JP4446125B2 - 1個のトランスデューサを有する双方向通信装置及びその方法 - Google Patents

1個のトランスデューサを有する双方向通信装置及びその方法 Download PDF

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Description

本発明はユーザの声によって引き起こされる鼓膜の振動を用いる双方向通信装置に係り、さらに特には、音声の受信と送信両方に1個のトランスデューサを用いる双方向通信装置とその方法に関する。本通信装置はまた高水準のエコーキャンセラ(EC)及び高水準の音声交換装置(VOX)としての機能も果たす。
一般的に知られている双方向音声通信に使用される装置はマイクロホンとイヤホンを備える。マイクロホンとイヤホンはヘッドセットとして統合され、ユーザに“ハンズフリー”操作を可能にする。こうしたヘッドセットの問題点の一つはマイクロホンがユーザの周辺の物音をも拾い上げることである。
別の方法として、ユーザの声は口ではなくユーザの外耳道内の骨伝導を通して拾い上げられる。これによってユーザは“マウスフリー”操作が可能となる(すなわちユーザは自身の口の周辺を自由にしておける)。骨伝導を通して受取った音声信号はある程度周辺の物音を抑制するが、しかしながら、骨伝導経由で検知された音声信号の音質は一般的には悪い。
2個のトランスデューサを使用するヘッドセットも提案されている。第1のトランスデューサはマイクロホンとして用いられ、第2のトランスデューサはイヤホンとして用いられる。二つのトランスデューサはユーザの右と左の耳に挿入される。マイクロホントランスデューサはユーザの鼓膜の膜振動を経由してユーザの音声を検知する。この2個のトランスデューサシステムでは、ユーザの周囲の物音は自然に抑制され、マイクロホンにより良い音質を供給することが可能となる。
1個のトランスデューサヘッドセットの使用も進歩した。そのアイデアは1個のトランスデューサ素子を音声の送信と受信の両方に使用することである。この方法では必要とされるイヤプラグはただ一つである。ユーザのもう一方の耳はイヤホンを必要としないのでユーザは自身の周囲の物音や音声もまた聞くことができる。
こうした装置にとってエコーキャンセル(EC)機能を有することは重要である。エコーキャンセルによって受信信号が音声送信信号上に重畳されるのを防げる。ある場合にはヘッドセットはまた音声交換装置(VOX)を備える。VOXは送信及び/または受信信号の有無に従って音声送信モードと受信モードを切り替える。
特許文献1ではエコーキャンセルと音声交換装置を備えた、全面的にアナログ回路を活用した送受信回路を開示している。この開示におけるブリッジ回路は、内蔵された1個のトランスデューサを増幅器・比較器回路と結合する。
しかしながらこうしたアナログ型回路を用いて信頼できかつ満足できるEC及びVOXの性能を達成するのは困難でありかつ高価でもある。こうした問題点故に前述の1個のトランスデューサ送受信回路は今のところ実用化されていない。
特開2001−060895号公報
EC回路を設計するとき、トランスデューサの実際のインピーダンス特性をシミュレートすることが必要である。すなわちEC回路と実際のトランスデューサとの平衡を保つため、特定のユーザの外耳道に挿入された時のトランスデューサの特性をシミュレートしなければならない。しかしながらトランスデューサの誘導特性のためこのインピーダンスをシミュレートするのは困難である。さらに、トランスデューサの実際のインピーダンスは時間とともに変化し、また個々のユーザ次第でかつ周囲の環境次第で変化する。
通常のアナログシミュレーション回路はコンデンサ(Cs)と抵抗(Rs)から成る。アナログ回路は二つの可変素子を調整することにより単一の特定周波数でほぼ平衡を保つことができる。すべての周波数帯域で平衡を達成するのは不可能である。もしインダクタンス素子がアナログシミュレーション回路に加えられるなら、理論上はすべての周波数帯域で平衡を達成するのは可能かもしれない。しかしながらインダクタンス素子の使用によって大型化し高価となる。またインダクタンス素子を変化するトランスデューサ特性に合せるよう調整するのも非常に困難である。こうした理由のためアナログインダクタ回路をヘッドセット用途に使用するのは非現実的となる。
半二重双方向通信の場合、VOXは必須である。VOXは受信及び送信音声信号を監視し、次いで数ミリ秒内に送信モードを選択するか受信モードを選択するかを決定しなければならない。
会話の最中では、受信され送信される音声信号は絶えず大きさが変化し、また断続的に切断される時がある。それゆえ、受信モードに切り替えるか送信モードに切り替えるか決定が下される時点まで継続的に音声データを蓄積し処理することが必要である。この決定プロセスは難しく、アナログ回路を使用する時は特に難しい。
前記課題を解決するためになされた本発明の請求項1による双方向通信装置は、
トランスデューサを含むブリッジ回路を備えるアナログ信号処理部(ASP)と、外部らの受信信号を受信し変換して前記ASPの受信信号として送信し、前記ASPからの送信信号を受信し変換して外部への送信信号として送信するデジタル信号処理部(DSPU)からなり、前記ASPのブリッジ回路は、少なくとも前記DSPUからの前記ASPの受信信号が接続された第1の節点と、前記ASPからの送信信号を前記デジタル信号処理部へ出力する第2の節点を備え、
前記ASPは、前記ASPの受信信号を受信し、少なくとも特定の周波数における受信信号エコーを除去した送信信号を出力し、前記DSPUは、前記ASPの動作特性を測定し、前記ASPからの送信信号における受信信号エコーのうち前記ASPで除去されなかった部分を除去するために、前記測定された動作特性を使用するエコーキャンセラ(EC)と、前記外部からの受信信号と前記外部への送信信号の減衰を制御する音声交換装置(VOX)を含むことを特徴とする。
好ましくは、請求項7に係り、前記デジタル信号処理部(DSPU)の音声交換装置(VOX)が、前記外部からの受信信号と、前記アナログ信号処理部に由来する前記ECの出力(送信信号)の電力値を各々予め定められた値域に収めるように制御する、自動増幅率制御装置(AGC)であることを特徴とする。
好ましくは、請求項10に係り、前記エコーキャンセラ(EC)が、フィルタと、前記アナログ信号処理部(ASP)の受信信号を発生する第1のD/A変換器と、前記第1のD/A変換器の入力と前記フィルタの入力の両方に接続された出力を有する第1の緩衝器と、前記ASPからの送信信号が入力される第2のA/D変換器と、前記第2のA/D変換器の出力に接続された入力を有する第2の緩衝器と、ここで、前記フィルタが、前記第1のD/A変換器の入力から出発し、前記アナログ信号処理部を通過し、前記第2のA/D変換器を通過し、前記第2の緩衝器の出力で終わる信号経路にわたる伝達特性をシミュレートするよう構成され、前記第2の緩衝器の出力から前記フィルタの出力を減じるように構成された加算器と、を含むことを特徴とする。
また好ましくは、請求項20に係り、前記エコーキャンセラ(EC)は、第1、第2のフィルタと、前記アナログ信号処理部(ASP)の各々、前記第1、第3の増幅器の入力信号を発生する第1、第3のD/A変換器と、前記第1のD/A変換器の入力と前記第1のフィルタの入力の両方に接続された出力を有する第1の緩衝器と、前記ASPの第2の差動増幅器の出力信号が入力される第2のA/D変換器と、前記第2のA/D変換器の出力に接続された入力を有する第2の緩衝器と、前記第2の緩衝器の出力から前記第1のフィルタの出力を減じるように構成された加算器と、を含むことを特徴とする。
好ましくは、請求項28に係り、前記デジタル信号処理部の音声交換装置(VOX)は、前記外部からの受信信号と前記外部への送信信号の電力値に応じて受信モードと送信モードを選択的に切り替えるように制御することを特徴とする。
好ましくは、前記トランスデューサは、音波によって引き起こされる鼓膜の振動を検知するように構成され、また鼓膜に音波を送信するように構成された圧電トランスデューサであって、イヤプラグの形状のハウジングに収容され、さらに前記デジタル信号処理部のエコーキャンセラは、鼓膜及び鼓膜に付随する外耳道の音響特性を可変モデル化するように構成される、ことを特徴とする。
本発明によれば、受信信号と送信信号が1個のトランスデューサで重畳されているにも拘らず、全周波数帯域にわたってエコーを実質的に抑制するすぐれたエコーキャンセル(EC)機能と、会話中の不自然な切断やエコーを防ぎ会話音声の自然な切換を与える、すぐれた音声交換(VOX)機能を有する双方向通信装置が得られる。
