指示は、その内容を暗号化情報で表わした電子メールを通信端末5から複合機10に送信することで行なわれる。図15は、遠隔操作用電子メール300の一例を示している。この電子メール300が遠隔操作を指示するためのものであることは件名(Subject)の内容と本文の記述内容(Content−Description)で判断される。すなわち、件名に「aabbcc_暗号化ユーザ名_Remote」という記述がなされ、かつ本文に「Remote Operation」の記述がある場合に、当該電子メールが遠隔操作の指示であると判断される。件名の一部には暗号化ユーザ名が含まれており、これにより送信者のユーザを特定するようになっている。実際の指示内容は電子メールの本文に記述される。
図16は、遠隔操作用電子メールの本文の記述例を機能別に例示したコマンド一覧表310である。同図は、機能名ごとに、その暗号化コマンドと、当該暗号化コマンドを用いて暗号化された指示の記述例とを対応付けて表わしている。図16に示す暗号化コマンドは、ユーザID「5679」のユーザに対して設定されているものである。暗号化コマンド名はユーザごとに相違する。本文への指示の記述は「暗号化コマンド名_暗号化ボックス名_暗号化ドキュメント名」という書式で行なわれる。なお、送信者のユーザを特定するための暗号化ユーザ名は、図15に示したように、件名に記述されている。
図16の例は、保存ボックスの暗号化ボックス名が「B3297」、アクセス対象のドキュメントの暗号化データ名が「D2567」の場合を示している。たとえば、ユーザID[5679]のユーザがリモート編集を指示する際に用いる暗号化コマンドは「E3572I5679」であるので、上記の保存ボックスに格納されている上記のドキュメントをリモート編集するための指示は、「E3572I5679_B3297_D2567」と記述される。2以上のドキュメントを編集する場合には、「_」(アンダーバー)で接続しながら暗号化ドキュメント名を連結すればよい。
また、ユーザID[5679]のユーザがリモートプリントを指示する際に用いる暗号化コマンドは「P3572I5679」であるので、ドキュメントをリモートプリントするための指示は、「P3572I5679_B3297_D2567」と記述される。同様に、同じユーザがリモート送信を指示する際に用いる暗号化コマンドは「T3572I5679」であるので、ドキュメントをリモート送信するための指示は、「T3572I5679_B3297_D2567」と記述される。
リスト送信は、指定した保存ボックスに格納されているドキュメントのドキュメント名とその暗号化データ名とを対応付けた一覧の送信を複合機10に要求する機能である。リスト送信については「暗号化コマンド名_暗号化ボックス名」という書式で指示を記述する。ユーザID[5679]のユーザがリスト送信を遠隔指示する際に用いる暗号化コマンドは「L3572I5679」であるので、リスト送信を指示は、「L3572I5679_B3297_D2567」と記述される。
図17は、暗号化情報で記述された遠隔操作用電子メールを複合機10が受信した際の動作の流れを示している。図18は、遠隔操作用電子メールを受信した際のデータの流れを示している。暗号化情報で記述された遠隔操作用電子メールを複合機10の遠隔操作受付手段70が受信すると(ステップS321;Y、図18のネットワーク処理321)、記述内容の解読処理(構文解析)が解読手段71によって行なわれる(ステップS322、図18の構文解析322)。構文解析では、当該電子メールが遠隔操作用電子メールか否かを判別する。すなわち、電子メールの件名が「aabbcc_暗号化ユーザ名_Remote」という書式で記述され、かつ本文に「Remote Operation」という記述がある場合は、遠隔操作用電子メールであると判定し、それ以外の場合は構文不一致とする。また、件名に含まれている暗号化ユーザ名でユーザ登録テーブル230を検索し、一致する暗号化ユーザ名が登録されていない場合は、構文不一致と判定する。構文不一致の場合は(ステップS323;N)、NG処理を行なう(ステップS327)。
構文一致の場合は(ステップS323;Y)、当該電子メールの本文に記述されているコマンドを解析する(ステップS324)。すなわち、件名に含まれていた暗号化ユーザ名から送信者のユーザを特定する。そして本文に記述されている文字列から暗号化コマンド名に相当する部分を抽出し、この送信者のユーザIDに対応付けられているコマンド登録テーブル240をこの文字列で検索し、一致する暗号化コマンド名が登録されているか否かを判定する。
一致する暗号化コマンド名が登録されていないときは(ステップS325;N)、NG処理を行なう(ステップS327)。一致する暗号化コマンド名が登録されている場合は、さらに電子メールの本文から暗号化ボックス名に相当する部分の文字列を抽出する。そして送信者のユーザ名に対応付けられているボックス登録テーブル250をこの文字列で検索し、一致する暗号化ボックス名が登録されているか否かを判定する。一致する暗号化ボックス名が登録されていない場合は(ステップS325;N)、NG処理を行なう(ステップS327)。
