JP4446720B2 - 半導体記憶装置の読出回路 - Google Patents

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Description

この発明は半導体記憶装置の読出回路に関し、特に、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを読出す半導体記憶装置の読出回路に関する。
半導体記憶装置の読出動作時においては、メモリセルの記憶データに応じて、入出力データ線対に微小電位差が生じる。センスアンプは、入出力データ線対に生じた微小電位差を増幅する。一般的に、この微小電位差は50mV以上になるように設計される。
従来の半導体装置のデータ出力用の増幅回路では、電流入力増幅部における増幅初期の増幅率と増幅末期の増幅率とが異なるようにするとともに、電流入力増幅部から出力される電圧レベルを一定の水準に制限する方法が提案されている。この場合、出力データの安定度が改善され、半導体装置の誤動作を防止することができる(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−135089号公報
しかし、従来の半導体記憶装置の読出回路では、トランジスタ製造工程おける製造ばらつきの影響を受け、読出動作時にセンスアンプが活性化される時刻における入出力データ線対の微小電位差が50mVまで到達しない場合(たとえば、20mV以下)、センスアンプの正帰還がかかりにくいためにデータが正しく読出されないことがあった。また、データが正しく読出されても読出速度が遅くなることがあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、高速かつ信頼性の高い半導体記憶装置の読出回路を提供することである。
この発明に係る半導体記憶装置の読出回路は、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを第1および第2の入出力データ線を介して読出し、第1および第2の読出データ線へ出力する半導体記憶装置の読出回路であって、活性化信号に応答して活性化され、選択されたメモリセルの記憶データに応じて第1および第2の入出力データ線間に生じた電位差を増幅して第1および第2の読出データ線へ出力するセンスアンプと、活性化信号を所定の時間だけ遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力信号に応答して活性化され、第1および第2の入出力データ線間の電位差に応じたデータ信号を第1および第2の読出データ線へ出力する出力回路とを備え、センスアンプは、その入力ノードが第1の入出力データ線に接続され、その出力ノードが第2の入出力データ線に接続された第1のインバータ、およびその入力ノードが第2の入出力データ線に接続され、その出力ノードが第1の入出力データ線に接続された第2のインバータ、活性化信号に応答して、第1および第2のインバータに電源電圧を与える第1のトランジスタを含み、出力回路は、それらの入力ノードがそれぞれ第2および第1の入出力データ線に接続された第3および第4のインバータ、それらのゲートがそれぞれ第3および第4のインバータの出力ノードに接続され、それらの一方導通電極が第2の読出データ線および第1の読出データ線にそれぞれ接続された第2および第3のトランジスタ、および遅延回路の出力信号に応答して、第2のトランジスタの他方導通電極を基準電位のラインと接続するとともに、第3のトランジスタの他方導通電極を基準電位のラインと接続する切換回路を含むものである。
また、この発明に係る他の半導体記憶装置の読出回路は、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを第1および第2の入出力データ線を介して読出し、第1および第2の読出データ線へ出力する半導体記憶装置の読出回路であって、活性化信号に応答して活性化され、選択されたメモリセルの記憶データに応じて第1および第2の入出力データ線間に生じた電位差を増幅して第1および第2の読出データ線へ出力するセンスアンプと、第1および第2の入出力データ線間の電位差に応じたデータ信号を第1および第2の読出データ線へ出力する出力回路とを備えたものである。ここで、センスアンプは、各々のソースがともに電源電位のラインに接続され、それらのゲートがそれぞれ第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ第2および第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第1および第2のトランジスタと、それらのゲートがそれぞれ第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ第2および第1の入出力データ線に接続され、それらのソースが互いに接続された第2の導電形式の第3および第4のトランジスタと、第3および第4のトランジスタのソースと基準電位のラインとの間に接続され、活性化信号に応答して導通する第2の導電形式の第5のトランジスタとを含む。出力回路は、電源電位のラインと基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに第2の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第6のトランジスタおよび第2の導電形式の第7のトランジスタと、電源電位のラインと基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第8のトランジスタおよび第2の導電形式の第9のトランジスタと、第2の読出データ線と基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが第6および第7のトランジスタの間の出力ノードに接続された第2の導電形式の第10のトランジスタと、第1の読出データ線と基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが第8および第9のトランジスタの間の出力ノードに接続された第2の導電形式の第11のトランジスタとを含む。第1から第9までのトランジスタのオン抵抗値をそれぞれR1〜R9とした場合、(2×R5+R3)/(2×R5+R3+R1)>R7/(R7+R6)、および(2×R5+R4)/(2×R5+R4+R2)>R9/(R9+R8)の関係式が成立する。