本発明による双方向通信装置は小型かつ経済的で多くの有益な特徴を有する。
例えば、非常に騒がしい状況及び/または強い風雨のような悪条件の環境においてすら、音声信号が明瞭に送信受信され得る。
また、この双方向通信装置はユーザの一方の耳のみを使用するので、ユーザは自由に自分の手、口、他方の耳を使用できる。それゆえユーザがこの装置を使用している時ですら、ユーザは近くの人たちと話を聞いたり話したりできるし、自分のまわりで発される周囲の物音を聞くことができる。従ってこの双方向通信装置は例えば車両や機械の運転と関連する複雑で危険な仕事に最も適する。
以下、本発明の様々な実施形態を、図を参照して説明する。
図1は第1の実施例にもとづく全二重双方向通信装置10を示すブロック図である。装置10は圧電トランスデューサ(またはコイルL)を有するアナログ信号処理部(以下、ASPという)105及びデジタル信号処理部(以下、DSPUという)110を備える。DSPU110は第1のD/A変換器D/A1、第1のA/D変換器A/D1、第2のA/D変換器A/D2、MPU、第2のD/A変換器D/A2を備える。
MPUは各単一のDSP及び/またはCPU、あるいは複数のDSP及びCPUで具体化される。
便宜上、そしてこれからの詳細な説明において、種々の実施例の記述に見られるアナログからデジタルへの変換器は単に変換器A/D1、変換器A/D2、等と呼称する。ここで“A/D”に付属する番号は同じ実施例に見られる変換器を区別する。同様に種々の実施例の記述に見られるデジタルからアナログへの変換器は変換器D/A1、変換器D/A2、等と呼称する。この表記法を使用することで記述される変換器のタイプと変換器の特定が明白になる。
図1に戻るとASP105の圧電トランスデューサ(L)はユーザの外耳道に挿入され受信信号Rxに対応する電圧を振動(音波)に変換するよう機能する。トランスデューサLはまた外耳道から受信した振動(音波)を送信信号Txに対応する起電力に変換するよう機能する。圧電トランスデューサLは電気的には誘導性素子に等価であり、それゆえ本開示を通してコイルLで表される。
コイルLから外耳道に向けて伸びた矢印はコイルLに印加された電圧に対応する振動(音波)を示す。反対方向に伸びた別の矢印は、コイルL内で対応する起電力を生成する、ユーザの音声によって生じた鼓膜の空気振動を表す。
受信端子において受信信号Rxは変換器A/D1、VOX125、エコーキャンセラ(EC)120、そして変換器D/A1の順で順次処理され、次いで受信信号入力としてASP105に送られる。ASP105からの送信信号出力は変換器A/D2、EC120、VOX125、変換器D/A2と順次処理され、送信信号Txとして送信端子に出力される。
VOX125は第1と第2のアッテネータATT1及びATT2、第1と第2のローパスフィルタLPF1及びLPF2、電力制御装置を備える。電力制御装置は第1と第2のアッテネータATT1及びATT2の増幅率を制御するため受信信号Rx及び送信信号Txの電力を測定する。これは第1と第2のアッテネータATT1及びATT2の出力をあらかじめ定められた値域に収めるためになされる。
なお下記の図2、図3、図4、図5、図6に示されるVOX225、325、425、525、625はそれぞれVOX125と同じ構成要素を有し、それ故これらのVOXについての記述は繰り返さない。
本発明の別の実施例において、VOX125は、図1に示したのと同じ構成要素を持っているが、自動増幅率制御装置(AGC)と呼ばれる場合がある。
受信端子と送信端子は圧電トランスデューサLを経由してお互いに結合する。通常動作において、受信信号Rxの一部が原送信信号Txに重畳される、いわゆるエコーが発生する。エコーキャンセル技術を用いてこのエコーを抑制する必要がある。この実施例においてASP105は第1のエコー制御機能を担い、一方エコーキャンセラ120は第2のエコー制御機能を担う。
ASP105は圧電トランスデューサL、抵抗R1、R2、R3、R4、コンデンサC1、C2から構成されるブリッジ回路115を備える。
ブリッジ回路115の第1の枝路は圧電トランスデューサLを備える。第2及び第4の枝路は第1の枝路に隣接し、第2と第4の抵抗R2及びR4をそれぞれ備える。第1と第4の枝路の接続点はアースされている。
変換器D/A1の出力は第1の増幅器AMP1を経由し受信信号入力としてブリッジ回路115の第2及び第3枝路間の接続点に送られる。第1と第2枝路間の接続点と第3と第4枝路間の接続点の間の電位差が第2の増幅器AMP2に印加される。AMP2の出力はASP105の送信信号出力として変換器A/D2に渡される。
ブリッジ回路115の第1枝路は圧電トランスデューサLと、これに並列接続された、直列接続された第1の抵抗R1及び第1のコンデンサC1と、からなる。ブリッジ回路115の第3の枝路は第1枝路の反対側に位置し、並列接続された第3の抵抗R3及び第2のコンデンサC2からなる。
抵抗R1及びR3の値は可変で、少なくとも単一の特定周波数に関するLの特定の値(すなわちトランスデューサが特定のユーザの右または左の外耳道に挿入された時のLの値)に位相と増幅率の両方が平衡するよう制御される。
受信信号入力の重畳は増幅器AMP2の差動入力をブリッジ回路115の対向する接続点に接続することで防止される(エコーキャンセル)。結果的にトランスデューサL上の起電力のみが差動入力として現れる。例えば600Hzが特定の周波数として選択されたとする。ブリッジ回路115を使用するだけでは、受信信号の漏洩(すなわちエコー)は、選択された特定の周波数(600Hz)の両側の他の全ての可聴周波数に関し、必ずしも防止されないかもしれない。
EC120が正常動作している時、第1と第2のスイッチSW1とSW2は両方ともスイッチの“r”側に接続される。正常動作中は、受信信号は第1の緩衝器BUF1を経由してEC120からの出力となり、一方出力信号は第2の緩衝器BUF2を経由して変換器A/D2からの出力となる。フィルタFILは変換機D/A1からASP105を経由して緩衝器BUF2に向かう送信特性をシミュレートするため備えられる。
受信信号入力は変換器D/A1に送られると同時にフィルタFILで処理される。フィルタFILから得られた出力は加算器ADDによって送信信号入力から減じられ、その得られた結果は送信信号出力としてVOX125へ送られる。
EC120は全音声周波数帯域にわたってASP105のシミュレーションを行うことができる。このようにして、ASP105からの送信信号のうち、受信信号の漏洩(エコー)に起因する部分はフィルタFILの出力と等しくなる。従って減算により、加算器ADDからの出力は受信信号要素を(実質的に)含んでおらず、エコーキャンセルの改善をもたらすことを意味する。
EC120においてフィルタFILのパラメータkは、あらかじめ組み込まれたプログラム(図示せず)により自動的に設定される。kの(種類の)最大値はフィルタのタップ数、例えば256に等しい。パラメータkは圧電トランスデューサLが例えば外耳道のような対象に付着された後ただちに設定される。他の方法としてパラメータkはトランスデューサLが外耳道に付着される時、定期的に設定される。別の実施例ではパラメータkは受信信号及び/または送信信号が生成されるたびに設定される。
トランスデューサLの電気的特性は双方向通信装置の側から見ると、特定の外耳道の構造と環境によって少しずつ異なり、かつ変化する。言い換えれば電気的特性は交信中に外耳道の温度と湿度によって変化する場合がある。
EC120の測定(テスト)動作中にフィルタFILのパラメータkを設定する場合、スイッチSW1及びSW2はm端子に接続され、テスト信号発生器がテスト信号を生成する。テスト信号は以下のオーディオ信号: インパルス、会話中に生じる実際の音声、自然な音声、受信音、楽音、拡散コード信号、あるいはトーン掃引信号のいずれかを表すデジタル信号である。
このようにして、VOX125の受信信号に代わってテスト信号発生器によって生成されたテスト信号は緩衝器BUF1を経由して変換器D/A1に送信される。変換器A/D2から得られた結果とテスト信号は両方とも緩衝器BUF1及びBUF2をそれぞれ経由してk−計算機へ供給される。k−計算機は次いであらかじめ定められた計算方法に従いフィルタFILで使用されるパラメータkを生成する。
スイッチSW2の“m”側はアースされ、VOX125への送信信号入力もまたアースされる。それゆえパラメータkの計算中には、加算器ADDの出力は送信信号Txへのノイズとして漏洩しない。