一致する暗号化ボックス名が登録されている場合は、この暗号化ボックス名に該当する保存ボックスに対する遠隔操作が許可されているか否かをチェックする。許可されていない場合は(ステップS325;N)、NG処理を行なう(ステップS327)。許可されている場合は、この暗号化コマンド名がリスト送信か否かを判定する。リスト送信でない場合は、さらに電子メールの本文から暗号化データ名に相当する部分の文字列を抽出する。そして先の暗号化ボックス名が示す保存ボックスに対応付けられているドキュメント登録テーブル260をこの文字列で検索し、一致する暗号化データ名が登録されているか否かを判定する。
一致する暗号化データ名が登録されていない場合は(ステップS325;N)、エラー処理を実施する(ステップS327)。一致する場合は、解読に成功したことになり(ステップS325;Y)、その解読結果が処理手段66に渡され、該当する処理が処理手段66によって実行される(ステップS326、図18のジョブ管理323)。たとえば、解読結果が、リモート送信であれば、指定された保存ボックスの指定されたドキュメントを補助記憶装置30から読み出し、このドキュメントのファイルを添付した電子メールを指定された宛先に送信する(図18の電子メール送信ジョブ324)。ここでは、受信した遠隔操作用電子メールの送信元のアドレスに電子メールを送信するようになっている。
ステップS327のNG処理では、たとえば、今回受信した電子メールの送信者に遠隔操作が拒否された旨のエラー通知を行なう。なお、第三者からの不正な電子メールの場合もあるので、敢えてエラー通知を送信しない構成としてもよい。また、構文検査により遠隔操作用電子メールであることが確認された場合だけ、記述内容の間違いにより遠隔操作が拒否された旨等のエラー通知を電子メールで返送するように構成してもよい。
図19は、ユーザが遠隔からドキュメントを取り出す際の手順の一例を示している。遠隔のユーザは、目的の保存ボックスを指定し、コマンドをリスト送信とする遠隔操作用電子メールを作成し(ステップS401)、これを複合機10に送信する(ステップS402)。ユーザは、図8や図11に示す通知用電子メールを受け取っているので、自分用に設定されている暗号化コマンド名や暗号化ボックス名を承知しており、これらの暗号化情報を使って遠隔操作用電子メールを作成する。
リスト送信を指示する遠隔操作用電子メールを受信した複合機10は、構文解析等を行ない、適正な場合は、当該遠隔操作用電子メールで指定された保存ボックスに保存されているドキュメントの一覧を作成して(ステップS403)返信する(ステップS404)。詳細には、該当の保存ボックスに保存されている各ドキュメントについてそのドキュメントIDとドキュメント名と暗号化データ名とを対応付けた一覧表を作成し、これを電子メールで送信する。宛先はリスト送信を指示する遠隔操作用電子メールの送信元アドレスである。図20は、リスト送信の指示に応じて作成した一覧表の一例を示している。
一覧表の電子メールを受信した遠隔のユーザは、転送を希望するドキュメント名を探し、これに対応付けられている暗号化データ名をこの一覧表から取得する。この暗号化データ名を用いてリモート送信を指示するための遠隔操作用電子メールを暗号化情報を用いて作成し(ステップS405)、複合機10に送信する(ステップS406)。リモート送信を指示する遠隔操作用電子メールを受け取った複合機10は、その指示に従って、指定のドキュメントを補助記憶装置30から読み出し、当該ドキュメントを添付した電子メールを作成する(ステップS407)。そしてこの電子メールを、リスト送信を指示した遠隔操作用電子メールの送信元に返信する(ステップS408)。このような手順によってユーザは、目的のドキュメントを電子メールのやり取りによって複合機10から取得する。リスト送信により、ユーザは、各ドキュメントの暗号化データ名を予め把握し記憶する必要がなくなり、利便性が向上する。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。たとえば、実施の形態では、ユーザ別に暗号化コマンド名等の暗号化情報を設定したが、装置あるいは機種を単位に暗号化情報を設定してもよい。装置単位の場合は、ユーザ間でのセキュリティは確保されなくなり、機種単位では同一機種間でのセキュリティは確保されなくなる。しかしながら当該装置や機種に係わりのない第三者による不正な遠隔操作は防止される。
また、実施の形態では、暗号化情報を図14に示す形態で記憶するようにしたが、他のデータ形式で記憶してもよい。たとえば、ユーザ登録情報、ボックス登録情報の一つとして暗号化ユーザ名や暗号化ボックス名を記憶するように構成してもよい。
