JP4446561B2 - 車両の走行安全装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーダー装置等の物体検知手段で物体を検知し、自車が物体と接触する可能性が有ると推定された場合に、前記接触を回避すべく制動装置を自動的に作動させる車両の走行安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーダー装置で前走車等の前方障害物の相対距離や相対速度を検知し、この前方障害物に自車が接触する可能性が有る場合に自動制動装置を作動させて前方障害物との接触の回避を図り、あるいは接触が発生した場合の被害を最小限に抑える車両の走行安全装置が、例えば特開平11−227582号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる走行安全装置を備えた車両が前方障害物に接触するのを回避すべく自動制動を行なったとき、摩擦係数が部分的に異なる路面で左右一方の車輪がスリップしたような場合や、左右の車輪の制動装置の能力に差があるような場合に、ヨー方向の車両挙動が不安定になって充分な接触回避効果が得られなくなる可能性がある。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、前方障害物との接触を回避すべく自動制動を行なったときに、旋回方向の車両挙動が不安定化するのを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、自車の進行方向の物体を検知する物体検知手段と、自車が物体検知手段により検知された物体と接触する可能性を推定する接触可能性推定手段と、接触可能性推定手段により接触の可能性が有ると推定されたときに制動装置を自動的に作動させる制動制御手段とを備えた車両の走行安全装置において、自車の旋回方向の姿勢変化または姿勢変化度合を検出する姿勢変化検出手段を備え、制動制御手段は、姿勢変化検出手段により所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されたとき、前記姿勢変化または姿勢変化度合が所定値以下となるように制動装置の制動力を保持または小さくするとともに、制動制御手段により制動装置の制動力を保持または小さくした後に、姿勢変化検出手段により所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されたとき、制動制御手段は、姿勢変化検出手段により検出される姿勢変化または姿勢変化度合が所定値未満の場合の制動力に戻すように制御することを特徴とする車両の走行安全装置が提案される。
【0006】
上記構成によれば、姿勢変化検出手段が所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合を検出すると、制動制御手段が前記姿勢変化または姿勢変化度合が所定値以下となるように制動装置の制動力を保持または小さくするので、車輪のスリップ率の増加や左右の車輪の制動力差の増加を抑制して車両挙動の安定を図ることができる。このように、所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されて制動装置の制動力を保持または小さくしたにも拘わらず、車両挙動が安定せずに所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が再度検出されると、制動力の大きさが姿勢変化または姿勢変化度合が所定値未満の場合の大きさに戻されるので、車両挙動の安定化が困難な場合に制動力を確保して接触の被害を軽減することができる。
【0007】
また請求項に記載された発明によれば、自車の進行方向の物体を検知する物体検知手段と、自車が物体検知手段により検知された物体と接触する可能性を推定する接触可能性推定手段と、接触可能性推定手段により接触の可能性が有ると推定されたときに制動装置を自動的に作動させる制動制御手段とを備えた車両の走行安全装置において、自車の旋回方向の姿勢変化または姿勢変化度合を検出する姿勢変化検出手段を備え、制動制御手段は、姿勢変化検出手段により所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されたとき、前記姿勢変化または姿勢変化度合が所定値以下となるように制動装置の制動力を保持または小さくするとともに、制動制御手段により制動装置の制動力を保持または小さくした後に、姿勢変化検出手段により所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されたとき、制動制御手段は制動装置の制動力を大きくすることを特徴とする走行安全装置が提案される。
【0008】