また、この発明に係るさらに他の半導体記憶装置の読出回路は、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを第1および第2の入出力データ線を介して読出し、第1および第2の読出データ線へ出力する半導体記憶装置の読出回路であって、活性化信号に応答して活性化され、選択されたメモリセルの記憶データに応じて第1および第2の入出力データ線間に生じた電位差を増幅して第1および第2の読出データ線へ出力するセンスアンプと、第1および第2の入出力データ線間の電位差に応じたデータ信号を第1および第2の読出データ線へ出力する出力回路とを備えたものである。ここで、センスアンプは、各々のソースがともに電源電位のラインに接続され、それらのゲートがそれぞれ第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ第2および第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第1および第2のトランジスタと、それらのゲートがそれぞれ第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ第2および第1の入出力データ線に接続され、それらのソースが互いに接続された第2の導電形式の第3および第4のトランジスタと、第3および第4のトランジスタのソースと基準電位のラインとの間に接続され、活性化信号に応答して導通する第2の導電形式の第5のトランジスタとを含む。出力回路は、電源電位のラインと基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに第2の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第6のトランジスタおよび第2の導電形式の第7のトランジスタと、電源電位のラインと基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第8のトランジスタおよび第2の導電形式の第9のトランジスタと、第2の読出データ線と基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが第6および第7のトランジスタの間の出力ノードに接続された第2の導電形式の第10のトランジスタと、第1の読出データ線と基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが第8および第9のトランジスタの間の出力ノードに接続された第2の導電形式の第11のトランジスタとを含む。第1から第9までのトランジスタにおけるゲート長は等しく、第1から第9までのトランジスタにおけるゲート長のゲート幅に対する比をそれぞれRa1〜Ra9とした場合、(2×Ra5+Ra3)/(2×Ra5+Ra3+Ra1)>Ra7/(Ra7+Ra6)、および(2×Ra5+Ra4)/(2×Ra5+Ra4+Ra2)>Ra9/(Ra9+Ra8)の関係式が成立する。
この発明に係る半導体記憶装置の読出回路では、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを第1および第2の入出力データ線を介して読出し、第1および第2の読出データ線へ出力する半導体記憶装置の読出回路であって、活性化信号に応答して活性化され、選択されたメモリセルの記憶データに応じて第1および第2の入出力データ線間に生じた電位差を増幅して第1および第2の読出データ線へ出力するセンスアンプと、活性化信号を所定の時間だけ遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力信号に応答して活性化され、第1および第2の入出力データ線間の電位差に応じたデータ信号を第1および第2の読出データ線へ出力する出力回路とが設けられる。したがって、遅延回路を設けたことによって、メモリセルから記憶データを読出す際、センスアンプが活性化される時刻における第1および第2の入出力データ線間の微小電位差が、製造ばらつきの影響を受けて20mV以下になった場合でも、データが正しく読出される。また、読出速度が遅くなるという問題も解消される。これにより、高速かつ信頼性の高い半導体記憶装置の読出回路が実現できる。
また、この発明に係る他の半導体記憶装置の読出回路では、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを第1および第2の入出力データ線を介して読出し、第1および第2の読出データ線へ出力する半導体記憶装置の読出回路であって、活性化信号に応答して活性化され、選択されたメモリセルの記憶データに応じて第1および第2の入出力データ線間に生じた電位差を増幅して第1および第2の読出データ線へ出力するセンスアンプと、第1および第2の入出力データ線間の電位差に応じたデータ信号を第1および第2の読出データ線へ出力する出力回路とが設けられる。ここで、センスアンプは、各々のソースがともに電源電位のラインに接続され、それらのゲートがそれぞれ第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ第2および第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第1および第2のトランジスタと、それらのゲートがそれぞれ第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ第2および第1の入出力データ線に接続され、それらのソースが互いに接続された第2の導電形式の第3および第4のトランジスタと、第3および第4のトランジスタのソースと基準電位のラインとの間に接続され、活性化信号に応答して導通する第2の導電形式の第5のトランジスタとを含む。出力回路は、電源電位のラインと基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに第2の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第6のトランジスタおよび第2の導電形式の第7のトランジスタと、電源電位のラインと基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第8のトランジスタおよび第2の導電形式の第9のトランジスタと、第2の読出データ線と基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが第6および第7のトランジスタの間の出力ノードに接続された第2の導電形式の第10のトランジスタと、第1の読出データ線と基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが第8および第9のトランジスタの間の出力ノードに接続された第2の導電形式の第11のトランジスタとを含む。第1から第9までのトランジスタのオン抵抗値をそれぞれR1〜R9とした場合、(2×R5+R3)/(2×R5+R3+R1)>R7/(R7+R6)、および(2×R5+R4)/(2×R5+R4+R2)>R9/(R9+R8)の関係式が成立する。この場合は、第1から第9までのトランジスタのオン抵抗値がそれぞれ適切な値になるように予め設定することによって、高速かつ信頼性の高い半導体記憶装置の読出回路が実現できる。
