JP4447934B2 - Rfidタグ装着用の貼着ラベル及び該貼着ラベルの使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、RFIDタグをゼッケンに装着するために用いられる貼着ラベル、及び該貼着ラベルの使用方法に関する。
多数のランナーが参加するマラソンレースにあっては、次々にゴールするランナーを即座に識別し、その時間とともに正確に記録する必要がある。そこで、各ランナーが装着するゼッケンに識別信号を発信する小型発信器を取り付け、ゴールラインに配置した読み取り装置により前記小型発信器からの識別信号を読み取り、その識別信号に基づいて、各ランナーの順位の判定,所要タイムの自動計測等を行うコンピュータシステムが導入され始めている。
上記のような小型発信器を取り付け得るようしたゼッケンとしては、紙,布,合成樹脂シート等からなるゼッケン基材の一端縁に、ミシン目からなる切り取り線で区画された折り返し片部を設けるとともに、該折り返し片部の周縁に粘着剤層を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。これらのゼッケンは、折り返し片部の中央に小型発信器を載置した状態で、該折り返し片部を二つ折り状に折り返すことにより、粘着剤層によってその周囲が接合されて折り返し片部が袋状となり、内部に小型発信器を封入できるようになっている。そして、このゼッケンを各ランナーが装着してレースを行うことにより、小型発信器からの識別信号に基づいて、各ランナーの順位の判定,所要タイムの自動計測等を行うことができ、レース終了後には、袋状の折り返し片部を切り取り線でゼッケンから切り離すことにより、小型発信器を回収できるようになっている。
特開平7−239956号公報 実開平8−847号公報
ところで、各ランナーを識別するために使用される小型発信器は、各小型発信器毎に予め設定された個々に異なる識別信号を発信するものであり、各識別信号をゼッケンに付されるナンバーに割り当てることにより、各ランナーの識別を可能としている。従って、各小型発信器は割り当てられた特定のナンバーのゼッケンに必ず取り付けなければならないが、従来構成のゼッケンにあっては、小型発信器を封入する折り返し片部をゼッケン基材に一体形成していることにより、小型発信器の取り付けに際して、誤って違うナンバーのゼッケンに取り付けてしまった場合には、粘着剤層で接合された袋状の折り返し片部を破ったり、該袋状の折り返し片部を切り取り線でゼッケンから切り離したりしないと小型発信器を取り出すことができない。しかしながら、かかる行為はゼッケン自体を破壊することであるため、そのゼッケンは使用不能になるという問題点があった。
また、従来構成のゼッケンにあっては、ゴール直後における小型発信器の回収に際して、該小型発信器が封入された袋状の折り返し片部の切り離しを可能とするために、折り返し片部を区画するミシン目からなる切り取り線が形成されてはいるものの、適正な手順に従って切り離し操作をしないと、袋状の折り返し片部だけを簡単に切り取り線で切り離すことができなかった。即ち、例えば特許文献1に開示されているものにあっては、先ず袋状の折り返し片部を把持して前方に回動させることにより、折り返し片部の両側に位置する切り取り線を切り離す第一の操作と、次にこの状態で袋状の折り返し片部を下方に引っ張ることにより、折り返し片部の上側に位置する切り取り線を切り離す第二の操作を行う必要がある。このため、切り取り操作が面倒で時間が掛かるものとなっていた。
さらに、上述した従来構成のゼッケンにあっては、小型発信器を封入する折り返し片部をゼッケン基材に一体形成していることにより、小型発信器を使用しないレースで用いるとコスト高となり、また、折り返し片部を備えない通常のゼッケンには小型発信器を取り付けることができなかった。