上記構成によれば、姿勢変化検出手段が所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合を検出すると、制動制御手段が前記姿勢変化または姿勢変化度合が所定値以下となるように制動装置の制動力を保持または小さくするので、車輪のスリップ率の増加や左右の車輪の制動力差の増加を抑制して車両挙動の安定を図ることができる。このように、所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されて制動装置の制動力を保持または小さくしたにも拘わらず、車両挙動が安定せずに所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が再度検出されると、制動装置の制動力が大きくされるので、車両挙動の安定化が困難な場合に制動力を最大限に確保して接触の被害を軽減することができる。
【0009】
また請求項に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、制動制御手段は少なくとも左右の車輪の制動力を独立して制御可能であることを特徴とする車両の走行安全装置が提案される。
【0010】
上記構成によれば、左右の車輪の制動力を独立して制御可能であるため、自車の旋回方向の姿勢変化を修正するヨーモーメントを発生させて車両挙動を効果的に安定させることができる。
【0011】
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、制動制御手段は、姿勢変化または姿勢変化度合を所定値未満にすべく左右一方の車輪の制動力を制御したときの車両の減速度の低下を補うように、左右他方の車輪の制動力を制御することを特徴とする車両の走行安全装置が提案される。
【0012】
上記構成によれば、左右一方の車輪の制動力を制御したときの車両の減速度の低下を補うべく左右他方の車輪の制動力を制御するので、自車の旋回方向の姿勢変化を修正するヨーモーメントを発生させながら、制動力の減少を最小限に抑えて接触の被害を軽減することができる。
【0013】
また請求項に記載された発明によれば、請求項1〜請求項の何れか1項の構成に加えて、自車の旋回方向の姿勢は、ヨーレート、横加速度および車体滑り角の少なくとも一つに基づいて求められることを特徴とする車両の走行安全装置が提案される。
【0014】
上記構成によれば、ヨーレート、横加速度および車体滑り角の少なくとも一つに基づいて自車の旋回方向の姿勢を求めるので、自車の旋回方向の姿勢を正確に求めることができる。
【0015】
尚、実施例のレーダー装置Saは本発明の物体検知手段に対応する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図7は本発明の第1実施例を示すもので、図1は走行安全装置を搭載した車両の全体構成図、図2は制動系統のブロック図、図3は電子制御ユニットの回路構成を示すブロック図、図4は自動制動実行判定ルーチンのフローチャート、図5は目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャート、図6は相対速度および相対距離から接触可能性の有無を検索するマップ、図7は基準ブレーキ圧の変化を示すタイムチャートである。
【0017】
図1および図2に示すように、本発明の走行安全装置を搭載した四輪の車両は、エンジンEの駆動力がトランスミッションTを介して伝達される駆動輪たる左右の前輪WFL,WFRと、車両の走行に伴って回転する従動輪たる左右の後輪WRL,WRRとを備える。ドライバーにより操作されるブレーキペダル1は電子制御負圧ブースタ2を介してマスタシリンダ3に接続される。電子制御負圧ブースタ2は、ブレーキペダル1の踏力を機械的に倍力してマスタシリンダ3を作動させるとともに、自動制動時にはブレーキペダル1の操作によらずに電子制御ユニットUからの制動指令信号によりマスタシリンダ3を作動させる。ブレーキペダル1に踏力が入力され、かつ電子制御ユニットUから制動指令信号が入力された場合、電子制御負圧ブースタ2は両者の和をとって所定の値となるブレーキ圧を出力させる。尚、電子制御負圧ブースタ2の入力ロッドはロストモーション機構を介してブレーキペダル1に接続されており、電子制御負圧ブースタ2が電子制御ユニットUからの信号により作動して前記入力ロッドが前方に移動しても、ブレーキペダル1は初期位置に留まるようになっている。
【0018】
マスタシリンダ3の一対の出力ポート7,8は油圧制御装置4を介して前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRにそれぞれ設けられたブレーキキャリパ5FL,5FR,5RL,5RRに接続される。油圧制御装置4は4個のブレーキキャリパ5FL,5FR,5RL,5RRに対応して4個の圧力調整器6…を備えており、それぞれの圧力調整器6…は電子制御ユニットUに接続されて前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRに設けられたブレーキキャリパ5FL,5FR,5RL,5RRの作動を個別に制御する。従って、圧力調整器6…によって各ブレーキキャリパ5FL,5FR,5RL,5RRに伝達されるブレーキ圧を独立に制御すれば、制動時における車輪のロックを抑制するアンチロックブレーキ制御を行うことができる。