また、この発明に係るさらに他の半導体記憶装置の読出回路では、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを第1および第2の入出力データ線を介して読出し、第1および第2の読出データ線へ出力する半導体記憶装置の読出回路であって、活性化信号に応答して活性化され、選択されたメモリセルの記憶データに応じて第1および第2の入出力データ線間に生じた電位差を増幅して第1および第2の読出データ線へ出力するセンスアンプと、第1および第2の入出力データ線間の電位差に応じたデータ信号を第1および第2の読出データ線へ出力する出力回路とが設けられる。ここで、センスアンプは、各々のソースがともに電源電位のラインに接続され、それらのゲートがそれぞれ第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ第2および第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第1および第2のトランジスタと、それらのゲートがそれぞれ第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ第2および第1の入出力データ線に接続され、それらのソースが互いに接続された第2の導電形式の第3および第4のトランジスタと、第3および第4のトランジスタのソースと基準電位のラインとの間に接続され、活性化信号に応答して導通する第2の導電形式の第5のトランジスタとを含む。出力回路は、電源電位のラインと基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに第2の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第6のトランジスタおよび第2の導電形式の第7のトランジスタと、電源電位のラインと基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第8のトランジスタおよび第2の導電形式の第9のトランジスタと、第2の読出データ線と基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが第6および第7のトランジスタの間の出力ノードに接続された第2の導電形式の第10のトランジスタと、第1の読出データ線と基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが第8および第9のトランジスタの間の出力ノードに接続された第2の導電形式の第11のトランジスタとを含む。第1から第9までのトランジスタにおけるゲート長のゲート幅に対する比をそれぞれRa1〜Ra9とした場合、(2×Ra5+Ra3)/(2×Ra5+Ra3+Ra1)>Ra7/(Ra7+Ra6)、および(2×Ra5+Ra4)/(2×Ra5+Ra4+Ra2)>Ra9/(Ra9+Ra8)の関係式が成立する。この場合は、第1から第9までのトランジスタの(ゲート長/ゲート幅)がそれぞれ適切な値になるように予め設定することによって、高速かつ信頼性の高い半導体記憶装置の読出回路が実現できる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるSRAMの全体構成を示すブロック図である。図1において、このSRAMは、行列状に配列された複数(図面および説明の簡単化のため2行2列の4つとする)のメモリセル(MC)1と、各行に対応して設けられたワード線WLと、各列に対応して設けられたビット線対BL,/BLとを備える。各メモリセル1は、対応のワード線WLと対応のビット線対BL,/BLに接続され、データ信号を記憶する。
また、このSRAMは、ビット線BL,/BLの各々に対応して設けられ、対応のビット線BLまたは/BLを所定の電位に充電するためのプリチャージ回路2と、各ビット線対BL,/BLに対応して設けられ、読出動作時に対応のビット線対BL,/BL間の電位をイコライズするためのイコライザ3と、各ビット線対BL,/BLに対応して設けられ、対応のビット線対BL,/BLとデータ入出力線対IO,/IOとを接続するための列選択ゲート4とを備える。
プリチャージ回路2は、電源電位VDDのラインと対応のビット線BLまたは/BLの一方端との間に接続され、そのゲートがビット線イコライズ信号/BLEQを受けるPチャネルMOSトランジスタを含む。イコライザ3は、対応のビット線対BL,/BLの間に接続され、そのゲートがビット線イコライズ信号/BLEQを受けるPチャネルMOSトランジスタを含む。列選択ゲート4は、対応のビット線BLの他方端とデータ入出力線IOの一方端との間に接続されたNチャネルMOSトランジスタと、対応のビット線/BLの他方端とデータ入出力線/IOの一方端との間に接続されたNチャネルMOSトランジスタとを含み、2つのNチャネルMOSトランジスタのゲートは列選択線CSLの一方端に接続される。
さらに、このSRAMは、行デコーダ5、制御回路6、列デコーダ7、書込回路8および読出回路9を備える。行デコーダ5は、外部から与えられる行アドレス信号に従って複数のワード線WLのうちのいずれかのワード線WLを選択レベルの「H」レベルに立上げる。制御回路6は、外部から与えられる制御信号に従ってSRAM全体を制御する。列デコーダ7は、外部から与えられる列アドレス信号に従って複数の列選択線CSLのうちのいずれかの列選択線CSLを選択レベルの「H」レベルに立上げる。
書込回路8および読出回路9は、ともにデータ入出力線対IO,/IOの他方端に接続される。書込回路8は、活性化信号WEが活性化レベルの「H」レベルにされたことに応じて活性化され、外部から与えられたデータ信号WD,/WDを、行デコーダ5および列デコーダ7によって選択されたメモリセル1に書込む。読出回路9は、活性化信号SEが活性化レベルの「H」レベルにされたことに応じて活性化され、行デコーダ5および列デコーダ7によって選択されたメモリセル1からのデータ信号RD,/RDを外部に出力する。
次に、図1に示したSRAMの動作について説明する。書込動作時は、行アドレス信号によって指定された行のワード線WLが行デコーダ5によって選択レベルの「H」レベルに立上げられ、その行の各メモリセル1が活性化される。次いで、列アドレス信号によって指定された列の列選択線CSLが列デコーダ7によって選択レベルの「H」レベルに立上げられ、その列の列選択ゲート4が導通し、活性化されたメモリセル1がビット線対BL,/BLおよびデータ入出力線対IO,/IOを介して書込回路8に接続される。
書込回路8は、外部から与えられたデータ信号WD,/WDに従って、データ入出力線IO,/IOを介してメモリセル1にデータを書込む。ワード線WLおよび列選択線CSLが「L」レベルに立下げられると、メモリセル1にデータが記憶される。
読出動作時は、列アドレス信号によって指定された列の列選択線CSLが選択レベルの「H」レベルに立上げられ、その列の列選択ゲート4が導通してビット線対BL,/BLがデータ入出力線対IO,/IOを介して読出回路9に接続される。次いで、ビット線イコライズ信号/BLEQが活性化レベルの「L」レベルになって各プリチャージ回路2および各イコライザ3が導通し、各ビット線対BL,/BLの電位がイコライズされる。ビット線イコライズ信号/BLEQが非活性化レベルの「H」レベルになり、各プリチャージ回路2および各イコライザ3が非導通になった後、行アドレス信号に応じた行のワード線WLが行デコーダ5によって選択レベルの「H」レベルに立上げられて、その行の各メモリセル1が活性化される。これにより、メモリセル1が記憶しているデータに応じてビット線BL,/BLおよびデータ入出力線IO,/IOの電位が変化する。読出回路9は、データ入出力線IO,/IOの電位を比較し、比較結果に応じた論理のデータ信号RD,/RDを外部に出力する。
図2は、図1に示した読出回路9の要部を示す回路図である。図2において、この読出回路9は、PチャネルMOSトランジスタ11〜14、NチャネルMOSトランジスタ21〜29およびインバータ31,32を備える。