もしテスト信号発生器からの選択されたテスト信号出力がインパルスならば、あらかじめ定められた計算プロセスは全周波数帯域を平等に扱い、計算は比較的単純である。しかしながら、もしある特定の周波数特性を要求すれば、別のテスト信号、例えば実際の音声信号を使用することでより望ましいエコーキャンセルが達成されるように、対応するパラメータkの計算プロセスが実行される。
そうした計算においては音声の最大周波数の周期に対応する期間より短い時間で離散高速フーリエ変換(FFT)のような複雑な計算を実行する必要がある。本発明は技術の進歩を十分に活用しており、それゆえ最新のMPUは前述の計算を実行できる。そのようなMPUの電力消費量は十分に低く、それゆえ本発明の全実施例がイヤプラグ(イヤホン)のハウジング内に収蔵できる。
VOX125は変換器A/D1からの出力である受信信号を第1のローパスフィルタLPF1で受信し、EC120からの出力である送信信号をLPF2で受信する。VOX125は、第1と第2のアッテネータATT1及びATT2それぞれを通じて、受信信号RxをECへ送信し、送信信号Txを変換器D/A2へ送信する。VOX125は電力制御装置を使用して受信信号Rx及び送信信号Txの電力を測定する。電力制御装置はアッテネータATT1及びATT2からの電力出力があらかじめ定められた電力値に合致するようにアッテネータATT1及びATT2の増幅率を制御する。
図2は第2の実施例に基づく全二重双方向通信装置20を示すブロック図である。以下の考察では図1と異なる図2の部分が強調されるが、一方図1と同じ部分は図1について前述したのと同様の方法で機能するのでこの部分についてはあまり言及しない。すなわち図2のASP205とEC220が図1のASP105及びEC120と異なるので、この部分が強調される。
ASP205において変換器D/A1の出力は増幅器AMP1を経由して受信信号入力として抵抗R1の一端に送られる。圧電トランスデューサLの一端は抵抗R1の他の一端に接続され、一方圧電トランスデューサLの他の一端はアースされる。
圧電トランスデューサLと抵抗R1の接続点は第2の増幅器AMP2の正(+)の差動入力端子に接続され、一方第3の変換器D/A3の出力は第3の増幅器AMP3と負荷回路を経由して増幅器AMP2の負(−)の入力端子に接続される。増幅器AMP2の出力はASP205の送信信号出力として変換器A/D2へ送られる。
ASP205の負荷回路は抵抗R2及びR3の直列回路を含む。抵抗R2の一端は増幅器AMP3の出力に接続され、抵抗R3の一端はアースされ、抵抗R2とR3接続点は増幅器AMP2の負(−)の入力端子に接続される。好ましくはR2とR1が等しくなるようにかつR3が圧電トランスデューサLの代表的なインピーダンスに等しくなるように抵抗の値が設定される。例えばR3=2π*f0*L;ここでf0=600Hzであり、Lはヘンリーで表したインダクタンスである。
図2に示すようにEC220は第1から第5のスイッチSW1〜SW5を含み、EC220が正常動作の場合、これらのスイッチ全部は“r”側に接続されている。例えばそれは回路がオーディオ(音声)信号を送受信するために使用される時である。
EC220はさらに第1と第2のフィルタFIL1およびFIL2を含む。
EC220はVOX225のアッテネータATT1からの出力である受信信号を受信する。受信信号はその後緩衝器BUF1によって緩衝され変換器D/A1に送られる。EC220はまた緩衝された受信信号を第2のフィルタFIL2を通して変換器D/A3へ、かつ第1のフィルタFIL1を通して加算器ADDへ送る。
第2の緩衝器BUF2においてEC220は変換器A/D2からの出力である送信信号を受信する。第1のフィルタFIL1の出力が加算器ADDにおいて、緩衝された送信信号から減じられ、その差がEC220からの送信信号出力としてVOX225に出力される。
第2のフィルタFIL2は、緩衝器BUF1の出力節点からフィルタFIL2を通り変換器D/A3、増幅器AMP3、負荷回路(抵抗R2及びR3)、増幅器AMP2(負(−)の入力端子を経由)、及び変換器A/D2を通って緩衝器BUF2の出力節点に到るまでの伝達特性が、緩衝器BUF1の出力節点から変換器D/A1を通り、増幅器AMP1、抵抗R1、増幅器AMP2(正(+)の入力端を経由)、変換器A/D2を通り緩衝器BUF2の出力節点に到るまでの伝達特性をシミュレートするように設定される。
第1のフィルタFL1は第1の緩衝器BUF1の出力節点から(i)ASP205を経由する二つの経路(一つの経路は変換器D/A1を出発し、一方別の経路は第2のフィルタFIL2及び変換器D/A3を出発する)、(ii)二つの経路が交わる差動増幅器AMP2、(iii)変換器A/D2を経由して、第2の緩衝器BUF2に到るまでの送信特性をシミュレートするように設定される。
EC220の測定(テスト)動作において第1と第2のフィルタのパラメータを設定する際には、動作は、スイッチSW1からSW5が第1、第2、第3のステップにおいてそれぞれm1、m2、m3の位置に設定されるように三段階の逐次ステップで行われる。
例えばスイッチSW1は第1、第2、第3のステップにおいて同じ端子に接続されたままである。一方スイッチSW4は第1のステップではm1端子から出発し第2のステップでm2端子に移り、最後に第3のステップでm3端子に移る。いずれの場合でも、EC220での測定動作中はVOX225からの受信信号ではなく、テスト信号発生器からのテスト信号が緩衝器BUF1に供給される。これらのステップは以下でさらに詳しく述べられる。
第1のステップにおいてテスト信号発生器からのテスト信号出力は緩衝器BUF1及び変換器D/A1を通ってASP205へと送られ、この間変換器D/A3の入力はSW4を通じてアースされる(即ち、ゼロの値が入力される)。緩衝器BUF2の得られた結果は信号1としてk2−計算機内に保存される。
第2のステップにおいて同じテスト信号は緩衝器BUF1及び変換器D/A3によって表される信号経路を通ってASP205に送られ、この間変換器D/A1の入力はSW3を通じてアースされ(ゼロの値が入力される)、緩衝器BUF2の得られた結果は信号2としてk2−計算機内に保存される。
信号1、信号2及びテスト信号は次いであらかじめ定められた計算プロセスでk2−計算機によって処理される。この動作は第2のフィルタFIL2のパラメータk2を設定する。
第3のステップにおいてテスト信号は緩衝器BUF1及び変換器D/A1によって表される信号経路を通ってASP205へ送られる。テスト信号はまた緩衝器BUF1、フィルタFIL2、及び変換器D/A3によって表される信号経路を通ってASP205へ送信される。緩衝器BUF2の得られた出力信号及びテスト信号は次いで別のあらかじめ定められた計算プロセスによりk1−計算機によって処理される。この動作は第1のフィルタFIL1のパラメータk1を設定する。
第1と第2のステップで設定された第2のフィルタFIL2は増幅器AMP2の入力電圧が大きな振幅を持つ場合をシミュレートし、一方第3のステップで設定された第1のフィルタFIL1は増幅器AMP2の入力電圧が小さい振幅を持つ場合をシミュレートする。
この実施例において、EC220はエコーキャンセルに必要なすべての調整を実行するため、あらかじめ組み込まれたプログラムを使用するので、ASP205がブリッジ回路を備える必要はなく、その結果ハードウェアの設計は単純化されて、調整なしに製造できる可能性があり、ハードウェアの大きさは容易に最小化され得、こうしたすべてのことが大きな利益をもたらす。
前述のプロセスを用いてEC220は圧電トランスデューサLがユーザの外耳道に挿入された後ただちに自動的にフィルタFIL1及びFIL2を設定してもよい。EC220はまたトランスデューサLが外耳道に挿入されている間、フィルタFIL1及びFIL2を定期的に設定してもよい。別の方法としてフィルタFIL1及びFIL2は受信信号または/及び送信信号が開始されるたびに設定されてもよい。このような方法で音響特性のばらつきは、異なるユーザの外耳道の構造的差異によって生じるものも含めてフィルタFIL1及びFIL2の設定に反映される。
図3は第3の実施例にもとづく半二重双方向通信装置30を示すブロック図である。DSPU310は図1のDSPU110と異なった構造を有している。MPUは単に半二重通信に使用されるVOX325を有するにすぎない。エコーキャンセル機能はない。しかしながらASP305は図1の105と等しい。