【0019】
電子制御ユニットUには、車体前方に向けてレーザーやミリ波等の電磁波を発信し、その反射波に基づいて前走車等の物体と自車との相対距離ΔLおよび相対速度ΔVを検知するレーダー装置Saと、前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRの車輪速、つまり各車輪の車輪速Vw…を検知する車輪速センサSb…と、車両のヨーレートYを検知するヨーレートセンサScとが接続される。尚、前記レーダー装置Saに代えて、二眼視による画像センサ等、物体の相対距離ΔLおよび相対速度ΔVを検知可能な任意の手段を採用することができる。
【0020】
電子制御ユニットUは、本発明の物体検知手段を構成するレーダー装置Saからの信号および各センサSb,Scからの信号に基づいて、前記電子制御負圧ブースタ2および油圧制御装置4の作動を制御するとともに、ブザー、スピーカ、チャイム、ランプ、ヘッドアップディスプレイ等で構成される警報装置10の作動を制御する。
【0021】
図3に示すように、電子制御ユニットUには、接触可能性推定手段M1と、制動制御手段M2と、姿勢変化検出手段M3とが設けられる。
【0022】
接触可能性推定手段M1は、レーダー装置Saで検知した自車と物体との相対距離ΔLおよび相対速度ΔVに基づいて、自車と物体との接触可能性を推定する。接触可能性推定手段M1が自車と物体とが接触する可能性が有ると推定すると、警報装置10が音声や画像でドライバーに自発的な接触回避を促すとともに、制動制御手段M2が電子制御負圧ブースタ2を作動させてマスタシリンダ3にブレーキ圧を発生させ、このブレーキ圧を油圧制御装置4を介してブレーキキャリパ5FL,5FR,5RL,5RRに供給して自動制動を実行する。
【0023】
姿勢変化検出手段M3はヨーレートセンサScで検出したヨーレートYを時間微分してヨーレート変化速度Dを算出し、このヨーレート変化速度Dに基づいて制動制御手段M2が自動制動の制動力を制御することにより、自動制動時の車両挙動を安定させる。
【0024】
次に、第1実施例の作用を図4および図5のフローチャートを参照しながら説明する。 先ず、図4のフローチャートのステップS1でレーダー装置Saの出力に基づいて障害物となる物体の相対距離ΔLおよび相対速度ΔVを検知し、ステップS2で車輪速センサSb…により前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRの車輪速Vw…を検出するとともにヨーレートセンサScにより車両のヨーレートYを検出する。続くステップS3で、接触可能性推定手段M1により自車が物体と接触する可能性を、図6に示すマップの検索に基づいて推定する。このマップは横軸を相対速度ΔVとし、縦軸を相対距離ΔLとするもので、相対距離ΔLおよび相対速度ΔVが閾値ラインの下側の領域にあれば接触可能性有りと推定し、閾値ラインの上側の領域にあれば接触可能性無しと推定する。尚、接触可能性の有無を推定するとき、自車の車速Vvや正の加速度が大きいと、制動による接触回避やステアリング操作による接触回避が困難であることに鑑み、図6の閾値ラインを自車の車速Vvの大小や、車速Vvを時間微分して算出した加速度の大小に基づいて補正すれば一層的確な推定を行うことができる。更に、レーダー装置Saで検知した自車と物体との左右方向のオーバーラップ量や、ヨーレートセンサScで検知した自車の旋回状態を併せて考慮することも可能である。
【0025】
前記ステップS3で接触可能性無しと推定されると、ステップS4で油圧制御装置4からブレーキキャリパ5FL,5FR,5RL,5RRに伝達される自動制動の目標ブレーキ圧PBを0に設定する。一方、前記ステップS3で接触可能性有りと推定されると、ステップS5で自動制動の目標ブレーキ圧PBを基準ブレーキ圧P1に設定する。図7から明らかなように、自動制動の基準ブレーキ圧P1は、自動制動の開始と同時に0からリニアに増加し、続いて一定値に保持された後に0までリニアに減少する。
【0026】
図5のフローチャートのステップS6で目標ブレーキ圧PBが正値であればステップS7に移行して自動制動が実行され、目標ブレーキ圧PBが0であればステップS8に移行して自動制動が停止される。ステップS6で目標ブレーキ圧PBが正値であって自動制動が実行されたとき、ステップS7でヨーレートセンサScの出力に基づいて検出した車両のヨー方向の姿勢変化あるいは姿勢変化度合が小さい場合、つまり車両挙動が安定している場合には、ステップS9で各車輪が前記図7の基準ブレーキ圧P1で自動制動される。一方、路面状態により左右片側の車輪だけがスリップしたような場合に、ヨーレートセンサScの出力に基づいて検出した車両のヨー方向の姿勢変化あるいは姿勢変化度合が大きくなると、ステップS10で各車輪の制動力、つまり各車輪の目標ブレーキ圧PBを一斉にあるいは個別に制御することにより車両挙動の安定が図られる。