PチャネルMOSトランジスタ11およびNチャネルMOSトランジスタ21は、電源電位VDDのラインとノードN1との間に直列接続される。PチャネルMOSトランジスタ12およびNチャネルMOSトランジスタ22は、電源電位VDDのラインとノードN1との間に直列接続される。PチャネルMOSトランジスタ11およびNチャネルMOSトランジスタ21のゲート電極は、ともにPチャネルMOSトランジスタ12とNチャネルMOSトランジスタ22との間の出力ノードN3に接続される。PチャネルMOSトランジスタ12およびNチャネルMOSトランジスタ22のゲート電極は、ともにPチャネルMOSトランジスタ11とNチャネルMOSトランジスタ21との間の出力ノードN2に接続される。出力ノードN2,N3は、それぞれメモリセルからのデータ信号RD,/RDを伝達する入出力データ線対/IO,IOに接続される。NチャネルMOSトランジスタ25は、ノードN1と接地電位GNDのラインとの間に接続される。NチャネルMOSトランジスタ25のゲート電極は、活性化信号SEを受ける。PチャネルMOSトランジスタ11,12およびNチャネルMOSトランジスタ21,22,25はラッチ型センスアンプを構成し、NチャネルMOSトランジスタ25はラッチ型センスアンプの活性化/非活性化を切換えるスイッチ素子として機能する。
PチャネルMOSトランジスタ13およびNチャネルMOSトランジスタ23は、電源電位VDDのラインと接地電位GNDのラインとの間に直列接続され、それらのゲート電極はともに出力ノードN2に接続される。PチャネルMOSトランジスタ13およびNチャネルMOSトランジスタ23は、CMOSインバータを構成する。
PチャネルMOSトランジスタ14およびNチャネルMOSトランジスタ24は、電源電位VDDのラインと接地電位GNDのラインとの間に直列接続され、それらのゲート電極はともに出力ノードN3に接続される。PチャネルMOSトランジスタ14およびNチャネルMOSトランジスタ24は、CMOSインバータを構成する。
NチャネルMOSトランジスタ26,28は、読出データ線/RDLと接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。NチャネルMOSトランジスタ26のゲート電極は、PチャネルMOSトランジスタ13とNチャネルMOSトランジスタ23との間の出力ノードN4に接続される。NチャネルMOSトランジスタ28のゲート電極は、活性化信号SEがインバータ31,32によって所定の時間だけ遅延された信号DSEを受ける。なお、インバータ31,32は遅延回路を構成しており、遅延回路を構成するインバータの数は任意である。
NチャネルMOSトランジスタ27,29は、読出データ線RDLと接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。NチャネルMOSトランジスタ27のゲート電極は、PチャネルMOSトランジスタ14とNチャネルMOSトランジスタ24との間の出力ノードN5に接続される。NチャネルMOSトランジスタ29のゲート電極は、活性化信号SEがインバータ31,32によって所定の時間だけ遅延された信号DSEを受ける。
ここで、一般的にPチャネルMOSトランジスタのオン抵抗値(トランジスタの導通時における内部抵抗値)は、同一のゲート長およびゲート幅のNチャネルMOSトランジスタのオン抵抗値よりも2倍程度大きい。このため、CMOSインバータでは、通常はPチャネルMOSトランジスタのゲート幅をNチャネルMOSトランジスタのゲート幅の2倍程度になるように設計することにより、PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタのオン抵抗値が等しくされる。したがって、CMOSインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ13,14のオン抵抗値をRP13,RP14とし、NチャネルMOSトランジスタ23,24のオン抵抗値をRN23,RN24とした場合、数式(1)が成立する。
RP13=RP14=RN23=RN24 ・・・(1)
この場合、CMOSインバータの出力信号が「H」レベルから「L」レベルに切換わる時の動作特性と、「L」レベルから「H」レベルに切換わる時の動作特性は同じになる。
一方、ラッチ型センスアンプを構成するPチャネルMOSトランジスタ11,12およびNチャネルMOSトランジスタ21,22は、製造ばらつきの影響を受けにくくするため、他のトランジスタに比べてゲート長およびゲート幅が大きくなるように設計される。このため、PチャネルMOSトランジスタ11,12およびNチャネルMOSトランジスタ21,22が半導体基板上で占める面積は大きくなる。装置の小型化を図るため、これらのPチャネルMOSトランジスタ11,12およびNチャネルMOSトランジスタ21,22のゲート長およびゲート幅は、同じサイズになるように設計される。したがって、PチャネルMOSトランジスタ11,12のオン抵抗値をRP11,RP12とし、NチャネルMOSトランジスタ21,22のオン抵抗値をRN21,RN22とした場合、数式(2)が成立する。
RP11=RP12=2×RN21=2×RN22 ・・・(2)
また、NチャネルMOSトランジスタ25は、ラッチ型センスアンプの活性化/非活性化を切換えるスイッチ素子として機能するため、一般に低抵抗のトランジスタである。このため、NチャネルMOSトランジスタ25のオン抵抗値をRN25とした場合、RN25はRN21,RN22よりも十分に小さくなる。したがって、以下の数式(3)(4)が成立する。
(2×RN25+RN21)/(2×RN25+RN21+RP11)
< RN23/(RN23+RP13) ・・・(3)
(2×RN25+RN22)/(2×RN25+RN22+RP12)
< RN24/(RN24+RP14) ・・・(4)
RN25はRN21,RN22よりも十分に小さいため、RN25を0とみなして数式(1)(2)を用いると、数式(3)(4)の左辺はともに1/3になり、右辺はともに1/2になる。これにより、数式(3)(4)で示される大小関係が成立することがわかる。ここで、2×RN25としているのは、NチャネルMOSトランジスタ25には、PチャネルMOSトランジスタ11およびNチャネルMOSトランジスタ21で構成されるCMOSインバータと、PチャネルMOSトランジスタ12およびNチャネルMOSトランジスタ22で構成されるCMOSインバータの両方からほぼ同じ大きさの電流が流れるためである。
なお、この読出回路9は左右対称となっている。すなわち、入出力線対IO,/IOに生じた微小電位差を増幅し、読出データ線対RDL,/RDLに相補なデータ信号RD,/RDを出力する増幅方式は、左右同じである。
図3は、図2に示した読出回路9の動作を説明するためのタイムチャートである。図3において、メモリセルからデータ“0”を読出す際、ラッチ型センスアンプが活性化される時刻t2における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が20mV以下である場合を示す。
一般的に、メモリセルからのデータ“0”の読出時において、ラッチ型センスアンプが活性化される時刻t2における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差は50mV以上になるように設計される。しかし、製造ばらつきの影響を受け、時刻t2における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が20mV以下になる場合がある。