また、実施の形態では暗号化情報と暗号化前の情報とを対応付けて記憶しておき、これを参照して暗号化情報を解読するようにしたが、解読方法は上記のものに限定されない。たとえば、暗号化キーをユーザ別に登録しておき、この暗号化キーでコマンド名や保存ボックス名を暗号化して得た暗号化情報をそのユーザに通知し、ユーザから電子メールで受け取った指示に記述されている暗号化情報をそのユーザに対応する暗号化キーで復号化するように構成してもよい。すなわち、暗号化情報をユーザに通知し、当該暗号化情報で記述された遠隔操作の指示を受け付けるように構成すればよい。通知された暗号化情報を用いることで、通常の電子メールを送信する場合と同様の送信装置でセキュリティを確保しつつ遠隔操作の指示を送信することが可能になる。
さらに、実施の形態では、文書データや画像データなどで構成されるドキュメントを遠隔操作の対象としたが、他の種類のデータであってもよい。
また、実施の形態では、暗号化ユーザ名、暗号化ボックス名などを装置側で自動生成するように構成したが、各暗号化情報をユーザが指定するように構成してもよい。この場合、暗号化ユーザ名についてはユーザ間で同一のものが重複しないように制限する必要がある。また、暗号化ボックス名については同一ユーザ内で重複を避ける必要がある。また、暗号化データ名については同じ保存ボックス内で重複しないように制限する必要がある。
また、実施の形態では、遠隔操作用電子メールの本文への記述を「暗号化コマンド名_暗号化ボックス名_暗号化ドキュメント名」という書式で行なったが、第三者により分かり難くするために、「_」(アンダーバー)による情報間の区切りを削除し、各暗号化情報を直接連続させてもよい。この場合、それぞれの暗号化情報に使用する文字数や数字の桁数を固定するとよい。また、暗号化コマンド名や暗号化ボックス名の書式を「E」「P」「D」などのアルファベットで始まるN桁の数字としたが、アルファベットを途中にランダムに挿入したり、数字だけで構成したりすることで、さらに第三者に分かり難くすることができる。
また、実施の形態では、遠隔操作でドキュメントに係るリスト送信を要求可能に構成したが、保存ボックスについてもリスト送信し得るように構成してもよい。さらに、リスト送信の要求に対して返送する一覧表に掲載するドキュメントを、遠隔操作の許可されているドキュメントのみに限定するように構成するとよい。なお、ドキュメント単位の設定がなされていないときは、該当する保存ボックスに含まれるすべてのドキュメントについての一覧表が送信される。
このほか、実施の形態で示した構成や電子メールは例示であり、これらに限定されるものではない。また、遠隔操作のやり取りを電子メール以外の方法で行なう構成であってもよい。たとえば、音声認識機能を利用して電話から音声で暗号化情報を送ることで遠隔操作の指示が可能なように構成してもよい。
さらに、遠隔操作を許可していない保存ボックスを遠隔から許可状態に変更したり、許可状態から禁止状態に変更したりし得るように構成するとよい。たとえば、保存ボックスの許可・禁止状態を切り替えるコマンドを送ると、その返答として複合機から該当する保存ボックス名とその保存ボックスに対応付けられた暗号化保存ボックス名を表した電子メールが返送される。以後ユーザは、この暗号化ボックス名を用いてリモート送信などの遠隔操作用電子メールを作成して送信する。
2…社内ネットワーク
3…ファイヤウォール
4…広域ネットワーク
5…通信端末(PC)
6…メールサーバ
10…複合機
11…CPU
12…画像読取部
13…RAM
14…操作部
15…表示部
16…音声認識部
17…音声入力部
18…不揮発性RAM
19…画像形成部
20…転写部
21…給紙部
22…ネットワーク制御部
23…ファクシミリ制御部
24…フラッシュROM
30…補助記憶装置
31…保存ボックス
32…暗号化情報記憶手段
40…暗号化情報設定手段
41…暗号化ユーザ名設定手段
42…暗号化コマンド名設定手段
43…暗号化ボックス名設定手段
44…暗号化データ名設定手段
50…通知手段
51…暗号化ユーザ名通知手段
52…暗号化コマンド名通知手段
53…暗号化ボックス名通知手段
54…暗号化データ名通知手段
61…有効機能設定手段
62…有効ボックス設定手段
63…有効データ設定手段
64…保存ボックス管理手段
65…制限手段
66…処理手段
70…遠隔操作受付手段
71…解読手段
110…ユーザアカウント登録画面
111…ガイドエリア
112…「機能選択」釦
113…「OK」釦
120…機能選択画面
121〜123…「使用する」釦
124〜126…「使用しない」釦
127…「確定」釦
130…通知用電子メール
140…暗号化コマンド名登録画面
141…機能名表示欄
142…暗号化コマンド名入力欄
143…文字選択スイッチ
144…「登録」釦
150…保存ボックス登録画面
151…「ID通知機能」釦
160…通知用の電子メール
230…ユーザ登録テーブル
240…コマンド登録テーブル
250…ボックス登録テーブル
260…ドキュメント登録テーブル
300…遠隔操作用電子メール
310…コマンド一覧表