本発明は、小型発信器としてのRFIDタグを通常のゼッケンに取り付けることができ、RFIDタグの取り付けに際して、誤って違うナンバーのゼッケンに取り付けてしまった場合に、ゼッケンを破壊することなく該RFIDタグを取り外すことができ、また、ゴール直後におけるRFIDタグの回収を極めて簡単な切り離し操作で瞬時に行い得るRFIDタグ装着用の貼着ラベル及び該貼着ラベルの使用方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、RFIDタグをゼッケンに装着するために用いられる貼着ラベルであって、剥離紙で被覆された粘着剤層を左右両側に備え、該両粘着剤層間に位置する中間領域を被接合面部とし、該被接合面部の左右側縁の内側位置に縦幅方向の易切断線が左右一対に形成された第一ラベル基材と、該第一ラベル基材と一体若しくは別体に設けられ、前記被接合面部の両易切断線間に縦幅方向に沿って重ね合わせられて、裏面に備えた粘着剤層によってRFIDタグを接着して担持した状態で前記被接合面部に接合される担持片部を具備する第二ラベル基材とを備えてなることを特徴とするRFIDタグ装着用の貼着ラベルである。
本発明にかかる貼着ラベルによってゼッケンに装着されるRFID(Radio Frequency Identification)タグは、入出力装置(リーダ・ライタ)との間でコマンド,データ等の信号を非接触で送受信し得る機能を備えたデータキャリアであって、内蔵するメモリにデータを書き換え可能に格納したり、メモリに格納されているデータを入出力装置に送信するものであり、該メモリに識別データを予め格納させることによって、ランナーを識別するための識別信号を発信する小型発信器として機能する。
ここで、前記担持片部の裏面の粘着剤層を、RFIDタグを剥離可能に接着する弱粘着層と、被接合面部に接合される強粘着層とからなるものとする構成が提案される。
また、前記第二ラベル基材としては、担持片部に連成され、該担持片部を被接合面部に接合した状態で第一ラベル基材の上縁から該第一ラベル基材の縦幅以上の所定長さで延出する切り離し操作片部を備えたものとする構成が提案される。
さらに、第二ラベル基材が前記切り離し操作片部を備えてなる貼着ラベルの使用方法として、第二ラベル基材の担持片部を、その裏面の粘着剤層によってRFIDタグを接着して担持した状態で第一ラベル基材の被接合面部に接合した後、該第一ラベル基材の左右両側の粘着剤層から剥離紙を剥離して、第二ラベル基材が接合された第一ラベル基材をその露出した粘着剤層によってゼッケンの裏面に接合し、その接合状態で第一ラベル基材の上縁から延出する第二ラベル基材の切り離し操作片部を第一ラベル基材の裏面側に折り返して用いるRFIDタグ装着用の貼着ラベルの使用方法が提案される。
本発明は、上述したように、剥離紙で被覆された粘着剤層を左右両側に備え、該両粘着剤層間に位置する中間領域を被接合面部とし、該被接合面部の左右側縁の内側位置に縦幅方向の易切断線が左右一対に形成された第一ラベル基材と、該第一ラベル基材と一体若しくは別体に設けられ、前記被接合面部の両易切断線間に縦幅方向に沿って重ね合わせられて、裏面に備えた粘着剤層によってRFIDタグを接着して担持した状態で前記被接合面部に接合される担持片部を具備する第二ラベル基材とを備えてなるRFIDタグ装着用の貼着ラベルであるから、第一ラベル基材の被接合面部の両易切断線間に縦幅方向に沿って重ね合わせるようにして、第二ラベル基材の担持片部を、その裏面の粘着剤層によってRFIDタグを接着して担持した状態で前記被接合面部に接合することにより、RFIDタグを貼着ラベルの両ラベル基材間に保持させることができる。そして、第一ラベル基材の左右両側の粘着剤層から剥離紙を剥離し、その露出した粘着剤層によって第一ラベル基材をゼッケンの裏面に接合することにより、貼着ラベルに保持されたRFIDタグをゼッケンに装着することができる。そして、このゼッケンをランナーが装着してレースを行うことにより、RFIDタグから発信される識別信号に基づいて、該ランナーの順位の判定,所要タイムの自動計測等を行うことができる。また、レース終了後にRFIDタグをゼッケンから取り外す場合には、被接合面部の上縁または下縁を把持して手前側に回動させるように引張することにより、該被接合面部に形成された左右一対の易切断線が端縁側から縦幅方向に沿って切断され、RFIDタグを担持する担持片部が接合された状態の被接合面部を第一ラベル基材から簡単に切り離すことができる。そして、この切り離された被接合面部に接合されている担持片部を剥離すれば、該担持片部に担持されているRFIDタグを取り外すことができる。これにより、RFIDタグを何ら傷付けずに再使用可能な状態で回収することができる。