時刻t1において、メモリセルからのデータ読出動作が開始され、入出力データ線IOの電位が少しずつ低下し始める。一方、入出力データ線/IOは「H」レベルを保持する。このため、入出力データ線対IO,/IOに微小電位差が生じる。
時刻t2において、活性化信号SEが「H」レベルにされる。これに応じて、NチャネルMOSトランジスタ25が導通してラッチ型センスアンプが活性化される。このとき、入出力データ線対IO,/IOの微小電位差は20mV以下である。入出力データ線対IO,/IOの電位がともに「H」レベルであることに応じてNチャネルMOSトランジスタ21,22は導通しているため、入出力データ線対IO,/IOの電位は、接地電位GNDを受けて緩やかに低下する。
時刻t3において、入出力データ線IOの電位がオン抵抗値RP14,RN24によって定められる所定レベルV1(=VDD×RN24/(RN24+RP14)=VDD/2)まで低下したことに応じて、PチャネルMOSトランジスタ14が導通し、NチャネルMOSトランジスタ24が非導通になる。これに応じて、出力ノードN5の電位が上昇する。出力ノードN5の電位が「H」レベルにされるとNチャネルMOSトランジスタ27が導通するが、NチャネルMOSトランジスタ29は「L」レベルの信号DSEを受けて非導通になっているため、読出データ線RDLの電位は「H」レベルを保持する。
次いで、時刻t4において、入出力データ線/IOの電位がオン抵抗値RP13,RN23によって定められる所定レベルV2(=VDD×RN23/(RN23+RP13)=VDD/2)まで低下したことに応じて、PチャネルMOSトランジスタ13が導通し、NチャネルMOSトランジスタ23が非導通になる。これに応じて、出力ノードN4の電位が上昇する。出力ノードN4の電位が「H」レベルにされるとNチャネルMOSトランジスタ26が導通するが、NチャネルMOSトランジスタ28は「L」レベルの信号DSEを受けて非導通になっているため、読出データ線/RDLの電位は「H」レベルを保持する。
時刻t5において、ラッチ型センスアンプの正帰還がかかって入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が増幅され、入出力データ線IOの電位がさらに低下し始め、入出力データ線/IOの電位が上昇し始める。このとき、入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が小さい(20mV以下)ため正帰還がかかりにくく、入出力データ線対IO,/IOの電位は、VDD×(2×RN25+RN21)/(2×RN25+RN21+RP11)近傍まで低下してしまう。
時刻t6において、入出力データ線/IOの電位が所定レベルV2まで上昇したことに応じて、PチャネルMOSトランジスタ13が非導通になり、NチャネルMOSトランジスタ23が導通し、出力ノードN4の電位が低下する。出力ノードN4の電位が「L」レベルにされるとNチャネルMOSトランジスタ26が非導通になる。このとき、読出データ線/RDLの電位は、「H」レベルを保持する。
時刻t7において、活性化信号SEがインバータ31,32によって所定の時間(t7−t2)だけ遅延された信号DSEが「H」レベルにされる。これに応じて、NチャネルMOSトランジスタ28,29が導通する。このとき、出力ノードN4の電位が「L」レベルであるためNチャネルMOSトランジスタ26は非導通になっており、読出データ線/RDLは「H」レベルを保持する。一方、出力ノードN5の電位は「H」レベルであるためNチャネルMOSトランジスタ27は導通しており、読出データ線RDLの電位は接地電位GNDを受けて「L」レベルに立下げられる。時刻t8に入出力データ線IOの電位が「L」レベルにされ、時刻t9に入出力データ線/IOの電位が「H」レベルにされる。また、図示しないが、読出動作終了後のある時刻において、読出データ線対RDL,/RDLの電位は「H」レベルにリセットされる。
このように、メモリセルからのデータ“0”の読出動作終了時において、読出データ線RDLの電位が「L」レベルにされ、読出データ線/RDLが「H」レベルにされるため、メモリセルからのデータ“0”は正しく読出される。
なお、図示しないが、メモリセルからデータ“1”を読出す場合は、入出力データ線IO,/IOの電位波形が入替わり、出力ノードN4,N5の電位波形が入替わり、読出データ線RDL,/RDLの電位波形が入替わる。この場合も、同様の効果が得られる。
ここで、従来の読出回路には、図2に示したNチャネルMOSトランジスタ28,29およびインバータ31,32が設けられていなかった。図4は、従来の読出回路の動作を説明するためのタイムチャートである。図4において、メモリセルからデータ“0”を読出す際、ラッチ型センスアンプが活性化される時刻t12における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が50mV以上である場合を示す。
時刻t11において、メモリセルからのデータ読出動作が開始され、入出力データ線IOの電位が少しずつ低下し始める。時刻t12において、活性化信号SEが「H」レベルにされる。これに応じて、NチャネルMOSトランジスタ25が導通してラッチ型センスアンプが活性化される。このとき、入出力データ線対IO,/IOの微小電位差は50mV以上である。入出力データ線対IO,/IOの電位がともに「H」レベルであることに応じてNチャネルMOSトランジスタ21,22は導通しているため、入出力データ線対IO,/IOの電位は、接地電位GNDを受けて緩やかに低下する。
時刻t13において、ラッチ型センスアンプの正帰還がかかって入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が増幅され、入出力データ線IOの電位がさらに低下し始め、入出力データ線/IOの電位が上昇し始める。このとき、入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が大きい(50mV以上)ため正帰還がかかりやすく、図3に示した時刻t5よりも早い時刻t13に正帰還がかかり始める。
時刻t14において、入出力データ線IOの電位が所定レベルV1まで低下したことに応じて、PチャネルMOSトランジスタ14が導通し、NチャネルMOSトランジスタ24が非導通になる。これに応じて、出力ノードN5の電位が上昇する。時刻t15に入出力データ線IOの電位が「L」レベルにされ、入出力データ線/IOの電位が「H」レベルにされる。
時刻t16において、出力ノードN5の電位が「H」レベルにされたことに応じて、NチャネルMOSトランジスタ27が導通する。このため、読出データ線RDLの電位は接地電位GNDを受けて「L」レベルに立下げられる。また、図示しないが、読出動作終了後のある時刻において、読出データ線対RDL,/RDLの電位は「H」レベルにリセットされる。