この実施例においてASP305はエコーキャンセル(EC)機能として働き、VOX325は送信モードと受信モードを切り替える。この実施例において図1のEC120及び図2のEC220で産出されるのと同じ高品質な水準のエコーキャンセルを達成するのは一般的には不可能であり、微量のエコーは残存する。この具体例ではしかしながらVOX325は受信時または送信時にそれぞれアッテネータATT2またはATT1の増幅率を減じる。このようにして実用的にはエコーはほとんど完全に抑制される。
MPUの動作量はEC機能がない分だけ低減されるので、より単純でより安価なプロセッシング・ユニットが使用可能なことを意味し、より経済的な生産を可能にする。そうではなく同等のMPUを使用する場合、余剰処理能力はVOX325の性能向上に使用できる。
VOX325は受信端子からの受信信号Rxを変換器A/D1を経由して受信して監視し、変換器A/D2を経由して送信信号を受信して監視する。VOX325は受信信号及び/または送信信号の存在を決定し、動作モードを受信モード(イヤホンモード)または送信モード(マイクロホンモード)のどちらに切り替えるかを決定する。次いであらかじめ定められた手順を使用してVOX325は受信信号を処理して、変換器D/A1へ(即ち、次の段階へ)送信し、一方で送信信号を処理して変換器D/A2を経由して送信信号Txとして送信端子に送る。
VOX325がイヤホンモードとマイクロホンモードの切換タイミングをどのように決定するかの具体例をいくつか以下に示す。それぞれの例はデジタル信号処理部310に組み込まれたプログラムによって実行される。
第1の例としては受信信号のみが監視される。もし受信信号が存在すれば動作モードは受信モードに切り替えられ、受信信号が検知されない時は送信モードに切り替えられる。
第2の例においては送信信号のみが監視される。もし送信信号が存在すれば動作モードは送信モードに切り替えられ送信信号が検知されない時は受信状態が維持される。
別の例としては受信信号と送信信号の両方が監視される。受信信号が存在する時のみ装置は受信モードに切り替えられ、送信信号が存在する時のみ送信モードに切り替えられる。
他の例としては受信信号と送信信号の両方が存在する時または受信信号と送信信号の両方が存在しない時に、動作モードは前述の動作モードの統計的特性に基づきどちらかのモードに設定される。
さらに詳細にはVOX325は第1と第2のローパスフィルタLPF1及びLPF2、第1と第2のアッテネータATT1及びATT2、電力制御装置を備える。受信信号及び送信信号がローパスフィルタLPF1及びLPF2によって処理された後、信号のいずれかまたは両信号が電力制御装置に供給される。LPF1及びLPF2からの信号はアッテネータATT1及びATT2にそれぞれ供給され、次いで変換器D/A1及びD/A2にそれぞれ送られる。
受信信号及び送信信号のいずれかあるいは両方の振幅値は電力制御装置によってあらかじめ定められた時間枠T1の期間で平均される(例えば平方平均または絶対値平均で)。この平均化はそれぞれの信号の電力を決定するために使用される。この電力値は次いであらかじめ定められた電力基準値と比較される。受信信号及び/または送信信号の有無はこの比較に基づいて決定され、これに従って次の動作モードが選択される。
もし受信モードが選択されるとアッテネータATT1の増幅率は受信信号の増幅率を1の方向に動かし、アッテネータATT2の増幅率は送信信号の増幅率を0の方向に動かす。もし送信モードが選択されるなら、アッテネータATT1の増幅率は受信信号の増幅率を0の方向に動かし、アッテネータATT2の増幅率は送信信号の増幅率を1の方向に動かす。
時間枠T1の期間でなされた複数の決定の累積的影響が測定される。すなわち受信モードが継続する時受信信号の増幅率はあらかじめ定められた増幅率遷移曲線に従って増加しつづける。もし送信モードに切り替えるという決定がなされると増幅率はあらかじめ定められた増幅率遷移曲線に従って逆方向に減少する。
もし次の動作モードが一つの受信信号及び送信信号の有無の測定のみに基づいて選択されるなら、そしてあらかじめ定められた時間枠T1が短か過ぎるならば、会話中の自然な一瞬の間(ま)があるたびに過度なモード切換が頻繁に起こる。対照的にもし間隔T1が長過ぎるとモードが送信と受信の間でうまく切り替わらない。こうしてあらかじめ定められた基準値ができる限り精密に調整された時ですら、T1の解決窓(即ち、T1の適切な数値範囲)は見出されないかもしれない。
しかしながら本実施例に基くと、アッテネータATT1およびATT2の増幅率は自然な一瞬の間(ま)ごとにほんのわずか変化する。こうして切換は多くの決定が繰り返される過程で同じ決定がなされた後のみに実際に実行され、自然で普通な切換が実現する。
その際に、さらに、前記所定の ゲイン変更曲線の形状をS字階段型、全体としてS字形をなす階段型にすることができる。すなわち、当初値と最終値、0(1)、の近傍では1回ごとの ゲイン変更量が小さく、中間では ゲイン変更量が大きい。
ここで図9を参照すると、ある自然会話の場合の送受信信号に対して、様々な ゲイン変更曲線を用いた時の通話音質の評価実験をした結果である。
ここで、上記の増幅率遷移曲線の形をS字型の階段状になった離散遷移にすることができる。すなわち、決定単位ごとの増幅率変化は最終値である0または1の近辺では小さく、一方中間の範囲では大きく、階段が全体としてS字型となる。このタイプのS字型を示す増幅率遷移曲線の例は次の図9(a)のS1及びS2に見られる。
図9はある自然な会話において送信信号と受信信号の切換に種々な種類の増幅率遷移曲線をあてはめた時、伝えられる音声の品質の評価テストの結果を示す。
図9(a)は本実施例に基く半二重双方向通信装置のVOXにおけるアッテネータの種々の増幅率遷移曲線のプロット図であり、図9(b)は図9(a)の増幅率遷移曲線を使用して伝えられた音声の品質を感覚評価した結果を示す。ここで“A”は良、“B”は可、“C”は不可を示す。
自然な会話の音声信号の電力(ここでは振幅の二乗の平均として定義される)は評価における別の変数として変えることができる。またこのテストでは振幅の二乗の平均値を求めるためのあらかじめ定められた時間枠T1は10ミリ秒に設定され、一方あらかじめ定められた電力基準値は15dBm0に設定される。ここでdBm0単位はゼロ送信水準点を基準にして測定されたdBm(dBは1ミリワットに対応)表示の電力を示す。
この評価によれば図9(a)の直線的階段型曲線L1からL4を使用する時、40dB(L1の場合)から4dB(L4の場合)という刻み幅D(デルタ)とは関係なく、伝えられた音声の品質は不可(“C”)である。
S字型階段状曲線S1及びS2が使用された時のみ良(“A”)または可(“B”)品質が通常の音声電力水準(15dBm0)近辺で確保され得る。しかしながら、もしS字型階段状曲線S2が使用されるならば、0から1の増幅率の遷移は300ミリ秒を超え、若干のエコーが残ろう。
図4は第4の実施例に基づく半二重双方向通信装置40を示すブロック図である。この実施例においてEC420は図1のEC120に等しい。DSPU410はまた図3のVOX325と同じであるVOX425を備える。こうして図3の装置30より高いエコーキャンセル品質の半二重双方向通信装置40を得ることができる。
可能性ある別の実施例として図1、3、4それぞれのASP105、305、405において、AMP2は約1の増幅率を有する差動増幅器、約600の増幅率を有する増幅器、約1の低周波数増幅率を有するローパスフィルタを直列に接続することによって構成されてもよい。
図5は第5の実施例に基づく半二重双方向通信装置50を示すブロック図である。この実施例においてASP505とDSPU510は図2の全二重双方向通信装置20に示されるASP205とDSPU210に等しい。こうして図4の装置40に比べ、より高いエコーキャンセル品質の半二重双方向通信装置50が得られる。
図6は第6の実施例に基づく半二重双方向通信装置60を示すブロック図である。この実施例は図3のASP305に比べると簡素化されたASP605を与える。
この実施例においてASP605は中間タップtを有する可変抵抗Rを備える。中間タップtの位置はデジタル信号によって制御される。圧電トランスデューサLの一端はアースされ、他の一端は中間タップtに接続される。
可変抵抗Rの第1端は第1の増幅器AMP1の出力に接続され、受信信号、すなわちDSPU610の変換器D/A1の出力を第1の増幅器AMP1を経由して受信する。可変抵抗Rの第2端は第2の増幅器AMP2の入力に接続され、ASP605からの送信信号は第2の増幅器AMP2を経由して出力され、DSPU610の変換器A/D2に入力される。