また、上記のような貼着ラベルによるゼッケンへのRFIDタグの装着に際して、誤って違うナンバーのゼッケンに取り付けてしまった場合には、上述したレース終了後の取り外しと同様に、RFIDタグを担持する担持片部が接合された状態の被接合面部を、左右一対の易切断線によって第一ラベル基材から切り離し、この切り離された被接合面部に接合されている担持片部を剥離すれば、該担持片部に担持されているRFIDタグを取り外すことができる。ここで、被接合面部が切り離されたゼッケンの裏面には、第一ラベル基材の左右両側部片が残留することとなるが、ゼッケン自体は破壊されることはなく、前記残留部片上に再度新規の貼着ラベルを接合することができるため、当該ゼッケンの使用に支障を来すことがない。
さらに、本発明にかかる貼着ラベルは、ゼッケンとは独立して形成されるものであるため、通常のどのようなゼッケンに対しても、該貼着ラベルによってRFIDタグを装着することができる。また、貼着ラベルを選択的に用いることができるため、RFIDタグを使用しないレースでは、コスト高となることを回避できる。
また、前記担持片部の裏面の粘着剤層を、RFIDタグを剥離可能に接着する弱粘着層と、被接合面部に接合される強粘着層とからなるものとする構成にあっては、RFIDタグを弱粘着層に接着して担持した状態で、担持片部を強粘着層によって被接合面部に強固に接合することができるとともに、RFIDタグの取り外し時には、弱粘着層によって担持片部に担持されているRFIDタグを容易に取り外すことができる。
また、前記第二ラベル基材として、担持片部に連成され、該担持片部を被接合面部に接合した状態で第一ラベル基材の上縁から該第一ラベル基材の縦幅以上の所定長さで延出する切り離し操作片部を備えたものとする構成にあっては、後述するように、該切り離し操作片部によって、RFIDタグの回収時における被接合面部の切り離しを極めて容易に行うことができる。
そして、第二ラベル基材が前記切り離し操作片部を備えてなる貼着ラベルの使用方法として、第二ラベル基材の担持片部を、その裏面の粘着剤層によってRFIDタグを接着して担持した状態で第一ラベル基材の被接合面部に接合した後、該第一ラベル基材の左右両側の粘着剤層から剥離紙を剥離して、第二ラベル基材が接合された第一ラベル基材をその露出した粘着剤層によってゼッケンの裏面に接合し、その接合状態で第一ラベル基材の上縁から延出する第二ラベル基材の切り離し操作片部を第一ラベル基材の裏面側に折り返して用いるRFIDタグ装着用の貼着ラベルの使用方法にあっては、切り離し操作片部を第一ラベル基材の裏面側に折り返すと、該切り離し操作片部の先端部が第一ラベル基材の下端から下方に突出する。ここで、第一ラベル基材をゼッケンの裏面に接合する際に、該第一ラベル基材の下端がゼッケンの下端に略一致する状態で接合しておくことにより、前記切り離し操作片部の先端部をゼッケンの下端から下方に突出させることができる。そして、このゼッケンを装着したランナーのゴール直後において、ゼッケンの下端から突出している切り離し操作片部の先端部を下方に引張することにより、被接合面部の上縁が裏面側に回動するように引張され、該被接合面部に形成された左右一対の易切断線が上端縁側から下方向に向けて切断されて、RFIDタグを担持する担持片部が接合された状態の被接合面部が第一ラベル基材から簡単に切り離される。これにより、ランナーがゼッケンを装着したままの状態で、切り離し操作片部の先端部を引張するだけの極めて簡単な切り離し操作で、ゴール直後におけるRFIDタグの回収を瞬時に行うことができる。
以下に、本発明の一実施例を、添付図面に基づいて説明する。
本発明にかかるRFIDタグ装着用の貼着ラベル1は、図1,図2に示すように、横長矩形状を呈する第一ラベル基材2aと、縦長矩形状を呈する第二ラベル基材2bとを備えている。ここで、図1は、第一ラベル基材2aと第二ラベル基材2bとを一体に設けた例を示し、図2は、第一ラベル基材2aと第二ラベル基材2bとを別体に設けた例を示す。このように、第一ラベル基材2aと第二ラベル基材2bとを一体に設けた場合には、製品としての貼着ラベル1の取扱い性が良くなる利点があり、また、第一ラベル基材2aと第二ラベル基材2bとを別体に設けた場合には、製造時における歩留りが良くなる利点がある。前記第一ラベル基材2aと第二ラベル基材2bの素材には、合成樹脂シート,合成紙,耐水紙等の適度の強度と可撓性を備えたシート材が用いられるが、中でもポリエステル,ポリエチレン等の透明な合成樹脂シートが好適に用いられ得る。