このように、時刻t12における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が大きい場合(50mV以上)、ラッチ型センスアンプの正帰還がかかりやすいため、入出力データ線/IOの電位が所定レベルV2まで低下しない。したがって、メモリセルからのデータ“0”の読出動作終了時において、読出データ線RDLの電位が「L」レベルにされ、読出データ線/RDLが「H」レベルにされるため、メモリセルからのデータ“0”は正しく読出される。しかし、従来の読出回路では、メモリセルから記憶データを読出す際、ラッチ型センスアンプが活性化される時刻t12における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が、製造ばらつきの影響を受けて20mV以下になる場合、データが正しく読出されないことがあった。
図5は、従来の読出回路の動作を説明するための他のタイムチャートである。図5において、メモリセルからデータ“0”を読出す際、ラッチ型センスアンプが活性化される時刻t22における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が20mV以下である場合を示す。
時刻t21から時刻t24までの動作は、図3に示した時刻t1から時刻t4までの動作と同様である。時刻t25において、出力ノードN5の電位が「H」レベルにされたことに応じて、NチャネルMOSトランジスタ27が導通する。このため、読出データ線RDLの電位は接地電位GNDを受けて「L」レベルに立下げられる。
時刻t26において、ラッチ型センスアンプの正帰還がかかって入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が増幅され、入出力データ線IOの電位がさらに低下し始め、入出力データ線/IOの電位が上昇し始める。このとき、入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が小さい(20mV以下)ため正帰還がかかりにくく、入出力データ線対IO,/IOの電位は、VDD×(2×RN25+RN21)/(2×RN25+RN21+RP11)近傍まで低下してしまう。
時刻t27の直前のある時刻において、出力ノードN4の電位は「H」レベルにされてNチャネルMOSトランジスタ26が導通する。これに応じて、読出データ線/RDLの電位が接地電位GNDを受けて「L」レベルに立下げられる。時刻t27において、入出力データ線/IOの電位が所定レベルV2まで上昇したことに応じて、PチャネルMOSトランジスタ13が非導通になり、NチャネルMOSトランジスタ23が導通し、出力ノードN4の電位が低下する。出力ノードN4の電位が「L」レベルにされるとNチャネルMOSトランジスタ26が非導通になる。このため、読出データ線/RDLの電位は「L」レベルを保持する。時刻t28に入出力データ線IOの電位が「L」レベルにされ、時刻t29に入出力データ線/IOの電位が「H」レベルにされる。また、図示しないが、読出動作終了後のある時刻において、読出データ線対RDL,/RDLの電位は「H」レベルにリセットされる。
なお、図示しないが、メモリセルからデータ“1”を読出す場合は、入出力データ線IO,/IOの電位波形が入替わり、出力ノードN4,N5の電位波形が入替わり、読出データ線RDL,/RDLの電位波形が入替わる。
このように、従来の読出回路では、メモリセルからのデータ読出動作終了時において、読出データ線対RDL,/RDLの電位がともに「L」レベルにされてしまい、メモリセルの記憶データが正しく読出されないことがあった。
また、図示しないが、入出力データ線/IOの電位が所定レベルV2よりも低くなる時間が非常に短い場合、すなわち、時刻t24から時刻t27までの時間が非常に短い場合、出力ノードN4の電位が完全に「H」レベルまで上昇しないことがある。この場合、読出データ線/RDLの電位は完全に「L」レベルまで低下せず、「H」レベルと「L」レベルの間の電位にされる。このため、データが正しく読出されるが、読出速度が遅くなることがあった。
しかし、この実施の形態1では、NチャネルMOSトランジスタ28,29およびインバータ31,32が設けられる。このため、メモリセルから記憶データを読出す際、ラッチ型センスアンプが活性化される時刻における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が、製造ばらつきの影響を受けて20mV以下になる場合でも、データが正しく読出される。また、読出速度が遅くなるという問題も解消される。したがって、高速かつ信頼性の高い半導体記憶装置の読出回路が実現できる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2による読出回路40の要部の構成を示す回路図であって、図2と対比される図である。図6の読出回路40を参照して、図2の読出回路9と異なる点は、PチャネルMOSトランジスタ11〜14がPチャネルMOSトランジスタ41〜44で置換され、NチャネルMOSトランジスタ21〜27がNチャネルMOSトランジスタ51〜57で置換され、NチャネルMOSトランジスタ28,29およびインバータ31,32が削除されている点である。ここで、PチャネルMOSトランジスタ41〜44のオン抵抗値をRP41〜RP44とし、NチャネルMOSトランジスタ51〜55のオン抵抗値をRN51〜RN55とする。
従来の読出回路では、ラッチ型センスアンプおよびCMOSインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ11〜14およびNチャネルMOSトランジスタ21〜25に関して、一般的に前述の数式(3)(4)で示される大小関係が成立していた(図2参照)。しかし、この実施の形態2では、ラッチ型センスアンプおよびCMOSインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ41〜44およびNチャネルMOSトランジスタ51〜55に関して、以下の数式(5)(6)が成立するような構成にする。
(2×RN55+RN51)/(2×RN55+RN51+RP41)
> RN53/(RN53+RP43) ・・・(5)
(2×RN55+RN52)/(2×RN55+RN52+RP42)
> RN54/(RN54+RP44) ・・・(6)
これは、数式(3)(4)に対して、以下の数式(7)〜(10)のうちのいずれか、または複数の数式が成立するように、RP41〜44およびRN51〜54を予め設定すればよい。
RP41<RP11,RP42<RP12 ・・・(7)
RN51>RN21,RN52>RN22 ・・・(8)
RP43>RP13,RP44>RP14 ・・・(9)
RN53<RN23,RN54<RN24 ・・・(10)
なお、各トランジスタのオン抵抗値は、各々のゲート長のゲート幅に対する比によって定められる。すなわち、(オン抵抗値)∝(ゲート長/ゲート幅)の比例関係式が成立する。たとえば、各トランジスタのゲート長が等しい場合、各々のトランジスタのオン抵抗値はゲート幅によって決定される。PチャネルMOSトランジスタ41〜44の各々の(ゲート長/ゲート幅)をRa41〜44とし、NチャネルMOSトランジスタ51〜55の各々の(ゲート長/ゲート幅)をRa51〜55とすると、数式(5)(6)に代わって以下の数式(11)(12)が成立する。
(2×Ra55+Ra51)/(2×Ra55+Ra51+Ra41)
> Ra53/(Ra53+Ra43) ・・・(11)