DSPU610はさらにVOX625、変換器A/D1、変換器D/A2を含む。変換器A/D1とD/A2はいずれも図3に示されるものと同等であるが、しかしVOX625の電力制御装置はさらに可変抵抗Rの中間タップtの位置を制御する第3の出力を備える。
DSPU610は図3のVOX325に類似するVOX625を備える。エコーキャンセル機能は電力制御装置の第3の出力を使用し、中間タップtの位置を変化させることによって与えられる。中間タップtの位置は受信モードで第1の増幅器AMP1の出力側(第1端)に動き、送信モードで第2の増幅器AMP2の入力側(第2端)に動く。中間タップtは切換用にあらかじめ定められたタップ位置遷移曲線に従って可変抵抗Rの第1端から第2端へと動く。
中間タップtの位置が現在の位置から所望の終端位置(可変抵抗Rの第1端または第2端)に移動するならば、図3に関して前述したアッテネータATT1及びATT2の増幅率の場合と同様、時間枠T1の間になされた複数の選択に対し累積効果が用意されている。
すなわちもし受信(または送信)モードへ切り替えるという決定が継続するなら、あらかじめ定められたタップ位置遷移曲線に従って中間タップtの位置は第1端(または第2端)の方向に動きつづける。もし反対の送信(または受信)モードに切り替えるよう決定が変更されれば、位置はあらかじめ定められたタップ位置遷移曲線に従って第2端(または第1端)の方向へ戻る。
図9(a)の増幅率遷移曲線S1及びS2と同様、あらかじめ定められたタップ位置遷移曲線はまたS字型階段状曲線形状となり得る。すなわち決定単位毎のタップ位置変化は最終値0または1近辺で小さく、一方中間の領域で大きい。あらかじめ定められたタップ位置遷移曲線は図9(a)のL1からL4のような直線的階段状曲線を含むものであってもよい。
図9(a)の増幅率遷移曲線を図6のタップtのタップ位置に変換する時、縦軸のアッテネータ増幅率(0dB、−20dB、−40dBなど)は、例えば可変抵抗Rの一端、中央、他端のように、これにふさわしい尺度のタップ位置座標として読みかえられるべきである。
会話が自然に行われるように受信/送信モード間の切換を行う時は、タップ位置、ATT1増幅率及び/またはATT2増幅率に対応して曲線間の最も適切な組み合せが採用されるべきである。
図7は第7の実施例に基づく半二重双方向通信装置70を示すブロック図である。この実施例は図3のASP305及びDSPU310の両方を、より単純な構造で置き換える。
この実施例においてASP705は中間タップtを有する可変抵抗Rを備える。圧電トランスデューサLの一端はアースされ、一方他端は中間タップtに接続される。
可変抵抗Rの一端は第1の増幅器AMP1及び第1のアナログアッテネータATT3を経由して受信端子に直接接続される。可変抵抗Rの他端は第2の増幅器AMP2及び第2のアナログアッテネータATT4を経由して送信端子に直接接続される。可変抵抗Rの中間タップtの位置及び第1と第2のアナログアッテネータATT3及びATT4の増幅率はデジタル信号によって制御されてもよい。
DSPU710は変換器A/D1及びMPUを備える。MPUはローパスフィルタLPF1及び電力制御装置を含むVOX725を有する。VOX725は受信端子からの受信信号Rxを変換器A/D1及びローパスフィルタLPF1を経由して受信し監視する。
VOX725は受信信号の有無を確定し受信モード(イヤホンモード)に切り替えるか送信モード(マイクロホンモード)に切り替えるかの決定をする。VOX725は更にその結果により中間タップtの位置とともに第1と第2のアナログアッテネータATT3及びATT4の増幅率を制御する。
電力制御装置はあらかじめ定められた時間枠(T1)での受信信号の振幅値を平均し(例えば平方平均、絶対値平均など)信号電力を決定する。電力値は次いであらかじめ定められた基準値と比較され受信信号の有無が確定される。VOXはこの比較に基づき次の動作モードを選択する。
もし受信モードが選択されるならば、アッテネータATT3及びアッテネータATT4の増幅率はそれぞれ1の方向と0の方向へ変化し、、一方中間タップtの位置は可変抵抗Rの一端の方向に変化する。もし送信モードが選択されるならば前述の増幅率と位置は反対の方法で変化する。
図6の装置60同様、アナログアッテネータATT3、ATT4の増幅率の遷移曲線及び中間タップtの位置は、自然な状態で音声通信をなし、音声の切換が行われるよう選択され、又決定される。
図8は第8の実施例に基づく半二重双方向通信装置80を示すブロック図である。この実施例は図7のASP705を、さらに単純なASP805で置き換える。
この実施例において図7における中間タップtを有する可変抵抗RはスイッチSWによって置き換えられる。以下に述べる動作は送信モードから受信モードに切り替える場合に音声信号の重畳またはスイッチSWのスイッチングノイズを防止する。
第2のアナログアッテネータATT4の増幅率はあらかじめ定められた遷移曲線に従って1から0にまず変更される。スイッチSWは次いで送信から受信に切り替えられる。最後に第1のアナログアッテネータATT3の増幅率はあらかじめ定められた遷移曲線に従って0から1に変更される。
受信モードから送信モードに切り替える場合、前述の切り替え動作は逆の順序で行われる。スイッチSWの位置はデジタル信号処理部810の音声交換装置内の電力制御装置からのデジタル信号によって制御される。
本発明の前述の実施例1〜8において、一般的には鼓膜で拾われる音声、すなわち、空気伝播によって話し手の鼓膜の膜振動を経由して検知される話し手の音声は、話し手の口で検知される音声より、高周波領域での減衰が大きい。
例えば減衰が2000Hzで10dB程度の大きさであるのに比較しより低い周波数(約1000Hzまで)では実際的には減衰はない。それゆえ鼓膜で検知される音声は極めて低品質になる可能性があり、特に破裂音は聞き取り困難という結果をもたらす。
前述の実施例1〜6による双方向通信装置において、DSPU(デジタル信号処理部)に修正用フィルタを加えることでこの問題を解決する。すなわち図1から図6に示されるVOX125〜625の送信信号の処理経路において第2のローパスフィルタLPF2の出力は前述の修正用フィルタ(図示せず)を経由してアッテネータATT2及び電力制御装置へ送信される。前記修正用フィルタの増幅率の周波数特性は従って前述の差異をキャンセルするように設定される。(即ち、高周波領域での増幅率を、中間周波領域での増幅率よりも適切な量だけ増加する。)
また、前述の実施例7、8による双方向通信装置において、さらに若干の修正をほどこすことによってこの減衰問題を解決する。即ち、前記修正フィルタと共に、さらにA/D変換器とD/A変換器をDSPU710(又は810)に追加する。すなわち図7及び図8のアナログアッテネータATT4の出力は、直接にではなく、変換器A/D2(図示せず)、修正用フィルタ(図示せず)、変換器D/A1(図示せず)を通って最後に送信端子まで送信されて送信信号Txとなる。
図10は前述の実施例1〜9による双方向通信装置のいずれにも適用可能に設計したイヤプラグ(イヤホン)900の図であり、図10(a)は装着図、(b)は斜視図、(c)は断面図である。
イヤプラグ900はユーザの耳905の外耳道908内に挿入されぴったりフィットするニップル906を備える。ニップル906は外耳道908の形状に適合する軟らかい柔軟な物質でできた傘状のシュラウド910を備える。シュラウド910の頂点は開口部912を有しハウジング902内のアナログ信号処理部914のトランスデューサへ空気を通すことを可能とする。
ニップル906はトランスデューサ及び他のアナログ信号処理回路914を収容するイヤプラグのハウジング902の延長部904にピタッとかぶさる。デジタル信号処理部916もまたハウジング902に収容される。デジタル信号処理部916はアナログ信号処理部914に接続されており、受信信号及び送信信号を搬送するワイヤ918にも接続されている。
図10(a)〜(c)に示されるイヤプラグは前述の実施例1〜9による構成の双方向通信装置を組み込むことができる多くの可能な構成のほんの一例を表したにすぎないということに留意することが重要である。こうしたいくつかの構成はユーザの頭部の外耳道に挿入される一個のイヤプラグを備えるものであるが、一方、ユーザの頭部にバンドで保持される一対のイヤプラグを備えるヘッドセット内に双方向通信回路を実装するものであってもよい。
本発明の好適な実施例のこれまでの説明に鑑みて、当業者によって、前述の概念を組み入れた他の実施例が創作され得るのは明白である。ゆえに本発明の具現化は前述の実施例に限られるものではなく、本発明の特許請求の範囲で定義される発明の精神と範囲によって規定される、いかなるものであってもよい。