【0027】
次に、図8のフローチャートに基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0028】
先ず、ステップS11で目標ブレーキ圧PBが0であれば、ステップS12で姿勢変化判定フラグfを0(姿勢変化小)にセットし、ステップS13で自動制動を停止する。前記ステップS11で目標ブレーキ圧PBが正値であり、ステップS14で前回姿勢変化判定フラグfが0で姿勢変化が小さければ、ステップS15でヨーレートYを時間微分したヨーレート変化速度Dの絶対値を第1基準値D1(例えば、20deg/s2 )と比較する。その結果、ヨーレート変化速度Dの絶対値が第1基準値D1以下であれば、ステップS16で基準ブレーキ圧P1をそのまま目標ブレーキ圧PBとし、ステップS17で前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRのブレーキキャリパ5FL,5FR,5RL,5RRに伝達されるブレーキ圧が目標ブレーキ圧PB(つまり基準ブレーキ圧P1)になるように、電子制御負圧ブースタ2および油圧制御装置4の作動を制御して自動制動を実行する。
【0029】
一方、前記ステップS15でヨーレート変化速度Dの絶対値が第1基準値D1を越えていれば、ステップS18で姿勢変化判定フラグfを1(姿勢変化大)にセットし、ステップS19で基準ブレーキ圧P1を予め設定した修正ブレーキ圧Psと比較する。図9および図10に示すように、修正ブレーキ圧Psは基準ブレーキ圧P1の最大値よりも低く設定される。そして前記ステップS19で基準ブレーキ圧P1が修正ブレーキ圧Ps以下であれば、ステップS20で目標ブレーキ圧PBをそのときの基準ブレーキ圧P1に保持する(図9のa部参照)。逆に前記ステップS19で基準ブレーキ圧P1が修正ブレーキ圧Psを越えていれば、ステップS21で目標ブレーキ圧PBを修正ブレーキ圧Psまで一気に減少させる(図10のb部参照)。
【0030】
次のループでは、ステップS14の答えがYESになってステップS22に移行する。ステップS22でヨーレート変化速度Dの絶対値を前記第1基準値D1よりも小さい第2基準値D0(例えば、5deg/s2 )と比較し、ヨーレート変化速度Dの絶対値が第2基準値D0を越えていれば、つまりヨーレート変化速度Dが未だ大きければ、ステップS23で基準ブレーキ圧P1を前回の目標ブレーキ圧PBと比較する。その結果、基準ブレーキ圧P1>前回の目標ブレーキ圧PBが成立すれば、ステップS24で目標ブレーキ圧PBを修正ブレーキ圧Psに保持する(図9および図10のc部参照)。一方、基準ブレーキ圧P1>前回の目標ブレーキ圧PBが成立しなければ、前記ステップS16で基準ブレーキ圧P1をそのまま目標ブレーキ圧PBとする(図9および図10のd部参照)。
【0031】
而して、ヨーレート変化速度Dが小さい場合には、自動制動の目標ブレーキ圧PBは図7に示す基準ブレーキ圧P1となるが、ヨーレート変化速度Dが大きい場合には、自動制動の目標ブレーキ圧PBは図9あるいは図10に実線で示すように前記基準ブレーキ圧P1よりも小さくなる。その結果、左右一方車輪がスリップして車両挙動が乱れたような場合、あるいは左右の車輪の制動装置の能力に差があるために車両挙動が乱れたような場合でも、左右の車輪の制動力差を減少させて車両挙動の安定を図ることができる。
【0032】
次に、図11のフローチャートに基づいて本発明の第3実施例を説明する。
【0033】
図11のフローチャートのステップS11〜ステップS25は、第2実施例(図8のフローチャート参照)のそれと同じであり、その共通部分に更にステップS26およびステップS27が付加されたものである。
【0034】
即ち、ステップS14で前回姿勢変化判定フラグfが1(姿勢変化大)であるとき、ステップS26でヨーレート変化速度Dの絶対値が前記第1基準値D1よりも大きい第3基準値D2(例えば、30deg/s2 )を越えていれば、ステップS27で目標ブレーキ圧PBを増圧する(図12のe部参照)。尚、第1基準値D1、第2基準値D0および第3基準値D2の大小関係は、D0<D1<D2である。
【0035】
このように、ヨーレート変化速度Dの絶対値が第1基準値D1よりも大きい場合に車両挙動の安定を図るべく目標ブレーキ圧PBを基準ブレーキ圧P1から減圧しても、ヨーレート変化速度Dの絶対値が更に増加を続けて第3基準値D2を越えた場合には、減圧による車両挙動の安定化が困難であると判断しブレーキ圧を増圧する。これにより、車両の制動力を最大限に確保して車速の低減による接触回避が図られる。
【0036】
次に、図13のフローチャートに基づいて本発明の第4実施例を説明する。
【0037】