前記第一ラベル基材2aは、その表面の左右両側に、強い粘着力を有する粘着剤を塗布して形成した粘着剤層3,3を備えており、該粘着剤層3,3はその上面に剥離可能に被着された剥離紙4,4(図6参照)によって被覆されている。また、粘着剤層3,3間に位置する中間領域は接着力がない被接合面部5となっており、該被接合面部5の左右側縁の内側位置に、ミシン目からなる左右一対の易切断線6,6が縦幅方向に沿って形成されている。そして、該易切断線6,6で区画された被接合面部5の中央部分が、該易切断線6,6によって第一ラベル基材2aの左右両側部分から切り離し可能に設けられている。ここで、第一ラベル基材2aは、シート材の一面に剥離紙で被覆された粘着剤層を備えた工業製品を素材に用いて形成することも可能であり、この場合には、粘着剤層3,3(図2参照)間に位置する中間領域にベタ印刷を施して接着力を消失させたり、或いは剥離紙をそのまま被着しておくことにより、接着力がない被接合面部5とすることができる。
一方、第二ラベル基材2bは、前記易切断線6,6の相互間隔より若干狭い横幅に設けられ、第一ラベル基材2aの縦幅に略一致する長さの担持片部7と、該担持片部7の長さ方向に連成されて、第一ラベル基材2aの縦幅以上の所定長さを有する切り離し操作片部8とを備えている。尚、この第二ラベル基材2bを、第一ラベル基材2aと一体に設ける場合には、図1に示すように、前記易切断線6,6間に位置する第一ラベル基材2aの下縁に第二ラベル基材2bの担持片部7が連設されることとなる。該担持片部7は、第一ラベル基材2aの被接合面部5に重ね合わせられた状態で裏面となる面に粘着剤層9を備えている。該粘着剤層9は、担持片部7の長さ方向中間領域に比較的弱い粘着力を有する粘着剤を塗布して形成した弱粘着層10aと、該弱粘着層10aの上下両側に強い粘着力を有する粘着剤を塗布して形成した強粘着層10b,10bとからなり、弱粘着層10aによってRFIDタグ11(図3,図4参照)を剥離可能に接着し得るようにし、かつ、強粘着層10b,10bによって担持片部7を第一ラベル基材2aの被接合面部5に接合し得るようになっている。また、この弱粘着層10aと強粘着層10b,10bとからなる粘着剤層9には、被接合面部5に接合するまで、剥離紙(図示省略)が被着されている。ここで、第二ラベル基材2bは、第一ラベル基材2aと同様に、シート材の一面に剥離紙で被覆された粘着剤層を備えた工業製品を素材に用いて形成することも可能であり、この場合には、弱粘着層10aに対応する部分にパターン印刷を施して接着力を減衰させることにより、弱粘着層10aが設けられる。また、切り離し操作片部8には、粘着剤層を被覆する剥離紙をそのまま被着しておくことにより、接着力がない切り離し操作片部8とすることができる。
次に、上記構成からなる貼着ラベル1の使用方法について説明する。
先ず、第二ラベル基材2bの担持片部7の粘着剤層9に被着されている図示しない剥離紙を剥離して除去し、図3,図4に示すように、露出した該粘着剤層9の弱粘着層10aにRFIDタグ11を接着させることにより、担持片部7にRFIDタグ11を担持させる。尚、該RFIDタグ11は、偏平な矩形状を呈し、易切断線6,6の相互間隔より若干狭い横幅に形成されたものが用いられる。そして、このRFIDタグ11を担持した担持片部7を裏向きにし、図5に示すように、第一ラベル基材2aの被接合面部5の両易切断線6,6間に縦幅方向に沿って重ね合わせるようにして、担持片部7をその裏面の強粘着層10b,10bによって被接合面部5に接合させる。これにより、図6に示すように、RFIDタグ11を貼着ラベル1の両ラベル基材2a,2b間に保持させることができる。ここで、図3に示すように、第一ラベル基材2aと第二ラベル基材2bとが一体に設けられたものにあっては、第一ラベル基材2aの下縁13aと担持片部7の上縁との連設部分で、該担持片部7を上方に折り返すことにより、図5に示すように、第一ラベル基材2aの上縁13bから第二ラベル基材2bの切り離し操作片部8が上方に延出する状態となる。また、第一ラベル基材2aと第二ラベル基材2bとが別体に設けられたものにあっては、担持片部7を裏向きにし、かつその上下を反転させて、第一ラベル基材2aの下縁13aと担持片部7の下縁を一致させた状態で接合することにより、図5に示すように、第一ラベル基材2aの上縁13bから第二ラベル基材2bの切り離し操作片部8が上方に延出された状態にすることができる。