本発明の実施例1に基づく全二重双方向通信装置を示すブロック図である。 実施例2に基づく全二重双方向通信装置を示すブロック図である。 実施例3に基づく半二重双方向通信装置を示すブロック図である。 実施例4に基づく半二重双方向通信装置を示すブロック図である。 実施例5に基づく半二重双方向通信装置を示すブロック図である。 実施例6に基づく半二重双方向通信装置を示すブロック図である。 実施例7に基づく半二重双方向通信装置を示すブロック図である。 実施例8に基づく半二重双方向通信装置を示すブロック図である。 (a)は、実施例3に基づく半二重双方向通信装置のVOXにおけるアッテネータの種々の増幅率推移曲線のプロット図であり、(b)は、(a)の増幅率推移曲線を使用した感度テストの実際の結果を示す表である。 実施例10に基づく、実施例1〜9の全二重又は半二重双方向通信装置のいずれにおいても適用可能なイヤプラグ(イヤホン)の一例を示し、(a)(b)(c)は各々、装着図、斜視図、断面図である。
符号の説明
105、205,305,405,505,605,705,805 アナログ信号処理部
110、210,310,410,510,610,710,810 デジタル信号処理部
115、315、415 ブリッジ回路
120、220、420、520 EC(エコーキャンセラ)
125、225、325、425、525,625,725、825 VOX(音声交換装置)
900 イヤピース
MPU マイクロプロセッサ
EC エコーキャンセラ
VOX 音声交換装置
AGC 自動増幅率コントローラ
L 圧電トランスデューサ
R1、R2、R3、R4、 抵抗(抵抗値をも示す)
R 中間タップ“t”を有する可変抵抗
C1、C2 コンデンサ(容量値をも示す)
AMP1、AMP2、AMP3 増幅器
D/A1、D/A2、D/A3 デジタルアナログD/A変換器
A/D1、A/D2 アナログデジタルA/D変換器
BUF1、BUF2 緩衝器
ADD 加算器
FIL、FIL1、FIL2 フィルタ
k−計算機 フィルタのパラメータkの計算機
k1−計算機 フィルタのパラメータk1の計算機
k2−計算機 フィルタのパラメータk2の計算機
SW1−SW5、SW スイッチ
ATT1、ATT2 アッテネータ
ATT3、ATT4 アナログアッテネータ
LPF1、LPF2 ローパスフィルタ
Rx 受信信号
Tx 送信信号

Claims (39)

  1. トランスデューサを含むブリッジ回路を備えるアナログ信号処理部(ASP)と、外部からの受信信号を入力として受信し変換して前記ASPの受信信号として出力し、前記ASPからの送信信号を入力として受信し変換して外部への送信信号として出力するデジタル信号処理部(DSPU)からなり、
    前記ASPのブリッジ回路は、少なくとも前記DSPUからの前記ASPの受信信号が接続された第1の節点と、前記ASPからの送信信号を前記デジタル信号処理部へ出力する第2の節点を備え、
    前記ASPは、前記ASPの受信信号を受信し、少なくとも特定の周波数における受信信号エコーを除去した送信信号を出力し、
    前記DSPUは、前記ASPの動作特性を測定し、前記ASPからの送信信号における受信信号エコーのうち前記ASPで除去されなかった部分を除去して出力するために、前記測定された動作特性を使用するエコーキャンセラ(EC)と、前記外部からの受信信号と前記外部への送信信号の減衰を制御する音声交換装置(VOX)を含むことを特徴とする双方向通信装置。
  2. 前記デジタル信号処理部のECは、前記アナログ信号処理部の前記測定された動作特性をシミュレートするフィルタ係数を生成するフィルタ係数計算機を備えることを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
  3. 前記デジタル信号処理部のECは、前記フィルタ係数計算機によって生成されるフィルタ係数を前記ECの受信信号に適用して出力信号を生成するフィルタと、前記フィルタの出力信号を前記ASPからの送信信号に加算する加算器と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の双方向通信装置。
  4. テスト信号を前記アナログ信号処理部に接続し前記テスト信号を使用して前記アナログ信号処理部の前記動作特性を測定するスイッチング機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
  5. 前記トランスデューサが外耳道に位置する間、前記デジタル信号処理部が前記トランスデューサの動作特性を監視することを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
  6. 前記デジタル信号処理部は前記トランスデューサの動作中に前記トランスデューサの動作特性を定期的に測定し、前記ASPからの送信信号における前記受信信号エコーを除去する機能を継続的に調整するために前記定期的な測定量を使用することを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
  7. 前記デジタル信号処理部(DSPU)の音声交換装置(VOX)が、前記外部からの受信信号と、前記アナログ信号処理部に由来する前記ECの出力(送信信号)の電力値を各々予め定められた値域に収めるように制御する、自動増幅率制御装置(AGC)であることを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
  8. 前記自動増幅率制御装置(AGC)は、前記外部からの受信信号を変換する第1のアナログデジタル(A/D)変換器と、
    前記A/D変換器により変換された受信信号をろ過する第1のローパスフィルタと、
    前記ろ過された受信信号を減衰する第1のアッテネータと、
    前記ろ過された受信信号の電力水準に従って前記第1のアッテネータによる前記ろ過された受信信号の減衰を制御する電力制御装置と、を含むことを特徴とする請求項7に記載の双方向通信装置。
  9. 前記AGCは、前記アナログ信号処理部に由来する送信信号を受信し、ろ過された送信信号を送る第2のローパスフィルタと、
    前記ろ過された送信信号を減衰する第2のアッテネータと、
    前記ろ過された送信信号の電力水準に従って前記第2のアッテネータによる前記送信信号の減衰を制御する電力制御装置と、
    前記減衰された送信信号を変換して外部への送信信号とする第2のデジタルアナログ(D/A)変換器と、をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の双方向通信装置。
  10. 前記エコーキャンセラ(EC)が、
    フィルタと、
    前記アナログ信号処理部(ASP)の受信信号を発生する第1のD/A変換器と、
    前記第1のD/A変換器の入力と前記フィルタの入力の両方に接続された出力を有する第1の緩衝器と、
    前記ASPからの送信信号が入力される第2のA/D変換器と、
    前記第2のA/D変換器の出力に接続された入力を有する第2の緩衝器と、
    ここで、前記フィルタが、前記第1のD/A変換器の入力から出発し、前記アナログ信号処理部を通過し、前記第2のA/D変換器を通過し、前記第2の緩衝器の出力で終わる信号経路にわたる伝達特性をシミュレートするよう構成され、
    前記第2の緩衝器の出力から前記フィルタの出力を減じるように構成された加算器と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
  11. 前記エコーキャンセラ(EC)は、
    前記第1の緩衝器の入力に前記音声交換装置(AGC)からの受信信号またはテスト信号発生器のテスト信号のいずれかを選択して供給するように構成された第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチがテスト信号を選択している場合に、前記第2の緩衝器の出力信号と前記第1の緩衝器からのテスト信号を処理して前記フィルタのパラメータを設定するように構成されたパラメータ計算機と、
    前記第1のスイッチに連動して、前記加算器の出力またはアース端子のいずれかを前記音声交換装置へ選択して供給するよう構成された第2のスイッチと、をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の双方向通信装置。
  12. 前記アナログ信号処理部は、
    前記ブリッジ回路の第1の節点と前記ECからの前記受信信号入力との間に接続された第1の増幅器と、