図11のフローチャートのステップS11〜ステップS25は、第2実施例(図8のフローチャート参照)のそれと同じであり、その共通部分に更にステップS28が付加されたものである。
【0038】
即ち、ステップS14で前回姿勢変化判定フラグfが1(姿勢変化大)であるとき、ステップS28でヨーレート変化速度Dの絶対値が前記第1基準値D1よりも大きい第3基準値D2(例えば、30deg/s2 )を越えていれば、ステップS16に移行して目標ブレーキ圧PBが基準ブレーキ圧P1に戻される(図14のf部参照)。尚、目標ブレーキ圧PBを基準ブレーキ圧P1に戻す際に、一気に戻さずに徐々に戻しても良い。
【0039】
前記第3実施例ではヨーレート変化速度Dの絶対値が第3基準値D2を越えると、目標ブレーキ圧PBが基準ブレーキ圧P1を越えて増加する可能性があるが、本第4実施例によれば目標ブレーキ圧PBが基準ブレーキ圧P1以下に制限されるため、過剰なブレーキ圧による車輪のロック等を抑制することができる。
【0040】
次に、図15および図16のフローチャートに基づいて本発明の第5実施例を説明する。
【0041】
前述した第2実施例(図8のフローチャート参照)では左右の車輪の目標ブレーキ圧PBが同じ値に設定されていたが、本第5実施例では左車輪の目標ブレーキ圧PBと右車輪の目標ブレーキ圧PBとが別個に制御される。即ち、右方向のヨーレート変化速度Dが大きい場合には右車輪の目標ブレーキ圧PBを基準ブレーキ圧P1から低減して左方向のヨーモーメントを発生させ、逆に左方向のヨーレート変化速度Dが大きい場合には左車輪の目標ブレーキ圧PBを基準ブレーキ圧P1から低減して右方向のヨーモーメントを発生させることにより、車両挙動の安定効果を一層高めることができる。
【0042】
その制御手法は第2実施例(図8のフローチャート参照)と実質的に同じであり、右車輪の目標ブレーキ圧PBの制御に対応するステップS14R〜S16RおよびステップS18R〜S25R(ブロックR)と、左車輪の目標ブレーキ圧PBの制御に対応するステップS14L〜S16RおよびステップS18L〜S25R(ブロックL)とは、第2実施例のステップS14〜S16およびステップS18〜S24と実質的に同じ内容である。尚、fRは右方向のヨーレート変化速度Dが第1基準値D1を越えたときに1にセットされる姿勢変化判定フラグであり、fLは左方向のヨーレート変化速度Dが第1基準値D1を越えたときに1にセットされる姿勢変化判定フラグである。
【0043】
次に、図17〜図19のフローチャートに基づいて本発明の第6実施例を説明する。
【0044】
本第6実施例も、前述した第5実施例(図15および図16のフローチャート参照)と同様に、左車輪の目標ブレーキ圧PBおよび右車輪の目標ブレーキ圧PBを別個に制御するものである。但し、右方向のヨーレート変化速度Dが大きいために右車輪の目標ブレーキ圧PBを基準ブレーキ圧P1から低減した際に、その低減量と等しいブレーキ圧を左車輪の目標ブレーキ圧PBに付加し、また左方向のヨーレート変化速度Dが大きいために左車輪の目標ブレーキ圧PBを基準ブレーキ圧P1から低減した際に、その低減量と等しいブレーキ圧を右車輪の目標ブレーキ圧PBに付加するようになっている。このように、左右の車輪の目標ブレーキ圧PB,PBの一方を増加させて他方を減少させることにより、車両挙動を安定させるヨーモーメントを一層効果的に発生させることができ、しかも左右の車輪のトータルの制動力を一定に保持して制動距離の増加を防止することができる。
【0045】
図17〜図19のフローチャートにおいて、右車輪の目標ブレーキ圧PBの制御に対応するブロックRの内容と、左車輪の目標ブレーキ圧PBの制御に対応するブロックLの内容とは、図15および図16で説明した第5実施例にそれと実質的に同一である。但し、ステップS16R,S20R,S21R,S23R,S24RにおけるPBRは右車輪の暫定目標ブレーキ圧であり、ステップS16L,S20L,S21L,S23L,S24LにおけるPBLは左車輪の暫定目標ブレーキ圧である。
【0046】
そしてステップS29で姿勢変化判定フラグfRが1にセットされていて右方向のヨーレート変化速度Dが第1基準値D1を越えている場合には、ステップS30で右車輪の暫定目標ブレーキ圧PBRを右車輪の目標ブレーキ圧PBとし、かつ左車輪の目標ブレーキ圧PBをP1+(P1−PBR)に設定することにより、左右の制動力の和を一定に保持しながら右車輪の制動力を減少させて左車輪の制動力を増加させる。
【0047】
また、ステップS31で姿勢変化判定フラグfLが1にセットされていて左方向のヨーレート変化速度Dが第1基準値D1を越えている場合には、ステップS32で左車輪の暫定目標ブレーキ圧PBLを左車輪の目標ブレーキ圧PBとし、かつ右車輪の目標ブレーキ圧PBをP1+(P1−PBL)に設定することにより、左右の制動力の和を一定に保持しながら左車輪の制動力を減少させて右車輪の制動力を増加させる。
【0048】