上記のようにRFIDタグ11を貼着ラベル1に保持させた後、第一ラベル基材2aの左右両側の粘着剤層3,3を被覆している剥離紙4,4(図6参照)を剥離して除去し、その露出した粘着剤層3,3によって第一ラベル基材2aをゼッケン12の裏面に接合することにより、図7に示すように、貼着ラベル1に保持されたRFIDタグ11をゼッケン12に装着することができる。また、この装着状態にあって、第一ラベル基材2aの上縁13bから延出している第二ラベル基材2bの切り離し操作片部8を、第一ラベル基材2aの裏面側に折り返すと、該切り離し操作片部8が第一ラベル基材2aの縦幅以上の所定長さであることにより、図8に示すように、該切り離し操作片部8の先端部8’が第一ラベル基材2aの下縁13aから下方に突出することとなる。ここで、第一ラベル基材2aをゼッケン12の裏面に接合する際に、該第一ラベル基材2aの下縁13aがゼッケン12の下端に略一致する状態で接合しておくことにより、図9に示すように、前記切り離し操作片部8の先端部8’をゼッケン12の下端から下方に突出させることができる。
このゼッケン12をランナーが装着してレースを行うことにより、RFIDタグ11から発信される識別信号に基づいて、該ランナーの順位の判定,所要タイムの自動計測等を行うことができる。そして、このゼッケン12を装着したランナーのゴール直後において、該ゼッケン12の下端から突出している切り離し操作片部8の先端部8’(図9参照)を下方に引張することにより、被接合面部5の上縁が裏面側に回動するように引張され、図10に示すように、該被接合面部5に形成された左右一対の易切断線6,6が第一ラベル基材2aの上縁13b側から下方向に向けて切断されて、RFIDタグ11を担持する担持片部7が接合された状態の被接合面部5が第一ラベル基材2aから簡単に切り離される。これにより、ランナーがゼッケン12を装着したままの状態で、切り離し操作片部8の先端部8’を引張するだけの極めて簡単な切り離し操作で、ゴール直後におけるRFIDタグ11の回収を瞬時に行うことができる。そして、この切り離された被接合面部5に強粘着層10b,10bで接合されている担持片部7を剥離すれば、該担持片部7に弱粘着層10aの接着力を介して担持されているRFIDタグ11を容易に取り外すことができる。
一方、上記のような貼着ラベル1によるゼッケン12へのRFIDタグ11の装着に際して、誤って違うナンバーのゼッケン12に取り付けてしまった場合には、上述したレース終了後の取り外しと同様に、RFIDタグ11を担持する担持片部7が接合された状態の被接合面部5を、左右一対の易切断線6,6によって第一ラベル基材2aから切り離し、この切り離された被接合面部5に接合されている担持片部7を剥離すれば、該担持片部7に担持されているRFIDタグ11を簡単に取り外すことができる。また、被接合面部5が切り離されたゼッケン12の裏面には、第一ラベル基材2aの左右両側部片14,14(図10参照)が残留することとなるが、ゼッケン12自体は破壊されることはない。これにより、残留した前記左右両側部片14,14上に再度新規の貼着ラベル1を接合することができ、当該ゼッケン12を支障なく使用することができる。