    前記ブリッジ回路の前記第2の節点とこれに対向する第3の節点の双方に接続され、前記送信信号を前記ECに出力する、第2の差動増幅器と、を含み、前記ブリッジ回路の第4の節点が接地されていることを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
  13. 前記ブリッジ回路は、
    第1の抵抗が第1のコンデンサと直列に接続され、さらにこの両方が前記トランスデューサと並列に接続されてなる第1の枝路と、
    第2の抵抗を有する第2の枝路と、
    第2のコンデンサと並列に接続された第3の抵抗を有する第3の枝路と、
    第4の抵抗を有する第4の枝路と、を備え、
    前記第1と第2、第1と第3、第2と第4、第3と第4の節点間に各々前記第2、第3、第1、第4の枝路が接続されていることを特徴とする請求項12に記載の双方向通信装置。
  14. デジタル信号処理部と、外耳に挿入されるよう設計されたトランスデューサを有するアナログ信号処理部とを含む双方向通信装置において、
    前記アナログ信号処理部を通過する信号経路をシミュレートするフィルタを前記デジタル信号処理部内に構成するステップと、
    前記デジタル信号処理部内で処理した外部からの受信信号を、前記アナログ信号処理部に印加すると共に、前記フィルタに印加し、
    前記アナログ信号処理部の出力に存在するエコー要素を実質的にキャンセルするために、前記アナログ信号処理部の出力から前記フィルタの出力を減じるステップと、を含むことを特徴とする双方向通信装置の方法。
  15. 前記アナログ信号処理部を通過する前記信号経路をシミュレートするフィルタを前記デジタル信号処理部に構成するステップは、
    テスト信号を生成するステップと、
    前記トランスデューサが前記外耳内に置かれている間、前記信号経路を通過して前記テスト信号を伝播するステップと、
    前記伝播されたテスト信号の特性に基づいて前記フィルタのパラメータを設定するステップと、を含むことを特徴とする請求項14に記載の双方向通信装置の方法。
  16. 前記テスト信号を生成するステップは、以下のいずれか一つ、すなわち、インパルス、会話中の実際の音声、自然の音声、受信音、楽音、拡散コード信号、トーン掃引信号に相当するデジタル信号から成るグループから選択されたテスト信号を生成するステップを含むことを特徴とする請求項15に記載の双方向通信装置の方法。
  17. 前記外耳の音響状態のばらつきを補正するため、あらかじめ定められた時間の後、前記フィルタを再構成するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の双方向通信装置の方法。
  18. 前記アナログ信号処理部は、
    前記ブリッジ回路の第1、第5の節点に各々接続された第1、第3の増幅器と、
    前記ブリッジ回路の第2の節点とこれに対向する第3の節点の双方に接続され、前記送信信号を前記ECに出力する第2の差動増幅器と、を含み、前記ブリッジ回路の第4の節点が接地されており、
    前記第1と第2、第5と第3、第2と第4、第3と第4の節点間に各々前記ブリッジ回路の第2、第3、第1、第4の枝路が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
  19. 前記ブリッジ回路の前記第2、第3、第1、第4の枝路は各々、第1の抵抗、第2の抵抗、前記トランスデューサ、及び第3の抵抗を有することを特徴とする請求項18に記載の双方向通信装置。
  20. 前記エコーキャンセラ(EC)は、
    第1、第2のフィルタと、
    前記アナログ信号処理部(ASP)の各々、前記第1、第3の増幅器の入力信号を発生する第1、第3のD/A変換器と、
    前記第1のD/A変換器の入力と前記第1のフィルタの入力の両方に接続された出力を有する第1の緩衝器と、
    前記ASPの第2の差動増幅器の出力信号が入力される第2のA/D変換器と、
    前記第2のA/D変換器の出力に接続された入力を有する第2の緩衝器と、
    前記第2の緩衝器の出力から前記第1のフィルタの出力を減じるように構成された加算器と、を含むことを特徴とする請求項18に記載の双方向通信装置。
  21. 前記第2のフィルタは、前記第1の緩衝器の出力節点から前記第2のフィルタを通り前記第3のD/A変換器、前記第3の増幅器から前記第2の差動増幅器に至る前記アナログ処理部を経て、前記第2のA/D変換器を通って前記第2の緩衝器の出力節点に到るまでの伝達特性が、前記第1の緩衝器の出力節点から前記第1のD/A変換器を通り、前記第1の増幅器から前記第2の差動増幅器に至る前記アナログ処理部を経て、前記第2のA/D変換器を通り前記第2の緩衝器の出力節点に到るまでの伝達特性をシミュレートするように設定され、
    前記第1のフィルタは、前記第1の緩衝器の出力節点から前記アナログ処理部を経由する二つの経路(第1の経路は前記第1のD/A変換器を出発し、第2の経路は前記第2のフィルタを経て第3のD/A変換器を出発する)を経て、二つの経路が交わる第2の差動増幅器、第2のA/D変換器を経由して、第2の緩衝器に到るまでの送信特性をシミュレートするように設定されている、
    ことを特徴とする請求項20に記載の双方向通信装置。
  22. 前記エコーキャンセラは、
    通常動作モード(以下rという)と、第1〜第3ステップ(以下、m1、m2、m3という)のテスト動作モードを備え、
    テスト信号発生器と、
    第1、第2のパラメータ計算器と、
    前記第1の緩衝器の入力として、rでは前記エコーキャンセラへの入力受信信号を供給し、テスト動作モードm1〜m3では前記テスト信号発生器からのテスト信号を供給する第1のスイッチと、
    前記エコーキャンセラからの出力として、rでは前記加算器の出力送信信号を供給し、テスト動作モードm1〜m3では接地レベルを供給する第2のスイッチと、
    前記第1のD/A変換器の入力として、r、m1、及びm3では前記第1の緩衝器の出力を供給し、m2では接地レベルを供給する第3のスイッチと、
    前記第3のD/A変換器の入力として、r及びm3では前記第2のフィルタの出力信号を供給し、m1では接地レベルを供給し、m2では前記第1の緩衝器の出力を供給する第4のスイッチと、
    前記第2のA/D変換器の出力を、rでは前記加算器の入力として供給し、m1及びm2では前記第2のパラメータ計算器の入力として供給し、m3では前記第1のパラメータ計算器の入力として供給する第5のスイッチと、をさらに含み、
    前記第2のパラメータ計算器は、m1における前記第1の緩衝器の出力と、m1、m2における第2の緩衝器の出力を記憶、処理して第2のフィルタのパラメータを計算し、
    前記第1のパラメータ計算器は、m3における前記第1の緩衝器の出力と、m3における第2の緩衝器の出力を記憶、処理して第1のフィルタのパラメータを計算する、
    ことを特徴とする請求項20に記載の双方向通信装置。
  23. デジタル信号処理部と、外耳に挿入されるよう設計されたトランスデューサを備えたアナログ信号処理部と、を含む双方向通信装置において、
    前記アナログ信号処理部は、前記トランスデューサを含む回路を通過する第1の信号経路と、前記トランスデューサを含まない回路を通過する第2の信号経路と、前記第1、第2の信号経路の出力を各々、正、負の差動入力とする差動増幅器と、を備え、
    前記デジタル信号処理部内に位置する第のフィルタを使用して、前記第1と第2の信号経路及び前記差動増幅器の伝達特性、前記差動増幅器の入力が大振幅の場合についてシミュレートする第1のステージと、
    前記デジタル信号処理部内に位置する第のフィルタを使用して、前記第1と第2の信号経路及び前記差動増幅器の伝達特性、前記差動増幅器の入力が小振幅の場合についてシミュレートする第2のステージと、
    前記アナログ信号処理部の前記出力に出現するエコー要素を実質的にキャンセルするために、前記アナログ信号処理部の前記出力から前記第1のフィルタの出力を減じる第3のステージと、を含むことを特徴とする双方向通信装置の方法。
  24. 前記第1のステージは、
    外耳道に1個のトランスデューサを設定するステップと、
    テスト信号を生成するステップと、
    前記第2の信号経路への入力はアースし、前記第1の信号経路を通過してテスト信号を伝播し、前記差動増幅器の出力から信号1を得る第1のステップと、