またステップS29,S31で姿勢変化判定フラグfR,fLが共に0にセットされていて車両のヨーレート変化速度Dが小さい場合には、ステップS33で左右の目標ブレーキ圧PBを共に基準ブレーキ圧P1に設定し、左右の車輪に減圧されていない均等な制動力を加えるようになっている。
【0049】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0050】
例えば、実施例では旋回方向の姿勢変化または姿勢変化度合をヨーレート変化速度Dに基づいて検出しているが、ヨーレート変化速度Dに代えて横加速度変化速度や車体滑り角を用いることができる。
【0051】
横加速度変化速度を用いる場合には、前記各実施例の第1基準値D1、第2基準値D0および第3基準値D2にそれぞれ対応して、例えば、D0=0.5G/s、D1=2G/s、D2=3G/sとすることができる。尚、横加速度変化速度は車速およびヨーレートから算出しても、センサで直接検出しても良い。
【0052】
車体滑り角を用いる場合には、前記各実施例の第1基準値D1、第2基準値D0および第3基準値D2にそれぞれ対応して、例えば、D0=0.5deg、D1=10deg、D2=20degとすることができる。尚、車体滑り角はヨーレートから算出しても、センサで直接検出しても良い。
【0053】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、姿勢変化検出手段が所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合を検出すると、制動制御手段が前記姿勢変化または姿勢変化度合が所定値以下となるように制動装置の制動力を保持または小さくするので、車輪のスリップ率の増加や左右の車輪の制動力差の増加を抑制して車両挙動の安定を図ることができる。このように、所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されて制動装置の制動力を保持または小さくしたにも拘わらず、車両挙動が安定せずに所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が再度検出されると、制動力の大きさが姿勢変化または姿勢変化度合が所定値未満の場合の大きさに戻されるので、車両挙動の安定化が困難な場合に制動力を確保して接触の被害を軽減することができる。
【0054】
また請求項に記載された発明によれば、姿勢変化検出手段が所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合を検出すると、制動制御手段が前記姿勢変化または姿勢変化度合が所定値以下となるように制動装置の制動力を保持または小さくするので、車輪のスリップ率の増加や左右の車輪の制動力差の増加を抑制して車両挙動の安定を図ることができる。このように、所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されて制動装置の制動力を保持または小さくしたにも拘わらず、車両挙動が安定せずに所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が再度検出されると、制動装置の制動力が大きくされるので、車両挙動の安定化が困難な場合に制動力を最大限に確保して接触の被害を軽減することができる。
【0055】
また請求項に記載された発明によれば、左右の車輪の制動力を独立して制御可能であるため、自車の旋回方向の姿勢変化を修正するヨーモーメントを発生させて車両挙動を効果的に安定させることができる。
【0056】
また請求項に記載された発明によれば、左右一方の車輪の制動力を制御したときの車両の減速度の低下を補うべく左右他方の車輪の制動力を制御するので、自車の旋回方向の姿勢変化を修正するヨーモーメントを発生させながら、制動力の減少を最小限に抑えて接触の被害を軽減することができる。
【0057】
また請求項に記載された発明によれば、ヨーレート、横加速度および車体滑り角の少なくとも一つに基づいて自車の旋回方向の姿勢を求めるので、自車の旋回方向の姿勢を正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 走行安全装置を搭載した車両の全体構成図
【図2】 制動系統のブロック図
【図3】 電子制御ユニットの回路構成を示すブロック図
【図4】 自動制動実行判定ルーチンのフローチャート
【図5】 目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャート
【図6】 相対速度および相対距離から接触可能性の有無を検索するマップ
【図7】 基準ブレーキ圧の変化を示すタイムチャート
【図8】 第2実施例に係る目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャート
【図9】 目標ブレーキ圧の変化を示すタイムチャート
【図10】 目標ブレーキ圧の変化を示すタイムチャート