321…ネットワーク処理
322…構文解析
323…ジョブ管理
324…電子メール送信ジョブ
3…ファイヤウォール
4…広域ネットワーク
5…通信端末(PC)
6…メールサーバ
10…複合機
11…CPU
12…画像読取部
13…RAM
14…操作部
15…表示部
16…音声認識部
17…音声入力部
18…不揮発性RAM
19…画像形成部
20…転写部
21…給紙部
22…ネットワーク制御部
23…ファクシミリ制御部
24…フラッシュROM
30…補助記憶装置
31…保存ボックス
32…暗号化情報記憶手段
40…暗号化情報設定手段
41…暗号化ユーザ名設定手段
42…暗号化コマンド名設定手段
43…暗号化ボックス名設定手段
44…暗号化データ名設定手段
50…通知手段
51…暗号化ユーザ名通知手段
52…暗号化コマンド名通知手段
53…暗号化ボックス名通知手段
54…暗号化データ名通知手段
61…有効機能設定手段
62…有効ボックス設定手段
63…有効データ設定手段
64…保存ボックス管理手段
65…制限手段
66…処理手段
70…遠隔操作受付手段
71…解読手段
110…ユーザアカウント登録画面
111…ガイドエリア
112…「機能選択」釦
113…「OK」釦
120…機能選択画面
121〜123…「使用する」釦
124〜126…「使用しない」釦
127…「確定」釦
130…通知用電子メール
140…暗号化コマンド名登録画面
141…機能名表示欄
142…暗号化コマンド名入力欄
143…文字選択スイッチ
144…「登録」釦
150…保存ボックス登録画面
151…「ID通知機能」釦
160…通知用の電子メール
230…ユーザ登録テーブル
240…コマンド登録テーブル
250…ボックス登録テーブル
260…ドキュメント登録テーブル
300…遠隔操作用電子メール
310…コマンド一覧表
321…ネットワーク処理
322…構文解析
323…ジョブ管理
324…電子メール送信ジョブ
Claims (12)
- 遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報を暗号化して表わした暗号化情報を設定する暗号化情報設定手段と、
前記暗号化情報で表わされた遠隔操作の指示のみを受け付ける遠隔操作受付手段と、
前記遠隔操作受付手段が受け付けた遠隔操作の指示に対応する処理を実行する処理手段と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置。 - 遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報をユーザ別に暗号化して表わした暗号化情報を設定する暗号化情報設定手段と、
ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報によって表わされたもので受け付ける遠隔操作受付手段と、
前記遠隔操作受付手段が受け付けた遠隔操作の指示に対応する処理を実行する処理手段と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置。 - 遠隔操作の指示に用いるコマンドなどの情報をユーザ別に暗号化して表わした暗号化情報を設定する暗号化情報設定手段と、
前記暗号化情報設定手段によって設定された暗号化情報をその暗号化前の情報と対応付けて記憶する暗号化情報記憶手段と、
ユーザからの遠隔操作の指示を、そのユーザに対応付けられた暗号化情報によって表わされたもので受け付ける遠隔操作受付手段と、
前記遠隔操作受付手段が受け付けた暗号化情報で表わされた遠隔操作の指示を前記暗号化情報記憶手段の記憶内容に基づいて解読する解読手段と、
前記解読手段の解読結果に応じて処理を実行する処理手段と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置。 - 前記暗号化情報設定手段によって設定した暗号化情報とその暗号化前の情報とを対応付けたものを該当のユーザに通知する通知手段を有する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の遠隔処理装置。 - 機能別に遠隔操作を許可するか否かの設定をユーザ別に受け付ける有効機能設定手段と、
ユーザからの遠隔操作を、そのユーザが許可している機能のみに制限する制限手段と
を有する
ことを特徴とする請求項2、3または4に記載の遠隔処理装置。 - データを仕分けして保存するための仮想的な入れ物として機能する1または2以上の保存ボックスを生成して管理する保存ボックス管理手段と、
前記保存ボックスの名称を暗号化して表わした暗号化ボックス名を設定する暗号化ボックス名設定手段と、
前記暗号化ボックス名設定手段が設定した暗号化ボックス名をその保存ボックスの所有者に通知する暗号化ボックス名通知手段と、
保存ボックスへのアクセスを含む遠隔操作の指示を、前記暗号化ボックス名によってアクセス対象の保存ボックスを表わしたもので受け付ける遠隔操作受付手段と、