尚、上記実施例では、第二ラベル基材2bが、担持片部7と該担持片部7に連成された切り離し操作片部8とを備えている構成について説明したが、第二ラベル基材2bは担持片部7のみによって構成することもできる。この場合、貼着ラベル1によるRFIDタグ11の保持、及び貼着ラベル1に保持されたRFIDタグ11のゼッケン12への装着は上述した使用方法と同様に行うことができる。また、レース終了後に、或いは誤って違うナンバーのゼッケン12にRFIDタグ11を取り付けてしまった場合にあって、該RFIDタグ11をゼッケン12から取り外す場合には、被接合面部5の上縁または下縁を把持して手前側に回動させるように引張することにより、該被接合面部5に形成された左右一対の易切断線6,6が第一ラベル基材2aの端縁側から縦幅方向に沿って切断されて、RFIDタグ11を担持する担持片部7が接合された状態の被接合面部5を第一ラベル基材2aから簡単に切り離すことができる。そして、この切り離された被接合面部5に接合されている担持片部7を剥離することによりRFIDタグ11を取り外すことができる。また、この場合にあってもゼッケン12自体が破壊されることはないため、当該ゼッケン12の使用に支障が生じない。
また、上記実施例では、担持片部7の裏面の粘着剤層9を、RFIDタグ11を剥離可能に接着する弱粘着層10aと、被接合面部5に接合される強粘着層10b,10bとによって構成したが、RFIDタグ11の剥離操作の容易性を考慮する必要がない場合には、該担持片部7の粘着剤層9全体を通常の粘着力を有する粘着剤層とすることも可能である。
一体型の貼着ラベル1の正面図である。 別体型の貼着ラベル1の正面図である。 一体型の貼着ラベル1の担持片部7にRFIDタグ11を担持させた状態を示す正面図である。 別体型の貼着ラベル1の担持片部7にRFIDタグ11を担持させた状態を示す正面図である。 RFIDタグ11を担持した担持片部7を被接合面部5に接合させた状態を示す説明図である。 図5におけるA−A断面図である。 RFIDタグ11を保持する貼着ラベル1が装着されたゼッケン12の背面図である。 貼着ラベル1の切り離し操作片部8を折り返した状態を示すゼッケン12の背面図である。 切り離し操作片部8の先端部8’が下端から突出した状態を示すゼッケン12の正面図である。 被接合面部5が切り離される状態を示すゼッケン12の部分拡大背面図である。
符号の説明
1 貼着ラベル
2a 第一ラベル基材
2b 第二ラベル基材
3 粘着剤層
4 剥離紙
5 被接合面部
6 易切断線
7 担持片部
8 切り離し操作片部
9 粘着剤層
10a 弱粘着層
10b 強粘着層
11 RFIDタグ
12 ゼッケン

Claims (4)

  1. RFIDタグをゼッケンに装着するために用いられる貼着ラベルであって、
    剥離紙で被覆された粘着剤層を左右両側に備え、該両粘着剤層間に位置する中間領域を被接合面部とし、該被接合面部の左右側縁の内側位置に縦幅方向の易切断線が左右一対に形成された第一ラベル基材と、
    該第一ラベル基材と一体若しくは別体に設けられ、前記被接合面部の両易切断線間に縦幅方向に沿って重ね合わせられて、裏面に備えた粘着剤層によってRFIDタグを接着して担持した状態で前記被接合面部に接合される担持片部を具備する第二ラベル基材と
    を備えてなることを特徴とするRFIDタグ装着用の貼着ラベル。
  2. 担持片部の裏面の粘着剤層が、RFIDタグを剥離可能に接着する弱粘着層と、被接合面部に接合される強粘着層とからなることを特徴とする請求項1記載のRFIDタグ装着用の貼着ラベル。
  3. 担持片部に連成され、該担持片部を被接合面部に接合した状態で第一ラベル基材の上縁から該第一ラベル基材の縦幅以上の所定長さで延出する切り離し操作片部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のRFIDタグ装着用の貼着ラベル。
  4. 請求項3に記載したRFIDタグ装着用の貼着ラベルの使用方法であって、
    第二ラベル基材の担持片部を、その裏面の粘着剤層によってRFIDタグを接着して担持した状態で第一ラベル基材の被接合面部に接合した後、該第一ラベル基材の左右両側の粘着剤層から剥離紙を剥離して、第二ラベル基材が接合された第一ラベル基材をその露出した粘着剤層によってゼッケンの裏面に接合し、その接合状態で第一ラベル基材の上縁から延出する第二ラベル基材の切り離し操作片部を第一ラベル基材の裏面側に折り返して用いることを特徴とするRFIDタグ装着用の貼着ラベルの使用方法。
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