【図11】 第3実施例に係る目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャート
【図12】 目標ブレーキ圧の変化を示すタイムチャート
【図13】 第4実施例に係る目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャート
【図14】 目標ブレーキ圧の変化を示すタイムチャート
【図15】 第5実施例に係る目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャートの第1分図
【図16】 第5実施例に係る目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャートの第2分図
【図17】 第6実施例に係る目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャートの第1分図
【図18】 第6実施例に係る目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャートの第2分図
【図19】 第6実施例に係る目標ブレーキ圧決定ルーチンのフローチャートの第3分図
【符号の説明】
M1 接触可能性推定手段
M2 制動制御装置
M3 姿勢変化検出手段
WFL 左前輪(車輪)
WFR 右前輪(車輪)
WRL 左後輪(車輪)
WRR 右後輪(車輪)
Sa レーダー装置(物体検知手段)

Claims (5)

  1. 自車の進行方向の物体を検知する物体検知手段(Sa)と、
    自車が物体検知手段(Sa)により検知された物体と接触する可能性を推定する接触可能性推定手段(M1)と、
    接触可能性推定手段(M1)により接触の可能性が有ると推定されたときに制動装置を自動的に作動させる制動制御手段(M2)と、
    を備えた車両の走行安全装置において、
    自車の旋回方向の姿勢変化または姿勢変化度合を検出する姿勢変化検出手段(M3)を備え、制動制御手段(M2)は、姿勢変化検出手段(M3)により所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されたとき、前記姿勢変化または姿勢変化度合が所定値以下となるように制動装置の制動力を保持または小さくするとともに、
    制動制御手段(M2)により制動装置の制動力を保持または小さくした後に、姿勢変化検出手段(M3)により所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されたとき、制動制御手段(M2)は、姿勢変化検出手段(M3)により検出される姿勢変化または姿勢変化度合が所定値未満の場合の制動力に戻すように制御することを特徴とする車両の走行安全装置。
  2. 自車の進行方向の物体を検知する物体検知手段(Sa)と、
    自車が物体検知手段(Sa)により検知された物体と接触する可能性を推定する接触可能性推定手段(M1)と、
    接触可能性推定手段(M1)により接触の可能性が有ると推定されたときに制動装置を自動的に作動させる制動制御手段(M2)と、
    を備えた車両の走行安全装置において、
    自車の旋回方向の姿勢変化または姿勢変化度合を検出する姿勢変化検出手段(M3)を備え、制動制御手段(M2)は、姿勢変化検出手段(M3)により所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されたとき、前記姿勢変化または姿勢変化度合が所定値以下となるように制動装置の制動力を保持または小さくするとともに、
    制動制御手段(M2)により制動装置の制動力を保持または小さくした後に、姿勢変化検出手段(M3)により所定値以上の姿勢変化または姿勢変化度合が検出されたとき、制動制御手段(M2)は制動装置の制動力を大きくすることを特徴とする車両の走行安全装置。
  3. 制動制御手段(M2)は少なくとも左右の車輪(WFL,WFR,WRL,WRR)の制動力を独立して制御可能であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両の走行安全装置。
  4. 制動制御手段(M2)は、姿勢変化または姿勢変化度合を所定値未満にすべく左右一方の車輪(WFL,WFR,WRL,WRR)の制動力を制御したときの車両の減速度の低下を補うように、左右他方の車輪(WFL,WFR,WRL,WRR)の制動力を制御することを特徴とする、請求項に記載の車両の走行安全装置。
  5. 自車の旋回方向の姿勢は、ヨーレート、横加速度および車体滑り角の少なくとも一つに基づいて求められることを特徴とする、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の車両の走行安全装置。
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