前記遠隔操作受付手段が受け付けた指示に対応する処理を実行する処理手段と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置。 - 保存ボックス別に遠隔操作を許可するか否かの設定を受け付ける有効ボックス設定手段と、
保存ボックスへのアクセスを含む遠隔操作を、アクセス対象の保存ボックスが遠隔操作の許可されたものである場合のみに制限する制限手段と
を有する
ことを特徴とする請求項6に記載の遠隔処理装置。 - データを保存する保存手段と、
前記保存手段に保存されたデータの名称を暗号化して表わした暗号化データ名を設定する暗号化データ名設定手段と、
前記暗号化データ名設定手段が設定した暗号化データ名をそのデータの所有者に通知する暗号化データ名通知手段と、
前記保存手段に保存されたデータへのアクセスを含む遠隔操作の指示を、前記暗号化データ名によってアクセス対象のデータを表わしたもので受け付ける遠隔操作受付手段と、
前記遠隔操作受付手段が受け付けた指示に対応する処理を実行する処理手段と
を有する
ことを特徴とする遠隔処理装置。 - 前記保存手段に保存されたデータ別に遠隔操作を許可するか否かの設定を受け付ける有効データ設定手段と、
前記保存手段に保存されたデータへのアクセスを含む遠隔操作を、アクセス対象のデータが遠隔操作の許可されたものである場合のみに制限する制限手段と
を有する
ことを特徴とする請求項8に記載の遠隔処理装置。 - 前記遠隔操作受付手段は、ユーザからの遠隔操作の指示を電子メールで受け付ける
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の遠隔処理装置。 - 暗号化前の情報に対応付けて設定する、暗号化情報または暗号化ボックス名または暗号化データ名の指定をユーザから受け付ける
ことを特徴とする請求項1、2、3、6または8に記載の遠隔処理装置。 - 原稿画像を読み取るスキャナ機能と、原稿画像を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成するコピー機能と、印刷データに対応する画像を記録紙上に形成するプリンタ機能と、原稿画像を送受信するファクシミリ機能と、画像データを転送する転送機能のいずれか1つ以上の機能を有する画像処理装置として構成されている
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11に記載の遠隔処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003334919A JP2005100223A (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | 遠隔処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003334919A JP2005100223A (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | 遠隔処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=34462458
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003334919A Withdrawn JP2005100223A (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | 遠隔処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005100223A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008046796A (ja) * | 2006-08-14 | 2008-02-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
JP2013088900A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム |
WO2013132750A1 (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | パナソニック株式会社 | 家庭電気機器の動作設定システム |
US8797576B2 (en) | 2010-04-22 | 2014-08-05 | Oki Data Corporation | Image process apparatus |
-
2003
- 2003-09-26 JP JP2003334919A patent/JP2005100223A/ja not_active Withdrawn
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