    前記第1の信号経路への入力はアースし、前記第2の信号経路を通過して前記テスト信号を伝播し、前記差動増幅器の出力から信号2を得て、
    前記信号1と信号2と前記テスト信号とに基づいて前記第2のフィルタのパラメータ(k2)を設定する第2のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項23に記載の双方向通信装置の方法。
  25. 前記第2のステージは、
    前記第1の信号経路と、前記パラメータ(k2)が設定された第2のフィルタ及び第2の信号経路とを通過して前記テスト信号を伝播し、前記差動増幅器の出力から出力信号を得て、
    前記出力信号と前記テスト信号とに基づいて前記第1のフィルタのパラメータ(k1)を設定する第3のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項24に記載の双方向通信装置の方法。
  26. 以下のいずれかの一つ、すなわち、インパルス、会話中の実際の音声、自然の音声、受信音、楽音、拡散コード信号、トーン掃引信号に相当するデジタル信号から成るグループから選択されたテスト信号を生成するステップを含むことを特徴とする請求項24に記載の双方向通信装置の方法。
  27. 前記外耳の音響状態の変動に対して調整がなされるように、あらかじめ定められた時間の後、前記第1のフィルタと前記第2のフィルタを再構成するステップを含むことを特徴とする請求項23に記載の双方向通信装置の方法。
  28. 前記デジタル信号処理部の音声交換装置(VOX)は、前記外部からの受信信号と前記外部への送信信号の電力値に応じて受信モードと送信モードを選択的に切り替えるように制御することを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
  29. 前記音声交換装置(VOX)は、前記外部からの受信信号を変換する第1のアナログデジタル(A/D)変換器と、
    前記第1のA/D変換器により変換された受信信号をろ過する第1のローパスフィルタと、
    前記受信信号を減衰する第1のアッテネータと、
    前記アナログ信号処理部に由来する送信信号を受信し、ろ過された送信信号を送る第2のローパスフィルタと、
    前記ろ過された送信信号を減衰する第2のアッテネータと、
    前記減衰された送信信号を変換して外部への送信信号とする第2のデジタルアナログ(D/A)変換器と、
    前記ろ過された受信信号の電力水準及び前記ろ過された送信信号の電力水準に従って、前記第1のアッテネータによる前記受信信号の減衰及び前記第2のアッテネータによる前記送信信号の減衰を制御する電力制御装置と、を含むことを特徴とする請求項28に記載の双方向通信装置。
  30. 前記電力制御装置の制御方法は、
    前記受信モードと前記送信モードが選択的に切り替わるステップにおいて、
    前記双方向通信装置の入力を用いて受信信号を監視するステップと、
    もし前記受信信号が存在すると決定されれば前記受信モードで作動するステップと、
    もし前記受信信号が存在しないと決定されれば前記送信モードで作動するステップと、を含むことを特徴とする請求項29に記載の双方向通信装置。
  31. 記電力制御装置の制御方法は、前記受信モードと前記送信モードが選択的に切り替わるステップにおいて、
    前記トランスデューサの出力を用いて送信信号を監視するステップと、
    もし前記送信信号が存在すると決定されれば前記送信モードで作動するステップと、
    もし前記送信信号が存在しないと決定されれば前記受信モードで作動するステップと、を含むことを特徴とする請求項28に記載の双方向通信装置。
  32. 前記電力制御装置の制御方法は、
    前記受信モードと前記送信モードが選択的に切り替わるステップにおいて、
    前記双方向通信装置の入力を用いて受信信号を監視するステップと、
    前記トランスデューサの出力を用いて送信信号を監視するステップと、
    もし前記受信信号のみが存在すると決定されれば前記受信モードで作動するステップと、
    もし前記送信信号のみが存在すると決定されれば前記送信モードで作動するステップと、
    前記受信信号と前記送信信号の両方が存在するかもしくは前記受信信号も前記送信信号もどちらも存在しないと決定されるならば前記受信モードまたは前記送信モードいずれかを統計的に選択するステップと、を含むことを特徴とする請求項29に記載の双方向通信装置。
  33. 前記電力制御装置の制御方法は、
    前記受信モードと前記送信モードが選択的に切り替わるステップにおいて、
    前記双方向通信装置の入力からの受信信号と前記トランスデューサの出力からの送信信号から成るグループから選択されたすくなくとも一つの信号を用いてあらかじめ定められた時間内で平均振幅値を計算するステップと、
    前記平均振幅値で計算された電力水準とあらかじめ定められた基準値とを比較し少なくとも一つの信号の有無を決定するステップと、
    前記受信信号に付随する第1のアッテネータの増幅率を下限から上限へ変化させ、送信信号に付随する第2のアッテネータの増幅率を上限から下限へ変化させて、送信モードから受信モードへ切り替えるステップと、
    前記第1のアッテネータの増幅率を上限から下限へ、第2のアッテネータの増幅率を下限から上限へ変化させて、受信モードから送信モードへ切り替えるステップと、を含むことを特徴とする請求項29に記載の双方向通信装置。
  34. 前記電力制御装置の制御方法は、
    前記送信モードから受信モードへ切り替えるステップにおいて、
    前記第1のアッテネータの増幅率はあらかじめ定められた増幅率遷移曲線に従って前記下限から前記上限方向へ漸次増加し、その場合、前記第1のアッテネータの増幅率は前記受信モードが指示されているあらかじめ定められた時間枠毎に前記上限に近付いてゆくステップと、
    前記第2のアッテネータの増幅率は前記あらかじめ定められた増幅率遷移曲線に従って前記上限から前記下限方向へ漸次減少し、その場合、前記第2のアッテネータの増幅率は前記受信モードが指示されているあらかじめ定められた時間枠毎に前記下限に近付いてゆくステップと、を含むことを特徴とする請求項33に記載の双方向通信装置。
  35. 前記電力制御装置の制御方法は、
    前記受信モードから送信モードへ切り替えるステップにおいて、
    前記第1のアッテネータの増幅率はあらかじめ定められた増幅率遷移曲線に従って前記上限から前記下限方向へ漸次減少し、その場合、前記第1のアッテネータの増幅率は前記送信モードが指示されているあらかじめ定められた時間枠毎に前記下限に近付いてゆくステップと、
    前記第2のアッテネータの増幅率は前記あらかじめ定められた増幅率遷移曲線に従って前記下限から前記上限方向へ漸次増加し、その場合、前記第2のアッテネータの増幅率は前記送信モードが指示されているあらかじめ定められた時間枠毎に前記上限に近付いてゆくステップと、を含むことを特徴とする請求項34に記載の双方向通信装置。
  36. 前記電力制御装置の制御方法は、
    前記あらかじめ定められた増幅率遷移曲線は実質的にS字型の階段形状をしており、決定単位あたりの増幅率変化は前記上限あるいは前記下限の近辺で小さく、前記上限と前記下限の間の中間範囲では大きいことを特徴とする請求項35に記載の双方向通信装置。
  37. 前記電力制御装置の制御方法は、
    前記上限と前記下限はそれぞれ1と0であることを特徴とする請求項36に記載の双方向通信装置。
  38. 前記第2のローパスフィルタと前記第2のアナログアッテネータの間に補正フィルタが置かれ、前記補正フィルタは、ユーザの鼓膜の振動を経由して検知されるユーザの音声とユーザの口を経由して検知されるユーザの音声の間の周波数特性の差をバランスさせるように構成されることを特徴とする請求項9又は29に記載の双方向通信装置。
  39. 前記トランスデューサは、音波によって引き起こされる鼓膜の振動を検知するように構成され、また鼓膜に音波を送信するように構成された圧電トランスデューサであって、イヤプラグの形状のハウジングに収容され、さらに前記デジタル信号処理部のエコーキャンセラは、鼓膜及び鼓膜に付随する外耳道の音響特性を可変モデル化するように構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の双方向通信装置。
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