(2×Ra55+Ra52)/(2×Ra55+Ra52+Ra42)
> Ra54/(Ra54+Ra44) ・・・(12)
図7は、図6に示した読出回路40の動作を説明するためのタイムチャートである。図7において、メモリセルからデータ“0”を読出す際、ラッチ型センスアンプが活性化される時刻t32における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が20mV以下である場合を示す。
時刻t31において、メモリセルからのデータ読出動作が開始され、入出力データ線IOの電位が少しずつ低下し始める。入出力データ線/IOは「H」レベルを保持する。このため、入出力データ線対IO,/IOに微小電位差が生じる。
時刻t32において、活性化信号SEが「H」レベルにされる。これに応じて、NチャネルMOSトランジスタ55が導通してラッチ型センスアンプが活性化される。このとき、入出力データ線対IO,/IOの微小電位差は20mV以下である。入出力データ線対IO,/IOの電位がともに「H」レベルであることに応じてNチャネルMOSトランジスタ51,52は導通しているため、入出力データ線対IO,/IOの電位は、接地電位GNDを受けて緩やかに低下する。
時刻t33において、ラッチ型センスアンプの正帰還がかかって入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が増幅され、入出力データ線IOの電位がさらに低下し始め、入出力データ線/IOの電位が上昇し始める。このとき、入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が小さい(20mV以下)ため正帰還がかかりにくく、入出力データ線/IOの電位は、VDD×(2×RN55+RN51)/(2×RN55+RN51+RP41)近傍まで低下する。しかし、数式(5)が成立しているため、入出力データ線/IOの電位はオン抵抗値RP43,RN53によって定められる所定レベルV12(=VDD×RN53/(RN53+RP43))よりも高い。同様に、入出力データ線IOの電位は、VDD×(2×RN55+RN52)/(2×RN55+RN52+RP42)近傍まで低下する。しかし、数式(6)が成立しているため、入出力データ線IOの電位はオン抵抗値RP44,RN54によって定められる所定レベルV11(=VDD×RN54/(RN54+RP44))よりも高い。
時刻t34において、入出力データ線IOの電位が所定レベルV11まで低下したことに応じて、PチャネルMOSトランジスタ44が導通し、NチャネルMOSトランジスタ54が非導通になる。これに応じて、出力ノードN5の電位が上昇する。
時刻t35において、出力ノードN5の電位が「H」レベルにされたことに応じて、NチャネルMOSトランジスタ57が導通する。このため、読出データ線RDLの電位は接地電位GNDを受けて「L」レベルに立下げられる。時刻t36に入出力データ線IOの電位が「L」レベルにされ、時刻t37に入出力データ線/IOの電位が「H」レベルにされる。また、図示しないが、読出動作終了後のある時刻において、読出データ線対RDL,/RDLの電位は「H」レベルにリセットされる。
このように、時刻t32における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が小さい場合(20mV以下)、ラッチ型センスアンプの正帰還がかかりにくいが、入出力データ線/IOの電位が所定レベルV12まで低下しない。しがたって、メモリセルからのデータ“0”の読出動作終了時において、読出データ線RDLの電位が「L」レベルにされ、読出データ線/RDLが「H」レベルにされるため、メモリセルからのデータ“0”は正しく読出される。
なお、図示しないが、メモリセルからデータ“1”を読出す場合は、入出力データ線IO,/IOの電位波形が入替わり、出力ノードN4,N5の電位波形が入替わり、読出データ線RDL,/RDLの電位波形が入替わる。この場合も、同様の効果が得られる。
以上のように、この実施の形態2では、ラッチ型センスアンプおよびCMOSインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ41〜44およびNチャネルMOSトランジスタ51〜55に関して、数式(5)(6)が成立するような構成にする。すなわち、PチャネルMOSトランジスタ41〜44およびNチャネルMOSトランジスタ51〜55のオン抵抗値がそれぞれ適切な値になるように予め設定する。このため、メモリセルから記憶データを読出す際、ラッチ型センスアンプが活性化される時刻における入出力データ線対IO,/IOの微小電位差が、製造ばらつきの影響を受けて20mV以下になる場合でも、データが正しく読出される。また、読出速度が遅くなるという問題も解消される。したがって、高速かつ信頼性の高い半導体記憶装置の読出回路が実現できる。
なお、PチャネルMOSトランジスタ41〜44およびNチャネルMOSトランジスタ51〜55のRa=(ゲート長/ゲート幅)に関して、数式(11)(12)が成立するような構成にした場合も、同様の効果が得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1によるSRAMの全体構成を示すブロック図である。 図1に示した読出回路9の要部を示す回路図である。 図2に示した読出回路9の動作を説明するためのタイムチャートである。 従来の読出回路の動作を説明するためのタイムチャートである。 従来の読出回路の動作を説明するための他のタイムチャートである。 この発明の実施の形態2による読出回路40の要部の構成を示す回路図である。 図6に示した読出回路40の動作を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
1 メモリセル、2 プリチャージ回路、3 イコライザ、4 列選択ゲート、5 行デコーダ、6 制御回路、7 列デコーダ、8 書込回路、9 読出回路、11〜14,41〜44 PチャネルMOSトランジスタ、21〜29,51〜57 NチャネルMOSトランジスタ、31,32 インバータ。

Claims (3)

  1. 複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを第1および第2の入出力データ線を介して読出し、第1および第2の読出データ線へ出力する半導体記憶装置の読出回路であって、
    活性化信号に応答して活性化され、前記選択されたメモリセルの記憶データに応じて前記第1および第2の入出力データ線間に生じた電位差を増幅して前記第1および第2の読出データ線へ出力するセンスアンプ、
    前記活性化信号を所定の時間だけ遅延させる遅延回路、および
    前記遅延回路の出力信号に応答して活性化され、前記第1および第2の入出力データ線間の電位差に応じたデータ信号を前記第1および第2の読出データ線へ出力する出力回路を備え
    前記センスアンプは、
    その入力ノードが前記第1の入出力データ線に接続され、その出力ノードが前記第2の入出力データ線に接続された第1のインバータ、および
    その入力ノードが前記第2の入出力データ線に接続され、その出力ノードが前記第1の入出力データ線に接続された第2のインバータ、
    前記活性化信号に応答して、前記第1および第2のインバータに電源電圧を与える第1のトランジスタを含み、
    前記出力回路は、
    それらの入力ノードがそれぞれ前記第2および第1の入出力データ線に接続された第3および第4のインバータ、
    それらのゲートがそれぞれ前記第3および第4のインバータの出力ノードに接続され、それらの一方導通電極が前記第2の読出データ線および前記第1の読出データ線にそれぞれ接続された第2および第3のトランジスタ、および
    前記遅延回路の出力信号に応答して、前記第2のトランジスタの他方導通電極を基準電位のラインと接続するとともに、前記第3のトランジスタの他方導通電極を前記基準電位のラインと接続する切換回路を含む、半導体記憶装置の読出回路。
  2. 複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを第1および第2の入出力データ線を介して読出し、第1および第2の読出データ線へ出力する半導体記憶装置の読出回路であって、
    活性化信号に応答して活性化され、前記選択されたメモリセルの記憶データに応じて前記第1および第2の入出力データ線間に生じた電位差を増幅して前記第1および第2の読出データ線へ出力するセンスアンプ、および
    前記第1および第2の入出力データ線間の電位差に応じたデータ信号を前記第1および第2の読出データ線へ出力する出力回路を備え、
    前記センスアンプは、
    各々のソースがともに電源電位のラインに接続され、それらのゲートがそれぞれ前記第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ前記第2および第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第1および第2のトランジスタ、
    それらのゲートがそれぞれ前記第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ前記第2および第1の入出力データ線に接続され、それらのソースが互いに接続された第2の導電形式の第3および第4のトランジスタ、および
    前記第3および第4のトランジスタのソースと基準電位のラインとの間に接続され、前記活性化信号に応答して導通する第2の導電形式の第5のトランジスタを含み、
    前記出力回路は、
    前記電源電位のラインと前記基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに前記第2の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第6のトランジスタおよび前記第2の導電形式の第7のトランジスタ、
    前記電源電位のラインと前記基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに前記第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第8のトランジスタおよび前記第2の導電形式の第9のトランジスタ、
    前記第2の読出データ線と前記基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが前記第6および第7のトランジスタの間の出力ノードに接続された前記第2の導電形式の第10のトランジスタ、および
    前記第1の読出データ線と前記基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが前記第8および第9のトランジスタの間の出力ノードに接続された前記第2の導電形式の第11のトランジスタを含み、
    前記第1から第9までのトランジスタのオン抵抗値をそれぞれR1〜R9とした場合、
    (2×R5+R3)/(2×R5+R3+R1)>R7/(R7+R6)、および
    (2×R5+R4)/(2×R5+R4+R2)>R9/(R9+R8)の関係式が成立する、半導体記憶装置の読出回路。
  3. 複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルの記憶データを第1および第2の入出力データ線を介して読出し、第1および第2の読出データ線へ出力する半導体記憶装置の読出回路であって、
    活性化信号に応答して活性化され、前記選択されたメモリセルの記憶データに応じて前記第1および第2の入出力データ線間に生じた電位差を増幅して前記第1および第2の読出データ線へ出力するセンスアンプ、および
    前記第1および第2の入出力データ線間の電位差に応じたデータ信号を前記第1および第2の読出データ線へ出力する出力回路を備え、
    前記センスアンプは、
    各々のソースがともに電源電位のラインに接続され、それらのゲートがそれぞれ前記第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ前記第2および第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第1および第2のトランジスタ、
    それらのゲートがそれぞれ前記第1および第2の入出力データ線に接続され、それらのドレインがそれぞれ前記第2および第1の入出力データ線に接続され、それらのソースが互いに接続された第2の導電形式の第3および第4のトランジスタ、および
    前記第3および第4のトランジスタのソースと基準電位のラインとの間に接続され、前記活性化信号に応答して導通する第2の導電形式の第5のトランジスタを含み、
    前記出力回路は、
    前記電源電位のラインと前記基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに前記第2の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第6のトランジスタおよび前記第2の導電形式の第7のトランジスタ、
    前記電源電位のラインと前記基準電位のラインとの間に直列接続され、各々のゲートがともに前記第1の入出力データ線に接続された第1の導電形式の第8のトランジスタおよび前記第2の導電形式の第9のトランジスタ、
    前記第2の読出データ線と前記基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが前記第6および第7のトランジスタの間の出力ノードに接続された前記第2の導電形式の第10のトランジスタ、および
    前記第1の読出データ線と前記基準電位のラインとの間に接続され、そのゲートが前記第8および第9のトランジスタの間の出力ノードに接続された前記第2の導電形式の第11のトランジスタを含み、
    前記第1から第9までのトランジスタにおけるゲート長は等しく、
    前記第1から第9までのトランジスタにおけるゲート長のゲート幅に対する比をそれぞれRa1〜Ra9とした場合、
    (2×Ra5+Ra3)/(2×Ra5+Ra3+Ra1)>Ra7/(Ra7+Ra6)、および
    (2×Ra5+Ra4)/(2×Ra5+Ra4+Ra2)>Ra9/(Ra9+Ra8)の関係式が成立する、半導体記憶装置の読出回路。
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